JPH0430714Y2 - - Google Patents

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JPH0430714Y2
JPH0430714Y2 JP1985134956U JP13495685U JPH0430714Y2 JP H0430714 Y2 JPH0430714 Y2 JP H0430714Y2 JP 1985134956 U JP1985134956 U JP 1985134956U JP 13495685 U JP13495685 U JP 13495685U JP H0430714 Y2 JPH0430714 Y2 JP H0430714Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オーデイオカセツトテープレコー
ダ、ビデオカセツトテープレコーダなどの種々の
カセツトテープレコーダのテープ残量を表示する
カセツトテープレコーダのテープ残量表示装置に
関する。
〔従来の技術〕
従来、この種カセツトテープレコーダのテープ
残量表示装置は、たとえば特公昭60−14429号公
報に記載されているように、記録、再生などの各
動作モードの間に、カセツトテープの供給リー
ル、巻取リールのいずれか一方または両方の回転
を計測して両リールの一方または両方の回転周期
の導出をくり返すとともに、導出した回転周期に
もとづくテープ残量の算出をくり返し、供給リー
ルから巻取リールへの磁気テープの走行にしたが
つて変化する供給リールのテープ残量を表示する
ように構成されている。
なお、供給リール、巻取リールの回転の計測
は、たとえば、磁気的あるいは光学的検出手法に
より両リールそれぞれが単位角度回転する毎に供
給リール回転検出パルス、巻取リール回転検出パ
ルスそれぞれを得るとともに、両回転検出パルス
の計数パルス数がそれぞれ一定数になるまでの時
間を計測することによつて行なわれる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで回転周期を導出するための計測時間
を、両リールそれぞれの1回転以内に短くする
と、リール軸のセンターとカセツトテープのハブ
センターとの偏心などにもとづき、導出された回
転周期に比較的大きな誤差が生じ、テープ残量の
正確な表示が行なえなくなる。
したがつて、テープ残量を正確に表示するに
は、前述の計測時間を少なくとも両リールそれぞ
れの1回転以上の長時間に設定し、回転周期の誤
差を排除する必要がある。
そして一般的には、回転周期の誤差を確実に排
除するため、計測時間が両リールそれぞれの1回
転の整数倍の時間に設定する必要がある。
しかし、計測時間を両リールそれぞれの1回転
以上の長時間に設定すると、動作モードが設定さ
れてから最初に回転周期が導出されるまでの時間
が長くなるとともに、計測されたデータのデータ
長(ビツト長)が長くなつてテープ残量の算出に
時間がかかり、動作モードが設定されてからテー
プ残量の表示が開始されるまでの待ち時間が長く
なり、非常に不便になる問題点がある。
たとえばVHSヘリカルスキヤン方式のビデオ
カセツトテープレコーダの場合、正確なテープ残
量を表示するために、回転周期を導出するための
計測時間を両リールそれぞれの1回転の時間に設
定し、最大巻取直径86mmのT−160型カセツトテ
ープの3倍モードの記録または再生の動作モード
に設定すると、磁気テープが11.12mm/secで走行
するため、テープ残量が最大であれば1回転に約
24.3秒かかり、テープ残量の表示が開始までの待
ち時間が少なくとも25秒程度かかり、非常に長く
なる。
なお、テープ残量が約半分程度であつても、1
回転に約18秒程度かかるため待ち時間は長くな
る。
そこでこの考案は、テープ残量を正確に表示す
るとともに、動作モードの設定からテープ残量の
表示開始までの待ち時間を短くし、迅速な表示開
始で正確なテープ残量の表示が行なえるようにす
ることを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、テープ残量を高速で算出する初期
残量算出手段と、前記初期残量算出手段と同時に
動作を開始してテープ残量を高い精度で算出する
主残量算出手段と、前記両算出手段の出力を区別
して表示する機能を備え、前記主残量算出手段の
算出動作完了後に、前記初期残量算出手段の出力
に代えて前記主残量算出手段の出力を表示するテ
ープ残量表示手段とを、 それぞれ配して成るカセツトテープレコーダの
テープ残量表示装置である。
〔作用〕
したがつて、動作モードが設定されると、両残
量算出手段が同時に動作し、最初は、初期残量算
出手段により高速に初期残量が求められ、テープ
残量表示手段に迅速にテープ残量が初期表示され
る。
つぎに、主残量算出手段が高精度にテープ残量
を算出すると、テープ残量表示手段の表示が初期
表示から高精度の主表示に移行する。
このとき、両残量算出手段が同時に動作して算
出するため、初期残量の算出からの主残量の算出
の遅れが少なく、例えば初期残量の算出後に主残
量の算出を始める場合に比し、初期表示から主表
示への移行が迅速に行える。
また、テープ残量表示手段が両残量算出手段の
算出結果を区別して表示するため、テープ残量の
表示の初期表示から主表示への移行を容易に識別
できる。
〔実施例〕
つぎに、この考案を、その1実施例を示した第
1図および第2図とともに詳細に説明する。
第1図はビデオテープレコーダに適用した場合
の回路ブロツクを示し、同図において、1a,2
aは供給リール台、巻取リール台であり、カセツ
トテープの供給リール、巻取リールそれぞれを載
置する。1b,2bはリール台1a,2aそれぞ
れに一体に形成された供給リール軸、巻取リール
軸であり、供給リール、巻取リールのハブのセン
ター開口を挿通する。
3,4はリール台1a,2aの回転それぞれを
検出する供給リール回転検出器、巻取リール回転
検出器であり、リール台1a,2aの周縁に等間
隔に形成されたマークと、リール台1a,2aの
マークを磁気的あるいは光学的に検出する検出素
子5,6とによりそれぞれ形成され、リール台1
a,2aが単位角度回転する毎に供給リール回転
検出パルス、巻取リール回転検出パルスをそれぞ
れ出力する。
7,8は供給リール回転検出パルス、巻取リー
ル回転検出パルスそれぞれを増幅して出力する供
給側アンプ、巻取側アンプ、9は検出器3,4お
よびアンプ7,8からなる回転検出手段である。
10はビデオテープレコーダの各部の動作を制
御するシステムコントローラであり、マイクロコ
ンピユータにより形成され、記録、再生などの動
作モードが設定されると、設定期間に、設定され
た動作モードのモード信号をモード信号出力端子
aから出力し、設定された動作モードの磁気テー
プの走行速度データを速度データ出力端子bから
出力する。
11はマイクロコンピユータなどからなる第1
計測制御回路であり、モード信号が入力されるモ
ード信号入力端子c、供給リール回転検出パル
ス、巻取リール回転検出パルスがそれぞれ入力さ
れる第1、第2回転検出パルス入力端子d1,d2
よび、入力端子d1,d2の回転検出パルスをそれぞ
れ出力する第1、第2回転検出パルス出力端子
e1,e2、カウンタリセツトパルスを出力するカウ
ンタリセツトパルス出力端子fを備えるととも
に、後述の供給リール初期計数データ、巻取リー
ル初期計数データがそれぞれ入力される第1、第
2計数データ入力端子g1,g2、供給側計時リセツ
トパルス、巻取側計時リセツトパルスをそれぞれ
出力する第1、第2計時リセツトパルス出力端子
h1,h2および、供給側計時スタート/ストツプパ
ルス、巻取側計時スタート/ストツプパルスをそ
れぞれ出力する第1、第2計時制御パルス出力端
子i1,i2、供給側初期計測終了パルス、巻取側初
期計測終了パルスをそれぞれ出力する第1、第2
計測終了パルス出力端子j1,j2を備えている。
12は出力端子fのカウンタリセツトパルスに
よりリセツトされる供給リール用カウンタ、巻取
リール用カウンタが設けられた第1カウンタ回路
であり、両カウンタにより出力端子e1,e2の両回
転検出パルスをそれぞれ計数し、両回転検出パル
スそれぞれの計数パルス数の供給リール初期計数
データ、巻取リール初期計数データを入力端子
g1,g2にそれぞれ出力する。
13は出力端子h1,h2の両計時リセツトパルス
によりそれぞれリセツトされる供給リール用時計
部、巻取リール用時計部が設けられた第1時計回
路であり、出力端子i1,i2の両計時スタート/ス
トツプパルスにより両時計部の計時のスタート/
ストツプがそれぞれ制御され、後述の演算回路に
初期計測データを形成する供給リール初期計時デ
ータ、巻取リール初期計時データを出力する。1
4は制御回路11、カウンタ回路12、時計回路
13からなる初期計測手段である。
15は第1計測制御回路11とほぼ同様に構成
された第2計測制御回路であり、モード信号が入
力されるモード信号入力端子c′、両回転検出パル
スがそれぞれ入力される第1、第2回転検出パル
ス入力端子d1′,d2′および入力端子d1′,d2′の回
転検出パルスをそれぞれ出力する第1、第2回転
検出パルス出力端子e1′,e2′、カウンタリセツト
パルスを出力するカウンタリセツトパルス出力端
子f′を備えるとともに、後述の供給リール主計数
データ、巻取リール主計数データがそれぞれ入力
される第1、第2計数データ入力端子g1′,g2′、
供給側計時リセツトパルス、巻取側計時リセツト
パルスをそれぞれ出力する第1、第2計時リセツ
トパルス出力端子h1′,h2′および、供給側計時ス
タート/ストツプパルス、巻取側計時スタート/
ストツプパルスをそれぞれ出力する第1、第2計
時制御パルス出力端子i1′,i2′、供給側主計測終
了パルス、巻取側主計測終了パルスをそれぞれ出
力する第1、第2計測終了パルス出力端子j1′,
j2′を備えている。
16は第1カウンタ回路12とほぼ同様に構成
された第2カウンタ回路であり、出力端子f′のカ
ウンタリセツトパルスによりリセツトされる供給
リール用カウンタ、巻取リール用カウンタが設け
られ、両カウンタにより出力端子e1′,e2′の両回
転検出パルスをそれぞれ計数し、両回転検出パル
スそれぞれの計数パルス数の供給リール主計数デ
ータ、巻取リール主計数データを入力端子g1′,
g2′にそれぞれ出力する。
17は第1時計回路13とほぼ同様に構成され
た第2時計回路であり、出力端子h1′,h2′の両計
時リセツトパルスによりそれぞれリセツトされる
供給リール用時計部、巻取リール用時計部が設け
られ、出力端子i1′,i2′の両計時スタート/スト
ツプパルスにより両時計部の計時のスタート/ス
トツプがそれぞれ制御され、演算回路に主計測デ
ータを形成する供給リール主計時データ、巻取リ
ール主計時データを出力する。18は制御回路1
5、カウンタ回路16、時計回路17からなる主
計測手段である。
19はマイクロコンピユータ構成の演算回路で
あり、時計回路13の両初期計時データがそれぞ
れ入力される第1、第2初期計時データ入力端子
k1,k2、出力端子j1,j2の両初期計測終了パルス
がそれぞれ入力される第1、第2初期終了パルス
入力端子l1,l2および、時計回路17の両主計時
データがそれぞれ入力される第1、第2主計時デ
ータ入力端子k1′,k2′、出力端子j1′,j2′の両主
計測終了パルスがそれぞれ入力される第1、第2
主終了パルス入力端子l1′,l2′を備えるとともに、
出力端子bの走行速度データが入力される速度デ
ータ入力端子mおよび、初期残量表示データおよ
び初期表示の報知データを出力する初期表示デー
タ出力端子n、主残量表示データを出力する主表
示データ出力端子n′を備え、初期計測手段ととも
に初期残量算出手段を形成し、主計測手段ととも
に主残量算出手段を形成する。
20は出力端子nの初期残量表示データおよび
報知データが入力される初期表示器、21は出力
端子n′の主残量表示データが入力される主表示
器、22は表示器20,21により形成されたテ
ープ残量表示手段である。
そしてカセツトテープを装着するとカセツトテ
ープの供給リール、巻取リールがリール台1a,
2aにそれぞれ載置され、両リールに巻回された
磁気テープの走行により、両リールに一体にリー
ル台1a,2aが回転し、このときリール台1
a,2aが単位角度回転する毎、たとえば30°回
転する毎に、供給リール回転検出パルス、巻取リ
ール回転検出パルスが検出素子5,6それぞれか
らアンプ7,8を介して出力される。
したがつて、回転検出手段9は、供給リール、
巻取リールそれぞれの回転を検出し、両リールが
単位角度回転する毎に、供給リール回転検出パル
スおよび巻取リール回転検出パルスを制御回路1
1,15の入力端子d1,d1′および入力端子d2
d2′にそれぞれ出力する。
一方、動作モードの設定操作にもとづき、ビデ
オテープレコーダをたとえば再生に設定すると、
再生に設定される間、システムコントローラ10
の出力端子aから制御回路11,15の入力端子
c,c′に再生のモード信号が出力される。
そして制御回路11,15は入力端子c,c′に
モード信号が入力されると、予め設定された制御
手法にもとづき、つぎに説明するように動作して
カウンタ回路12,16および時計回路13,1
7の計測を制御する。
まず、制御回路11の動作を説明すると、制御
回路11はモード信号の入力開始直後に、出力端
子f,h1,h2からカウンタ回路12、時計回路1
3にカウンタリセツトパルス、供給側計時リセツ
トパルス、巻取側計時リセツトパルスを瞬時出力
し、カウンタ回路12の両カウンタおよび時計回
路13の両時計部を初期リセツトする。
さらに、カウンタリセツトパルス、両時計リセ
ツトパルスの出力後に、制御回路11は入力端子
d1,d2の両検出パルスを出力端子e1,e2それぞれ
を介してカウンタ回路12に出力し、カウンタ回
路12の両カウンタによる両検出パルスの計数そ
れぞれを開始させる。
また、出力端子e1,e2からカウンタ回路12に
出力される両検出パルスそれぞれの最初のエツジ
に同期して、制御回路11は出力端子i1,i2から
時計回路13に供給側計時スタートパルス、巻取
側計時スタートパルスをそれぞれ出力し、時計回
路13の両時計部の計時それぞれを開始させる。
そしてカウンタ回路12の両カウンタの計数パ
ルス数にもとづく入力端子g1,g2の初期計数デー
タが、供給リール、巻取リールそれぞれの1回転
以内の所定回転角度の計数パルス数のデータ、た
とえば回転角度120°(1/3回転)に相当する4個の
計数パルス数のデータになつたときに、制御回路
11は出力端子i1,i2から時計回路13に供給側
計時ストツプパルス、巻取側計時ストツプパルス
をそれぞれ出力し、時計回路13の両時計部の計
時それぞれを停止保持するとともに、出力端子
j1,j2から演算回路19に供給側初期計測終了パ
ルス、巻取側初期計測終了パルスをそれぞれ出力
する。
つぎに、制御回路15の動作を説明すると、制
御回路15はモード信号の入力開始直後および時
計回路17の計時が終了して演算回路19の供給
リール主計測データ、巻取リール主計測データの
取込みが終了する毎に、出力端子f′,h1′,h2′か
らカウンタ回路16、時計回路17にカウンタリ
セツトパルス、供給側計時リセツトパルス、巻取
側計時リセツトパルスを瞬時出力し、カウンタ回
路12の両カウンタおよび時計回路13の両時計
部の初期リセツトをくり返す。
そしてカウンタパルス、両計時リセツトパルス
の出力後毎に、制御回路15は入力端子d1′,
d2′の両検出パルスを出力端子e1′,e2′それぞれ
を介してカウンタ回路16に出力し、カウンタ回
路16の両カウンタによる両検出パルスの計数そ
れぞれを開始させる。
また、入力端子d1,d2の両検出パルスのカウン
タ回路12への出力を開始する毎に、カウンタ回
路12に出力される両検出パルスそれぞれの最初
のエツジに同期して、制御回路15は出力端子
i1′,i2′から時計回路17に供給側計時スタート
パルス、巻取側計時スタートパルスをそれぞれ出
力し、時計回路17の両時計部の計時それぞれを
開始させる。
さらに、カウンタ回路16の両カウンタの計数
パルス数にもとづく入力端子g1′,g2′の主計数デ
ータが、供給リール、巻取リールそれぞれの所定
回転数の計数パルスのデータ、たとえば1回転に
相当する12個の計数パルス数のデータそれぞれに
なる毎に、制御回路15は出力端子i1,i2から時
計回路17に供給側計時ストツプパルス、巻取側
計時ストツプパルスをそれぞれ出力し、時計回路
17の両時計部の計時それぞれを停止保持すると
ともに、出力端子j1′,j2′から演算回路19に供
給側主計測終了パルス、巻取側主計測終了パルス
をそれぞれ出力する。
したがつて、初期計測手段14は、動作モード
が設定されたときに、供給リール、巻取リールそ
れぞれが最初に所定回転角度、たとえば120°だけ
回転する時間を計測し、時計回路13から演算回
路19の入力端子k1,k2に、初期計測データ、す
なわち供給リール初期計時データ、巻取リール初
期計時データを出力する。
また、主計測手段18は、動作モードが設定さ
れたときに、両リールそれぞれが一定回転、たと
えば1回転する時間の計測をくり返し、時計回路
13から演算回路19の入力端子k1′,k2′に、主
計測データ、すなわち供給リール主計時データ、
巻取リール主計時データをくり返し出力する。
そして初期計測手段14と主計測手段18と
は、動作モードの設定によりほぼ同時に計測を開
始するが、初期計測手段14の計測が早く終了す
るため、演算回路19には、まず、供給リール初
期計時データ、巻取リール初期計時データが入力
され、つぎに、供給リール主計時データ、巻取リ
ール主計時データがくり返し入力される。
一方、演算回路19は、入力端子l1,l2に供給
側初期計測終了パルス、巻取側初期計測終了パル
スそれぞれが入力されたときに、入力端子k1,k2
の両初期計時データを取り込み、初期残量算出動
作により、両初期計時データにもとづき両リール
それぞれの回転周期を導出して供給リールのテー
プ残量を算出するとともに、入力端子l1′,l2′に
供給側主計測終了パルス、巻取側主計測終了パル
スそれぞれが入力される毎に、入力端子k1′,
k2′の両主計時データを取り込み、主残量算出手
段の動作により、両主計時データにもとづき両リ
ールそれぞれの回転周期を導出して供給リールの
テープ残量を算出する。
つぎに、演算回路19のテープ残量の算出手法
について説明する。
いま、第2図に示すようにリール台1a,1b
に載置されたカセツトテープ23とすると、両面
積Sa,Sbの供給リール24a、巻取リール24
bのハブ24a′,24b′を含めた面積をSa,Sb
とすると、両面積Sa,Sbの和の面積Sc(=Sa+
Sb)は、リール24aのテープ残量に無関係に、
カセツトテープ23の種類、すなわちハブ24
a′,24b′の半径Hおよび磁気テープ25の厚み
Dによつて設定された一定値になる。
そしてリール24a,24bそれぞれの中心か
ら最外周までの半径をRa,Rbとすると、Sa=
πRa2,Sb=πRb2それぞれが成立する。
一方、テープ25は記録、再生などの動作モー
ドによつて設定された一定速度Vで走行する。
そしてテープ25の走行にもとづき、リール2
4a,24bがωa=V/Ra,ωb=V/Rbの角
速度それぞれで回転し、このときリール24a,
24bの回転周期をTa,Tbとするとωa=2π/
Ta,ωb=2π/Tbそれぞれが成立する。
したがつて、和の面積Scは、リール24a,
24bの回転周期Ta,Tbとテープ25の走行速
度Vとにもとづき、つぎの(1)式で示される。
Sc=π(V/ωa)2+π(V/ωb)2 =π(VTa/2π)2 +π(VTb/2π)2 ……(1)式 そして(1)式からも明らかなように、リール24
a,24bの回転周期Ta,Tbを計測して導出す
れば、回転周期Ta,Tbとテープ25の走行速度
Vとにより和の面積Scが算出される。
さらに、和の面積Scを算出することにより、
該面積Scからカセツトテープ23の種類を判別
してハブ24a′,24b′の半径Hおよびテープ2
5の厚みDを識別することができる。
そして半径Hが分かれば、回転周期Taにもと
づき面積Saがπ(VTa/2π)2になり、かつ半径H
にもとづきハブ24a′の面積ShがπH2になるた
め、リール24aのテープ25の部分、すなわち
第2図の斜線の部分の面積Stは、つぎの(2)式にも
とづいて算出される。
St={(VTa)2/4π}−πH2 ……(2)式 さらに、テープ25の厚みDと(2)式とにもとづ
き、リール24aに巻回されているテープ25の
長さLtは、つぎの(3)式から算出される。
Lt=St/D= {(VTa)2/4π−πH2}/D ……(3)式 また、テープ25の長さLtの部分がすべてリ
ール24bに巻取られるまでの時間Ttは、テー
プ25の走行速度Vと(3)式とにもとづき、つぎの
(4)式から算出される。
Tt=Lt/V= {(VTa)2/4π−πH2}/DV ……(4)式 すなわち、リール24aのテープ残量は、リー
ル24a,24bの周期Ta,Tbとテープ25の
走行速度Vとにもとづき(1)式から和の面積Scを
算出し、カセツトテープ23の種類を識別してハ
ブ24a′,24b′の半径H、テープ25の厚みD
を求めた後、(2)式からリール24aの斜線の面積
Stを算出することにより、(2)式の結果と厚みDと
にもとづく(3)式の演算から長さLtで算出され、
(2)式の結果と厚みD、走行速度Vとにもとづく(4)
式の演算から時間Ttで算出される。
ところで両初期計時データから得られる時間を
Tas,Tbsとすると、このとき時間Tas,Tbsが
リール24a,24bそれぞれの所定回転角度に
要する時間になる。
そして所定回転角度が2π/M(Mは整数)にな
るため、演算回路19の初期残量算出は、両初期
計時データを取込むと、両初期計時データの時間
Tas,TbsそれぞれをM倍してリール24a,2
4bの回転周期Ta,Tbを導出する。
たとえば、所定回転角度が120°(=2π/3)の
ときは、時間Tas,Tbsを3倍して回転周期Ta,
Tbを導出する。
また、入力端子mに入力された走行速度データ
により、テープ25の走行速度Vを識別する。
そして導出された回転周期Ta,Tbと走行速度
Vとにもとづく(1)式の演算によりカセツトテープ
23の種類を識別するとともに、演算回路19に
予め記憶されたカセツトテープ別の半径H、厚み
Dにもとづき、カセツトテープ23の半径H、厚
みDを識別する。
さらに、導出した回転周期Ta、走行速度Vお
よび、識別したカセツトテープ23の半径H、厚
みDにもとづき、(2)式と(3)式または(2)式と(4)式の
演算を行なつてテープ残量を長さLtまたは時間
Ttで算出するとともに、該算出によつて得られ
た長さLtまたは時間Ttを数字、文字あるいは図
形で表示するための初期残量表示データおよび、
初期表示の報知データ、たとえば表示の点滅デー
タを出力端子nから表示器20に出力する。
一方、両主計時データから得られる時間を
Tam,Tbmとすると、このとき時間Tam,
Tbmがリール24a,24bそれぞれの所定回
転数に要する時間になる。
そして所定回転数をN(Nは整数)とすると、
演算回路19の主残量算出は、両主計時データを
取込む毎に、両主計時データの時間Tam,Tbm
を1/N倍してリール24a,24bの回転周期
Ta,Tb導出する。
たとえば、所定回転数が1のときは、時間
Tam,Tbmを1倍して周期Ta,Tbを導出する。
そして周期Ta,Tbを導出した後は、初期残量
算出手段と同様に(1),(2),(3)式または(1),(2),(4)
式の演算を行なつてテープ残量を長さLtまたは
時間Ttで算出するとともに、該算出によつて得
られた長さLtまたは時間Ttを数字、文字あるい
は図形で表示するための主残量表示データを出力
端子n′から表示器21に出力する。
なお、両主計時データからの両回転周期Ta,
Tbの導出がくり返して行なわれてテープ残量が
くり返し算出されるため、出力端子n′から表示器
21に出力される主残量表示データは、動作モー
ドの設定期間にくり返し更新され、テープ25の
走行にしたがつて変化するテープ残量の表示デー
タになる。
また、出力端子n′から主残量表示データが出力
され始めると、出力端子nから表示器20への初
期残量表示データおよび報知データの出力は停止
される。
ところで両初期計時データのデータ長(ビツト
長)が両主計時データのデータ長より短いため、
初期残量算出手段は主残量算出手段より短時間で
テープ残量を算出する。
そして両初期計時データがリール24a,24
bの1回転以内の短い計測時間で得られるととも
に、初期残量算出動作により、両初期計時データ
にもとづく回転周期Ta,Tbからテープ残量が短
時間で算出されるため、動作モードが設定される
と、設定開始からリール24a,24bが1回転
するまでの短時間に、演算回路19の出力端子n
から表示器20に初期残量表示データおよび報知
データが出力され、表示手段22に初期残量表示
データにもとづくテープ残量の初期表示がなされ
る。
このとき、両初期計時データから導出される回
転周期Ta,Tbに、リール軸1b,2bのセンタ
ーとカセツトテープ23のハブ24a′,24b′の
センターとの偏心にもとづく誤差および相対計時
誤差などが含まれているため、初期残量表示デー
タにもとづき表示器20に表示されるテープ残量
はあまり正確ではない。
そこで初期残量表示データにもとづくテープ残
量の初期表示がなされる間は、初期残量表示デー
タとともに出力される報知データにもとづき、た
とえば表示器20の表示を点滅させることによつ
て初期表示、すなわち誤差を含んだ表示であるこ
とを報知表示する。
一方、両主計時データがリール24a,24b
の所定回転にもとづく比較的長い計測時間で得ら
れるとともに、主残量算出動作により、両主計時
データにもとづく回転周期Ta,Tbからテープ残
量が算出されるため、初期残量表示データより遅
れて演算回路19の出力端子n′から表示器21に
主残量表示データの出力が開始される。
そして主残量表示データが出力され始める算出
動作完了後は、初期残量データにもとづくテープ
残量の初期表示および初期表示の報知表示が消さ
れ、表示手段22に主残量表示データにもとづく
テープ残量の主表示が行なわれる。
このとき、両主計時データを得るための計測時
間が長く、両主計時データから導出されるリール
24a,24bの回転周期Ta,Tbが、前述の偏
心にもとづく誤差および相対計時誤差を排除して
得られるため、主残量表示データにもとづき表示
器21には正確なテープ残量が表示される。
したがつて、動作モードが設定されると、初期
残量表示データにもとづき、リール24a,24
bの1回転以内の非常に短い待ち時間で表示手段
22にテープ残量が初期表示されてテープ残量の
表示が迅速に開始されるとともに、主残量表示デ
ータが出力され始めた後には、主残量表示データ
にもとづき、表示手段22のテープ残量の表示が
初期表示からテープ25の走行にしたがつて変化
する正確な主表示に移行し、迅速な表示開始で正
確なテープ残量の表示が行なわれる。
そして、両残量算出手段が同時に動作して算出
するため、初期残量の算出からの主残量の算出の
遅れが少なく、例えば、初期残量の算出後に主残
量の算出を始める場合に比し、初期表示から主表
示への移行が迅速に行なえる。
しかも、初期表示を点滅して初期表示と主表示
とを区別して行なうため、初期表示から主表示へ
の移行を容易に知ることができる。
なお、動作モードを変更すると、両初期計時デ
ータの演算および両主計時データの演算が初めか
ら実行され、テープ残量の表示も初期表示から主
表示に移行する。
ところで前記実施例では表示器20の表示を点
滅することによつて初期表示であることを報知表
示したが、表示器20に初期表示の報知用のドツ
ト点灯素子などを設けて初期表示を報知してもよ
く、また、1個の表示器を表示器20,21に共
用してもよい。
さらに、所定回転角度、所定回転数は、1回転
以内の任意の角度、任意の回転数に設定してよい
のは勿論である。
また、前記実施例ではリール21a,21bが
所定回転角度、所定回転それぞれだけ回転する時
間を計測して回転周期Ta,Tbを導出したが、た
とえば1回転に要する標準時間以内の第1の所定
時間、所定回転数だけ回転するに要する第2の所
定時間を初期計測手段14、主計測手段18に設
定し、第1、第2の所定時間の供給リール回転検
出パルス、巻取リール回転検出パルスの計数パル
ス数からリール24a,24bの回転角度、回転
数を計測して回転周期Ta,Tbを導出しても同様
の効果が得られる。
さらに、ビデオカセツトテープレコーダだけで
なくオーデイオカセツトテープレコーダなどの
種々のカセツトテープレコーダに適用できるのは
勿論である。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のカセツトテープレコ
ーダのテープ残量表示装置によると、両残量算出
手段が同時に動作し、最初は、初期残量算出手段
の高速の算出動作にもとづき、短時間でテープ残
量が算出されて表示手段に短い待ち時間ですみや
かにテープ残量の初期表示が行なわれ、その後主
残量算出手段の高精度の算出動作にもとづき、正
確なテープ残量が算出されて表示手段がテープ残
量の初期表示から高精度の主表示に移行してテー
プ残量を正確に表示し、しかも、初期表示と主表
示とが区別して行なわれるため、待ち時間を短縮
してテープ残量の表示を迅速に開始し、その後、
極めて短時間に正確なテープ残量の表示に代える
ことができ、しかも、初期表示と主表示とを容易
に識別することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案のカセツトテープレコーダのテ
ープ残量表示装置の1実施例を示し、第1図はブ
ロツク図、第2図はカセツトテープの正面図であ
る。 9……回転検出手段、14……初期計測手段、
18……主計測手段、19……演算回路、22…
…テープ残量表示手段、23……カセツトテー
プ、24a,24b……供給リール、巻取リー
ル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープ残量を高速で算出する初期残量算出手段
    と、 前記初期残量算出手段と同時に動作を開始して
    テープ残量を高い精度で算出する主残量算出手段
    と、 前記両算出手段の出力を区別して表示する機能
    を備え、前記主残量算出手段の算出動作完了後
    に、前記初期残量算出手段の出力に代えて前記主
    残量算出手段の出力を表示するテープ残量表示手
    段とを、 それぞれ配して成るカセツトテープレコーダの
    テープ残量表示装置。
JP1985134956U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH0430714Y2 (ja)

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JPS596555U (ja) * 1982-07-06 1984-01-17 日産自動車株式会社 パ−キングブレ−キ装置

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