JPH04259341A - イリジウムの精製方法 - Google Patents
イリジウムの精製方法Info
- Publication number
- JPH04259341A JPH04259341A JP3960091A JP3960091A JPH04259341A JP H04259341 A JPH04259341 A JP H04259341A JP 3960091 A JP3960091 A JP 3960091A JP 3960091 A JP3960091 A JP 3960091A JP H04259341 A JPH04259341 A JP H04259341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iridium
- hydrochloric acid
- cation exchange
- exchange resin
- acid solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イリジウムの精製方法
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、イリジウムの精製方法
として、卑金属やアルカリ金属等が多く含有する塩酸溶
液からイリジウムを精製するには、該塩化イリジウム酸
溶液を酸化し、塩化アンモニウムを加えて塩化イリジウ
ム酸アンモニウムの沈澱を生成し、濾過洗浄して不純物
から分離する方法が一般的に利用されている。
として、卑金属やアルカリ金属等が多く含有する塩酸溶
液からイリジウムを精製するには、該塩化イリジウム酸
溶液を酸化し、塩化アンモニウムを加えて塩化イリジウ
ム酸アンモニウムの沈澱を生成し、濾過洗浄して不純物
から分離する方法が一般的に利用されている。
【0003】しかし、上記の方法では卑金属やアルカリ
金属を十分分離することができないため、繰り返し数回
操作する必要があり、精製歩留りが90%程度となり、
イリジウムを少量含有する濾過分離液や洗浄液が極めて
多く発生するため、その液から高価なイリジウムを回収
するのに多くの労力を要することと、煩雑な工程が必要
となる等多くの問題があった。
金属を十分分離することができないため、繰り返し数回
操作する必要があり、精製歩留りが90%程度となり、
イリジウムを少量含有する濾過分離液や洗浄液が極めて
多く発生するため、その液から高価なイリジウムを回収
するのに多くの労力を要することと、煩雑な工程が必要
となる等多くの問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来法の欠点を解決する
ために成されたもので、簡便な方法でイリジウム塩酸溶
液中の卑金属やアルカリ金属を除去して、イリジウムを
高い精製歩留りで精製する方法を提供することを目的と
する。
ために成されたもので、簡便な方法でイリジウム塩酸溶
液中の卑金属やアルカリ金属を除去して、イリジウムを
高い精製歩留りで精製する方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、卑金属及び/
又はアルカリ金属を含有するイリジウム塩酸溶液の酸度
を0.01〜1.0Nの範囲に調節し、陽イオン交換樹
脂に接触させて卑金属及び/またはアルカリ金属を除去
することを特徴とするイリジウムの精製方法で、前記酸
度を調節したイリジウム塩酸溶液を、陽イオン交換樹脂
に接触させる方法がカラムに充填した陽イオン交換樹脂
層に空間速度SV=0.2〜5で通液するものであるイ
リジウムの精製方法である。
又はアルカリ金属を含有するイリジウム塩酸溶液の酸度
を0.01〜1.0Nの範囲に調節し、陽イオン交換樹
脂に接触させて卑金属及び/またはアルカリ金属を除去
することを特徴とするイリジウムの精製方法で、前記酸
度を調節したイリジウム塩酸溶液を、陽イオン交換樹脂
に接触させる方法がカラムに充填した陽イオン交換樹脂
層に空間速度SV=0.2〜5で通液するものであるイ
リジウムの精製方法である。
【0006】前記卑金属及び/又はアルカリ金属を含有
するイリジウム塩酸溶液の酸度を0.01〜1.0Nに
調節するのは、0.01N以下の酸度が薄い場合にはイ
リジウムが加水分解して沈澱を生成し、イリジウムが陽
イオン交換樹脂層に吸着して、精製収率を低下させるか
ら好ましくなく、また、酸度を1.0N以上に濃いもの
とすると陽イオン交換樹脂に卑金属及び/又はアルカリ
金属が十分交換できなくなり、除去効率が低下するので
好ましくないのである。
するイリジウム塩酸溶液の酸度を0.01〜1.0Nに
調節するのは、0.01N以下の酸度が薄い場合にはイ
リジウムが加水分解して沈澱を生成し、イリジウムが陽
イオン交換樹脂層に吸着して、精製収率を低下させるか
ら好ましくなく、また、酸度を1.0N以上に濃いもの
とすると陽イオン交換樹脂に卑金属及び/又はアルカリ
金属が十分交換できなくなり、除去効率が低下するので
好ましくないのである。
【0007】また、前記酸度を調節したイリジウム塩酸
溶液を陽イオン交換樹脂に接触させる方法として、該イ
リジウム塩酸溶液にH+ 型にした陽イオン交換樹脂を
適量加えて混合攪拌し、30〜60分間処理した後に分
離する方法をとるもできるが、操作性等を考慮して、樹
脂製またはガラス製の円筒状カラムに陽イオン交換樹脂
を充填し、酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を空間速
度SV=0.2〜5で通液するのが好ましい。
溶液を陽イオン交換樹脂に接触させる方法として、該イ
リジウム塩酸溶液にH+ 型にした陽イオン交換樹脂を
適量加えて混合攪拌し、30〜60分間処理した後に分
離する方法をとるもできるが、操作性等を考慮して、樹
脂製またはガラス製の円筒状カラムに陽イオン交換樹脂
を充填し、酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を空間速
度SV=0.2〜5で通液するのが好ましい。
【0008】空間速度をSV=0.2〜5とするのは、
0.2以下では生産性が不十分であり、5以上では卑金
属及び/又はアルカリ金属の除去が不十分となるので好
ましくない。前記陽イオン交換樹脂の量は通液するイリ
ジウム塩酸溶液中の卑金属及び/又はアルカリ金属の量
が十分イオン交換できる量を加えるが、理論交換量のお
おむね1.5〜3倍量でよいものである。
0.2以下では生産性が不十分であり、5以上では卑金
属及び/又はアルカリ金属の除去が不十分となるので好
ましくない。前記陽イオン交換樹脂の量は通液するイリ
ジウム塩酸溶液中の卑金属及び/又はアルカリ金属の量
が十分イオン交換できる量を加えるが、理論交換量のお
おむね1.5〜3倍量でよいものである。
【0009】なお、卑金属及び/又はアルカリ金属を含
有するイリジウムの塩酸溶液の酸度が薄い場合には、加
熱濃縮したのち、塩酸を加えて酸度を調節することがで
きる。以下、本発明の実施例を記載するが、該実施例は
本発明を限定するものではない。
有するイリジウムの塩酸溶液の酸度が薄い場合には、加
熱濃縮したのち、塩酸を加えて酸度を調節することがで
きる。以下、本発明の実施例を記載するが、該実施例は
本発明を限定するものではない。
【0010】
【実施例1】イリジウムを20g/l含有し、他にナト
リウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を20〜2
00mg/l含むイリジウム塩酸溶液100mlに、塩
酸を加えて1Nの酸度に調節する。
リウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を20〜2
00mg/l含むイリジウム塩酸溶液100mlに、塩
酸を加えて1Nの酸度に調節する。
【0011】陽イオン交換樹脂(三菱化成製:ダイヤイ
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=0.2で通液した。
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=0.2で通液した。
【0012】陽イオン交換樹脂に通液した後のイリジウ
ム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を
原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0.1mg/
l以下であった。また、イリジウムを化学分析した結果
、精製歩留りは99.9%と高いものであった。
ム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を
原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0.1mg/
l以下であった。また、イリジウムを化学分析した結果
、精製歩留りは99.9%と高いものであった。
【0013】
【実施例3】イリジウムを20g/l含有し、他にナト
リウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を20〜2
00mg/l含むイリジウム塩酸溶液100mlに、塩
酸を加えて0.01Nの酸度に調節する。
リウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を20〜2
00mg/l含むイリジウム塩酸溶液100mlに、塩
酸を加えて0.01Nの酸度に調節する。
【0014】陽イオン交換樹脂(三菱化成製:ダイヤイ
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=5で通液した。
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=5で通液した。
【0015】陽イオン交換樹脂に通液した後のイリジウ
ム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を
原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0.1mg/
l以下であった。また、イリジウムを化学分析した結果
、精製歩留りは99.9%と高いものであった。
ム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケル、亜鉛、鉄を
原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0.1mg/
l以下であった。また、イリジウムを化学分析した結果
、精製歩留りは99.9%と高いものであった。
【0016】
【実施例3】イリジウムを20g/l含有し、他にナト
リウムとカリウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄
を20〜200mg/l含むイリジウム塩酸溶液100
mlに、塩酸を加えて0.1Nの酸度に調節する。
リウムとカリウムを4g/l、銅、ニッケル、亜鉛、鉄
を20〜200mg/l含むイリジウム塩酸溶液100
mlに、塩酸を加えて0.1Nの酸度に調節する。
【0017】陽イオン交換樹脂(三菱化成製:ダイヤイ
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=1で通液した。
オンPK216)を150ml、ガラス製カラム(直径
30mm、長さ300mm)に充填し、塩酸6N溶液1
lを通液し、水で洗浄して陽イオン交換樹脂をH+ 型
にしておき、前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶液を
空間速度SV=1で通液した。
【0018】陽イオン交換樹脂に通液した後のイリジウ
ム塩酸溶液中のナトリウム、カリウム、銅、ニッケル、
亜鉛、鉄を原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0
.1mg/l以下であった。また、イリジウムを化学分
析した結果、精製歩留りは99.9%と高いものであっ
た。
ム塩酸溶液中のナトリウム、カリウム、銅、ニッケル、
亜鉛、鉄を原子吸光法で濃度測定したところそれぞれ0
.1mg/l以下であった。また、イリジウムを化学分
析した結果、精製歩留りは99.9%と高いものであっ
た。
【0019】
【比較例1】イリジウム塩酸溶液の陽イオン交換樹脂に
通液する際の塩酸の酸度を1.5Nとした以外は実施例
1と同様に操作したところ、陽イオン交換樹脂に通液後
のイリジウム塩酸溶液中の銅、ニッケル、亜鉛、鉄がそ
れぞれ20mg/l含有しており、不純物を十分除去す
ることができなかった。
通液する際の塩酸の酸度を1.5Nとした以外は実施例
1と同様に操作したところ、陽イオン交換樹脂に通液後
のイリジウム塩酸溶液中の銅、ニッケル、亜鉛、鉄がそ
れぞれ20mg/l含有しており、不純物を十分除去す
ることができなかった。
【0020】
【比較例2】イリジウム塩酸溶液の陽イオン交換樹脂に
通液する際の塩酸の酸度を0.005Nとした以外は実
施例1と同様に操作したところ、陽イオン交換樹脂に通
液後のイリジウム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケ
ル、亜鉛、鉄がそれぞれ0.1mg/l以下であったが
イリジウムが加水分解して一部沈澱が生成し、通液中に
陽イオン交換樹脂に吸着したためイリジウムの精製歩留
りは88%と低下してしまった。
通液する際の塩酸の酸度を0.005Nとした以外は実
施例1と同様に操作したところ、陽イオン交換樹脂に通
液後のイリジウム塩酸溶液中のナトリウム、銅、ニッケ
ル、亜鉛、鉄がそれぞれ0.1mg/l以下であったが
イリジウムが加水分解して一部沈澱が生成し、通液中に
陽イオン交換樹脂に吸着したためイリジウムの精製歩留
りは88%と低下してしまった。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
の方法によれば、簡便な方法でイリジウム塩酸溶液中に
含まれる、卑金属やアルカリ金属を除去することができ
、極めて不純物の少ない塩化イリジウム酸の塩酸溶液を
精製することができ、イリジウム化合物を合成するため
の出発原料とすることも可能となり、また高価なイリジ
ウムを高い精製歩留りで精製することができるものであ
り極めて効果的なものといえる。
の方法によれば、簡便な方法でイリジウム塩酸溶液中に
含まれる、卑金属やアルカリ金属を除去することができ
、極めて不純物の少ない塩化イリジウム酸の塩酸溶液を
精製することができ、イリジウム化合物を合成するため
の出発原料とすることも可能となり、また高価なイリジ
ウムを高い精製歩留りで精製することができるものであ
り極めて効果的なものといえる。
Claims (2)
- 【請求項1】 卑金属及び/又はアルカリ金属を含有
するイリジウム塩酸溶液の酸度を0.01〜1.0Nの
範囲に調節し、陽イオン交換樹脂に接触させて卑金属及
び/またはアルカリ金属を除去することを特徴とするイ
リジウムの精製方法。 - 【請求項2】 前記酸度を調節したイリジウム塩酸溶
液を、陽イオン交換樹脂に接触させる方法がカラムに充
填した陽イオン交換樹脂層に空間速度SV=0.2〜5
で通液するものである請求項1に記載のイリジウムの精
製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3960091A JPH04259341A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | イリジウムの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3960091A JPH04259341A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | イリジウムの精製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04259341A true JPH04259341A (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=12557607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3960091A Pending JPH04259341A (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | イリジウムの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04259341A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212650A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-31 | Furuya Kinzoku:Kk | 金属電極からの白金族金属の回収方法 |
| JP2007297656A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 鉛を含有するヘキサクロロイリジウム(iv)酸アンモニウムの精製方法 |
| JP2015232167A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 微量貴金属の分離方法及び分析方法 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3960091A patent/JPH04259341A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002212650A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-31 | Furuya Kinzoku:Kk | 金属電極からの白金族金属の回収方法 |
| JP2007297656A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 鉛を含有するヘキサクロロイリジウム(iv)酸アンモニウムの精製方法 |
| JP2015232167A (ja) * | 2014-06-10 | 2015-12-24 | Jx日鉱日石金属株式会社 | 微量貴金属の分離方法及び分析方法 |
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