JPH04298084A - ジョセフソン接合素子及びその製造方法 - Google Patents
ジョセフソン接合素子及びその製造方法Info
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- JPH04298084A JPH04298084A JP3063384A JP6338491A JPH04298084A JP H04298084 A JPH04298084 A JP H04298084A JP 3063384 A JP3063384 A JP 3063384A JP 6338491 A JP6338491 A JP 6338491A JP H04298084 A JPH04298084 A JP H04298084A
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- hfox
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジョセフソン接合素子及
びその製造方法に関する。ジョセフソン接合は高速性に
優れ、低消費電力という特徴をもつため、これらの特徴
をいかした高速処理がジョセフソン集積回路により可能
となる。
びその製造方法に関する。ジョセフソン接合は高速性に
優れ、低消費電力という特徴をもつため、これらの特徴
をいかした高速処理がジョセフソン集積回路により可能
となる。
【0002】
【従来の技術】従来、ジョセフソン集積回路用接合材料
としては、電極としてNb(ニオブ)、オーバーレイア
層としてAl(アルミニウム)、接合バリアとしてAl
OxからなるNb/Al−AlOx/Nb接合が良好な
特性を示すことから、広く用いられている。
としては、電極としてNb(ニオブ)、オーバーレイア
層としてAl(アルミニウム)、接合バリアとしてAl
OxからなるNb/Al−AlOx/Nb接合が良好な
特性を示すことから、広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
Nb/Al−AlOx/Nb接合を用いたジョセフソン
接合素子においては、図6(a)に示す作成直後の電流
−電圧特性が、200℃程度の熱処理により、図6(b
)に示すような特性の劣化が生じる。この原因はNbは
融点が2468℃の高融点金属であるのに対して、Al
は660℃の低融点金属であることに起因すると考えら
れる。即ち、Nb薄膜の粒界を通してAlが比較的低温
で拡散してしまうためである。図7(a)に示すNb/
Al−AlOx/Nb接合に200℃、1時間の熱処理
を加えてオージェ分析で調べると、図7(b)から明ら
かなように、Nb/Al界面がダレていることがわかる
。図1で示した特性の劣化はこの接合界面のダレが原因
である。
Nb/Al−AlOx/Nb接合を用いたジョセフソン
接合素子においては、図6(a)に示す作成直後の電流
−電圧特性が、200℃程度の熱処理により、図6(b
)に示すような特性の劣化が生じる。この原因はNbは
融点が2468℃の高融点金属であるのに対して、Al
は660℃の低融点金属であることに起因すると考えら
れる。即ち、Nb薄膜の粒界を通してAlが比較的低温
で拡散してしまうためである。図7(a)に示すNb/
Al−AlOx/Nb接合に200℃、1時間の熱処理
を加えてオージェ分析で調べると、図7(b)から明ら
かなように、Nb/Al界面がダレていることがわかる
。図1で示した特性の劣化はこの接合界面のダレが原因
である。
【0004】従って、ジョセフソン接合の熱処理に対す
る耐性を向上させることが、今後の大規模な集積回路を
目指す上で大きな課題となっている。そこで本発明は、
耐熱性に優れたジョセフソン接合素子及びその製造方法
を提供することを目的とする。
る耐性を向上させることが、今後の大規模な集積回路を
目指す上で大きな課題となっている。そこで本発明は、
耐熱性に優れたジョセフソン接合素子及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ジョセフソ
ン接合の熱処理に対する耐性を向上させるため、Alに
代わる材料の検討を行った。即ち、オーバーレイア構造
の接合において良好な素子特性を得るためには、接合界
面がクリアであることが重要であるが、その前に、(1
)オーバーレイア層が、十分薄い膜厚であってNb電極
表面を良好に被ってくれる表面被覆性に優れていること
、(2)オーバーレイア層の酸化膜が、接合バリア層と
して熱的安定性及び電気伝導性を同時に満足することが
求められる。
ン接合の熱処理に対する耐性を向上させるため、Alに
代わる材料の検討を行った。即ち、オーバーレイア構造
の接合において良好な素子特性を得るためには、接合界
面がクリアであることが重要であるが、その前に、(1
)オーバーレイア層が、十分薄い膜厚であってNb電極
表面を良好に被ってくれる表面被覆性に優れていること
、(2)オーバーレイア層の酸化膜が、接合バリア層と
して熱的安定性及び電気伝導性を同時に満足することが
求められる。
【0006】そこで、ミエデマ理論(A.R.Mied
ema et al.,Physica.100B(1
980)1p.参照)を用いて、Nb電極に対する表面
被覆性を検討した。その結果を図1に示す。 この図から明らかなように、被覆性の良好な金属として
、2つのグループが存在することが判った。1つはAl
を含めた低融点金属のグループ(Be,Al,Si,Z
n,Ga,Ge,Cd,In,Sn,Pd,Bi)、も
う1つはNbを含めた高融点金属のグループ(V,Zr
,Nb,Mo,Hf,Ta,W,Re,Os,Ir)で
あった。
ema et al.,Physica.100B(1
980)1p.参照)を用いて、Nb電極に対する表面
被覆性を検討した。その結果を図1に示す。 この図から明らかなように、被覆性の良好な金属として
、2つのグループが存在することが判った。1つはAl
を含めた低融点金属のグループ(Be,Al,Si,Z
n,Ga,Ge,Cd,In,Sn,Pd,Bi)、も
う1つはNbを含めた高融点金属のグループ(V,Zr
,Nb,Mo,Hf,Ta,W,Re,Os,Ir)で
あった。
【0007】低融点金属のグループは低温拡散が生じ易
いという点から、新しい接合材料としては検討の対象外
とした。従って高融点金属のグループについて、その酸
化膜の熱的安定性及び電気伝導性について考察した。は
じめに、熱的安定性をみる指標として、酸素1個当たり
の酸化物形成エネルギーを調べた。その結果、 Hf
>Zr>Nb>Ta>W>Mo>V>Re>Ir>Os
で順序づけられることが判った。
いという点から、新しい接合材料としては検討の対象外
とした。従って高融点金属のグループについて、その酸
化膜の熱的安定性及び電気伝導性について考察した。は
じめに、熱的安定性をみる指標として、酸素1個当たり
の酸化物形成エネルギーを調べた。その結果、 Hf
>Zr>Nb>Ta>W>Mo>V>Re>Ir>Os
で順序づけられることが判った。
【0008】次に、電気伝導性について調べた。接合バ
リア層としては絶縁性があるほうが望ましいと考えられ
る。酸化物を電気的性質から大別すると、(a)絶縁体
、(b)半導体、(c)金属伝導体の3つに分けられる
。そこで、上記の金属について調べると、(a)絶縁体
;HfO2 ,ZrO2 ,Nb2 O5 ,Ta2
O5 (b)半導体;V2 O5 (c)金属伝導体;WO2 ,MoO2 ,ReO2
,IrO2 ,OsO4 に大別される。
リア層としては絶縁性があるほうが望ましいと考えられ
る。酸化物を電気的性質から大別すると、(a)絶縁体
、(b)半導体、(c)金属伝導体の3つに分けられる
。そこで、上記の金属について調べると、(a)絶縁体
;HfO2 ,ZrO2 ,Nb2 O5 ,Ta2
O5 (b)半導体;V2 O5 (c)金属伝導体;WO2 ,MoO2 ,ReO2
,IrO2 ,OsO4 に大別される。
【0009】以上の結果を総合すると、Hf(ハフニウ
ム)をオーバーレイア層として用い、Hfの酸化物であ
るHfO2 を接合バリア層として用いることにより、
耐熱性を向上させることが予測された。そして本発明者
の実験によれば、このHfオーバーレイア層及びHfO
2 接合バリア層を用いたジョセフソン接合素子がその
素子特性と共に、耐熱性も良好であることを確認した。
ム)をオーバーレイア層として用い、Hfの酸化物であ
るHfO2 を接合バリア層として用いることにより、
耐熱性を向上させることが予測された。そして本発明者
の実験によれば、このHfオーバーレイア層及びHfO
2 接合バリア層を用いたジョセフソン接合素子がその
素子特性と共に、耐熱性も良好であることを確認した。
【0010】従って、上記課題は、Nb又はNbNから
なる下部電極と、前記下部電極上に形成されたHfオー
バーレイア層と、前記Hfオーバーレイア層上に形成さ
れたHfOx接合バリア層と、前記HfOx接合バリア
層上に形成されたNb又はNbNからなる上部電極とを
有することを特徴とするジョセフソン接合素子によって
達成される。
なる下部電極と、前記下部電極上に形成されたHfオー
バーレイア層と、前記Hfオーバーレイア層上に形成さ
れたHfOx接合バリア層と、前記HfOx接合バリア
層上に形成されたNb又はNbNからなる上部電極とを
有することを特徴とするジョセフソン接合素子によって
達成される。
【0011】また、上記課題は、基板上に、Nb又はN
bNからなる下部電極を形成する工程と、前記下部電極
上に、Hfオーバーレイア層を形成する工程と、前記H
fオーバーレイア層上に、HfOx接合バリア層を形成
する工程と、前記HfOx接合バリア層上にNb又はN
bNからなる上部電極を形成する工程と、接合面積にパ
ターニングしたマスクを用いて前記上部電極を選択的に
エッチングし、接合部を形成する工程とを有することを
特徴とするジョセフソン接合素子の製造方法によって達
成される。
bNからなる下部電極を形成する工程と、前記下部電極
上に、Hfオーバーレイア層を形成する工程と、前記H
fオーバーレイア層上に、HfOx接合バリア層を形成
する工程と、前記HfOx接合バリア層上にNb又はN
bNからなる上部電極を形成する工程と、接合面積にパ
ターニングしたマスクを用いて前記上部電極を選択的に
エッチングし、接合部を形成する工程とを有することを
特徴とするジョセフソン接合素子の製造方法によって達
成される。
【0012】また、上記のジョセフソン接合素子の製造
方法において、前記Hfオーバーレイア層上にHfOx
接合バリア層を形成する工程が、酸化雰囲気中における
熱酸化又は高周波放電酸化により、前記Hfオーバーレ
イア層表面を酸化して、前記HfOx接合バリア層を形
成する工程であるを有することを特徴とするジョセフソ
ン接合素子の製造方法によって達成される。
方法において、前記Hfオーバーレイア層上にHfOx
接合バリア層を形成する工程が、酸化雰囲気中における
熱酸化又は高周波放電酸化により、前記Hfオーバーレ
イア層表面を酸化して、前記HfOx接合バリア層を形
成する工程であるを有することを特徴とするジョセフソ
ン接合素子の製造方法によって達成される。
【0013】また、上記のジョセフソン接合素子の製造
方法において、前記上部電極を選択的にエッチングして
接合部を形成する工程が、前記Hfオーバーレイア層及
び前記HfOx接合バリア層と反応しないCF4 系を
用いた反応性エッチングにより、前記上部電極を選択的
にエッチングする工程であるを有することを特徴とする
ジョセフソン接合素子の製造方法によって達成される。
方法において、前記上部電極を選択的にエッチングして
接合部を形成する工程が、前記Hfオーバーレイア層及
び前記HfOx接合バリア層と反応しないCF4 系を
用いた反応性エッチングにより、前記上部電極を選択的
にエッチングする工程であるを有することを特徴とする
ジョセフソン接合素子の製造方法によって達成される。
【0014】
【作用】本発明は、オーバーレイア層にHfを用い、接
合バリア層にHfの酸化物であるHfO2 を用いるこ
とにより、オーバーレイア層としてNb又はNbNから
なる下部電極の表面被覆性に優れ、接合バリア層として
熱的安定性及び電気伝導性に優れていると共に、従来の
Alを用いた場合と比較して耐熱性を向上させることが
できる。
合バリア層にHfの酸化物であるHfO2 を用いるこ
とにより、オーバーレイア層としてNb又はNbNから
なる下部電極の表面被覆性に優れ、接合バリア層として
熱的安定性及び電気伝導性に優れていると共に、従来の
Alを用いた場合と比較して耐熱性を向上させることが
できる。
【0015】また、その製造プロセスにおいて、Hfオ
ーバーレイア層表面を酸化してHfOx接合バリア層を
容易に形成できることや、Hfオーバーレイア層及びH
fOx接合バリア層をエッチングストップ層としてNb
又はNbNからなる上部電極を選択的にエッチングでき
ることにより、従来のAlを用いた場合と比較しても高
度で複雑な工程を要しない。
ーバーレイア層表面を酸化してHfOx接合バリア層を
容易に形成できることや、Hfオーバーレイア層及びH
fOx接合バリア層をエッチングストップ層としてNb
又はNbNからなる上部電極を選択的にエッチングでき
ることにより、従来のAlを用いた場合と比較しても高
度で複雑な工程を要しない。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図示する実施例に基づいて説
明する。図2は本発明の一実施例によるジョセフソン接
合素子を示す断面図である。Si基板12上に膜厚20
0nm程度のNb下部電極14が形成されている。そし
てこのNb下部電極14上に、膜厚1〜10nmのHf
オーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層18を
介して、膜厚200nm程度のNb上部電極20が設け
られ、オーバーレイア構造をなすNb/Hf−HfOx
/Nb接合を形成している。
明する。図2は本発明の一実施例によるジョセフソン接
合素子を示す断面図である。Si基板12上に膜厚20
0nm程度のNb下部電極14が形成されている。そし
てこのNb下部電極14上に、膜厚1〜10nmのHf
オーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層18を
介して、膜厚200nm程度のNb上部電極20が設け
られ、オーバーレイア構造をなすNb/Hf−HfOx
/Nb接合を形成している。
【0017】また、これらSi基板12、Nb下部電極
14、Hfオーバーレイア層16、HfOx接合バリア
層18、Nb上部電極20は、膜厚400nmのSiO
2 絶縁膜22によって覆われている。そしてNb上部
電極20及びNb下部電極14上に開口されたコンタク
トホールを介して、それぞれNb上部電極20及びNb
下部電極14に接続する膜厚600nmのNb配線層2
8a、28bが形成されている。
14、Hfオーバーレイア層16、HfOx接合バリア
層18、Nb上部電極20は、膜厚400nmのSiO
2 絶縁膜22によって覆われている。そしてNb上部
電極20及びNb下部電極14上に開口されたコンタク
トホールを介して、それぞれNb上部電極20及びNb
下部電極14に接続する膜厚600nmのNb配線層2
8a、28bが形成されている。
【0018】このように本実施例は、Nb下部電極14
上のオーバーレイア層としてHf層を用い、接合バリア
層としてHfOx層を用いることに特徴がある。そして
本実施例によるジョセフソン接合素子を300℃で1時
間の熱処理を行なった後の電流−電圧特性を調べると、
図3に示されるように、論理予測の通りに良好な素子特
性が得られ、特性劣化は観測されなかった。従って、こ
のNb/Hf−HfOx/Nb接合の耐熱性は、従来の
Nb/Al−AlOx/Nb接合に比べて格段に向上す
ることが実証された。
上のオーバーレイア層としてHf層を用い、接合バリア
層としてHfOx層を用いることに特徴がある。そして
本実施例によるジョセフソン接合素子を300℃で1時
間の熱処理を行なった後の電流−電圧特性を調べると、
図3に示されるように、論理予測の通りに良好な素子特
性が得られ、特性劣化は観測されなかった。従って、こ
のNb/Hf−HfOx/Nb接合の耐熱性は、従来の
Nb/Al−AlOx/Nb接合に比べて格段に向上す
ることが実証された。
【0019】なお、本実施例において用いたNb上部電
極20及びNb下部電極14の代わりに、NbN上部電
極及びNbN下部電極を用いてもよい。次に、図2に示
すジョセフソン接合素子の製造方法を、図4及び図5を
用いて説明する。同一真空装置内において、真空を破る
ことなくNb/Hf−HfOx/Nb構造を作成する。 即ち、Si基板12上に、DCマグネトロンスパッタ法
を用い、膜厚200nm程度のNb下部電極14を成膜
する。この成膜条件はAr圧力1.3Pa(パスカル)
、印加電圧300V、印加電流2.0Aであり、このと
きの堆積速度は200nm/minである。なお、Si
基板12の代わりに他の基板材料であっても構わないし
、またNbの成膜にDCマグネトロンスパッタを用いる
代わりにRFマグネトロンスパッタを用いてもよい。
極20及びNb下部電極14の代わりに、NbN上部電
極及びNbN下部電極を用いてもよい。次に、図2に示
すジョセフソン接合素子の製造方法を、図4及び図5を
用いて説明する。同一真空装置内において、真空を破る
ことなくNb/Hf−HfOx/Nb構造を作成する。 即ち、Si基板12上に、DCマグネトロンスパッタ法
を用い、膜厚200nm程度のNb下部電極14を成膜
する。この成膜条件はAr圧力1.3Pa(パスカル)
、印加電圧300V、印加電流2.0Aであり、このと
きの堆積速度は200nm/minである。なお、Si
基板12の代わりに他の基板材料であっても構わないし
、またNbの成膜にDCマグネトロンスパッタを用いる
代わりにRFマグネトロンスパッタを用いてもよい。
【0020】同一装置内で連続してDCマグネトロンス
パッタ法を用い、同じAr圧、印加電圧240V、印加
電流0.2Aの条件で膜厚1〜10nmのHfオーバー
レイア層16を堆積する。このときの堆積速度12nm
/minである。また、同一装置内で連続して、O2
(酸素)ガスを導入して熱酸化によりHfオーバーレイ
ア層16表面を酸化してHfOx接合バリア層18を形
成する。このときのHfOx接合バリア層18の層厚は
、酸化時間、圧力、温度をパラメータとして所望の厚さ
に制御することができる。更に、同一装置内で連続して
、Nb下部電極14の成膜と同様の条件で、膜厚200
nm程度のNb上部電極20を形成する。こうして、N
b下部電極14、Hfオーバーレイア層16、HfOx
接合バリア層18、及びNb上部電極20を連続的に形
成する(図4(a)参照)。
パッタ法を用い、同じAr圧、印加電圧240V、印加
電流0.2Aの条件で膜厚1〜10nmのHfオーバー
レイア層16を堆積する。このときの堆積速度12nm
/minである。また、同一装置内で連続して、O2
(酸素)ガスを導入して熱酸化によりHfオーバーレイ
ア層16表面を酸化してHfOx接合バリア層18を形
成する。このときのHfOx接合バリア層18の層厚は
、酸化時間、圧力、温度をパラメータとして所望の厚さ
に制御することができる。更に、同一装置内で連続して
、Nb下部電極14の成膜と同様の条件で、膜厚200
nm程度のNb上部電極20を形成する。こうして、N
b下部電極14、Hfオーバーレイア層16、HfOx
接合バリア層18、及びNb上部電極20を連続的に形
成する(図4(a)参照)。
【0021】次いで、フォトレジストプロセスによって
接合面積にパターニングしたレジストをマスクとして、
反応性エッチングを行なう。反応ガスとしてCF4 +
O2 を用い、圧力13.3Pa、印加電力50Wの条
件で行なう。このときのNb上部電極20のエッチング
レイトは100nm/minであり、またCF4 はH
fオーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層18
と反応しないため、Nb上部電極だけが選択的にエッチ
ングされえHfOx接合バリア層18表面で止る。即ち
、Hfオーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層
18はエッチングストッパ層としての機能を果たす。従
って、本実施例による製造方法は、プロセスにおけるス
ループットの向上を図ることができる利点も有している
。
接合面積にパターニングしたレジストをマスクとして、
反応性エッチングを行なう。反応ガスとしてCF4 +
O2 を用い、圧力13.3Pa、印加電力50Wの条
件で行なう。このときのNb上部電極20のエッチング
レイトは100nm/minであり、またCF4 はH
fオーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層18
と反応しないため、Nb上部電極だけが選択的にエッチ
ングされえHfOx接合バリア層18表面で止る。即ち
、Hfオーバーレイア層16及びHfOx接合バリア層
18はエッチングストッパ層としての機能を果たす。従
って、本実施例による製造方法は、プロセスにおけるス
ループットの向上を図ることができる利点も有している
。
【0022】続いて、このままで、イオンビームエッチ
ング法を用い、露出しているHfOx接合バリア層18
及びHfオーバーレイア層16を除去する。このときの
条件は印加電力500W、圧力1.3×10−2Paで
あり、そのエッチグ速度は30nm/minである。そ
してレジストを除去する(図4(b)参照)。次いで、
フォトレジストプロセスによって所定の形状にパターニ
ングしたレジストをマスクとし、CF4 +O2 ガス
を用いた反応性エッチングにより、Nb下部電極14の
加工を行なう。このときの条件は、Nb上部電極20の
エッチングの場合と同様である。そしてレジストを除去
する(図4(c)参照)。
ング法を用い、露出しているHfOx接合バリア層18
及びHfオーバーレイア層16を除去する。このときの
条件は印加電力500W、圧力1.3×10−2Paで
あり、そのエッチグ速度は30nm/minである。そ
してレジストを除去する(図4(b)参照)。次いで、
フォトレジストプロセスによって所定の形状にパターニ
ングしたレジストをマスクとし、CF4 +O2 ガス
を用いた反応性エッチングにより、Nb下部電極14の
加工を行なう。このときの条件は、Nb上部電極20の
エッチングの場合と同様である。そしてレジストを除去
する(図4(c)参照)。
【0023】次いで、全面に、RFマグネトロンスパッ
タ法を用い、膜厚400nmのSiO2 絶縁膜22を
堆積する。このスパッタ成膜条件は、印加電力900W
、Ar圧力1.3Paである。なお、接合の耐熱性が向
上したことにより、スパッタ法でなく、300℃程度の
CVD法を用いて成膜してもよい。続いて、レジストプ
ロセスによって所定の形状にパターニングしたレジスト
をマスクとする用いた反応性エッチングにより、Nb上
部電極20及びNb下部電極14上にコンタクトホール
24、26を開口する。このエッチング条件は、反応ガ
スとしてCHF3 を用い、印加電力100W、圧力5
Paである。そしてレジストを除去する(図5(a)参
照)。なお、絶縁膜としては、SiO2 絶縁膜22の
代わりに耐湿性に優れたSiN絶縁膜を用いてもよい。
タ法を用い、膜厚400nmのSiO2 絶縁膜22を
堆積する。このスパッタ成膜条件は、印加電力900W
、Ar圧力1.3Paである。なお、接合の耐熱性が向
上したことにより、スパッタ法でなく、300℃程度の
CVD法を用いて成膜してもよい。続いて、レジストプ
ロセスによって所定の形状にパターニングしたレジスト
をマスクとする用いた反応性エッチングにより、Nb上
部電極20及びNb下部電極14上にコンタクトホール
24、26を開口する。このエッチング条件は、反応ガ
スとしてCHF3 を用い、印加電力100W、圧力5
Paである。そしてレジストを除去する(図5(a)参
照)。なお、絶縁膜としては、SiO2 絶縁膜22の
代わりに耐湿性に優れたSiN絶縁膜を用いてもよい。
【0024】最後に、膜厚600nmのNb膜の堆積し
た後、フォトレジストプロセスによって所定の形状にパ
ターニングしたレジストをマスクとし、CF4+O2
ガスを用いた反応性エッチングによる配線加工を行い、
Nb配線層28a、28bを形成する。そしてレジスト
を除去する(図5(b)参照)。なお、HfOx接合バ
リア層18は、Hfオーバーレイア層16表面を熱酸化
して形成したが、RF酸化によりHfオーバーレイア層
16表面を酸化して形成してもよい。
た後、フォトレジストプロセスによって所定の形状にパ
ターニングしたレジストをマスクとし、CF4+O2
ガスを用いた反応性エッチングによる配線加工を行い、
Nb配線層28a、28bを形成する。そしてレジスト
を除去する(図5(b)参照)。なお、HfOx接合バ
リア層18は、Hfオーバーレイア層16表面を熱酸化
して形成したが、RF酸化によりHfオーバーレイア層
16表面を酸化して形成してもよい。
【0025】また、フォトレジストプロセスによるレジ
ストパターニングにより接合面積を決定したが、この接
合面積決定は陽極酸化で行ってもよい。更に、Nb上部
電極20及びNb下部電極14の代わりに、NbN上部
電極及びNbN下部電極を用いてもよい。
ストパターニングにより接合面積を決定したが、この接
合面積決定は陽極酸化で行ってもよい。更に、Nb上部
電極20及びNb下部電極14の代わりに、NbN上部
電極及びNbN下部電極を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、Nb又は
NbN電極とするオーバーレイア構造のジョセフソン接
合素子において、理論的検討から導き出されたHfをオ
ーバーレイア層とし、その表面酸化層HfOxを接合バ
リア層とすることにより、良好な素子特性を保持すると
共に、耐熱性も格段に優れたジョセフソン接合素子を実
現することができる。
NbN電極とするオーバーレイア構造のジョセフソン接
合素子において、理論的検討から導き出されたHfをオ
ーバーレイア層とし、その表面酸化層HfOxを接合バ
リア層とすることにより、良好な素子特性を保持すると
共に、耐熱性も格段に優れたジョセフソン接合素子を実
現することができる。
【0027】これにより、将来の大規模集積回路用のジ
ョセフソン接合を供給することができる。
ョセフソン接合を供給することができる。
【図1】本発明の原理の理論的検討に用いた周期表であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例によるNb/Hf−HfOx
/Nb接合構造のジョセフソン接合素子を示す断面図で
ある。
/Nb接合構造のジョセフソン接合素子を示す断面図で
ある。
【図3】図2のジョセフソン接合素子の熱処理後の電流
−電圧特性を示すグラフである。
−電圧特性を示すグラフである。
【図4】図2のジョセフソン接合素子の製造方法を説明
するための工程図(その1)である。
するための工程図(その1)である。
【図5】図2のジョセフソン接合素子の製造方法を説明
するための工程図(その2)である。
するための工程図(その2)である。
【図6】従来のNb/Al−AlOx/Nb接合構造の
ジョセフソン接合素子の熱処理による電流−電圧特性の
劣化を示すグラフである。
ジョセフソン接合素子の熱処理による電流−電圧特性の
劣化を示すグラフである。
【図7】熱処理によるNb/Al−AlOx/Nb接合
界面におけるAl濃度分布の変化を示す図である。
界面におけるAl濃度分布の変化を示す図である。
12…Si基板
14…Nb下部電極
16…Hfオーバーレイア層
18…HfOx接合バリア層
20…Nb上部電極
22…SiO2 絶縁膜
24、26…コンタクトホール
28a、28b…Nb配線層
Claims (4)
- 【請求項1】 Nb又はNbNからなる下部電極と、
前記下部電極上に形成されたHfオーバーレイア層と、
前記Hfオーバーレイア層上に形成されたHfOx接合
バリア層と、前記HfOx接合バリア層上に形成された
Nb又はNbNからなる上部電極とを有することを特徴
とするジョセフソン接合素子。 - 【請求項2】 基板上に、Nb又はNbNからなる下
部電極を形成する工程と、前記下部電極上に、Hfオー
バーレイア層を形成する工程と、前記Hfオーバーレイ
ア層上に、HfOx接合バリア層を形成する工程と、前
記HfOx接合バリア層上にNb又はNbNからなる上
部電極を形成する工程と、接合面積にパターニングした
マスクを用いて前記上部電極を選択的にエッチングし、
接合部を形成する工程とを有することを特徴とするジョ
セフソン接合素子の製造方法。 - 【請求項3】 請求項2記載のジョセフソン接合素子
の製造方法において、前記Hfオーバーレイア層上にH
fOx接合バリア層を形成する工程が、酸化雰囲気中に
おける熱酸化又は高周波放電酸化により、前記Hfオー
バーレイア層表面を酸化して、前記HfOx接合バリア
層を形成する工程であることを特徴とするジョセフソン
接合素子の製造方法。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載のジョセフソン接
合素子の製造方法において、前記上部電極を選択的にエ
ッチングして接合部を形成する工程が、前記Hfオーバ
ーレイア層及び前記HfOx接合バリア層と反応しない
CF4 系を用いた反応性エッチングにより、前記上部
電極を選択的にエッチングする工程であることを特徴と
するジョセフソン接合素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063384A JPH04298084A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ジョセフソン接合素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3063384A JPH04298084A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ジョセフソン接合素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04298084A true JPH04298084A (ja) | 1992-10-21 |
Family
ID=13227751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3063384A Withdrawn JPH04298084A (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | ジョセフソン接合素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04298084A (ja) |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3063384A patent/JPH04298084A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |