JPH04301149A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04301149A
JPH04301149A JP3065048A JP6504891A JPH04301149A JP H04301149 A JPH04301149 A JP H04301149A JP 3065048 A JP3065048 A JP 3065048A JP 6504891 A JP6504891 A JP 6504891A JP H04301149 A JPH04301149 A JP H04301149A
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JP
Japan
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engine
intake
supercharger
main
exhaust
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Application number
JP3065048A
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English (en)
Inventor
Mamoru Yoshioka
衛 吉岡
Kunihiko Nakada
邦彦 中田
Toshihisa Sugiyama
敏久 杉山
Yuji Kanto
関東 勇二
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの吸気系及び
排気系に主過給機及び副過給機を並列に配し、運転状態
に応じて過給機の作動個数を切替えるようにした過給機
付エンジンの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として、例えば特開
平1−300017号公報には「2ステージツインター
ボシステム」を用いた過給機付エンジンが開示されてい
る。同エンジンでは、図15に示すように、エンジン1
01の吸気通路102及び排気通路103に対して主及
び副の二つの過給機(ターボチャージャ)104,10
5が並列に配設されている。主ターボチャージャ104
は、エンジン101の低吸入空気量域から高吸入空気量
域まで作動される。また、副ターボチャージャ105は
エンジン101の低吸入空気量域で停止され、高吸入空
気量域のみで作動される。
【0003】双方のターボチャージャ104,105の
作動・停止を可能にするために、副ターボチャージャ1
05に接続される吸気通路102及び排気通路103に
は、吸気切替弁106及び排気切替弁107が設けられ
ている。また、過給圧を一定にするために、副ターボチ
ャージャ105側には排気バイパス弁108が設けられ
、主ターボチャージャ104側にはウェイストゲート弁
109が設けられている。
【0004】この過給機付エンジンによると、主ターボ
チャージャ104のみが作動される「シングル過給ステ
ージ」では排気切替弁107及び吸気切替弁106がと
もに閉じられる。このとき、主ターボチャージャ104
による過給圧が設定圧を越えようとすると排気バイパス
弁108が開かれ、排気ガスの一部が副ターボチャージ
ャ105側へ導かれる。これにより、「シングル過給ス
テージ」での過給圧が設定圧以上になることが阻止され
る。
【0005】また、「シングル過給ステージ」から主・
副両ターボチャージャ104,105が作動される「ダ
ブル過給ステージ」へ切替わる場合には、排気切替弁1
07及び吸気切替弁106がともに開かれる。このとき
、主・副両ターボチャージャ104,105による過給
圧が設定圧を越えようとするとウェイストゲート弁10
9が開かれ、主ターボチャージャ104側へ導かれた排
気ガスがタービン104aの上流から下流へバイパスさ
れる。これにより、「ダブル過給ステージ」での過給圧
が設定圧以上になることが阻止される。
【0006】このように、前記排気バイパス弁108及
びウェイストゲート弁109の開閉により、「シングル
過給ステージ」と「ダブル過給ステージ」とが等過給圧
に制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
過給機付エンジンにおいては、「シングル過給ステージ
」から「ダブル過給ステージ」へ切替わる際、次のよう
な問題が生ずる。すなわち、「シングル過給ステージ」
では排気切替弁107が閉じられるので、エンジン10
1からの排気ガスは副ターボチャージャ105へは流れ
ず、主ターボチャージャ104側へ直接、あるいは連通
路110を通って主ターボチャージャ104側へ流れる
。このとき、主ターボチャージャ104が絞りとして作
用するので、主・副両ターボチャージャ104,105
のタービン104a,105a上流の排圧が上昇し、排
気ガスがエンジン101外へ排出される際の抵抗が大き
くなる。従って、主ターボチャージャ104にてエンジ
ン101に空気を過給しようとしても実際に供給できる
空気量が制限され、さらにはエンジン101に作用する
負荷が大きくなり、その結果、エンジン101のトルク
が抑えられてしまう。
【0008】次に前記状態から「ダブル過給ステージ」
へ切替えるために排気切替弁107が開かれると、排気
ガスは主・副両ターボチャージャ104,105を通過
可能となる。そのため、両タービン104a,105a
上流の排圧が急激に低下し、エンジン101に作用する
負荷が小さくなるとともにエンジン101を通過する空
気量が増大し、トルクが上昇する。そして、前記「シン
グル過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」へ切替
わる際のトルク差が原因となって、ステージ切替え時の
トルクショックを増大させてしまう。
【0009】本発明は前述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は過給機のステージ切替え時のトル
クショックを小さくすることのできる過給機付エンジン
の制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明においては、図1に示すように、エンジン
M1の吸気系M2及び排気系M3に並列に設けられた主
過給機M4及び副過給機M5と、前記副過給機M5に対
応する吸気系M2及び排気系M3に設けられた吸気切替
弁M6及び排気切替弁M7と、前記エンジンM1への吸
入空気量又はエンジンM1の回転数を検出するセンサM
8と、前記センサM8により検出された吸入空気量又は
回転数が所定値以下の場合には、前記吸気切替弁M6及
び前記排気切替弁M7をともに閉じて主過給機M4のみ
を作動させ、前記吸入空気量又は回転数が所定値より大
きい場合には、前記吸気切替弁M6及び前記排気切替弁
M7をともに開いて前記主過給機M4及び副過給機M5
を作動させる開閉制御手段M9とを備え、前記主過給機
M4のみの作動時における過給圧と、前記主過給機M4
及び副過給機M5の作動時における過給圧とを等しくす
るようにした過給機付エンジンの制御装置において、前
記エンジンM1の運転状況に応じてエンジンM1の点火
時期を調整する点火時期制御手段M10と、前記開閉制
御手段M9により排気切替弁M7を開いたときに、前記
点火時期制御手段M10によるエンジンM1の点火時期
をある一定量遅角し徐々に復帰させる点火時期補正手段
M11とを設けている。
【0011】また、第2の発明においては、図2に示す
ように、エンジンM21の吸気系M22及び排気系M2
3に並列に設けられた主過給機M24及び副過給機M2
5と、前記副過給機M25に対応する吸気系M22及び
排気系M23に設けられた吸気切替弁M26及び排気切
替弁M27と、前記エンジンM21への吸入空気量又は
エンジンM21の回転数を検出するセンサM28と、前
記センサM28により検出された吸入空気量又は回転数
が所定値以下の場合には、前記吸気切替弁M26及び前
記排気切替弁M27をともに閉じて主過給機M24のみ
を作動させ、前記吸入空気量又は回転数が所定値より大
きい場合には、前記吸気切替弁M26及び前記排気切替
弁M27をともに開いて前記主過給機M24及び副過給
機M25を作動させる開閉制御手段M29とを備え、前
記主過給機M24のみの作動時における過給圧と、前記
主過給機M24及び副過給機M25の作動時における過
給圧とを等しくするようにした過給機付エンジンの制御
装置において、前記エンジンM21へ燃料を供給する燃
料噴射弁M30と、前記エンジンM21の運転状況に応
じて前記燃料噴射弁M30を制御して燃料噴射量を調整
する燃料噴射制御手段M31と、前記開閉制御手段M2
9により排気切替弁M27を開いたときに前記燃料噴射
制御手段M31による燃料噴射量をある一定量減量し徐
々に復帰させる燃料噴射量補正手段M32とを設けてい
る。
【0012】
【作用】第1の発明において、エンジンM1の運転時に
吸入空気量又はエンジン回転数がセンサM8によって検
出されると、開閉制御手段M9は、検出された吸入空気
量又は回転数と所定値とを比較する。検出値が所定値以
下であると、開閉制御手段M9は吸気切替弁M6及び排
気切替弁M7をともに閉じて主過給機M4のみを作動さ
せる。開閉制御手段M9は、前記吸入空気量又は回転数
が所定値より大きいと、前記吸気切替弁M6及び前記排
気切替弁M7をともに開いて主過給機M4及び副過給機
M5を作動させる。このとき、主過給機M4のみの作動
時における過給圧と、前記主過給機M4及び副過給機M
5の作動時における過給圧とが等しくなるよう調整され
る。
【0013】また、点火時期制御手段M10は、エンジ
ンM1の運転状況に応じてエンジンM1の点火時期を調
整しており、前記のように排気切替弁M7が開かれると
、点火時期補正手段M11は点火時期制御手段M10を
制御してエンジンM1の点火時期をある一定量遅角させ
、その後徐々に復帰させる。このため、前記排気切替弁
M7の開弁にともなって主・副両過給機M4,M5のタ
ービン上流の排圧が大幅に低下しても、トルクは急激に
増大するのではなくゆるやかに上昇する。これにより、
主過給機M4のみの作動から、主・副両過給機M4,M
5の作動へ切替わる際のトルクショックが緩和される。
【0014】また、第2の発明において、エンジンM2
1の運転時にエンジンM21への吸入空気量又はエンジ
ン回転数がセンサM28によって検出されると、開閉制
御手段M29は検出された吸入空気量又は回転数と所定
値とを比較する。検出値が所定値以下であると、開閉制
御手段M29は吸気切替弁M26及び排気切替弁M27
をともに閉じて主過給機M24のみを作動させる。また
、開閉制御手段M29は、前記吸入空気量又は回転数が
所定値より大きいと、前記吸気切替弁M26及び前記排
気切替弁M27をともに開いて主過給機M24及び副過
給機M25を作動させる。このとき、主過給機M24の
みの作動時における過給圧と、前記主過給機M24及び
副過給機M25の作動時における過給圧とが等しくなる
よう調整される。
【0015】また、燃料噴射制御手段M31は前記エン
ジンM21の運転状況に応じて燃料噴射弁M30を制御
しており、前記のように排気切替弁M27が開かれると
、燃料噴射量補正手段M32は燃料噴射制御手段M31
を制御して、燃料噴射弁M30からエンジンM21へ供
給される燃料噴射量をある一定量減量し、その後徐々に
復帰させる。
【0016】このため、前記排気切替弁M27の開弁に
ともなって主・副両過給機M24,M25のタービン上
流の排圧が大幅に低下しても、トルクは急激に増大する
のではなくゆるやかに上昇する。これにより、主過給機
M24のみの作動から、主・副両過給機M24,M25
の作動へ切替わる際のトルクショックが緩和される。
【0017】
【実施例】(第1実施例)以下、第1の発明を具体化し
た第1実施例を図3〜図10に従って説明する。図3,
5,6は本実施例における車両に搭載された直列6気筒
の過給機付ガソリンエンジンシステムを説明する概略構
成図である。エンジン1の吸気系には、吸気脈動或いは
吸気干渉を防止するためのサージタンク2が設けられて
いる。また、サージタンク2の上流側には、スロットル
ボディ3が設けられている。このスロットルボディ3の
内部には、図示しないアクセルペダルの操作に連動して
開閉されるスロットル弁4が設けられている。そして、
そのスロットル弁4が開閉されることにより、サージタ
ンク2への吸気流量が調節される。さらに、サージタン
ク2の下流側は、エンジン1の各気筒#1,#2,#3
,#4,#5,#6毎へ分岐された吸気マニホルド5と
なっている。この吸気マニホルド5には、エンジン1の
各気筒#1〜#6毎に燃料を噴射供給する燃料噴射弁(
インジェクタ)6A,6B,6C,6D,6E,6Fが
それぞれ設けられている。各インジェクタ6A〜6Fに
は図示しない燃料ポンプの作動により、フユーエルタン
クから所定圧力の燃料が供給されるようになっている。 さらに、エンジン1の各気筒#1〜#6に対応して、点
火プラグ7A,7B,7C,7D,7E,7Fがそれぞ
れ設けられている。
【0018】一方、エンジン1の排気系には、排気マニ
ホルド8が設けられている。この排気マニホルド8は排
気干渉を伴わない気筒群#1〜#3と、気筒群#4〜#
6との2つに集合され、その集合部8a,8bが連通路
9によって互いに連通されている。エンジン1の吸気系
及び排気系には、主過給機としての主ターボチャージャ
10及び副過給機としての副ターボチャージャ11がそ
れぞれ並列に設けられている。すなわち、主・副の各タ
ーボチャージャ10,11を構成する各タービン10a
,11aは、その上流側が排気マニホルド8の各集合部
8a,8bにそれぞれ連通されている。つまり、主ター
ボチャージャ10に対応してエンジン1の気筒群#1〜
#3が連通され、副ターボチャージャ11に対応してエ
ンジン1の気筒群#4〜#6が連通されている。また、
各タービン10a,11aの下流側は主・副別々の排気
通路12,13に連通されている。主・副の各排気通路
12,13はその下流側にて合流し、三元触媒を内蔵し
てなる触媒コンバータ14を介して外部に連通されてい
る。
【0019】一方、主・副の各ターボチャージャ10,
11を構成する各コンプレッサ10b,11bは、その
上流側が主・副別々の吸気通路15,16に連通されて
いる。主・副の各吸気通路15,16の上流側は一本の
共通吸気通路17に合流してエアクリーナ18を介し外
部に連通されている。また、各コンプレッサ10b,1
1bの下流側は主・副別々の吸気通路19,20に連通
されている。主・副の各吸気通路19,20の下流側は
一本の共通吸気通路21に合流して連通され、吸気冷却
用のインタークーラ22、さらにはスロットルボディ3
を介してサージタンク2に連通されている。
【0020】本実施例において、主ターボチャージャ1
0はエンジン1の低吸入空気量域から高吸入空気量域ま
で作動されるものであり、副ターボチャージャ11はエ
ンジン1の低吸入空気量域で停止され、高吸入空気量域
のみで作動されるものであり、主・副の両ターボチャー
ジャ10,11により、いわゆる「2ステージツインタ
ーボシステム」が構成されている。
【0021】主・副の両ターボチャージャ10,11の
作動・停止を可能にするために、副ターボチャージャ1
1のタービン11aに連通する副排気通路13の途中に
は、排気切替弁23が設けられている。また、副ターボ
チャージャ11のコンプレッサ11bに連通する副吸気
通路20の途中には、吸気切替弁24が設けられている
。これら排気切替弁23及び吸気切替弁24は、それぞ
れ三方式の第1及び第2のバキュームスイッチングバル
ブ(以下単に「VSV」という)25,26の開閉切替
えによって駆動されるダイヤフラム式のアクチュエータ
27,28によってそれぞれ開閉されるようになってい
る。第1及び第2のVSV25,26の大気ポートには
エアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポート
にはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導入
されるようになっている。
【0022】従って、第1及び第2のVSV25,26
の開閉切替えにより、各アクチュエータ27,28のダ
イヤフラム室27a,28aへの空気圧導入が調節され
ることにより、各アクチュエータ27,28が作動して
排気切替弁23及び吸気切替弁24がそれぞれ開閉され
る。すなわち、第1のVSV25はオンされることによ
り、排気切替弁23を全開とするようにアクチュエータ
27を作動させ、オフされることにより、排気切替弁2
3を全閉とするようにアクチュエータ27を作動させる
。また、第2のVSV26はオンされることにより、吸
気切替弁24を全開とするようにアクチュエータ28を
作動させ、オフされることにより、吸気切替弁24を全
閉とするようにアクチュエータ28を作動させる。そし
て、排気切替弁23及び吸気切替弁24の両方が全開の
ときには、主・副の両ターボチャージャ10,11が作
動する「ダブル過給ステージ」となり、両切替弁23,
24の両方が全閉のときには、主ターボチャージャ10
のみが作動する「シングル過給ステージ」となる。
【0023】副ターボチャージャ11のタービン11a
に連通する副排気通路13には、排気切替弁23を迂回
して主排気通路12に連通する排気バイパス通路31が
設けられている。また、この排気バイパス通路31には
、同通路31を開閉する排気バイパス弁32が設けられ
ている。この排気バイパス弁32は、ダイヤフラム式の
アクチュエータ33によって開閉されるようになってい
る。このアクチュエータ33のダイヤフラム室33aは
、吸気切替弁24よりも下流側の副吸気通路20に連通
されるとともに、二方式の第3のVSV34を介してコ
ンプレッサ10bよりも上流側の副吸気通路16に連通
されている。そして、この第3のVSV34の開閉によ
り、ダイヤフラム室33aにコンプレッサ10bによる
過給圧の導入が調節されることにより、アクチュエータ
33が作動されて排気バイパス弁32が開閉されるよう
になっている。すなわち、第3のVSV34はデューテ
ィ制御されることにより、主ターボチャージャ10のコ
ンプレッサ10bによる過給圧の大気へのブリード量を
調整し、ダイヤフラム室33aへの作動圧を調整して排
気バイパス弁32の開度(開口量)が可変とされる。
【0024】さらに、吸気切替弁24よりも上流側の副
吸気通路20と、主ターボチャージャ10のコンプレッ
サ10bよりも上流側の主吸気通路15との間には、両
通路20,15を連通する第1の吸気バイパス通路35
が設けられている。また、第1の吸気バイパス通路35
の一端側には、同通路35を開閉するために、ダイヤフ
ラム式のアクチュエータ36によって駆動される第1の
吸気バイパス弁37が設けられている。このアクチュエ
ータ36は三方式の第4のVSV38の開閉切替えによ
って駆動される。この第4のVSV38の大気ポートに
はエアフィルタ29を介して大気が導入され、圧力ポー
トにはプレッシャータンク30から所要の高圧空気が導
入されるようになっている。
【0025】従って、第4のVSV38の開閉切替えに
基づき、アクチュエータ36のダイヤフラム室36aへ
の空気圧の導入が調節されることにより、アクチュエー
タ36が作動して第1の吸気バイパス弁37が開閉され
る。すなわち、第4のVSV38はオンされることによ
り、第1の吸気バイパス弁37を全閉とするようにアク
チュエータ36を作動させ、オフされることにより、第
1の吸気バイパス弁37を全開とするようにアクチュエ
ータ36を作動させる。この第1の吸気バイパス通路3
5は主ターボチャージャ10のみの作動から、主・副の
両ターボチャージャ10,11の作動への切替えをスム
ーズにするために開かれる通路である。
【0026】なお、プレッシャータンク30の圧力ポー
トはインタークーラ22よりも上流側の共通吸気通路2
1に連通されており、同プレッシャータンク30に対し
て主ターボチャージャ10による過給圧が供給されるよ
うになっている。また、副吸気通路20において吸気切
替弁24の上流側と下流側とを連通させるバイパス通路
39には、リード弁40が設けられている。そして、副
ターボチャージャ11のコンプレッサ11bの出口圧力
が主ターボチャージャ10のそれよりも大きくなったと
き、そのバイパス通路39及びリード弁40を介して吸
気切替弁24の上流側から下流側へと空気がバイパスさ
れるようになっている。
【0027】一方、主ターボチャージャ10において、
タービン10aの上流側と下流側との間にはウェイスト
ゲート通路41が設けられている。また、このウェイス
トゲート通路41には、同通路41を開閉するウェイス
トゲート弁42が設けられている。このウェイストゲー
ト弁42は、主ターボチャージャ10による過給圧が予
め設定された圧力を越えることを防止するために、その
タービン10aへの流入排気ガスを出口側へバイパスし
てタービン10aの出力を調節し、主ターボチャージャ
10による過給圧をコントロールするためのものである
。そして、ウェイストゲート弁42はダイヤフラム式の
アクチュエータ43によって開閉されるようになってい
る。このアクチュエータ43のダイヤフラム室43aは
、コンプレッサ10bよりも下流側の主吸気通路19に
連通されるとともに、二方式の第5のVSV44を介し
てコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15に
連通されている。そして、その第5のVSV44の開閉
により、ダイヤフラム室43aにコンプレッサ10bに
よる過給圧の導入が調節されることにより、アクチュエ
ータ43が作動してウェイストゲート弁42が開閉され
る。すなわち、第5のVSV44はデューティ制御され
ることにより、過給圧の大気へのブリード量を調整し、
ダイヤフラム室43aの作動圧を調整してウェイストゲ
ート弁42の開度(開口量)が可変とされる。
【0028】また、主ターボチャージャ10に関わり、
そのコンプレッサ10bよりも上流側の主吸気通路15
と同コンプレッサ10bよりも下流側の共通吸気通路2
1との間には、第2の吸気バイパス通路45が設けられ
ている。この第2の吸気バイパス通路45の一端側には
、同通路45を開閉するために、ダイヤフラム式のアク
チュエータ46によって駆動される第2の吸気バイパス
弁47が設けられている。このアクチュエータ46のダ
イヤフラム室46aはサージタンク2に連通されている
。従って、サージタンク2内が負圧になったときのみ、
第2の吸気バイパス弁47が開かれるようにアクチュエ
ータ46が作動され、それ以外のときには第2の吸気バ
イパス弁47が閉じられるようにアクチュエータ46が
作動されるようになっている。
【0029】そして、エンジン1はエアクリーナ18を
通じて導入される外気を、共通吸気通路17、主・副の
各吸気通路15,16、主・副の各ターボチャージャ1
0,11のコンプレッサ10b,11b、インタークー
ラ22、サージタンク2及び吸気マニホルド5等を通じ
て取り込む。また、その外気の取り込みと同時に、エン
ジン1は各インジェクタ6A〜6Fから噴射される燃料
を取り込む。さらに、エンジン1はその取り込んだ燃料
と外気との混合気を各気筒#1〜#6の燃焼室にて爆発
・燃焼させて駆動力を得た後、その排気ガスを排気マニ
ホルド8、主・副の各ターボチャージャ10,11のタ
ービン10a,11a、主・副の各排気通路12,13
及び触媒コンバータ14を介して外部へ排出させる。
【0030】前記エンジン1の運転状態を検出する運転
状態検出手段を構成する各センサとしては、スロットル
ボディ3においてスロットル弁4の開度(スロットル開
度)を検出するスロットル開度センサ61が設けられて
いる。サージタンク2には、同タンク2内における吸気
管圧力PMを検出する吸気圧センサ62が設けられてい
る。エアクリーナ18の下流側には、共通吸気通路17
を通過する吸入空気量Qを測定する周知の可動ベーン式
エアフローメータ63が設けられている。また、エンジ
ン1には、その冷却水の温度(冷却水温)を検出する水
温センサ64が設けられている。さらに、主・副の両排
気通路12,13の合流部近傍には、排気中の酸素濃度
を検出する酸素センサ65が設けられている。この酸素
センサ65は主排気通路12にオフセットした位置に配
置されている。
【0031】エンジン1の各気筒毎#1〜#6に設けら
れた各点火プラグ7A〜7Fには、ディストリビュータ
48にて分配された点火信号が印加される。ディストリ
ビュータ48はイグナイタ49から出力される高電圧を
エンジン1のクランク角に同期して各点火プラグ7A〜
7Fに分配するためのものである。そして、各点火プラ
グ7A〜7Fの点火タイミングは、イグナイタ49から
の高電圧出力タイミングにより決定される。
【0032】ディストリビュータ48にはエンジン1の
回転に連動して回転される図示しないロータが内蔵され
ている。そして、このディストリビュータ48には、ロ
ータの回転からエンジン回転数NEを検出する回転数セ
ンサ66が設けられている。同じくディストリビュータ
48には、ロータの回転に応じてエンジン1のクランク
角の変化を所定の割合で検出する気筒判別センサ67が
取付けられている。本実施例では、1行程に対してエン
ジン1が2回転するものとして、気筒判別センサ67は
360°CAの割合でクランク角を検出するようになっ
ている。また、エンジン1に駆動連結された図示しない
トランスミッションには、車速を検出するための車速セ
ンサ68が設けられている。
【0033】そして、各インジェクタ6A〜6F、イグ
ナイタ49及び第1〜第5のVSV25,26,34,
38,44は、電子制御装置(以下単に「ECU」とい
う)71に電気的に接続され、同ECU71の作動によ
ってそれらの駆動タイミングが制御されるようになって
いる。次に、ECU71の構成について図4のブロック
図に従って説明する。ECU71は開閉制御手段、点火
時期制御手段及び点火時期補正手段を構成する中央処理
装置(CPU)72、所定の制御プログラム等を予め記
憶した読み出し専用メモリ(ROM)73、CPU72
の演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ(
RAM)74、予め記憶されたデータを保存するバック
アップRAM75等と、これら各部と外部入力回路76
、外部出力回路77等とをバス78によって接続した論
理演算回路として構成されている。
【0034】外部入力回路76には、前述したスロット
ル開度センサ61、吸気圧センサ62、エアフローメー
タ63、水温センサ64、酸素センサ65、回転数セン
サ66、気筒判別センサ67及び車速センサ68等がそ
れぞれ接続されている。そして、CPU72は外部入力
回路76を介してエアフローメータ63及び各センサ6
1,62,64〜68からの出力信号を入力値として読
み込む。
【0035】そして、CPU72は、これらの入力値に
基づいて、外部出力回路77に接続された各インジェク
タ6A〜6F、イグナイタ49及び第1〜第5のVSV
25,26,34,38,44等を好適に制御する。な
お、燃料噴射は各気筒#1〜#6毎の独立噴射となって
おり、各インジェクタ6A〜6Fは各気筒#1〜#6の
噴射タイミングが到来した時に個々に駆動制御されるよ
うになっている。本実施例のエンジン1においては、各
気筒#1〜#6の燃料噴射が気筒#1、気筒#5、気筒
#3、気筒#6、気筒#2及び気筒#4の順序で行われ
るようになっている。
【0036】前記ROM73には図7に示すように、エ
ンジン回転数NEと吸気管圧力PMとの関係において定
められるエンジン1の基本点火時期SAがマップとして
予め記憶されている。そして、CPU72は回転数セン
サ66及び吸気圧センサ62からの信号をもとにマップ
から基本点火時期SAを求め、イグナイタ49へ点火指
示信号を出力し点火時期を制御する。
【0037】また、ROM73には図8に示すようなマ
ップが予め記憶されている。このマップは「シングル過
給ステージ」から「ダブル過給ステージ」に切替わった
ときに、エンジン1の点火時期を一定量遅角し徐々に復
帰させるためのものであり、「ダブル過給ステージ」に
切替わってからの経過時間に対する点火時期遅角率Bが
規定されている。この点火時期遅角率Bは、「シングル
過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」に切替わっ
た直後では所定値(0.9)であり、時間が経過するに
従い直線的に増加し、所定時間(後記カウンタのカウン
ト値AがFFとなったとき)経過した後には一定値(1
.0)となるように設定されている。
【0038】上記のように構成された過給機付ガソリン
エンジンシステムにおいて、CPU72はエアフローメ
ータ63及び各センサ61,62,64〜68からの入
力値に基づきその時々の運転状態を判断し、その運転状
態に応じて主ターボチャージャ10及び副ターボチャー
ジャ11の作動を次のように制御する。先ず、エンジン
1の運転状態が低速域で、かつ高負荷域である場合には
、CPU72は排気切替弁23及び吸気切替弁24がと
もに閉じるように、第1及び第2のVSV25,26を
切替え制御する。これによって、主ターボチャージャ1
0のみが作動される「シングル過給ステージ」となる。 この「シングル過給ステージ」において、エンジン1か
らの排気ガスは、図5に矢印で示すように、主ターボチ
ャージャ10のみを流れ、そのタービン10aを回転駆
動させる。さらに、そのタービン10aを通過した排気
ガスは、図5に矢印で示すように、主排気通路12を経
て主・副の両排気通路12,13の合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと排出さ
れる。このように、低吸入空気量域で「シングル過給ス
テージ」とする理由は、低速域では主ターボチャージャ
10のみによる過給特性の方が主・副の両ターボチャー
ジャ10,11による過給特性よりも優れているからで
ある。そして、このような「シングル過給ステージ」に
することより、エンジン1のトルクの立ち上がりが速く
なり、低速域のレスポンスを大幅に良くすることができ
る。
【0039】また、本実施例において、酸素センサ65
の取付け位置は、主ターボチャージャ10のタービン1
0aに連通する主排気通路12にオフセットさせている
ことから、主ターボチャージャ10からの排気ガス流が
酸素センサ65に効率良く当たってその酸素濃度が検出
される。従って、酸素センサ65は排気ガス流によって
迅速に温められ、空燃比制御のための安定した出力温度
特性域に早期に達することができる。この「シングル過
給ステージ」においては、排気ガス流の全量が必ず酸素
センサ65に当たり、後に説明する「ダブル過給ステー
ジ」においても、常時作動する主ターボチャージャ10
からの排気ガス流が必ず酸素センサ65に当たることに
なり、その酸素センサ65により排気ガスの酸素濃度を
精度良く検出することができる。従って、酸素センサ6
5における検出信号をフィードバックすることにより、
常に正確な空燃比制御を行うことが可能となる。
【0040】さらに、エンジン1の運転状態が低速域で
、かつ低負荷域である場合には、CPU72は排気切替
弁23が閉じたままで吸気切替弁24のみが開かれるよ
うに、第1及び第2のVSV25,26を切替え制御す
る。これによって、「シングル過給ステージ」のままで
、主・副の両吸気通路15,16がともに開かれ、主タ
ーボチャージャ10のみの作動による吸気抵抗の増大を
抑えることができる。そして、このようにすることによ
り、低負荷域からの加速初期における過給圧の立ち上が
り特性、運転上のレスポンスを改善することができる。
【0041】また、エンジン1の運転状態が低吸入空気
量域から高吸入空気量域へ移行する場合、すなわち「シ
ングル過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」へ切
替わる場合には、CPU72は排気切替弁23及び吸気
切替弁24がともに開かれるように、第1及び第2のV
SV25,26を切替え制御する。この際、排気切替弁
23が閉じられているときに排気バイパス弁32を開く
ように、CPU72が第3のVSV34を切替え制御す
る。すなわち、排気ガスの一部を副ターボチャージャ1
1に流すことにより、副ターボチャージャ11の助走回
転数を高めて、ステージ切替えをよりスムーズに行うこ
とができる。併せて、第1の吸気バイパス弁37を開く
ように、CPU72が第4のVSV38を切替え制御す
ることにより、ステージ切替えをさらにスムーズに行う
ことができる。
【0042】一方、エンジン1の運転状態が高吸入空気
量域の場合には、排気切替弁23と吸気切替弁24がと
もに開かれたままで、かつ排気バイパス弁32が閉じら
れるように、CPU72は第1〜第3のVSV25,2
6,34を切替え制御する。これによって、主・副の両
ターボチャージャ10,11により過給が行われる「ダ
ブル過給ステージ」の状態が保持される。この「ダブル
過給ステージ」において、エンジン1からの排気ガスは
、図6に矢印で示すように、主・副の両ターボチャージ
ャ10,11を流れ、各タービン10a,11aを回転
駆動させる。さらに、各タービン10a,11aを通過
した排気ガスは、図6に矢印で示すように、主・副の両
排気通路12,13を経てそれらの合流部に至り、さら
に下流の触媒コンバータ14を通過して外部へと流れる
。このように、「ダブル過給ステージ」とすることによ
り、主・副の両ターボチャージャ10,11の両コンプ
レッサ10b,11bによって充分な過給圧が得られ、
高速域におけるエンジン1の出力が向上される。そして
、このときの過給圧が例えば「+500mmHg」を越
えないように、ウェイストゲート弁42を開閉させるよ
うに、CPU72は第5のVSV44を駆動制御(デュ
ーティ制御)する。
【0043】次に、本実施例の作用及び効果について説
明する。図9はCPU72によって実行される各種処理
のうち、点火時期制御を示すフローチャートである。処
理がこのルーチンへ移行すると、CPU72はステップ
101,102において、回転数センサ66及び吸気圧
センサ62の検出値に基づいてエンジン回転数NE及び
吸気管圧力PMを読込む。続いて、CPU72はステッ
プ103へ移行し、前記エンジン回転数NE及び吸気管
圧力PMをもとに図7のマップから基本点火時期SAa
 を求める。次に、CPU72はステップ104で第1
のVSV25がオンされているか否かを判定する。ここ
で、第1のVSV25がオフされていると、CPU72
は排気切替弁23が全閉となって主ターボチャージャ1
0のみが作動する「シングル過給ステージ」になってい
ると判断する。そして、CPU72はステップ105で
カウンタのカウント値Aを「0」にする。このカウンタ
は、エンジン1が「シングル過給ステージ」から「ダブ
ル過給ステージ」に切替わってからの経過時間を計測す
るためのものである。
【0044】さらにCPU72はステップ106で前記
点火時期遅角率Bを「1」に設定する。続いてCPU7
2はステップ107へ移行し、前記ステップ103で求
めた基本点火時期SAa と点火時期遅角率Bとを乗算
し、新たな点火時期SAb として記憶する。この場合
、点火時期遅角率Bは「1」であるので、ステップ10
3で求めた基本点火時期SAa と、ステップ107で
更新した点火時期SAb とは同一である。
【0045】そして、CPU72は前記のようにして求
めた点火時期SAb に基づき、外部出力回路77を介
してイグナイタ49に点火指示信号を出力し、各点火プ
ラグ7A〜7Fの点火時期を制御する。このステップ1
01〜107の繰り返しにて、「シングル過給ステージ
」における点火時期は、予めROM73に記憶された基
本点火時期SAのマップに従って実行される。
【0046】ところで、前記第1のVSV25がオンさ
れると、CPU72はステップ104からステップ10
8へ移行する。つまり、「シングル過給ステージ」の状
態から排気切替弁23が開かれて「ダブル過給ステージ
」に切替わると、CPU72はステップ108で「ダブ
ル過給ステージ」になってからの経過時間を計測するた
めのカウント値Aを「1」インクリメントする。すなわ
ち、前記ステップ105にてA=0となっている状態か
らA=1にする。
【0047】次に、CPU72はステップ109で前記
カウント値AがFF(16進法)未満であるか否かを判
定する。FF未満であれば、CPU72はステップ11
0で図8のマップを参照し、前記カウント値Aによる経
過時間に対応する点火時期遅角率B(約0.9)を求め
る。そして、ステップ107において、ステップ103
での基本点火時期SAa にステップ110での点火時
期遅角率Bを乗算して点火時期SAb を算出し、この
ルーチンを終了する。ここでステップ110で求められ
た点火時期遅角率Bは1.0よりも小さい(約0.9)
ので、ステップ107で求められる点火時期SAb は
、「シングル過給ステージ」における点火時期SAb 
よりも遅くなる。
【0048】「ダブル過給ステージ」が持続してステッ
プ108〜110の処理が繰り返し実行されると、ステ
ップ108でカウント値Aが「1」ずつ増加して、つま
り、時間の経過に従って、ステップ110において図8
のマップを用いて求められる点火時期遅角率Bは直線的
に増加する。これにともないステップ107で求められ
る点火時期SAb は徐々に増加する。
【0049】そして、前記のようにカウント値Aが増加
し、ステップ109において同カウント値AがFFにな
ったと判定されると、CPU72はステップ111へ移
行して、FFをカウント値Aとして記憶する。これによ
り、点火時期遅角率Bが1.0に保持され、ステップ1
07で求められる点火時期SAb はステップ103で
求めた基本点火時期SAa と同一になる。このように
、本実施例では、「シングル過給ステージ」から「ダブ
ル過給ステージ」への切替えのために排気切替弁23が
開かれると、イグナイタ49に出力される点火指示信号
の点火時期SAb をある一定量遅角し徐々に復帰させ
るようにした。このため、図10に示すように、ステー
ジ切替え時には主・副両ターボチャージャ10,11の
タービン10a,11a上流の排圧(入口圧)が急激に
低下し、エンジン1に作用する負荷が小さくなるととも
に、同エンジン1を通過する空気量が増大しトルクが急
増しようとする(破線の比較例参照)が、前記点火時期
の制御により実線で示すように同トルクを徐々に増加さ
せることが可能となる。従って、ステージ切替え前後の
トルク差そのものは従来と変わらないが、トルク上昇の
程度がゆるやかになり、同トルク差に基づくトルクショ
ックを小さくすることができ、その結果ドライバビリテ
ィが向上する。(第2実施例)次に、第2の発明を具体
化した第2実施例を図11〜図14に従って説明する。
【0050】本実施例は点火時期に代えて燃料噴射量を
ある一定量減量し、徐々に復帰させるようにしている点
が前記第1実施例と大きく異なっている。すなわち、本
実施例ではCPU72によって開閉制御手段、燃料噴射
制御手段、燃料噴射量補正手段が構成されている。また
、前記ROM73には図11に示すように、エンジン回
転数NEと吸気管圧力PMとの関係において定められる
燃料の基本噴射時間TPがマップとして予め記憶されて
いる。そして、CPU72は回転数センサ66及び吸気
圧センサ62からの信号をもとに前記マップから基本噴
射時間TPa を求め、インジェクタ6A〜6Fへ噴射
信号を出力して開弁させることにより噴射時間(燃料噴
射量)を制御する。
【0051】また、ROM73には図12に示すような
マップが予め記憶されている。このマップは「シングル
過給ステージ」から「ダブル過給ステージ」に切替わっ
たときに、燃料噴射量を一定量減量し徐々に復帰させる
ためのものであり、「ダブル過給ステージ」に切替わっ
てからの経過時間に対する燃料減量率Cが規定されてい
る。この燃料減量率Cは、「シングル過給ステージ」か
ら「ダブル過給ステージ」に切替わった直後では所定値
(0.9)であり、時間が経過するに従い直線的に増加
し、所定時間経過した後には一定値(1.0)となるよ
うに設定されている。
【0052】次に、本実施例の作用及び効果について説
明する。図13はCPU72によって実行される各種処
理のうち、燃料噴射量制御を示すフローチャートである
。処理がこのルーチンへ移行すると、CPU72はステ
ップ201,202でエンジン回転数NE及び吸気管圧
力PMを読込み、ステップ203において、これらのエ
ンジン回転数NE及び吸気管圧力PMをもとに図11の
マップから基本噴射時間TPa を求める。次に、CP
U72はステップ204で第1のVSV25がオンされ
ているか否かを判定し、オフされていると排気切替弁2
3が全閉となって「シングル過給ステージ」になってい
ると判断する。そして、CPU72はステップ205で
カウンタによるカウント値Aを「0」にし、ステップ2
06で前記燃料減量率Cを「1」に設定する。続いてC
PU72はステップ207において、ステップ203で
求めた基本噴射時間TPa と燃料減量率Cとを乗算し
新たな噴射時間TPb として記憶する。そして、CP
U72は前記噴射時間TPbに基づき、外部出力回路7
7を介してインジェクタ6A〜6Fに噴射信号を出力し
、その噴射時間を制御する。
【0053】前記第1のVSV25がオンされると、C
PU72は排気切替弁23が開かれて「ダブル過給ステ
ージ」に切替わったと判断してステップ204からステ
ップ208へ移行し、「ダブル過給ステージ」になって
からの経過時間を計測するためのカウント値Aを「1」
インクリメントする。すなわち、前記ステップ205に
てA=0となっている状態からA=1にする。
【0054】次に、CPU72はステップ209で前記
カウント値AがFF(16進法)未満であるか否かを判
定し、FF未満であれば、ステップ210で図12のマ
ップを参照し、前記カウント値Aによる経過時間に対応
する燃料減量率Cを求める。そして、ステップ207に
おいて、ステップ203での基本噴射時間TPa にス
テップ210での燃料減量率Cを乗算して噴射時間TP
b を算出する。ステップ210で求められた燃料減量
率Cは1.0よりも小さい(約0.9)ので、ステップ
207で求められる噴射時間TPb は、「シングル過
給ステージ」における噴射時間TPb よりも短くなる
【0055】「ダブル過給ステージ」が持続してステッ
プ208〜210の処理が繰り返し実行されると、ステ
ップ208でカウント値Aが「1」ずつ増加して、つま
り時間の経過に従って、ステップ210において図12
のマップを用いて求められる燃料減量率Cは直線的に増
加する。これにともないステップ207で求められる噴
射時間TPb は徐々に長くなる。
【0056】そして、前記のようにカウント値Aが増加
し、ステップ209において同カウント値AがFFにな
ったと判定されると、CPU72はステップ211へ移
行して、FFをカウント値Aとして記憶する。これによ
り、燃料減量率Cが1.0に保持され、ステップ207
で求められる噴射時間TPb はステップ203で求め
た基本噴射時間TPa と同一になる。
【0057】このように、本実施例では、「シングル過
給ステージ」から「ダブル過給ステージ」への切替えの
ために排気切替弁23が開かれると、インジェクタ6A
〜6Fに出力される噴射信号の噴射時間TPb をある
一定量遅角し徐々に復帰させるようにした。このため、
図14に示すように、ステージ切替え時にはタービン1
0a,11a上流の排圧(入口圧)が急激に低下し、エ
ンジン1に作用する負荷が小さくなるとともに、エンジ
ン1を通過する空気量が増大しトルクが急増しようとす
る(破線の比較例参照)が、前記燃料噴射時間の制御に
より実線で示すように同トルクを徐々に増加させること
が可能となる。従って、ステージ切替え時のトルク上昇
の程度がゆるやかになり、同トルク差に基づくトルクシ
ョックを小さくしてドライバビリティの向上を図ること
ができる。
【0058】なお、本発明は前記実施例に限定されたも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、構
成の一部を適宜に変更して実施することもできる。例え
ば、前記第1及び第2の実施例では、第1及び第2の発
明を直列6気筒の過給機付ガソリンエンジンシステムに
具体化したが、直列式のエンジンではなくてV型のエン
ジンに具体化することもでき、或いは6気筒のエンジン
ではなくて4気筒や8気筒等のエンジンに具体化するこ
ともできる。
【0059】また、第1実施例の点火時期の制御と、第
2実施例の燃料噴射時期の制御の両方を行うようにして
もよい。さらに、前記第1及び第2の実施例では「シン
グル過給ステージ」と「ダブル過給ステージ」との間で
のステージ切替えを吸入空気量Qで判定したが、このス
テージ切替えをエンジン回転数NEで判定したり、ある
いは吸入空気量Q及びエンジン回転数NEの両方で行っ
たり(例えば「シングル過給ステージ」から「ダブル過
給ステージ」へのステージ切替えは吸入空気量Qで判定
し、「ダブル過給ステージ」から「シングル過給ステー
ジ」へのステージ切替えはエンジン回転数NEで判定す
る)してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明によれ
ば、主過給機のみの作動時における過給圧と、前記主過
給機及び副過給機の作動時における過給圧とを等しくす
るようにした過給機付エンジンにおいて、排気切替弁が
開かれたときに、エンジンの点火時期をある一定量遅角
し徐々に復帰させるようにしたので、主過給機のみの作
動から主・副両過給機の作動への切替え時に生ずるトル
クショックを軽減することができ、ドライバビリティの
向上を図ることが可能になるという優れた効果を発揮す
る。
【0061】また、第2の発明によれば、主過給機のみ
の作動時における過給圧と、前記主過給機及び副過給機
の作動時における過給圧とを等しくするようにした過給
機付エンジンにおいて、排気切替弁が開かれたときに燃
料噴射量をある一定量減量し徐々に復帰させるようにし
たので、主過給機のみの作動から主・副両過給機の作動
への切替え時に生ずるトルクショックを軽減することが
でき、ドライバビリティの向上を図ることが可能になる
という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の基本的構成を示す図である。
【図2】第2の発明の基本的構成を示す図である。
【図3】第1の発明を具体化した第1実施例における過
給機付ガソリンエンジンシステムを示す概略構成図であ
る。
【図4】第1実施例におけるECUの構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】第1実施例の過給機付ガソリンエンジンシステ
ムの「シングル過給ステージ」における過給作動を説明
する概略構成図である。
【図6】第1実施例の過給機付ガソリンエンジンシステ
ムの「ダブル過給ステージ」における過給作動を説明す
る概略構成図である。
【図7】第1実施例において、エンジン回転数と吸気管
圧力との関係において定められたエンジンの基本点火時
期のマップを示す図である。
【図8】第1実施例において、「シングル過給ステージ
」から「ダブル過給ステージ」に切替わってからの経過
時間に対する点火時期遅角率が定められたマップを示す
図である。
【図9】第1実施例において、CPUによって実行され
る点火時期制御のための処理ルーチンを説明するフロー
チャートである。
【図10】第1実施例におけるトルク、過給圧、点火時
期及びタービン上流の排圧の特性を示す図である。
【図11】第2の発明を具体化した第2実施例を示し、
エンジン回転数と吸気管圧力との関係において定められ
た基本噴射時間のマップを示す図である。
【図12】第2実施例において、「シングル過給ステー
ジ」から「ダブル過給ステージ」に切替わってからの経
過時間に対する燃料減量率が定められたマップを示す図
である。
【図13】第2実施例において、CPUによって実行さ
れる燃料噴射量制御のための処理ルーチンを説明するフ
ローチャートである。
【図14】第2実施例におけるトルク、過給圧、燃料噴
射量及びタービン上流の排圧の特性を示す図である。
【図15】従来の過給機付エンジンの概略構成図である
【符号の説明】
1…エンジン、6A〜6F…燃料噴射弁としてのインジ
ェクタ、10…主過給機としての主ターボチャージャ、
11…副過給機としての副ターボチャージャ、12…排
気系の一部を構成する主排気通路、13…排気系の一部
を構成する副排気通路、15,19…吸気系の一部を構
成する主吸気通路、16,20…吸気系の一部を構成す
る副吸気通路、17,21…吸気系の一部を構成する共
通吸気通路、23…排気切替弁、24…吸気切替弁、6
3…エアフローメータ、66…回転数センサ、72…開
閉制御手段、点火時期制御手段、点火時期補正手段、燃
料噴射制御手段、燃料噴射量補正手段を構成するCPU
、NE…エンジン回転数、PM…吸気管圧力、Q…吸入
空気量、SAb …点火時期、TPb …噴射時間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エンジンの吸気系及び排気系に並列に
    設けられた主過給機及び副過給機と、前記副過給機に対
    応する吸気系及び排気系に設けられた吸気切替弁及び排
    気切替弁と、前記エンジンへの吸入空気量又はエンジン
    の回転数を検出するセンサと、前記センサにより検出さ
    れた吸入空気量又は回転数が所定値以下の場合には、前
    記吸気切替弁及び前記排気切替弁をともに閉じて主過給
    機のみを作動させ、前記吸入空気量又は回転数が所定値
    より大きい場合には、前記吸気切替弁及び前記排気切替
    弁をともに開いて前記主過給機及び副過給機を作動させ
    る開閉制御手段とを備え、前記主過給機のみの作動時に
    おける過給圧と、前記主過給機及び副過給機の作動時に
    おける過給圧とを等しくするようにした過給機付エンジ
    ンの制御装置において、前記エンジンの運転状況に応じ
    てエンジンの点火時期を調整する点火時期制御手段と、
    前記開閉制御手段により排気切替弁を開いたときに、前
    記点火時期制御手段によるエンジンの点火時期をある一
    定量遅角し徐々に復帰させる点火時期補正手段とを設け
    たことを特徴とする過給機付エンジンの制御装置。
  2. 【請求項2】  エンジンの吸気系及び排気系に並列に
    設けられた主過給機及び副過給機と、前記副過給機に対
    応する吸気系及び排気系に設けられた吸気切替弁及び排
    気切替弁と、前記エンジンへの吸入空気量又はエンジン
    の回転数を検出するセンサと、前記センサにより検出さ
    れた吸入空気量又は回転数が所定値以下の場合には、前
    記吸気切替弁及び前記排気切替弁をともに閉じて主過給
    機のみを作動させ、前記吸入空気量又は回転数が所定値
    より大きい場合には、前記吸気切替弁及び前記排気切替
    弁をともに開いて前記主過給機及び副過給機を作動させ
    る開閉制御手段とを備え、前記主過給機のみの作動時に
    おける過給圧と、前記主過給機及び副過給機の作動時に
    おける過給圧とを等しくするようにした過給機付エンジ
    ンの制御装置において、前記エンジンへ燃料を供給する
    燃料噴射弁と、前記エンジンの運転状況に応じて前記燃
    料噴射弁を制御して燃料噴射量を調整する燃料噴射制御
    手段と、前記開閉制御手段により排気切替弁を開いたと
    きに前記燃料噴射制御手段による燃料噴射量をある一定
    量減量し徐々に復帰させる燃料噴射量補正手段とを設け
    たことを特徴とする過給機付エンジンの制御装置。
JP3065048A 1991-03-28 1991-03-28 過給機付エンジンの制御装置 Pending JPH04301149A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022035736A (ja) * 2020-08-21 2022-03-04 株式会社豊田自動織機 内燃機関の制御装置

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