JPH04292170A - 医療容器用基材 - Google Patents

医療容器用基材

Info

Publication number
JPH04292170A
JPH04292170A JP3057076A JP5707691A JPH04292170A JP H04292170 A JPH04292170 A JP H04292170A JP 3057076 A JP3057076 A JP 3057076A JP 5707691 A JP5707691 A JP 5707691A JP H04292170 A JPH04292170 A JP H04292170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
layer
polymer
density polyethylene
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3057076A
Other languages
English (en)
Inventor
Osami Shinonome
東雲 修身
Makoto Miyake
誠 三宅
Yasushi Nakamura
靖 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP3057076A priority Critical patent/JPH04292170A/ja
Publication of JPH04292170A publication Critical patent/JPH04292170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療容器用基材に関す
るものである。詳しく述べると、本発明は、血液、医薬
液等の医療において扱われる液体を貯蔵する軟質容器(
バッグ)、搬送する軟質チューブ(連結管)等に適した
医療容器用基材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】採血、輸血、輸液等の医療で用いられる
容器やチューブを形成するポリマー材料には、安全性や
衛生性はもちろんのこと、柔軟性、透明性および耐熱性
、特に高圧蒸気滅菌に耐えられる性質が要求されること
は周知の通りである。ところで、従来、上記用途にはポ
リ塩化ビニル、低密度ポリエチレンおよびエチレン−酢
酸ビニルコポリマーが主として使用されているが、軟質
ポリ塩化ビニルでは可塑剤の溶出の問題が不可避であり
、光や熱によって変色しやすいという欠点があり、低密
度ポリエチレンの場合は、一般的に柔軟性と耐熱性との
バランスに欠け、柔軟性に富むものは融点の低下につな
がるため耐熱性が低下し、高圧蒸気滅菌の際に生じるブ
ロッキング現象や変形のため、高圧蒸気滅菌への適用に
制限を受けやすく、一方、高密度ポリエチレンはかなり
の耐熱性を有するが、柔軟性や透明性に関して問題を有
する。また、エチレン−酢酸ビニルコポリマーは、通常
酢酸ビニル含量が10〜18重量%程度のものが用いら
れるが、低密度ポリエチレンと同様の難点がある。低密
度ポリエチレンやエチレン−酢酸ビニルコポリマーの耐
熱性の向上には、放射線などによる架橋処理が有効であ
るが、この操作を加えることによって工程の複雑化が避
けられないという問題が新たに生じる。
【0003】これらの問題を解決するために、様々な改
良が試みられており、特に相補完する性質を持つポリマ
ーを組み合わせて複層体とする案、すなわち内層部や外
層部を比較的耐熱性のあるポリマーで形成させ、中間層
などに柔軟性のあるポリマーを用いることによって、耐
熱性と柔軟性とのバランスをとろうとする案が、多数提
出されている。例えば、特開昭56−101850号、
特開昭58−165866号、特開昭59−97670
号、特開昭62−44256号および特開昭63−24
8633号が挙げられ、いずれも最内層や最外層を「比
較的高密度」の低密度ポリエチレン、中間層を「比較的
低密度」または柔軟性のあるポリエチレン系ポリマーを
用いるものである。しかしながら、前述のように低密度
ポリエチレンでは耐熱性が不足しており、高圧蒸気滅菌
を行うために温度を110℃以上にすることは実質的に
困難であることが指摘されている。
【0004】また、他方では、輸液やその他の医薬液を
収容するプラスチック容器(内包材)の外面を無菌状態
に維持したり、医薬液の酸素による変質を防いだりする
目的で、該容器をさらに他の包装材料、特にプラスチッ
クフィルムやシート(外包材)で包み、密封することが
一般的に行われている。従来の方法では、内包材の材料
としてポリエチレン、エチレン−酢酸ビニルコポリマー
などの重合体を用い、このような内包材を外包材で包ん
だ状態で高圧蒸気滅菌処理を行っている。しかし、この
ような方法によると、内包材が軟化し、表面のタック性
が増し、内包材と外包材との接触面で融着が生じ、冷却
後もスティックないしブロッキングしたままの状態にな
ってしまい、開封(医薬液使用)時に外包材を開封する
操作が困難または不可能となってしまうという問題があ
る。
【0005】したがって、現状では医薬液入り内包材の
滅菌後に外包材で包み込む方法に拠らざるを得ないこと
が多いが、内包材外表面と外包材内壁面との間の雰囲気
の無菌性を保証することが困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
、新規な医療容器用基材を提供することを目的とするも
のである。本発明はまた、上述の従来より素材が持つ諸
問題を解決し、透明性、柔軟性および耐熱性について優
れたバランスを有する医療容器用基材を提供することを
目的をするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は、ポリブテ
ン−1(A)および低密度ポリエチレン系ポリマーおよ
び/またはエチレン−酢酸ビニルコポリマー(B)とか
らなる積層体であって、最内層および/または最外層が
(A)から形成されていることを特徴とする医療容器用
基材によって達成される。
【0008】本発明はまた、該積層体が三層からなり、
該積層体の内層および外層が(A)から形成され、かつ
肉厚がそれぞれ5〜100μmであり、該積層体の中間
層が(B)から形成され、かつ肉厚が100〜500μ
mである医療容器用基材を示すものである。本発明はま
た、該積層体が二層からなり、内層または外層が(A)
から形成され、かつ肉厚が5〜200μmであり、外層
または内層が(B)から形成され、かつ肉厚が100〜
500μmである医療容器用基材を示すものである。本
発明はまた、ポリブテン−1の融点が118℃以上であ
る医療容器用基材を示すものである。本発明はさらに、
低密度ポリエチレン系ポリマーが密度0.93g/cm
3以下の高圧法低密度ポリエチレンもしくは密度0.8
7〜0.93g/cm3の線状低密度ポリエチレンであ
る医療容器用基材を示すものである。本発明はさらに、
エチレン−酢酸ビニルコポリマーの酢酸ビニル含量が5
〜25重量%である医療容器用基材を示すものである。
【0009】
【作用】本発明に係わる医療容器用基材は、ポリブテン
−1(以下、PB−1系ポリマーと称する)(A)およ
び低密度ポリエチレン(以下、LDPEと称する)系ポ
リマーおよび/またはエチレン−酢酸ビニルコポリマー
(以下、EVAと称する)(B)とからなる積層体であ
って、最内層および/または最外層が(A)から形成さ
れるものである。
【0010】本発明に係わる医療容器用基材において、
PB−1系ポリマーは、必ずしも高融点ではないが比較
的高温の高圧蒸気滅菌に耐えられる熱安定性、低密度ポ
リエチレン並みの柔軟性、および良好な透明性やポリエ
チレン系ポリマーとの接着性を有している。このため、
PB−1系ポリマーより得られるシートまたはチューブ
は、透明性、柔軟性および耐熱性において優れたものと
なる。また、本発明に係わる医療容器用基材において、
LDPE系ポリマーおよびEVAは、柔軟性に優れてい
るため、これらのポリマーよりなるシートまたはチュー
ブは、柔軟性に優れたものとなる。このため、本発明の
医療容器用基材は、PB−1系ポリマー(A)およびL
DPE系ポリマーおよび/またはEVA(B)の上記諸
特性をバランス良く生かすことによって、透明性、柔軟
性および耐熱性のバランスを良好にとることができるも
のである。
【0011】本発明において使用されるPB−1系ポリ
マー(A)は、アイソタクチックポリブテン−1を主成
分とするものであり、ホモポリマーのほか、エチレン、
プロピレン、ペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−
1、4−メチルペンテン−1などのα−オレフィン類を
少量共重合したものを代表例とするコポリマーが含まれ
、通常公知の方法で製造されるものである。PB−1系
ポリマーがコポリマーである場合、これらのコモノマー
は、PB−1の柔軟性、透明性などの改良のために導入
されるが、コモノマーの導入によってポリマーの融点(
PB−1の融点は125〜130℃である)が低下しす
ぎることは耐熱性が悪くなるので、好ましくない。この
ため、上記コモノマーの導入量は、ポリマーの融点が1
18℃以上、より好ましくは120℃以上となる程度に
抑えることが望ましい。また、成形性や製品(積層体か
らなる医療容器用基材)の力学的性質を考慮すると、本
発明において用いられるPB−1系ポリマーの温度19
0℃、荷重2.16kgにおけるメルトフローレイト(
MFR)は、0.2〜30、より好ましくは0.5〜2
5である。
【0012】本発明におけるポリマー成分(B)は、L
DPE系ポリマーおよび/またはEVAからなり、積層
体を柔軟化する成分である。ここでいうLDPE系ポリ
マーとしては、高圧法低密度ポリエチレンのみでなく、
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1
、オクテン−1、4−メチルペンテン−1などのα−オ
レフィン類を共重合成分として低圧法で製造した線状低
密度ポリエチレンが具体的に挙げられる。柔軟性から見
て、前者の場合、密度が0.93g/cm3以下、より
好ましくは0.91〜0.93g/cm3、後者では密
度が0.87〜0.93g/cm3、より好ましくは0
.88〜0.92g/cm3程度のものが好ましく用い
られる。また、本発明において使用されるEVAも通常
公知の方法で得られるポリマーであり、上記EVAにお
ける酢酸ビニル成分の含量は、5〜25重量%、より好
ましくは7〜20重量%である。
【0013】また、本発明において用いられるポリマー
成分(B)は、LDPE系ポリマーとEVAとの混合物
であってもよく、この際のLDPE系ポリマーとEVA
との比率は、重量比で90:10〜10:90、より好
ましくは80:20〜20:80である。
【0014】さらに、本発明において使用されるポリマ
ー成分(B)の温度190℃、荷重2.16kgにおけ
るMFRは、成形性、力学的性質などを考慮すると、0
.1〜30、より好ましくは0.3〜25である。
【0015】本発明の医療容器用基材は、ポリマー成分
(A)およびポリマー成分(B)よりなる積層体であっ
て、最内層および/または最外層は(A)から形成され
るものである。高圧蒸気滅菌に耐えられるだけの熱安定
性の確保という点から、耐熱性を有するPB−1系ポリ
マーが少なくとも最内層もしくは最外層を形成している
が、本発明の医療容器用基材における積層体の形態とし
て、具体的に3種類の形態が考えられる。すなわち、■
三層以上の積層構造において、最内層と最外層が成分(
A)で形成されるもの、■二層以上の積層構造において
、最内層が(A)で形成され、最外層は他のポリマーで
形成されるもの、および■二層以上の積層構造において
、最外層が(A)で形成され、最内層は他のポリマーで
形成されるものである。■の形態は、耐熱性の意味から
最も優れているが、■および■の形態もありうる。例え
ば、医薬液の入っていない容器(バッグ)を高圧蒸気滅
菌する場合、最内層(内壁)同志は直接接触するので、
ブロッキングしやすいが、最外層(表面)は水蒸気や水
滴が介在し、これらがスティック抑制剤として作用する
ので、ブロッキングが比較的起こりにくいため、■のよ
うな形態が可能となる。また、例えば、医薬液を収容し
た内包材をポリプロピレンフィルム、ポリアミドフィル
ムなどの外包材で包んで高圧蒸気滅菌する場合には、内
包材の最内層同志は医薬液が入っているため直接接触し
ておらず、ブロッキングの問題は生じ難いが、内包材の
最外層および外包材の内壁の間では、ブロッキング現象
が生じることが懸念されるので、該内包材として用いら
れる容器は、■の形態によることも可能になる。
【0016】また、本発明の医療容器用基材における積
層体の形態として■または■の形態を採用する際に使用
する上記他のポリマーとしては、(B)であることが好
ましいが、三層以上の積層構造である場合には、他のポ
リマーでも良い。この他のポリマーとしては、特に限定
されないが、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ−4−メチルペンテン−1、エチレン−ビニル
アルコールコポリマー、ポリ塩化ビニリデン、ナイロン
6、ナイロン8、ナイロン12、ナイロン66、ナイロ
ン610、ポリ−m−キシリレンアジパミド、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート、ポリ−1,4−シ
クロヘキシレンジメチレンテレフタレート等およびこれ
らを主成分とする共重合体が挙げられる。
【0017】本発明において、成分(A)は、最内層や
最外層のみならず、中間層となる場合もあり、また、上
記したように成分(A)と成分(B)以外のポリマー成
分が積層体の一部の層を形成することもあるが、成形装
置の構造の単純さ、生産性などを考えると、本発明の医
療容器用基材は、三層構造(上記■の場合)または二層
構造(上記■および■において、それぞれ外層および内
層が(B)であるもの)をとることが好ましい。この際
、■では、(A)から形成される内層および外層の肉厚
がそれぞれ5〜100μm、より好ましくは10〜80
μm、(B)から形成される中間層の肉厚が100〜5
00μm、より好ましくは120〜400μmであるこ
とが好ましい。また、■や■では、(A)から形成され
る層は、5〜200μm、より好ましくは10〜150
μm、(B)から形成される層は、100〜500μm
、より好ましくは120〜400μmであることが好ま
しい。これらの肉厚は医療容器用基材の用途に要求され
る柔軟性や耐熱性によって適宜調節される。
【0018】本発明における医療容器とは、血液、薬液
等医療において扱われる液体を貯蔵あるいは搬送する容
器(バッグ)や連結管(チューブ)を意味するが、この
ような製品(成形品)は、通常公知の方法、例えば射出
成形法、押出成形法、シート成形法、ブロー成形法、イ
ンフレーション成形法、Tダイ法、ラミネート成形法も
しくはこれらの組み合わせによって製造される。例えば
、上記製品がバッグの場合は、(A)と(B)とを別々
に溶融し、Tダイもしくはインフレーションダイを用い
て、ポリマー温度160〜230℃くらいで多層押出成
形し、得られたシート(またはフィルム)について裁断
、熱シールなどの手法を適宜適用して、所定の形状に加
工すれば良い。押出の際、結晶化による透明性の低下を
防ぐ目的でシートを水やキャスティングローラーで冷却
する方法が好適に使用される。
【0019】さらに、上記製品がチューブの場合には、
押出成形で製造するのが好ましく、この場合には押し出
されたチューブは水で急冷することが好ましい。
【0020】本発明におけるシートあるいはチューブの
形状としては、無延伸物、一軸延伸物、二軸延伸物等が
具体的に挙げられるが、柔軟性を考慮すると、無延伸物
のものが好ましい。
【0021】本発明の趣旨の一つは、耐熱性向上、特に
高圧蒸気滅菌時のブロッキング防止にあるが、より効果
を挙げる目的で、容器の内面や外面にエンボス加工等に
よる粗面化処理を施したり、ブロッキング防止剤を添加
したりすることなどのほか、放射線や有機過酸化物によ
る架橋処理を施してもよい。
【0022】また、本発明の趣旨を損なわない範囲で、
各層に他のポリマー、可塑剤、無機フィラー、安定剤な
どを添加したり、場合によっては中間層として(A)や
(B)と接着性の良いポリマーを使ったりすることも差
支えない。
【0023】また、本発明の医薬液としては、特に限定
されるわけではないが、例えば生理食塩水、電解質液、
デキストラン製剤、マンニトール製剤、糖類製剤、アミ
ノ酸製剤等が好適に挙げられる。
【0024】また、高圧蒸気滅菌は、通常、ゲージ圧0
.5〜2.5kg/cm2の圧力下で100〜125℃
の温度で10〜60分間行われる。
【0025】また、本発明の容器の滅菌法については、
放射線滅菌等の他の滅菌法を適用してもよい。
【0026】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに具体的に説明する。
【0027】実施例1〜5、比較例1、2(1)実験法 ■使用ポリマー:表1に示すポリマーを組み合わせて使
用した。
【0028】■シートの作製:■のペレットの溶融物を
エクストルーダーで2種3層型多層Tダイに供給し、1
70〜190℃で押し出し、このようにして得られた膜
状物を15℃に保たれたキャスティングローラーで冷却
後、トリミングして幅200mmのシートを10m/分
の速度で巻き取った(組成およびシートの厚さは表2に
示した)。
【0029】■シートの柔軟性の測定:JIS  K7
113に準じて引張弾性率を測定し、柔軟性の尺度とし
た。
【0030】■シートの透明性の測定:JIS  K6
714(1958)に準じて平行光線透過率を測定した
【0031】■シートの耐熱性(耐ブロッキング性)の
測定:シートを150mm×200mmの大きさに裁断
し、これを2枚重ねて四方を熱シールして、バッグを作
製した後、0.5g/cm2の圧力がかかるように荷重
(ステンレスの板)をのせた。この状態で、レトルト型
高圧蒸気滅菌器に入れ、ゲージ圧1.8kg/cm2で
温度110℃または120℃で30分間熱処理した。冷
却後、シート間およびシートとステンレスの板との間で
ブロッキング現象が起こっているかどうかを判定した。
【0032】■重金属および溶出物試験:日本薬局方一
般試験法「輸液用プラスチック容器試験法」により、各
シートについて試験を行った。
【0033】
【表1】
【0034】(2)実験結果 ■シートの多層押出成形は極めて順調で、異物の発生、
発泡などは観察されず、いずれの組成においても均一性
に富むシートが得られた。
【0035】■いずれの組成においても重金属および溶
出物は日本薬局方に適合することが確認された。
【0036】■表2に示されたシート組成および各シー
トの性質との関係により、本発明で規定した組成により
形成されたシートは、柔軟性、透明性および耐熱性のバ
ランスに優れ、医療容器用基材として適切であることが
分かった。
【0037】
【表2】
【0038】実施例6 50μm厚の(A1)製のフィルムと300μm厚の(
B1)製のフィルムとからなる2層シート(引張弾性率
800kg/cm2、光線透過率88%)で(A1)製
のフィルムを外層にしたバッグを作製し(約14cm×
30cm)、生理食塩水700mlを収容させて封じた
。これを内包材とし、100μm厚のポリプロピレンフ
ィルム(外包材)で包んで真空包装した後、レトルト型
高圧蒸気滅菌器を用い、温度110℃、ゲージ圧1.7
kg/cm2の条件で、1時間滅菌した。
【0039】この結果、室温に冷却後のバッグにおいて
は、内包材とポリプロピレンフィルムとの間でブロッキ
ング現象が認められなかった。
【0040】比較例3 内包材として50μm厚の(C1)製のフィルム(外層
)と300μm厚の(B1)製のフィルム(内層)とか
らなるシートを内包材として用いた以外は、実施例6と
同様にして実験を行った。
【0041】この結果、室温に冷却後のバッグでは、内
包材とポリプロピレンフィルムとの間で強固なブロッキ
ング現象が観察された。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、ポリブテ
ン−1(A)および低密度ポリエチレン系ポリマーおよ
び/またはエチレン−酢酸ビニルコポリマー(B)とか
らなる積層体であって、最内層および/または最外層が
(A)から形成されていることを特徴とする医療容器用
基材である。本発明の医療容器用基材は、ポリブテン−
1系ポリマー(A)の上記優れた特性を巧みに利用して
生じたものであり、柔軟性、透明性、耐熱性および衛生
性などにおいて満足すべき性能を有し、さらに、生産性
も良いのでその工業的価は高いものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ポリブテン−1(A)および低密度ポ
    リエチレン系ポリマーおよび/またはエチレン−酢酸ビ
    ニルコポリマー(B)とからなる積層体であって、最内
    層および/または最外層が(A)から形成されているこ
    とを特徴とする医療容器用基材。
  2. 【請求項2】  該積層体が三層からなり、該積層体の
    内層および外層が(A)から形成され、かつ肉厚がそれ
    ぞれ5〜100μmであり、該積層体の中間層が(B)
    から形成され、かつ肉厚が100〜500μmである請
    求項1に記載の医療容器用基材。
  3. 【請求項3】  該積層体が二層からなり、内層または
    外層が(A)から形成され、かつ肉厚が5〜200μm
    であり、外層または内層が(B)から形成され、かつ肉
    厚が100〜500μmである請求項1に記載の医療容
    器用基材。
  4. 【請求項4】  ポリブテン−1の融点が118℃以上
    である請求項1に記載の医療容器用基材。
  5. 【請求項5】  低密度ポリエチレン系ポリマーが密度
    0.93g/cm3以下の高圧法低密度ポリエチレンも
    しくは密度0.87〜0.93g/cm3の線状低密度
    ポリエチレンである請求項1に記載の医療容器用基材。
  6. 【請求項6】  エチレン−酢酸ビニルコポリマーの酢
    酸ビニル含量が5〜25重量%である請求項1に記載の
    医療容器用基材。
JP3057076A 1991-03-20 1991-03-20 医療容器用基材 Pending JPH04292170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3057076A JPH04292170A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 医療容器用基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3057076A JPH04292170A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 医療容器用基材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04292170A true JPH04292170A (ja) 1992-10-16

Family

ID=13045375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3057076A Pending JPH04292170A (ja) 1991-03-20 1991-03-20 医療容器用基材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04292170A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08196620A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Terumo Corp 拡張用カテーテル及びその製造法
JP2004313805A (ja) * 1994-03-29 2004-11-11 Fresenius Ag 医療用の複合チャンバのバック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004313805A (ja) * 1994-03-29 2004-11-11 Fresenius Ag 医療用の複合チャンバのバック
JPH08196620A (ja) * 1995-01-27 1996-08-06 Terumo Corp 拡張用カテーテル及びその製造法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601474B2 (ja) 良好な接着性をもつ多層フイルム
JP2550256B2 (ja) 医療用バッグ
US20120034404A1 (en) Medical multilayer film and use thereof
US4891253A (en) Moisture barrier medical film
EP3446870A1 (en) Steam-stable semi-rigid multilayer structures
EP0310143B1 (en) Flexible medical solution pouches
JP3549643B2 (ja) 医療用基材
JPH04292170A (ja) 医療容器用基材
JP3949739B2 (ja) 医療用複室容器
JPH06171040A (ja) ポリオレフィン系医療容器用基材
JP3006182B2 (ja) 医療用袋
JPH0411220B2 (ja)
JPH0531156A (ja) 医薬液剤入り容器
JP6746984B2 (ja) 新鮮凍結血漿製剤用バッグ
JP5110672B2 (ja) 血液成分保存容器
JPH06169974A (ja) ポリオレフィン系医療容器用基材
JP3239247B2 (ja) n−ヘキサン抽出による溶出物の量が少ないエチレン系熱収縮性フィルム
JP3625497B2 (ja) 医療容器用基材
JP3973703B2 (ja) 医療用複室容器
JP3038029B2 (ja) 医療容器用重合体組成物
KR102246313B1 (ko) 수액 용기용 다층 필름 및 그 제조 방법, 이를 포함하는 수액 용기
JP2978498B2 (ja) 医療用袋
JPH04197358A (ja) 医薬液入り容器
JPH04319359A (ja) 医薬液入り容器
JPH06209981A (ja) 医療容器用基材