JPH04291387A - 運転支援システム - Google Patents

運転支援システム

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Publication number
JPH04291387A
JPH04291387A JP5705491A JP5705491A JPH04291387A JP H04291387 A JPH04291387 A JP H04291387A JP 5705491 A JP5705491 A JP 5705491A JP 5705491 A JP5705491 A JP 5705491A JP H04291387 A JPH04291387 A JP H04291387A
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JP
Japan
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driving
procedure
goal
plant
knowledge
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5705491A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Saito
信也 斎藤
Ryoichi Murata
良一 村田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04291387A publication Critical patent/JPH04291387A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラントの運転支援に
適用される運転支援システムに係わり、特に運転目標を
設定し直す機能を備えた運転支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電プラントや化学プラントの如
き大規模なプラントにおいては、通常時や異常時の運転
操作を行うための要領書が整備されており、標準的な運
転が可能である。しかし、運転要領書に記載されている
のはあくまで典型的な場合の標準的な運転要領であり、
運転員は操作の意味や効果を考えつつ、個々の場合に対
処している。即ち、一連の運転操作項目の実施順序を入
れ替えたり、追加・省略したり等々、時々刻々の状況に
応じた適切な運転操作を行うことは人間の能力によって
いるのが現状である。
【0003】そこで、かかる運転要領を電算化し、状況
に応じた運転ガイドを出力するシステムが開発されてい
る。さらに、標準的な一連の運転操作だけでなく、運転
操作項目を目的や機能によって階層化し、条件付き分岐
や条件付き取消しを可能にすることによって、一定程度
の柔軟な運転操作ガイドを出力できるように改良されて
いる例もある。
【0004】この種の改良例に関する提案(例えば、特
願昭63−110034号,特願昭63−163913
号)をもとに、従来技術の概要を説明する。なお、以下
では「プラント起動」の如き“運転目的の遂行”、「充
填・抽出流の確立」の如き“機能の達成”及び「充填・
抽出元弁調整」の如き“運転操作の実行”を“手順の実
行”と総称する。
【0005】図5は、原子力プラントに適用した運転支
援装置の従来例を示すブロック図である。原子力プラン
ト運転支援装置50は、入力装置51,知識ベースを格
納したメモリ群52,状況把握装置53,操作決定装置
54,誤操作監視装置55,出力装置56及び共用ワー
キングメモリ57より構成されている。
【0006】メモリ群52には、熟練専門技術者が有し
ている原子力プラント10についての標準的な運転手順
に関する知識が、分類整理されて格納されている。例え
ば、メモリ群52の第1メモリ61には一般運転手順に
関する知識セットが、誤操作に関する知識セットと共に
格納されている。また、第2メモリ62にはプラント起
動固有の手順に関する知識セットが、第3メモリ63に
はプラント停止固有の手順に関する知識セットが、第4
メモリ64には負荷追従運転固有の手順に関する知識セ
ットが、それぞれ格納されている。
【0007】図6は、メモリ61の内部構成(メモリ6
2〜64も「誤操作に関する知識セット」を含まないこ
とを除けば全く同じ構成である)を示す模式図である。 図7は、共用ワーキングメモリ57の内部構成を示す模
式図である。
【0008】図6に示すように、メモリ61には「一般
運転手順に関する知識セット」70と「誤操作に関する
知識セット」80とが併設されている。上記知識セット
70は、複数の知識データ701 〜70n からなり
、各知識データ701 〜70n は701 について
図示しているように、手順名71,優先度72,実行開
始条件73,手順完了条件74,上位手順名75,下位
手順名76,分岐条件77,誤操作判定条件78,ガイ
ダンス部79の各項目よりなる。各項目に書き込まれる
記憶内容は次の通りである。
【0009】「手順名71」…手順の名前「優先度72
」…この手順を実施する優先度であり、数値で与えられ
る。 「実行開始条件73」…プロセス量の大小,スイッチの
ON−OFF、他の手段の完了などであり、これらが所
定の条件を満たしたときに、手順開始可能になる。
【0010】「手順完了条件74」…プロセス量の大小
,スイッチのON−OFF、他の手順の完了などであり
、これらが所定の条件を満たしたときに手順が完了した
ことになる。
【0011】「上位手順名75」…この手順の属する一
つ上位の手順名であり、複数の手順名の記憶も可能であ
る。ここで、上位手順名とは、原則的には一段上位の手
順を意味し、二段以上は含めない。なお、上位手順は手
順の実行状況を目的−手段の階層構造について分かり易
く表示するためにある。また、複数の手順名の記憶も可
能とは、複数の上位手順より呼び出される際にのみ複数
の上位手順名を記述可能とすることである。
【0012】「下位手順名76」…この手順の持つ一つ
下位の手順名であり、複数の手順名の記憶も可能である
。「分岐条件77」…プロセス量の大小、スイッチのO
N−OFFなどであり、これらが所定の条件を満たすと
、これに対応する下位手順86が実施すべき手順となる
【0013】「誤操作判定条件78」…例えば実行開始
条件が成立していないにも拘らず、実行開始した場合の
ような誤操作を判定する条件である。標準的には、この
手順の実行が開始されたことを判定するための条件が書
き込まれる。 「ガイダンス79」…この手順を実行する際のガイダン
ス内容が書き込まれるものである。
【0014】図6において、右方に示す「誤操作に関す
る知識セット」80は、知識データ81,82…を有し
ており、各知識データ81,82…は、それぞれ誤操作
した手順名91とその対策としての対応手順名92とを
一対の関係で設けたものとなっている。
【0015】図8に示すのは、柔軟な運転操作手順の説
明図である。即ち、PWRプラントの起動運転要領は、
最上位に手順A:プラント起動を置き、それを1段下位
の手順A1:充填・抽出流の確立及びA2:一次冷却材
ポンプ起動‥‥を実行することにより行う。手順A1:
充填・抽出流の確立は、具体的な操作手順
【0016】
a:充填・抽出元弁調整、b:充填高圧注入ポンプ元弁
開、 c:充填高圧ポンプ起動、 d:充填流量調整 e:抽出ライン圧力調整
【0017】を行うことによって達成される。さらに手
順A2:一次冷却材ポンプ起動は f:起動前チェック、 g:一時冷却材ポンプ順次起動 h:抽出ライン圧力調整
【0018】を行うことによって達成される。但し、こ
のとき最も標準的な手段としてはabcdefghの順
に行われるが、場合によってはbacedfghと順序
を変えて(ab、deの順番が代わっている)行っても
よいし、eで抽出ライン圧力調整を行った結果その状態
が保持されておれば、hの抽出ライン圧力調整が省略さ
れることもある。図8中では、A1\A2或いはf\g
のように実行順序を守らなければならないものを\記号
で、a=bやd=eのようにどちらを先に実行してもよ
いものは=記号で示した。下記(表1)に示すのは、図
8に例示したような運転操作手順を計算機で扱うための
知識データとして表現する際のデータ形式である。
【0019】
【表1】 この(表1)において、 (1) 手順名は、図8中に矩形で囲んだ手順の名前で
ある。 (2) 開始条件は、その手順の実行を開始すべき状況
を判定するためのデータである。 (3) 取消条件は、その手順の実行を取消すべき状況
を判定するためのデータである。 (4) 完了条件は、その手順の実行が完了したかを判
定するためのデータである。 (5) 上位手順は、その手順の一段上位の手順名であ
る。 (6) 下位手順は、その手順の一段下位の手順名であ
る。 但し、下位の手順は、分岐条件を用いて状況に応じた選
択が可能なようになっている。 但し、※()はそのデータを省略してもよいことを、(
)+はそのデータを任意個記述してもよいことを示す。
【0020】(表1)に示したデータ形式を用いて推論
を行う際の推論アルゴリズムは、以下の通りである。 (a) 運転目標を設定する。設定は、運転員が入力し
てもよいし、他の運転状態把握装置や異常診断装置によ
って自動設定されてもよく、方法は問わない。
【0021】(b) 知識ベースで選択する。目的毎に
作成された複数の知識ベースから (a)で設定された
運転目標に適合するものを捜し出し、その状況での最上
位手順として設定する。
【0022】(c) 下位手順を取り出す。その状況で
成立する分岐条件を見出し、下位手順を取り出してワー
キングメモリに書き込む。この時点では、ある手順を達
成するための下位手順の候補が取り出されただけであり
、手順には「実行待」の状態情報が付けられている。
【0023】(d) 開始条件を判定する。開始条件が
成立すればワーキングメモリ内にその手順の状態情報を
「完了待」に変え、その手順を実行するように運転員に
ガイダンス出力する。
【0024】(e) 取消し条件を判定する。取消し条
件が成立すれば、ワーキングメモリ内のその手順及びそ
れから派生した全ての下位手順の状態情報を「取消済」
に変える。
【0025】(f) 完了条件を判定する。完了条件が
成立すればワーキングメモリ内のその手順の状態情報を
「完了済」に変える。以上の知識ベース及び推論アルゴ
リズムを用いて推論を行った時のワーキングメモリの内
容例を、下記(表2)に示す。
【0026】
【表2】
【0027】この例は、図8に示したプラント起動で、
手順dまで完了したときの状態である。AやA1が「完
了待」になっているのは、それぞれ下位手順A2やeが
完了していないためである。また、f,g,hが抽出さ
れていないのは、これらの上位手順A2の開始条件(=
A1の完了)が満たされていないためである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置に
おいては、ある運転目標に基づき運転手順ガイドを行っ
ている際に、何等かの原因で運転目標を変更せざるを得
ないような場合、中途で動的にこれを変更することがで
きなかった。
【0029】例えば、異常診断装置の診断結果により運
転目標が設定される場合は、診断の各時点で運転目標を
動的に変更し、新たに設定された運転目標に基づき操作
ガイダンスを行う必要がある。例として、異常診断装置
の診断進行に伴い、異常「SGTR」の確信度が徐々に
確実になってくるような場合、診断の確信度に応じて、
  確信度=0.2       運転目標「SGTR注意」:(モニタ監視
強化)→(負荷降下準備)*  確信度=0.5       運転目標「SGTR警戒」:(CHP追加
起動)→*RT余裕評価              
                  →負荷降下  
確信度=0.8       運転目標「SGTR確実」:{CHP追加
起動}→(RT発生監視)             
                   →(減温・減
圧)のように行うべき運転目標を切り替える必要がある
【0030】いま、仮に*記号の時点で運転目標の変更
があったとすると、()で囲った手順は操作ガイドの出
力を完了しているが、()で囲まれない手順は運転目標
のキャンセルに伴い省略される。また{}で囲った手順
は運転目標「SGTR警戒」で既に操作ガイドを出力し
たため省略されなければならない。従って最終的にはこ
れら3つの運転目標による手順をつなぎ、モニタ監視強
化  →  負荷降下準備  →  CHP追加起動→
  RT発生監視  →減温・減圧と手順が進行しなけ
ればならない。
【0031】しかしながら従来は、一旦運転目標を設定
すればそれを中途で取消して新たな運転目標を設定し直
す機構を持たないため、診断結果が確実になるのを待っ
て初めて運転目標を設定し、これにより対応策ガイドの
出力を行わざるを得なかった。このため、対応策を提示
するのが遅れ、運転員はこれに余裕を持って対処するこ
とができないことから、監視・判断に当たる運転員の精
神的負担が大きく、極端な場合には不必要なプラント停
止を行うためにプラントの稼働率を下げることがあった
【0032】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的とするところは、運転の途中でも
新たな運転目標を設定し直すことができ、プラントの監
視・判断に当たる運転員の精神的負担を軽減することが
でき、プラントの安全性と稼働率の向上をはかり得る運
転支援システムを提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、次のような構成を採用している。
【0034】即ち本発明は、プラントからプロセス量を
入力し、運転員に運転手順ガイドを出力する運転支援シ
ステムにおいて、プラントからプロセス量を入力するた
めの入力装置と、この入力装置から入力されたプロセス
量を基に、所定の知識データベースと推論アルゴリズム
により実施に必要な手順を推論する運転支援装置と、入
力装置から入力されたプロセス量を基に、プラントの異
常を診断する異常診断装置やプラントの運転状態を把握
する運転状態把握装置等からなり、運転状況を判断する
運転状況判断装置と、運転状況に応じて必要な運転目標
を選択するための知識を格納する目標設定用メモリと、
運転状況判断装置により判断された運転状況に応じて目
標設定用メモリに格納された知識から必要な運転目標を
選択し、その選択結果を運転支援装置に出力する運転目
標設定装置と、この運転目標設定装置により選択された
運転目標、及び運転支援装置により推論された実施に必
要な手順を一次的に格納するためのワーキングメモリと
、このワーキングメモリに格納された内容に基づき、運
転員に運転手順ガイドを出力する出力装置とを具備して
なることを特徴としている。
【0035】また、本発明の望ましい実施態様としては
、目標設定用メモリは、運転状況に応じてどの運転目標
を選択すべきか判定するためのデータ及び選択すべきと
判定されたときに選択される運転目標名との複数の組か
らなる知識を格納するものである。
【0036】さらに、運転目標設定装置は、メモリに格
納されている全ての知識に対して運転目標選択条件の判
定を行い、他の運転目標を選択すべき条件が成立してい
れば、ワーキングメモリに格納されている現在の運転目
標に関する手順を取消して新たな運転目標に設定する旨
の信号を出力するものである。
【0037】
【作用】本発明によれば、運転状況判断装置の判断結果
に基づき、運転目標設定装置によりメモリに格納された
運転目標知識ベースから運転目標を選択して、運転目標
を設定し直すことができる。従って、一旦運転目標を設
定した後でも、診断や運転状態の途中経過で対応策を提
示するのが可能となり、運転員は余裕を持って対処する
ことができるようになる。
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0039】図1は、本発明の一実施例に係わる運転支
援システムの概略構成を示すブロック図である。図中で
破線で囲った部分が、本発明の範囲である。この実施例
は、異常診断装置の診断結果を受けて対応策ガイドを行
う場合の装置構成となっている。
【0040】プラント10から入力装置20を介してプ
ロセス量を入力し、この入力値を異常診断装置30及び
運転支援装置50に入力する。異常診断装置30は異常
診断を行い、各時点での診断結果を運転目標設定装置2
に出力する。運転目標設定装置2は異常診断装置30の
診断結果を入力とし、目標設定用メモリ1に格納された
運転目標設定知識ベースを用いて、その時その時の診断
結果に応じて実施の必要な運転目標を推論する。さらに
、運転目標が変更されればワーキングメモリ3の内容を
取消し、運転支援装置50に新たな運転目標を出力する
ことで運転目標の切り替えを行う。
【0041】なお、運転支援装置50は従来例で述べた
ものと略同様の構成となっている。そして、この運転支
援装置50は、従来例で述べた知識ベースと推論アルゴ
リズムを用いて、実施の必要な手順を推論して、ワーキ
ングメモリ3に格納し、さらに出力装置40を介して、
運転員に運転手順ガイドを出力する。次に、運転目標設
定知識ベースについて説明する。運転目標設定に関する
知識のデータ形式例を、下記(表3)に示す。
【0042】
【表3】 この(表3)において、 (1) 運転目標名は、運転目標に関する知識の名前で
ある。
【0043】(2) 運転目標選択データは、(1) 
の運転目標名を選択するべき状況を判定するためのデー
タであり、条件が選択されたときに (1)の運転目標
名が新たに選択される。 次に、運転目標設定知識の例を、下記(表4)に示す。
【0044】
【表4】
【0045】この(表4)において、[SGTR、X]
は異常「SGTR」の確信度を返す術語である。(表4
)の例では、運転目標「SGTR警戒」が設定されるの
は、異常診断装置30の診断結果SGTRの確信度が0
.5以上で0.8未満の間であることを表わしている。
【0046】次に、ワーキングメモリ3について説明す
る。従来例に加えて、ワーキングメモリ3の先頭に異常
診断装置30の出力する診断結果を格納する領域[診断
結果]を設ける。領域「診断結果]には、異常診断装置
30の現在の診断結果を確信度付きで格納する。[診断
結果]に格納する診断結果のデータ形式を下記(表5)
に示し、
【0047】
【表5】 また、格納例を下記(表6)に示す。
【0048】
【表6】 (表6)の例では、現在異常診断装置は異常「SGTR
」を確信度0.8で出力していることを表わしている。 次に、運転目標アルゴリズムについて説明する。運転目
標設定装置2内で行われる推論アルゴリズムは、以下の
通りである。 (1) 異常診断装置30から現在の診断結果と確信度
を受け取りワーキングメモリ3の[診断結果]に格納す
る。 (2) 目標設定用メモリ1に格納されている知識全て
に関して、運転目標選択条件を評価し、結果が真であれ
ば、(a) ワーキングメモリ3に格納されているデー
タのうち、[実行待]、[完了待]なっているものは全
て状態情報を[取消済]とし、(b) 真になった運転
目標選択条件に対応した運転目標により運転支援装置5
0の運転目標を設定し直して、(1) へ戻る。 (3) 評価結果が偽であれば、何もせず (2)へ戻
る。
【0049】前記アルゴリズムによって新たに運転目標
が設定された後は、通常の手順と全く同様の処理を運転
支援装置50によって行う。また、新たな運転目標にお
ける運転手順で、キャンセルされた運転目標によって既
に[完了済]になったため省略可能なものは、当該手順
の取消し条件判定データとして、既に[完了待]になっ
ている同手順がワーキングメモリ3に存在するならば真
となるようなデータを格納しておき、これを評価させる
ことで当該手順を省略させる。
【0050】例えば、後記する(表8)の知識データで
は、手順「CHP追加起動」の上位手順は「SGTR警
戒」と「SGTR確実」であり、下位手順は存在せず、
無条件で開始でき、また無条件で完了してよく、さらに
当該手順が既に[完了済]となりワーキングメモリ3に
存在していれば取り消されることを表わしている。次に
、処理例について説明する。下記(表7)に運転目標知
識ベースの例を示す。
【0051】
【表7】
【0052】また、図2〜図4にSGTRの確信度がそ
れぞれ、0.2以上0.5未満、0.5以上0.8未満
、0.8以上のときに必要な運転操作手順を示した。 ここでは、この操作手順を行う知識ベースが(表1)の
形式で運転支援装置50に格納されているものとする。 また、特に図3、図4の「CHP追加起動」に対応する
運転手順知識データを、下記(表8)に示した。
【0053】
【表8】 この例では、ワーキングメモリ3の内容は、下記の(表
9)〜(表12)のように推移する。
【0054】
【表9】
【0055】
【表10】
【0056】
【表11】
【0057】
【表12】
【0058】(表9)では、異常診断装置30の出力す
る診断結果が[SGTR、0.3 ]であったため、(
表7)に示した運転目標設定知識ベースの最初の知識の
運転目標選択データが成立し、図2の運転目標[SGT
R注意」に対応する知識ベースを選択し、推論が終了し
ている状態を表わす。
【0059】(表10)では、診断結果が[SGTR、
0.6 ]と変化したために、(表7)に示した運転目
標設定知識ベースの2番目の知識の運転目標選択データ
が成立し、図3の運転目標「SGTR警戒」に対応する
知識ベースを選択し、その最上位手順B0 を状態情報
[実行待]を付加してワーキングメモリ3に追加格納し
たことを示す。このとき、ワーキングメモリ3には[実
行待]、[完了待]の手順が格納されていなかったので
手順の取消しは行われなかった。
【0060】(表11)では、「SGTR警戒」に基づ
く運転手順が進行し、B01の手順が[完了済]、B0
2の手順が[完了待]、B03の手順が[実行待]の状
態になっている。また、下位手順B01〜B03が全て
完了していないため、B0 も[完了待]になっている
。今、この状態で診断結果が[SGTR、0.9]と変
化すると、(表7)の運転目標設定知識ベースの最後の
知識の運転目標選択データが成立し、図4の運転目標「
SGTR確実」に対応する知識ベースを選択する。これ
により、ワーキングメモリ3の内容は(表12)の如き
ものとなる。即ち、[完了待]の状態情報が付加されて
いるB0 、B02、B03が取消され[取消済]とな
る。さらに、新たに運転目標「SGTR確実」に対応す
る知識ベースの最上位情報C0 が状態情報[実行待]
と共にワーキングメモリ3に追加格納される。この後、
運転手順B0 は既に完了待となりワーキングメモリ3
に存在しているため、(表8)に示した知識データの取
消し条件により[取消済]となる。最終的なワーキング
メモリ3の内容を、下記(表13)に示す。
【0061】
【表13】 [完了済]となった最下位手順(下線)をつなぐと、A
01  →  A02  →  B01  →  C0
1  →  C02即ち、 モニタ監視強化  →  負荷降下準備  →  CH
P追加起動→  RT発生監視  →減温・減圧の如く
手順が進行する。
【0062】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変
形して実施することができる。実施例では、運転状況判
断装置として、プラントの異常を診断する異常診断装置
を用いたが、この代わりに運転状態を把握する運転状態
把握装置を用いるようにしてもよい。また本発明は、運
転員に運転操作ガイダンスを出力する装置=運転支援装
置だけでなく、運転操作そのものをアクチュエータを介
してプラントに操作信号として出力する自動化装置にも
適用可能である。
【0063】このように本実施例によれば、異常診断装
置30の診断結果に基づき、運転目標設定装置2により
目標設定用メモリ1に格納された運転目標知識ベースか
ら運転目標を選択して、運転目標を設定し直すことがで
きる。このため、一旦運転目標を設定した後にも中途で
取消して新たな運転目標を設定し直す機構が得られ、診
断の途中経過で必要な対応策を提示するのが可能になり
、運転員はこれに余裕を持って対処することができるよ
うになる。従って、監視・判断に当たる運転員の精神的
負担を軽減し、不必要なプラント停止も未然に防止でき
、プラントの安全性及び稼働率の向上をはかることがで
きる。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来の運転支援装置に加え、運転状況に応じて必要な運転
目標を選択するための知識を格納する目標選択用メモリ
、運転状況に応じて必要な運転目標を選択し、その選択
結果を運転支援装置に出力する運転目標設定装置等を設
けることにより、運転の途中でも新たな運転目標を設定
し直すことができ、プラントの安全性と稼働率の向上を
はかり得る運転支援システムを実現することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる運転支援システムの
概略構成を示すブロック図。
【図2】上記実施例に係わる運転操作手順を説明するた
めの模式図。
【図3】上記実施例に係わる運転操作手順を説明するた
めの模式図。
【図4】上記実施例に係わる運転操作手順を説明するた
めの模式図。
【図5】従来の運転支援装置の概略構成を示すブロック
図。
【図6】図5の従来装置のメモリの内部構成を示す模式
図。
【図7】共用ワーキングメモリの内部構成を示す模式図
【図8】柔軟な運転操作手順を説明するための模式図。
【符号の説明】
1…目標設定用メモリ、 2…運転目標設定装置、 3…ワーキングメモリ、 10…プラント、 20…入力装置、 30…異常診断装置、 40…出力装置、 50…運転支援装置、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラントからプロセス量を入力するための
    入力装置と、この入力装置から入力されたプロセス量を
    基に、所定の知識データベースと推論アルゴリズムによ
    り運転実施に必要な手順を推論する運転支援装置と、前
    記入力装置から入力されたプロセス量を基に、運転状況
    を判断する運転状況判断装置と、運転状況に応じて必要
    な運転目標を選択するための知識を格納する目標選択用
    メモリと、前記運転状況判断装置により判断された運転
    状況に応じて必要な運転目標を選択し、その選択結果を
    前記運転支援装置に出力する運転目標設定装置と、この
    運転目標設定装置により選択された運転目標、及び前記
    運転支援装置により推論された運転実施に必要な手順を
    一次的に格納するためのワーキングメモリと、このワー
    キングメモリに格納された内容に基づき、運転員に運転
    手順ガイドを出力する出力装置と、を具備してなること
    を特徴とする運転支援システム。
  2. 【請求項2】前記運転状況判断装置が運転目標を切り替
    えた際に、現在実行中の推論を中断しその推論結果を破
    棄し、新たな運転目標に沿って運転手順の推論を再開さ
    せ、且つ以前の推論結果に基づき開示してしまった操作
    ガイドがあれば、再開した推論では省略することでスト
    ーリーの一貫性を保持することを特徴とする請求項1記
    載の運転支援システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006190087A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 業務支援システム

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JP2006190087A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Chugoku Electric Power Co Inc:The 業務支援システム

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