JPH04286162A - 半導体電子回路 - Google Patents

半導体電子回路

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JPH04286162A
JPH04286162A JP3075794A JP7579491A JPH04286162A JP H04286162 A JPH04286162 A JP H04286162A JP 3075794 A JP3075794 A JP 3075794A JP 7579491 A JP7579491 A JP 7579491A JP H04286162 A JPH04286162 A JP H04286162A
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temperature
transistor
polycrystalline silicon
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crystal grain
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Hidetoshi Muramoto
英俊 村本
Katsunori Abe
克則 安部
Seiji Fujino
藤野 誠二
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電流供給能力を低下さ
せることなく、しかも、電流供給能力が周囲温度に影響
されない半導体電子回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高温度雰囲気中で動作可能な素子
や、周囲温度が変動しても素子の特性が温度に影響され
ない素子の開発が要求されている。しかしながら、半導
体を用いた一般の非線形素子においては、素子の特性が
周囲温度により多少なりとも変化することは避けること
ができない。これは、移動度、キャリアのエネルギー分
布等の半導体の物性値が温度に大きく依存するためであ
る。
【0003】例えば単結晶シリコンでは、通常温度が上
昇するにつれてキャリアの結晶格子による散乱が多くな
り、キャリアの移動度が低下する。一般には、移動度は
温度の−1.5〜−2.5乗に比例して低下することが
知られている。仮に、チップ温度が300℃まで上昇し
たとすると、キャリア移動度は室温(25℃)の時の移
動度の1/3〜1/4程度にまで低下する。飽和領域に
おいてMOSFETのドレイン電流はキャリア移動度に
比例するため、例えば室温で1mAのドレイン電流が流
れていた場合、300℃雰囲気中ではドレイン電流は大
略0.3mAしか流れなくなる。この結果、このことが
この半導体素子を用いている装置の誤動作や故障の原因
となり得る。このような素子自身の特性の温度依存性に
よるその素子を用いた装置の温度不安定性を改善するた
めに、一般に、素子の動作領域を制限し、その素子をな
るべく温度に対して変動の少ない範囲でのみ動作させる
ようにしている。
【0004】一般のMOSFETには、通常、その出力
の温度係数が零となるような、いわば、温度不感の動作
点が存在することが知られている。図4の(a)は、標
準的な工程で製造された単結晶SiMOSFETのゲー
ト電圧とドレイン電流との関係を温度をパラメータにし
て示した特性図である。全ての曲線が一点で交わること
は、如何なる温度でも、同じゲート電圧とドレイン電流
の組が存在することを示している。その温度不感点はZ
TC(Zero Temperature Coeff
icient) 点と呼ばれる。 そのZTC点においては、一旦各電極の電位を固定すれ
ば、如何なる温度でも出力(ドレイン)電流は変化しな
い。これは、温度上昇に伴う移動度の低下によるドレイ
ン電流の減少傾向と、ドレイン─基板接合電流の増加に
よるドレイン電流の増加傾向とが平衡するためである。
【0005】このような特性により、MOSFETのバ
イアスゲート電圧をZTC点に設定することで、特性が
温度に影響されない装置を構成することが可能となる。 この方法は、演算増幅器で用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、活性領
域を単結晶シリコンで形成したMOSFETにおいては
、図4の(b)に示すように、ZTC点は動作特性にお
ける非飽和領域に存在する。従って、もしMOSFET
を動作特性上の飽和領域で使用するとすると、ドレイン
電流を大きくすることが可能である。しかし、その反面
、ドレイン電流の温度係数が大きくなり、装置の特性が
大きく温度に依存することになる。逆にZTC点にゲー
ト電圧を設定すると、温度の影響は小さくなるがMOS
FETの動作特性は飽和していないのでドレイン電流を
大きくすることができないという問題がある。ゲート電
圧をZTC点に設定して、ドレイン電流を大きくするた
めには、従来のMOSFETでは、その素子の面積を大
きくしなければならなかった。
【0007】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、出力電流の温度依存性のな
いしかも電流供給能力の大きな電子回路を、素子の寸法
を増加させることなく構成することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】本発明者は、MOSFETの動作特性曲線
上のZTC点の存在領域について、いろいろ研究した結
果、MOSFETの活性領域を平均結晶粒径1〜10μ
mの多結晶シリコンで構成することで、ZTC点をトラ
ンジスタの飽和領域近く又は飽和領域に存在させること
ができることを初めて発見した。本発明はこの発見に基
づくものである。即ち、本発明は、入力電圧に応じて、
供給電流を制御する半導体電子回路において、平均結晶
粒径1〜10μmの多結晶シリコンを活性層とする絶縁
ゲート電界効果トランジスタと、トランジスタのゲート
とソース間に印加されるバイアス電圧を、ドレイン電流
の温度特性において、温度に略依存しない電圧とするバ
イアス回路とを設けたことを特徴とする。本発明者は多
結晶シリコンの平均的な結晶粒径、即ち、単結晶シリコ
ンをミクロ的に構成するドメインの大きさと、動作特性
曲線上のZTC点の位置との関係を測定した。その結果
、本発明者は結晶粒径を1.0〜10μmの範囲にすれ
ば、ZTC点をMOSFETの動作曲線上の飽和領域近
くに存在させることが可能であることを初めて発見した
。また、結晶粒径の更に望ましい範囲は1.6〜3μm
である。尚、上記の特性はMOSFETの他の絶縁ゲー
ト電界効果トランジスタにも当てはまる。
【0009】
【作用及び発明の効果】絶縁ゲート電界効果トランジス
タの活性層には、平均結晶粒径1.0〜10μmの多結
晶シリコンが用いられている。そして、そのトランジス
タのゲートとソース間に印加されるバイアス電圧は、ド
レイン電流の温度特性において、温度に略依存しない電
圧に設定されている。従って、バイアス電圧はZTC点
とすることができ、しかも、このZTC点は動作特性曲
線上の飽和領域又は飽和領域近くに存在させることがで
きた。よって、トランジスタの素子寸法を大きくするこ
となく、電流供給能力を大きくでき、しかも供給電流の
温度依存性を少なくすることができた。特に、多結晶シ
リコンの結晶粒径を1.6〜3μmとすることで、上記
の効果が顕著に得られた。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体的な一実施例に基づいて
説明する。図1は、本発明を電源回路内蔵型デジタル論
理集積素子に応用した実施例装置の構成図である。この
装置10は、安定化電源部1、デジタル論理回路部2、
レベル調整回路部3、出力回路部4とで構成されている
。論理回路部2は、単結晶シリコン上に形成されており
、安定化電源部1、レベル調整回路部3及び出力回路部
4は、平均結晶粒径2.4μmの多結晶シリコン上に形
成されている。それぞれの回路にはMOSFETが含ま
れている。これらの回路部1〜4は、全て、同一チップ
上に形成されている。
【0011】安定化電源部1は、例えば、車載バッテリ
の電圧12Vを3Vに変換して、安定化された電圧を論
理回路部2に供給している。安定化電源部1と論理回路
部2との関係は、図2に示すような等価回路で表現する
ことができる。Eは安定化電源部1の出力端子1a,1
bを開放した時、その両端子間に生起される開放電圧、
即ち、安定化電源部1の内部起電力である。r0 は安
定化電源部1の出力抵抗であり、v0 は図2の接続状
態における出力端子1a,1b間の端子間電圧、即ち、
論理回路部2への供給電圧である。ri は論理回路部
2の入力抵抗である。又、I0 は論理回路部2に供給
される出力電流である。
【0012】図2の等価回路から明らかなように、内部
起電力E、又は出力電流I0 の温度による変動は、論
理回路部2への供給電圧v0 を不安定にする。一方、
論理回路部2への供給電圧v0 の安定化は、論理回路
部2の論理演算の信頼性を向上させるために必要である
。従って、内部起電力E又は出力電流I0 の温度変動
を、出力電流の供給能力を低下させることなく、小さく
することが必要となる。
【0013】図3は安定化電源部1の具体的な回路構成
を示している。トランジスタTr1が安定化電源部1の
出力トランジスタである。このトランジスタTr1は、
活性層、即ち、ソースとドレインとの間でチャンネルが
形成される層が多結晶シリコンで構成されたMOSFE
Tである。抵抗R1 と2つの素子の直列接続されたツ
ェナーダイオードDZ とから成るバイアス回路により
、トランジスタTr1のゲートGはバイアスされる。即
ち、トランジスタTr1のゲートGに印加されるゲート
電圧はツェナーダイオードDZ の降伏電圧で決定され
る電圧、本実施例では11Vである。
【0014】このバイアス電圧11Vは、このトランジ
スタTr1の動作状態を動作曲線上の飽和領域に近い状
態とするに十分な電圧である。ここで、飽和領域とは、
トランジスタTr1を十分に導通状態とし、バイアス電
圧をそれ以上にしても出力電流がそれほど増加しない動
作領域である。このバイアス電圧11Vを印加すること
で、ドレインDに接続されている抵抗R2 の値を適当
に設定することで、トランジスタTr1のドレインDと
ソースS間の電圧は、電圧3Vとすることができる。又
、このバイアス電圧11Vは、トランジスタTr1の活
性層を多結晶シリコンで構成することでZTC点とする
ことができる。即ち、ZTC点に対応するバイアス電圧
をトランジスタの活性層を多結晶シリコンとすることに
より、上昇させることが可能となった。
【0015】図4の(a)は、活性層を多結晶シリコン
で構成したトランジスタTr1のゲート電圧とドレイン
電流との関係を温度をパラメータとして測定した特性図
である。又、図4の(b)は、そのトランジスタと素子
寸法を同一として、活性層を従来のように単結晶シリコ
ンとしたトランジスタのゲート電圧とドレイン電流との
関係を温度をパラメータとして測定した特性図である。 これらの両特性図から理解されるように、多結晶シリコ
ンで構成したトランジスタの方が、単結晶シリコンで構
成したトランジスタに比べて、ZTC点は高電圧側に存
在する。従って、そのZTC点の電圧をバイアス電圧と
した場合には、多結晶シリコンのトランジスタの方が単
結晶シリコンのトランジスタよりも電流供給能力が10
0倍高いことが分かる。このことは、両トランジスタの
素子寸法を同一とし且つ両トランジスタを最良な温度特
性が得られる状態にした場合、単結晶シリコンのトラン
ジスタよりも多結晶シリコンのトランジスタの方が電流
供給能力が100倍高いことを意味する。
【0016】又、出力回路部4のファンアウト数を大き
くするには、出力電流が大きくとれる方が望ましい。従
って、出力回路部4においても、上記した安定化電源部
1で使用された多結晶シリコンによるMOSFETが用
いられる。
【0017】論理回路部2は、電流供給能力よりも信号
伝達速度がより重要となる。よって、この論理回路部2
で用いられるトランジスタは単結晶シリコンとした。こ
の論理回路部2では、電流供給能力はあまり要求されな
いので、バイアス電圧を多結晶シリコンよりは低いZT
C点に設定することができる。よって、動作特性の温度
変動を少なくすることができる。
【0018】信号レベル調整回路部3は、論理回路部2
の出力の信号レベルを出力回路部4の入力の信号レベル
に合わせるための回路である。本実施例では、単結晶及
び多結晶基板が絶縁分離されているので、信号レベル調
整回路部3はそのまま多結晶シリコン基板上に形成する
ことが可能である。
【0019】次に、本実施例回路の基板の製造方法を図
5を参照して説明する。図5の(a)に示す単結晶シリ
コン基板30の表面を熱酸化して、図5の(b)に示す
ように厚さ0.5μmの熱酸化膜31を形成する。この
厚さは任意である。次に、図5の(c)に示すように、
その熱酸化膜31の上に多結晶シリコン膜32を次のよ
うにして形成した。LPCVD法により610℃、圧力
1Torrの100%SiH4ガス中において、1〜3
μmの厚さにシリコンを堆積した後、N2 ガス雰囲気
中で1200℃で13時間、熱処理を行い、平均結晶粒
径が1.6〜3μmとなるまでシリコンを成長させた。 さらに、成長膜の表面の平坦化処理を行った。この多結
晶シリコン膜32は、上記した方法で形成する他、再結
晶化法や固相成長法等の多くの手段を用いることもでき
が、結晶粒径は1.6〜3μmにする必要がある。
【0020】多結晶シリコン膜32を形成した後は、図
5の(d)に示すように、多結晶シリコン膜32を残す
部分にレジスト33を塗布した。そして、図5の(e)
に示すように、マスクされていない多結晶シリコン膜3
2及び熱酸化膜31をエッチングして除去して、単結晶
シリコン基板30を部分的に露出させた。このような基
板の形成後は、図5の(e)に示す多結晶シリコン膜3
2及び単結晶シリコン基板30に、通常のMOSプロセ
スにより本回路を形成した。即ち、多結晶シリコン膜3
2に安定化電源部1、信号レベル調整回路部3、出力回
路部4を形成し、単結晶シリコン基板30に論理回路部
2を形成した。
【0021】以上のようなプロセスにより、多結晶シリ
コン膜32の膜厚をいろいろ変化させることにより結晶
粒径のいろいろ異なる多結晶シリコン膜32を製造し、
その多結晶シリコン膜32にMOSFETを製造した。 そして、これらのMOSFETのゲート電圧とドレイン
電流との関係、即ち、動作特性を温度を変化させて測定
した。その結果を図6の(b)〜図7の(f)に示す。 又、比較例として単結晶シリコンのMOSFETの動作
特性を温度を変化させて測定した。その結果を図6の(
a)に示す。
【0022】ゲート電圧VG が20V以下の範囲では
、結晶粒径とZTC点との関係は次のようになっている
ことが理解される。
【0023】
【表1】     結晶粒径(μm)             
   ZTC点                  
ゲート電圧VG (V)  ドレイン電流ID (mA
)  0.9以下          存在しない。   1.6              20    
                1  2.0   
           13            
        0.95  2.4        
      11                 
   2.0  単結晶              
1.5                  0.00
【0024】以上の測定結果から、ZTC点(ゲート
電圧VG とドレイン電流ID )と結晶粒径との関係
を図8に示す。以上の測定結果から、結晶粒径が1.6
〜2.4μmの範囲の時、ZTC点でのドレイン電流は
1〜2mAであることが分かる。このドレイン電流は、
単結晶シリコンのMOSFETのZTC点におけるドレ
イン電流の100〜200倍である。又、結晶粒径が大
きくなるに従ってZTC点でのゲート電圧は低下し、ド
レイン電流が最大値をとる結晶粒径が存在し得ることが
理解される。以上の測定結果から、ZTC点におけるド
レイン電流が単結晶シリコンのそれに対して約100倍
以上となる多結晶シリコンの結晶粒径の望ましい範囲は
、1.0〜10μmと予測される。更に、望ましい範囲
は、1.6〜3μmである。
【0025】本実施例では、大きな電力の供給能力の必
要なトランジスタは上記の平均結晶粒径の多結晶シリコ
ンを活性層とするMOSFETで構成され、大きな信号
伝達速度が必要なトランジスタは単結晶シリコンを活性
層とするMOSFETで構成されている。このように構
成することで、素子面積を大きくすることなく温度安定
性の良い電力供給能力の高い電子回路を得ることができ
る。本実施例では、多結晶シリコンと単結晶シリコンと
を同一基板上に形成したが、これらは別々の基板上に形
成しても良い。更に、単結晶シリコンデバイスのチップ
のみを冷却したり、或いは、高温度雰囲気から遠ざけ、
高温にさらされる場所に多結晶シリコンデバイスのチッ
プを配置するようにしても良い。又、多結晶シリコンを
作成するのに、図9に示す方法を採用しても良い。即ち
、単結晶シリコン基板40にマスク41を用いて周期的
に不純物Siをイオン打ち込み(43)することによっ
て多結晶粒界と等価な結晶状態を得ることができる。 このような基板にMOSFETを製造した場合にもZT
C点におけるドレイン電流を大きくさせることができる
。また、異種の基板材料の組み合わせによってZTC点
を変化させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的な一実施例に係る電子回路を搭
載した1チップデバイスの構成を示したブロック図。
【図2】同実施例に係るデバイスの安定化電源部と論理
回路部との関係を示した等価回路。
【図3】同実施例に係るデバイスの安定化電源部の回路
図。
【図4】多結晶シリコンMOSFETと単結晶シリコン
MOSFETの動作特性を温度を変化させて測定した測
定図。
【図5】同実施例に係るデバイスの製造工程を示した説
明図。
【図6】単結晶シリコン及び多結晶シリコンMOSFE
Tの動作特性を温度を変化させて測定した測定図。
【図7】多結晶シリコンMOSFETの動作特性を温度
を変化させて測定した測定図。
【図8】MOSFETの動作特性におけるZTC点と結
晶粒径との関係を示した測定図。
【図9】他の実施例に係るデバイスの製造方法を示した
説明図。
【符号の説明】
30…単結晶シリコン基板  31…熱酸化膜  32
…多結晶シリコン膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  入力電圧に応じて、供給電流を制御す
    る半導体電子回路において、平均結晶粒径1.0〜10
    μmの多結晶シリコンを活性層とする絶縁ゲート電界効
    果トランジスタと、前記トランジスタのゲートとソース
    間に印加されるバイアス電圧を、ドレイン電流の温度特
    性において、温度に略依存しない電圧とするバイアス回
    路とを設けたことを特徴とする半導体電子回路。
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