JPH0429666B2 - - Google Patents
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- JPH0429666B2 JPH0429666B2 JP58189908A JP18990883A JPH0429666B2 JP H0429666 B2 JPH0429666 B2 JP H0429666B2 JP 58189908 A JP58189908 A JP 58189908A JP 18990883 A JP18990883 A JP 18990883A JP H0429666 B2 JPH0429666 B2 JP H0429666B2
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Description
本発明は循環器疾患の治療薬として有用な一般
式() 〔式中、Aはm個(mは0なしい4の整数)の水
素原子が炭素数1ないし6のアルキル基で置換さ
れたエチレン基、Bはn個(nは0ないし4の整
数)の水素原子が炭素数1ないし6のアルキル基
で置換されたエチレン基またはトリメチレン基、
R1、R2は水素原子または炭素数1ないし6のア
ルキル基であるか、または互いに直接結合して炭
素数2ないし4のポリメチレン基を表わす。〕 で示されるアミジン誘導体およびその酸付加塩に
関するものである。 前記A、Bの水素原子を置換しているアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基等が挙げられる。 R1、R2としては、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。また、
R1、R2が互いに直接結合した場合として、エチ
レン基、トリメチレン基等が挙げられる。 具体的化合物としては、例えば、次の化合物を
挙げることができる。 (1) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)ピペラジン (2) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)−2−メチルピペラジン (3) 4−アミジノ−2,2−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (4) 4−アミジノ−2,5−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (5) 4−アミジノ−2−エチル−1−(5−イソ
キノリンスルホニル)ピペラジン (6) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)ホモピペラジン (7) 4−アミジノ−2,3−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (8) 4−(N1,N2−ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (9) 1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−
(N1−メチルアミジノ)ピペラジン (10) 4−(N1−エチルアミジノ)−1−(5−イソ
キノリンスルホニル)ピペラジン (11) 4−(2−イミダゾリン−2−イル)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (12) 1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−
〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ル)〕ピペラジン (13) 4−(N1,N2−ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ホモピペラジ
ン (14) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンス
ルホニル)−3−メチルピペラジン (15) 4−アミジノ−3,3−ジメチル−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (16) 4−アミジノ−3−ブチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン また、本発明は、前記一般式()で示される
イソキノリン誘導体の酸付加塩をも提供する。こ
の塩は薬学上許容される非毒性の塩であつて、酸
としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、
硫酸等の無機酸、および酢酸、クエン酸、酒石
酸、乳酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、
メタンスルホン酸等の有機酸を挙げることができ
る。 本発明で提供される一般式()で示されるイ
ソキノリンスルホン酸アミド誘導体は、例えば、
次式にしたがつて合成することができる。 (式中、A、B、R1、R2は前記と同様の意味を
表わす。) 式()で示す化合物は、次式にしたがつて容
易に合成することができる。 (式中、A、B、R1、R2は前記と同一の意味を
表わし、Xは酸素原子または硫黄原子、R3はア
ルキル基を表わす。) 式()で示す化合物としては、例えば、S−
メチルイソチオ尿素、O−メチルイソ尿素、S−
エチルイソチオ尿素、O−エチルイソ尿素、N,
N′,S−トリメチルイソチオ尿素、N,N′,O
−トリメチルイソ尿素、N,S−ジメチルイソチ
オ尿素、N,O−ジメチルイソ尿素、N−エチル
−S−メチルイソチオ尿素、N−エチル−O−メ
チルイソ尿素、2−メチルチオ−2−イミダゾリ
ン、2−メトキシ−2−イミダゾリン、2−メチ
ルチオ−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ン等のヨー化水素酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、
硫酸、p−トルエンスルホン酸塩等を挙げること
ができる。 式()で示す化合物としては、例えば、ピペ
ラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3−
ジメチルピペラジン、2−メチルピペラジン、2
−エチルピペラジン、ホモピペラジン、2−ブチ
ルピペラジン、2,2−ジメチルピペラジン、2
−メチルホモピペラジン、5−メチルホモピペラ
ジン、6−エチルホモピペラジン等を挙げること
ができる。 ()と()の反応における溶剤としては、
メタノール、エタノールなどのアルコール類単独
もしくはこれらと水の混合物、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類と水の混合物が好
ましい。アルコール類、エーテル類と水の混合率
は、水の含有率(体積比)が30〜100%が特に好
ましい。 ()に対する()の使用量は1〜10倍モル
量が好ましく、3〜6倍モル量が特に好ましい。 ()と()の反応における反応温度は20〜
100℃が好ましい。反応時間は0.5〜24時間が好ま
しく、特に1〜4時間が好ましい。 ()と()の反応によつて得られる式
()で示す化合物としては、例えば、1−アミ
ジノピペラジン、1−アミジノホモピペラジン、
1−アミジノ−3−メチルピペラジン、1−アミ
ジノ−2,5−ジメチルピペラジン、1−アミジ
ノ−2,2−ジメチルピペラジン、1−アミジノ
−2,3−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−
3,5−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−3
−メチルホモピペラジン、1−アミジノ−3−エ
チルピペラジン、1−(N1,N2−ジメチルアミ
ジノ)ピペラジン、1−(N1−メチルアミジノ)
ピペラジン、1−(N1−エチルアミジノ)ピペラ
ジン、1−(N1,N2−ジメチルアミジノ)ホモ
ピペラジン、1−(2−イミダゾリン−2−イル)
ピペラジン、1−〔2−(3,4,5,6−テトラ
ヒドロピリミジル)〕ピペラジン等を挙げること
ができる。 ()と()より()を得る反応において
は、酸受容体を用いてもよい。酸受容体として
は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
ピリジン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリエチレンジアミン等が挙げられる。酸受
容体を用いる場合、その使用量は、()に対し
1〜10倍モル量が好ましく、特に1〜2倍モル量
が好ましい。 ()と()の反応において、()に対す
る()の使用量は、酸受容体を用いる場合は1
〜5倍モル量が好ましく、特に1〜3倍モル量が
好ましい。反応に酸受容体を用いない場合は2〜
10倍モル量が好ましく、2〜5倍モル量が特に好
ましい。 ()と()の反応における反応溶媒として
は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、
エタノール等のアルコール類、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等、およびこれらと水の混合したものが用いられ
る。 ()と()の反応の反応温度は、通常−30
℃〜120℃が好ましいが、0℃〜80℃が特に好ま
しい。また、反応時間は0.5〜48時間が好ましく、
1〜4時間が特に好ましい。 本発明で提供される一般式()で示されるイ
ソキノリンスルホン酸アミド誘導体は、前述の方
法の他、次式によつても合成することができる。 (式中、A、B、X、R1、R2、R3は前記とすべ
て同一の意味を表わす。) 式()、()で示す化合物は、前記の合成方
法のとき使用する化合物とまつたく同一のものが
用いられる。しかし、()の化合物として非対
称の化合物を用いた場合、得られる化合物は、前
述の方法によつて生成する化合物とは異なつた構
造を有している。例えば、()として2,2−
ジメチルピペラジン、()としてS−メチルイ
ソチオ尿素硫酸塩を用いた場合、前述の方法では
4−アミジノ−2,2−ジメチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジンを与えるのに
対し、この方法では4−アミジノ−3,3−ジメ
チル−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペ
ラジンが得られる。 ()と()の反応においては、酸受容体が
存在してもよい。酸受容体としては、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチ
ラートのようなアルカリ金属化合物、ピリジン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエチ
レンジアミンのような有機第3級アミン類が挙げ
られる。反応溶媒としては、メタノール、エタノ
ール等のアルカノール類、ジクロルメタン、クロ
ロホルムのようなハロゲン化炭化水素、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテルのよ
うなエーテル類、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等が使用され
る。 ()と()の反応において、()に対す
る()の使用量は、反応に酸受容体を用いる場
合、1〜10倍モルの範囲が好ましく、さらに好ま
しくは1〜3倍モルであり、反応に酸受容体を用
いない場合は、2〜20倍モルが好ましく、2〜10
倍モルの範囲が特に好ましい。 酸受容体を用いる場合、酸受容体の使用量は、
式()で示されるスルホン酸クロリドに対し1
〜10倍モル量が好ましく、1〜6倍モル量が特に
好ましい。 ()と()の反応において、その反応温度
は通常−30℃〜150℃で、0℃〜120℃が好まし
く、0℃〜80℃の範囲が特に好ましい。また、反
応時間は0.5〜72時間が好ましく、1〜5時間が
特に好ましい。 ()と()の反応は、酸受容体を用いるの
が好ましい。酸受容体としては、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナ
トリウム等のアルカリ金属化合物、ピリジン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリエチレ
ンジアミン等の有機第3級アミン類が挙げられ
る。 ()と()の反応において、溶剤として
は、例えば、水、メタノール、エタノールのよう
なアルカノール類単独、もしくはこれらと水の混
合物、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類と水の混合物が好ましい。アルカノール類
およびエーテル類と水の混合率は、水の含有率
(体積比)が20〜100%が好ましい。 ()と()の反応において使用する酸受容
体の量は、()の化合物に対し1〜10倍モル量
が好ましく、1ないし4倍モル量が特に好まし
い。 ()に対する()の使用量は1〜10倍モル
量が好ましく、2〜4倍モル量が特に好ましい。 ()と()より()を得る反応におい
て、その反応温度は、20℃〜150℃が好ましく、
50℃〜120℃が特に好ましい。また、反応時間は
2〜6時間が好ましい。 本発明で提供される一般式()で示される化
合物およびその薬学的に許容される酸付加塩は、
本発明者らの研究によれば、持続性のある強力な
平滑筋弛緩作用、強力な血流増加作用を有し、例
えば、血管拡張剤、脳循環改善剤、狭心症治療
薬、脳心血管系の血栓症、高血圧症の予防および
治療薬として有用な物質である。 本発明化合物の平滑筋に対する作用は、家兎の
上腸間膜動脈の弛緩作用により、血管拡張作用は
イヌにおける大腿動脈および椎骨動脈の血流量の
増加により確認された。 平滑筋弛緩作用は家兎より摘出した上腸間動脈
を螺旋状として吊し、塩化カリウムで収縮させ、
これに本発明化合物を加えると弛緩されることに
よつて証明された。 例えば、4−アミノジ−1−(5−イソキノリ
ンスルホニル)ピペラジンを上記の収縮させた動
脈に加えた場合、その完全弛緩を100%として、
50%を弛緩させる濃度(ED50)は0.5μMを示し
た。 大腿動脈、椎骨動脈の拡張作用は、イヌ、(雑
犬、体重8〜15Kg)をペントバルビタールナトリ
ウム35mg/Kgの静脈内投与により麻酔し、大腿動
脈および椎骨動脈には非観血的プローブ(日本光
電製)を装着し、電磁血流計(日本光電MF−
27)にて血流量の測定を行なつた。この条件下で
大腿静脈側鎖に挿入したポリエチレンチユーブを
介して本発明化合物、例えば4−アミジノ−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジンを1
mg/Kg静脈内投与した場合、大腿動脈血流量は40
%、椎骨動脈血流量は105%増加し、その持続時
間は30分以上であつた。また、その他の本発明化
合物についても、同様の実験を行なつた結果、著
明な血流量の増加が観察された。この際、著明な
毒性は全く観られなかつた。 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。 式()の化合物の合成例 1 ピペラジン15.6gの水溶液100c.c.にO−メチル
イソ尿素塩酸塩5gを加え、撹拌混合しながら80
℃で2時間反応させた。反応後、得られた溶液を
室温減圧下乾固した。得られた結晶にエタノール
40mlを加え、過剰のピペラジンを溶解し、結晶を
過し、40mlのエタノールで3回洗浄した。得ら
れた結晶を水−エタノール(1:2)から再結晶
すると、1−アミジノピペラジン塩酸塩(A−
1)の白色結晶が6.70g(収率90%)得られた。 同様にして1−アミジノ−3−メチルピペラジ
ン塩酸塩(A−2)、1−アミジノ−3,3−ジ
メチルピペラジン硫酸塩(A−3)、1−アミジ
ノ−2,5−ジメチルピペラジン硫酸塩(A−
4)、1−アミジノ−3−エチルピペラジン硫酸
塩(A−5)、1−アミジノホモピペラジン硫酸
塩(A−6)、1−アミジノ−2,3−ジメチル
ピペラジン硫酸塩(A−7)、1−(N,N′−ジ
メチルアミジノ)ピペラジン硫酸塩(A−8)、
1−(N−メチルアミジノ)ピペラジン硫酸塩
(A−9)、1−(N−エチルアミジノ)ピペラジ
ン硫酸塩(A−10)、1−(2−イミダゾリン−2
−イル)ピペラジン臭化水素酸塩(A−11)、1
−〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ル)〕ピペラジンヨー化水素酸塩(A−12)、1−
(N,N′−ジメチルアミジノ)ホモピペラジン硫
酸塩(A−13)を得た。
式() 〔式中、Aはm個(mは0なしい4の整数)の水
素原子が炭素数1ないし6のアルキル基で置換さ
れたエチレン基、Bはn個(nは0ないし4の整
数)の水素原子が炭素数1ないし6のアルキル基
で置換されたエチレン基またはトリメチレン基、
R1、R2は水素原子または炭素数1ないし6のア
ルキル基であるか、または互いに直接結合して炭
素数2ないし4のポリメチレン基を表わす。〕 で示されるアミジン誘導体およびその酸付加塩に
関するものである。 前記A、Bの水素原子を置換しているアルキル
基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
sec−ブチル基等が挙げられる。 R1、R2としては、例えば、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、n−ヘキシル基等が挙げられる。また、
R1、R2が互いに直接結合した場合として、エチ
レン基、トリメチレン基等が挙げられる。 具体的化合物としては、例えば、次の化合物を
挙げることができる。 (1) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)ピペラジン (2) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)−2−メチルピペラジン (3) 4−アミジノ−2,2−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (4) 4−アミジノ−2,5−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (5) 4−アミジノ−2−エチル−1−(5−イソ
キノリンスルホニル)ピペラジン (6) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスル
ホニル)ホモピペラジン (7) 4−アミジノ−2,3−ジメチル−1−(5
−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (8) 4−(N1,N2−ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (9) 1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−
(N1−メチルアミジノ)ピペラジン (10) 4−(N1−エチルアミジノ)−1−(5−イソ
キノリンスルホニル)ピペラジン (11) 4−(2−イミダゾリン−2−イル)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (12) 1−(5−イソキノリンスルホニル)−4−
〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ル)〕ピペラジン (13) 4−(N1,N2−ジメチルアミジノ)−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ホモピペラジ
ン (14) 4−アミジノ−1−(5−イソキノリンス
ルホニル)−3−メチルピペラジン (15) 4−アミジノ−3,3−ジメチル−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン (16) 4−アミジノ−3−ブチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン また、本発明は、前記一般式()で示される
イソキノリン誘導体の酸付加塩をも提供する。こ
の塩は薬学上許容される非毒性の塩であつて、酸
としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、リン酸、
硫酸等の無機酸、および酢酸、クエン酸、酒石
酸、乳酸、コハク酸、フマール酸、マレイン酸、
メタンスルホン酸等の有機酸を挙げることができ
る。 本発明で提供される一般式()で示されるイ
ソキノリンスルホン酸アミド誘導体は、例えば、
次式にしたがつて合成することができる。 (式中、A、B、R1、R2は前記と同様の意味を
表わす。) 式()で示す化合物は、次式にしたがつて容
易に合成することができる。 (式中、A、B、R1、R2は前記と同一の意味を
表わし、Xは酸素原子または硫黄原子、R3はア
ルキル基を表わす。) 式()で示す化合物としては、例えば、S−
メチルイソチオ尿素、O−メチルイソ尿素、S−
エチルイソチオ尿素、O−エチルイソ尿素、N,
N′,S−トリメチルイソチオ尿素、N,N′,O
−トリメチルイソ尿素、N,S−ジメチルイソチ
オ尿素、N,O−ジメチルイソ尿素、N−エチル
−S−メチルイソチオ尿素、N−エチル−O−メ
チルイソ尿素、2−メチルチオ−2−イミダゾリ
ン、2−メトキシ−2−イミダゾリン、2−メチ
ルチオ−3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ン等のヨー化水素酸塩、臭化水素酸塩、塩酸塩、
硫酸、p−トルエンスルホン酸塩等を挙げること
ができる。 式()で示す化合物としては、例えば、ピペ
ラジン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3−
ジメチルピペラジン、2−メチルピペラジン、2
−エチルピペラジン、ホモピペラジン、2−ブチ
ルピペラジン、2,2−ジメチルピペラジン、2
−メチルホモピペラジン、5−メチルホモピペラ
ジン、6−エチルホモピペラジン等を挙げること
ができる。 ()と()の反応における溶剤としては、
メタノール、エタノールなどのアルコール類単独
もしくはこれらと水の混合物、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類と水の混合物が好
ましい。アルコール類、エーテル類と水の混合率
は、水の含有率(体積比)が30〜100%が特に好
ましい。 ()に対する()の使用量は1〜10倍モル
量が好ましく、3〜6倍モル量が特に好ましい。 ()と()の反応における反応温度は20〜
100℃が好ましい。反応時間は0.5〜24時間が好ま
しく、特に1〜4時間が好ましい。 ()と()の反応によつて得られる式
()で示す化合物としては、例えば、1−アミ
ジノピペラジン、1−アミジノホモピペラジン、
1−アミジノ−3−メチルピペラジン、1−アミ
ジノ−2,5−ジメチルピペラジン、1−アミジ
ノ−2,2−ジメチルピペラジン、1−アミジノ
−2,3−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−
3,5−ジメチルピペラジン、1−アミジノ−3
−メチルホモピペラジン、1−アミジノ−3−エ
チルピペラジン、1−(N1,N2−ジメチルアミ
ジノ)ピペラジン、1−(N1−メチルアミジノ)
ピペラジン、1−(N1−エチルアミジノ)ピペラ
ジン、1−(N1,N2−ジメチルアミジノ)ホモ
ピペラジン、1−(2−イミダゾリン−2−イル)
ピペラジン、1−〔2−(3,4,5,6−テトラ
ヒドロピリミジル)〕ピペラジン等を挙げること
ができる。 ()と()より()を得る反応において
は、酸受容体を用いてもよい。酸受容体として
は、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
ピリジン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリエチレンジアミン等が挙げられる。酸受
容体を用いる場合、その使用量は、()に対し
1〜10倍モル量が好ましく、特に1〜2倍モル量
が好ましい。 ()と()の反応において、()に対す
る()の使用量は、酸受容体を用いる場合は1
〜5倍モル量が好ましく、特に1〜3倍モル量が
好ましい。反応に酸受容体を用いない場合は2〜
10倍モル量が好ましく、2〜5倍モル量が特に好
ましい。 ()と()の反応における反応溶媒として
は、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、
エタノール等のアルコール類、アセトニトリル、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
等、およびこれらと水の混合したものが用いられ
る。 ()と()の反応の反応温度は、通常−30
℃〜120℃が好ましいが、0℃〜80℃が特に好ま
しい。また、反応時間は0.5〜48時間が好ましく、
1〜4時間が特に好ましい。 本発明で提供される一般式()で示されるイ
ソキノリンスルホン酸アミド誘導体は、前述の方
法の他、次式によつても合成することができる。 (式中、A、B、X、R1、R2、R3は前記とすべ
て同一の意味を表わす。) 式()、()で示す化合物は、前記の合成方
法のとき使用する化合物とまつたく同一のものが
用いられる。しかし、()の化合物として非対
称の化合物を用いた場合、得られる化合物は、前
述の方法によつて生成する化合物とは異なつた構
造を有している。例えば、()として2,2−
ジメチルピペラジン、()としてS−メチルイ
ソチオ尿素硫酸塩を用いた場合、前述の方法では
4−アミジノ−2,2−ジメチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジンを与えるのに
対し、この方法では4−アミジノ−3,3−ジメ
チル−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペ
ラジンが得られる。 ()と()の反応においては、酸受容体が
存在してもよい。酸受容体としては、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチ
ラートのようなアルカリ金属化合物、ピリジン、
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリエチ
レンジアミンのような有機第3級アミン類が挙げ
られる。反応溶媒としては、メタノール、エタノ
ール等のアルカノール類、ジクロルメタン、クロ
ロホルムのようなハロゲン化炭化水素、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテルのよ
うなエーテル類、アセトニトリル、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等が使用され
る。 ()と()の反応において、()に対す
る()の使用量は、反応に酸受容体を用いる場
合、1〜10倍モルの範囲が好ましく、さらに好ま
しくは1〜3倍モルであり、反応に酸受容体を用
いない場合は、2〜20倍モルが好ましく、2〜10
倍モルの範囲が特に好ましい。 酸受容体を用いる場合、酸受容体の使用量は、
式()で示されるスルホン酸クロリドに対し1
〜10倍モル量が好ましく、1〜6倍モル量が特に
好ましい。 ()と()の反応において、その反応温度
は通常−30℃〜150℃で、0℃〜120℃が好まし
く、0℃〜80℃の範囲が特に好ましい。また、反
応時間は0.5〜72時間が好ましく、1〜5時間が
特に好ましい。 ()と()の反応は、酸受容体を用いるの
が好ましい。酸受容体としては、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナ
トリウム等のアルカリ金属化合物、ピリジン、ト
リメチルアミン、トリエチルアミン、トリエチレ
ンジアミン等の有機第3級アミン類が挙げられ
る。 ()と()の反応において、溶剤として
は、例えば、水、メタノール、エタノールのよう
なアルカノール類単独、もしくはこれらと水の混
合物、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類と水の混合物が好ましい。アルカノール類
およびエーテル類と水の混合率は、水の含有率
(体積比)が20〜100%が好ましい。 ()と()の反応において使用する酸受容
体の量は、()の化合物に対し1〜10倍モル量
が好ましく、1ないし4倍モル量が特に好まし
い。 ()に対する()の使用量は1〜10倍モル
量が好ましく、2〜4倍モル量が特に好ましい。 ()と()より()を得る反応におい
て、その反応温度は、20℃〜150℃が好ましく、
50℃〜120℃が特に好ましい。また、反応時間は
2〜6時間が好ましい。 本発明で提供される一般式()で示される化
合物およびその薬学的に許容される酸付加塩は、
本発明者らの研究によれば、持続性のある強力な
平滑筋弛緩作用、強力な血流増加作用を有し、例
えば、血管拡張剤、脳循環改善剤、狭心症治療
薬、脳心血管系の血栓症、高血圧症の予防および
治療薬として有用な物質である。 本発明化合物の平滑筋に対する作用は、家兎の
上腸間膜動脈の弛緩作用により、血管拡張作用は
イヌにおける大腿動脈および椎骨動脈の血流量の
増加により確認された。 平滑筋弛緩作用は家兎より摘出した上腸間動脈
を螺旋状として吊し、塩化カリウムで収縮させ、
これに本発明化合物を加えると弛緩されることに
よつて証明された。 例えば、4−アミノジ−1−(5−イソキノリ
ンスルホニル)ピペラジンを上記の収縮させた動
脈に加えた場合、その完全弛緩を100%として、
50%を弛緩させる濃度(ED50)は0.5μMを示し
た。 大腿動脈、椎骨動脈の拡張作用は、イヌ、(雑
犬、体重8〜15Kg)をペントバルビタールナトリ
ウム35mg/Kgの静脈内投与により麻酔し、大腿動
脈および椎骨動脈には非観血的プローブ(日本光
電製)を装着し、電磁血流計(日本光電MF−
27)にて血流量の測定を行なつた。この条件下で
大腿静脈側鎖に挿入したポリエチレンチユーブを
介して本発明化合物、例えば4−アミジノ−1−
(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジンを1
mg/Kg静脈内投与した場合、大腿動脈血流量は40
%、椎骨動脈血流量は105%増加し、その持続時
間は30分以上であつた。また、その他の本発明化
合物についても、同様の実験を行なつた結果、著
明な血流量の増加が観察された。この際、著明な
毒性は全く観られなかつた。 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。 式()の化合物の合成例 1 ピペラジン15.6gの水溶液100c.c.にO−メチル
イソ尿素塩酸塩5gを加え、撹拌混合しながら80
℃で2時間反応させた。反応後、得られた溶液を
室温減圧下乾固した。得られた結晶にエタノール
40mlを加え、過剰のピペラジンを溶解し、結晶を
過し、40mlのエタノールで3回洗浄した。得ら
れた結晶を水−エタノール(1:2)から再結晶
すると、1−アミジノピペラジン塩酸塩(A−
1)の白色結晶が6.70g(収率90%)得られた。 同様にして1−アミジノ−3−メチルピペラジ
ン塩酸塩(A−2)、1−アミジノ−3,3−ジ
メチルピペラジン硫酸塩(A−3)、1−アミジ
ノ−2,5−ジメチルピペラジン硫酸塩(A−
4)、1−アミジノ−3−エチルピペラジン硫酸
塩(A−5)、1−アミジノホモピペラジン硫酸
塩(A−6)、1−アミジノ−2,3−ジメチル
ピペラジン硫酸塩(A−7)、1−(N,N′−ジ
メチルアミジノ)ピペラジン硫酸塩(A−8)、
1−(N−メチルアミジノ)ピペラジン硫酸塩
(A−9)、1−(N−エチルアミジノ)ピペラジ
ン硫酸塩(A−10)、1−(2−イミダゾリン−2
−イル)ピペラジン臭化水素酸塩(A−11)、1
−〔2−(3,4,5,6−テトラヒドロピリミジ
ル)〕ピペラジンヨー化水素酸塩(A−12)、1−
(N,N′−ジメチルアミジノ)ホモピペラジン硫
酸塩(A−13)を得た。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
実施例 1
1−アミジノピペラジン塩酸塩(5g)の水溶
液(20ml)に、5−イソキノリンスルホニルクロ
リド(5.34g)のテトラヒドロフラン溶液(20
ml)と1規定水酸化ナトリウム水溶液を、氷冷撹
拌しながら、15分かけて滴下した。水酸化ナトリ
ウム水溶液は溶液のPHが8.0〜8.5を保つように、
滴下速度を調節した。滴下終了後、さらに1時間
氷冷下撹拌し反応させた。得られた溶液に2規定
塩酸を加え、PHを1にし、析出した結晶を過し
た。液に5規定水酸化ナトリウム水溶液を加
え、PHを13にし、析出してくる結晶を取した。
得られた結晶を2規定塩酸水溶液50mlに溶解し、
2規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、PHを13に
し、析出してくる結晶を取した。得られた結晶
を水(30c.c.)、メタノール(30ml)、エタノール
(30ml)、エーテル(30ml)で洗浄し、4−アミジ
ノ−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラ
ジン(1)(6.36g、85%)を得た。 マススペクトルm/e 319、302、287、221 IRスペクトルν(cm-1) 3320、1675、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 2.6〜3.7(8H)、7.7〜8.3(1H)、8.4〜8.9(4H)、9.
8
(1H) 同様にして4−アミジノ−1−(5−イソキノ
リンスルホニル)−2−メチルピペラジン(2)を得
た。収率83%。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1670、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.3(3H)、2.4〜3.6(7H)、7.8〜8.2(1H)、8.3〜8.
9
(4H)、9.8(1H) 実施例 2 1−アミジノ−2,5−ジメチルピペラジン硫
酸塩(4g)の水溶液(20ml)に、氷冷下5−イ
ソキノリンスルホニルクロリド(1.78g)のエー
テル溶液(5ml)を滴下した。溶液を氷冷下、さ
らに2時間撹拌反応させた。得られた溶液を実施
例1と同様に処理し、4−アミジノ−2,5−ジ
メチル−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピ
ペラジン(4)を得た。(2.04g、75%) マススペクトルm/e 347、330、305、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1680、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 0.8〜1.4(6H)、2.5〜4.2(6H)、7.8〜8.3(1H)、8.
4
〜8.9(4H)、9.8(1H) 実施例 3 5−イソキノリンスルホニルクロリド(2.96
g)のテトラヒドロフラン溶液(20ml)に、1−
アミジノホモピペラジン硫酸塩(A−6)(4g)
の水溶液(10ml)および炭酸カリウム(0.63g)
の水溶液(10ml)を氷冷下、5分で滴下した。溶
液を室温下、さらに1時間撹拌反応させた。得ら
れた溶液を実施例2と同様に処理し、4−アミジ
ノ−1−(5−イソキノリンスルホニル)ホモピ
ペラジン(6)(3.41g、79%)を得た。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1675、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.5〜1.9(2H)、2.6〜3.7(8H)、7.5〜8.3(1H)、8.
4
〜8.9(4H)、9.8(1H)
液(20ml)に、5−イソキノリンスルホニルクロ
リド(5.34g)のテトラヒドロフラン溶液(20
ml)と1規定水酸化ナトリウム水溶液を、氷冷撹
拌しながら、15分かけて滴下した。水酸化ナトリ
ウム水溶液は溶液のPHが8.0〜8.5を保つように、
滴下速度を調節した。滴下終了後、さらに1時間
氷冷下撹拌し反応させた。得られた溶液に2規定
塩酸を加え、PHを1にし、析出した結晶を過し
た。液に5規定水酸化ナトリウム水溶液を加
え、PHを13にし、析出してくる結晶を取した。
得られた結晶を2規定塩酸水溶液50mlに溶解し、
2規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、PHを13に
し、析出してくる結晶を取した。得られた結晶
を水(30c.c.)、メタノール(30ml)、エタノール
(30ml)、エーテル(30ml)で洗浄し、4−アミジ
ノ−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラ
ジン(1)(6.36g、85%)を得た。 マススペクトルm/e 319、302、287、221 IRスペクトルν(cm-1) 3320、1675、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 2.6〜3.7(8H)、7.7〜8.3(1H)、8.4〜8.9(4H)、9.
8
(1H) 同様にして4−アミジノ−1−(5−イソキノ
リンスルホニル)−2−メチルピペラジン(2)を得
た。収率83%。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1670、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.3(3H)、2.4〜3.6(7H)、7.8〜8.2(1H)、8.3〜8.
9
(4H)、9.8(1H) 実施例 2 1−アミジノ−2,5−ジメチルピペラジン硫
酸塩(4g)の水溶液(20ml)に、氷冷下5−イ
ソキノリンスルホニルクロリド(1.78g)のエー
テル溶液(5ml)を滴下した。溶液を氷冷下、さ
らに2時間撹拌反応させた。得られた溶液を実施
例1と同様に処理し、4−アミジノ−2,5−ジ
メチル−1−(5−イソキノリンスルホニル)ピ
ペラジン(4)を得た。(2.04g、75%) マススペクトルm/e 347、330、305、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1680、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 0.8〜1.4(6H)、2.5〜4.2(6H)、7.8〜8.3(1H)、8.
4
〜8.9(4H)、9.8(1H) 実施例 3 5−イソキノリンスルホニルクロリド(2.96
g)のテトラヒドロフラン溶液(20ml)に、1−
アミジノホモピペラジン硫酸塩(A−6)(4g)
の水溶液(10ml)および炭酸カリウム(0.63g)
の水溶液(10ml)を氷冷下、5分で滴下した。溶
液を室温下、さらに1時間撹拌反応させた。得ら
れた溶液を実施例2と同様に処理し、4−アミジ
ノ−1−(5−イソキノリンスルホニル)ホモピ
ペラジン(6)(3.41g、79%)を得た。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3330、1675、1590、
1170 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.5〜1.9(2H)、2.6〜3.7(8H)、7.5〜8.3(1H)、8.
4
〜8.9(4H)、9.8(1H)
【表】
実施例 4
2−メチルピペラジン(8.8g)のクロロホル
ム溶液(40ml)に、5−イソキノリンスルホニル
クロリド(5.0g)のクロロホルム溶液(40ml)
を氷冷下、10分で滴下した。氷冷下、さらに1時
間撹拌反応させた後、反応液を2規定塩酸水溶液
で抽出した。水層を10%水酸化ナトリウム水溶液
でPH10とし、クロロホルム(80ml)で抽出した。
クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカ
ゲル(ワコーゲルC−200)150g、展開溶剤5%
メタノール/クロロホルム(体積比)を用いるカ
ラムクロマトグラフイーによつて分離し、1−
(5−イソキノリンスルホニル)−3−メチルピペ
ラジン(6.08g、95%)を得た。 C 57.60% (57.71%) H 5.91% ( 5.88%) N 14.28% (14.42%) S 10.80% (11.00%) ( )内理論値 1−(5−イソキノリンスルホニル)−3−メチ
ルピペラジン(5g)、S−メチルイソチオ尿素
硫酸塩(7.17g)、水酸化ナトリウム(3.5g)
に、エタノール(30ml)、水(5ml)を加え、2
時間加熱還流した。得られた溶液を室温まで冷却
し、結晶を過し、水およびエタノールで洗浄し
た。得られた結晶を2規定塩酸水50mlに溶解し、
4規定水酸化ナトリウム水溶液を加えPHを12に
し、析出した結晶を取し、メタノール(30ml)
で洗浄して、4−アミジノ−1−(5−イソキノ
リンスルホニル)−2−メチルピペラジン(14)
(3.20g、56%)を得た。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3320、1680、1590、
1180 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.3(3H)、2.5〜3.6(7H)、7.8〜8.3(1H)、8.4〜8.
9
(4H)、9.8(1H) 同様にして4−アミジノ−3,3−ジメチル−
1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン
(15)、4−アミジノ−3−ブチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン(16)を得
た。
ム溶液(40ml)に、5−イソキノリンスルホニル
クロリド(5.0g)のクロロホルム溶液(40ml)
を氷冷下、10分で滴下した。氷冷下、さらに1時
間撹拌反応させた後、反応液を2規定塩酸水溶液
で抽出した。水層を10%水酸化ナトリウム水溶液
でPH10とし、クロロホルム(80ml)で抽出した。
クロロホルム層は水洗、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカ
ゲル(ワコーゲルC−200)150g、展開溶剤5%
メタノール/クロロホルム(体積比)を用いるカ
ラムクロマトグラフイーによつて分離し、1−
(5−イソキノリンスルホニル)−3−メチルピペ
ラジン(6.08g、95%)を得た。 C 57.60% (57.71%) H 5.91% ( 5.88%) N 14.28% (14.42%) S 10.80% (11.00%) ( )内理論値 1−(5−イソキノリンスルホニル)−3−メチ
ルピペラジン(5g)、S−メチルイソチオ尿素
硫酸塩(7.17g)、水酸化ナトリウム(3.5g)
に、エタノール(30ml)、水(5ml)を加え、2
時間加熱還流した。得られた溶液を室温まで冷却
し、結晶を過し、水およびエタノールで洗浄し
た。得られた結晶を2規定塩酸水50mlに溶解し、
4規定水酸化ナトリウム水溶液を加えPHを12に
し、析出した結晶を取し、メタノール(30ml)
で洗浄して、4−アミジノ−1−(5−イソキノ
リンスルホニル)−2−メチルピペラジン(14)
(3.20g、56%)を得た。 マススペクトルm/e 333、316、291、221 IRスペクトルν(cm-1) 3320、1680、1590、
1180 NMRスペクトル D2O,DCl(δ=ppm) 1.3(3H)、2.5〜3.6(7H)、7.8〜8.3(1H)、8.4〜8.
9
(4H)、9.8(1H) 同様にして4−アミジノ−3,3−ジメチル−
1−(5−イソキノリンスルホニル)ピペラジン
(15)、4−アミジノ−3−ブチル−1−(5−イ
ソキノリンスルホニル)ピペラジン(16)を得
た。
【表】
【表】
実施例 5
4−アミジノ−1−(5−イソキノリンスルホ
ニル)ピペラジン2gをメタノール(10ml)に懸
濁させ、水(10ml)および1N塩酸水溶液6.57ml
を加え、40℃に加温し溶解させる。溶液を減圧下
乾固し、水:メタノール(容積比2:1)で再結
晶し、4−アミジノ−1−(5−イソキノリンス
ルホニル)ピペラジンモノ塩酸塩(1.98g、89
%)を得た。 分析値 ( )内理論値 C 47.30 (47.26 %) H 5.00 ( 5.999%) N 19.53 (19.68 %) S 9.18 ( 9.010%) Cl 10.01 ( 9.963%) 同様にして下表に示す各化合物のモノ塩酸塩を
得た。
ニル)ピペラジン2gをメタノール(10ml)に懸
濁させ、水(10ml)および1N塩酸水溶液6.57ml
を加え、40℃に加温し溶解させる。溶液を減圧下
乾固し、水:メタノール(容積比2:1)で再結
晶し、4−アミジノ−1−(5−イソキノリンス
ルホニル)ピペラジンモノ塩酸塩(1.98g、89
%)を得た。 分析値 ( )内理論値 C 47.30 (47.26 %) H 5.00 ( 5.999%) N 19.53 (19.68 %) S 9.18 ( 9.010%) Cl 10.01 ( 9.963%) 同様にして下表に示す各化合物のモノ塩酸塩を
得た。
【表】
【表】
試験例 1
家兎(日本在来種、体重約3Kg)を放血致死
後、開腹し、上腸間膜動脈を摘出する。血管を常
法にしたがい、2mm×25mmに螺旋状に切り、95%
O2:5%CO2の混合ガスを通したクレブス・ヘン
スライト栄養液を満たした20mlアーガンバスに吊
す。血管の一方を等尺性トランスデユーサーに接
続し、1.5gの荷重をかけると、血管の収縮およ
び弛緩反応がトランスデユーサー(日本光電、
FDビツクアツプTB−912T)にかかる荷重とし
て記録される。15〜20mmolKCl水溶液でKClの
最大収縮のほぼ1/2量の収縮条件下に、本発明化
合物の塩酸塩を加え、その弛緩作用を観察した。
その完全弛緩を100%とし、50%弛緩させる濃度
(ED50値)を下表に示した。
後、開腹し、上腸間膜動脈を摘出する。血管を常
法にしたがい、2mm×25mmに螺旋状に切り、95%
O2:5%CO2の混合ガスを通したクレブス・ヘン
スライト栄養液を満たした20mlアーガンバスに吊
す。血管の一方を等尺性トランスデユーサーに接
続し、1.5gの荷重をかけると、血管の収縮およ
び弛緩反応がトランスデユーサー(日本光電、
FDビツクアツプTB−912T)にかかる荷重とし
て記録される。15〜20mmolKCl水溶液でKClの
最大収縮のほぼ1/2量の収縮条件下に、本発明化
合物の塩酸塩を加え、その弛緩作用を観察した。
その完全弛緩を100%とし、50%弛緩させる濃度
(ED50値)を下表に示した。
【表】
【表】
試験例 2
イヌにおける大腿動脈、椎骨動脈血流量に対す
る作用 イヌ(雑犬、体重8〜15Kg)をペントバルビタ
ールナトリウム35mg/Kgの静脈内投与により麻酔
し、大腿動脈および椎骨動脈には非観血的プロー
ブ(日本光電製)を装着し、電磁血流計(日本光
電MF−27)にて血流量の測定を行なつた。この
条件下、下記の化合物の塩酸塩を、大腿静脈側鎖
に挿入したポリエチレンチユーブを介して静脈内
投与した結果を下表に示した。
る作用 イヌ(雑犬、体重8〜15Kg)をペントバルビタ
ールナトリウム35mg/Kgの静脈内投与により麻酔
し、大腿動脈および椎骨動脈には非観血的プロー
ブ(日本光電製)を装着し、電磁血流計(日本光
電MF−27)にて血流量の測定を行なつた。この
条件下、下記の化合物の塩酸塩を、大腿静脈側鎖
に挿入したポリエチレンチユーブを介して静脈内
投与した結果を下表に示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() 〔式中、Aはm個(mは0なしい4の整数)の水
素原子が炭素数1ないし6のアルキル基で置換さ
れたエチレン基、Bはn個(nは0ないし4の整
数)の水素原子が炭素数1ないし6のアルキル基
で置換されたエチレン基またはトリメチレン基、
R1、R2は水素原子または炭素数1ないし6のア
ルキル基であるか、または互いに直接結合して炭
素数2ないし4のポリメチレン基を表わす。〕 で示されるイソキノリンスルホンアミド誘導体お
よびその酸付加塩。 2 Bがn個(nは0ないし4の整数)の水素原
子が炭素数1ないし6のアルキル基で置換された
エチレン基である特許請求の範囲第1項記載の化
合物。 3 R1、R2がともに水素原子である特許請求の
範囲第2項記載の化合物。 4 m+nが0である特許請求の範囲第3項記載
の化合物。 5 m+nが1ないし2である特許請求の範囲第
3項記載の化合物。 6 AあるいはBの水素原子を置換しているアル
キル基の炭素数が1ないし4である特許請求の範
囲第5項記載の化合物。 7 m+nが3ないし4で、AあるいはBの水素
原子を置換しているアルキル基の炭素数が1ない
し4である特許請求の範囲第3項記載の化合物。 8 R1が水素原子または炭素数1ないし6のア
ルキル基であり、R2が炭素数1ないし6のアル
キル基である特許請求の範囲第2項記載の化合
物。 9 m+nが0である特許請求の範囲第8項記載
の化合物。 10 R1が水素原子、メチル基またはエチル基
であり、R2がメチル基またはエチル基である特
許請求の範囲第9項記載の化合物。 11 m+nが1ないし2で、R1が水素原子、
メチル基またはエチル基、R2がメチル基または
エチル基である特許請求の範囲第8項記載の化合
物。 12 R1、R2が炭素数2ないし4のポリメチレ
ン基である特許請求の範囲第2項記載の化合物。 13 m+nが0である特許請求の範囲第12項
記載の化合物。 14 R1、R2がトリメチレン基である特許請求
の範囲第13項記載の化合物。 15 m+nが1ないし2で、R1、R2がトリメ
チレン基である特許請求の範囲第12項記載の化
合物。 16 Bがn個(nは0ないし4の整数)の水素
原子が炭素数1ないし4個のアルキル基で置換さ
れたトリメチレン基であり、m+nが0ないし2
の整数である特許請求の範囲第1項記載の化合
物。 17 R1、R2がともに水素原子である特許請求
の範囲第16項記載の化合物。 18 m+nが0である特許請求の範囲第17項
記載の化合物。 19 R1が水素原子、メチル基またはエチル基
であり、R2がメチル基またはエチル基である特
許請求の範囲第16項記載の化合物。 20 m+nが0である特許請求の範囲第19項
記載の化合物。 21 R1、R2がともにメチル基である特許請求
の範囲第20項記載の化合物。 22 R1、R2がトリメチレン基である特許請求
の範囲第16項記載の化合物。 23 m+nが0である特許請求の範囲第22項
記載の化合物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58189908A JPS6081168A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | アミジン誘導体 |
| JP5098309A JPH069565A (ja) | 1983-10-13 | 1993-04-02 | イソキノリンスルホン酸アミド化合物 |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58189908A JPS6081168A (ja) | 1983-10-13 | 1983-10-13 | アミジン誘導体 |
| JP5098309A JPH069565A (ja) | 1983-10-13 | 1993-04-02 | イソキノリンスルホン酸アミド化合物 |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5098309A Division JPH069565A (ja) | 1983-10-13 | 1993-04-02 | イソキノリンスルホン酸アミド化合物 |
| JP12078494A Division JPH0780854B2 (ja) | 1994-05-11 | 1994-05-11 | イソキノリンスルホン酸アミド化合物 |
Publications (2)
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Family
ID=26439499
Family Applications (2)
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Family Applications After (1)
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| JP5098309A Withdrawn JPH069565A (ja) | 1983-10-13 | 1993-04-02 | イソキノリンスルホン酸アミド化合物 |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-04-02 JP JP5098309A patent/JPH069565A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6081168A (ja) | 1985-05-09 |
| JPH069565A (ja) | 1994-01-18 |
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