JPH04305031A - シリカガラスの製法 - Google Patents

シリカガラスの製法

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JPH04305031A
JPH04305031A JP9345991A JP9345991A JPH04305031A JP H04305031 A JPH04305031 A JP H04305031A JP 9345991 A JP9345991 A JP 9345991A JP 9345991 A JP9345991 A JP 9345991A JP H04305031 A JPH04305031 A JP H04305031A
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silica glass
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ammonium nitrate
nitrate
sodium
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JP9345991A
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Hideaki Takahashi
秀明 高橋
Takehiko Moriya
武彦 守谷
Koichi Tsukiyama
興一 槻山
Shuji Yuda
周二 湯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku University NUC
Tohoku Electric Power Co Inc
Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Tohoku University NUC
Tohoku Electric Power Co Inc
Onoda Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】この発明は、クリストバル岩を出
発原料とするシリカガラスの製造方法に関する。さらに
いえば、クリストバル岩を原料とするシリカガラスの製
造方法において、製造時の不純物による残渣を回収して
、これを再利用するシリカガラスの製造方法である。
【0002】
【従来の技術】発明者らは、先にクリストバル岩を出発
原料とするシリカガラスの工業的製法を開発し、すでに
提案した。
【0003】発明者らが提案している上記の方法は、ま
ずクリストバル岩と苛性ソ−ダとからけい酸ソ−ダ水溶
液を製造し、これを濃縮してその含水率を17重量%以
下の固化体とし、さらにこれを所定濃度の硝酸で、温度
、時間などを特定して処理するものである。そして、こ
れを800℃以上の温度で熱処理することにより耐アル
カリ性のあるシリカガラスが得られるものである。
【0004】即ち、けい酸ソ−ダ水溶液の固化体を硝酸
アンモニウムで処理して、イオン交換反応および脱水縮
重合反応を行わせシリカガラスを得るものである。
【0005】しかしながら、上記の提案におけるシリカ
ガラスの製法においては、原料のクリストバル岩と苛性
ソ−ダから水ガラスを製造する際に排出する残渣、及び
固化した水ガラスをイオン交換反応および脱水縮重合反
応させる際に排出される残渣の回収、再利用については
、何ら考慮されていなかった。
【0006】しかしながら、実際にクリストバル岩から
水ガラスを得て、これからシリカガラスを製造する際は
、これらの残渣処理の工程を考えることがぜひとも必要
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、クリスト
バル岩と苛性ソ−ダを原料とするシリカガラスの製造に
おいて、その製造過程で排出されるシリカ質成分を含む
ろ過残渣を回収し、これを用いて製造過程で別に排出さ
れる硝酸ナトリウムの分解反応を行うものである。そし
て、この分解反応生成物からさらに硝酸アンモニウムを
生成させ、これを水ガラスのイオン交換反応および脱水
縮重合反応に再利用して省資源、低コストでシリカガラ
スを製造しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、クリストバ
ル岩と苛性ソ−ダを原料としてこれを水熱合成してけい
酸ソ−ダ水溶液とし、ついでその含水率を下げて固化し
た水ガラスを硝酸アンモニウム水溶液で処理して含水シ
リカガラスとするに当たり、硝酸アンモニウムの処理で
生成するアンモニアを回収するとともに、さらにこの処
理液をろ過して得られる硝酸ナトリウムを回収し、この
硝酸ナトリウムにシリカ質成分を添加して加熱処理し、
ここで生成したNO2 ガスを前記アンモニウムと反応
して硝酸アンモニウムを生成し、この硝酸アンモニウム
を上記固化した水ガラスの処理に用いるとともに、NO
2 ガスを回収した残部のNa2 Oとシリカ質成分と
を加熱反応してこれを固/液に分離し、分離した液体を
けい酸ソ−ダ水溶液を生成するための原料の一部として
用いることを特徴とするシリカガラスの製法(請求項1
)、硝酸ナトリウムに添加するシリカ質成分として、N
a2 Oとシリカ質成分とを加熱反応して得た生成物を
固/液分離して回収した残渣成分と、クリストバル岩と
苛性ソ−ダとを水熱合成したものから固/液分離して回
収した残渣成分とを用いることを特徴とする請求項1記
載のシリカガラスの製法(請求項2)、硝酸ナトリウム
に添加するシリカ質成分として、Na2 Oとシリカ質
成分とを加熱反応してこれを固/液分離して回収された
残渣成分と、クリストバル岩とを用いることを特徴とす
る請求項1記載のシリカガラスの製法(請求項3)及び
含水シリカガラスを800℃以上の温度で30分以下、
熱処理することを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
か記載のシリカガラスの製法(請求項4)である。以下
にこれらの発明を説明する。
【0009】この発明のシリカガラスの製造方法を、フ
ロ−シ−トで示すと図1の通りである。図1に示すよう
に、出発原料は同図左端に示されるようにクリストバル
岩(1)と苛性ソ−ダ(2)である。これらの原料は混
合されオ−トクレ−ブ処理(3)で水熱合成される。こ
の場合の条件を例示すると、クリストバル岩粉末中のS
iO2 と苛性ソ−ダのNa2 Oのモル比は2〜4、
スラリ−の固形物/水比は1.0〜0.1がよく、これ
をオ−トクレ−ブ中で、例えば処理温度80〜240℃
で処理するものである。この方法によれば、従来は利用
されることのなかったクリストバル岩(1)から、アル
ミナ、鉄、マグネシウムなどの不純物の含有量を所定値
以下とし、これをシリカガラスとすることが出来るけい
酸ソ−ダ水溶液が、簡便にしかも効率的に製造すること
が出来るものである。
【0010】オ−トクレ−ブ処理した溶液は、図1に示
すように続いて固液/分離(4)されて残渣(5)を系
外にろ別して、水ガラス(6)を生成する。この水ガラ
ス(6)は、次に含水率を下げて固化し同時に所定の形
状とする等の固化/形状制御(7)を行う。含水率の低
下は、通常の加熱、濃縮で行えばよく、その含水率はガ
ラス化が容易なように17%以下、さらに好ましくは1
7〜9%とする。過度に濃縮すると、ガラスが失透して
好ましくない。また、その形状は例えばノズルから押出
して繊維状とする。
【0011】この固化した水ガラスは、次にこれを硝酸
アンモニウム(8)で処理する。これは、水ガラス固化
体を40〜60℃で60分以内、硝酸アンモニウム水溶
液でイオン交換反応,脱水・縮重合反応(9)を行わせ
て含水シリカガラスとするもので、次式に示す通りであ
る。
【0012】   Na2 O・xSiO2 ・yH2 O+2NH4
 NO3       →2NaNO3 +2NH4 
OH+xSiO2 ・(y−1) H2 O  ……(
1)しかしながらこの場合、上記(1)式で示されるよ
うに、この反応ではアンモニア(10)と処理液をろ過
(11)することによって、硝酸ナトリウム(12)を
生成する。アンモニアは加温によって容易に気化して回
収することが出来るが、硝酸ナトリウム(12)は、大
量に存在する硝酸アンモニウム溶液中に溶質として生成
されるので、これを分離、抽出する必要がある。その方
法は、例えば硝酸アンモニウム及び硝酸ナトリウムの混
合溶液を脱水、乾燥させ、エチルアルコ−ル中にてその
溶解度差を利用して分離することである。そして、溶け
た硝酸アンモニウムは、例えば溶液の温度をさげること
によって析出させ回収する。
【0013】次に、反応液から回収された硝酸ナトリウ
ム(12)は、これを加熱分解し、これから生成するN
O2 ガス(13)を回収する。
【0014】発明者らは、ろ液(11)から硝酸ナトリ
ウム(12)を図1に示すように回収し、これよりまず
NO2 ガス(13)を生成する方法につき種々研究し
たものであるが、その結果、硝酸ナトリウムにシリカ質
成分(141 ,……)を添加し、加熱することによっ
て固相分解反応(15)がなされ、NO2 ガス(13
)がよく生成されることを見出だしたものである。
【0015】このシリカ質成分は触媒作用をするものと
して添加されたものである。ここでの加熱は、例えば6
50℃で30〜60分とする。ここで発生したNO2 
ガスは、(1)式の反応で生成した図1のアンモニア(
10)と反応させて硝酸アンモニウム(8)を生成させ
る。この硝酸アンモニウム(8)は、図の矢印で示すよ
うに添加して上記のイオン交換反応及び脱水縮重合反応
(9)に用いるものである。
【0016】なお、上記の固相分解反応(15)では、
NO2 ガス(13)の生成とともに、残部にNaO2
 /シリカ(16)を生成するが、これは加熱処理、例
えばオ−トクレ−ブ処理され、シリカを溶解する。処理
液はその後固/液分離(17)され、液分は水ガラスを
含むものとして図1の如く原料の一部(19)として、
例えば原料のオ−トクレ−ブ(3)処理の前の原料液と
混合される。
【0017】本願の第1の発明は以上の通りであるが、
これによれば硝酸アンモニウム水溶液でイオン交換反応
及び脱水縮重合反応を行なう際に生ずるアンモニアと硝
酸ナトリウムが回収、再利用される。
【0018】本願の第2の発明は、第1の発明における
硝酸ナトリウム(12)の固相分解反応(15)で用い
るシリカ質成分(142 ,143)を特定したもので
ある。
【0019】即ちここで用いるシリカ質成分(142 
,143 )は、硝酸ナトリウム(12)を固相分解反
応(15)した際に生ずる生成物のNaO2 /シリカ
(16)をオ−トクレ−ブ等で加熱したのち、これを固
/液分離(17)したシリカ成分を含む残渣(18)を
用いるとともに、原料をオ−トクレ−ブ処理(3)した
処理液を固/液分離(4)した残渣(5)を用いるもの
である。
【0020】また、第3の発明は、硝酸ナトリウム(1
2)の固相分解反応(15)で用いるシリカ質成分を別
の形で特定したものである。
【0021】即ち、この発明は、シリカ成分として、第
2の発明の143 と同様に、硝酸ナトリウム(12)
を固相分解反応(15)した際に生ずる生成物のNaO
2 /シリカ(16)を、オ−トクレ−ブ等で加熱した
処理液を固/液分離(17)した残渣(18)を用いる
とともに、出発原料であるクリストバル岩(1)の一部
をシリカ質成分(141 )として用いるものである。
【0022】上記の第2及び第3の発明によれば、シリ
カ質原料は製造プロセスの系で排出される残渣が使用さ
れるので、それだけ省資源でシリカガラスを製造するこ
とが可能である。
【0023】本願の第4の発明は、請求項1ないし3で
製造される含水シリカガラスを過熱処理してこれを耐ア
ルカリ性とするものである。ここでの処理は、800℃
以上で、好ましくは30分以内とする。これによって、
耐アルカリ性のあるシリカガラスを得ることができる。 以下に、実験例をあげてこの発明をさらに説明する。 実験例1 予備実験として、硝酸ナトリウムに非晶質シリカを添加
し、これを加熱して固相分解反応させ窒素酸化物(NO
x )を生成するに際し、固相として残るNa2 Oが
反応炉に融解、融着しないための条件を求める実験を行
った。
【0024】実験条件は、硝酸ナトリウムのNa2 O
成分及び非晶質シリカのSiO2 成分のモル比S/N
を1〜4、熱分解の温度を600℃、650℃、700
℃と設定し、それぞれ30分間電気炉中で反応させた。 重量減少から熱分解によるNOx ガス反応率(%)を
測定して示した。結果を表1に示す。
【0025】表1から、硝酸ナトリウムの熱分解反応(
固相分解反応)において、固相として残るNa2 Oが
融解、融着しないための条件は、S/Nモル比が3〜4
、加熱温度は650〜700℃が好ましいことが分かっ
た。しかも、これによればNOx の反応率も高くする
ことができる。
【0026】
【表1】 次に、上記実験で特定されたS/Nモル比3,4、加熱
温度650〜750℃で、シリカ質原料として、クリス
トバル岩を用いて水ガラスを製造する際に排出される残
渣、クリストバル岩そのもの、をそれぞれ用いて硝酸ナ
トリウムの固相分解反応を行い、その場合の硝酸生成率
を求めた。なお、この実験では高純度非晶質シリカを用
いた場合を比較例として示した。結果を表2に示した。
【0027】
【表2】 なお、NOx ガス生成及びこれを水に吸収させて硝酸
を生成させる化学量論式は、以下の通り想定した。
【0028】硝酸ナトリウムの熱分解反応は、    
    2NaNO3 →Na2 O+2NO2 +1
/2O2       ……(2)であり、また生成す
る二酸化窒素(NO2 )ガスは水に吸収され、         3NO2 +H2 O→2HNO3 
+NO                ……(3)と
なる。加圧下ではNOは、         NO+1/2O2 →NO2    
                       ……
(4)として回収可能であるが、本実験ではこれは除外
した。
【0029】なお、硝酸の確認は、イオンクロマトグラ
フィ−によるNO3− イオンの測定及びpH測定を合
わせ行い分析値とした。
【0030】表2から分かるように、硝酸ナトリウムに
添加するシリカ質原料は、クリストバル岩から水ガラス
を生成する際の残渣またはクリストバル岩そのものであ
っても、シリカ質原料によるNOx ガス発生及び硝酸
の生成は大きく変わらず、S/Nが3、4で、加熱温度
が650〜700℃で良好な結果を得ている。
【0031】即ち、この実験でシリカ質原料を添加した
場合は、発生したNOx ガスの50〜70%が常温、
常圧で瞬時に水に吸収されて硝酸となることが判明した
が、実験上でのNOx ガスの逸散、熱分解時の未反応
及び融着などを防止すると、NOx ガスによる硝酸生
成率はさらに向上するものと判断される。
【0032】実験例2 この実験例は、硝酸ナトリウムとシリカ質原料の混合物
を加熱して熱分解反応を起こした後、固相として残る部
分(「熱分解固相」という。)の中の、ナトリウム成分
及びシリカ成分の有効な再利用について実験した。
【0033】熱分解固相は次のようにして生成した。硝
酸ナトリウム(試薬)に、シリカ質原料としてクリスト
バル岩、クリストバル岩から水ガラスを生成する際の残
渣、それに比較例として高純度非晶質シリカを混合し、
これらをS/Nモル比を3として、温度650℃、70
0℃で、30分電気炉で加熱した。
【0034】ここで得られた熱分解固相は、シリカ質成
分としてクリストバル岩、水ガラスを生成する際の残渣
などを用いているため、シリカ以外のアルミナ、鉄、マ
グネシアおよびカルシウム成分などを含むものである。
【0035】こうしたものにあっては、シリカおよびナ
トリウム成分中に、上記の不純物を含有させない方法と
して、ここではオ−トクレ−ブ処理を行った。その場合
の条件として、スラリ−比(固形分/水比)を0.21
4、温度160℃、時間60分とした。なお、シリカ質
原料のクリストバル岩および残渣の代表的化学組成を表
3に示した。
【0036】
【表3】 実験の結果を表4に示す。同表は、上記のシリカ質原料
を用い熱分解固相をオ−トクレ−ブ処理したとき、これ
からナトリウム成分およびシリカ質成分を、溶質成分と
して上記熱分解固相から分離,回収される回収率と、な
お不純物として残る部分(ロ液中化学組成)を示したも
のである。
【0037】なお、併せてシリカ質原料として非晶質シ
リカを用いた場合も示した。
【0038】
【表4】 表4から分かるように、非晶質シリカを用いた場合は、
ナトリウム成分は100%、シリカ成分は略80〜90
%が溶質成分として回収される。従って、オ−トクレ−
ブ処理後の残渣は、硝酸ナトリウムの固相分解反応のた
めのシリカ質成分として使用することはできない。他方
、この場合は鉄分、マグネシア分、カルシウム分、アル
ミナ分といった不純物の混入も少ない。
【0039】本願発明は、低品位シリカ質原料のクリス
トバル岩を原料として水ガラスをつり、ここで排出する
残渣を有効活用するものであるから、表4の非晶質シリ
カのみの使用は、この発明の本来の目的に適うものでは
ない。
【0040】次は、シリカ質原料として、残渣成分を用
い、S/Nモル比を3として熱分解反応させる場合であ
る。この場合は、シリカの回収率は小さく約20%まで
低下し、かつナトリウム成分は約63%回収可能で、高
アルカリ質水ガラス溶液が得られる。ろ液中の鉄(Fe
2 O3 )の溶出は約0.3重量%、アルミナ(Al
2 O3 )は0.2重量%であった。
【0041】オ−トクレ−ブ処理後、固・液分離したろ
液中にはシリカ成分を含むので、これは高アルカリ質水
ガラスとして水ガラス製造時のオ−トクレ−ブへ回収す
る。一方、固・液分離した残渣は、硝酸ナトリウムの固
相分解反応のシリカ源として使用することが可能であり
、操業中に減少した分のシリカを補充することで、有効
に硝酸ナトリウムの再利用が可能である。
【0042】クリストバル岩をシリカ質原料として用い
た場合は、シリカ成分の回収が30〜36%程度で、ろ
液中にはFe2 O3 の溶出が0.45重量%、Al
2 O3 は0.7重量%であった。クリストバル岩の
使用は、これによってまた残渣を多くし、系内で残渣処
理の出来なくなる恐れがある。このため、この方法は必
ずしもよい方法とはいえないが、上記の残渣成分(熱分
解固相)を用いてシリカ成分が不足したような場合は、
代替シリカ質原料として用いるには有用な方法である。 [実施例1]原料として表3に示す化学組成のクリスト
バル岩を用いた。これと苛性ソ−ダを用いて、クリスト
バル岩中のSiO2 成分と苛性ソ−ダのNa2 O成
分のモル比が3.0となるように配合し、これに水を加
え固形分/水比を0.43とするスラリ−とした。これ
を混合、撹拌のできるオ−トクレ−ブ中に投入し、16
0℃で60分間保持し水熱反応を行った。
【0043】次に、これを固液分離し、水ガラスと残渣
とした。水ガラスは、加熱してその含水率を調整し、そ
の粘度を約1000ポアズとした。これを、直径150
μmのノズルを有する加圧タンクに入れノズルを通して
紡糸し、10〜15μm の直径を有する水ガラス繊維
を製造した。
【0044】この繊維を、含水率17重量%となるまで
乾燥、脱水してから3規定硝酸アンモニウム溶液を用い
て、40℃で60分間、イオン交換反応を行って含水シ
リカガラスを製造した。
【0045】イオン交換反応を行った硝酸アンモニウム
溶液を、加熱、脱水して硝酸ナトリウムと硝酸アンモニ
ウムの固形物を得た。次に、これらをエチルアルコ−ル
溶液中に投入し、約60〜70℃で約30分加熱したの
ちろ過し、固相として硝酸ナトリウムを得た。
【0046】なお、ろ液部分は約20℃に冷却し、ここ
に析出した硝酸アンモニウムを回収しイオン交換反応用
の硝酸アンモニウムとして再利用した。
【0047】ここで得られた硝酸ナトリウムに、前記の
残渣(水ガラス生成時の残渣)を、硝酸ナトリウム及び
残渣中のSiO2 /Na2 Oモル比が3.0となる
ようにして加え、これを溶融石英管中で650〜670
℃、30分加熱した。そして、ここで発生したNO2 
ガス成分を水に吸収させ硝酸とし、同時に熱分解固相を
得た。
【0048】なお硝酸は、上記の硝酸アンモニウム溶液
がイオン交換反応を行う際に生成するアンモニアと反応
させて硝酸アンモニウムとして回収、再利用した。
【0049】熱分解固相は、石英管よりとり取り出し粉
末とした上で、固形物/水比が0.214とした上でオ
−トクレ−ブに投入し、160℃で60分間熱水反応さ
せてから固・液をろ過し、液相成分は苛性ソ−ダ原料と
し、また固相成分はいったん乾燥し、上記硝酸ナトリウ
ム及び残渣(水ガラス生成時の残渣)成分を補充してS
/Nモル比が、3.0となるように配合し、以下繰り返
し熱分解反応を行った。結果を表5に示す。
【0050】表5は、繰り返し回数に対し、シリカ(S
iO2 )およびナトリウム(Na2 O)成分の回収
率を示したものである。
【0051】
【表5】 表5に示すように、残渣成分中のシリカ及びナトリウム
成分と、硝酸ナトリウム中のNa2 O成分のモル比が
低下するに従い、一般にシリカ成分の溶出は増減する傾
向を示す。しかし、ナトリウム成分の回収および硝酸生
成は、ほぼ一定値を保持し、繰り返し操作が有効である
ことが認められる。
【0052】なお、含水シリカガラスを800℃で過熱
処理してシリカガラスとした場合、上記繰り返し操作で
、シリカガラスの品質に差は見られなかった。 [実施例2]実施例1と同様の含水シリカガラスを製造
するに当たり、回収した硝酸ナトリウムに対し、クリス
トバル岩を添加した場合について表6に示した。
【0053】
【表6】 設定モル比は3.0としたが、実際には繰り返し回数が
、2回以降S/Nを約2.3に安定した。シリカ回収率
は32〜36%と安定するが、ナトリウム回収率は、7
0%程度と少し低い値を示した。これは、オ−トクレ−
ブ処理中に、クリストバライト中のアルミナを固定して
、ナトリウム成分がアナルサイム成分となったためと理
解される。このもののプロセスは比較的安定し、かつ含
水シリカガラスを800℃で熱処理したシリカガラスの
品質に影響を与えることはなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリカガラスの製造プロセスを示すフ
ロ−シト。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クリストバル岩と苛性ソ−ダを原料と
    してこれを水熱合成してけい酸ソ−ダ水溶液とし、つい
    でその含水率を下げて固化した水ガラスを硝酸アンモニ
    ウム水溶液で処理して含水シリカガラスとするに当たり
    、硝酸アンモニウムの処理で生成するアンモニアを回収
    するとともに、この処理液をろ過して得られる硝酸ナト
    リウムを回収し、この硝酸ナトリウムにシリカ質成分を
    添加して加熱処理し、ここで生成したNO2 ガスを前
    記アンモニウムと反応して硝酸アンモニウムを生成し、
    この硝酸アンモニウムを上記固化した水ガラスの処理に
    用いるとともに、NO2 ガスを回収した残部のNa2
     Oとシリカ質成分とを加熱反応してこれを固/液に分
    離し、分離した液体をけい酸ソ−ダ水溶液を生成する原
    料の一部として用いることを特徴とするシリカガラスの
    製法。
  2. 【請求項2】  硝酸ナトリウムに添加するシリカ質成
    分として、Na2 Oとシリカ質成分とを加熱反応して
    得た生成物を固/液分離して回収した残渣成分と、クリ
    ストバル岩と苛性ソ−ダを水熱合成したものから固/液
    分離して回収した残渣成分とを用いることを特徴とする
    請求項1記載のシリカガラスの製法。
  3. 【請求項3】  硝酸ナトリウムに添加するシリカ質成
    分として、Na2 Oとシリカ質成分とを加熱反応して
    これを固/液分離して回収された残渣成分と、クリスト
    バル岩とを用いることを特徴とする請求項1記載のシリ
    カガラスの製法。
  4. 【請求項4】  含水シリカガラスを800℃以上の温
    度で30分以下、熱処理することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか記載のシリカガラスの製法。
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JP (1) JPH04305031A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110627077A (zh) * 2019-11-05 2019-12-31 中国科学院过程工程研究所 一种利用硝酸钠制备硅酸钠的方法

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