JPH04246236A - 過給機付エンジンの過給圧制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの過給圧制御装置

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JPH04246236A
JPH04246236A JP3010988A JP1098891A JPH04246236A JP H04246236 A JPH04246236 A JP H04246236A JP 3010988 A JP3010988 A JP 3010988A JP 1098891 A JP1098891 A JP 1098891A JP H04246236 A JPH04246236 A JP H04246236A
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JP
Japan
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engine
valve
operating state
supercharging pressure
pressure
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Application number
JP3010988A
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Inventor
Osamu Yamashita
修 山下
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに装備された
2個のターボ過給機について、それらの作動状態をエン
ジンの運転状態に応じて制御するシーケンシャル制御を
行うものとされた過給機付エンジンの過給圧制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンにおいて、吸
気充填効率をより効果的に向上させるべく、例えば、排
気ガスが利用されて作動せしめられ、吸気通路に導入さ
れた吸入空気を過給するターボ過給機が複数個配設され
たものが知られている。このような複数個のターボ過給
機が備えられたエンジンにあっては、例えば、特開平 
2−119626号公報にも示される如くに、エンジン
本体から個別に伸びて下流側部分で合流する2系統の排
気通路に、並設配置された2個のターボ過給機の各々に
おけるタービンが夫々配されるとともに、中間部分が2
個の分岐部を形成するものとされた吸気通路における2
系統の分岐吸気通路部に、2個のターボ過給機の各々に
おけるブロアが夫々配される構成がとられ、2個のター
ボ過給機のうちの一方が、エンジン本体の作動時にその
運転状態の如何にかかわらず、そのタービンにエンジン
本体からの排気ガスが作用せしめられて過給動作状態に
おかれる1次側ターボ過給機とされるとともに、2個の
ターボ過給機のうちの他方が、エンジン本体が所定の運
転状態、例えば、吸入空気量が比較的多量とされるもと
での運転状態あるいは比較的高い回転数のもとでの運転
状態をとるものとされるときのみ、そのタービンにエン
ジン本体からの排気ガスが作用せしめられて過給動作状
態におかれる2次側ターボ過給機とされる、シーケンシ
ャル制御が行われるようになされたものが知られている
【0003】斯かるシーケンシャル制御が行われる一次
側及び2次側ターボ過給機がエンジン本体に付設された
エンジンにあっては、エンジン本体の運転状態に応じて
1次側ターボ過給機のみが作動する状態と1次側及び2
次側ターボ過給機の両者が作動する状態とがとられて、
エンジン本体に対する吸入空気の過給が、エンジン本体
側の要求に応じて効率良く行われる。
【0004】上述の如くのエンジン本体に付設された1
次側及び2次側ターボ過給機についてのシーケンシャル
制御が行われるエンジンにあっては、エンジン本体が所
定の運転状態をとるとき作動状態にされる2次側ターボ
過給機のタービンにエンジン本体からの排気ガスを作用
させる排気通路系が、通常、2次側ターボ過給機のター
ビンが配される2次側排気通路における2次側ターボ過
給機のタービンより上流側部分に2次側排気通路を開閉
する排気カット弁が配されるとともに、2次側排気通路
における排気カット弁が配された部分に対するバイパス
部を形成する排気洩らし通路が、その一方の開口端部が
2次側排気通路における2次側ターボ過給機のタービン
と排気カット弁との間となる部分に接続されて設けられ
、その排気洩らし通路にそれを開閉する排気洩らし弁が
配されて構成される。また、2次側ターボ過給機のブロ
アにより加圧された吸入空気を導出する吸気通路系が、
通常、2次側ターボ過給機のブロアが配される2次側分
岐吸気通路部における2次側ターボ過給機のブロアより
下流側部分に2次側分岐吸気通路部を開閉する吸気カッ
ト弁が配されて構成される。
【0005】そして、2次側ターボ過給機は、エンジン
本体が所定の運転状態、例えば、エンジン回転数が所定
値以上となる運転状態、あるいは、エンジン回転数は所
定値に達していないが、吸入空気量が所定値以上となる
状態にない場合には、排気洩らし弁,排気カット弁及び
吸気カット弁が、夫々、排気洩らし通路,2次側排気通
路及び2次側分岐吸気通路部を閉状態となすものとされ
て非作動状態におかれ、また、エンジン本体が所定の運
転状態をとるものとなるとき、非作動状態から、先ず、
排気洩らし弁が作動して開状態とされた排気洩らし通路
を通じて、そのタービンに比較的少量の排気ガスが作用
せしめられ、それにより、実質的な過給作用を伴うこと
なく回転駆動される予回転状態に移行し、その後、排気
カット弁が作動して開状態にされた2次側排気通路を通
じて、そのタービンに本格的に排気ガスが作用せしめら
れるとともに、吸気カット弁が作動して2次側分岐吸気
通路部が開状態とされて、有効な過給作用を伴う本格的
な作動状態に移行するものとされる。このように2次側
ターボ過給機が本格的な作動状態をとるに先立って予回
転状態を経るものとされることにより、エンジン本体の
運転状態が、1次側ターボ過給機のみが作動状態におか
れる状態から1次側及び2次側ターボ過給機が共に作動
状態におかれる状態に移行する際に、2次側ターボ過給
機の非作動状態から作動状態への急激な移行に伴って発
生するトルクショックが抑制されることになる。
【0006】また、シーケンシャル制御が行われる1次
側及び2次側ターボ過給機が備えられたエンジンにあっ
ては、その排気系に、1次側及び2次側ターボ過給機が
共に作動状態におかれる状態のもとで、1次側及び2次
側ターボ過給機の夫々におけるタービンに作用せしめら
れる排気ガスの流量を調整するウエイスト・ゲート弁が
設けられ、それが、1次側及び2次側ターボ過給機が共
に作動状態におかれるもとでのエンジン本体の吸気系に
得られる過給圧を、過大な状態とすることなく、エンジ
ン本体の運転状態に基づいて設定された目標過給圧以下
となすべく、開閉制御される。さらに、1次側ターボ過
給機のみが作動状態におかれるもとでは、排気洩らし通
路に配された排気洩らし弁が、1次側ターボ過給機にお
けるタービンに作用せしめられる排気ガスの流量を調整
し、エンジン本体の吸気系に得られる過給圧をエンジン
本体の運転状態に基づいて設定された目標過給圧以下と
なすべく、開閉制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの1次側及
び2次側ターボ過給機についてのシーケンシャル制御と
エンジン本体の吸気系に得られる過給圧についての規制
制御とが行われるエンジンにあっては、排気洩らし弁が
、2次側ターボ過給機の本格的な作動開始に伴われるト
ルクショックを抑制する役割と、1次側ターボ過給機の
みが作動状態におかれるもとでエンジン本体の吸気系に
得られる過給圧を目標過給圧以下となす役割とを果たす
ものとされることになる。
【0008】しかしながら、このような2つの役割を果
たすものとされた排気洩らし弁が備えられたエンジンに
おいて、2次側ターボ過給機が予回転状態にあるもとで
、例えば、エンジン本体における吸気充填量の急速な増
大が要求される急加速状態がとられる事態等がまねかれ
た場合には、エンジン本体の吸気系に得られる過給圧が
増大せしめられることが優先されて、排気洩らし弁が閉
状態をとるべく作動するものとされる。その結果、排気
洩らし弁を通じて2次側ターボ過給機のタービンに作用
せしめられる排気ガスの量が不足して、2次側ターボ過
給機が本格的作動前に充分な予回転を行う状態とされず
、トルクショックを伴って本格的作動を開始するものと
されてしまう虞がある。このような不都合は、車両が高
地を走行する状態、あるいは、外気温が比較的高い環境
のなかで走行する状態にあるとき等の、1次側ターボ過
給機のみが作動状態におかれるもとでエンジン本体の吸
気系に得られる過給圧が、比較的低い値をとるものとさ
れる状況において特に生じ易い。
【0009】斯かる点に鑑み、本発明は、エンジン本体
からの排気ガスが利用されて作動せしめられる第1及び
第2のターボ過給機についてのシーケンシャル制御が行
われるもとで、排気通路系に配されて、エンジン本体が
特定の運転状態にあるときのみ作動状態におかれる第2
のターボ過給機にその本格的作動に先立って予回転を行
わせるべく開状態をとるものとされる特定の開閉弁を、
エンジン本体の作動時にその運転状態の如何にかかわら
ず作動状態におかれる第1のターボ過給機のみが作動す
るもとでエンジン本体の吸気系に得られる過給圧の調整
をも行うものとなすにあたり、第2のターボ過給機が予
回転を行うべき状態にあるもとで、エンジン本体の吸気
系に得られる過給圧を増大させることが要求される事態
が生じた場合にも、第2のターボ過給機の本格的な作動
開始に伴うトルクショックを効果的に抑制することがで
きるものとされた、過給機付エンジンの過給圧制御装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
、本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装置は、
図1にその基本構成が示される如く、エンジン本体の作
動時にその運転状態の如何にかかわらず排気ガスによる
回転駆動が行われて作動状態をとる第1のターボ過給機
、及び、エンジン本体が特定の運転状態にあるときのみ
排気ガスによる回転駆動が行われて作動状態をとり、非
作動状態から作動状態に移行する際には、特定の開閉弁
が設けられた排気通路を通じた排気ガスによる予備回転
駆動が行われる予回転状態を経るものとされた第2のタ
ーボ過給機が備えられたエンジンにおいて、エンジン本
体における運転状態を検出する運転状態検出手段と、エ
ンジン本体の吸気系に得られる過給圧についての目標過
給圧を設定する目標過給圧設定手段と、第1のターボ過
給機のみの作動により得られる過給圧を、目標過給圧設
定手段により設定された目標過給圧以下となすべく、排
気通路に設けられた特定の開閉弁を開閉制御する弁制御
手段と、目標過給圧制御手段とが備えられ、目標過給圧
制御手段が、運転状態検出手段によりエンジン本体が第
2のターボ過給機が予回転状態におかれるべき運転状態
にあることが検知されたとき、目標過給圧設定手段に弁
制御手段が排気通路に設けられた特定の開閉弁に所定以
上の開度を維持させることになる規制目標過給圧を設定
する状態をとらせるものとされて、構成される。
【0011】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る過給機付
エンジンの過給圧制御装置においては、排気通路に設け
られて、第2のターボ過給機に非作動状態から作動状態
に移行するにあたって予回転状態をとらせるべく排気ガ
スを作用させるため開状態をとり、また、第1のターボ
過給機の作動によりエンジン本体の吸気系に得られる過
給圧を目標過給圧以下となすため開状態をとる特定の開
閉弁が、エンジン本体が第2のターボ過給機が予回転状
態におかれるべき運転状態にあるもとでは、エンジン本
体の吸気系における過給圧急増が要求される事態が生じ
ても、所定以上の開度を維持するものとされる。従って
、エンジン本体が第2のターボ過給機が予回転状態にお
かれるべき運転状態にあるもとでは、エンジン本体の吸
気系における過給圧急増が要求される場合にも、第2の
ターボ過給機が非作動状態から作動状態に移行するにあ
たっての予回転が充分に行われるものとされ、第2のタ
ーボ過給機の本格的作動状態がトルクショックが抑制さ
れたもとで得られることになる。
【0012】
【実施例】図2は、本発明に係る過給機付エンジンの過
給圧制御装置の一例を、それが適用された車両用ロータ
リ・エンジンと共に示す。
【0013】図2においては、2個のロータを有したロ
ータリ・エンジンであるエンジン本体1が配されており
、エンジン本体1には吸気通路2が接続されるとともに
、第1及び第2の排気通路3a及び3bが接続されてい
る。
【0014】吸気通路2は、その中間部分が第1の分岐
吸気通路部2a及び第2の分岐吸気通路部2bを形成す
るものとされていて、第1及び第2の分岐吸気通路部2
a及び2bより上流側に、エアクリーナ4及び吸入空気
量を検出するエアフローセンサ5が設けられており、ま
た、第1及び第2の分岐吸気通路部2a及び2bより下
流側に、吸入空気を冷却するインタークーラ6,ロータ
リ・エンジンが搭載された車両におけるアクセルペダル
に連動して駆動されるスロットル弁7,吸気通路2にお
けるスロットル弁7より下流側部分の圧力を検出する圧
力センサ8、及び、エアサージタンク9が順次設けられ
ている。さらに、吸気通路2の下流端部側は、2本に分
岐せしめられてエンジン本体1内に形成された2個のロ
ータ作動室に夫々接続されており、各分岐部には、燃料
噴射弁10が設けられている。
【0015】第1の排気通路3a内には、1次側ターボ
過給機11のタービン11aが配されており、また、第
2の排気通路3b内には、2次側ターボ過給機12のタ
ービン12aが配されている。1次側ターボ過給機11
のタービン11aに軸によって連結されたブロア11b
は、第1の分岐吸気通路部2a内に配されており、また
、2次側ターボ過給機12のタービン12aに軸によっ
て連結されたブロア12bは、第2の分岐吸気通路部2
b内に配されていて、1次側及び2次側ターボ過給機1
1及び12は、エンジン本体1に対して並設されている
ことになる。そして、第1及び第2の排気通路3a及び
3bは、1次側ターボ過給機11のタービン11a及び
2次側ターボ過給機12のタービン12aの夫々の下流
側で合流せしめられて、共通排気通路3cが形成されて
いる。共通排気通路3cには、排気ガス浄化機能を有し
た触媒コンバータ13及び共通排気通路3cの端部から
の排気音を低減させる消音器14が下流側に向かって順
次設けられている。
【0016】第2の排気通路3bにおける2次側ターボ
過給機12のタービン12aより上流側の部分には、第
2の排気通路3bを開閉制御する排気カット弁20が配
されている。排気カット弁20は、ダイアフラム式のア
クチュエータ19によって駆動され、排気カット弁20
により第2の排気通路3bが2次側ターボ過給機12の
タービン12aより上流側で閉状態とされるときには、
エンジン本体1からの排気ガスが2次側ターボ過給機1
2のタービン12aに供給されず、2次側ターボ過給機
12が非作動状態におかれることになる。一方、1次側
ターボ過給機11は、エンジン本体1が作動状態にある
もとでは、タービン11aに、常時、エンジン本体1か
らの排気ガスが第1の排気通路3aを通じて供給されて
、作動状態におかれるものとされる。
【0017】第2の排気通路3bにおける排気カット弁
20より上流側の部分は、接続通路21を通じて、第1
の排気通路3aにおける1次側ターボ過給機11のター
ビン11aより上流側の部分に連通している。接続通路
21は、他の接続通路22を通じて、共通排気通路3c
に連通しており、接続通路22内には、ウエイスト・ゲ
ート弁23が配されている。また、接続通路22におけ
るウエイスト・ゲート弁23より上流側の部分は、排気
洩らし通路24を通じて、第2の排気通路3bにおける
2次側ターボ過給機12のタービン12aと排気カット
弁20との間の部分に連通しており、排気洩らし通路2
4には、排気洩らし弁25が配されている。排気洩らし
弁25は、ダイアフラム式のアクチュエータ26によっ
て駆動され、アクチュエータ26の圧力室には、圧力供
給パイプ27を通じて、第1の分岐吸気通路部2aにお
ける1次側ターボ過給機11のブロア11bより下流側
の位置U1からの過給圧が供給される。
【0018】第2の分岐吸気通路部2bにおける2次側
ターボ過給機12のブロア12bより下流側における第
1の分岐吸気通路部2aと第2の分岐吸気通路部2bと
の合流位置の近傍の部分には、吸気カット弁30が配さ
れている。また、第2の分岐吸気通路部2bには、その
2次側ターボ過給機12のブロア12bが配された部分
に対するバイパスを形成するものとされた、吸気リリー
フ通路31が設けられており、吸気リリーフ通路31に
は、吸気リリーフ弁32が配されている。吸気カット弁
30は、ダイアフラム式のアクチュエータ33によって
駆動され、また、吸気リリーフ弁32は、ダイアフラム
式のアクチュエータ34によって駆動される。
【0019】吸気カット弁30を駆動するアクチュエー
タ33の一方の圧力室には、三方ソレノイド弁35の出
力ポートから伸びる圧力供給パイプ36が接続されてい
る。三方ソレノイド弁35の入力ポートの一方には、第
2の分岐吸気通路部2bの2次側ターボ過給機12のブ
ロア12bより下流側における吸気カット弁30より上
流側の位置から伸びる圧力供給パイプ38が接続されて
いる。
【0020】排気カット弁20を駆動するアクチュエー
タ19の圧力室には、三方ソレノイド弁41の出力ポー
トから伸びる圧力供給パイプ42が接続され、また、吸
気リリーフ弁32を駆動するアクチュエータ34の圧力
室には、三方ソレノイド弁43の出力ポートから伸びる
圧力供給パイプ44が接続されている。さらに、ウエイ
スト・ゲート弁23を駆動するダイアフラム式のアクチ
ュエータ45の圧力室には、入力ポートの一方が圧力供
給パイプ27の中間部分に接続された三方ソレノイド弁
46の出力ポートから伸びる圧力供給パイプ47が接続
されており、圧力供給パイプ27における第1の分岐吸
気通路部2aに接続された端部と三方ソレノイド弁46
が配された部分との間となる部分には三方ソレノイド弁
48の出力ポート及び入力ポートの一方が接続されてい
る。そして、三方ソレノイド弁46及び48の入力ポー
トの他方は、大気に開放されている。
【0021】また、三方ソレノイド弁35の入力ポート
の他方は、負圧供給パイプ51を通じて負圧タンク53
に接続されている。負圧タンク53には、吸気通路2に
おけるスロットル弁7より下流側の部分に得られる負圧
がチェック弁54を通じて供給される。また、三方ソレ
ノイド弁41の入力ポートの一方が大気に開放されると
ともに、他方が負圧供給パイプ51を通じて負圧タンク
53に接続され、さらに、三方ソレノイド弁43の入力
ポートの一方が大気に開放されるとともに、他方が負圧
供給パイプ55を通じて負圧タンク53に接続されてい
る。
【0022】三方ソレノイド弁35,41,43,46
及び48の夫々は、制御ユニット80により動作制御さ
れる。斯かる制御ユニット80には、エアフローセンサ
5からのエンジン本体1における吸入空気量をあらわす
検出出力信号SA,圧力センサ8からの吸気通路2にお
けるスロットル弁7より下流側部分に得られる過給圧を
あらわす検出出力信号SP,回転数センサ71からのエ
ンジン本体1におけるエンジン回転数をあらわす検出出
力信号SN,スロットル開度センサ72からのアクセル
ペダルの踏込量に対応する開度をとるスロットル弁7の
開度をあらわす検出出力信号ST,大気圧センサ73か
らの大気圧をあらわす検出出力信号SO、及び、走行距
離計74からのエンジン本体1が搭載された車両の走行
距離をあらわす信号SKが供給される。そして、制御ユ
ニット80は、これら各種信号に基づいて、制御パルス
信号E1,E2,E3,E4及びE5を三方ソレノイド
弁35,41,43,48及び46に夫々供給すること
により、1次側ターボ過給機11及び2次側ターボ過給
機12についての過給動作制御を行うとともに、吸気通
路2内における過給圧規制制御を行う。
【0023】斯かるもとで、制御ユニット80から送出
される制御パルス信号E1によって三方ソレノイド弁3
5がオン状態とされて、圧力供給パイプ36が三方ソレ
ノイド弁35を介して圧力供給パイプ38に連通せしめ
られると、アクチュエータ33は、その圧力室に第2の
分岐吸気通路部2bにおける圧力供給パイプ38が接続
された位置に得られる過給圧が供給される状態とされる
。それにより、アクチュエータ33によって、吸気カッ
ト弁30が、第2の分岐吸気通路部2bを2次側ターボ
過給機12のブロア12bより下流側において開状態と
なす状態(吸気カット弁30の開状態)をとるものとさ
れる。
【0024】これに対して、制御パルス信号E1によっ
て三方ソレノイド弁35がオフ状態とされ、圧力供給パ
イプ36が三方ソレノイド弁35を介して負圧供給パイ
プ51に連通せしめられると、アクチュエータ33の圧
力室には負圧タンク53からの負圧が供給される。それ
により、アクチュエータ33によって、吸気カット弁3
0が、第2の分岐吸気通路部2bを2次側ターボ過給機
12のブロア12bより下流側において閉状態となす状
態(吸気カット弁30の閉状態)をとるものとされる。
【0025】また、制御ユニット80から送出される制
御パルス信号E2によって三方ソレノイド弁41がオフ
状態とされ、圧力供給パイプ42が三方ソレノイド弁4
1を介して負圧供給パイプ51に連通せしめられると、
アクチュエータ19の圧力室に負圧タンク53からの負
圧が供給され、それにより、アクチュエータ19によっ
て、排気カット弁20が、第2の排気通路3bを2次側
ターボ過給機12のタービン12aより上流側において
閉状態とする状態(排気カット弁20の閉状態)をとる
ものとされる。一方、制御パルス信号E2によって三方
ソレノイド弁41がオン状態とされ、圧力供給パイプ4
2が三方ソレノイド弁41を介して大気に開放されると
、アクチュエータ19の圧力室に大気圧が導入される。 それにより、アクチュエータ19によって、排気カット
弁20が、第2の排気通路3bを2次側ターボ過給機1
2のタービン12aより上流側において開状態とする状
態(排気カット弁20の開状態)をとるものとされ、2
次側ターボ過給機12が作動状態とされる。
【0026】さらに、エンジン本体1におけるエンジン
回転数が比較的低いもとでは、制御ユニット80から送
出される制御パルス信号E3によって三方ソレノイド弁
43がオン状態とされ、負圧タンク53からの負圧が三
方ソレノイド弁43及び圧力供給パイプ44を通じてア
クチュエータ34の圧力室に供給される。それにより、
アクチュエータ34によって、吸気リリーフ弁32が、
吸気リリーフ通路31を開状態となす状態(吸気リリー
フ弁32の開状態)に維持される。その後、制御パルス
信号E3により三方ソレノイド弁43がオフ状態とされ
、圧力供給パイプ44が三方ソレノイド弁43を通じて
大気に開放されて、アクチュエータ34の圧力室に大気
圧が導入され、それにより、アクチュエータ34によっ
て、吸気リリーフ弁32が吸気リリーフ通路31を閉状
態とする状態(吸気リリーフ弁32の閉状態)をとるも
のとされる。
【0027】一方、1次側ターボ過給機11が、2次側
ターボ過給機12の予回転を伴うことなく、単独で作動
する状態にあるもとで、圧力センサ8により検出される
吸気通路2におけるスロットル弁7より下流側部分に得
られる過給圧が、エンジン回転数及びスロットル開度に
基づいて設定される目標過給圧を越えるものとされたと
きには、制御ユニット80から送出される制御パルス信
号E4によって、三方ソレノイド弁48がオン状態とさ
れ、第1の分岐吸気通路部2aにおける位置U1に得ら
れる過給圧がアクチュエータ26の圧力室に供給される
。それにより、アクチュエータ26によって、排気洩ら
し弁25が排気洩らし通路24を開状態とする状態(排
気洩らし弁25の開状態)とされる。その結果、1次側
ターボ過給機11のタービン11aに作用せしめられる
排気ガスの流量が低減して、吸気通路2における過給圧
が低下せしめられ、吸気通路2における過給圧が目標過
給圧以下に戻される。
【0028】これに対して、圧力センサ8により検出さ
れる吸気通路2におけるスロットル弁7より下流側部分
に得られる過給圧が目標過給圧以下であるときには、制
御ユニット80から送出される制御パルス信号E4によ
って、三方ソレノイド弁48がオフ状態とされ、大気圧
がアクチュエータ26の圧力室に供給される。それによ
り、アクチュエータ26によって、排気洩らし弁25が
排気洩らし通路24を閉状態とする状態(排気洩らし弁
25の閉状態)とされる。その結果、1次側ターボ過給
機11のタービン11aに作用せしめられる排気ガスの
流量が増大して、吸気通路2における過給圧が高められ
る。このようにして排気洩らし弁25が選択的に開状態
及び閉状態をとるものとされることにより、吸気通路2
に得られる過給圧を目標過給圧以下に維持する過給圧フ
ィードバック制御が行われる。
【0029】また、排気カット弁20が開状態とされて
、2次側ターボ過給機12が1次側ターボ過給機11に
加えて作動せしめられる状態にあるもとで、圧力センサ
8により検出される吸気通路2におけるスロットル弁7
より下流側部分に得られる過給圧が、エンジン回転数及
びスロットル開度に基づいて設定される目標過給圧以上
となったとき、制御ユニット80から送出される制御パ
ルス信号E4及びE5によって、三方ソレノイド弁48
及び46がオン状態とされ、第1の分岐吸気通路部2a
における位置U1に得られる過給圧がアクチュエータ4
5の圧力室に供給される。それにより、アクチュエータ
45によって、ウエイスト・ゲート弁23が接続通路2
2を開状態とする状態(ウエイスト・ゲート弁23の開
状態)とされる。その結果、1次側及び2次側ターボ過
給機11及び12の各々におけるタービン11a及び1
2aに夫々作用せしめられる排気ガスの流量が低減して
、吸気通路2における過給圧が低下せしめられる。
【0030】それに対して、圧力センサ8により検出さ
れる吸気通路2におけるスロットル弁7より下流側部分
に得られる過給圧が目標過給圧未満であるときには、制
御ユニット80から送出される制御パルス信号E5によ
って、三方ソレノイド弁46がオフ状態とされ、大気圧
がアクチュエータ45の圧力室に供給される。それによ
り、アクチュエータ45によって、ウエイスト・ゲート
弁23が接続通路22を閉状態とする状態(ウエイスト
・ゲート弁23の閉状態)とされる。
【0031】上述の如くの、1次側ターボ過給機11が
、2次側ターボ過給機12の予回転を伴うことなく、単
独で作動する状態にあるもとでの目標過給圧、及び、1
次側及び2次側ターボ過給機11及び12が共に作動状
態におかれるもとでの目標過給圧の設定は、制御ユニッ
ト80によって以下の如くに行われる。
【0032】先ず、検出出力信号STがあらわすスロッ
トル開度、及び、検出出力信号SNがあらわすエンジン
回転数が、制御ユニット80の内蔵メモリにデータマッ
プ化されて記憶されている、図3に示される如くの、ス
ロットル開度がTHによりあらわされ、エンジン回転数
がNEによりあらわされ、基本目標過給圧がBPにより
あらわされる三軸特性図に照合されて、基本目標過給圧
BPが求められる。
【0033】次に、走行距離計74から得られる信号S
Kがあらわす車両の走行距離が所定値以下であり、また
、圧力センサ8から得られる検出出力信号SPがあらわ
す過給圧が所定値以上である場合には、検出出力信号S
Nがあらわすエンジン回転数が、制御ユニット80の内
蔵メモリにデータマップ化されて記憶されている、図4
に示される如くの特性図(縦軸:走行距離補正係数KP
,横軸:エンジン回転数NE)に照合されて、走行距離
補正係数KPが求められる。一方、信号SKがあらわす
車両の走行距離が所定値より大である場合、もしくは、
検出出力信号SPがあらわす過給圧が所定値未満である
場合には、走行距離補正係数KPは0とされる。そして
、基本目標過給圧BPから走行距離補正係数KPが減算
されて、比較目標過給圧TP(=BP−KP)が設定さ
れる。斯かる際、検出出力信号SNがあらわすエンジン
回転数及び検出出力信号SOがあらわす大気圧が、夫々
、制御ユニット80の内蔵メモリにデータマップ化され
て記憶されている、図5に示される如くの特性図(縦軸
:最高過給圧補正係数MP,横軸:エンジン回転数NE
)、及び、図6に示される如くの特性図(縦軸:最高過
給圧MAP,横軸:大気圧AP)に照合されて、最高過
給圧補正係数MP及び最高過給圧MAPが求められる。
【0034】続いて、求められた最高過給圧MAPに最
高過給圧補正係数MPが乗算されて、最高目標過給圧T
MP(=MAP・MP)が設定される。制御ユニット8
0は、比較目標過給圧TPが最高目標過給圧TMPより
大なる場合には、最高目標過給圧TMPを目標過給圧T
Tとし、また、比較目標過給圧TPが最高目標過給圧T
MP以下である場合には、比較目標過給圧TPを目標過
給圧TTとして設定する。
【0035】さらに、制御ユニット80の内蔵メモリに
は、図7(縦軸:スロットル開度TH,横軸:エンジン
回転数NE)に示される如くの、エンジン本体1につい
ての2次側ターボ過給機12が予回転状態におかれるべ
き過渡動作領域Zをあらわす特性図がデータマップ化さ
れて記憶されている。そして、制御ユニット80は、上
述のスロットル開度及びエンジン回転数に基づいて設定
される目標過給圧TTに加えて、エンジン本体1の運転
状態が図7に示される過渡動作領域Zにあり、しかも、
過渡動作領域Zにある時間が所定の期間以上、例えば、
5秒間以上継続していないとき、エンジン本体1が2次
側ターボ過給機12の予回転が行われるべき運転状態に
あると判断して、目標過給圧TTより低いものとされる
とともに、エンジン回転数が大とされる程小なるものと
される規制目標過給圧を設定し、吸気通路2に得られる
過給圧を規制目標過給圧以下となす過給圧フィードバッ
ク制御を行う。
【0036】制御ユニット80による吸気通路2に得ら
れる過給圧を規制目標過給圧以下となす過給圧フィード
バック制御にあっては、三方ソレノイド弁48に供給さ
れる制御パルス信号E4のパルス幅を定めるパルス・デ
ューティDPが、図8(縦軸:パルス・デューティDP
,横軸:エンジン回転数NE)に示される如くに変化せ
しめられる。図8において、パルス・デューティDPは
、エンジン回転数NEが、2次側ターボ過給機12の予
回転が開始されるべきときの値naから2次側ターボ過
給機12の本格的作動が開始されるべきときの値nbま
での範囲内の値をとるものとされるとき、エンジン回転
数NEが値na未満の値をとるものとされるときより小
とされるとともに、エンジン回転数NEが大となる程小
となる値をとるものとされる。そして、パルス・デュー
ティDPに応じたパルス幅を有する制御パルス信号E4
が形成され、それが三方ソレノイド弁48に供給されて
、三方ソレノイド弁48が制御パルス信号E4のパルス
幅に応じた期間オン状態とされ、排気洩らし弁25を開
閉作動させるアクチュエータ26の圧力室に第1の分岐
吸気通路部2aにおける位置U1に得られる過給圧が供
給される。
【0037】このようにされることにより、2次側ター
ボ過給機12が予回転を行うべき状態にあるもとで、エ
ンジン本体1が、排気洩らし弁25が閉状態におかれる
ものとされるべき比較的大なる値をとる目標過給圧が設
定される、急加速状態におかれた場合にも、目標過給圧
より小とされる規制目標過給圧に応じて作動せしめられ
るアクチュエータ26によって、排気洩らし弁25が所
定以上の開度を維持するものとされる。その結果、2次
側ターボ過給機12のタービン12aには排気洩らし弁
25を通じた排気ガスが作用せしめられて、2次側ター
ボ過給機12が充分な予回転を行うものとされ、その後
、2次側ターボ過給機12の本格的作動がトルクショッ
クの発生が抑制されたもとで開始されることになる。
【0038】図9は、排気カット弁20,吸気カット弁
30及び吸気リリーフ弁32の動作状態の一例を示す特
性図であり、縦軸にスロットル開度THが、また、横軸
にエンジン回転NEがとられていて、スロットル開度T
Hの最大値はDmであらわされている。斯かる図9に示
される例においては、吸気リリーフ弁32は、エンジン
本体1が吸入空気量Q1をもって作動する状態及び回転
数N1をもって作動する状態をあらわす曲線L1に従っ
て閉状態から開状態へと移行し、また、エンジン本体1
が吸入空気量Q1より大なる吸入空気量Q2をもって作
動する状態及び回転数N1より高い回転数N2をもって
作動する状態をあらわす曲線L2に従って開状態から閉
状態に移行する。そして、吸気カット弁30は、エンジ
ン本体1が吸入空気量Q2より大なる吸入空気量Q3を
もって作動する状態及び回転数N2より高い回転数N3
をもって作動する状態をあらわす曲線L3に従って開状
態から閉状態へと移行し、また、エンジン本体1が吸入
空気量Q3より大なる吸入空気量Q6をもって作動する
状態及び回転数N3より高い回転数N6をもって作動す
る状態をあらわす曲線L6に従って閉状態から開状態に
移行する。さらに、排気カット弁20は、エンジン本体
1が吸入空気量Q3より大で吸入空気量Q6より小なる
吸入空気量Q4をもって作動する状態及び回転数N3よ
り高く回転数N6より低い回転数N4をもって作動する
状態をあらわす曲線L4に従って開状態から閉状態へと
移行し、また、エンジン本体1が吸入空気量Q4より大
で吸入空気量Q6より小なる吸入空気量Q5をもって作
動する状態及び回転数N4より高く回転数N6より低い
回転数N5をもって作動する状態をあらわす曲線L5に
従って閉状態から開状態に移行する。
【0039】従って、図9に示される特性図上において
、曲線L6を低域側限界とする動作領域が、吸入空気量
が比較的大とされたもとでのエンジン本体1の運転状態
に対応し、曲線L5と曲線L6との間の動作領域,曲線
L2と曲線L5との間の動作領域、及び、曲線L2を高
域側限界とする動作領域の夫々が、吸入空気量が比較的
小とされたもとでのエンジン本体1の運転状態に対応す
る。さらに、ロード・ロード曲線Lrはエンジン本体1
が搭載された車両が平坦路を走行するときにおけるエン
ジン本体1の運転状態を示す。
【0040】斯かるもとで、エンジン本体1が、検出出
力信号SAがあらわす吸入空気量が増大して加速されて
いく状況においては、先ず、エンジン本体1の運転状態
が曲線L2を高域側限界とする動作領域に対応するもの
であるとき、制御ユニット80は、三方ソレノイド弁4
1及び35の夫々をオフ状態に保つとともに、三方ソレ
ノイド弁43をオン状態に保って、排気カット弁20及
び吸気カット弁30の夫々を閉状態に保つとともに、吸
気リリーフ弁32を開状態に保つ。その結果、1次側タ
ーボ過給機11のみが作動状態とされる。このように1
次側ターボ過給機11のみの作動が吸気リリーフ弁32
が開状態に保たれるもとで行われるとき、吸気通路2に
おけるスロットル弁7より下流側部分に得られる過給圧
が目標過給圧TTを越えたときには、三方ソレノイド弁
48により、排気洩らし弁25が開状態にされる過給圧
フィードバック制御が行われる。
【0041】次に、エンジン本体1に供給される吸入空
気量が増大して曲線L2を越えるものとなり、エンジン
本体1の運転状態が曲線L2と曲線L5との間の動作領
域に対応するものとなるとき、制御ユニット80は、三
方ソレノイド弁43をオフ状態となし、吸気リリーフ弁
32を閉状態となす。斯かる際、吸気リリーフ弁32が
閉状態とされるに先立って、過給圧フィードバック制御
が、吸気通路2に得られる過給圧を規制目標過給圧とす
べく、三方ソレノイド弁48により、排気洩らし弁25
が所定以上の開度を維持する状態にされるようになすも
のとなる。それにより、吸気リリーフ弁32が開状態と
されたもとで、所定以上の排気ガスが2次側ターボ過給
機12のタービン12aに排気洩らし弁25を通じて導
入される。その結果、2次側ターボ過給機12のタービ
ン12aが排気洩らし弁25を通じて流れる排気ガスに
よって回転駆動され、排気カット弁20が開状態とされ
るに先立って、2次側ターボ過給機12の予回転が行わ
れる。
【0042】その後、吸入空気量がさらに増大して曲線
L5を越えるものとなり、エンジン本体1の運転状態が
曲線L5と曲線L6との間の動作領域に対応するものと
なると、制御ユニット80は、三方ソレノイド弁41を
オン状態となし、排気カット弁20を開状態となす。そ
れにより、2次側ターボ過給機12のタービン12aが
第2の排気通路3bを通じた排気ガスにより回転駆動さ
れる状態とされる。
【0043】そして、吸入空気量が引き続き増大して曲
線L6を越えるものとなり、エンジン本体1の運転状態
が曲線L6を低域側限界とする動作領域に対応するもの
となると、制御ユニット80は、三方ソレノイド弁35
をオン状態となし、吸気カット弁30を開状態となす。 それにより、2次側ターボ過給機12により加圧された
吸入空気が第2の分岐吸気通路部2bを通じてエンジン
本体1に供給され、1次側及び2次側ターボ過給機11
及び12の両者が過給動作を行う状態とされる。このよ
うに吸気カット弁30が開状態とされて、1次側及び2
次側ターボ過給機11及び12の両者が過給動作を行う
状態にされたもとでは、吸気通路2におけるスロットル
弁7より下流側部分に得られる過給圧が目標過給圧以上
となったとき、三方ソレノイド弁46及び48により、
ウエイスト・ゲート弁23が開状態にされる過給圧フィ
ードバック制御が行われる。
【0044】また、エンジン本体1が、検出出力信号S
Aがあらわす吸入空気量が低減されて減速されていく状
況においては、先ず、エンジン本体1の運転状態が曲線
L6より低域側にある曲線L4を低域側限界とする動作
領域に対応するものであるとき、制御ユニット80は、
三方ソレノイド弁35及び41の夫々をオン状態に保つ
とともに、三方ソレノイド弁43をオフ状態に保ち、排
気カット弁20及び吸気カット弁30の夫々を開状態に
保つとともに、吸気リリーフ弁32を閉状態に保つ。そ
の結果、1次側及び2次側ターボ過給機11及び12の
両者が作動状態に維持される。
【0045】次に、エンジン本体1に供給される吸入空
気量が減少して、エンジン本体1の運転状態が曲線L4
と曲線L3との間の動作領域に対応するものとなると、
制御ユニット80は、三方ソレノイド弁41をオフ状態
となし、排気カット弁20を閉状態となす。それにより
、2次側ターボ過給機12のタービン12aの第2の排
気通路3bを通じた排気ガスによる回転駆動が停止され
る状態とされる。その後、吸入空気量がさらに減少して
、エンジン本体1の運転状態が曲線L3と曲線L2との
間の動作領域に対応するものとなると、制御ユニット8
0は、三方ソレノイド弁35をオフ状態となし、吸気カ
ット弁30を閉状態となす。
【0046】そして、吸入空気量が引き続き減少して、
エンジン本体1の運転状態が曲線L1を越えて曲線L1
を高域側限界とする動作領域に対応するものとなると、
制御ユニット80は、三方ソレノイド弁43をオン状態
となし、吸気リリーフ弁32を開状態となす。それによ
り、1次側ターボ過給機11のみが作動状態とされる状
態がとられる。
【0047】上述の如くの動作を行う制御ユニット80
は、例えば、マイクロコンピュータによって構成される
が、斯かるマイクロコンピュータが過給圧フィードバッ
ク制御にあたって実行するプログラムの一例について、
図10に示されるフローチャートを参照して述べる。
【0048】図10のフローチャートにより示されるプ
ログラムにおいては、スタート後、ステップ90におい
て各種信号を取込み、続くステップ91において、検出
出力信号ST及びSNが夫々あらわすスロットル開度及
びエンジン回転数を、制御ユニット80の内蔵メモリに
予めデータマップ化されて記憶されている図3に示され
る特性図に照合して、対応する基本目標過給圧BPを設
定する。続いて、ステップ92において、信号SKがあ
らわす車両の走行距離と検出出力信号SPがあらわす過
給圧とに基づいて走行距離補正係数KPを設定する。斯
かる走行距離補正係数KPは、信号SKがあらわす車両
の走行距離が所定値より大である場合、もしくは、検出
出力信号SPがあらわす過給圧が所定値未満であるとき
には0として設定し、また、信号SKがあらわす車両の
走行距離が所定値以下であり、かつ、検出出力信号SP
があらわす過給圧が所定値以上であるときには、検出出
力信号SNがあらわすエンジン回転数を、制御ユニット
80の内蔵メモリに予めデータマップ化されて記憶され
ている図4に示される如くの特性図に照合し、対応する
走行距離補正係数KPを求めて設定する。
【0049】続いて、ステップ93においては、ステッ
プ92で設定された走行距離補正係数KPをステップ9
1で設定された基本目標過給圧BPから減じて比較目標
過給圧TPを算出するとともに、検出出力信号SNがあ
らわすエンジン回転を、制御ユニット80の内蔵メモリ
に予めデータマップ化されて記憶されている図5に示さ
れる如くの特性図に照合して、対応する最高過給圧補正
係数MPを設定し、また、検出出力信号SOがあらわす
大気圧を、制御ユニット80の内蔵メモリに予めデータ
マップ化されて記憶されている図6に示される如くの特
性図に照合して、対応する最高過給圧MAPを設定し、
設定された最高過給圧補正係数MPに最高過給圧MAP
を乗算して最高目標過給圧TMPを算出する。そして、
算出された比較目標過給圧TPと最高目標過給圧TMP
との比較を行い、比較目標過給圧TPが最高目標過給圧
TMPより大なる場合には、最高目標過給圧TMPを目
標過給圧TTとして設定し、また、比較目標過給圧TP
が最高目標過給圧TMP以下である場合には、比較目標
過給圧TPを目標過給圧TTとして設定して、ステップ
94に進む。
【0050】ステップ94においては、検出出力信号S
T及びSNが夫々あらわすスロットル開度及びエンジン
回転数を、制御ユニット80における内蔵メモリに予め
データマップ化されて記憶されている図9に示される如
くの特性図に照合して、検出出力信号STが示すスロッ
トル開度及び検出出力信号SNが示すエンジン回転数に
よってあらわされるエンジン本体1の運転状態を判定す
る。そして、ステップ95において、ステップ94で判
定されたエンジン本体1の運転状態が、図9に示される
特性図における曲線L6を高域側限界とする動作領域(
以下、動作領域RPという)に対応する状態、即ち、1
次側ターボ過給機11のみによる過給が行われるべき状
態か否かを判断する。その結果、エンジン本体1の運転
状態が、動作領域RPに対応しない状態、従って、図9
に示される特性図における曲線L6を低域側限界とする
、1次側ターボ過給機11及び2次側ターボ過給機12
の両者による過給が行われるべき状態にある場合には、
ステップ96において、検出出力信号SPがあらわす過
給圧に基づいて、吸気通路2におけるスロットル弁7よ
り下流側部分に得られる過給圧QQがステップ93で設
定された目標過給圧TT以上であるか否かを判断し、過
給圧QQが目標過給圧TT以上である場合には、ステッ
プ97において、ウエイスト・ゲート弁23に開状態を
とらせることになる制御パルス信号E4及びE5を形成
し、それを三方ソレノイド弁48及び46に送出してス
テップ90に戻る。また、吸気通路2におけるスロット
ル弁7より下流側部分に得られる過給圧QQが目標過給
圧TT未満である場合には、ステップ98において、ウ
エイスト・ゲート弁23に閉状態をとらせることになる
制御パルス信号E4及びE5を形成し、それを三方ソレ
ノイド弁48及び46に送出してステップ90に戻る。
【0051】また、ステップ95において、エンジン本
体1の運転状態が動作領域RPに対応する状態にある場
合には、ステップ99において、検出出力信号ST及び
SNが夫々あらわすスロットル開度及びエンジン回転数
を、制御ユニット80における内蔵メモリに予めデータ
マップ化されて記憶されている図7に示される如くの特
性図に照合して、エンジン本体1の運転状態が2次側タ
ーボ過給機12が予回転状態におかれるべき過渡動作領
域Zにあるか否かを判断する。その結果、エンジン本体
1の運転状態が過渡動作領域Zにない場合には、ステッ
プ100において、タイマーが作動しているか否を判断
し、タイマーが作動していなければ直接にステップ10
1に進み、また、タイマーが作動していれば、ステップ
102において、タイマーを停止させた後ステップ10
1に進む。
【0052】ステップ101においては、検出出力信号
SPがあらわす過給圧に基づいて、吸気通路2における
スロットル弁7より下流側部分に得られる過給圧QQが
ステップ93で設定された目標過給圧TT以上であるか
否かを判断し、過給圧QQが目標過給圧TT未満である
場合には、ステップ103において、排気洩らし弁25
に閉状態をとらせることになる制御パルス信号E4を形
成し、それを三方ソレノイド弁48に送出してステップ
90に戻り、また、吸気通路2におけるスロットル弁7
より下流側部分に得られる過給圧QQが目標過給圧TT
以上である場合には、ステップ104において、排気洩
らし弁25に開状態をとらせることになる制御パルス信
号E4を形成し、それを三方ソレノイド弁48に送出し
てステップ90に戻る。
【0053】また、ステップ99での判断の結果、エン
ジン本体1の運転状態が過渡動作領域Zにある場合には
、ステップ105において、タイマーが作動しているか
否かを判断し、タイマーが作動している場合には、直接
にステップ106に進み、また、タイマーが作動してい
ない場合には、ステップ107においてタイマーの作動
を開始させた後、ステップ106に進む。
【0054】ステップ106においては、タイマーの計
測時間が、所定の値、例えば、5秒に達したか否かを判
断し、タイマーの計測時間が5秒に達していなければ、
ステップ108において、検出出力信号SNがあらわす
エンジン回転数を、制御ユニット80の内蔵メモリに予
めデータマップ化されて記憶されている図8に示される
如くの特性図に照合し、対応するパルス・デューティD
Pを設定する。そして、続くステップ109において、
排気洩らし弁25を所定以上の開度を維持するものとす
べく、ステップ108で設定されたパルス・デューティ
DPに対応するパルス幅を有する制御パルス信号E4を
形成し、それを三方ソレノイド弁48に送出して、ステ
ップ90に戻る。
【0055】一方、ステップ106での判断の結果、タ
イマーの計測時間が5秒に達している場合には、ステッ
プ110においてタイマーを停止させ、その後ステップ
101以降の各ステップを上述の如くに進む。
【0056】なお、上述の例においては、エンジン本体
1の運転状態が過渡動作領域にあるか否かがエンジン回
転数及びスロットル開度に基づいて判断されているが、
本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装置は、必
ずしもこのようにされる必要はなく、エンジン本体1の
運転状態が過渡動作領域にあるか否かが、例えば、トラ
ンスミッションのシフトポジション位置等に基づいて判
断されるようになされてもよい。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る過給機付エンジンの過給圧制御装置によれば、エン
ジン本体からの排気ガスが利用されて作動せしめられる
第1及び第2のターボ過給機についてのシーケンシャル
制御が行われるもとで、排気通路に設けられて、第2の
ターボ過給機に非作動状態から作動状態に移行するにあ
たって予回転状態をとらせるべく排気ガスを作用させる
ため開状態をとり、また、第1のターボ過給機の作動に
よりエンジン本体の吸気系に得られる過給圧を目標過給
圧以下となすため開状態をとる特定の開閉弁が、エンジ
ン本体が第2のターボ過給機が予回転状態におかれるべ
き運転状態にあるもとでは、エンジン本体の吸気系にお
ける過給圧急増が要求される事態が生じても、所定以上
の開度を維持するものとされるので、エンジン本体が第
2のターボ過給機が予回転状態におかれるべき運転状態
にあるもとでは、エンジン本体の吸気系における過給圧
急増が要求される場合にも、第2のターボ過給機を非作
動状態から作動状態に移行するにあたっての予回転が充
分に行われるものとすることができ、第2のターボ過給
機の本格的作動状態をトルクショックが抑制されたもと
で得ることができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装
置を特許請求の範囲に対応して示す基本構成図である。
【図2】本発明に係る過給機付エンジンの過給圧制御装
置の一例をそれが適用されたロータリ・エンジンと共に
示す概略構成図である。
【図3】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図4】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図5】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図6】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図7】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図8】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図9】図2に示される例における動作説明に供される
特性図である。
【図10】図2に示される例における制御ユニットにマ
イクロコンピュータが用いられた場合における、斯かる
マイクロコンピュータが過給圧フィードバック制御に際
して実行するプログラムの一例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1  エンジン本体 2  吸気通路 3a  第1の排気通路 3b  第2の排気通路 8  圧力センサ 11  1次側ターボ過給機 12  2次側ターボ過給機 25  排気洩らし弁 26  アクチュエータ 48  三方ソレノイド弁 71  回転数センサ 72  スロットル開度センサ 80  制御ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン本体の作動時にその運転状態の如
    何にかかわらず排気ガスによる回転駆動が行われて作動
    状態をとる第1のターボ過給機、及び、エンジン本体が
    特定の運転状態にあるときのみ排気ガスによる回転駆動
    が行われて作動状態をとり、非作動状態から作動状態に
    移行する際には、特定の開閉弁が設けられた排気通路を
    通じた排気ガスによる予備回転駆動が行われる予回転状
    態を経るものとされた第2のターボ過給機が備えられた
    エンジンにおいて、上記エンジン本体の運転状態を検出
    する運転状態検出手段と、上記エンジン本体の吸気系に
    得られる過給圧についての目標過給圧を設定する目標過
    給圧設定手段と、上記第1のターボ過給機のみの作動に
    より得られる過給圧を、上記目標過給圧設定手段により
    設定された目標過給圧以下となすべく上記特定の開閉弁
    を開閉制御する弁制御手段と、上記運転状態検出手段に
    より上記エンジン本体が上記第2のターボ過給機が予回
    転状態におかれるべき運転状態にあることが検知された
    とき、上記目標過給圧設定手段に上記弁制御手段が上記
    特定の開閉弁に所定以上の開度を維持させることになる
    規制目標過給圧を設定する状態をとらせる目標過給圧制
    御手段と、を備えて構成される過給機付エンジンの過給
    圧制御装置。
  2. 【請求項2】目標過給圧制御手段が、上記エンジン本体
    が上記第2のターボ過給機が予回転状態におかれるべき
    運転状態にあるとき、目標過給圧設定手段に、上記運転
    状態検出手段により検出されるエンジン本体の運転状態
    の変化に応じて上記規制目標過給圧を変化させる動作を
    行わせることを特徴とする請求項1記載の過給機付エン
    ジンの過給圧制御装置。
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