JPH0428574Y2 - - Google Patents

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JPH0428574Y2
JPH0428574Y2 JP9000888U JP9000888U JPH0428574Y2 JP H0428574 Y2 JPH0428574 Y2 JP H0428574Y2 JP 9000888 U JP9000888 U JP 9000888U JP 9000888 U JP9000888 U JP 9000888U JP H0428574 Y2 JPH0428574 Y2 JP H0428574Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科技工用パターン補足シールに関
し、更に詳しくいえば、歯科技工の分野におい
て、インレー、クラウン、継続歯、前装冠などの
鋳造歯冠修復物を鋳造する際の前処理として利用
されるものであり、特に、鋳造された歯冠修復物
の研磨時の目減り分を補足する作業を簡単化し、
且つ均一な厚さを付加した状態で鋳上げる事がで
きるようにした歯科技工用パターン補足シールに
関する。
〔従来の技術〕
従来、歯科技工の分野において、インレー、ク
ラウン、継続歯、前装冠などの歯冠修復物は、鋳
造により製作されていた。
このような鋳造歯冠修復物のほとんどは、ワツ
クス、またはパターンレジン等によりパターン形
成し、これを鋳造により、金属に置き換える方法
で製作されている。
鋳上がつた鋳造歯冠修復物は、研磨仕上げして
歯列中に納めるが、その際、体積の目減りがあ
る。従つて、鋳造前に、パターンの所要箇所に補
足用の処理をして、パターンを大きく作ることに
より補足していた。
第4図〜第6図は従来例の説明図であり、第4
図は、臼歯部における上下歯列の標準的咬合状態
を示す図、第5図は、歯列作業模型の斜視図、第
6図はパターン及び鋳造歯冠修復物のコンタクト
面の説明図である。
第4図に示したように、通常の場合、歯冠修復
物36は、隣接する歯牙37に密接にコンタクト
していなければならない。
また、咬合面は、対合歯と欠損部を補綴する為
のブリツジのポンテイツク基底面の多くは、歯槽
粘膜と接していなければならない。
そのため、従来は、第6図に示したように、目
減りしてしまう分をパターンに補足する処理を行
う。
第6図イは、臼歯のコンタクト面を示した図、
ロは前歯の側面図、ハは臼歯のポンテイツクの斜
視図、ニは臼歯咬合面の平面図を示したものであ
り、これらに示したパターン38の所定の箇所3
0〜34に補足を行う。
この補足は、パターン38の所定箇所に、溶融
したワツクスを盛り足したり、パターンレジン
(樹脂)を余分に盛つたり、マニキユア等の粘性
の強い液状のものを塗布することにより行つてい
た。
また、ハに示したポンテイツクの基底面32の
場合には、第5図に示す歯列作業模型の粘膜部3
5を削つてパターンを大きく作ることにより補足
していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来のものにおいては次のような
欠点があつた。
(1) 溶融ワツクスを盛り足す方法では、盛り足す
ワツクスやインスツルメントの熱により、せつ
かく精密に仕上げたパターンの形態の一部が溶
けたり変形したりする。
(2) マニキユア等の粘性、流動性のある液体を塗
布する方法では、未乾燥状態でパターンを埋没
する結果となり、塗布したものが流れたり、鋳
肌を荒らしたりする。
(3) 上記(1)、(2)に示した方法や、パターンレジン
を余分に盛る方法では、付与する厚みが一定で
はなく、不均一となる。
(4) 歯列作業模型の粘膜部を削る方法も、その量
が大ざつぱとなる。
その為、鋳造された歯冠修復物のコンタクト
面に、常に過不足を生じる。不足した時は、前
段階のパターンから作り直さなければならない
し、多過ぎた時は、隣在歯や対合歯、粘膜面な
どに正確に適合させるため、鋳造された歯冠修
復物である金属を歯列に削り合わせて行く。
この作業は、精密さを要求され、調整に多大
の神経と時間を費やさなければならなかつた。
また、材料の貴金属も多くのロスが出て、資
源のむだ遣いともなつていた。
(5) 不正確な歯冠補綴物を口腔内に装着する事
は、患者の他の歯牙や粘膜に悪影響を与える結
果となる。
本考案は、このような従来の欠点を解消し、鋳
造歯冠修復物の研磨時における目減り分をパター
ンに補足する際の作業を簡単化し、しかも安価
に、かつ均一な厚みの補足ができるようにするこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は次のよう
にしたものである。
本考案に係る歯科技工用パターン補足シール
は、鋳造歯冠修復物の研磨による目減り分を補正
して鋳造することにより、歯列中において隣在歯
や対合歯、または粘膜面との間に隙間を生じない
ようにするものである。
即ち、鋳造歯冠修復物を研磨仕上げする際の目
減り分を補足するために、パターンの所定箇所に
貼り付けて使用する歯科技工用パターン補足シー
ルにおいて、 剥離シート上に、粘着剤層と基材層とを1組積
層した積層体を設け、更に、任意形状のコンタク
ト面形状部の周囲に、粘着剤層と基材層とを貫通
した切れ目を設けたものである。
また、任意形状のコンタクト面形状部を、粘着
剤層と基材層とを1組積層した積層体で構成し、
このコンタクト面形状部を、剥離シート上に設け
たものである。
〔作用〕
上記のように構成したので、コンタクト面形状
部を剥離シートから剥がしてパターンに貼るだけ
の簡単な作業で、均一な厚みの補足ができる。
しかも、補足の厚みが増しても、基材層の間に
粘着剤層が介在しているから、柔軟性を損なわず
に必要な厚みの補足ができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
第1図は、本考案に係る歯科技工用パターン補
足シールの第1実施例の構成図であり、Aは全体
の斜視図、BはX−X線における一部拡大断面図
である。
図において、1はパターン補足シール、2は剥
離シート、3は粘着剤層、4は基材層、5は切れ
目を示す。
パターン補足シール1は、剥離シート2上に、
粘着剤層3を形成し、その上に基材層4を設け、
所定の形状のシールとして剥がせるように、切れ
目5を多数設けたものである。
即ち、剥離シート2上に、粘着剤層3と基材層
4とを1組積層し、鋳造歯冠修復物の外面のコン
タクト面に相応したコンタクト面形状部6に型抜
きするための切れ目5を設けてパターン補足シー
ル1を作る。
そして、コンタクト面形状部6は、剥離シート
2から剥がして使用できるように、その周囲の切
れ目5が、閉ループ状に、かつ、上面から剥離シ
ート2に達する深さで設けられている。
このコンタクト面形状部6を剥離シート2から
剥がした場合は、粘着剤層3と基材層4との組が
1組積層されて一体となつて取り出せるから、こ
れをパターンの所定部分に貼ることで目減り分の
補足ができる。
結局、上記のパターン補足シール1に多数形成
されている、コンタクト面形状部6を1枚ずつ
(基材層4と粘着剤層3との組を1組積層して一
体化したもの)剥がしてパターンの所要箇所に密
着して貼りつけ、埋没、焼却、鋳造する事によ
り、鋳造歯冠修復物に一定の厚味を付加した状態
で鋳上げる事が出来る。
上記のコンタクト面形状部6は、例えば、楕円
形の1部が凹陥したそら豆形状、長卵円形状、楕
円形の一部が突出した形状、円形など、種々の形
状とする。
上記基材層4は、小さな歯面の曲面に、柔軟性
を持つて密着するように、例えば、100μ〜120μ
程度の厚さにする。
また、材料としては、ポリエチレンシートを用
い、内面にコロナ処理を施し、粘着剤との接着力
を強める。
粘着剤層3としては、厚さ25μ〜40μの芯なし
の天然ゴム、アクリル系混合一液溶剤型とし、粘
着性能は、例えばJIS−0273で規定している程度
の強粘性のものとする。
剥離シート2は、テフロン加工紙に、シリコン
処理を施したもの、または、ポリプロピレンシー
トを使用する。
上記の場合、剥離シート2と粘着剤層3との接
着力は、基材層4と粘着剤層3との接着力よりも
小さいことが必要である。
第2図は、本考案の第2実施例の構成図であ
り、第1図と同符号は同一のものを示す。なお、
A図は全体の斜視図であり、B図はX−Y線にお
ける一部拡大断面図である。
この実施例では、第1図に示した実施例におい
て、コンタクト面形状部6だけを残し、残りの基
材層4と粘着剤層3を取り除く。
この断面形状はB図のようになつていて、剥離
シート2上に、粘着剤層3と基材層4とを1組積
層した積層体から成るコンタクト面形状部6が、
突出して複数個点在したものとなつている。
このようにすると、剥離シート2からコンタク
ト面形状部6を剥がし取ることが容易となる。
このような歯科技工用のパターン補足シール1
は、1枚のシール上に1個設けるか、または複数
個(任意個数)のコンタクト面形状部6を縦及び
横方向に任意のレイアウトで配列する。
第3図は、上記実施例における、パターン補足
シールの商品化形態例を示した図であり、第1図
及び第2図と同符号は同一のものを示す。
イは上記実施例におけるパターン補足シール1
をシート状とし、これにカバー7を付けたもので
ある。
このカバー7は、例えば、剥離シート2の面積
を、粘着剤層3と基材層4から成る補足シール部
分の必要面積よりも大きくして、型抜き後、任意
の位置より2つ折りすることで形成する。
また、上記のパターン補足シール1の外形(平
面形状)は、矩形、正方形、台形、円形、楕円形
など、任意の形状で良い。
このように、カバー7を設ければ、パターン補
足シール1が汚れたり、剥がれたりすることを防
ぐことができる。
ロは、パターン補足シール1をテープ状とし、
基材層4と粘着剤層3とを積層したコンタクト面
形状部6を外側にしてロール状に巻回したもので
ある。
このようにすると、使用に際し、コンタクト面
形状部6を剥がし易い。また、パターン補足シー
ル1を大量に収納出来る。
ハは、パターン補足シール1をテープ状とし、
剥離シート2を外側にしてロール状に巻回したも
のである。
従つて、コンタクト面形状部6が汚れたり、剥
がれたりすることが少なくなる。
ニは、上記ロまたはハで示したテープ状のパタ
ーン補足シール1をロール状に巻回したものを、
収納ケース8内に入れたものである。
ホは、上記ニのような収納ケースではなく、テ
ープカツタを備えたカツタ付ケース9に収納した
ものである。
このようにすれば、使用時に、適当な長さに切
断しながら使用できて便利である。
なお、上記実施例におけるパターン補足シール
は、歯科技工用について説明したが、これは、例
えば、彫金等の鋳造に際しても利用することが可
能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば次のよう
な効果がある。
(1) パターン補足シールのコンタクト面形状部
を、剥離シートから剥がしてパターンに貼るだ
けで、コンタクト部における熱によりパターン
の変形や、粘性及び流動性のある液体による鋳
造物の鋳肌荒れ等を防ぐことができると共に、
研磨による目減り相当分を、常に一定の厚みを
付加した状態で鋳上げる事ができる。
(2) 鋳造歯冠修復物の補足が均一の厚みにできる
から、研磨仕上げに調整が大変楽になり、か
つ、貴金属から成る鋳造歯冠修復物のロスが少
なくなる。
また、作業時間も短縮できる。
(3) パターン補足シールは、安価な材料だけで出
来るから、鋳造歯冠修復物の製作が安価にでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例である歯科技工用
パターン補足シールの構成図、第2図は本考案の
第2実施例の構成図、第3図は上記実施例におけ
るパターン補足シールの商品化形態例を示した
図、第4図は従来の臼歯部における上下歯列の標
準的咬合状態を示す図、第5図は従来の歯列作業
模型の斜視図、第6図は従来のパターン及び鋳造
歯冠修復物のコンタクト面の説明図である。 1……パターン補足シール、2……剥離シー
ト、3……粘着剤層、4……基材層、5……切れ
目、6……コンタクト面形状部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鋳造歯冠修復物を研磨仕上げする際の目減り
    分を補足するために、パターンの所定箇所に貼
    り付けて使用する歯科技工用パターン補足シー
    ルにおいて、 剥離シート2上に 粘着剤層3と基材層4とを1組積層した積層
    体を設け、 さらに、任意形状のコンタクト面形状部6の
    周囲に、前記粘着剤層3と基材層4とを貫通し
    た切れ目5を設けたことを特徴とする歯科技工
    用パターン補足シール。 (2) 鋳造歯冠修復物を研磨仕上げする際の目減り
    分を補足するために、パターンの所定箇所に貼
    り付けて使用する歯科技工用パターン補足シー
    ルにおいて、 任意形状のコンタクト面形状部6を、 粘着剤層3と基材層4とを1組積層した積層
    体で構成し、 このコンタクト面形状部6を、剥離シート2
    上に設けたことを特徴とする歯科技工用パター
    ン補足シール。
JP9000888U 1988-07-08 1988-07-08 Expired JPH0428574Y2 (ja)

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JP9000888U JPH0428574Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JP9000888U JPH0428574Y2 (ja) 1988-07-08 1988-07-08

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JPH0213518U JPH0213518U (ja) 1990-01-29
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