JPH0424265B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0424265B2 JPH0424265B2 JP62051373A JP5137387A JPH0424265B2 JP H0424265 B2 JPH0424265 B2 JP H0424265B2 JP 62051373 A JP62051373 A JP 62051373A JP 5137387 A JP5137387 A JP 5137387A JP H0424265 B2 JPH0424265 B2 JP H0424265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- seal member
- way seal
- hydraulic chamber
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
A 発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明はタンデム型マスタシリンダ、特に、第
1及び第2油溜を備えたシリンダ本体と、このシ
リンダ本体のシリンダ孔に摺合されてその前端壁
との間に前部油圧室を画成する前部プランジヤ
と、この前部プランジヤとの間に後部油圧室を画
成するように前記シリンダ孔に摺合される後部プ
ランジヤと、前部プランジヤを後退方向へ付勢す
る前部戻しばねと、後部プランジヤを後退方向へ
付勢する後部戻しばねと、シリンダ本体に装着さ
れて前部プランジヤの外周面にリツプを密接させ
る前部一方向シール部材と、シリンダ本体に装着
されて後部プランジヤの外周にリツプを密接させ
る後部一方向シール部材とからなり、前部プラン
ジヤには、それが正規の後退限にあるとき前部一
方向シール部材の直後で第1油溜及び前部油圧室
間を連通する前部リリーフポートを穿設し、また
後部プランジヤには、それが正規の後退限にある
とき後部一方向シール部材の直後で第2油溜及び
後部油圧室間を連通するリリーフポートを穿設し
たマスタシリンダの改良に関する。
1及び第2油溜を備えたシリンダ本体と、このシ
リンダ本体のシリンダ孔に摺合されてその前端壁
との間に前部油圧室を画成する前部プランジヤ
と、この前部プランジヤとの間に後部油圧室を画
成するように前記シリンダ孔に摺合される後部プ
ランジヤと、前部プランジヤを後退方向へ付勢す
る前部戻しばねと、後部プランジヤを後退方向へ
付勢する後部戻しばねと、シリンダ本体に装着さ
れて前部プランジヤの外周面にリツプを密接させ
る前部一方向シール部材と、シリンダ本体に装着
されて後部プランジヤの外周にリツプを密接させ
る後部一方向シール部材とからなり、前部プラン
ジヤには、それが正規の後退限にあるとき前部一
方向シール部材の直後で第1油溜及び前部油圧室
間を連通する前部リリーフポートを穿設し、また
後部プランジヤには、それが正規の後退限にある
とき後部一方向シール部材の直後で第2油溜及び
後部油圧室間を連通するリリーフポートを穿設し
たマスタシリンダの改良に関する。
(2) 従来の技術
この種のタンデム型マスタシリンダは、例えば
特開昭58−16952号公報に開示されているように、
既に知られている。
特開昭58−16952号公報に開示されているように、
既に知られている。
(3) 発明が解決しようとする問題点
従来のタンデム型マスタシリンダでは、前部プ
ランジヤの正規の後退位置から後方への異常後退
について考慮が払われていない。即ち、万一、後
部戻しばねにへたりや破損が生じると、前部プラ
ンジヤは前部戻しばねの力により後部プランジヤ
の前端に当接するまで大きく後退することがあ
り、この場合、従来のものでは、前部プランジヤ
が前部一方向シール部材から後方へ抜け出してし
まう。こうなると、次に前部油圧室に油圧を発生
すべく前部プランジヤを急速に前進させた場合、
該プランジヤが前部一方向シール部材を再び貫通
するとき、そのリツプを先端縁で傷つけたり、そ
のシール部材をシリンダ本体から離脱させたりす
る惧れがある。
ランジヤの正規の後退位置から後方への異常後退
について考慮が払われていない。即ち、万一、後
部戻しばねにへたりや破損が生じると、前部プラ
ンジヤは前部戻しばねの力により後部プランジヤ
の前端に当接するまで大きく後退することがあ
り、この場合、従来のものでは、前部プランジヤ
が前部一方向シール部材から後方へ抜け出してし
まう。こうなると、次に前部油圧室に油圧を発生
すべく前部プランジヤを急速に前進させた場合、
該プランジヤが前部一方向シール部材を再び貫通
するとき、そのリツプを先端縁で傷つけたり、そ
のシール部材をシリンダ本体から離脱させたりす
る惧れがある。
本発明は、そのような不都合を未然に防止し得
る前記タンデム型マスタシリンダを提供すること
を目的とする。
る前記タンデム型マスタシリンダを提供すること
を目的とする。
B 発明の構成
(1) 問題点を解決するための手段
上記目的を達成するために、本発明は、前部プ
ランジヤが後部プランジヤに衝合するまで正規の
後退限より異常後退した場合でも前部プランジヤ
が前部一方向シール部材から抜け出さないよう
に、前部及び後部プランジヤが共に正規の後退限
にある状態での前部プランジヤの前部一方向シー
ル部材からの前方突出長さを、同状態での両プラ
ンジヤの相互間隔より長く設定したことを特徴と
する。
ランジヤが後部プランジヤに衝合するまで正規の
後退限より異常後退した場合でも前部プランジヤ
が前部一方向シール部材から抜け出さないよう
に、前部及び後部プランジヤが共に正規の後退限
にある状態での前部プランジヤの前部一方向シー
ル部材からの前方突出長さを、同状態での両プラ
ンジヤの相互間隔より長く設定したことを特徴と
する。
(2) 作用
上記構成によれば、前部プランジヤが正規の後
退位置から後部プランジヤの前端に当接するまで
異常後退した場合でも、前部プランジヤは前部一
方向シール部材から抜け出すことがない。したが
つて、前部一方向シール部材は常に前部プランジ
ヤとの適正な密接状態を保つことができる。
退位置から後部プランジヤの前端に当接するまで
異常後退した場合でも、前部プランジヤは前部一
方向シール部材から抜け出すことがない。したが
つて、前部一方向シール部材は常に前部プランジ
ヤとの適正な密接状態を保つことができる。
(3) 実施例
以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
明する。
第1図ないし第3図において、Mは自動車の2
系統式油圧ブレーキ用のタンデム型マスタシリン
ダで、そのシリンダ本体1は、図示しない車体に
支持される負圧ブースタBのブースタシエル2前
面に後端部を固着される。
系統式油圧ブレーキ用のタンデム型マスタシリン
ダで、そのシリンダ本体1は、図示しない車体に
支持される負圧ブースタBのブースタシエル2前
面に後端部を固着される。
シリンダ本体1の上側には補助油溜筒3が一体
に連接され、それに主油溜筒4が連結される。主
油溜筒4は上端にキヤツプ5を有し、また内部に
はキヤツプ5に支持される公知の油面レベルセン
サ6を備えている。
に連接され、それに主油溜筒4が連結される。主
油溜筒4は上端にキヤツプ5を有し、また内部に
はキヤツプ5に支持される公知の油面レベルセン
サ6を備えている。
補助油溜筒3の内部は隔壁7により第1及び第
2油溜81,82に区画され、これら油溜81,82
はそれぞれ主油溜筒4から作動油を補給される。
2油溜81,82に区画され、これら油溜81,82
はそれぞれ主油溜筒4から作動油を補給される。
第1及び第2油溜81,82はそれぞれ通孔91,
92を介してシリンダ本体1のシリンダ孔10と
連通される。シリンダ孔10は、前端を閉じた第
1孔10a、この第1孔10aより大径でその後
端に連なる第2孔10b、この第2孔10bより
大径でその後端に連なる第3孔10c、及びこの
第3孔10cより大径でその後端に連なり且つ後
端を開放した第4孔10dとからなつており、第
2孔10b及び第3孔10c間の段部に前部隔壁
カラー121が嵌合され、このカラー121の後面
に当接するスリーブ13が第3孔10c及び第4
孔10dにかけて嵌合され、このスリーブ13の
後端に当接する後部隔壁カラー122及びこのカ
ラー122の後面に当接する軸受ブツシユ14が
第4孔10dに嵌合され、そして軸受ブツシユ1
4の後面を押える環状の押えねじ15が第4孔1
0dの後端部より螺着される。
92を介してシリンダ本体1のシリンダ孔10と
連通される。シリンダ孔10は、前端を閉じた第
1孔10a、この第1孔10aより大径でその後
端に連なる第2孔10b、この第2孔10bより
大径でその後端に連なる第3孔10c、及びこの
第3孔10cより大径でその後端に連なり且つ後
端を開放した第4孔10dとからなつており、第
2孔10b及び第3孔10c間の段部に前部隔壁
カラー121が嵌合され、このカラー121の後面
に当接するスリーブ13が第3孔10c及び第4
孔10dにかけて嵌合され、このスリーブ13の
後端に当接する後部隔壁カラー122及びこのカ
ラー122の後面に当接する軸受ブツシユ14が
第4孔10dに嵌合され、そして軸受ブツシユ1
4の後面を押える環状の押えねじ15が第4孔1
0dの後端部より螺着される。
スリーブ13は、その外周面により、前部通孔
91に連なる前部環状油室111を第3孔10cに
画成し、また前記通孔92に連なる後部環状油室
112を第4孔10dに画成する。
91に連なる前部環状油室111を第3孔10cに
画成し、また前記通孔92に連なる後部環状油室
112を第4孔10dに画成する。
スリーブ13には前後一対のプランジヤ161,
162が摺動され、前部プランジヤ161と第1孔
10aの前端壁間に前部油圧室171が画成され、
両プランジヤ161,162間に後部油圧172が
画成される。これら油圧室171,172は、シリ
ンダ本体1の前、後部出力ポート181,182を
介して2系統の各ブレーキ油圧回路と連通され
る。
162が摺動され、前部プランジヤ161と第1孔
10aの前端壁間に前部油圧室171が画成され、
両プランジヤ161,162間に後部油圧172が
画成される。これら油圧室171,172は、シリ
ンダ本体1の前、後部出力ポート181,182を
介して2系統の各ブレーキ油圧回路と連通され
る。
後部プランジヤ162の後端は、後部隔壁カラ
ー122及び軸受ブツシユ14を貫通してシリン
ダ本体1の後方へ延び、さらにブースタシエル2
の前壁を貫通して負圧ブースタBの出力杆19と
連接する。
ー122及び軸受ブツシユ14を貫通してシリン
ダ本体1の後方へ延び、さらにブースタシエル2
の前壁を貫通して負圧ブースタBの出力杆19と
連接する。
この後部プランジヤ162が貫通するブースタ
シエル2の透孔20からその内部の負圧が漏洩す
るのを防止するために、後部プランジヤ162の
外周面にリツプを密接させるシール部材21がシ
リンダ本体1及びブースタシエル2間に挟持され
る。
シエル2の透孔20からその内部の負圧が漏洩す
るのを防止するために、後部プランジヤ162の
外周面にリツプを密接させるシール部材21がシ
リンダ本体1及びブースタシエル2間に挟持され
る。
後部油圧室172及び後部出力ポート182間を
連通するために、スリーブ13には、その内周面
を走る軸方向溝23、横孔24、及び外周面を走
る環状溝25が設けられる。
連通するために、スリーブ13には、その内周面
を走る軸方向溝23、横孔24、及び外周面を走
る環状溝25が設けられる。
後部プランジヤ162の外周溝26には、1つ
の切口27を持つストツパ環28が装着される。
このストツパ環28は、後部プランジヤ162の
外周面より外方へ突出する1個または複数個の突
起28aを備え、この突起28aがスリーブ13
の前記軸方向溝23に係合される。その軸方向溝
23の後端はスリーブ13と一体のストツパ壁2
9により閉じられており、このストツパ壁29に
上記突起28aが当接することにより後部プラン
ジヤ162の所定の後退限が決定される。
の切口27を持つストツパ環28が装着される。
このストツパ環28は、後部プランジヤ162の
外周面より外方へ突出する1個または複数個の突
起28aを備え、この突起28aがスリーブ13
の前記軸方向溝23に係合される。その軸方向溝
23の後端はスリーブ13と一体のストツパ壁2
9により閉じられており、このストツパ壁29に
上記突起28aが当接することにより後部プラン
ジヤ162の所定の後退限が決定される。
後部プランジヤ162の前端面には、該プラン
ジヤ162を後退方向に付勢する後部戻しばね3
02を受容する有底のばね保持孔312が設けられ
る。また、後部プランジヤ162には、ばね保持
孔312の端壁から一定長さ軸方向に突出するボ
ルト32が螺着され、このボルト32には後部戻
しばね302の前端を支承するハツト形のばね保
持筒33が一定のストローク範囲で摺動自在に連
結される。
ジヤ162を後退方向に付勢する後部戻しばね3
02を受容する有底のばね保持孔312が設けられ
る。また、後部プランジヤ162には、ばね保持
孔312の端壁から一定長さ軸方向に突出するボ
ルト32が螺着され、このボルト32には後部戻
しばね302の前端を支承するハツト形のばね保
持筒33が一定のストローク範囲で摺動自在に連
結される。
後部隔壁カラー122には後部環状油室112に
連なる放射状溝342が形成され、この溝342か
らスリーブ13の軸方向溝23への油の流れを許
容する後部一方向シール部材352が、そのリツ
プを後部プランジヤ162の外周面に密接させて
スリーブ13後端部に装着される。
連なる放射状溝342が形成され、この溝342か
らスリーブ13の軸方向溝23への油の流れを許
容する後部一方向シール部材352が、そのリツ
プを後部プランジヤ162の外周面に密接させて
スリーブ13後端部に装着される。
またスリーブ13の後端部には後部一方向シー
ル部材352の前端部を保持するリテーナ362
と、後部一方向シール部材352及び後部隔壁カ
ラー122間に挿入されるスペーサ372とが装着
される。
ル部材352の前端部を保持するリテーナ362
と、後部一方向シール部材352及び後部隔壁カ
ラー122間に挿入されるスペーサ372とが装着
される。
後部プランジヤ162には、それが所定の後退
限にあるとき、後部一方向シール部材352の直
後で放射状溝342及びばね保持孔31間を連通
する後部リリーフポート382が穿設される。
限にあるとき、後部一方向シール部材352の直
後で放射状溝342及びばね保持孔31間を連通
する後部リリーフポート382が穿設される。
また軸受ブツシユ14には後部プランジヤ16
2の外周面にリツプを密接させるシール部材392
が装着される。
2の外周面にリツプを密接させるシール部材392
が装着される。
一方、前部プランジヤ161の前端は、前部隔
壁カラー121を貫通して第1孔10aまで延び
ており、その前端面には、前部プランジヤ161
を後退方向に付勢する前部戻しばね301を受容
する有底のばね保持孔311が設けられる。前部
プランジヤ161の所定の後退限は、その後端が
伸長位置の前記ばね保持筒33に当接することに
より決定される。
壁カラー121を貫通して第1孔10aまで延び
ており、その前端面には、前部プランジヤ161
を後退方向に付勢する前部戻しばね301を受容
する有底のばね保持孔311が設けられる。前部
プランジヤ161の所定の後退限は、その後端が
伸長位置の前記ばね保持筒33に当接することに
より決定される。
この場合、前部戻しばね301は、ばね保持筒
33を所定の伸長位置に留めるように、そのセツ
ト荷重を後部戻しばね302より弱く設定される。
33を所定の伸長位置に留めるように、そのセツ
ト荷重を後部戻しばね302より弱く設定される。
前部プランジヤ161のばね保持孔311は、該
プランジヤ161が第1孔10aの前端壁に当接
するまで前進するとき、前部戻しばね311全体
を確実に収容し得るように、前方過半部311aが
拡径されている。そのような拡径は、第1図に示
すように段状にしてもよく、また第5図に示すよ
うにテーパ状にしてもよい。
プランジヤ161が第1孔10aの前端壁に当接
するまで前進するとき、前部戻しばね311全体
を確実に収容し得るように、前方過半部311aが
拡径されている。そのような拡径は、第1図に示
すように段状にしてもよく、また第5図に示すよ
うにテーパ状にしてもよい。
前部隔壁カラー121には、前部環状油室111
に連なれ放射状溝341が設けられており、この
溝341から前部油圧室171への油の流れのみを
許容する前部一方向シール部材351が、そのリ
ツプを前部プランジヤ161の外周面に密接させ
て第2孔10bに装着される。
に連なれ放射状溝341が設けられており、この
溝341から前部油圧室171への油の流れのみを
許容する前部一方向シール部材351が、そのリ
ツプを前部プランジヤ161の外周面に密接させ
て第2孔10bに装着される。
第2孔10bには、また、前部一方向シール部
材351の前端部を保持するリテーナ361と、該
シール部材351及び前部隔壁カラー121間に挿
入されるスペーサ371が装着される。
材351の前端部を保持するリテーナ361と、該
シール部材351及び前部隔壁カラー121間に挿
入されるスペーサ371が装着される。
前部プランジヤ161には、それが所定の後退
限にあるとき、放射状溝341及びばね保持孔3
11間を連通する前部リリーフポート381が穿設
される。
限にあるとき、放射状溝341及びばね保持孔3
11間を連通する前部リリーフポート381が穿設
される。
またスリーブ13の前端部には、前部プランジ
ヤ161の外周面にリツプを密接させるシール部
材391が装着される。
ヤ161の外周面にリツプを密接させるシール部
材391が装着される。
ここで、前、後部プランジヤ161,162がそ
れぞれ所定の後退位置を占めるとき、前部プラン
ジヤ161の前部一方向シール部材351からの前
方突出長さをl1、両プランジヤ161,162の間
隔をl2とすれば、 l1>l2 と設定される。
れぞれ所定の後退位置を占めるとき、前部プラン
ジヤ161の前部一方向シール部材351からの前
方突出長さをl1、両プランジヤ161,162の間
隔をl2とすれば、 l1>l2 と設定される。
次にこの実施例の作用を説明する。
いま、負圧ブースタBを作動してその出力杆1
9を前進させれば、それに押圧されて両プランジ
ヤ161,162がそれぞれ対応する戻しばね30
1,302を圧縮させながら前進する。そして、前
部プランジヤ161のリリーフポート381が前部
一方向シール部材351の前方に移行すると、前
部プランジヤ161の前進力に応じて前部油圧室
171の油圧が発生し、また後部プランジヤ162
のリリーフポート382が後部一方向シール部材
352の前方へ移行すると、後部プランジヤ162
の前進力に応じて後部油圧室172に油圧が発生
する。
9を前進させれば、それに押圧されて両プランジ
ヤ161,162がそれぞれ対応する戻しばね30
1,302を圧縮させながら前進する。そして、前
部プランジヤ161のリリーフポート381が前部
一方向シール部材351の前方に移行すると、前
部プランジヤ161の前進力に応じて前部油圧室
171の油圧が発生し、また後部プランジヤ162
のリリーフポート382が後部一方向シール部材
352の前方へ移行すると、後部プランジヤ162
の前進力に応じて後部油圧室172に油圧が発生
する。
こうして前部及び後部油圧室171,172に発
生させた油圧は対応する出力ポート181,182
から出力され、2系統の油圧ブレーキを同時に作
動させ、自動車に制動をかけることができる。
生させた油圧は対応する出力ポート181,182
から出力され、2系統の油圧ブレーキを同時に作
動させ、自動車に制動をかけることができる。
制動を解除すべく、負圧ブースタBを不作動状
態に戻せば、各プランジヤ161,162は対応す
る戻しばね301,302の反発力によりそれぞれ
所定の後退限に戻されるが、その後退過程で各油
圧室171,172が減圧すれば、対応する一方向
シール部材351,352のリツプが前後の圧力差
によりそれぞれ油圧室171,172側へ撓むた
め、第1油溜81の作動油が、通孔91、前部環状
油室111、放射状溝341、及び前部一方向シー
ル部材351のリツプの内側を通して前部油圧室
171に補給され、また第2油溜82の作動油が、
通孔92、後部環状油室112、放射状溝342、
後部一方向シール部材352のリツプの内側及び
軸方向溝23を通して後部油圧室172に補給さ
れる。
態に戻せば、各プランジヤ161,162は対応す
る戻しばね301,302の反発力によりそれぞれ
所定の後退限に戻されるが、その後退過程で各油
圧室171,172が減圧すれば、対応する一方向
シール部材351,352のリツプが前後の圧力差
によりそれぞれ油圧室171,172側へ撓むた
め、第1油溜81の作動油が、通孔91、前部環状
油室111、放射状溝341、及び前部一方向シー
ル部材351のリツプの内側を通して前部油圧室
171に補給され、また第2油溜82の作動油が、
通孔92、後部環状油室112、放射状溝342、
後部一方向シール部材352のリツプの内側及び
軸方向溝23を通して後部油圧室172に補給さ
れる。
このとき、各油圧室171,172に作動油の過
剰補給が行われると、その過剰分は、各プランジ
ヤ161,162が後退限に戻つたとき、各リリー
フポート381,382から油溜81,82側へ放出
される。
剰補給が行われると、その過剰分は、各プランジ
ヤ161,162が後退限に戻つたとき、各リリー
フポート381,382から油溜81,82側へ放出
される。
ところで、前、後部プランジヤ161,162の
後退時、後部戻しばね302がへたりや破損によ
り本来のばね機能を失つた場合を想定すると、前
部プランジヤ161は、第4図に示すように、前
部戻しばね301の力により後部プランジヤ162
の前端に当接するところまで後退する。
後退時、後部戻しばね302がへたりや破損によ
り本来のばね機能を失つた場合を想定すると、前
部プランジヤ161は、第4図に示すように、前
部戻しばね301の力により後部プランジヤ162
の前端に当接するところまで後退する。
即ち、前部プランジヤ161は正規の後退限よ
り距離l2だけ余分に後退することになるが、前部
プランジヤ161は、正規の後退限では、前部一
方向シール部材351より前方へ距離l2より大な
るl1だけ前端を突出させているので、上記のよう
な異常後退時でも、前部プランジヤ161が前部
一方向シール部材351から後方へ抜け出すこと
はなく、前部一方向シール部材351を前部プラ
ンジヤ161との適正な密接状態に維持し得る。
したがつて、前部プランジヤ161を再び前進さ
せれば、前部油圧室171に油圧を確実に発生さ
せることができる。
り距離l2だけ余分に後退することになるが、前部
プランジヤ161は、正規の後退限では、前部一
方向シール部材351より前方へ距離l2より大な
るl1だけ前端を突出させているので、上記のよう
な異常後退時でも、前部プランジヤ161が前部
一方向シール部材351から後方へ抜け出すこと
はなく、前部一方向シール部材351を前部プラ
ンジヤ161との適正な密接状態に維持し得る。
したがつて、前部プランジヤ161を再び前進さ
せれば、前部油圧室171に油圧を確実に発生さ
せることができる。
C 発明の効果
以上のように本発明によれば、前部プランジヤ
が後部プランジヤに衝合するまで正規の後退限よ
り異常後退した場合でも前部プランジヤが前部一
方向シール部材から抜け出さないように、前部及
び後部プランジヤが共に正規の後退限にある状態
での前部プランジヤの前部一方向シール部材から
の前方突出長さを、同状態での両プランジヤの相
互間隔より長く設定したので、前部プランジヤが
万一、上記のような異常後退をしても、前部プラ
ンジヤの前部一方向シール部材からの抜け出しを
確実に防止することができて、前部一方向シール
部材と前部プランジヤとの適正な密接状態が常に
保たれ、その結果、前部プランジヤの再前進時に
は前部一方向シール部材を傷つけたり定位置より
離脱させたりすることなく、前部油圧室に油圧を
確実に発生させることができる。
が後部プランジヤに衝合するまで正規の後退限よ
り異常後退した場合でも前部プランジヤが前部一
方向シール部材から抜け出さないように、前部及
び後部プランジヤが共に正規の後退限にある状態
での前部プランジヤの前部一方向シール部材から
の前方突出長さを、同状態での両プランジヤの相
互間隔より長く設定したので、前部プランジヤが
万一、上記のような異常後退をしても、前部プラ
ンジヤの前部一方向シール部材からの抜け出しを
確実に防止することができて、前部一方向シール
部材と前部プランジヤとの適正な密接状態が常に
保たれ、その結果、前部プランジヤの再前進時に
は前部一方向シール部材を傷つけたり定位置より
離脱させたりすることなく、前部油圧室に油圧を
確実に発生させることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はタンデム型マスタシリンダの縦断側面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は要部の分
解斜視図、第4図は作動説明図、第5図は第1図
の一部の変形例を示す断面図である。 M……タンデム型マスタシリンダ、1……シリ
ンダ本体、81,82……第1、第2油溜、10…
…シリンダ孔、161,162……前、後部プラン
ジヤ、171,172……前、後部油圧室、181,
182……前、後部出力ポート、301,302…
…前、後部戻しばね、351,352……前、後部
一方向シール部材、381,382……前、後部リ
リーフポート。
はタンデム型マスタシリンダの縦断側面図、第2
図は第1図の−線断面図、第3図は要部の分
解斜視図、第4図は作動説明図、第5図は第1図
の一部の変形例を示す断面図である。 M……タンデム型マスタシリンダ、1……シリ
ンダ本体、81,82……第1、第2油溜、10…
…シリンダ孔、161,162……前、後部プラン
ジヤ、171,172……前、後部油圧室、181,
182……前、後部出力ポート、301,302…
…前、後部戻しばね、351,352……前、後部
一方向シール部材、381,382……前、後部リ
リーフポート。
Claims (1)
- 1 第1及び第2油溜81,82を備えたシリンダ
本体1と、このシリンダ本体1のシリンダ孔10
に摺合されてその前端壁との間に前部油圧室17
1を画成する前部プランジヤ161と、この前部プ
ランジヤ161との間に後部油圧室172を画成す
るように前記シリンダ孔10に摺合される後部プ
ランジヤ162と、前部プランジヤ161を後退方
向へ付勢する前部戻しばね301と、後部プラン
ジヤ162を後退方向へ付勢する後部戻しばね3
02と、シリンダ本体1に装着されて前部プラン
ジヤ161の外周面にリツプを密接させる前部一
方向シール部材351と、シリンダ本体1に装着
されて後部プランジヤ162の外周にリツプを密
接させる後部一方向シール部材352とからなり、
前部プランジヤ161には、それが正規の後退限
にあるとき前部一方向シール部材351の直後で
第1油溜81及び前部油圧室171間を連通する前
部リリーフポート381を穿設し、また後部プラ
ンジヤ162には、それが正規の後退限にあると
き後部一方向シール部材352の直後で第2油溜
82及び後部油圧室172間を連通する後部リリー
フポート382を穿設した、タンデム型マスタシ
リンダにおいて、前部プランジヤ161が後部プ
ランジヤ162に衝合するまで正規の後退限より
異常後退した場合でも前部プランジヤ161が前
部一方向シール部材351から抜け出さないよう
に、前部及び後部プランジヤ161,162が共に
正規の後退限にある状態での前部プランジヤ16
1の前部一方向シール部材351からの前方突出長
さl1を、同状態での両プランジヤ161,162の
相互間隔l2より長く設定したことを特徴とする、
タンデム型マスタシリンダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62051373A JPS63219468A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | タンデム型マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62051373A JPS63219468A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | タンデム型マスタシリンダ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63219468A JPS63219468A (ja) | 1988-09-13 |
| JPH0424265B2 true JPH0424265B2 (ja) | 1992-04-24 |
Family
ID=12885138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62051373A Granted JPS63219468A (ja) | 1987-03-06 | 1987-03-06 | タンデム型マスタシリンダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63219468A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0445973Y2 (ja) * | 1988-12-27 | 1992-10-28 | ||
| JPH03148360A (ja) * | 1989-11-06 | 1991-06-25 | Nippon Air Brake Co Ltd | プランジャ型マスタシリンダ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ES8504033A1 (es) * | 1984-05-22 | 1985-04-01 | Bendiberica Sa | Perfeccionamientos en cilindros maestros tandem hidraulicos |
-
1987
- 1987-03-06 JP JP62051373A patent/JPS63219468A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63219468A (ja) | 1988-09-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0379213B2 (ja) | ||
| US6928815B2 (en) | Master cylinder having a seal retainer | |
| JPH0424265B2 (ja) | ||
| US4887517A (en) | Master cylinder with piston retainer | |
| US6467268B2 (en) | Brake master cylinder | |
| US3292371A (en) | Master cylinder and brake system incorporating same | |
| JPH0751415Y2 (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH0349087Y2 (ja) | ||
| JPH01269657A (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH0379215B2 (ja) | ||
| JP2516773B2 (ja) | タンデム型マスタシリンダ | |
| US4296604A (en) | Tandem master cylinder | |
| JP2515631Y2 (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH049698B2 (ja) | ||
| JP4078735B2 (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH0427058B2 (ja) | ||
| JPS63529Y2 (ja) | ||
| JP2002002475A (ja) | マスタシリンダ | |
| JP2542173Y2 (ja) | リリーフポート弁付マスタシリンダ | |
| JPH0442219B2 (ja) | ||
| JPH049699B2 (ja) | ||
| JP2772698B2 (ja) | タンデム型マスタシリンダ | |
| JP2515630Y2 (ja) | マスタシリンダ | |
| JPH0379214B2 (ja) | ||
| JPS63235151A (ja) | タンデム型マスタシリンダ |