JPH04250205A - 雪崩防止用ネット - Google Patents
雪崩防止用ネットInfo
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- JPH04250205A JPH04250205A JP14627491A JP14627491A JPH04250205A JP H04250205 A JPH04250205 A JP H04250205A JP 14627491 A JP14627491 A JP 14627491A JP 14627491 A JP14627491 A JP 14627491A JP H04250205 A JPH04250205 A JP H04250205A
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- Japan
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- ultra
- high molecular
- olefin
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- Prior art date
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雪崩防止用ネットに関
するものであって、より詳しくは、特定の重合体の分子
配向成形体からなる高強度の雪崩防止用ネットに関する
。
するものであって、より詳しくは、特定の重合体の分子
配向成形体からなる高強度の雪崩防止用ネットに関する
。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】雪国における自然現象
である雪崩は、一瞬のうちに尊い人命を奪うばかりでな
く、ときには建物や道路などにまで漠大な被害を及ぼす
ものとして恐れられている。この自然現象は、雪国に住
む人は勿論、冬山を訪れる登山者にとっても大変深刻な
問題であり、雪の多い山岳地帯を抱える地方自治体もそ
の対策に頭を痛めているところである。このような雪崩
の起き易い地形のところには、予め雪崩防止用の装置が
設けられるようになってきており、各種の雪崩防止装置
も考案されてきている。最も単純で代表的なものとして
は、金属製の網状物または多孔板を50ないし100c
m程度の高さにはりめぐらす方法であるが、この方法は
、価格的に高くつくばかりでなく、雪崩の起き易い地形
、すなわち、急な斜面への施工が極めて困難であるとい
う問題がある。
である雪崩は、一瞬のうちに尊い人命を奪うばかりでな
く、ときには建物や道路などにまで漠大な被害を及ぼす
ものとして恐れられている。この自然現象は、雪国に住
む人は勿論、冬山を訪れる登山者にとっても大変深刻な
問題であり、雪の多い山岳地帯を抱える地方自治体もそ
の対策に頭を痛めているところである。このような雪崩
の起き易い地形のところには、予め雪崩防止用の装置が
設けられるようになってきており、各種の雪崩防止装置
も考案されてきている。最も単純で代表的なものとして
は、金属製の網状物または多孔板を50ないし100c
m程度の高さにはりめぐらす方法であるが、この方法は
、価格的に高くつくばかりでなく、雪崩の起き易い地形
、すなわち、急な斜面への施工が極めて困難であるとい
う問題がある。
【0003】また実開昭55−92706号公報には、
ネット状シート体の周縁を縁取り部材で挟着固定したネ
ット状パネルに透孔を有する連結用突片を設け、該突片
の透孔にピンを装着し、突片と柱体に付設した横杆とを
ピンで連結した防雪装置が開示されている。ネット状シ
ートとしては合成樹脂ネット体を使用することも開示さ
れているが、この場合は、出願当時の技術から推察する
に、おそらく、ポリエチレンやポリプロピレン製の合成
樹脂のネットが使用されていたものと思われる。しかる
に、ポリエチレンやポリプロピレンのネットでは、前記
金網を使用する方法に比較して価格的には安くなるもの
の、雪崩発生時の表層の積雪のズレを完全に防止しうる
程の強度がなく、合成樹脂製ネット単独での使用ができ
ず、前記のように、周縁を金属製の縁取り部材で挟着固
定し、一定の大きさの雪崩防止板となすものであり、結
局価格的には、前記金網を使用した場合よりも高くつき
、重量も重くなるために、斜面への施工が困難であると
いう問題も解決できないものである。
ネット状シート体の周縁を縁取り部材で挟着固定したネ
ット状パネルに透孔を有する連結用突片を設け、該突片
の透孔にピンを装着し、突片と柱体に付設した横杆とを
ピンで連結した防雪装置が開示されている。ネット状シ
ートとしては合成樹脂ネット体を使用することも開示さ
れているが、この場合は、出願当時の技術から推察する
に、おそらく、ポリエチレンやポリプロピレン製の合成
樹脂のネットが使用されていたものと思われる。しかる
に、ポリエチレンやポリプロピレンのネットでは、前記
金網を使用する方法に比較して価格的には安くなるもの
の、雪崩発生時の表層の積雪のズレを完全に防止しうる
程の強度がなく、合成樹脂製ネット単独での使用ができ
ず、前記のように、周縁を金属製の縁取り部材で挟着固
定し、一定の大きさの雪崩防止板となすものであり、結
局価格的には、前記金網を使用した場合よりも高くつき
、重量も重くなるために、斜面への施工が困難であると
いう問題も解決できないものである。
【0004】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、軽量で高強度
、ならびに耐クリープ性を有し、雪崩の発生し易い斜面
に容易に施工することができ、しかも、形状、大きさ、
角度などが自由に設計できる、安価な雪崩防止用ネット
を提供することにある。
、ならびに耐クリープ性を有し、雪崩の発生し易い斜面
に容易に施工することができ、しかも、形状、大きさ、
角度などが自由に設計できる、安価な雪崩防止用ネット
を提供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記の目的
を達成するために提案されたものであって、雪崩防止用
ネットの構成材料として、特定の重合体の分子配向成形
体を使用することを特徴とする。すなわち、本発明によ
れば、極限粘度[η]が少なくとも5dl/gである超
高分子量エチレン系重合体の分子配向成形体からなる雪
崩防止用ネットが提供される。さらに、本発明によれば
、前記超高分子量エチレン系重合体が、炭素数3個以上
のα−オレフィンを、炭素数1000個あたり平均0.
1 ないし20個含有する、エチレンとα−オレフィン
の共重合体、とくにα−オレフィンが、ブテン−1、4
−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1お
よびデセン−1からなる群から選ばれた1種または2種
以上のものであるエチレンとα−オレフィン共重合体を
使用した場合に、一層前記物性のすぐれた雪崩防止用ネ
ットを提供することができる。
を達成するために提案されたものであって、雪崩防止用
ネットの構成材料として、特定の重合体の分子配向成形
体を使用することを特徴とする。すなわち、本発明によ
れば、極限粘度[η]が少なくとも5dl/gである超
高分子量エチレン系重合体の分子配向成形体からなる雪
崩防止用ネットが提供される。さらに、本発明によれば
、前記超高分子量エチレン系重合体が、炭素数3個以上
のα−オレフィンを、炭素数1000個あたり平均0.
1 ないし20個含有する、エチレンとα−オレフィン
の共重合体、とくにα−オレフィンが、ブテン−1、4
−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1お
よびデセン−1からなる群から選ばれた1種または2種
以上のものであるエチレンとα−オレフィン共重合体を
使用した場合に、一層前記物性のすぐれた雪崩防止用ネ
ットを提供することができる。
【0006】
【発明の具体的な説明】本発明に係る雪崩防止用ネット
は、135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]
が、少なくとも5dl/g、好ましくは6ないし30d
l/gである超高分子量エチレン系重合体の分子配向成
形体から構成される。超高分子量エチレン系重合体とし
ては、超高分子量ポリエチレンばかりでなく、前記の極
限粘度を有するエチレンと、炭素数が3個以上、好まし
くは4ないし10個のα−オレフィン、たとえばプロピ
レン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デ
セン−1の1種または2種以上との共重合体が挙げられ
るが、なかでも、エチレンと、ブテン−1、4−メチル
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1およびデセ
ン−1からなる群より選ばれたα−オレフィンとの共重
合体が、耐衝撃性および耐クリープ性にすぐれており、
好適に使用される。超高分子量エチレン系重合体が、前
記エチレンとα−オレフィンとの共重合体である場合、
α−オレフィンコモノマーは、炭素数1000個あたり
平均0.1 ないし20個、好ましくは平均0.5 な
いし10個含有されていることが望ましい。α−オレフ
ィンコモノマーの含有量が前記の範囲にあることにより
、α−オレフィン成分が高破断エネルギーの達成に有効
な分子間絡み合い構造をつくり、雪崩防止用ネットとし
て要求される高強度の物性が保持されることになる。
は、135℃デカリン溶媒中で測定した極限粘度[η]
が、少なくとも5dl/g、好ましくは6ないし30d
l/gである超高分子量エチレン系重合体の分子配向成
形体から構成される。超高分子量エチレン系重合体とし
ては、超高分子量ポリエチレンばかりでなく、前記の極
限粘度を有するエチレンと、炭素数が3個以上、好まし
くは4ないし10個のα−オレフィン、たとえばプロピ
レン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン
−1、ヘキセン−1、ヘプテン−1、オクテン−1、デ
セン−1の1種または2種以上との共重合体が挙げられ
るが、なかでも、エチレンと、ブテン−1、4−メチル
ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1およびデセ
ン−1からなる群より選ばれたα−オレフィンとの共重
合体が、耐衝撃性および耐クリープ性にすぐれており、
好適に使用される。超高分子量エチレン系重合体が、前
記エチレンとα−オレフィンとの共重合体である場合、
α−オレフィンコモノマーは、炭素数1000個あたり
平均0.1 ないし20個、好ましくは平均0.5 な
いし10個含有されていることが望ましい。α−オレフ
ィンコモノマーの含有量が前記の範囲にあることにより
、α−オレフィン成分が高破断エネルギーの達成に有効
な分子間絡み合い構造をつくり、雪崩防止用ネットとし
て要求される高強度の物性が保持されることになる。
【0007】本発明における超高分子量エチレン・α−
オレフィン共重合体中のα−オレフィン成分の定量は、
赤外分光光度計(日本分光工業製)によって行った。つ
まりエチレン鎖の中に取り込まれたα−オレフィンのメ
チル基の変角振動を表わす1378cm−1の吸光度を
測定し、これからあらかじめ13C核磁気共鳴装置にて
、モデル化合物を用いて作成した検査線にて1000炭
素原子当りのメチル分岐数に換算することにより測定し
た値から算出した。
オレフィン共重合体中のα−オレフィン成分の定量は、
赤外分光光度計(日本分光工業製)によって行った。つ
まりエチレン鎖の中に取り込まれたα−オレフィンのメ
チル基の変角振動を表わす1378cm−1の吸光度を
測定し、これからあらかじめ13C核磁気共鳴装置にて
、モデル化合物を用いて作成した検査線にて1000炭
素原子当りのメチル分岐数に換算することにより測定し
た値から算出した。
【0008】超高分子量エチレン系重合体の極限粘度[
η]が5dl/g未満のものは、たとえ延伸倍率を大き
くしても、十分な強度の分子配向成形体が得られず、逆
に[η]が30dl/g以上のものは、高濃度下での溶
融粘度が極めて高く、押出時にメルトフラクチャー等が
発生し、溶融紡糸性に劣るため、好適なマルチフィラメ
ントを得ることができない。
η]が5dl/g未満のものは、たとえ延伸倍率を大き
くしても、十分な強度の分子配向成形体が得られず、逆
に[η]が30dl/g以上のものは、高濃度下での溶
融粘度が極めて高く、押出時にメルトフラクチャー等が
発生し、溶融紡糸性に劣るため、好適なマルチフィラメ
ントを得ることができない。
【0009】本発明の超高分子量エチレン系重合体は、
エチレン、またはエチレンと前記α−オレフィンコモノ
マーとを、周期律表第IVb,Vb,VIb,VIII
族の遷移金属化合物及び周期律表第IないしIII 族
の金属水素化物または有機金属よりなる触媒の存在下に
、たとえば有機溶媒中でスラリー重合することにより得
ることができる。
エチレン、またはエチレンと前記α−オレフィンコモノ
マーとを、周期律表第IVb,Vb,VIb,VIII
族の遷移金属化合物及び周期律表第IないしIII 族
の金属水素化物または有機金属よりなる触媒の存在下に
、たとえば有機溶媒中でスラリー重合することにより得
ることができる。
【0010】かくして得られた超高分子量エチレン系重
合体は、たとえば、溶融成形を可能にするための稀釈剤
を配合したり、常温固体のパラフィン系ワックスを混合
して溶融押出しされ、ついで延伸されることによって、
繊維あるいはテープなどの分子配向成形体とする。
合体は、たとえば、溶融成形を可能にするための稀釈剤
を配合したり、常温固体のパラフィン系ワックスを混合
して溶融押出しされ、ついで延伸されることによって、
繊維あるいはテープなどの分子配向成形体とする。
【0011】稀釈剤としては、超高分子量エチレン系重
合体に対する溶剤や、超高分子量エチレン系重合体に対
して分散性を有する各種ワックス状物が使用される。
合体に対する溶剤や、超高分子量エチレン系重合体に対
して分散性を有する各種ワックス状物が使用される。
【0012】溶剤は、好ましくは前記重合体の融点以上
、さらに好ましくは融点+20℃以上の沸点を有する溶
剤である。かかる溶剤としては、具体的にはn−ノナン
、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン、n−テ
トラデカン、n−オクタデカンあるいは流動パラフィン
、灯油等の脂肪族炭化水素系溶媒、キシレン、ナフタリ
ン、テトラリン、ブチルベンゼン、p−シメン、シクロ
ヘキシルベンゼン、ジエチルベンゼン、ベンチルベンゼ
ン、ドデシルベンゼン、ビシクロヘキシル、デカリン、
メチルナフタリン、エチルナフタリン等の芳香族炭化水
素系溶媒あるいはその水素化誘導体、1,1,2,2
−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサク
ロロエタン、1,2,3 −トリクロロプロパン、ジク
ロロベンゼン、1,2,4 −トリクロロベンゼン、ブ
ロモベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、パラフィン
系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族
系プロセスオイル等の鉱油が挙げられる。
、さらに好ましくは融点+20℃以上の沸点を有する溶
剤である。かかる溶剤としては、具体的にはn−ノナン
、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン、n−テ
トラデカン、n−オクタデカンあるいは流動パラフィン
、灯油等の脂肪族炭化水素系溶媒、キシレン、ナフタリ
ン、テトラリン、ブチルベンゼン、p−シメン、シクロ
ヘキシルベンゼン、ジエチルベンゼン、ベンチルベンゼ
ン、ドデシルベンゼン、ビシクロヘキシル、デカリン、
メチルナフタリン、エチルナフタリン等の芳香族炭化水
素系溶媒あるいはその水素化誘導体、1,1,2,2
−テトラクロロエタン、ペンタクロロエタン、ヘキサク
ロロエタン、1,2,3 −トリクロロプロパン、ジク
ロロベンゼン、1,2,4 −トリクロロベンゼン、ブ
ロモベンゼン等のハロゲン化炭化水素溶媒、パラフィン
系プロセスオイル、ナフテン系プロセスオイル、芳香族
系プロセスオイル等の鉱油が挙げられる。
【0013】ワックス類としては、脂肪族炭化水素化合
物あるいはその誘導体が使用される。脂肪族炭化水素化
合物としては、飽和脂肪族炭化水素化合物を主体とする
もので、通常分子量が2000以下、好ましくは100
0以下、さらにに好ましくは800以下のパラフィン系
ワックスと呼ばれるものである。これら脂肪族炭化水素
化合物としては、具体的にはドコサン、トリコサン、テ
トラコサン、トリアコンタン等の炭素数22以上のn−
アルカンあるいはこれらを主成分とした低級n−アルカ
ンとの混合物、石油から分離精製された所謂パラフィン
ワックス、エチレンあるいはエチレンと他のα−オレフ
ィンとを共重合して得られる低分子量重合体である中・
低圧法ポリエチレンワックス、高圧法ポリエチレンワッ
クス、エチレン共重合ワックスあるいは中・低圧法ポリ
エチレン、高圧法ポリエチレン等のポリエチレンを熱減
成等により分子量を低下させたワックス、およびそれら
のワックスの酸化物あるいはマレイン酸変性等の酸化ワ
ックス、マレイン酸変性ワックス等が挙げられる。
物あるいはその誘導体が使用される。脂肪族炭化水素化
合物としては、飽和脂肪族炭化水素化合物を主体とする
もので、通常分子量が2000以下、好ましくは100
0以下、さらにに好ましくは800以下のパラフィン系
ワックスと呼ばれるものである。これら脂肪族炭化水素
化合物としては、具体的にはドコサン、トリコサン、テ
トラコサン、トリアコンタン等の炭素数22以上のn−
アルカンあるいはこれらを主成分とした低級n−アルカ
ンとの混合物、石油から分離精製された所謂パラフィン
ワックス、エチレンあるいはエチレンと他のα−オレフ
ィンとを共重合して得られる低分子量重合体である中・
低圧法ポリエチレンワックス、高圧法ポリエチレンワッ
クス、エチレン共重合ワックスあるいは中・低圧法ポリ
エチレン、高圧法ポリエチレン等のポリエチレンを熱減
成等により分子量を低下させたワックス、およびそれら
のワックスの酸化物あるいはマレイン酸変性等の酸化ワ
ックス、マレイン酸変性ワックス等が挙げられる。
【0014】脂肪族炭化水素化合物誘導体としては、た
とえば、脂肪族炭化水素基(アルキル基、アルケニル基
)の末端もしくは内部に1個またはそれ以上、好ましく
は1ないし2個、特に好ましくは1個のカルボキシル基
、水酸基、カルバモイル基、エステル基、メルカプト基
、カルボニル基等の官能基を有する化合物である炭素数
8以上、好ましくは炭素数12ないし50または分子量
130ないし2000、好ましくは200ないし800
の脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸アミド、脂肪酸エ
ステル、脂肪族メルカプタン、脂肪族アルデヒド、脂肪
族ケトン等を挙げることができる。具体的には、脂肪酸
としてカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸、脂肪族アルコール
としてラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、脂肪酸アミド
としてカプリンアミド、ラウリンアミド、パルミチンア
ミド、ステアリルアミド、脂肪酸エステルとしてステア
リル酢酸エステル等を例示することができる。
とえば、脂肪族炭化水素基(アルキル基、アルケニル基
)の末端もしくは内部に1個またはそれ以上、好ましく
は1ないし2個、特に好ましくは1個のカルボキシル基
、水酸基、カルバモイル基、エステル基、メルカプト基
、カルボニル基等の官能基を有する化合物である炭素数
8以上、好ましくは炭素数12ないし50または分子量
130ないし2000、好ましくは200ないし800
の脂肪酸、脂肪族アルコール、脂肪酸アミド、脂肪酸エ
ステル、脂肪族メルカプタン、脂肪族アルデヒド、脂肪
族ケトン等を挙げることができる。具体的には、脂肪酸
としてカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、オレイン酸、脂肪族アルコール
としてラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、脂肪酸アミド
としてカプリンアミド、ラウリンアミド、パルミチンア
ミド、ステアリルアミド、脂肪酸エステルとしてステア
リル酢酸エステル等を例示することができる。
【0015】超高分子量エチレン系重合体と稀釈剤との
比率は、これらの種類によっても相違するが、一般的に
いって3:97ないし80:20、特に15:85ない
し60:40の重量比で用いるのがよい。稀釈剤の量が
上記範囲よりも低い場合には、溶融粘度が高くなり過ぎ
、溶融混練や溶融成形が困難になると共に、成形物の肌
荒れが著しく、延伸切れ等を生じ易い。一方、稀釈剤の
量が上記範囲よりも多いと、やはり溶融混練が困難とな
り、また成形品の延伸性が劣るようになる。
比率は、これらの種類によっても相違するが、一般的に
いって3:97ないし80:20、特に15:85ない
し60:40の重量比で用いるのがよい。稀釈剤の量が
上記範囲よりも低い場合には、溶融粘度が高くなり過ぎ
、溶融混練や溶融成形が困難になると共に、成形物の肌
荒れが著しく、延伸切れ等を生じ易い。一方、稀釈剤の
量が上記範囲よりも多いと、やはり溶融混練が困難とな
り、また成形品の延伸性が劣るようになる。
【0016】溶融混練は、一般に150ないし300℃
、特に170ないし270℃の温度で行なうのが望まし
く、上記範囲よりも低い温度では、溶融粘度が高すぎて
、溶融成形が困難となり、また上記範囲よりも高い場合
には、熱減成により超高分子量エチレン系重合体の分子
量が低下して高弾性率および高強度の成形体を得ること
が困難となる。なお、配合はヘンシェルミキサー、V型
ブレンダー等による乾式ブレンドで行ってもよいし、単
軸あるいは多軸押出機を用いる溶融混合で行ってもよい
。
、特に170ないし270℃の温度で行なうのが望まし
く、上記範囲よりも低い温度では、溶融粘度が高すぎて
、溶融成形が困難となり、また上記範囲よりも高い場合
には、熱減成により超高分子量エチレン系重合体の分子
量が低下して高弾性率および高強度の成形体を得ること
が困難となる。なお、配合はヘンシェルミキサー、V型
ブレンダー等による乾式ブレンドで行ってもよいし、単
軸あるいは多軸押出機を用いる溶融混合で行ってもよい
。
【0017】溶融成形は、一般に溶融押出成形により行
われる。たとえば、紡糸口金を通して溶融押出すること
により、延伸用フィラメントが得られ、またフラットダ
イあるいはリングダイを通して押出すことにより、延伸
用フイルムあるいはシートあるいはテープが得られ、さ
らににサーキュラーダイを通して押出すことにより、延
伸ブロー成形用パイプ(パリソン)が得られる。この際
、紡糸口金より押出された溶融物にドラフト、すなわち
溶融状態での引き伸しを加えることもできる。溶融樹脂
のダイ・オリフィス内での押出速度VO と冷却固化し
た未延伸物の巻き取り速度Vとの比をドラフト比として
次式で定義することができる。 ドラフト比=V/VO このようなドラフト比は、混合物の温度および超高分子
量エチレン系重合体の分子量等により変化するが、通常
は3以上好ましくは6以上とすることができる。
われる。たとえば、紡糸口金を通して溶融押出すること
により、延伸用フィラメントが得られ、またフラットダ
イあるいはリングダイを通して押出すことにより、延伸
用フイルムあるいはシートあるいはテープが得られ、さ
らににサーキュラーダイを通して押出すことにより、延
伸ブロー成形用パイプ(パリソン)が得られる。この際
、紡糸口金より押出された溶融物にドラフト、すなわち
溶融状態での引き伸しを加えることもできる。溶融樹脂
のダイ・オリフィス内での押出速度VO と冷却固化し
た未延伸物の巻き取り速度Vとの比をドラフト比として
次式で定義することができる。 ドラフト比=V/VO このようなドラフト比は、混合物の温度および超高分子
量エチレン系重合体の分子量等により変化するが、通常
は3以上好ましくは6以上とすることができる。
【0018】次に、このようにして得られた超高分子量
エチレン系重合体の未延伸成形体を延伸処理する。延伸
操作は、一段あるいは二段以上の多段で行うことができ
る。延伸倍率は、所望とする分子配向およびこれに伴な
う融解温度向上の効果にも依存するが、一般に5ないし
80倍、特に10ないし50倍の延伸倍率となるように
延伸操作を行えば満足すべき結果が得られる。一般には
、二段以上の多段延伸が有利であり、一段目では、80
ないし120℃の比較的低い温度で押出成形体中の稀釈
剤を抽出しながら延伸操作を行ない、二段目以降では、
120ないし160℃の温度で、かつ、一段目の延伸温
度よりも高い温度で成形体の延伸操作を続行するのがよ
い。
エチレン系重合体の未延伸成形体を延伸処理する。延伸
操作は、一段あるいは二段以上の多段で行うことができ
る。延伸倍率は、所望とする分子配向およびこれに伴な
う融解温度向上の効果にも依存するが、一般に5ないし
80倍、特に10ないし50倍の延伸倍率となるように
延伸操作を行えば満足すべき結果が得られる。一般には
、二段以上の多段延伸が有利であり、一段目では、80
ないし120℃の比較的低い温度で押出成形体中の稀釈
剤を抽出しながら延伸操作を行ない、二段目以降では、
120ないし160℃の温度で、かつ、一段目の延伸温
度よりも高い温度で成形体の延伸操作を続行するのがよ
い。
【0019】かくして得られる分子配向成形体は、所望
により拘束条件下に熱処理することができる。この熱処
理は、一般に140ないし180℃、特に150ないし
175℃の温度で、1ないし20分間、特に3ないし1
0分間行うことができる。熱処理により、配向結晶部の
結晶化が一層進行し、結晶融解温度の高温側移行、強度
および弾性率の向上および高温での耐クリープ性の向上
がもたらされる。このようにして得られる超高分子量エ
チレン系の分子配向成形体は、1.5GPa以上の引張
り強度と20GPa 以上の引張り弾性率を保持する。
により拘束条件下に熱処理することができる。この熱処
理は、一般に140ないし180℃、特に150ないし
175℃の温度で、1ないし20分間、特に3ないし1
0分間行うことができる。熱処理により、配向結晶部の
結晶化が一層進行し、結晶融解温度の高温側移行、強度
および弾性率の向上および高温での耐クリープ性の向上
がもたらされる。このようにして得られる超高分子量エ
チレン系の分子配向成形体は、1.5GPa以上の引張
り強度と20GPa 以上の引張り弾性率を保持する。
【0020】成形体における分子配向の過程は、X線回
折法、複屈折法、蛍光偏光法等で知ることができる。本
発明の超高分子量エチレン系重合体の延伸フィラメント
の場合、たとえば呉祐吉、久保揮一郎:工業化学雑誌第
39巻、992頁(1939)に詳しく述べられている
半値巾による配向度、即ち式 (式中、H°は赤道線上最強のパラトロープ面のデ
バイ環に沿っての強度分布曲線の半値巾(°)である。 )で定義される配向度(F)が0.90以上、特に0.
95以上となるように分子配向されていることが、機械
的性質の点で望ましい。
折法、複屈折法、蛍光偏光法等で知ることができる。本
発明の超高分子量エチレン系重合体の延伸フィラメント
の場合、たとえば呉祐吉、久保揮一郎:工業化学雑誌第
39巻、992頁(1939)に詳しく述べられている
半値巾による配向度、即ち式 (式中、H°は赤道線上最強のパラトロープ面のデ
バイ環に沿っての強度分布曲線の半値巾(°)である。 )で定義される配向度(F)が0.90以上、特に0.
95以上となるように分子配向されていることが、機械
的性質の点で望ましい。
【0021】本発明に係る雪崩防止用ネットは、かくし
て得られる超高分子量エチレン系重合体の分子配向成形
体を、自体公知の方法によって編組してロープ化したも
のを、通常一辺が5ないし30cmの四角形、六角形ま
たは八角形等の網目を有するネットの形状に加工される
ものである。
て得られる超高分子量エチレン系重合体の分子配向成形
体を、自体公知の方法によって編組してロープ化したも
のを、通常一辺が5ないし30cmの四角形、六角形ま
たは八角形等の網目を有するネットの形状に加工される
ものである。
【0022】一般に好適なロープの形態としては、撚っ
た構造として三つ打、六つ打、そして編んだ構造として
八つ打(通称、エイトロープ)、12打(通称、トエル
ロープ)、二重組打索(通称、タフレロープ)等の構造
が挙げられる。また、カバーブレードとしてポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレンを用い、コアーブレード
として本発明の超高分子量エチレン系重合体のフィラメ
ント状の分子配向成形体を用いることもできる。ダブル
ブレードまたアウターブレードジャケットにポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレンなどを用い、中間にネオ
プレン、ポリ塩化ビニルのような中間層を、そしてパラ
レルヤーンコアーとして本発明のフィラメント状分子配
向成形体を用いたユニラインパラレルヤーンコア等の構
造を挙げることができる。
た構造として三つ打、六つ打、そして編んだ構造として
八つ打(通称、エイトロープ)、12打(通称、トエル
ロープ)、二重組打索(通称、タフレロープ)等の構造
が挙げられる。また、カバーブレードとしてポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレンを用い、コアーブレード
として本発明の超高分子量エチレン系重合体のフィラメ
ント状の分子配向成形体を用いることもできる。ダブル
ブレードまたアウターブレードジャケットにポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレンなどを用い、中間にネオ
プレン、ポリ塩化ビニルのような中間層を、そしてパラ
レルヤーンコアーとして本発明のフィラメント状分子配
向成形体を用いたユニラインパラレルヤーンコア等の構
造を挙げることができる。
【0023】かくのごとくして得られたネットは、通常
50ないし100cm程度の高さで、雪崩の発生し易い
斜面に打ち込まれた杭などを支柱として張りめぐらされ
るだけで、雪崩発生の引き金となる表層の積雪のズレを
完全に防止し、雪崩防止用のネットとして機能する。こ
の際、ネットを支える支柱の間隔は、特に限定されるも
のではないが、ネット自体が軽く、しかも高強度で耐ク
リープ性にすぐれたものであるため、5ないし20m程
度で十分に前記の目的を達成しうる。
50ないし100cm程度の高さで、雪崩の発生し易い
斜面に打ち込まれた杭などを支柱として張りめぐらされ
るだけで、雪崩発生の引き金となる表層の積雪のズレを
完全に防止し、雪崩防止用のネットとして機能する。こ
の際、ネットを支える支柱の間隔は、特に限定されるも
のではないが、ネット自体が軽く、しかも高強度で耐ク
リープ性にすぐれたものであるため、5ないし20m程
度で十分に前記の目的を達成しうる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、特定の重合体の分子配
向成形体を使用することにより、強度、耐クリープ性、
耐候性、耐摩耗性および耐カット性にすぐれた雪崩防止
用ネットを提供することができ、このネットは、雪崩の
発生し易い斜面に打ち込まれた、適宜の間隔を有する金
属製または木製の杭および立木などを支柱として、通常
50ないし100cm程度の高さに張りめぐらせるだけ
で、雪崩発生の引き金となる表層の積雪のズレを完全に
防止し、すぐれた雪崩防止作用を達成できるとともに、
ネットが軽量で変形自在であるために急斜面での施工も
容易であり、しかも、一旦施工した後の撤去作業も容易
であり、未使用時の収納も自在に折り畳んで容易になし
うるものであり、このような効果は、従来の金網や金属
板補強のネットを使用したものにおいては到底果たしえ
ない本発明特有のものである。
向成形体を使用することにより、強度、耐クリープ性、
耐候性、耐摩耗性および耐カット性にすぐれた雪崩防止
用ネットを提供することができ、このネットは、雪崩の
発生し易い斜面に打ち込まれた、適宜の間隔を有する金
属製または木製の杭および立木などを支柱として、通常
50ないし100cm程度の高さに張りめぐらせるだけ
で、雪崩発生の引き金となる表層の積雪のズレを完全に
防止し、すぐれた雪崩防止作用を達成できるとともに、
ネットが軽量で変形自在であるために急斜面での施工も
容易であり、しかも、一旦施工した後の撤去作業も容易
であり、未使用時の収納も自在に折り畳んで容易になし
うるものであり、このような効果は、従来の金網や金属
板補強のネットを使用したものにおいては到底果たしえ
ない本発明特有のものである。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
参考例1
<超高分子量エチレン・ブテン−1共重合体の重合>チ
ーグラー系触媒を用い、n−デカン1リットルを重合溶
媒として、超高分子量エチレン・ブテン−1共重合体の
スラリー重合を行なった。エチレンとブテン−1との組
成がモル比で97.2:2.8 の比率の混合モノマー
ガスを圧力が5kg/cm2の一定圧力を保つように反
応器に連続供給した。重合は反応温度70℃で2時間で
終了した。得られた超高分子量エチレン・ブテン−1共
重合体粉末の収量は160 gで、極限粘度[η](デ
カリン:135℃)は8.2dl/g、赤外分光光度計
によるブテン−1含量は1000炭素原子あたり1.5
個であった。
ーグラー系触媒を用い、n−デカン1リットルを重合溶
媒として、超高分子量エチレン・ブテン−1共重合体の
スラリー重合を行なった。エチレンとブテン−1との組
成がモル比で97.2:2.8 の比率の混合モノマー
ガスを圧力が5kg/cm2の一定圧力を保つように反
応器に連続供給した。重合は反応温度70℃で2時間で
終了した。得られた超高分子量エチレン・ブテン−1共
重合体粉末の収量は160 gで、極限粘度[η](デ
カリン:135℃)は8.2dl/g、赤外分光光度計
によるブテン−1含量は1000炭素原子あたり1.5
個であった。
【0026】<超高分子量エチレン・ブテン−1共重合
体延伸配向物の調製>上述の重合により得られた超高分
子量エチレン・ブテン−1共重合体粉末20重量部とパ
ラフィンワックス(融点=69℃、分子量=490)8
0重量部との混合物を次の条件で溶融紡糸した。該混合
物 100重量部にプロセス安定剤として3,5 −ジ
−tert−ブチル−4−ハイドロキシトルエンを0.
1 重量部配合した。次いで該混合物をスクリュー式押
出機(スクリュー径=25mm、L/D =25、サー
モプラスチックス社製)を用いて、設定温度 190℃
で溶融混練を行なった。引き続き、該混合溶融物を押出
機に付属するオリフィス径2mmの紡糸ダイより溶融紡
糸した。押出溶融物は 180cmのエアーギャップで
36倍のドラフト比で引き取られ、空気中にて冷却、固
化し、未延伸繊維を得た。さらに該未延伸繊維を次の条
件で延伸した。
体延伸配向物の調製>上述の重合により得られた超高分
子量エチレン・ブテン−1共重合体粉末20重量部とパ
ラフィンワックス(融点=69℃、分子量=490)8
0重量部との混合物を次の条件で溶融紡糸した。該混合
物 100重量部にプロセス安定剤として3,5 −ジ
−tert−ブチル−4−ハイドロキシトルエンを0.
1 重量部配合した。次いで該混合物をスクリュー式押
出機(スクリュー径=25mm、L/D =25、サー
モプラスチックス社製)を用いて、設定温度 190℃
で溶融混練を行なった。引き続き、該混合溶融物を押出
機に付属するオリフィス径2mmの紡糸ダイより溶融紡
糸した。押出溶融物は 180cmのエアーギャップで
36倍のドラフト比で引き取られ、空気中にて冷却、固
化し、未延伸繊維を得た。さらに該未延伸繊維を次の条
件で延伸した。
【0027】三台のゴデットロールを用いて二段延伸を
行なった。このとき第一延伸槽の熱媒はn−デカンであ
り、温度は 110℃、第二延伸槽の熱媒はトリエチレ
ングリコールであり、温度は 145℃であった。槽の
有効長はそれぞれ50cmであった。延伸に際しては、
第1ゴデットロールの回転速度を0.5m/分として第
3ゴデットロールの回転速度を変さらにすることにより
、所望の延伸比の配向繊維を得た。第2ゴデットロール
の回転速度は安定延伸可能な範囲で適宜選択した。初期
に混合されたパラフィンワックスは、ほぼ全量が延伸時
n−デカン中に抽出された。このあと配向繊維は水洗し
、減圧下室温にて一昼夜乾燥し、諸物性の測定に供した
。なお延伸比は、第1ゴデットロールと第3ゴデットロ
ールの回転速度比から計算で求めた。
行なった。このとき第一延伸槽の熱媒はn−デカンであ
り、温度は 110℃、第二延伸槽の熱媒はトリエチレ
ングリコールであり、温度は 145℃であった。槽の
有効長はそれぞれ50cmであった。延伸に際しては、
第1ゴデットロールの回転速度を0.5m/分として第
3ゴデットロールの回転速度を変さらにすることにより
、所望の延伸比の配向繊維を得た。第2ゴデットロール
の回転速度は安定延伸可能な範囲で適宜選択した。初期
に混合されたパラフィンワックスは、ほぼ全量が延伸時
n−デカン中に抽出された。このあと配向繊維は水洗し
、減圧下室温にて一昼夜乾燥し、諸物性の測定に供した
。なお延伸比は、第1ゴデットロールと第3ゴデットロ
ールの回転速度比から計算で求めた。
【0028】<引張特性の測定>弾性率および引張強度
は、島津製作所製DCS−50M 型引張試験機を用い
、室温(23℃)にて測定した。この時クランプ間の試
料長は 100mmであり、引張速度 100mm/分
(100%/分歪速度)であった。弾性率は初期弾性率
で接線の傾きを用いて計算した。計算に必要な繊維断面
積は密度を0.960g/cc として重量から計算で
求めた。
は、島津製作所製DCS−50M 型引張試験機を用い
、室温(23℃)にて測定した。この時クランプ間の試
料長は 100mmであり、引張速度 100mm/分
(100%/分歪速度)であった。弾性率は初期弾性率
で接線の傾きを用いて計算した。計算に必要な繊維断面
積は密度を0.960g/cc として重量から計算で
求めた。
【0029】<熱履歴後の引張弾性率、強度保持率>熱
履歴試験は、ギヤーオーブン(パーフェクトオーブン:
田葉井製作所製)内に放置することによって行なった。 試料は、約3mの長さでステンレス枠の両端に複数個の
滑車を装置したものに折り返しかけて試料両端を固定し
た。この際試料両端は試料がたるまない程度に固定し、
積極的に試料に張力はかけなかった。熱履歴後の引張特
性は、前述の引張特性の測定の記載に基づいて測定した
。
履歴試験は、ギヤーオーブン(パーフェクトオーブン:
田葉井製作所製)内に放置することによって行なった。 試料は、約3mの長さでステンレス枠の両端に複数個の
滑車を装置したものに折り返しかけて試料両端を固定し
た。この際試料両端は試料がたるまない程度に固定し、
積極的に試料に張力はかけなかった。熱履歴後の引張特
性は、前述の引張特性の測定の記載に基づいて測定した
。
【0030】<耐クリープ性の測定>耐クリープ性の測
定は、熱応力歪測定装置TMA/SS10(セイコー電
子工業社製)を用いて、試料長1cm、雰囲気温度70
℃、荷重は室温での破断荷重の30%に相当する重量の
促進条件下で行なった。クリープ量を定量的に評価する
ため以下の二つの値を求めた。すなわち、試料に荷重を
加えて90秒経過時のクリープ伸び(%)CR90の値
と、この90秒経過時から 180秒経過時の平均クリ
ープ速度(sec−1) εの値である。
定は、熱応力歪測定装置TMA/SS10(セイコー電
子工業社製)を用いて、試料長1cm、雰囲気温度70
℃、荷重は室温での破断荷重の30%に相当する重量の
促進条件下で行なった。クリープ量を定量的に評価する
ため以下の二つの値を求めた。すなわち、試料に荷重を
加えて90秒経過時のクリープ伸び(%)CR90の値
と、この90秒経過時から 180秒経過時の平均クリ
ープ速度(sec−1) εの値である。
【0031】得られた延伸配向繊維を複数本束ねたマル
チフィラメントの引張特性を表1に示す。
チフィラメントの引張特性を表1に示す。
【0032】超高分子量エチレン・ブテン−1共重合体
延伸フィラメント(試料−1)の本来の結晶融解ピーク
は126.7 ℃、全結晶融解ピーク面積に対するTp
の割合は33.8%であった。また耐クリープ性はC
R90=3.1 %、ε=3.03×10−5sec−
1 であった。さらに 170℃、5分間の熱履歴後の
弾性率保持率は102.2 %、強度保持率は102.
5 %で熱履歴による性能の低下は見られなかった。ま
た、延伸フィラメントの破断に要する仕事量は10.3
kg・m/gであり、密度は 0.973g/cm3
であり、誘電率は2.2 であり、誘電正接は0.02
4 %であり、インパルス電圧破壊値は 180kV/
mm であった。マルチフィラメントの結節強度、ルー
プ強度の直線強度に対する低下率は、それぞれ38%、
36%であった。
延伸フィラメント(試料−1)の本来の結晶融解ピーク
は126.7 ℃、全結晶融解ピーク面積に対するTp
の割合は33.8%であった。また耐クリープ性はC
R90=3.1 %、ε=3.03×10−5sec−
1 であった。さらに 170℃、5分間の熱履歴後の
弾性率保持率は102.2 %、強度保持率は102.
5 %で熱履歴による性能の低下は見られなかった。ま
た、延伸フィラメントの破断に要する仕事量は10.3
kg・m/gであり、密度は 0.973g/cm3
であり、誘電率は2.2 であり、誘電正接は0.02
4 %であり、インパルス電圧破壊値は 180kV/
mm であった。マルチフィラメントの結節強度、ルー
プ強度の直線強度に対する低下率は、それぞれ38%、
36%であった。
【0033】実施例1
参考例1で得られた超高分子量エチレン・ブテン−1共
重合体の分子配向成形体(試料−1)を用いて太さ4m
mのトワインを製網した。次いで公知の蛙又編網機によ
り、目合い10mmの有結節網を編網した。この有結節
網の強度(1節2本)をJIS L−1043に準じて
23℃および−40℃に於ける強度を測定した。結果を
表3に示す。
重合体の分子配向成形体(試料−1)を用いて太さ4m
mのトワインを製網した。次いで公知の蛙又編網機によ
り、目合い10mmの有結節網を編網した。この有結節
網の強度(1節2本)をJIS L−1043に準じて
23℃および−40℃に於ける強度を測定した。結果を
表3に示す。
【0034】参考例2
<超高分子量ポリエチレンの重合>チーグラー系触媒を
用いて、n−デカン1リットルを重合溶媒として超高分
子量ポリエチレンのスラリー重合を行なった。重合に先
立って反応器中にエチレンガスと水素ガスとの混合ガス
を圧力5kg/cm2(うち水素ガス分圧 0.2kg
/cm2)となる様に充満させ、以後、エチレンガスの
みを重合圧力を5kg/cm2を保つ様に供給した。重
合は反応温度70℃で2時間で終了した。得られた超高
分子量ポリエチレンの収量は 170gで極限粘度[η
](デカリン:135℃)は7.42 dl/gであっ
た。
用いて、n−デカン1リットルを重合溶媒として超高分
子量ポリエチレンのスラリー重合を行なった。重合に先
立って反応器中にエチレンガスと水素ガスとの混合ガス
を圧力5kg/cm2(うち水素ガス分圧 0.2kg
/cm2)となる様に充満させ、以後、エチレンガスの
みを重合圧力を5kg/cm2を保つ様に供給した。重
合は反応温度70℃で2時間で終了した。得られた超高
分子量ポリエチレンの収量は 170gで極限粘度[η
](デカリン:135℃)は7.42 dl/gであっ
た。
【0035】<超高分子量ポリエチレン重合体延伸配向
物の調整>超高分子量ポリエチレン(ホモポリマー)粉
末(極限粘度[η]=7.42 dl/g、デカリン、
135 ℃):20重量部とパラフィンワツクス(融点
=69℃、分子量=490):80重量部の混合物を参
考例1の方法で溶融紡糸し、延伸し、延伸配向繊維(試
料−2)を得た。表2に得られた延伸配向繊維を複数本
束ねたマルチフィラメントの引張特性を示す。
物の調整>超高分子量ポリエチレン(ホモポリマー)粉
末(極限粘度[η]=7.42 dl/g、デカリン、
135 ℃):20重量部とパラフィンワツクス(融点
=69℃、分子量=490):80重量部の混合物を参
考例1の方法で溶融紡糸し、延伸し、延伸配向繊維(試
料−2)を得た。表2に得られた延伸配向繊維を複数本
束ねたマルチフィラメントの引張特性を示す。
【0036】超高分子量ポリエチレン延伸フィラメント
(試料−3)本来の結晶融解ピークは135.1 ℃、
全結晶融解ピーク面積に対するTp の割合は8.8
%であった。 また同様に全結晶融解ピーク面積に対する高温側ピーク
Tp1の割合は1%以下であった。耐クリープ性はCR
90=11.9%、ε=1.07×10−3sec−1
であった。また 170℃、5分間の熱履歴後の弾性
率保持率は80.4%、強度保持率は78.2%であっ
た。さらに試料−3の破断に要する仕事量は10.2k
g・m/gであり、密度は 0.985g/cm3 で
あり、誘電率は2.3 、誘電正接は0.030 %で
あり、インパルス電圧破壊値は 182kV/mm で
あった。マルチフィラメントの結節強度、ループ強度の
直線強度に対する低下率は、それぞれ54%、52%で
あった。
(試料−3)本来の結晶融解ピークは135.1 ℃、
全結晶融解ピーク面積に対するTp の割合は8.8
%であった。 また同様に全結晶融解ピーク面積に対する高温側ピーク
Tp1の割合は1%以下であった。耐クリープ性はCR
90=11.9%、ε=1.07×10−3sec−1
であった。また 170℃、5分間の熱履歴後の弾性
率保持率は80.4%、強度保持率は78.2%であっ
た。さらに試料−3の破断に要する仕事量は10.2k
g・m/gであり、密度は 0.985g/cm3 で
あり、誘電率は2.3 、誘電正接は0.030 %で
あり、インパルス電圧破壊値は 182kV/mm で
あった。マルチフィラメントの結節強度、ループ強度の
直線強度に対する低下率は、それぞれ54%、52%で
あった。
【0037】実施例2
参考例2で得られた超高分子量ポリエチレンの分子配向
成形体(試料−2)を用いて実施例1と同じ方法で太さ
4mmのトワインを製網し、目合い10mmの蛙又結び
有結節網を編網してその強度を測定した。測定結果を表
3に示す。
成形体(試料−2)を用いて実施例1と同じ方法で太さ
4mmのトワインを製網し、目合い10mmの蛙又結び
有結節網を編網してその強度を測定した。測定結果を表
3に示す。
【0038】比較例1
1260デニール/208フィラメント、繊維強度9g
/dのナイロンを太さ4mmのトワインを製網し、実施
例1と同じ方法で目合い10mmの有結節網を編網して
その強度を測定した。測定結果を表3に示す。
/dのナイロンを太さ4mmのトワインを製網し、実施
例1と同じ方法で目合い10mmの有結節網を編網して
その強度を測定した。測定結果を表3に示す。
【0039】比較例2
400デニール、強度6.3 g/dのポリエチレンモ
ノフィラメントを用いて太さ4mmのトワインを製網し
、実施例1と同じ方法で目合い10mmの有結節網を編
網してその強度を測定した。
ノフィラメントを用いて太さ4mmのトワインを製網し
、実施例1と同じ方法で目合い10mmの有結節網を編
網してその強度を測定した。
【0040】測定結果を表3に示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 極限粘度[η]が少なくとも5dl/
gである超高分子量エチレン系重合体の分子配向成形体
からなる雪崩防止用ネット。 - 【請求項2】 超高分子量エチレン系重合体が、炭素
数3個以上のα−オレフィンを、炭素数1000個あた
り平均0.1 ないし20個含有する、エチレンとα−
オレフィンの共重合体である請求項1記載の雪崩防止用
ネット。 - 【請求項3】 α−オレフィンが、ブテン−1、4−
メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1およ
びデセン−1からなる群から選ばれた1種または2種以
上のものである請求項2記載の雪崩防止用ネット。 - 【請求項4】 α−オレフィンの含有量が、炭素数1
000個あたり平均0.5 ないし10個である請求項
2記載の雪崩防止用ネット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14627491A JPH04250205A (ja) | 1990-11-26 | 1991-06-18 | 雪崩防止用ネット |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32143190 | 1990-11-26 | ||
| JP2-321431 | 1990-11-26 | ||
| JP14627491A JPH04250205A (ja) | 1990-11-26 | 1991-06-18 | 雪崩防止用ネット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04250205A true JPH04250205A (ja) | 1992-09-07 |
Family
ID=26477155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14627491A Withdrawn JPH04250205A (ja) | 1990-11-26 | 1991-06-18 | 雪崩防止用ネット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04250205A (ja) |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP14627491A patent/JPH04250205A/ja not_active Withdrawn
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