JPH0424204B2 - - Google Patents
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- JPH0424204B2 JPH0424204B2 JP14401682A JP14401682A JPH0424204B2 JP H0424204 B2 JPH0424204 B2 JP H0424204B2 JP 14401682 A JP14401682 A JP 14401682A JP 14401682 A JP14401682 A JP 14401682A JP H0424204 B2 JPH0424204 B2 JP H0424204B2
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- Japan
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- veneer
- log
- roller
- raw wood
- cutting
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Landscapes
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は原木の左右端面を挾持して回転させな
がら原木全長に亘る切削刃物により幅広な薄板状
のベニヤ単板を切削するベニヤレースに係り、特
に合板製品の商品価値を左右する合板の表裏に採
用される優良単板の収量増加を可能にすると共
に、脆弱原木や割れのある低級原木の切削にも最
適なベニヤレースを提供するものである。
がら原木全長に亘る切削刃物により幅広な薄板状
のベニヤ単板を切削するベニヤレースに係り、特
に合板製品の商品価値を左右する合板の表裏に採
用される優良単板の収量増加を可能にすると共
に、脆弱原木や割れのある低級原木の切削にも最
適なベニヤレースを提供するものである。
最近の合板製造工場においては、原木事情の悪
化、あるいは合板製造コストの大半を占める原木
代金を削減して製造コストの維持を図る等、低品
質の原木丸太が使用されるようになつてきた。
化、あるいは合板製造コストの大半を占める原木
代金を削減して製造コストの維持を図る等、低品
質の原木丸太が使用されるようになつてきた。
一方必然的に原材料の歩留り向上並びに作業能
率増進を図るため、ベニヤレースを用いて、低品
質の原木丸太を、高速度でしかも細径となるまで
良質の単板を切削製出せしめることの要請も強く
なつてきている。
率増進を図るため、ベニヤレースを用いて、低品
質の原木丸太を、高速度でしかも細径となるまで
良質の単板を切削製出せしめることの要請も強く
なつてきている。
このため近頃では、このような点に対処して、
外周に多数の刃部を有した駆動ローラーを装着状
態の原木丸太に圧接させて原木外周から回転駆動
力を供給するようにしたベニヤレースの研究開発
に重点が置かれている。
外周に多数の刃部を有した駆動ローラーを装着状
態の原木丸太に圧接させて原木外周から回転駆動
力を供給するようにしたベニヤレースの研究開発
に重点が置かれている。
しかしながら、このような外周駆動形式のベニ
ヤレースでは、原木外周駆動による引掻傷や割れ
が発出し易く、該部がプレツシヤーバーにしごか
れてその上部に木屑がたまる等して、これがとき
おりプレツシヤーバーを通過して、その際ベニヤ
単板表面に損傷を与えたり、プレツシヤーバーの
加圧力を不均等にさせてベニヤ単板の品質を低下
させる惧れがあつた。例えば最近のベニヤレース
としては、第1図に図示するような突刺体付回転
ロールを多用するものが出回り能率的なベニヤ単
板切削に一応の成果を挙げているが半面、前記障
害も続出している。すなわち切削刃物2を装備し
た鉋台1と、切削刃物2の背面に単板の案内面3
を有する案内部材4を固定設置すると共に、鉋台
1の上方に配置されたプレツシヤーバーボデー5
に、原木11の前記切削刃物の刃先附近を加圧す
るプレツシヤーバー6および原木11の外周面を
突刺して原木を回転駆動する鋸歯状回転体8を設
けた構造のベニヤレースである。鋸歯状回転体8
は、その外周面に鋭利な突刺体9を有し、プレツ
シヤーバーボデー5に前記刃物2の刃先と平行に
設置された回転軸10へ軸線方向に一定間隔で複
数装着されている。一方プレツシヤーバー6は鋸
歯状回転体8の相互間において原木11の外周面
を加圧するように配置されている。このような最
近の装置においては、原木11が矢符A方向に回
転され、一方鉋台1およびプレツシヤーパーボデ
ー5は一体となつて歩送りネジ(図示省略)によ
つて、原木の1回転に対し、所定単板厚み分だけ
原木へ前進し、刃物2と、プレツシヤーバー6と
によつて、所定厚のベニヤ単板が切削製出される
のである。この切削された単板7は、鋸歯状回転
体8の突刺体9が突き刺さり、前記回転体8の回
転駆動に従つて原木11が回転され、単板7が切
削されつつ前記突刺体9が単板を刺着しながら後
方へと、単板を搬送する事になる。そしてこの種
のベニヤレースにおいては切削刃物2の上部で鋸
歯状回転体8が原木11に当接して原木を回転す
る構造である為、切削進行によつて原木11が細
径化するに伴い、原木11の外周曲率が大きくな
つて鋸歯状回転体8が原木11へ十分に突刺しな
くなり単板切削が円滑に行なわれないのであつ
た。従つてその救済策として、原木11が細くな
つても前記回転体8が十分原木に突刺させる為に
は、原木切削の最初から前記突刺体9をかなり深
く、つまり鋸歯状回転体8を原木11に強く加圧
する必要があつた。その為に、前記回転体の強大
な突刺加圧力により、原木が撓んだり又、一方原
木への前記突刺体9の刺痕が鮮やかに残存して消
滅せず、さらに切削単板7は鋸歯状回転体8の突
刺体9によつて刺着されながら搬送されるので、
原木状態において前記突刺体9が突き刺さつたま
ま単板7へと進展し、前記単板7の表面に突刺体
9が突刺したまま後方へと搬送される。その結
果、単板7はその表面からかなり深く多数の突刺
刺痕が大きく瑕疵として残存し、さらにそれらの
刺傷を起点に多数の亀裂や裂傷へと発展し、単板
品質に甚大な悪影響を及ぼしたのである。特に脆
弱なパンキー質の原木から切削される極めて強度
の低下した単板や例えば1mm以下の薄い単板を切
削搬送する場合には、前記理由により多数の裂け
目が生じ良質単板の連続切削搬出が著しく損わ
れ、特に合板製品の商品価値を左右する表裏単板
には到底使用出来ないうえ歩留まりが低下したの
である。さらにはベニヤレースの刃口前面には
(作業者の高さ附近に相当する)絶えず鋭利な丸
鋸状回転体が高速で回転し、ベニヤレースの機能
上該部を隠蔽する事は不可能であり、四六時中極
めて危険な状態を露呈しているのである。さらに
また前記鋸歯状回転体は損耗が激しく、通常作業
において、略、10日程度で機能が激減し、その都
度、新品と交換する必要があり、その交換の手間
と前記鋸歯状回転体の消耗品としてのランニング
コストも膨大である。本発明は以上の欠陥を改善
する目的でなされたもので脆い原木から硬木迄広
い範囲で円滑な単板切削が安全かつ低廉な維持費
ですむベニヤレースを提供する事を主眼としてい
る。
ヤレースでは、原木外周駆動による引掻傷や割れ
が発出し易く、該部がプレツシヤーバーにしごか
れてその上部に木屑がたまる等して、これがとき
おりプレツシヤーバーを通過して、その際ベニヤ
単板表面に損傷を与えたり、プレツシヤーバーの
加圧力を不均等にさせてベニヤ単板の品質を低下
させる惧れがあつた。例えば最近のベニヤレース
としては、第1図に図示するような突刺体付回転
ロールを多用するものが出回り能率的なベニヤ単
板切削に一応の成果を挙げているが半面、前記障
害も続出している。すなわち切削刃物2を装備し
た鉋台1と、切削刃物2の背面に単板の案内面3
を有する案内部材4を固定設置すると共に、鉋台
1の上方に配置されたプレツシヤーバーボデー5
に、原木11の前記切削刃物の刃先附近を加圧す
るプレツシヤーバー6および原木11の外周面を
突刺して原木を回転駆動する鋸歯状回転体8を設
けた構造のベニヤレースである。鋸歯状回転体8
は、その外周面に鋭利な突刺体9を有し、プレツ
シヤーバーボデー5に前記刃物2の刃先と平行に
設置された回転軸10へ軸線方向に一定間隔で複
数装着されている。一方プレツシヤーバー6は鋸
歯状回転体8の相互間において原木11の外周面
を加圧するように配置されている。このような最
近の装置においては、原木11が矢符A方向に回
転され、一方鉋台1およびプレツシヤーパーボデ
ー5は一体となつて歩送りネジ(図示省略)によ
つて、原木の1回転に対し、所定単板厚み分だけ
原木へ前進し、刃物2と、プレツシヤーバー6と
によつて、所定厚のベニヤ単板が切削製出される
のである。この切削された単板7は、鋸歯状回転
体8の突刺体9が突き刺さり、前記回転体8の回
転駆動に従つて原木11が回転され、単板7が切
削されつつ前記突刺体9が単板を刺着しながら後
方へと、単板を搬送する事になる。そしてこの種
のベニヤレースにおいては切削刃物2の上部で鋸
歯状回転体8が原木11に当接して原木を回転す
る構造である為、切削進行によつて原木11が細
径化するに伴い、原木11の外周曲率が大きくな
つて鋸歯状回転体8が原木11へ十分に突刺しな
くなり単板切削が円滑に行なわれないのであつ
た。従つてその救済策として、原木11が細くな
つても前記回転体8が十分原木に突刺させる為に
は、原木切削の最初から前記突刺体9をかなり深
く、つまり鋸歯状回転体8を原木11に強く加圧
する必要があつた。その為に、前記回転体の強大
な突刺加圧力により、原木が撓んだり又、一方原
木への前記突刺体9の刺痕が鮮やかに残存して消
滅せず、さらに切削単板7は鋸歯状回転体8の突
刺体9によつて刺着されながら搬送されるので、
原木状態において前記突刺体9が突き刺さつたま
ま単板7へと進展し、前記単板7の表面に突刺体
9が突刺したまま後方へと搬送される。その結
果、単板7はその表面からかなり深く多数の突刺
刺痕が大きく瑕疵として残存し、さらにそれらの
刺傷を起点に多数の亀裂や裂傷へと発展し、単板
品質に甚大な悪影響を及ぼしたのである。特に脆
弱なパンキー質の原木から切削される極めて強度
の低下した単板や例えば1mm以下の薄い単板を切
削搬送する場合には、前記理由により多数の裂け
目が生じ良質単板の連続切削搬出が著しく損わ
れ、特に合板製品の商品価値を左右する表裏単板
には到底使用出来ないうえ歩留まりが低下したの
である。さらにはベニヤレースの刃口前面には
(作業者の高さ附近に相当する)絶えず鋭利な丸
鋸状回転体が高速で回転し、ベニヤレースの機能
上該部を隠蔽する事は不可能であり、四六時中極
めて危険な状態を露呈しているのである。さらに
また前記鋸歯状回転体は損耗が激しく、通常作業
において、略、10日程度で機能が激減し、その都
度、新品と交換する必要があり、その交換の手間
と前記鋸歯状回転体の消耗品としてのランニング
コストも膨大である。本発明は以上の欠陥を改善
する目的でなされたもので脆い原木から硬木迄広
い範囲で円滑な単板切削が安全かつ低廉な維持費
ですむベニヤレースを提供する事を主眼としてい
る。
本発明においては前記課題を解決するに当り、
現在迄に発表された各種の切削機械および木材切
削に関する文献、資料等をあらためて念入りに再
検討した。その結果多少の変形もあるが、ベニヤ
レースとして単板切削には切削刃物の刃先き近傍
を加圧する、いわゆるプレツシヤー部材が不可欠
の要素であり、それには固定型のプレツシヤーノ
ーズバーと回転型(駆動型と従動型がある)のロ
ーラーバーがあり、両者共にその利害得失が相反
すると共に問題解決には不足している事を認識し
たのである。具体的には固定型プレツシヤーノー
ズバーは刃口における設定が切削条件の所定位置
に容易に設置可能であるが、半面、原木の全長に
及ぶ長大な加圧面積により、単板切削時の切削抵
抗の大半を該部分で担うと共に大きな負荷抵抗と
なつて出現し、その結果切削原木の破壊等、数々
の障害をもたらすのである。一方回転するローラ
ーバーの前記切削抵抗は非常に僅少で、該ローラ
ーを駆動する事により、殊のほかその抵抗を激減
出来る。然し横断面が円形のローラーバーの宿命
として、切削単板厚に対応して一定比率に定めら
れた原木への加圧位置に不測の事態を招来するの
である。
現在迄に発表された各種の切削機械および木材切
削に関する文献、資料等をあらためて念入りに再
検討した。その結果多少の変形もあるが、ベニヤ
レースとして単板切削には切削刃物の刃先き近傍
を加圧する、いわゆるプレツシヤー部材が不可欠
の要素であり、それには固定型のプレツシヤーノ
ーズバーと回転型(駆動型と従動型がある)のロ
ーラーバーがあり、両者共にその利害得失が相反
すると共に問題解決には不足している事を認識し
たのである。具体的には固定型プレツシヤーノー
ズバーは刃口における設定が切削条件の所定位置
に容易に設置可能であるが、半面、原木の全長に
及ぶ長大な加圧面積により、単板切削時の切削抵
抗の大半を該部分で担うと共に大きな負荷抵抗と
なつて出現し、その結果切削原木の破壊等、数々
の障害をもたらすのである。一方回転するローラ
ーバーの前記切削抵抗は非常に僅少で、該ローラ
ーを駆動する事により、殊のほかその抵抗を激減
出来る。然し横断面が円形のローラーバーの宿命
として、切削単板厚に対応して一定比率に定めら
れた原木への加圧位置に不測の事態を招来するの
である。
およそベニヤレースによる単板切削において
は、切削刃物の刃先端より原木の回転方向の反対
方向に大略切削単板厚の20%程度隔てた位置(正
しくは第2図において刃物先端と固定のプレツシ
ヤーバー6の先端との垂直距離)を加圧する事が
最良とされ、前記ローラーバーの直径が大きくな
る程、前記条件を満足させる事が不可能になつて
来る。つまり大径の回転するローラーバーの外周
部が前記原木の所定加圧位置に近づくにつれ、切
削刃物の裏面(すくい面)に前記ローラーバーの
下部外周面が接触する傾向となり、前記所定の加
圧位置へ到達する前に刃物の裏面に当接し、所定
位置への加圧が不可能になるのである。そして前
記条件は切削単板厚が薄くなる程厳しい条件とな
り、打開策の一環としてローラーバーを細径化せ
ざるを得ない。当然該ローラーバーが細くなる程
(直径16mm程度のローラーバーがアメリカで採用
されている)その回転数も極めて高いものとなり
軸受部の負担が増大し、特殊な潤滑方式を用いた
り、また、各種のトルブルが誘発される。また、
原木外周部とローラーバー間のスリツプ等がある
場合、該ローラーバーの回転駆動装置も大型とな
り不利である。
は、切削刃物の刃先端より原木の回転方向の反対
方向に大略切削単板厚の20%程度隔てた位置(正
しくは第2図において刃物先端と固定のプレツシ
ヤーバー6の先端との垂直距離)を加圧する事が
最良とされ、前記ローラーバーの直径が大きくな
る程、前記条件を満足させる事が不可能になつて
来る。つまり大径の回転するローラーバーの外周
部が前記原木の所定加圧位置に近づくにつれ、切
削刃物の裏面(すくい面)に前記ローラーバーの
下部外周面が接触する傾向となり、前記所定の加
圧位置へ到達する前に刃物の裏面に当接し、所定
位置への加圧が不可能になるのである。そして前
記条件は切削単板厚が薄くなる程厳しい条件とな
り、打開策の一環としてローラーバーを細径化せ
ざるを得ない。当然該ローラーバーが細くなる程
(直径16mm程度のローラーバーがアメリカで採用
されている)その回転数も極めて高いものとなり
軸受部の負担が増大し、特殊な潤滑方式を用いた
り、また、各種のトルブルが誘発される。また、
原木外周部とローラーバー間のスリツプ等がある
場合、該ローラーバーの回転駆動装置も大型とな
り不利である。
以上の各事象からローラーバーはアメリカ辺り
で切削される2.5mm程度のラフな単板は良いとし
ても日本における1.2mm前後の薄物単板切削に向
かないと云つた定説が常識とされる所以であり、
事実日本の合板工場におけるローラーバー採用は
皆無である。さりとて固定のプレツシヤーノーズ
バーに比し、切削抵抗は際立つて抵減できるし、
また刃口の刃詰まりも解消の可能性を秘めて捨て
難い長所となつている。そこで一つのステツプと
して、固定型のプレツシヤーノーズバーと、回転
するローラーバーを略半々にして交互に配列して
テストを繰り返したが、その結果は切削された単
板の全幅に対し固定型のプレツシヤーノーズバー
と、回転するローラーバーの加圧効果の差による
厚みの過、不足が随所に点在し、到底単板製品と
はなり得べくもなかつたのである。以上一例であ
るが、本発明は前述の両者の長所に着目し前記せ
る研究開発を重ねた代償として前記固定型のプレ
ツシヤーノーズバーと、回転型ローラーバーの
各々の利点のみを引き出すと共に各々の欠点を補
つて、完成されたものである。
で切削される2.5mm程度のラフな単板は良いとし
ても日本における1.2mm前後の薄物単板切削に向
かないと云つた定説が常識とされる所以であり、
事実日本の合板工場におけるローラーバー採用は
皆無である。さりとて固定のプレツシヤーノーズ
バーに比し、切削抵抗は際立つて抵減できるし、
また刃口の刃詰まりも解消の可能性を秘めて捨て
難い長所となつている。そこで一つのステツプと
して、固定型のプレツシヤーノーズバーと、回転
するローラーバーを略半々にして交互に配列して
テストを繰り返したが、その結果は切削された単
板の全幅に対し固定型のプレツシヤーノーズバー
と、回転するローラーバーの加圧効果の差による
厚みの過、不足が随所に点在し、到底単板製品と
はなり得べくもなかつたのである。以上一例であ
るが、本発明は前述の両者の長所に着目し前記せ
る研究開発を重ねた代償として前記固定型のプレ
ツシヤーノーズバーと、回転型ローラーバーの
各々の利点のみを引き出すと共に各々の欠点を補
つて、完成されたものである。
本発明は、この目的達成の為に切削刃物を有し
原木に向つて進退可能に装置された鉋台と、切削
刃物と平行に装着されたプレツシヤーバーを有し
鉋台と一体となつて進退可能に装架されたプレツ
シヤーバーボデーとを備えた公知のベニヤレース
において、加圧緩衝機構を備えると共に、切削さ
れる原木の外周速度より早い周速で回転駆動され
る、外周面が平担なローラーデイスクがプレツシ
ヤーバーボデーに配備された事を特徴とするもの
である。
原木に向つて進退可能に装置された鉋台と、切削
刃物と平行に装着されたプレツシヤーバーを有し
鉋台と一体となつて進退可能に装架されたプレツ
シヤーバーボデーとを備えた公知のベニヤレース
において、加圧緩衝機構を備えると共に、切削さ
れる原木の外周速度より早い周速で回転駆動され
る、外周面が平担なローラーデイスクがプレツシ
ヤーバーボデーに配備された事を特徴とするもの
である。
以下一実施例を図面を参照して説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す側断面図、第
3図は正面図である。同図において原木11はそ
の左右端面を挾持されて矢符A方向に回転され
る。また鉋台1とプレツシヤーバーボデー5は
各々上下に組みとなつて一体にその左右端面を挾
持され、原木11に対し例えば送りネジ(図示省
略)により、急速接近、または離間するように構
成され、ベニヤ単板切削時においては、原木11
の1回転に対し、所定の切削単板厚み分だけ原木
に前進するようになつている。第2図の1は鉋台
であり断面が略三角形に形成され刃物2が刃押え
2′により鉋台1の原木11に面する側に刃先き
を上にして緊締保持されている。鉋台1の前記刃
物2と接する面には、不銹鋼等の材質による口金
4が取付けられている。そしてこの口金4の頂部
には、原木11から切削されて製出する単板Pの
通路となる円弧状または傾斜した単板案内面3が
形成されている。4′は前記口金4の単板搬出方
向の下手側に隣接して配置され、口金4と同様
に、その頂部に単板案内面3′が形成された補助
口金である。なおこの補助口金は前記口金4と一
体に構成しても良いが該部分の損耗が多く、口金
4と別個に配置した方が保守等の点でも有利であ
る。また口金4,4′の頂部の案内面3,3′は刃
物2の刃先きより僅か後退した位置附近を始端と
して、後述するローラーデイスク8の外周円に類
似した円弧状に形成されたり、または前記ローラ
ーデイスクの垂直中心線の下部外周面近傍に漸次
接近する傾斜面等に形成される。さらに口金4,
4′は鉋台1の全幅(原木11の長さ方向)に亘
る一体物に構成されるほか、複数の分割型または
口金4,4′の鉋台の幅方向の中間部を適宜割愛
して分割型の複数個として配設する。また他の実
施例としては前記口金の案内面にローラー等を配
置し、単板搬送の円滑さを増すものもある。なお
比較的良質な原木からの単板切削には、前記口金
頂部の単板案内面としての配慮は不要となり、刃
物先端近傍から鉋台1の単板搬送路となる背部傾
斜面にかけて単純な直線的斜面に構成しても良
い。一方鉋台1の上方にはプレツシヤーバーボデ
ー5が装架されており、前記するように、鉋台1
と共に、その左右端面を一体に挾持されて原木1
1に対し進退可能に構成されている。そしてプレ
ツシヤーバーボデー5の原木に面する側は傾斜面
5″となつており、この傾斜面5″には原木11の
外周面を押圧可能な、第3図に図示するような小
幅の傾斜型のプレツシヤーバー6が複数、配列さ
れている。なおこの傾斜型のプレツシヤーバー6
は全体を、またはその複数個を一体物に構成し
て、第3図に図示する各々分割された固定プレツ
シヤーバー6の相互間の間隙部に該当する部分を
適宜切欠いて用いても良い。
3図は正面図である。同図において原木11はそ
の左右端面を挾持されて矢符A方向に回転され
る。また鉋台1とプレツシヤーバーボデー5は
各々上下に組みとなつて一体にその左右端面を挾
持され、原木11に対し例えば送りネジ(図示省
略)により、急速接近、または離間するように構
成され、ベニヤ単板切削時においては、原木11
の1回転に対し、所定の切削単板厚み分だけ原木
に前進するようになつている。第2図の1は鉋台
であり断面が略三角形に形成され刃物2が刃押え
2′により鉋台1の原木11に面する側に刃先き
を上にして緊締保持されている。鉋台1の前記刃
物2と接する面には、不銹鋼等の材質による口金
4が取付けられている。そしてこの口金4の頂部
には、原木11から切削されて製出する単板Pの
通路となる円弧状または傾斜した単板案内面3が
形成されている。4′は前記口金4の単板搬出方
向の下手側に隣接して配置され、口金4と同様
に、その頂部に単板案内面3′が形成された補助
口金である。なおこの補助口金は前記口金4と一
体に構成しても良いが該部分の損耗が多く、口金
4と別個に配置した方が保守等の点でも有利であ
る。また口金4,4′の頂部の案内面3,3′は刃
物2の刃先きより僅か後退した位置附近を始端と
して、後述するローラーデイスク8の外周円に類
似した円弧状に形成されたり、または前記ローラ
ーデイスクの垂直中心線の下部外周面近傍に漸次
接近する傾斜面等に形成される。さらに口金4,
4′は鉋台1の全幅(原木11の長さ方向)に亘
る一体物に構成されるほか、複数の分割型または
口金4,4′の鉋台の幅方向の中間部を適宜割愛
して分割型の複数個として配設する。また他の実
施例としては前記口金の案内面にローラー等を配
置し、単板搬送の円滑さを増すものもある。なお
比較的良質な原木からの単板切削には、前記口金
頂部の単板案内面としての配慮は不要となり、刃
物先端近傍から鉋台1の単板搬送路となる背部傾
斜面にかけて単純な直線的斜面に構成しても良
い。一方鉋台1の上方にはプレツシヤーバーボデ
ー5が装架されており、前記するように、鉋台1
と共に、その左右端面を一体に挾持されて原木1
1に対し進退可能に構成されている。そしてプレ
ツシヤーバーボデー5の原木に面する側は傾斜面
5″となつており、この傾斜面5″には原木11の
外周面を押圧可能な、第3図に図示するような小
幅の傾斜型のプレツシヤーバー6が複数、配列さ
れている。なおこの傾斜型のプレツシヤーバー6
は全体を、またはその複数個を一体物に構成し
て、第3図に図示する各々分割された固定プレツ
シヤーバー6の相互間の間隙部に該当する部分を
適宜切欠いて用いても良い。
プレツシヤーバーボデーの傾斜面5″の斜面の
中間地点には高さ調節機構6′(図示を一部省略)
が配置されている。この調節機構6′には調節ネ
ジ6″が挿通され、その下側先端部が固定プレツ
シヤーバー6と連結されており、該部調節により
プレツシヤーバー6の下側先端部の原木11への
加圧位置を昇降させて加減するようになつてい
る。固定プレツシヤーバー6による原木への加圧
はベニヤ単板切削時の先割れを防ぐと共に単板厚
さを正しく規整し、単板の剥き肌を効果的に整え
るもので固定プレツシヤーバー6の先端部と刃物
2の刃先端部とにより形成される切削単板製出部
を刃口と称している。
中間地点には高さ調節機構6′(図示を一部省略)
が配置されている。この調節機構6′には調節ネ
ジ6″が挿通され、その下側先端部が固定プレツ
シヤーバー6と連結されており、該部調節により
プレツシヤーバー6の下側先端部の原木11への
加圧位置を昇降させて加減するようになつてい
る。固定プレツシヤーバー6による原木への加圧
はベニヤ単板切削時の先割れを防ぐと共に単板厚
さを正しく規整し、単板の剥き肌を効果的に整え
るもので固定プレツシヤーバー6の先端部と刃物
2の刃先端部とにより形成される切削単板製出部
を刃口と称している。
プレツシヤーバーボデー5には、前記刃口近傍
に刃物2と平行に回転軸10が軸架されている。
そして回転軸10には複数の、外周面が平担な薄
肉円板状のローラーデイスク8が複数個、串型に
連設軸装されている。前記ローラーデイスク8の
配列は、第3図に図示するように、固定プレツシ
ヤーバー6の分割されて配置された相互間に、ま
たは、一体物に構成された場合の固定プレツシヤ
ーバーの切欠き部に配設されているが、プレツシ
ヤーバーボデー5の全幅(原木11の長さ方向)
に平均的に配置されるほか、適宜その中間部また
は両端部を省略して配設する場合もある。さらに
罫引ナイフ(切削単板の幅決めをする)近傍を密
に配置する事もある。この回転軸10は通常第2
図に示すようにスプライン軸に構成され、チエー
ン等の巻掛伝導機構(図示省略)を介して、例え
ばプレツシヤーバーボデー5の上部に固定設置さ
れた変速電動機(図示省略)とテンシヨン装置等
により構成された駆動機構により、矢符B方向に
回転駆動されるのである。第4図は、刃口附近
と、プレツシヤーバーボデーの側断面図であり、
本発明の要部であるローラーデイスクの加圧緩衝
機構の詳細図である。例えば前記回転軸10を支
承する軸受21は、ニードルベアリング等により
軸線方向の適宜複数個所、保持され、その複数の
軸受21は軸線方向に平行に配置された連結部2
1′により一体に保持連結されている。さらに該
連結部21′の下面は適宜耐摩耗の張度を貼付し
た摺動面21″と接触し、矢符C方向に摺動可能
となつている。23は、前記連結部21′の後部
に取付けられ後方(第4図においては右方へ)に
伸びて配置された連結軸であり、通常前記軸線と
平行に配置された連結部21′の左右端末側近傍
に各々配置される。
に刃物2と平行に回転軸10が軸架されている。
そして回転軸10には複数の、外周面が平担な薄
肉円板状のローラーデイスク8が複数個、串型に
連設軸装されている。前記ローラーデイスク8の
配列は、第3図に図示するように、固定プレツシ
ヤーバー6の分割されて配置された相互間に、ま
たは、一体物に構成された場合の固定プレツシヤ
ーバーの切欠き部に配設されているが、プレツシ
ヤーバーボデー5の全幅(原木11の長さ方向)
に平均的に配置されるほか、適宜その中間部また
は両端部を省略して配設する場合もある。さらに
罫引ナイフ(切削単板の幅決めをする)近傍を密
に配置する事もある。この回転軸10は通常第2
図に示すようにスプライン軸に構成され、チエー
ン等の巻掛伝導機構(図示省略)を介して、例え
ばプレツシヤーバーボデー5の上部に固定設置さ
れた変速電動機(図示省略)とテンシヨン装置等
により構成された駆動機構により、矢符B方向に
回転駆動されるのである。第4図は、刃口附近
と、プレツシヤーバーボデーの側断面図であり、
本発明の要部であるローラーデイスクの加圧緩衝
機構の詳細図である。例えば前記回転軸10を支
承する軸受21は、ニードルベアリング等により
軸線方向の適宜複数個所、保持され、その複数の
軸受21は軸線方向に平行に配置された連結部2
1′により一体に保持連結されている。さらに該
連結部21′の下面は適宜耐摩耗の張度を貼付し
た摺動面21″と接触し、矢符C方向に摺動可能
となつている。23は、前記連結部21′の後部
に取付けられ後方(第4図においては右方へ)に
伸びて配置された連結軸であり、通常前記軸線と
平行に配置された連結部21′の左右端末側近傍
に各々配置される。
連結軸23はブツシユ28を介して取付けフラ
ンジ27′により所定位置に保持されている、取
付けフランジ27′はチユーブラー型に構成され
たプレツシヤーバーボデー5の内懐の内部取付面
12に適宜張板を介して、前記回転軸10の軸線
と直角方向に加圧緩衝機構の軸線を正確に取付け
るものである。
ンジ27′により所定位置に保持されている、取
付けフランジ27′はチユーブラー型に構成され
たプレツシヤーバーボデー5の内懐の内部取付面
12に適宜張板を介して、前記回転軸10の軸線
と直角方向に加圧緩衝機構の軸線を正確に取付け
るものである。
次に連結軸23であるが、その末端部は、キー
を介して、もしくはキーを省略してセツトボルト
によりカツプリング31に挿入連接されており、
カツプリング31の他の側は流体シリンダー33
から突出するピストンロツド32の先端部を嵌合
してセツトボルト等により連結している。
を介して、もしくはキーを省略してセツトボルト
によりカツプリング31に挿入連接されており、
カツプリング31の他の側は流体シリンダー33
から突出するピストンロツド32の先端部を嵌合
してセツトボルト等により連結している。
一方、流体シリンダー33は、ブラケツト34
に載置されると共に、前記連結軸23の軸線と正
確に直角な平面に用意されたプレツシヤーバーボ
デー5の背部取付面13に正しく固定設置され
る。前記連結軸23に連設して配置された流体シ
リンダー32、により加圧緩衝機構が構成される
のである。
に載置されると共に、前記連結軸23の軸線と正
確に直角な平面に用意されたプレツシヤーバーボ
デー5の背部取付面13に正しく固定設置され
る。前記連結軸23に連設して配置された流体シ
リンダー32、により加圧緩衝機構が構成される
のである。
第4図において加圧緩衝機構は原木11側いつ
ぱいに前進した(図においては左方の矢符F方向
へ移動した状態)状態を図示している。この状態
から右方へ後退する場合は、流体シリンダー33
の図示の左側のシリンダーヘツド35側から圧力
流体が流入され、ピストン36は矢符E方向へ移
動する。従つてピストンロツド32に連結された
カツプリング31、および連結軸23も図の右方
へ移動する。この場合連結軸23の外周面はブツ
シユ28間を摺擦しながら移動する事になる。
ぱいに前進した(図においては左方の矢符F方向
へ移動した状態)状態を図示している。この状態
から右方へ後退する場合は、流体シリンダー33
の図示の左側のシリンダーヘツド35側から圧力
流体が流入され、ピストン36は矢符E方向へ移
動する。従つてピストンロツド32に連結された
カツプリング31、および連結軸23も図の右方
へ移動する。この場合連結軸23の外周面はブツ
シユ28間を摺擦しながら移動する事になる。
次に流体シリンダー33に供給される流体圧で
あるが、一般的に油圧装置が多用される。そして
任意に例えば押釦スイツチ操作により電磁弁等を
介して前記シリンダー33に圧力流体を導入し、
適宜矢符EないしF方向に加圧されるように構成
されるのである。
あるが、一般的に油圧装置が多用される。そして
任意に例えば押釦スイツチ操作により電磁弁等を
介して前記シリンダー33に圧力流体を導入し、
適宜矢符EないしF方向に加圧されるように構成
されるのである。
また前記加圧緩衝機構の流体シリンダーはロー
ラーデイスクの中央部1個所のみ配置したり、左
右に各別に配置する事も可能である。
ラーデイスクの中央部1個所のみ配置したり、左
右に各別に配置する事も可能である。
第4図においてプレツシヤーバーボデー5の前
面部5′は側断面が略三角形の着脱可能に構成さ
れており、前記軸受21、連結部21′等を原木
切削側において掩蔽するようになつている、14
は前記プレツシヤーバーボデー前面部5′の取付
ボルト孔である。
面部5′は側断面が略三角形の着脱可能に構成さ
れており、前記軸受21、連結部21′等を原木
切削側において掩蔽するようになつている、14
は前記プレツシヤーバーボデー前面部5′の取付
ボルト孔である。
以上の構成において、本発明の実施態様と作用
効果を詳述すると、複数のローラーデイスク8
は、その外周面が平担で原木11の回転外周速度
より早い外周速度で駆動されると共に加圧緩衝機
構30により常時適切な加圧力で原木11に当接
している。従つて、ローラーデイスク8の略水平
方向または水平方向の原木への加圧力と、原木の
外周速度より早い前記ローラーデイスクの原木の
接線方向への回転駆動力とが重畳してはたらき、
その合力が原木11を斜め下方へと押圧する作用
力となつて現出し、その結果ベニヤレースにおけ
る原木切削に必然的に生ずる、切削刃物による単
板切削の逆方向への原木の撓みの防止と、スピン
ドルによる左右木口端面を挾持して回転される原
木の軸線方向の中央部が刃物2から離れて挫屈を
起す、いわゆるベンデイングの防止に際立つた効
果を発揮する事になる。さらにベニヤレースにお
ける単板切削においては、原木に刃物が喰い込み
勝手になり、原木がプレツシヤーバー側に寄つて
来て、固定プレツシヤーバーの摩擦抵抗が増大す
る現象が生ずるが、この実施例のように、固定プ
レツシヤーバー6の原木押圧位置より原木の回転
方向の若干上手の位置において、複数のローラー
デイスク8により原木外周面を加圧回転すること
により、前記する固定プレツシヤーバーの抵抗が
増大することを未然に防ぐことができる。次に割
れのある原木の従来型ベニヤレースにおける単板
切削態様を順を追つて図示すると第5図のA〜D
のようになる。つまり原木11に存在する水割
れ、干割れ等の割れR部の切削状態は割れの始端
部Mが切削抵抗によつて刃物2から外れた形で割
れ部分Rへと逃避してしまう。またN部も急激な
瞬間的な切削荷重に耐えられず原木の外周方向へ
遠ざかるように逃げてしまうのである。この現象
は刃物2の切れ味が低下する程顕著に表れる。そ
の結果該部N、M部は、次第に瘤状に発達して取
り残され(該部以外の原木外周部は漸次刃物によ
り剥き削られて細径化していく)しまいには、そ
の瘤部分が刃口に衝突してD図のごとく、原木の
裂砕に迄到達する事になる。これに対し本発明に
よるローラーデイスク8は、原木外周面を押圧す
る固定プレツシヤーバー6の押圧点より原木の回
転方向の僅か上手の原木外周面を適切な加圧力で
緩衝作用を保持しながら、かつ、原木11の外周
速度より早い外周速度で回転駆動するため、該ロ
ーラーデイスクにより前記割れの始端部N,M部
を刃口にいきおいよく押し込む働きをし、刃物に
よる単板切削を否応なく完遂せしむるのである。
当然第5図Dに図示する原木の破断もあり得ない
のである。
効果を詳述すると、複数のローラーデイスク8
は、その外周面が平担で原木11の回転外周速度
より早い外周速度で駆動されると共に加圧緩衝機
構30により常時適切な加圧力で原木11に当接
している。従つて、ローラーデイスク8の略水平
方向または水平方向の原木への加圧力と、原木の
外周速度より早い前記ローラーデイスクの原木の
接線方向への回転駆動力とが重畳してはたらき、
その合力が原木11を斜め下方へと押圧する作用
力となつて現出し、その結果ベニヤレースにおけ
る原木切削に必然的に生ずる、切削刃物による単
板切削の逆方向への原木の撓みの防止と、スピン
ドルによる左右木口端面を挾持して回転される原
木の軸線方向の中央部が刃物2から離れて挫屈を
起す、いわゆるベンデイングの防止に際立つた効
果を発揮する事になる。さらにベニヤレースにお
ける単板切削においては、原木に刃物が喰い込み
勝手になり、原木がプレツシヤーバー側に寄つて
来て、固定プレツシヤーバーの摩擦抵抗が増大す
る現象が生ずるが、この実施例のように、固定プ
レツシヤーバー6の原木押圧位置より原木の回転
方向の若干上手の位置において、複数のローラー
デイスク8により原木外周面を加圧回転すること
により、前記する固定プレツシヤーバーの抵抗が
増大することを未然に防ぐことができる。次に割
れのある原木の従来型ベニヤレースにおける単板
切削態様を順を追つて図示すると第5図のA〜D
のようになる。つまり原木11に存在する水割
れ、干割れ等の割れR部の切削状態は割れの始端
部Mが切削抵抗によつて刃物2から外れた形で割
れ部分Rへと逃避してしまう。またN部も急激な
瞬間的な切削荷重に耐えられず原木の外周方向へ
遠ざかるように逃げてしまうのである。この現象
は刃物2の切れ味が低下する程顕著に表れる。そ
の結果該部N、M部は、次第に瘤状に発達して取
り残され(該部以外の原木外周部は漸次刃物によ
り剥き削られて細径化していく)しまいには、そ
の瘤部分が刃口に衝突してD図のごとく、原木の
裂砕に迄到達する事になる。これに対し本発明に
よるローラーデイスク8は、原木外周面を押圧す
る固定プレツシヤーバー6の押圧点より原木の回
転方向の僅か上手の原木外周面を適切な加圧力で
緩衝作用を保持しながら、かつ、原木11の外周
速度より早い外周速度で回転駆動するため、該ロ
ーラーデイスクにより前記割れの始端部N,M部
を刃口にいきおいよく押し込む働きをし、刃物に
よる単板切削を否応なく完遂せしむるのである。
当然第5図Dに図示する原木の破断もあり得ない
のである。
なおこれらの現象は、前記する固定プレツシヤ
ーバー6の押圧点より回転方向上手の位置で、か
つ原木の外周速度より早い速度で、前記原木の割
れ部分の空間に原木をつめ込むような押し込み作
用によるものであり、例えば突刺体付の回転体に
よる場合、原木に突刺する為に前記する周速差が
得られず、従つて押し込み作用も働かないのであ
る。次に、最近の突刺形駆動回転体を用いるベニ
ヤレースにおいては、その突刺体を原木に完全に
突刺しなければ、その効果も到底発現出来ないの
であり、そのためには前記突刺刃を有する回転体
の原木を挾んだ反対側に該突刺圧力を受け止める
受圧回転体機構等を設置せぬ限り、従来型ベニヤ
レースにおける弊害の轍を解除する事は出来なか
つたのである。勿論極めて鋭利な、例えば針状突
刺体等の場合、突刺加圧力は低減出来たとして
も、原木の回転力授受に不適であつたり、また突
刺体の損耗等の利害相反する関係により、極めて
解決困難な課題であつた。
ーバー6の押圧点より回転方向上手の位置で、か
つ原木の外周速度より早い速度で、前記原木の割
れ部分の空間に原木をつめ込むような押し込み作
用によるものであり、例えば突刺体付の回転体に
よる場合、原木に突刺する為に前記する周速差が
得られず、従つて押し込み作用も働かないのであ
る。次に、最近の突刺形駆動回転体を用いるベニ
ヤレースにおいては、その突刺体を原木に完全に
突刺しなければ、その効果も到底発現出来ないの
であり、そのためには前記突刺刃を有する回転体
の原木を挾んだ反対側に該突刺圧力を受け止める
受圧回転体機構等を設置せぬ限り、従来型ベニヤ
レースにおける弊害の轍を解除する事は出来なか
つたのである。勿論極めて鋭利な、例えば針状突
刺体等の場合、突刺加圧力は低減出来たとして
も、原木の回転力授受に不適であつたり、また突
刺体の損耗等の利害相反する関係により、極めて
解決困難な課題であつた。
本発明は前述のごとく特に前記割れ原木におい
ても威力を発揮し得たのである。さらに前記せる
突刺加圧による強大な加圧力が不要の為、切削が
進行して原木11が細径となつても前記加圧力に
より原木が撓む惧れがなく最終的に原木の左右端
面を把持しているスピンドル径迄確実に切削が出
来るようになつた。また原木の一部分が風化して
極めて軟弱な部分を含む原木(一般的にカステラ
材と称される)切削において、前記突刺回転体の
ベニヤレースにおいては、広幅の薄い単板に切削
する際、前記風化した軟弱部分がバラバラに、も
しくは粉々に粉砕されて、先ず最初に刃口にまつ
わりついて刃口を閉塞させて以後の単板切削を中
断させたり、または切削単板の搬送過程におい
て、異物として次段の工程に障害を惹き起す等の
欠点が発生する。然しながら本発明においては、
前記風化した軟弱部位も通常のベニヤ単板同様切
削製出するのであり、これはベニヤ単板自身を刺
傷しない事に起因するものである。なお必要に応
じて加圧緩衝機構30により前記ローラーデイス
ク8を原木11の外周面から完全に離間させて、
従来のベニヤレースと全く同じように単板切削を
行う事も出来る。極めて良質の原木を切削する場
合に採用される使い方であるが、プレツシヤーバ
ーとして分割された、もしくは部分的に切欠き部
のある傾斜型の固定プレツシヤーバー6による原
木加圧切削において従来型ベニヤレースから切削
製出されるベニヤ単板のそれと全く遜色はなかつ
たのである。なお原木からのローラーデイスク離
脱に際し急速離間を必要とする場合等流体圧によ
る加圧緩衝機構30を用いると便利である。
ても威力を発揮し得たのである。さらに前記せる
突刺加圧による強大な加圧力が不要の為、切削が
進行して原木11が細径となつても前記加圧力に
より原木が撓む惧れがなく最終的に原木の左右端
面を把持しているスピンドル径迄確実に切削が出
来るようになつた。また原木の一部分が風化して
極めて軟弱な部分を含む原木(一般的にカステラ
材と称される)切削において、前記突刺回転体の
ベニヤレースにおいては、広幅の薄い単板に切削
する際、前記風化した軟弱部分がバラバラに、も
しくは粉々に粉砕されて、先ず最初に刃口にまつ
わりついて刃口を閉塞させて以後の単板切削を中
断させたり、または切削単板の搬送過程におい
て、異物として次段の工程に障害を惹き起す等の
欠点が発生する。然しながら本発明においては、
前記風化した軟弱部位も通常のベニヤ単板同様切
削製出するのであり、これはベニヤ単板自身を刺
傷しない事に起因するものである。なお必要に応
じて加圧緩衝機構30により前記ローラーデイス
ク8を原木11の外周面から完全に離間させて、
従来のベニヤレースと全く同じように単板切削を
行う事も出来る。極めて良質の原木を切削する場
合に採用される使い方であるが、プレツシヤーバ
ーとして分割された、もしくは部分的に切欠き部
のある傾斜型の固定プレツシヤーバー6による原
木加圧切削において従来型ベニヤレースから切削
製出されるベニヤ単板のそれと全く遜色はなかつ
たのである。なお原木からのローラーデイスク離
脱に際し急速離間を必要とする場合等流体圧によ
る加圧緩衝機構30を用いると便利である。
また前記ローラーデイスクの外周速度は一般的
に2〜20%の範囲で、原木外周速度より早い速度
で回転させると良い。なお前述の加圧緩衝機構に
よりローラーデイスクの加圧力を増加した場合、
原木の各種性状にもよるが原木周速より1〜25%
の広範囲に増速設定する事もある。
に2〜20%の範囲で、原木外周速度より早い速度
で回転させると良い。なお前述の加圧緩衝機構に
よりローラーデイスクの加圧力を増加した場合、
原木の各種性状にもよるが原木周速より1〜25%
の広範囲に増速設定する事もある。
また丹念な各種テストの繰り返しにより原木外
周面を押圧する固定プレツシヤーバー6の原木の
軸線方向におけるトータル幅と、本発明に係るロ
ーラーデイスク8のトータル幅との割合は、略
10:1前後に設定するのが最良であり、前記比率
が7:3程度迄実用上問題がない事を把握したの
であり実際には10:0.5〜3の範囲が良い。また
前記薄肉円板状のローラーデイスク8に放射状の
スリツト等を穿設すると前述した各効果も若干増
加する。以上なんと云つても全く単純な薄肉円板
状のローラーデイスクによつて要部が構成されて
おり、前記円板状の外周面が可成り磨耗したとし
ても、その摩耗状態が平均的である限り、前記ロ
ーラーデイスクの回転駆動速度を増加する事によ
り、いとも簡単にその機能を低下させる事なく前
記各効果を発現出来るのであり、極めて経済的で
ある。以上本発明の他の実施例として、流体シリ
ンダーに替えてスプリング、カム等の合成機構に
置換する等も簡単な設計変更で可能である。以上
本発明による効果を列挙すると、次の諸点にな
る。
周面を押圧する固定プレツシヤーバー6の原木の
軸線方向におけるトータル幅と、本発明に係るロ
ーラーデイスク8のトータル幅との割合は、略
10:1前後に設定するのが最良であり、前記比率
が7:3程度迄実用上問題がない事を把握したの
であり実際には10:0.5〜3の範囲が良い。また
前記薄肉円板状のローラーデイスク8に放射状の
スリツト等を穿設すると前述した各効果も若干増
加する。以上なんと云つても全く単純な薄肉円板
状のローラーデイスクによつて要部が構成されて
おり、前記円板状の外周面が可成り磨耗したとし
ても、その摩耗状態が平均的である限り、前記ロ
ーラーデイスクの回転駆動速度を増加する事によ
り、いとも簡単にその機能を低下させる事なく前
記各効果を発現出来るのであり、極めて経済的で
ある。以上本発明の他の実施例として、流体シリ
ンダーに替えてスプリング、カム等の合成機構に
置換する等も簡単な設計変更で可能である。以上
本発明による効果を列挙すると、次の諸点にな
る。
1 突刺痕跡のない良質単板を歩留り良く得られ
る。
る。
2 割れ、腐れ等の各種欠点を有する低級原木か
らの単板収量が増大する。
らの単板収量が増大する。
3 ベニヤレースの刃口詰りが皆無となり、稼動
率が向上する。
率が向上する。
4 突刺回転体等がなく、安全作業が確保でき
る。
る。
5 突刺回転体のような交換部品がない。従つて
部品交換の手間も不要となり、メンテナンスフ
リーとなつた。
部品交換の手間も不要となり、メンテナンスフ
リーとなつた。
6 ローラーデイスクは可成り摩耗しても運転が
続行され、消耗度合いも僅少、従つてランニン
グコストも大幅に軽減できる。
続行され、消耗度合いも僅少、従つてランニン
グコストも大幅に軽減できる。
7 必要に応じ、ローラーデイスクを後退させ
て、従来型ベニヤレースとして使用できる。従
つて一人二役の多目的ベニヤレースとして廉価
な設備費が期待できる。
て、従来型ベニヤレースとして使用できる。従
つて一人二役の多目的ベニヤレースとして廉価
な設備費が期待できる。
以上説明したように本発明に係るベニヤレース
によれば焦眉の急とされる省力、省資源も簡単に
解決可能となり斯界に大きく貢献するものであ
る。
によれば焦眉の急とされる省力、省資源も簡単に
解決可能となり斯界に大きく貢献するものであ
る。
第1図は従来型ベニヤレースの側面図、第2図
は本発明に係る一実施例の側断面図、第3図は部
分正面図、第4図は加圧緩衝機構の詳細側断面
図、第5図は従来型レースによる割れ原木の切削
態様図である。 1……鉋台、2……刃物、2′……刃押え、4
……口金、5……プレツシヤーバーボデー、6…
…固定プレツシヤーバー、8……ローラーデイス
ク、10……回転軸、11……原木、30……加
圧緩衝機構、32……ピストンロツド、33……
流体シリンダ、34……ブラケツト。
は本発明に係る一実施例の側断面図、第3図は部
分正面図、第4図は加圧緩衝機構の詳細側断面
図、第5図は従来型レースによる割れ原木の切削
態様図である。 1……鉋台、2……刃物、2′……刃押え、4
……口金、5……プレツシヤーバーボデー、6…
…固定プレツシヤーバー、8……ローラーデイス
ク、10……回転軸、11……原木、30……加
圧緩衝機構、32……ピストンロツド、33……
流体シリンダ、34……ブラケツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 原木から単板を切削する刃物と、複数の固定
プレツシヤーバーと、前記各固定プレツシヤーバ
ー間の間隙に外周が切削される原木と切削された
単板の両方に接触可能な位置に配置された外周面
が平坦な複数の円板状のローラーデイスクと、前
記ローラーデイスクを原木外周速度より速い外周
速度で回転させる駆動機構と、前記ローラーデイ
スクを原木に当接させる加圧緩衝機構とを備えた
ことを特徴とするベニヤレース。 2 ローラーデイスクを回転する駆動機構は変速
可能に構成されたことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載のベニヤレース。 3 ローラーデイスクを原木に当接させる加圧緩
衝機構は流体シリンダーにより構成されたことを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
記載のベニヤレース。 4 ローラーデイスクの駆動機構は、ローラーデ
イスクの外周速度が原木外周速度より1〜25%の
範囲で増速可能に構成されたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項
に記載のベニヤレース。 5 各固定プレツシヤーバーと原木との当接面積
と、ローラーデイスクと原木との当接面積の割合
は、略10:0.5〜3.0の範囲であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか
1項に記載のベニヤレース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14401682A JPS5849203A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | ベニヤレ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14401682A JPS5849203A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | ベニヤレ−ス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5849203A JPS5849203A (ja) | 1983-03-23 |
| JPH0424204B2 true JPH0424204B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=15352357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14401682A Granted JPS5849203A (ja) | 1982-08-18 | 1982-08-18 | ベニヤレ−ス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5849203A (ja) |
-
1982
- 1982-08-18 JP JP14401682A patent/JPS5849203A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5849203A (ja) | 1983-03-23 |
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