JPH04297436A - 新規カルボン酸塩及びその製造方法 - Google Patents
新規カルボン酸塩及びその製造方法Info
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- JPH04297436A JPH04297436A JP6291191A JP6291191A JPH04297436A JP H04297436 A JPH04297436 A JP H04297436A JP 6291191 A JP6291191 A JP 6291191A JP 6291191 A JP6291191 A JP 6291191A JP H04297436 A JPH04297436 A JP H04297436A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なカルボン酸塩及び
その製造方法に関し、更に詳しくは、水溶性の、金属分
散剤として有用なカルボン酸塩及びその製造方法に関す
るものである。この物質は、家庭用及び工業用のキレー
ト剤として使用される。
その製造方法に関し、更に詳しくは、水溶性の、金属分
散剤として有用なカルボン酸塩及びその製造方法に関す
るものである。この物質は、家庭用及び工業用のキレー
ト剤として使用される。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】キレー
ト剤は、硬水中のカルシウムイオン・マグネシウムイオ
ンの除去を中心として金属イオンを封鎖し、その害毒を
取り除くことを目的に様々な分野で利用されている。
ト剤は、硬水中のカルシウムイオン・マグネシウムイオ
ンの除去を中心として金属イオンを封鎖し、その害毒を
取り除くことを目的に様々な分野で利用されている。
【0003】繊維・染色工業では、天然繊維からは殺虫
・殺菌に由来する金属が、合成繊維からは装置からの金
属が混入している。従って、洗浄工程で、これらの金属
がセッケンと結合して繊維内に沈積するが、これを防止
するためキレート剤が用いられている。また、漂白工程
で、過酸化水素等を用いて漂白するが、微量の金属イオ
ン(特に鉄、銅、マンガン)により、漂白剤の分解がお
こる為、ここでもキレート剤を添加してこれを防止して
いる。更に、染色工程では、色の変化、色ムラの原因と
なる微量金属をキレート剤でトラップしている。
・殺菌に由来する金属が、合成繊維からは装置からの金
属が混入している。従って、洗浄工程で、これらの金属
がセッケンと結合して繊維内に沈積するが、これを防止
するためキレート剤が用いられている。また、漂白工程
で、過酸化水素等を用いて漂白するが、微量の金属イオ
ン(特に鉄、銅、マンガン)により、漂白剤の分解がお
こる為、ここでもキレート剤を添加してこれを防止して
いる。更に、染色工程では、色の変化、色ムラの原因と
なる微量金属をキレート剤でトラップしている。
【0004】金属・メッキ工業では、金属表面の洗浄の
為、キレート剤を用いてアルカリ洗浄している。また、
浸せきメッキといってはがねを銅でメッキする際、Cu
(II)−キレート剤を用いると、反応で生じた鉄(I
I)イオンを結合し、溶解状態を保ち、微細で均一なメ
ッキができる効果がある。
為、キレート剤を用いてアルカリ洗浄している。また、
浸せきメッキといってはがねを銅でメッキする際、Cu
(II)−キレート剤を用いると、反応で生じた鉄(I
I)イオンを結合し、溶解状態を保ち、微細で均一なメ
ッキができる効果がある。
【0005】また家庭用では様々な洗浄剤を用いて汚れ
を織物・食器・身体から取り出しているが、この作用を
している界面活性剤が、水道水中のカルシウム又はマグ
ネシウムと反応し、洗浄を妨害する。そこで通常、洗剤
にはキレート剤として、ビルダーを配合しており、カル
シウム・マグネシウムを効率よく分散させ、界面活性剤
の性能を引き出している。
を織物・食器・身体から取り出しているが、この作用を
している界面活性剤が、水道水中のカルシウム又はマグ
ネシウムと反応し、洗浄を妨害する。そこで通常、洗剤
にはキレート剤として、ビルダーを配合しており、カル
シウム・マグネシウムを効率よく分散させ、界面活性剤
の性能を引き出している。
【0006】従来、これらのキレート剤としてトリポリ
リン酸ソーダ(STPP)及びエチレンジアミンテトラ
アセテート(EDTA)が用いられてきたが、STPP
は湖水の富栄養化から、EDTAは毒性菌から使用規制
の方向にある。そこで、代替物として、有機性の含窒素
化合物、炭酸塩、ゼオライト及びアクリル酸オリゴマー
がある。しかしながら、これらの物質は個々に次のよう
な問題を持っている。含窒素化合物は生分解性が劣るこ
とが懸念される。 また、炭酸塩は、不溶性の炭酸カルシウムの不溶性沈澱
を生成させる。ゼオライトは広く使用されているが、水
に不溶性物質であり、過剰に使用されると、下水管等を
詰まらせるという欠点がある。又、アクリル酸オリゴマ
ーは、生分解性が低いという問題がある。
リン酸ソーダ(STPP)及びエチレンジアミンテトラ
アセテート(EDTA)が用いられてきたが、STPP
は湖水の富栄養化から、EDTAは毒性菌から使用規制
の方向にある。そこで、代替物として、有機性の含窒素
化合物、炭酸塩、ゼオライト及びアクリル酸オリゴマー
がある。しかしながら、これらの物質は個々に次のよう
な問題を持っている。含窒素化合物は生分解性が劣るこ
とが懸念される。 また、炭酸塩は、不溶性の炭酸カルシウムの不溶性沈澱
を生成させる。ゼオライトは広く使用されているが、水
に不溶性物質であり、過剰に使用されると、下水管等を
詰まらせるという欠点がある。又、アクリル酸オリゴマ
ーは、生分解性が低いという問題がある。
【0007】従って、水溶性であり、しかも生分解性、
安全性に優れ、しかも金属分散能の高いキレート剤の開
発が要求される。
安全性に優れ、しかも金属分散能の高いキレート剤の開
発が要求される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のカルボン酸
塩が上記目的を大いに達成しうることを見出し、本発明
を完成した。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定のカルボン酸
塩が上記目的を大いに達成しうることを見出し、本発明
を完成した。
【0009】即ち、本発明は一般式(I)で示されるカ
ルボン酸塩及びその製造方法を提供するものである。
ルボン酸塩及びその製造方法を提供するものである。
【0010】
【化6】
【0011】(式中、Y は水素原子又は式 −A−C
OO(M)1/r で表される基であって、n+2個の
Y のうち少なくとも1個は−A−COO(M)1/r
である。ここでAは分岐鎖を有してもよい炭素数1〜
5のアルキレン基又はポリオキシアルキレン基(アルキ
レン基の炭素数は1〜5、オキシアルキレンの平均付加
モル数は1〜100)を示し、Mは同一又は異なるアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキル
アンモニウム又はアルカノールアンモニウム基を示し、
rはMで表される陽イオン基の価数を示す。nの平均値
は4より大きく100 以下の値を示す。)前記一般式
(I)で示されるカルボン酸塩として、n=1,2,3
,4の単一組成物については、既に松村等によって合成
されており、ビルダーとしての検討が、油化学, 26
巻, 8号, 458 頁から463 頁に記載されて
いる。しかしながら、これらの縮合度1から4の化合物
の混合物の性能は調べられていない。工業的な立場から
は単一縮合度のものを得るのは難しく、実際的には各種
縮合度の混合物でみた場合の評価が望まれる。
OO(M)1/r で表される基であって、n+2個の
Y のうち少なくとも1個は−A−COO(M)1/r
である。ここでAは分岐鎖を有してもよい炭素数1〜
5のアルキレン基又はポリオキシアルキレン基(アルキ
レン基の炭素数は1〜5、オキシアルキレンの平均付加
モル数は1〜100)を示し、Mは同一又は異なるアル
カリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキル
アンモニウム又はアルカノールアンモニウム基を示し、
rはMで表される陽イオン基の価数を示す。nの平均値
は4より大きく100 以下の値を示す。)前記一般式
(I)で示されるカルボン酸塩として、n=1,2,3
,4の単一組成物については、既に松村等によって合成
されており、ビルダーとしての検討が、油化学, 26
巻, 8号, 458 頁から463 頁に記載されて
いる。しかしながら、これらの縮合度1から4の化合物
の混合物の性能は調べられていない。工業的な立場から
は単一縮合度のものを得るのは難しく、実際的には各種
縮合度の混合物でみた場合の評価が望まれる。
【0012】また、キレート剤の性能から見た場合、特
に分散力の度合からみてポリグリセリンの平均縮合度と
しては4より大きい方が望ましいことが判明し、本発明
を完成するに至ったのである。本発明において、ポリグ
リセリンの平均縮合度は4より大きい値であり、 10
0以下である。より好ましくは4より大きい値であり、
30以下である。この範囲以外の場合には本願発明が所
望する効果は得られない。
に分散力の度合からみてポリグリセリンの平均縮合度と
しては4より大きい方が望ましいことが判明し、本発明
を完成するに至ったのである。本発明において、ポリグ
リセリンの平均縮合度は4より大きい値であり、 10
0以下である。より好ましくは4より大きい値であり、
30以下である。この範囲以外の場合には本願発明が所
望する効果は得られない。
【0013】本発明が提供する一般式(I)で示される
カルボン酸塩は、一般式(II)で示されるポリグリセ
リンについて、アルカリ物質の存在下、下記の(a)
〜(d) に示されるいずれかの工程を行うことによっ
て製造される。
カルボン酸塩は、一般式(II)で示されるポリグリセ
リンについて、アルカリ物質の存在下、下記の(a)
〜(d) に示されるいずれかの工程を行うことによっ
て製造される。
【0014】
【化7】
【0015】(式中nは前記の意味を示す。)(a)
式(III)
式(III)
【0016】
【化8】
【0017】(式中 Xはハロゲン原子を示し、 Aは
前記の意味を示す。)で表される化合物若しくはその塩
と反応させ、ついで要すれば塩交換する工程。 (b) 式(IV)
前記の意味を示す。)で表される化合物若しくはその塩
と反応させ、ついで要すれば塩交換する工程。 (b) 式(IV)
【0018】
【化9】
【0019】(式中、R’は水素原子又は炭素数1〜2
のアルキル基を示し、Q は炭素数1〜5のアルキル基
を示す。)で表される化合物と反応させ、ついで得られ
た生成物を加水分解し、さらに要すれば塩交換する工程
。 (c) 式(V)
のアルキル基を示し、Q は炭素数1〜5のアルキル基
を示す。)で表される化合物と反応させ、ついで得られ
た生成物を加水分解し、さらに要すれば塩交換する工程
。 (c) 式(V)
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R’は前記の意味を示す。)で表
される化合物と反応させ、ついで得られた生成物を加水
分解し、更に要すれば塩交換する工程。 (d) エチレンオキシドを付加し、その後末端−CH
2OH 基を酸化させ、カルボン酸とし、更に要すれば
塩交換する工程。
される化合物と反応させ、ついで得られた生成物を加水
分解し、更に要すれば塩交換する工程。 (d) エチレンオキシドを付加し、その後末端−CH
2OH 基を酸化させ、カルボン酸とし、更に要すれば
塩交換する工程。
【0022】上記工程(a) 〜(d) を更に詳細に
説明する。 工程(a) 一般式(II)で表される化合物と一般式(III)で
表される化合物もしくはその塩とを、アルカリ金属又は
アルカリ土類金属の水酸化物、酸化物又は炭酸塩等のア
ルカリ性物質(NaOH、KOH 、Na2CO3、K
2CO3 等)の存在下に反応させ、必要により塩交換
することによって一般式(I)で表される化合物が得ら
れる。
説明する。 工程(a) 一般式(II)で表される化合物と一般式(III)で
表される化合物もしくはその塩とを、アルカリ金属又は
アルカリ土類金属の水酸化物、酸化物又は炭酸塩等のア
ルカリ性物質(NaOH、KOH 、Na2CO3、K
2CO3 等)の存在下に反応させ、必要により塩交換
することによって一般式(I)で表される化合物が得ら
れる。
【0023】ここで一般式(III)で表される化合物
の塩としてはω−モノクロロ脂肪酸ナトリウム、ω−モ
ノブロモ脂肪酸カリウム等が挙げられる。アルカリ性物
質は水溶液としておき、一般式(II)で表される化合
物と一般式(III)で表される化合物もしくはその塩
との混合物(溶媒を含有しておいてもよい)中へ滴下し
ていく。
の塩としてはω−モノクロロ脂肪酸ナトリウム、ω−モ
ノブロモ脂肪酸カリウム等が挙げられる。アルカリ性物
質は水溶液としておき、一般式(II)で表される化合
物と一般式(III)で表される化合物もしくはその塩
との混合物(溶媒を含有しておいてもよい)中へ滴下し
ていく。
【0024】滴下の際、水があまり滞留すると、カルボ
キシアルキル化剤の分解を促進する為、溶媒としてはベ
ンゼン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等を用い、これと混入している水とを共沸留去しな
がら、反応を行うのが効果的である。反応を円滑に行う
には、触媒としてテトラブチルアンモニウム塩のような
相間移動触媒を用いると更に反応率が上がる。
キシアルキル化剤の分解を促進する為、溶媒としてはベ
ンゼン、ジオキサン、エチレングリコールジメチルエー
テル等を用い、これと混入している水とを共沸留去しな
がら、反応を行うのが効果的である。反応を円滑に行う
には、触媒としてテトラブチルアンモニウム塩のような
相間移動触媒を用いると更に反応率が上がる。
【0025】また、本反応では一般式(III)で表さ
れる化合物の塩は、通常一部、式HO−A−COOH
で表される化合物の塩となり、塩化ナトリウムも副生し
てくる為、反応終了後、これらを除く必要がある。この
為の手段としては、電気透析又は水−アルコール系での
再結晶が有望である。
れる化合物の塩は、通常一部、式HO−A−COOH
で表される化合物の塩となり、塩化ナトリウムも副生し
てくる為、反応終了後、これらを除く必要がある。この
為の手段としては、電気透析又は水−アルコール系での
再結晶が有望である。
【0026】工程(b)
一般式(II)で表される化合物と一般式(IV)で表
される化合物とをアルカリ性物質存在下に反応させて一
般式(II)で表される化合物と一般式(IV)で表さ
れる化合物との付加体を得、その付加体におけるエステ
ル基を加水分解し、必要により塩交換すれば、一般式(
I)で表される化合物が得られる。
される化合物とをアルカリ性物質存在下に反応させて一
般式(II)で表される化合物と一般式(IV)で表さ
れる化合物との付加体を得、その付加体におけるエステ
ル基を加水分解し、必要により塩交換すれば、一般式(
I)で表される化合物が得られる。
【0027】工程(c)
一般式(II)で表される化合物と一般式(V)で表さ
れる化合物とをアルカリ性物質の存在下に反応させて、
一般式(II)で表される化合物と一般式(V)で表さ
れる化合物との付加体を得、その付加体におけるニトリ
ル基を加水分解し、必要により塩交換すれば一般式(I
)で表される化合物が得られる。
れる化合物とをアルカリ性物質の存在下に反応させて、
一般式(II)で表される化合物と一般式(V)で表さ
れる化合物との付加体を得、その付加体におけるニトリ
ル基を加水分解し、必要により塩交換すれば一般式(I
)で表される化合物が得られる。
【0028】工程(d)
一般式(II)で表される化合物とエチレンオキシドと
をアルカリ性物質又は酸性物質存在下反応させて、その
後−OCH2CH2OH基をPd, Ptなどの貴金属
触媒存在下、酸素又は空気を吹き込んで酸化させ、−O
CH2COO(M)1/r 基として、一般式(I)で
表される化合物が得られる。
をアルカリ性物質又は酸性物質存在下反応させて、その
後−OCH2CH2OH基をPd, Ptなどの貴金属
触媒存在下、酸素又は空気を吹き込んで酸化させ、−O
CH2COO(M)1/r 基として、一般式(I)で
表される化合物が得られる。
【0029】なお、本反応の原料として用いられる一般
式(II)で表されるポリグリセリンは、単一縮合度で
も各種縮合度の混合物でもよい。製造上の立場から見た
場合、後者の方が有利である。また、ここで用いたポリ
グリセリンは、従来公知の方法によって製造される。即
ち、アルカリ触媒存在下、 250℃前後の温度に保ち
ながら、グリセリンに窒素気流を流すことによって脱水
縮合反応が進行し、ポリグリセリンが得られる。
式(II)で表されるポリグリセリンは、単一縮合度で
も各種縮合度の混合物でもよい。製造上の立場から見た
場合、後者の方が有利である。また、ここで用いたポリ
グリセリンは、従来公知の方法によって製造される。即
ち、アルカリ触媒存在下、 250℃前後の温度に保ち
ながら、グリセリンに窒素気流を流すことによって脱水
縮合反応が進行し、ポリグリセリンが得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明の新規カルボン酸塩は、水溶性、
生分解性、分散性に優れ、従来にない画期的なキレート
剤として有用である。
生分解性、分散性に優れ、従来にない画期的なキレート
剤として有用である。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0032】実施例−1
平均縮合度12.5のポリグリセリン8.376g(0
.01mol) と水酸化ナトリウム46.40g(1
.16mol)、エチレングリコールジメチルエーテル
65cc、水40ccを仕込み、溶解させた。90℃ま
で昇温した後、モノクロル酢酸ナトリウム81.08
g(0.696mol)とテトラブチルアンモニウム硫
酸水素7.88g(0.0232mol)を2時間にわ
たって添加していった。溶媒と水を留去させた後、水
100ccを加え、均一にした後、100℃以上に加熱
し、水を蒸発乾固させた。同様にして同量のモノクロル
酢酸ナトリウムとテトラブチルアンモニウム硫酸水素を
90℃で4時間にわたって添加し、その後蒸発乾固させ
た。反応終了固体を室温まで冷却した後、系内がほぼ透
明になるまで撹拌しながら水を加えた。不溶分を濾過し
て除去した後、濾液に、加えた水の 6.2容量倍のエ
タノールを15分にわたって滴下し、1時間放置した。 生成した沈澱から、濾過で母液を除き、粗精製物を得た
。更に同様の操作で精製した後、沈澱を水にとかし、p
Hを8.4 に調製した。凍結乾燥し、目的物を96.
0%の収率で得た。NMR から原料のOH基は完全に
OCH2COONa に置換されたことが確認された。
.01mol) と水酸化ナトリウム46.40g(1
.16mol)、エチレングリコールジメチルエーテル
65cc、水40ccを仕込み、溶解させた。90℃ま
で昇温した後、モノクロル酢酸ナトリウム81.08
g(0.696mol)とテトラブチルアンモニウム硫
酸水素7.88g(0.0232mol)を2時間にわ
たって添加していった。溶媒と水を留去させた後、水
100ccを加え、均一にした後、100℃以上に加熱
し、水を蒸発乾固させた。同様にして同量のモノクロル
酢酸ナトリウムとテトラブチルアンモニウム硫酸水素を
90℃で4時間にわたって添加し、その後蒸発乾固させ
た。反応終了固体を室温まで冷却した後、系内がほぼ透
明になるまで撹拌しながら水を加えた。不溶分を濾過し
て除去した後、濾液に、加えた水の 6.2容量倍のエ
タノールを15分にわたって滴下し、1時間放置した。 生成した沈澱から、濾過で母液を除き、粗精製物を得た
。更に同様の操作で精製した後、沈澱を水にとかし、p
Hを8.4 に調製した。凍結乾燥し、目的物を96.
0%の収率で得た。NMR から原料のOH基は完全に
OCH2COONa に置換されたことが確認された。
【0033】実施例−2
縮合度6.0 のポリグリセリン9.25g(0.02
mol)、モノクロル酢酸ナトリウム74.55 g(
0.64mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド0.77g(0.0024mol)、ジオキサン35
0 gを仕込み、96℃まで昇温した。48%水酸化ナ
トリウム水溶液53.33 g(0.64mol)を3
0分にわたって滴下した。更に同温度に保ち、水とジオ
キサンを完全に留去させた。反応終了固体を実施例1と
同様な方法で精製し目的物を93.5%の収率で得た。 NMR から原料のOH基は、完全にOCH2COON
a に置換されたことが確認された。
mol)、モノクロル酢酸ナトリウム74.55 g(
0.64mol)、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド0.77g(0.0024mol)、ジオキサン35
0 gを仕込み、96℃まで昇温した。48%水酸化ナ
トリウム水溶液53.33 g(0.64mol)を3
0分にわたって滴下した。更に同温度に保ち、水とジオ
キサンを完全に留去させた。反応終了固体を実施例1と
同様な方法で精製し目的物を93.5%の収率で得た。 NMR から原料のOH基は、完全にOCH2COON
a に置換されたことが確認された。
【0034】比較例−1
グリセリン6.91g(0.075mol) 、モノク
ロル酢酸ナトリウム104.83g(0.9mol)、
テトラブチルアンモニウムブロマイド1.21g(0.
00375 g)、ジオキサン350gを仕込み、96
℃まで昇温した。その後、この温度で48%水酸化ナト
リウム水溶液75.00 g(0.9mol)を20分
にわたって滴下した。更に同温度で、水とジオキサンを
完全に留去した後、反応終了固体を実施例−1と同様に
して精製した。目的物の収率は92.5%。NMR か
ら、原料の3個のOH基は完全にOCH2COONa
基となったことが確認された。
ロル酢酸ナトリウム104.83g(0.9mol)、
テトラブチルアンモニウムブロマイド1.21g(0.
00375 g)、ジオキサン350gを仕込み、96
℃まで昇温した。その後、この温度で48%水酸化ナト
リウム水溶液75.00 g(0.9mol)を20分
にわたって滴下した。更に同温度で、水とジオキサンを
完全に留去した後、反応終了固体を実施例−1と同様に
して精製した。目的物の収率は92.5%。NMR か
ら、原料の3個のOH基は完全にOCH2COONa
基となったことが確認された。
【0035】試験例
実施例1,2及び比較例1で得られたカルボン酸塩の泥
及びカーボンブラックに対する分散能と、Caイオン捕
捉能及びCaイオン安定度定数pK Ca2+ を以下
に示す方法により調べた。
及びカーボンブラックに対する分散能と、Caイオン捕
捉能及びCaイオン安定度定数pK Ca2+ を以下
に示す方法により調べた。
【0036】泥及びカーボンブラックに対する分散効果
測定法 溶液は全て以下の緩衝液を用いて調製した。 緩衝液;0.01M NH4Cl−NH4OH 緩衝
液(pH10)ビルダー(実施例1,2及び比較例1で
得られたカルボン酸塩)濃度0.05wt%の溶液を調
製し沈降管に50ml入れ、そこに泥は鹿沼園芸用赤玉
土 150メッシュ(100μm)パスのものを0.1
wt%、カーボンブラックは0.02wt%を加える
。約30秒間手で激しく振とうしたのち、5分間超音波
を照射する。泥の場合は2時間、カーボンブラックの場
合は8時間静置したのち、一定の場所からサンプリング
し460 nmにおける吸光度を測定した。結果を表1
に示す。
測定法 溶液は全て以下の緩衝液を用いて調製した。 緩衝液;0.01M NH4Cl−NH4OH 緩衝
液(pH10)ビルダー(実施例1,2及び比較例1で
得られたカルボン酸塩)濃度0.05wt%の溶液を調
製し沈降管に50ml入れ、そこに泥は鹿沼園芸用赤玉
土 150メッシュ(100μm)パスのものを0.1
wt%、カーボンブラックは0.02wt%を加える
。約30秒間手で激しく振とうしたのち、5分間超音波
を照射する。泥の場合は2時間、カーボンブラックの場
合は8時間静置したのち、一定の場所からサンプリング
し460 nmにおける吸光度を測定した。結果を表1
に示す。
【0037】
【表1】
【0038】カルシウムイオンに対する捕捉能測定法及
びキレート安定度定数測定法 溶液は全て以下の緩衝液を用いて調製した。 緩衝液; 0.1M NH4Cl−NH4OH 緩衝液
(pH10)(1) 検量線の作成 標準カルシウムイオン溶液を作成し、図1に示すごとき
カルシウムイオン濃度の対数と電位の関係を示す検量線
を作成する。
びキレート安定度定数測定法 溶液は全て以下の緩衝液を用いて調製した。 緩衝液; 0.1M NH4Cl−NH4OH 緩衝液
(pH10)(1) 検量線の作成 標準カルシウムイオン溶液を作成し、図1に示すごとき
カルシウムイオン濃度の対数と電位の関係を示す検量線
を作成する。
【0039】(2) カルシウムイオン捕捉能の測定1
00ml メスフラスコに0.1 gのサンプルを秤量
し、上記緩衝液でメスアップする。これに20,000
ppm (CaCO3換算)に相当するCaCl2 溶
液(pH10)をビュレットから滴下する(ブランクも
測定する)。滴下は CaCl2溶液を0.1 〜0.
2ml ずつ加えて行い、その時の電位を読み取り、図
1の検量線よりカルシウムイオン濃度を求める。図2中
のCaCl2 溶液の滴下量Aにおけるカルシウムイオ
ン濃度がサンプルのカルシウムイオン捕捉能となる。
00ml メスフラスコに0.1 gのサンプルを秤量
し、上記緩衝液でメスアップする。これに20,000
ppm (CaCO3換算)に相当するCaCl2 溶
液(pH10)をビュレットから滴下する(ブランクも
測定する)。滴下は CaCl2溶液を0.1 〜0.
2ml ずつ加えて行い、その時の電位を読み取り、図
1の検量線よりカルシウムイオン濃度を求める。図2中
のCaCl2 溶液の滴下量Aにおけるカルシウムイオ
ン濃度がサンプルのカルシウムイオン捕捉能となる。
【0040】(3) カルシウムイオンキレート安定度
定数の計算 カルシウムイオンキレート安定度定数(pK Ca2+
) はCa2+捕捉能測定時の結果を用いる。サンプ
ルに対して等モルのカルシウムを加えた時に1対1の錯
体を作るものとして計算する。錯体の安定度定数は以下
の式に従って求めることができる。
定数の計算 カルシウムイオンキレート安定度定数(pK Ca2+
) はCa2+捕捉能測定時の結果を用いる。サンプ
ルに対して等モルのカルシウムを加えた時に1対1の錯
体を作るものとして計算する。錯体の安定度定数は以下
の式に従って求めることができる。
【0041】
【数1】
【0042】結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【図1】カルシウムイオン濃度の対数と電位の関係を示
す検量線である。
す検量線である。
【図2】カルシウムイオン捕捉能の測定時におけるCa
Cl2 溶液の滴下量とカルシウムイオン濃度との関係
を示すグラフ。
Cl2 溶液の滴下量とカルシウムイオン濃度との関係
を示すグラフ。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(I)で示されるカルボン酸塩
。 【化1】 (式中、Y は水素原子又は式 −A−COO(M)1
/r で表される基であって、n+2個のY のうち少
なくとも1個は−A−COO(M)1/r である。こ
こでAは分岐鎖を有してもよい炭素数1〜5のアルキレ
ン基又はポリオキシアルキレン基(アルキレン基の炭素
数は1〜5、オキシアルキレンの平均付加モル数は1〜
100 )を示し、Mは同一又は異なるアルカリ金属、
アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウ
ム又はアルカノールアンモニウム基を示し、rは Mで
表される陽イオン基の価数を示す。nの平均値は4より
大きく100 以下の値を示す。) - 【請求項2】 一
般式(II)で示されるポリグリセリンについて、アル
カリ性物質の存在下、下記の(a) 〜(d) に示さ
れるいずれかの工程を行うことを特徴とする請求項1記
載の一般式(I)で示されるカルボン酸塩の製造方法。 【化2】 (式中nは前記の意味を示す。) (a) 式(III) 【化3】 (式中 Xはハロゲン原子を示し、 Aは前記の意味を
示す。)で表される化合物若しくはその塩と反応させ、
ついで要すれば塩交換する工程。 (b) 式(IV) 【化4】 (式中、R’は水素原子又は炭素数1〜2のアルキル基
を示し、Q は炭素数1〜5のアルキル基を示す。)で
表される化合物と反応させ、ついで得られた生成物を加
水分解し、さらに要すれば塩交換する工程。 (c) 式(V) 【化5】 (式中、R’は前記の意味を示す。)で表される化合物
と反応させ、ついで得られた生成物を加水分解し、更に
要すれば塩交換する工程。 (d) エチレンオキシドを付加し、その後末端−CH
2OH 基を酸化させ、カルボン酸とし、更に要すれば
塩交換する工程。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6291191A JPH04297436A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 新規カルボン酸塩及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6291191A JPH04297436A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 新規カルボン酸塩及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04297436A true JPH04297436A (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=13213912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6291191A Pending JPH04297436A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 新規カルボン酸塩及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04297436A (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP6291191A patent/JPH04297436A/ja active Pending
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