JPH04276482A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH04276482A
JPH04276482A JP6247991A JP6247991A JPH04276482A JP H04276482 A JPH04276482 A JP H04276482A JP 6247991 A JP6247991 A JP 6247991A JP 6247991 A JP6247991 A JP 6247991A JP H04276482 A JPH04276482 A JP H04276482A
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JP
Japan
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ink
roll
plate
insulating sheet
porous insulating
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Pending
Application number
JP6247991A
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English (en)
Inventor
Toshiichi Onishi
敏一 大西
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印加電圧の極性に応じ
て付着性の変化するインクを用い、一方の電極であるイ
ンキング部材ともう一方の電極である版との間に多孔性
絶縁シートを介して電圧を印加し、該版上にパターン状
にインクを付着させ、被記録体に転写する画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷技術において、平版印刷法、凸版印
刷法やグラビヤ印刷法などが用いられているが、版の作
成に複雑な工程を要したり、インクのパターニングに湿
し水を必要とするなど、取扱いが非常に面倒であった。 また、インクの付着性が気温や湿度の影響を受け易く、
環境安定性に欠けた。このため、これまでの印刷技術を
コンピュータ等の記録用周辺機器に適用するには困難な
面が多い。
【0003】一方、コンピュータ等の記録用周辺機器と
しては、各種の記録方式を用いたプリンタ、例えばレー
ザビーム・プリンタ、インクジェット・プリンタ、感熱
転写プリンタ、ワイヤドット・プリンタやデイジーホイ
ル・プリンタが知られているが、これらは前述した印刷
技術で達成されている多量印刷にはコスト面等で適して
いないという欠点があった。
【0004】これらのプリンタにおける欠点を解決する
ものとして、インクに一対の電極により電圧印加したと
きに、付着性を有するインクが電極に付着しなくなった
り、あるいは付着性のないインクが電極に付着するよう
になったりする性質を利用して、所望のパターンを備え
た電極(版)と対向電極との間に該インクを供給し、上
記一対の電極間に直流電圧を印加することによって、イ
ンクの電気分解により発生したガスを利用し電極のパタ
ーンに応じてインクの付着性を変化させて記録する画像
記録装置を本出願人は開発した(特開平1−31628
8号公報参照)。
【0005】しかしながら、これらの画像記録装置は、
インク画像の精細度を高くする目的で版と対向電極であ
るインキング部材との間隙を非常に狭くして使用されて
いるので、版とインキング部材との間でリークが発生す
るという欠点があった。このリークの発生を防止するた
めに、図4に示すようにインキング部材であるインク担
持ロール1の表面に多孔性絶縁シート11を接着するこ
とが試みられていた。なお、図4の各部については後述
する実施例と共通する部分が多いので、ここでは説明し
ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像記
録装置は、インキング部材表面にインクの電気分解によ
ってガスが発生し、長時間作動させるとこれが多孔性絶
縁シートとの間に蓄積されるので、多孔性絶縁シートに
シワが寄ってインク画像が乱れたり、インキング部材と
版との間の電気抵抗が増加することによって通電電圧を
高くする必要が生じるという欠点があった。
【0007】本発明の目的は、通電により発生したガス
がインキング部材と多孔性絶縁シートの間に蓄積される
ことがない画像記録装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の画像記録装置は
、多孔性絶縁シートが版と当接する点を含むある範囲内
で、多孔性絶縁シートがインキング部材と部分的に当接
する構造を有する。
【0009】
【作用】多孔性絶縁シートが版と当接する点を含むある
範囲内で、多孔性絶縁シートがインキング部材と部分的
に当接する構造であるから、インキング部材と多孔性絶
縁シートの間に発生したガスは、インキング部材の移動
に伴なって周囲に放出される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例を示す画像記
録装置の模式断面図である。
【0012】インキング部材であるインク担持ロール1
は、アルミニウム、銅、ステンレスなどの金属材料や、
シリコンゴム等のゴム材料にカーボンブラックや金属粉
が分散された導電性のゴム部材で構成されている。イン
ク担持ロール1と平行に矢印A方向に回転する搬送ロー
ル13が設けられている。矢印A’方向に回転するイン
ク担持ロール1と搬送ロール13の間にベルト状の多孔
性絶縁シート11が張られている。インク担持ロール1
には矢印B方向に回転する版胴3に装着された版4が多
孔性絶縁シート11を介して当接している。搬送ロール
13には多孔性絶縁シート11を介して、矢印E方向に
回転するコーティングロール9が当接し、コーティング
ロール9上のインク溜10からインク2を多孔性絶縁シ
ート11上に供給可能に構成されている。多孔性絶縁シ
ート11としてはたとえば連続気孔の多孔質体が好まし
く用いられる。この連続気孔の多孔質体としては例えば
スポンジ、濾過材(ベルイータ(鐘紡株式会社製)など
)、研摩材、吸水材、給水材、拭浄材(ベルクリン(鐘
紡株式会社製)など)、不織布、寒冷紗、綿、アセテー
ト、ポリエステル、ナイロンなどの素材よりなる織物、
ガラスフィルター、セラミックフィルターなどが好まし
い。しかし、表面が粗いと、版4上の像様パターン上に
付着したインクに、多孔性絶縁シート11の表面形状が
シマ模様となって現れやすくなるため、連続気孔の径は
、イオン伝導性が保たれる範囲内でできるだけ小さいの
が好ましい。このような材料として多孔性のポリオレフ
ィンフィルムが知られている。例えばエクセポールE.
BSP(三菱化成株式会社製)、ハイポア(旭化成株式
会社製)、セルポア(積水化学株式会社製)等が用いら
れる。また、インクや電解質溶液等の浸透圧を向上させ
、イオン伝導性を良くするために、これらを親水化処理
したものを多孔性絶縁シート11に使用するのが好まし
い。多孔性絶縁シート11を介したインク担持ロール1
の表面上のインク2には矢印B方向に回転する版胴3上
の版4が接し、版4の画像部にインク2が転写されてイ
ンク画像が形成される。版4としては、公知のものが使
用できる。例えば、オフセット印刷用の版、グラビア印
刷用の版、凸版等が使用できる。また、導電部と絶縁部
で版4を構成し、例えば版4とインク担持ロール1の間
に電圧を印加して版4の導電部ではインクの付着性がな
くなり、絶縁部のみにインクが付着するようにしてもか
まわない。また、版4とインク担持ロール1との間にさ
らにロールを介在させ、均一なインク層を形成させても
よく、また、ロール同士を一対の導電部材として電圧を
印加してもよい。中間転写部材であるブラン胴5は、版
4と圧接しつつ矢印C方向に回転し、版4上のインク画
像をブラン胴5に転写する。圧胴6はブラン胴5と圧接
しつつ矢印D方向に回転し、ブラン胴5との間を矢印F
方向に通過する被記録体7(紙、布、金属シートなど)
上にブラン胴5上のインク画像を転写する。被記録体7
上に上記インク画像に対応する画像が形成される。
【0013】場合によってはブラン胴5を設けずに、版
4上のインク画像を被記録体7上に直接転写してもかま
わないが、ブラン胴5の表面材質により版4の摩耗劣化
を防止することができ、また版4と同じパターンの画像
を被記録体7上に得ることができる。
【0014】インク担持ロール1と版4の間には、電源
15によって版胴3側が陰極、インク担持ロール1側が
陽極となる電圧が印加されるようになっているが、使用
するインクの性状によって版4側を陽極、インク担持ロ
ール1側を陰極としてもかまわない。電源15による電
圧は、具体的には版胴3およびインク担持ロール1のそ
れぞれの回転軸間に印加するとよい。インク担持ロール
1表面上に形成されるインク2の層の厚さは、インク担
持ロール1とコーティングロール9とのギャップの大き
さ、インク2の流動性ないし粘度、インク担持ロール1
表面の材質ないし粗面度、あるいはインク担持ロール1
の回転速度等によって異なるが、インク担持ロール1が
版胴3上の版4に対向するインク転写位置において、概
ね0.001〜100mm程度、特に0.001 〜1
0mmであることが好ましい。このインク2の層厚が0
.001 mm未満では、インク担持ロール1上に均一
なインク層を形成することが困難となる。一方、このイ
ンク層厚が100mmを越えると、インク層の表層(版
4に接触する側の層)を均一な周速としつつ、インク2
を搬送することが困難となり、またインク担持ロール1
と版4との通電も容易でなくなる。インク2は、水を含
有するインク(水溶性インク、エマルジョンインク)で
あれば、電圧印加により付着性から非付着性へと変化し
て本発明の画像記録装置に使用できる。版4は、例えば
金属などの導電性基材上に絶縁材料からなる所望の絶縁
性パターンが設けられている。導電性基材の材料として
は、アルミニウム、銅、ステンレス、白金、金、クロム
、ニッケル、りんせい銅、炭素などや、導電ポリマーあ
るいは各種ポリマー中に金属フィラーを分散させたもの
が用いられる。絶縁性パターンの材料としては、熱転写
記録材料(主にワックスや樹脂)、電子写真のトナー、
ビニル系ポリマーおよび天然あるいは合成のポリマーが
用いられる。
【0015】また、版4としては導電性材料からなる基
材上に、放電破壊により像様の導電パターンが形成され
た絶縁膜を有するものも使用できる。さらに、導電材料
からなる基材上に、銀粒子の析出による銀画像の導電パ
ターンを形成した写真画像を有する版も使用できる。
【0016】こうして版4とインク担持ロール1間に電
源15により電圧を印加することにより、版4の導電部
分と接触するインク2の付着性が変化して、その付着性
の差により版4上にインク2をパターン状に付着させて
、インク画像を形成する。電源15の電圧は実用的には
3〜100V、特には5〜80Vの直流電圧が好ましく
、高周波(10Hz〜100kHz )の交流バイアス
電圧(10V〜100V)を更に印加することによって
、画質を一層シャープにすることができる。
【0017】次に、本実施例の動作について説明する。
【0018】矢印A方向に回転する搬送ロール13とイ
ンク担持ロール1との間に張られた多孔性絶縁シート1
1上に、インク溜10のインク2が矢印E方向に回転す
るコーティングロール9によって均一の厚みで塗布され
る。次に、版4とインク担持ロール1との間に電源15
によって電圧を印加すると、多孔性絶縁シート11を介
してインク担持ロール1に当接しながら矢印B方向に回
転する版胴3に装着された版4上にインク2がパターン
状に付着する。この版4上に形成されたインク画像は、
矢印C方向に回転するブラン胴5に転写され、ブラン胴
5と、矢印D方向に回転する圧胴6との間を矢印F方向
に移動する被記録体7上にインク画像8として記録され
る。このときインク担持ロール1の外周面の半分の領域
には、多孔性絶縁シート11が当接していないので、イ
ンク担持ロール1の外周面に発生したガスがインク担持
ロール1と多孔性絶縁シート11との間に蓄積されるこ
とはない。
【0019】なお、本実施例の変形として、図1に示す
コーティングロール9を、搬送ロール13側に当接させ
た構成でなく、インク担持ロール1側に当接させた構成
としてもよい。また、インク担持ロール1と搬送ロール
13は垂直に設けなくてもよい。
【0020】次に、電圧印加により、インクが付着性か
ら非付着性へと変化するメカニズムについて説明する。
【0021】電圧印加による通電により、インクが電気
分解してガスを発生し、このガスによりインクが電極に
付着しなくなる。インクが電気分解してガスを発生する
ようにするためには、インク中に水、アルコール、グリ
コール等の溶媒、あるいは塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム等の電解質が溶解した溶媒を含有させる。インクの電
気抵抗は低い方が良く、体積抵抗を105 Ω・cm以
下にすることが好ましい。体積抵抗が105 Ω・cm
 を超えると通電量が低下し、あるいは通電量の低下を
防ぐために高電圧が必要となる。また、版へのインクの
転写は、インク層の電圧の印加された部分については、
厚み方向のほぼ全部が(バルク移動と称す。)転写する
【0022】インクが、水やアルコールのような液体で
は凝集力が弱く、好適な粘着性が得られない。このイン
クは、例えば鉛直方向に立てた白金メッキステンレス板
に2mmの厚さでインクを付着させたときに、インクが
実質的に白金メッキステンレス板上に保持される程度の
ものであることが好ましい。また、2枚の白金メッキス
テンレス板の間に、インクを挟んでインクの厚さを2m
mとし、電圧印加しない状態で2枚の白金メッキステン
レス板を互いに引離したときに、どちらの板にもインク
が同程度に付着するものであることが好ましい。インク
の粘性率は、ずり速度10rad/s 、温度25℃に
おいて、101 〜1010ポアズ、特には104 〜
108 ポアズが好ましい。
【0023】上述のメカニズムをとるインクは、基本的
に無機あるいは有機の微粒子と液体分散媒とで構成され
る。インクの微粒子は、インクの切れを良くし画像の解
像度を向上させる。インクは、コロイドゾルの無定形固
体で、流動性においては非ニュートン流動体である。
【0024】インクの付着性変化を電圧印加によって行
なわせるには、インク中に微粒子を含有させる。前述の
液体分散媒中で、例えばホモジナイザー、コロイドミル
、超音波分散器内で混練されることにより、微粒子分散
体が形成される。このような粒子としては、金属(Au
、Ag、Cuなど)粒子、硫化物(硫化亜鉛ZnS 、
硫化アンチモンSb2S3 、硫化カリウムK2S 、
硫化カルシウムCaS 、硫化ゲルマニウムGeS、硫
化コバルトCoS 、硫化スズSnS 、硫化鉄FeS
、硫化銅Cu2S、硫化マンガンMnS 、硫化モリブ
デンMo2S3 など)粒子、ケイ酸(オルトケイ酸H
4SiO4、メタケイ酸H2SiO3、メソ二ケイ酸H
2Si2O5 、メソ三ケイ酸H2Si3O3 、メソ
四ケイ酸H6Si4O11など)粒子、ポリアミド樹脂
粒子、ポリアミドイミド樹脂粒子、水酸化鉄粒子、水酸
化アルミニウム粒子、フッ化雲母粒子、ポリエチレン粒
子、モンモリロナイト粒子、フッ素樹脂などを用いるこ
とができる。また電子写真のトナーとして用いられてい
る種々の荷電制御剤を含有したポリマー粒子を用いるこ
ともできる。
【0025】上述の微粒子としては、平均粒子径で10
0μm以下、好ましくは 0.1μm〜20μm、中で
も10μm以下のものを用いることができ、またこのよ
うな微粒子は、インク中にインク100重量部に対して
1重量部以上、好ましくは3重量部〜90重量部、特に
好ましくは5重量部〜60重量部で含有することができ
る。 また、インクに用いる液体分散媒としては、エチレング
リコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール(重量平均分子量、約10
0〜1000)、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、メチルカルビトール、
エチルカルビトール、ブチルカルビトール、エチルカル
ビトールアセテート、ジエチルカルビトール、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、グリセリン、トリエタノールアミン、
ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルサルフ
オキサイド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジ
メチルイミダゾリジノン、N−メチルアセトアミド、炭
酸エチレン、アセトアミド、スクシノニトリル、ジメチ
ルスルホキシド、スルホラン、フルフリルアルコール、
N,N−ジメチルホルムアミド、2−エトキシエタノー
ル、ヘキサメチルホスホリックトリアミド(ヘキサメチ
ルリン酸トリアミド)、2−ニトロプロパン、ニトロエ
タン、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、
1,2,6 −ヘキサントリオール、ジプロピレングリ
コール、ヘキシレングリコールなどの単独または2種の
混合媒体を用いることができる。液体分散媒は、インク
100重量部に対し、40〜95重量部、特には60〜
85重量部含有するのが好ましい。
【0026】好ましい具体例では、インクの粘度を制御
するためにインク材中に前述した液体分散媒に可溶なポ
リマーをインク材100重量部に対して1〜90重量部
、さらには、1〜50重量部、特に1〜20重量部の割
合で含有させることができる。このようなポリマーとし
ては、グアーガム、ローカストビーンガム、アラビアガ
ム、タラガント、カラギナン、ベクチン、マンナン、デ
ンプン等の植物系ポリマー;キサンタンガム、デキスト
リン、サクシノグルカン、カードラン等の微生物系ポリ
マー;ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン等
の動物系ポリマー;メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース系ポリ
マー、あるいは可溶性デンプン、カルボキシメチルデン
プン、メチルデンプン等のデンプン系ポリマー、アルギ
ン酸プロピレングリコール、アルギン酸塩等のアルギン
酸系ポリマー、その他多糖類系の誘導体等の半合成ポリ
マー;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー
、ポリアクリル酸ナトリウム等のビニル系ポリマー;そ
の他ポリエチレングリコール、酸化エチレン、酸化プロ
ピレンブロック共重合体、アルキド樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、アミノアルキド樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリエステルイミド樹脂、
シリコン樹脂等の合成ポリマーを単独または2種以上組
合わせて用いることができる。またシリコングリースの
ようなグリース類、ポリブデン等の液状ポリマーを用い
ることも可能である。
【0027】インクの付着性変化が、電気分解によるガ
スの発生に起因することから、液体分散媒としては水、
メタノール、エタノール、グリセリン、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール等の溶媒、あるいはヨウ化
カリウム、ホウフッ化リチウム等の電解質を溶解した溶
媒が好ましく用いられる。液体分散媒および微粒子の含
有量は、前述のものと同様である。特に、液体分散媒と
して水、あるいは水の含有したものを用いると、陰電極
側で水素ガスを発生し易く好ましい。水と他の液体分散
媒とを混合する場合、水の含有量は、インク100重量
部に対して1重量部以上、特には5重量部以上が好まし
い。電気分解によりガスを発生するインクの場合、イン
ク中に含有する微粒子としては、先に掲げたもののほか
、シリカ、フッ化炭素、酸化チタン、カーボンブラック
、フッ化炭素などが用いられる。インクの好ましい具体
例では、インクの粘弾性特性を考慮すると、インク中の
微粒子の全部あるいは一部に、前述の液体分散媒を保持
できる膨潤性微粒子を用いるのが好ましい。このような
膨潤性微粒子としては、例えばNa−モンモリロナイト
、Ca−モンモリロナイト、3−八面体合成スメクタイ
ト、Na−ヘクトライト、Li−ヘクトライト、Na−
テニオライト、Na−テトラシリシックマイカやLi−
テニオライト等のフッ化雲母、合成雲母、シリカなどが
ある。上述のフッ化雲母は下記一般式(1)によって示
すことができる。 一般式(1) W1 〜1/3 (X,Y)2.5 〜3 (Z4 O
10)F2式中、WはNa又はLi、XおよびYはMg
2+, Fe2+, Ni2+, Mn2+, Al3
+, Fe3+, Li+などの6配位イオン、ZはA
l3+, Si4+, Ge4+, Fe3+, B3
+ またはこれらの組合せ(Al3+/Si4+)など
の配位数4の陽イオンを表わしている。
【0028】膨潤性微粒子の平均粒子径は、乾燥状態で
75μm以下、更には0.8 〜15μm、中でも8μ
m以下が好ましい。
【0029】インクには、必要に応じてカーボンブラッ
ク等の一般に印刷、記録の分野で用いられる染料や顔料
などの着色材を含有することができる。インクに着色材
を含有する場合、着色材の含有量はインク100重量部
に対して0.1〜40重量部、特には1〜20重量部が
好ましい。また、着色材の代わりに、あるいは着色材と
共に、電圧印加により発色する発色性化合物を含有して
もかまわない。その他、インク中に導電性を付与する電
解質、増粘剤、減粘剤、界面活性剤などを含有すること
ができる。また、前述した微粒子自体に着色材としての
機能を兼用させることも可能である。
【0030】このようなインクを得るには、例えば液体
分散媒および微粒子を通常の方法により混合すればよい
【0031】図2は本発明の第2の実施例を示す画像記
録装置の模式断面図、図3は図2のGG’線断面図であ
る。
【0032】多孔性絶縁シート11は、補強部材である
フレーム12bの外周部に巻きつけられることにより両
側端が円形に補強された円筒形状であり、糸巻き形の支
持体12aの外周部に対してフレーム12bの内周部が
滑動可能にはめ込まれている。そして支持体12aの外
周部の回転対称位置にインク担持ロール1の回転軸と搬
送ロール13の回転軸が通る切り欠きが形成され、この
切り欠きにそれぞれの回転軸が通っている。フレーム1
2bには図3に示すように段部12cが設けられ、内歯
車が形成されている。インク担持ロール1と搬送ロール
13の端部にはそれぞれギア1a、ギア1bが形成され
、段部12cに形成された内歯車とかみ合っている。
【0033】図2に示すように、インク担持ロール1と
搬送ロール13が回転することにより、フレーム12b
に張られた円筒形状の多孔性絶縁シート11が回転し、
第1の実施例と同様の動作が行われ、本実施例でもイン
ク担持ロール1上に発生したガスは蓄積されることがな
い。本実施例では上記のように回転伝達手段を歯車とし
たが、これに限るものではなく摩擦係数の高い部材で構
成して、当接させておく方法でもよい。なお、どの様に
構成した場合でも、インク担持ロール1と搬送ロール1
3の表面はそれぞれ多孔性絶縁シート11と接触させて
おかなくてはならない。
【0034】第1、第2の実施例では、インキング部材
と版をロール形状としたが、版が平版である場合は、多
孔性絶縁シートを外枠などで張って、インキング部材と
版が接する際に、両者の間に横方向から挿入する構成に
してもよいし、多孔性絶縁シートをインキング部材と版
との間に、両者に接触しないように配設しておき、イン
キングの際に、インキング部材と版とが互いに多孔性絶
縁シートをはさみ込むように近接させてもよい。 <試作例1>以下の通りインクの製造を行なった。
【0035】     水      15g     グリコール系溶媒  TE−100(旭電化製
)     49.4 gから成る混合溶媒に LiB
F4 7.5gとポリビニルピロリドン8.2gを60
℃で溶解させた。これにコロイダルシリカ、アエロジル
#200(日本アエロジル社製)、カーボンブラック 
Mogel L(キャボット社製)11.8gを3本ロ
ールミルで混合して練肉し、黒色の無定形インクを得た
。得られたインクの体積抵抗率を測定したところ、1×
103Ω・cm であった。このインクを用いて各部材
を以下の通りに構成した図4と同様の装置にて印刷を行
ったところ、版4とインク担持ロール1との間でリーク
を発生することなく10数枚程度迄は解像度の高い良好
な画像が得られた。インク担持ロール1と多孔性絶縁シ
ート11との間にはガスが蓄積し、多孔性絶縁シート1
1にはシワが生じていた。
【0036】版胴3…30μm厚のステンレス板上にビ
ニル系樹脂でパターンを作成し、導電性の両面テープを
用いてシリコンゴムとカーボンブラックから成る80m
m径の導電性シリコンゴムロール(体積抵抗2×100
 Ω・cm )上に接着した。
【0037】インク担持ロール1…35mm径、白金メ
ッキステンレスロール 多孔性絶縁シート11…23μm厚、多孔性ポリオレフ
ィン、エクセポールEBSP・BX−4、親水化処理品
(三菱化成株式会社製) コーティングロール9…シリコンゴムロールブラン胴5
…NBRゴムロール 圧胴6…ステンレスロール インク担持ロール1上の多孔性絶縁シート11は、イン
ク担持ロール1の両端部およびシートの接合部で不図示
の両面テープにより接着した。 <試作例2>試作例1と同じインクを用い、同じ条件で
図1に示す装置により印刷を行った。図1において搬送
ロール13はシリコンのゴムロールであり、その他の部
材は試作例1と同じである。
【0038】コーティングロール9により多孔性絶縁シ
ート11から成るベルト上にインクを均一に塗布し、版
4を陰極に、インク担持ロール1を陽極として40Vの
直流電圧を印加しながら版胴3を周速度100mm/s
ecで回転させたところ、版4のパターン上にインクが
付着し、このインクをブラン胴5から紙へと順次転写し
、画像を得た。この条件で印刷を連続20枚行ったとこ
ろ、いずれも良好な画像が得られた。インク担持ロール
1と多孔性絶縁シート11との間にはガスの蓄積がなく
、多孔性絶縁シート11にはシワや気泡が生じなかった
。 <試作例3>試作例1と同様のインクを用い、図2に示
す構成の装置を用いて印刷を行った。図2の装置におい
て、 ドラム12…ステンレス製(径90mmのフレーム12
b、および径20mmの中心軸を有する糸巻き形状の支
持体12a) 搬送ロール13…シリコンゴムロール(径35mm)こ
れら以外の部材は試作例1と同様の構成部品を用いた。 版胴3を線速度100mm/secで回転させ、版4を
陰極、インク担持ロール1を陽極として40Vの電圧を
印加したところ、版4のパターン上にインクが選択的に
付着した。このインクをブラン胴5から紙へと順次転写
させることにより、良好な画像が得られ、連続20枚の
印刷を行ったところ、全く画質の劣化が生じなかった。 インク担持ロール1と多孔性絶縁シート11との間には
ガスが蓄積せず、多孔性絶縁シート11にはシワや気泡
が生じなかった。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、多孔性絶
縁シートが版と当接する点を含むある範囲内で、多孔性
絶縁シートがインキング部材と部分的に当接する構造と
することにより、連続動作を行ってもインキング部材表
面と多孔性絶縁シートとの間にインクの電気分解によっ
て発生したガスが蓄積されることはないので多孔性絶縁
シート上のシワや気泡などを原因とする画像の乱れが発
生せず、また、インキング部材と版との間の電気抵抗が
増加しないので通電に必要な電圧を高くする必要がない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す画像記録装置の模
式断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す画像記録装置の模
式断面図である。
【図3】図2の装置におけるGG’線断面図である。
【図4】従来の画像記録装置の模式断面図である。
【符号の説明】
1    インク担持ロール 2    インク 3    版胴 4    版 5    ブラン胴 6    圧胴 7    被記録体 8    インク画像 9    コーティングロール 10    インク溜 11    多孔性絶縁シート 12    ドラム 13    搬送ロール 14    導電性両面テープ 15    電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  印加電圧の極性に応じて付着性の変化
    するインクを用い、一方の電極であるインキング部材と
    もう一方の電極である版との間に多孔性絶縁シートを介
    して電圧を印加し、該版上にパターン状にインクを付着
    させ、被記録体に転写する画像記録装置において、前記
    多孔性絶縁シートが前記版と当接する点を含むある範囲
    内で、前記多孔性絶縁シートが前記インキング部材と部
    分的に当接する構造を有することを特徴とする画像記録
    装置。
  2. 【請求項2】  前記構造として、前記インキング部材
    がロールで、前記多孔性絶縁シートが無端ベルトであり
    、前記インキング部材と平行に、かつコーティングロー
    ルと近接して搬送ロールが設けられ、前記多孔性絶縁シ
    ートが前記インキング部材と前記搬送ロールの間に、前
    記版および前記コーティングロールと当接するように張
    られている、請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】  前記構造として、前記インキング部材
    がロールで、前記多孔性絶縁シートが、両側端が円形に
    補強された円筒形状をなし、前記インキング部材と平行
    に搬送ロールが設けられ、前記多孔性絶縁シートが前記
    版と当接するとともに、内面が前記インキング部材と前
    記搬送ロールに当接している、請求項1記載の画像記録
    装置。
  4. 【請求項4】  前記多孔性絶縁シートが親水性である
    請求項1から3のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】  前記版を陰極、前記インキング部材を
    陽極として電圧が印加される請求項1から4のいずれか
    1項に記載の画像記録装置。
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