JPH04266006A - 厚膜コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
厚膜コンデンサ及びその製造方法Info
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- JPH04266006A JPH04266006A JP3027139A JP2713991A JPH04266006A JP H04266006 A JPH04266006 A JP H04266006A JP 3027139 A JP3027139 A JP 3027139A JP 2713991 A JP2713991 A JP 2713991A JP H04266006 A JPH04266006 A JP H04266006A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- sol
- thick film
- layer
- film capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイブリッドICなどに
用いられる厚膜コンデンサ及びその製造方法に関するも
のである。
用いられる厚膜コンデンサ及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種電子機器の小型化,高機能化
に伴い、厚膜技術が重要視されている。
に伴い、厚膜技術が重要視されている。
【0003】従来、厚膜コンデンサは、セラミック基板
上に下部電極,誘電体層、及び上部電極を形成してなる
が、一般に、焼成後の誘電体層がポーラスであり、その
まま使用すると外気の水分の吸脱着による誘電率,ta
nδの著しい変化、及び、絶縁抵抗値の低下などの問題
がある。よって、この種のコンデンサについては、水分
を遮断する目的で、最上層にオーバーコートガラス或は
樹脂による保護層が形成される。しかし、樹脂による保
護層は、材料自身の性質上水分を完全に遮断するのは困
難であるため、化学的,熱的安定性にも優れるガラス或
はガラスセラミック等による被覆が一般的に行われてい
る。しかし、オーバーコートガラスについても、脱バイ
ンダ及び焼成時におけるピンホールの発生、或はそれぞ
れの材料の熱膨張率等の不一致によるマイクロクラック
の発生といった問題がある。
上に下部電極,誘電体層、及び上部電極を形成してなる
が、一般に、焼成後の誘電体層がポーラスであり、その
まま使用すると外気の水分の吸脱着による誘電率,ta
nδの著しい変化、及び、絶縁抵抗値の低下などの問題
がある。よって、この種のコンデンサについては、水分
を遮断する目的で、最上層にオーバーコートガラス或は
樹脂による保護層が形成される。しかし、樹脂による保
護層は、材料自身の性質上水分を完全に遮断するのは困
難であるため、化学的,熱的安定性にも優れるガラス或
はガラスセラミック等による被覆が一般的に行われてい
る。しかし、オーバーコートガラスについても、脱バイ
ンダ及び焼成時におけるピンホールの発生、或はそれぞ
れの材料の熱膨張率等の不一致によるマイクロクラック
の発生といった問題がある。
【0004】これらの問題に対し、オーバーコートガラ
スを2層構造とし、下層のガラスのピンホールを塞ぐた
め、上層のガラスを下層のガラスより低温で焼成する(
例えば、特開昭52−35860号公報,特開昭53−
75464号公報)、さらに、下層は結晶化ガラスを用
いる(特開昭50−32466号公報,特開昭50−8
0467号公報,実開昭55−11284号公報)とい
った方法が提唱されている。しかし、この方法において
も上層のガラスを焼成する際に、厚膜コンデンサは50
0℃以上の高温に曝されるため、下層のガラスにピンホ
ール等がある場合、焼成時の昇温,降温に伴う厚膜コン
デンサ中に含まれている気体の膨張収縮による出入りが
生じ、それがピンホール部分に集中する。このため、下
層のガラスのピンホール上に、上層のガラスにもピンホ
ールが発生し、双方がつながる可能性が高くなるといっ
た問題が残されている。
スを2層構造とし、下層のガラスのピンホールを塞ぐた
め、上層のガラスを下層のガラスより低温で焼成する(
例えば、特開昭52−35860号公報,特開昭53−
75464号公報)、さらに、下層は結晶化ガラスを用
いる(特開昭50−32466号公報,特開昭50−8
0467号公報,実開昭55−11284号公報)とい
った方法が提唱されている。しかし、この方法において
も上層のガラスを焼成する際に、厚膜コンデンサは50
0℃以上の高温に曝されるため、下層のガラスにピンホ
ール等がある場合、焼成時の昇温,降温に伴う厚膜コン
デンサ中に含まれている気体の膨張収縮による出入りが
生じ、それがピンホール部分に集中する。このため、下
層のガラスのピンホール上に、上層のガラスにもピンホ
ールが発生し、双方がつながる可能性が高くなるといっ
た問題が残されている。
【0005】さらには、オーバーコートガラスを3層構
造とし、1層目には結晶化ガラス、2,3層目には非晶
質ガラスを用い、2,3層目のガラスを1層目のものよ
り低温で焼成するといった方法も提唱されている(特開
昭55−150266号公報)。しかし、これを製造す
る際の工数の増加等による製造コストの増大といった問
題とともに、2層構造のものと同様の理由により余り大
きな効果は期待できないものである。
造とし、1層目には結晶化ガラス、2,3層目には非晶
質ガラスを用い、2,3層目のガラスを1層目のものよ
り低温で焼成するといった方法も提唱されている(特開
昭55−150266号公報)。しかし、これを製造す
る際の工数の増加等による製造コストの増大といった問
題とともに、2層構造のものと同様の理由により余り大
きな効果は期待できないものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の構
成及び製造方法では、厚膜コンデンサの吸湿による特性
の劣化を完全に防ぐ、信頼性の高い保護層を得るのは困
難であった。
成及び製造方法では、厚膜コンデンサの吸湿による特性
の劣化を完全に防ぐ、信頼性の高い保護層を得るのは困
難であった。
【0007】本発明は、上記従来の課題を解決するため
に、耐湿性及び絶縁特性の高い厚膜コンデンサの製造方
法を提供することを目的とする。
に、耐湿性及び絶縁特性の高い厚膜コンデンサの製造方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、セラミック基板上に下部電極を形成しこの
下部電極上に誘電体層を設けこの誘電体層上に上部電極
を形成する工程と、前記上部電極上に保護層を設ける工
程と、前記ガラス保護層上にゾル−ゲルガラスを塗布し
て焼成することで被覆層を形成する工程とを有したこと
を特徴とする厚膜コンデンサの製造方法とするものであ
る。
に本発明は、セラミック基板上に下部電極を形成しこの
下部電極上に誘電体層を設けこの誘電体層上に上部電極
を形成する工程と、前記上部電極上に保護層を設ける工
程と、前記ガラス保護層上にゾル−ゲルガラスを塗布し
て焼成することで被覆層を形成する工程とを有したこと
を特徴とする厚膜コンデンサの製造方法とするものであ
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、ゾル状態のゾル−ゲルガラス
がガラス保護層に発生したピンホールやマイクロクラッ
クを塞ぎ、熱処理を施してゾル−ゲルガラスをゲル化、
さらにガラス化させることにより、コンデンサ内部への
水分の浸入を完全に遮断する被覆層を形成することがで
きる。従って、厚膜コンデンサの吸湿を防ぎ、耐湿性及
び絶縁特性を高めることができる。
がガラス保護層に発生したピンホールやマイクロクラッ
クを塞ぎ、熱処理を施してゾル−ゲルガラスをゲル化、
さらにガラス化させることにより、コンデンサ内部への
水分の浸入を完全に遮断する被覆層を形成することがで
きる。従って、厚膜コンデンサの吸湿を防ぎ、耐湿性及
び絶縁特性を高めることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例の厚膜コンデンサの
製造方法について詳細に説明する。
製造方法について詳細に説明する。
【0011】市販の銅ペーストを用いて、セラミック基
板として用いたアルミナ基板上に下部電極パターンをス
クリーン印刷し、120℃で15分間乾燥を行った後、
窒素雰囲気中にて900℃で10分間焼成を行った。一
方、マグネシウム・ニオブ酸鉛を主成分とする誘電体粉
末に、アクリル系バインダとα−テルピネオールを加え
、三本ロールで混練し、誘電体ペーストを作成した。 これを、先に作成した下部電極上にスクリーン印刷を行
い、120℃で15分間乾燥を行った。乾燥後の誘電体
層の厚みは45μmであった。これに、上記の銅ペース
トを用い、上部電極パターンをスクリーン印刷し、12
0℃で15分間乾燥を行った後、窒素雰囲気中にて90
0℃で10分間焼成を行った。さらにオーバーコート用
のガラスペーストをスクリーン印刷し、120℃で15
分乾燥した後、窒素雰囲気中にて600℃で10分間焼
成を行いガラス保護層を形成した。このガラス保護層の
厚みは35μmであった。さらにこのガラス保護層の上
にゾル−ゲルガラスをスピンナーにて塗布し、150℃
で2時間加熱して硬化させ被覆層を形成し、厚膜コンデ
ンサを得た。この時、スピンナーの回転数を変えること
により、ゾル−ゲルガラスの厚みが10,20,30μ
mの試料を得た。厚み40μmとなるようにスピンナー
の回転数を調整した試料は、硬化中に熱膨張係数の不一
致によりクラックが発生した。
板として用いたアルミナ基板上に下部電極パターンをス
クリーン印刷し、120℃で15分間乾燥を行った後、
窒素雰囲気中にて900℃で10分間焼成を行った。一
方、マグネシウム・ニオブ酸鉛を主成分とする誘電体粉
末に、アクリル系バインダとα−テルピネオールを加え
、三本ロールで混練し、誘電体ペーストを作成した。 これを、先に作成した下部電極上にスクリーン印刷を行
い、120℃で15分間乾燥を行った。乾燥後の誘電体
層の厚みは45μmであった。これに、上記の銅ペース
トを用い、上部電極パターンをスクリーン印刷し、12
0℃で15分間乾燥を行った後、窒素雰囲気中にて90
0℃で10分間焼成を行った。さらにオーバーコート用
のガラスペーストをスクリーン印刷し、120℃で15
分乾燥した後、窒素雰囲気中にて600℃で10分間焼
成を行いガラス保護層を形成した。このガラス保護層の
厚みは35μmであった。さらにこのガラス保護層の上
にゾル−ゲルガラスをスピンナーにて塗布し、150℃
で2時間加熱して硬化させ被覆層を形成し、厚膜コンデ
ンサを得た。この時、スピンナーの回転数を変えること
により、ゾル−ゲルガラスの厚みが10,20,30μ
mの試料を得た。厚み40μmとなるようにスピンナー
の回転数を調整した試料は、硬化中に熱膨張係数の不一
致によりクラックが発生した。
【0012】これらの実施例について、80個ずつPC
T試験(2気圧飽和水蒸気中)200時間を行った後、
絶縁抵抗値を測定した結果を以下の(表1)に示す。ゾ
ル−ゲルガラスの厚みが10μmのものを実施例1,2
0μmのものを実施例2とする。比較のため、ゾル−ゲ
ルガラスを被覆を行っていない比較例の結果も示してあ
る。また、表中に30μmの結果が示されていないのは
、PCT試験中にクラックが発生したためである。これ
は、試験前には確認できなかったが、40μmのものと
同様の理由でゾル−ゲルガラス中に歪が生じており、試
験の衝撃が加わった際に、クラックの発生源になったも
のと考えられる。(表1)では、絶縁抵抗値が1010
Ωより小さいものを不良品とした。
T試験(2気圧飽和水蒸気中)200時間を行った後、
絶縁抵抗値を測定した結果を以下の(表1)に示す。ゾ
ル−ゲルガラスの厚みが10μmのものを実施例1,2
0μmのものを実施例2とする。比較のため、ゾル−ゲ
ルガラスを被覆を行っていない比較例の結果も示してあ
る。また、表中に30μmの結果が示されていないのは
、PCT試験中にクラックが発生したためである。これ
は、試験前には確認できなかったが、40μmのものと
同様の理由でゾル−ゲルガラス中に歪が生じており、試
験の衝撃が加わった際に、クラックの発生源になったも
のと考えられる。(表1)では、絶縁抵抗値が1010
Ωより小さいものを不良品とした。
【0013】(表1)の結果より、実施例では、PCT
試験後の不良率は低くゾル−ゲルガラスによる被覆層の
有効性が確認された。
試験後の不良率は低くゾル−ゲルガラスによる被覆層の
有効性が確認された。
【0014】
【表1】
【0015】次に本発明の他の実施例について説明する
。市販の銀−パラジウムペーストを用いて、アルミナ基
板上に下部電極パターンをスクリーン印刷し、120℃
で15分間乾燥を行った後、空気中にて900℃で10
分間焼成を行った。一方、マグネシウム・ニオブ酸鉛を
主成分とする誘電体粉末に、エチルセルロースとα−テ
ルピネオールを加え、三本ロールで混練し、誘電体ペー
ストを作成した。これを、先に作成した下部電極上にス
クリーン印刷を行い、120℃で15分間乾燥を行った
。乾燥後の誘電体層の厚みは45μmであった。これに
、上記の銀−パラジウムペーストを用い、上部電極パタ
ーンをスクリーン印刷し、120℃で15分間乾燥を行
った後、空気中にて900℃で10分間焼成を行った。 さらに、オーバーコート用のガラスペーストをスクリー
ン印刷し、120℃で15分乾燥した後、空気中にて7
00℃で10分間焼成を行いガラス保護層を形成した。 このガラス保護層の厚みは40μmであった。さらにこ
のガラス保護層の上にゾル−ゲルガラスを印刷法にて塗
布し、200℃で3時間加熱し、硬化させた被覆層を形
成し、厚膜コンデンサとした。この時硬化後の厚みは、
0.2,0.5,1.0,5.0μmとなるようにした
。
。市販の銀−パラジウムペーストを用いて、アルミナ基
板上に下部電極パターンをスクリーン印刷し、120℃
で15分間乾燥を行った後、空気中にて900℃で10
分間焼成を行った。一方、マグネシウム・ニオブ酸鉛を
主成分とする誘電体粉末に、エチルセルロースとα−テ
ルピネオールを加え、三本ロールで混練し、誘電体ペー
ストを作成した。これを、先に作成した下部電極上にス
クリーン印刷を行い、120℃で15分間乾燥を行った
。乾燥後の誘電体層の厚みは45μmであった。これに
、上記の銀−パラジウムペーストを用い、上部電極パタ
ーンをスクリーン印刷し、120℃で15分間乾燥を行
った後、空気中にて900℃で10分間焼成を行った。 さらに、オーバーコート用のガラスペーストをスクリー
ン印刷し、120℃で15分乾燥した後、空気中にて7
00℃で10分間焼成を行いガラス保護層を形成した。 このガラス保護層の厚みは40μmであった。さらにこ
のガラス保護層の上にゾル−ゲルガラスを印刷法にて塗
布し、200℃で3時間加熱し、硬化させた被覆層を形
成し、厚膜コンデンサとした。この時硬化後の厚みは、
0.2,0.5,1.0,5.0μmとなるようにした
。
【0016】これらの実施例について、80個ずつPC
T試験(2気圧飽和水蒸気中)200時間を行った後、
絶縁抵抗値を測定した結果を以下の(表2)に示す。ゾ
ル−ゲルガラスの厚みが0.2,0.5,1.0,5.
0μmのものをそれぞれ実施例3,4,5,6とする。
T試験(2気圧飽和水蒸気中)200時間を行った後、
絶縁抵抗値を測定した結果を以下の(表2)に示す。ゾ
ル−ゲルガラスの厚みが0.2,0.5,1.0,5.
0μmのものをそれぞれ実施例3,4,5,6とする。
【0017】(表2)の結果より、0.5μm以上のゾ
ル−ゲルガラスによる被覆層については有効性が確認さ
れた。0.2μmのものについては、ゾル−ゲルガラス
が充分にピンホールやマイクロクラックを塞いでいなか
ったと考えられる。
ル−ゲルガラスによる被覆層については有効性が確認さ
れた。0.2μmのものについては、ゾル−ゲルガラス
が充分にピンホールやマイクロクラックを塞いでいなか
ったと考えられる。
【0018】
【表2】
【0019】さらに本発明の他の実施例について説明す
る。実施例1,2と同様にして得られた厚膜コンデンサ
に、オーバーコート用のガラスペーストをスクリーン印
刷し、120℃で15分乾燥した後、窒素雰囲気中にて
640℃で10分間焼成を行い厚みが35μmのガラス
保護層を形成した。
る。実施例1,2と同様にして得られた厚膜コンデンサ
に、オーバーコート用のガラスペーストをスクリーン印
刷し、120℃で15分乾燥した後、窒素雰囲気中にて
640℃で10分間焼成を行い厚みが35μmのガラス
保護層を形成した。
【0020】上記のようにして得られた厚膜コンデンサ
をゾル−ゲルガラスにディッピングすることにより被覆
し、120℃にて1時間加熱し、硬化させ被覆層を形成
した。乾燥後のゾル−ゲルガラスの被覆層の厚みは、な
お、比較例としてオーバーコートガラスによる保護層を
形成せずに、ゾル−ゲルガラスによる被覆層のみ厚膜コ
ンデンサ作成したが、被覆層の厚みは10μmであった
。
をゾル−ゲルガラスにディッピングすることにより被覆
し、120℃にて1時間加熱し、硬化させ被覆層を形成
した。乾燥後のゾル−ゲルガラスの被覆層の厚みは、な
お、比較例としてオーバーコートガラスによる保護層を
形成せずに、ゾル−ゲルガラスによる被覆層のみ厚膜コ
ンデンサ作成したが、被覆層の厚みは10μmであった
。
【0021】これらの実施例7と比較例について、それ
ぞれ80個ずつPCT試験(2気圧飽和水蒸気中)20
0時間を行った後、絶縁抵抗値を測定した結果を以下の
(表3)に示す。
ぞれ80個ずつPCT試験(2気圧飽和水蒸気中)20
0時間を行った後、絶縁抵抗値を測定した結果を以下の
(表3)に示す。
【0022】(表3)の結果より、ゾル−ゲルガラスに
よる被覆は、直接厚膜コンデンサ上に施された場合は効
果がみられないことがわかる。これは、厚膜コンデンサ
が非常にポーラスな構造であるため、その表面をゾル−
ゲルガラスで塞ぎつくすことができなかったためと考え
られる。
よる被覆は、直接厚膜コンデンサ上に施された場合は効
果がみられないことがわかる。これは、厚膜コンデンサ
が非常にポーラスな構造であるため、その表面をゾル−
ゲルガラスで塞ぎつくすことができなかったためと考え
られる。
【0023】
【表3】
【0024】なお、他の実施例として、ゾル−ゲルガラ
スをバーコーターを用いて塗布し、80℃,100℃,
120℃にて2時間加熱し、硬化して被覆層を形成した
。乾燥後のゾル−ゲルガラスによる被覆層の厚みは、7
μmであった。
スをバーコーターを用いて塗布し、80℃,100℃,
120℃にて2時間加熱し、硬化して被覆層を形成した
。乾燥後のゾル−ゲルガラスによる被覆層の厚みは、7
μmであった。
【0025】これらの試料について、PCT試験(2気
圧飽和水蒸気中)200時間を行った結果、80℃,1
00℃のものはゾル−ゲルガラスの膨潤及び、オーバー
コートガラスからの剥離が発生し、実用に供せないこと
が明らかとなった。この現象は、硬化温度が低かったた
め、ゾル−ゲルガラス中に水分及びアルコール分が残留
しており、充分なゲル化,ガラス化が起こっていなかっ
たことによると考えられる。
圧飽和水蒸気中)200時間を行った結果、80℃,1
00℃のものはゾル−ゲルガラスの膨潤及び、オーバー
コートガラスからの剥離が発生し、実用に供せないこと
が明らかとなった。この現象は、硬化温度が低かったた
め、ゾル−ゲルガラス中に水分及びアルコール分が残留
しており、充分なゲル化,ガラス化が起こっていなかっ
たことによると考えられる。
【0026】本発明の製造方法による厚膜コンデンサは
、厚膜コンデンサ上を保護層としてオーバーコート用ガ
ラスで被覆した後、この保護層上をゾル−ゲルガラスに
よる被覆層で被覆したことを特徴とするものである。
、厚膜コンデンサ上を保護層としてオーバーコート用ガ
ラスで被覆した後、この保護層上をゾル−ゲルガラスに
よる被覆層で被覆したことを特徴とするものである。
【0027】従来、ゾル−ゲルガラスを製造する際には
、1200℃以上の高温が必要とされてきた。しかし、
最近、1000℃或はそれ以下の温度でガラスをつくれ
るゾル−ゲル法が開発され、耐熱性の低い材料と組合せ
て用いることが可能となった。これにより、金属アルコ
キシドの溶液であるゾル状態で被覆物に塗布した後、加
熱硬化させ、均一、かつ欠陥のない被覆膜を得る方法が
可能となった。
、1200℃以上の高温が必要とされてきた。しかし、
最近、1000℃或はそれ以下の温度でガラスをつくれ
るゾル−ゲル法が開発され、耐熱性の低い材料と組合せ
て用いることが可能となった。これにより、金属アルコ
キシドの溶液であるゾル状態で被覆物に塗布した後、加
熱硬化させ、均一、かつ欠陥のない被覆膜を得る方法が
可能となった。
【0028】また、厚みを特に、0.5〜20μmとす
る理由は、0.5μm未満であると充分にピンホール及
びマイクロクラックを塞ぎきる効果が期待できず、また
、機械的強度の点でも問題がある。一方、20μmより
厚い場合、ゾル−ゲルガラスの熱膨張率は石英に近く非
常に小さいため、加熱硬化時のオーバーコートガラスの
膨張収縮に対応しきれず、クラックが発生することによ
る。
る理由は、0.5μm未満であると充分にピンホール及
びマイクロクラックを塞ぎきる効果が期待できず、また
、機械的強度の点でも問題がある。一方、20μmより
厚い場合、ゾル−ゲルガラスの熱膨張率は石英に近く非
常に小さいため、加熱硬化時のオーバーコートガラスの
膨張収縮に対応しきれず、クラックが発生することによ
る。
【0029】また、ゾル−ゲルガラスの硬化温度は、ゾ
ル−ゲルガラス中の水分及びアルコール分を完全に飛ば
すため120℃以上が望ましい。硬化温度の上限及び硬
化時間は、保護層の劣化や溶融が起こらない程度であれ
ば上限はない。
ル−ゲルガラス中の水分及びアルコール分を完全に飛ば
すため120℃以上が望ましい。硬化温度の上限及び硬
化時間は、保護層の劣化や溶融が起こらない程度であれ
ば上限はない。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明による厚膜コンデ
ンサの製造方法によれば、保護層としてオーバーコート
用ガラスにより被覆した上に、さらにゾル−ゲルガラス
によって被覆層を形成したものである。これにより、オ
ーバーコートガラスからなる保護層中のピンホール及び
マイクロクラックを塞ぎ、耐湿性及び絶縁特性に優れた
厚膜コンデンサを提供することができる。
ンサの製造方法によれば、保護層としてオーバーコート
用ガラスにより被覆した上に、さらにゾル−ゲルガラス
によって被覆層を形成したものである。これにより、オ
ーバーコートガラスからなる保護層中のピンホール及び
マイクロクラックを塞ぎ、耐湿性及び絶縁特性に優れた
厚膜コンデンサを提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】セラミック基板上に下部電極を形成しこの
下部電極上に誘電体層を設けるとともにこの誘電体層上
に上部電極を形成する工程と、前記上部電極上にガラス
保護層を設ける工程と、前記ガラス保護層上にゾル−ゲ
ルガラスを塗布して焼成することで被覆層を形成する工
程とを有したことを特徴とする厚膜コンデンサの製造方
法。 - 【請求項2】被覆層の厚みが0.5〜20μmであるこ
とを特徴とする請求項1記載の厚膜コンデンサの製造方
法。 - 【請求項3】ゾル−ゲルガラスの硬化温度が120℃以
上であることを特徴とする請求項1記載の厚膜コンデン
サの製造方法。 - 【請求項4】セラミック基板と、このセラミック基板上
に形成された下部電極と、この下部電極上に形成された
誘電体層と、この誘電体層上に形成された上部電極と、
この上部電極を覆うように形成されたガラス保護層と、
この保護層を覆うように形成されたゾル−ゲルガラスか
らなる被覆層とを有する厚膜コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3027139A JPH04266006A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 厚膜コンデンサ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3027139A JPH04266006A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 厚膜コンデンサ及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04266006A true JPH04266006A (ja) | 1992-09-22 |
Family
ID=12212720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3027139A Pending JPH04266006A (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | 厚膜コンデンサ及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04266006A (ja) |
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| KR20180096511A (ko) | 2017-02-21 | 2018-08-29 | 다이요 유덴 가부시키가이샤 | 적층 세라믹 콘덴서 |
| WO2022202039A1 (ja) * | 2021-03-26 | 2022-09-29 | 株式会社村田製作所 | 電子部品 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3027139A patent/JPH04266006A/ja active Pending
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