JPH04308082A - Ti−Wターゲット材およびその製造方法 - Google Patents
Ti−Wターゲット材およびその製造方法Info
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- JPH04308082A JPH04308082A JP3152531A JP15253191A JPH04308082A JP H04308082 A JPH04308082 A JP H04308082A JP 3152531 A JP3152531 A JP 3152531A JP 15253191 A JP15253191 A JP 15253191A JP H04308082 A JPH04308082 A JP H04308082A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
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- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/34—Sputtering
- C23C14/3407—Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
- C23C14/3414—Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体デバイスに使用さ
れるバリアメタル層の形成等に用いられるTi−Wター
ゲット材およびその製造方法に関するものである。
れるバリアメタル層の形成等に用いられるTi−Wター
ゲット材およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のLSIの高集積化に伴い、Al配
線と半導体基板Siのコンタクト部における拡散析出部
によるコンタクトマイグレーションなどのAl配線のマ
イグレーションが問題となってきた。その対策として近
年バリアメタル層が検討されてきた。バリアメタル層と
しては、Ti−W薄膜(代表的にはTi:10wt%、
残部Wの組成を有する。)が多く使用され、その形成法
としてはターゲットをスパッタリングする方法が採用さ
れている。
線と半導体基板Siのコンタクト部における拡散析出部
によるコンタクトマイグレーションなどのAl配線のマ
イグレーションが問題となってきた。その対策として近
年バリアメタル層が検討されてきた。バリアメタル層と
しては、Ti−W薄膜(代表的にはTi:10wt%、
残部Wの組成を有する。)が多く使用され、その形成法
としてはターゲットをスパッタリングする方法が採用さ
れている。
【0003】この薄膜用Ti−Wターゲット材は、一般
にW粉末とTi粉末とを混合し、ホットプレスすること
により製造されている。しかしながら、従来のTi−W
ターゲットの原料となるTi粉末は酸素含有量が高く、
酸素含有量の多いターゲットしか得られていなかった。 このような酸素含有量の多いターゲットでは、スパッタ
リング中の酸素の放離により、ターゲットの割れ、生成
皮膜の酸化、皮膜品質のばらつき等が生じ好ましくない
。
にW粉末とTi粉末とを混合し、ホットプレスすること
により製造されている。しかしながら、従来のTi−W
ターゲットの原料となるTi粉末は酸素含有量が高く、
酸素含有量の多いターゲットしか得られていなかった。 このような酸素含有量の多いターゲットでは、スパッタ
リング中の酸素の放離により、ターゲットの割れ、生成
皮膜の酸化、皮膜品質のばらつき等が生じ好ましくない
。
【0004】最近、このようなTi−Wターゲットの酸
素含有量を減らす方法として、米国特許4,838,9
35号公報にTi粉末の少なくとも一部を水素化したT
iと置き換えること、あるいはバイノーダル(bino
dal)な粒径分布を有するW粉末と水素化したTi粉
もしくは水素化したTi粉とTi粉の混合物を用いるこ
とにより、高密度低気孔率、およびカーボンおよび酸素
の含有量を低減できることが開示された。また、同様に
Ti−Wターゲットの酸素含有量を低減する方法として
、特開昭63−303017号には、W粉末と水素化し
たTi粉を混合し、脱水素後あるいは脱水素しながらホ
ットプレスを行なう方法が開示されている。この水素化
したTi粉末の使用は、それ自体酸化防止に有効である
とともに、Ti粉末に比べ破砕性が良好であるため、粉
砕時の酸素ピックアップ量を減ずることができるもので
ある。このようにして、900ppm以下という低酸素
濃度のTi−Wターゲットが得られるようになった。こ
のようにTi−Wターゲット材においては、酸素の含有
量を低減するための研究が盛んに行なわれている。しか
し、上述した公報には、ターゲットを構成するTiとW
の組織がスパッタリングにどのような影響をもたらすか
を示唆する記載はなく、ミクロ組織、特にTi相の存在
がスパッタにおけるパーティクルの発生と関係するとい
うことについては全く開示されていないものである。
素含有量を減らす方法として、米国特許4,838,9
35号公報にTi粉末の少なくとも一部を水素化したT
iと置き換えること、あるいはバイノーダル(bino
dal)な粒径分布を有するW粉末と水素化したTi粉
もしくは水素化したTi粉とTi粉の混合物を用いるこ
とにより、高密度低気孔率、およびカーボンおよび酸素
の含有量を低減できることが開示された。また、同様に
Ti−Wターゲットの酸素含有量を低減する方法として
、特開昭63−303017号には、W粉末と水素化し
たTi粉を混合し、脱水素後あるいは脱水素しながらホ
ットプレスを行なう方法が開示されている。この水素化
したTi粉末の使用は、それ自体酸化防止に有効である
とともに、Ti粉末に比べ破砕性が良好であるため、粉
砕時の酸素ピックアップ量を減ずることができるもので
ある。このようにして、900ppm以下という低酸素
濃度のTi−Wターゲットが得られるようになった。こ
のようにTi−Wターゲット材においては、酸素の含有
量を低減するための研究が盛んに行なわれている。しか
し、上述した公報には、ターゲットを構成するTiとW
の組織がスパッタリングにどのような影響をもたらすか
を示唆する記載はなく、ミクロ組織、特にTi相の存在
がスパッタにおけるパーティクルの発生と関係するとい
うことについては全く開示されていないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の半導体製品の電
極パターンの高密度・細線化に伴い、前述の低酸素濃度
のTi−Wターゲットを用いてスパッタリングしても、
スパッタリングにより成膜した薄膜に巨大粒子、いわゆ
るパーティクルが付着し、電極配線を断線させるという
新たな問題が生じてきた。このパーティクルの発生はT
i−Wターゲットの酸素含有量を減ずるだけでは解決で
きなかった。
極パターンの高密度・細線化に伴い、前述の低酸素濃度
のTi−Wターゲットを用いてスパッタリングしても、
スパッタリングにより成膜した薄膜に巨大粒子、いわゆ
るパーティクルが付着し、電極配線を断線させるという
新たな問題が生じてきた。このパーティクルの発生はT
i−Wターゲットの酸素含有量を減ずるだけでは解決で
きなかった。
【0006】本発明者は、上述の問題点を解決するため
にターゲット組織とパーティクル発生との関係を詳細に
検討したところ、粗大Ti粒子がパーティクル発生に関
係することを見出した。すなわち、TiとWの共存下で
は原子量の軽いTiが選択的にスパッタリングされ、粗
大Ti粒子に内包されるW粒子あるいはその近傍のW粒
子が巨大粒子のままターゲット材から飛散することがパ
ーティクル発生の原因の一つであることを見出した。本
発明は、パーティクル発生の極めて少ない組織を制御し
たTi−Wターゲット材およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
にターゲット組織とパーティクル発生との関係を詳細に
検討したところ、粗大Ti粒子がパーティクル発生に関
係することを見出した。すなわち、TiとWの共存下で
は原子量の軽いTiが選択的にスパッタリングされ、粗
大Ti粒子に内包されるW粒子あるいはその近傍のW粒
子が巨大粒子のままターゲット材から飛散することがパ
ーティクル発生の原因の一つであることを見出した。本
発明は、パーティクル発生の極めて少ない組織を制御し
たTi−Wターゲット材およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、TiとWの
スパッタリング速度の差によるW粒子の飛散のないター
ゲット材として、Ti−W合金相を設けることが有効で
あることを見出した。即ち、本発明はターゲット材断面
に占めるミクロ組織の面積率で20%以上のTi−W合
金相と、W相およびTi相からなる組織を有することを
特徴とするTi−Wターゲット材である。また、本発明
のターゲット材の組織は分散して存在するW粒子と、実
質的に該W粒子を取り巻くTi−W合金相と、該Ti−
W合金相またはW粒子に隣接して分散するTi相よりな
っている。
スパッタリング速度の差によるW粒子の飛散のないター
ゲット材として、Ti−W合金相を設けることが有効で
あることを見出した。即ち、本発明はターゲット材断面
に占めるミクロ組織の面積率で20%以上のTi−W合
金相と、W相およびTi相からなる組織を有することを
特徴とするTi−Wターゲット材である。また、本発明
のターゲット材の組織は分散して存在するW粒子と、実
質的に該W粒子を取り巻くTi−W合金相と、該Ti−
W合金相またはW粒子に隣接して分散するTi相よりな
っている。
【0008】本発明のターゲット材は、Ti−W合金相
を形成することにより、実質的なTi相量を減らすこと
ができ、ターゲット材中に粗大Ti粒子の発生を防止す
ることができる。また、W相とTi相のスパッタリング
速度の差をこのTi−W合金相により緩衝することがで
きる。パーティクルの発生を少なくするために実質的に
必要なTi−W合金相の面積率は20%以上である。W
粉末とTi粉末の圧接部で形成する程度のTi−W合金
の量では、Ti−W合金相が形成されたとは言えない。 本発明では、より具体的にパーティクルの発生を少なく
できるTi−W合金相の量を示すために面積率20%以
上と限定した。なお、本発明においてTi−W合金相と
はTiとWの合金であればその組成は問わず、また冷却
時に析出する微細なαTiを含むものを除外するもので
はない。また、本発明において、W相およびTi相はそ
れぞれWおよびTiのみで構成される必要はない。たと
えば、W粉末とTi粉末の焼結体を加熱した場合には、
得られた組織のW相内には、少量のTiは拡散するのは
当然であり、同様にTi相にも少量のWは拡散し得るの
である。
を形成することにより、実質的なTi相量を減らすこと
ができ、ターゲット材中に粗大Ti粒子の発生を防止す
ることができる。また、W相とTi相のスパッタリング
速度の差をこのTi−W合金相により緩衝することがで
きる。パーティクルの発生を少なくするために実質的に
必要なTi−W合金相の面積率は20%以上である。W
粉末とTi粉末の圧接部で形成する程度のTi−W合金
の量では、Ti−W合金相が形成されたとは言えない。 本発明では、より具体的にパーティクルの発生を少なく
できるTi−W合金相の量を示すために面積率20%以
上と限定した。なお、本発明においてTi−W合金相と
はTiとWの合金であればその組成は問わず、また冷却
時に析出する微細なαTiを含むものを除外するもので
はない。また、本発明において、W相およびTi相はそ
れぞれWおよびTiのみで構成される必要はない。たと
えば、W粉末とTi粉末の焼結体を加熱した場合には、
得られた組織のW相内には、少量のTiは拡散するのは
当然であり、同様にTi相にも少量のWは拡散し得るの
である。
【0009】本発明において、Ti−Wターゲット材の
平均結晶粒径は10μm以下が好ましい。平均結晶粒径
は、ターゲット材の破面の組織写真を撮影し、この写真
に20mm間隔で平行線を引き、この直線と交わった結
晶粒の結晶粒の結晶粒径と結晶数を測定し、それぞれの
結晶粒径の合計を結晶粒で除した値と定義する。Ti−
Wターゲット材の平均結晶粒径が大きくなると、個々の
結晶粒がそれぞれ有する結晶方位の影響が大きくなり、
結晶粒ごとにスパッタ速度に差が生ずることとなり、タ
ーゲット表面に凹凸ができ、凹凸部へのスパッタ粒子の
付着・剥離等によりパーティクルを増加させる原因にな
る。ターゲットにおける結晶粒径は小さいほど良いが、
10μm以下であれば全く問題ない。また、Ti相はパ
ーティクル発生の原因となるため少ないほどよいが、タ
ーゲット材断面に占める面積率は10%以下であればパ
ーティクル発生頻度が大幅に減るので望ましい。また本
発明において、Ti−W合金相のターゲット材断面に占
める面積率は60%以上が好ましい。パーティクルの発
生を少なくするためにはTi−Wの合金化を進めること
が好ましく、Ti−W合金相の面積率を60%以上とす
ることにより、特にパーティクルの発生の少ないターゲ
ット材となる。さらに望ましくは80%以上である。ま
た、本発明のターゲット材は粒子や合金相の分布が最も
重要であるが、さらに酸素含有量が600ppm以下で
あることが均質な薄膜を得る上で好ましい。酸素含有量
の少ないターゲット材は、例えば本発明ではもともと酸
素量の少ない水素化した高純度Ti粉末を用い、非酸化
性雰囲気で粉砕と混合を同時に行なうという手段で得る
ことができる。
平均結晶粒径は10μm以下が好ましい。平均結晶粒径
は、ターゲット材の破面の組織写真を撮影し、この写真
に20mm間隔で平行線を引き、この直線と交わった結
晶粒の結晶粒の結晶粒径と結晶数を測定し、それぞれの
結晶粒径の合計を結晶粒で除した値と定義する。Ti−
Wターゲット材の平均結晶粒径が大きくなると、個々の
結晶粒がそれぞれ有する結晶方位の影響が大きくなり、
結晶粒ごとにスパッタ速度に差が生ずることとなり、タ
ーゲット表面に凹凸ができ、凹凸部へのスパッタ粒子の
付着・剥離等によりパーティクルを増加させる原因にな
る。ターゲットにおける結晶粒径は小さいほど良いが、
10μm以下であれば全く問題ない。また、Ti相はパ
ーティクル発生の原因となるため少ないほどよいが、タ
ーゲット材断面に占める面積率は10%以下であればパ
ーティクル発生頻度が大幅に減るので望ましい。また本
発明において、Ti−W合金相のターゲット材断面に占
める面積率は60%以上が好ましい。パーティクルの発
生を少なくするためにはTi−Wの合金化を進めること
が好ましく、Ti−W合金相の面積率を60%以上とす
ることにより、特にパーティクルの発生の少ないターゲ
ット材となる。さらに望ましくは80%以上である。ま
た、本発明のターゲット材は粒子や合金相の分布が最も
重要であるが、さらに酸素含有量が600ppm以下で
あることが均質な薄膜を得る上で好ましい。酸素含有量
の少ないターゲット材は、例えば本発明ではもともと酸
素量の少ない水素化した高純度Ti粉末を用い、非酸化
性雰囲気で粉砕と混合を同時に行なうという手段で得る
ことができる。
【0010】また、本発明の方法はW粉末とTi粉末と
を加圧焼結して焼結体とし、得られた焼結体を加熱処理
してTi−W合金相を形成することを特徴とするTi−
Wターゲット材の製造方法である。また、本発明のより
具体的な方法の一つはW粉末と水素化したTi粉末とを
混合粉砕処理し、次いで脱水素処理をした後、あるいは
脱水素処理をしながら加圧焼結を行い焼結体とし、得ら
れた焼結体を加熱処理して実質的にW粒子を取り巻くよ
うにTi−W合金相を生成することを特徴とするTi−
Wターゲット材の製造方法である。
を加圧焼結して焼結体とし、得られた焼結体を加熱処理
してTi−W合金相を形成することを特徴とするTi−
Wターゲット材の製造方法である。また、本発明のより
具体的な方法の一つはW粉末と水素化したTi粉末とを
混合粉砕処理し、次いで脱水素処理をした後、あるいは
脱水素処理をしながら加圧焼結を行い焼結体とし、得ら
れた焼結体を加熱処理して実質的にW粒子を取り巻くよ
うにTi−W合金相を生成することを特徴とするTi−
Wターゲット材の製造方法である。
【0011】なお、W粉末は好ましくは純度99.99
%以上、さらに好ましくは純度99.999%以上の高
純度W粉末であることが望ましく、Tiは純度99.9
9%以上の高純度Tiであることが望ましい。また本発
明において、水素化した高純度Ti粉末を用いるのはタ
ーゲット材中の酸素含有量を減らすことができるためで
ある。このとき粉末の混合と粉砕は別々に行うこともで
きるが本発明ではボールミル、アトライタ等の機械的に
粉砕と混合を同時に行う装置を用いることにより、Ti
とWの比重差によって不均一な混合物になることを防ぐ
ことができる。TiとWの粉末は平均粒径5μm以下の
粒径まで粉砕することが好ましい。このように、微粉末
化することにより、TiとWを均一に分散させ、焼結時
のTi粒の粗大化を防ぐとともに、加熱処理におけるT
iとWの合金化を促進することができる。
%以上、さらに好ましくは純度99.999%以上の高
純度W粉末であることが望ましく、Tiは純度99.9
9%以上の高純度Tiであることが望ましい。また本発
明において、水素化した高純度Ti粉末を用いるのはタ
ーゲット材中の酸素含有量を減らすことができるためで
ある。このとき粉末の混合と粉砕は別々に行うこともで
きるが本発明ではボールミル、アトライタ等の機械的に
粉砕と混合を同時に行う装置を用いることにより、Ti
とWの比重差によって不均一な混合物になることを防ぐ
ことができる。TiとWの粉末は平均粒径5μm以下の
粒径まで粉砕することが好ましい。このように、微粉末
化することにより、TiとWを均一に分散させ、焼結時
のTi粒の粗大化を防ぐとともに、加熱処理におけるT
iとWの合金化を促進することができる。
【0012】また、本発明において加熱処理は1300
〜1500℃が好ましい。1300〜1500℃に加熱
するのは拡散処理により、結晶粒の成長を押さえつつT
i−W合金相を生成させるためである。TiとWの組み
合わせは全率固溶化が可能であるが、結晶粒を粗大化さ
せずに合金化するには、加熱処理は1500℃以下が望
ましい。また、1300℃未満では、50時間でもほと
んど合金化しないため、実用上好ましくない。また、加
圧焼結には、熱間静水圧プレス(以下HIPという)あ
るいはホットプレス等が使用できる。
〜1500℃が好ましい。1300〜1500℃に加熱
するのは拡散処理により、結晶粒の成長を押さえつつT
i−W合金相を生成させるためである。TiとWの組み
合わせは全率固溶化が可能であるが、結晶粒を粗大化さ
せずに合金化するには、加熱処理は1500℃以下が望
ましい。また、1300℃未満では、50時間でもほと
んど合金化しないため、実用上好ましくない。また、加
圧焼結には、熱間静水圧プレス(以下HIPという)あ
るいはホットプレス等が使用できる。
【0013】本発明のTi−Wターゲットをスパッタす
ることにより得られる薄膜は薄膜表面の最大径0.5μ
m以上のパーティクルが1平方センチ当り約0.1個以
下にすることができ、極めて欠陥の少ない半導体デバイ
スが得られる。
ることにより得られる薄膜は薄膜表面の最大径0.5μ
m以上のパーティクルが1平方センチ当り約0.1個以
下にすることができ、極めて欠陥の少ない半導体デバイ
スが得られる。
【0014】
【実施例】(実施例1)高純度W粉末(純度99.99
9%以上、平均粒径5μm以下)と水素化した高純度T
i(純度99.99%以上、平均粒径75μm以下:以
下水素化チタンという)とを水素化チタンが10.36
wt%になるように配合し、W内張りのポットとW製ボ
ールを使用した専用ボールミル内に投入した後、ポット
内を真空排気した後、Arガスで置換し非酸化性雰囲気
とし、90分間粉砕しつつ混合した。得られた混合粉は
、20μm以上の水素化チタンは観察されず、平均粒径
は4μmであった。また、混合粉の酸素含有量は540
ppmであった。
9%以上、平均粒径5μm以下)と水素化した高純度T
i(純度99.99%以上、平均粒径75μm以下:以
下水素化チタンという)とを水素化チタンが10.36
wt%になるように配合し、W内張りのポットとW製ボ
ールを使用した専用ボールミル内に投入した後、ポット
内を真空排気した後、Arガスで置換し非酸化性雰囲気
とし、90分間粉砕しつつ混合した。得られた混合粉は
、20μm以上の水素化チタンは観察されず、平均粒径
は4μmであった。また、混合粉の酸素含有量は540
ppmであった。
【0015】得られた混合粉を内径400φのHIP缶
内に充填し、5×10マイナス5乗torrに真空排気
しながら、700℃×24時間加熱し、脱水素処理を行
った。脱水素後HIP缶を封止し、1250℃×2時間
、1000atmの条件でHIP処理をおこなった。得
られた焼結材の600倍の組織写真を図1に示す。図1
において白色粒子はW相を示すW粒子であり、W粒子間
に存在する灰色部はTi相である。この焼結体のWは微
細な粒子のまま分散しているが、部分的にTiの凝集が
起こっていることがわかる。また、この段階では、Ti
−W合金相は確認できなかった。
内に充填し、5×10マイナス5乗torrに真空排気
しながら、700℃×24時間加熱し、脱水素処理を行
った。脱水素後HIP缶を封止し、1250℃×2時間
、1000atmの条件でHIP処理をおこなった。得
られた焼結材の600倍の組織写真を図1に示す。図1
において白色粒子はW相を示すW粒子であり、W粒子間
に存在する灰色部はTi相である。この焼結体のWは微
細な粒子のまま分散しているが、部分的にTiの凝集が
起こっていることがわかる。また、この段階では、Ti
−W合金相は確認できなかった。
【0016】この焼結体を熱処理時間を変え真空度10
マイナス5乗torrで、1380℃の条件で合金化処
理を行いターゲット材を得た。得られたターゲット材の
酸素含有量はほぼ550ppmであった。得られたター
ゲット材の内、5時間の加熱処理を行った場合および2
4時間の熱処理を行なった場合の組織写真を図2および
図3に示す。図2および図3中、白色部はW相を示すW
粒子であり、実質的にW粒子を取り巻いている灰色部は
Ti−W合金相である。また、Ti−W合金相またはW
粒子に隣接して分散して存在する黒色部はTi相である
。
マイナス5乗torrで、1380℃の条件で合金化処
理を行いターゲット材を得た。得られたターゲット材の
酸素含有量はほぼ550ppmであった。得られたター
ゲット材の内、5時間の加熱処理を行った場合および2
4時間の熱処理を行なった場合の組織写真を図2および
図3に示す。図2および図3中、白色部はW相を示すW
粒子であり、実質的にW粒子を取り巻いている灰色部は
Ti−W合金相である。また、Ti−W合金相またはW
粒子に隣接して分散して存在する黒色部はTi相である
。
【0017】図3に見るように、24時間の加熱処理に
よりW粒子は微小な粒子として存在し、ほとんどがTi
−W合金相に覆われており、Ti相に取り囲まれている
W粒子は確認できなかった。またTi相の占める割合も
非常に小さくなっていることがわかる。
よりW粒子は微小な粒子として存在し、ほとんどがTi
−W合金相に覆われており、Ti相に取り囲まれている
W粒子は確認できなかった。またTi相の占める割合も
非常に小さくなっていることがわかる。
【0018】また、図4に50時間の加熱処理を行なっ
た場合のターゲット材の破面を走査型電子顕微鏡で観察
して得られた600倍の組織写真を示す。図4より50
時間加熱処理したターゲット材は10μm以下の平均結
晶粒よりなっていることがわかる。
た場合のターゲット材の破面を走査型電子顕微鏡で観察
して得られた600倍の組織写真を示す。図4より50
時間加熱処理したターゲット材は10μm以下の平均結
晶粒よりなっていることがわかる。
【0019】図5および図6に熱処理時間を変えて得ら
れたターゲット材の断面に占めるTi相の面積率および
Ti−W合金相の面積率をそれぞれ示す。加熱処理によ
りTi相が減少し、20時間以上の熱処理でTi面積率
が10%以下、Ti−W合金相面積率が80%以上とな
ることが分かる。
れたターゲット材の断面に占めるTi相の面積率および
Ti−W合金相の面積率をそれぞれ示す。加熱処理によ
りTi相が減少し、20時間以上の熱処理でTi面積率
が10%以下、Ti−W合金相面積率が80%以上とな
ることが分かる。
【0020】また図4に示したように、各熱処理時間で
得られたターゲット材の破面の組織写真を撮影し、この
写真に20mm間隔で平行線を引き、この直線と交わっ
た結晶粒の結晶粒径および数を測定し、平均結晶粒径を
計算した。図7にこの時の平均結晶粒径を示す。熱処理
時間の増加とともに結晶粒が成長することがわかる。ま
た、1380℃の熱処理では結晶粒の成長は遅く、この
程度の熱処理温度が好ましいことがわかる。
得られたターゲット材の破面の組織写真を撮影し、この
写真に20mm間隔で平行線を引き、この直線と交わっ
た結晶粒の結晶粒径および数を測定し、平均結晶粒径を
計算した。図7にこの時の平均結晶粒径を示す。熱処理
時間の増加とともに結晶粒が成長することがわかる。ま
た、1380℃の熱処理では結晶粒の成長は遅く、この
程度の熱処理温度が好ましいことがわかる。
【0021】得られたターゲット材を300φのターゲ
ット材に加工し、このターゲットを用いて6インチウエ
ハーにスパッタリングした。図8に各熱処理時間で得ら
れたターゲットを用いてスパッタリングした時の0.5
μm以上のパーティクル発生数を示す。図5および図6
と図8を対比することにより、Ti相が合金化によって
減少し、Ti−W合金相が増加するとともに、著しいパ
ーティクル数の減少がみられ、Ti−Wの合金化がパー
ティクル発生を抑制できたことがわかる。また、Ti相
の量は面積率で10%以下が好ましいことがわかる。
ット材に加工し、このターゲットを用いて6インチウエ
ハーにスパッタリングした。図8に各熱処理時間で得ら
れたターゲットを用いてスパッタリングした時の0.5
μm以上のパーティクル発生数を示す。図5および図6
と図8を対比することにより、Ti相が合金化によって
減少し、Ti−W合金相が増加するとともに、著しいパ
ーティクル数の減少がみられ、Ti−Wの合金化がパー
ティクル発生を抑制できたことがわかる。また、Ti相
の量は面積率で10%以下が好ましいことがわかる。
【0022】(実施例2)実施例1と同様に得られた熱
処理前の焼結体を24時間の保持時間で熱処理温度を変
え加熱処理し、Ti相面積率とTi−W合金相面積率を
測定した。結果を図9および図10にそれぞれ示す。図
9および図10より、熱処理温度が1300℃以上でT
iの面積率が著しく減少し、Ti−W合金相の面積率が
著しく増加することがわかる。また、図11に実施例1
と同様に求めた結晶粒径を示す。図11から、1500
℃を越える温度で顕著に結晶粒の成長がみられ、150
0℃以下の加熱処理が好ましいことがわかる。
処理前の焼結体を24時間の保持時間で熱処理温度を変
え加熱処理し、Ti相面積率とTi−W合金相面積率を
測定した。結果を図9および図10にそれぞれ示す。図
9および図10より、熱処理温度が1300℃以上でT
iの面積率が著しく減少し、Ti−W合金相の面積率が
著しく増加することがわかる。また、図11に実施例1
と同様に求めた結晶粒径を示す。図11から、1500
℃を越える温度で顕著に結晶粒の成長がみられ、150
0℃以下の加熱処理が好ましいことがわかる。
【0023】得られたターゲット材を用いて実施例1と
同様にスパッタリングした時のパーティクル発生数を調
べ、その結果を図12に示した。図12より1300℃
以上の熱処理を行なうことにより、パーティクル発生数
を著しく少なくできることがわかる。これより、実用的
な24時間程度の熱処理によるTi−Wの合金相の形成
は1300〜1500℃の範囲が特に好ましいことがわ
かる。
同様にスパッタリングした時のパーティクル発生数を調
べ、その結果を図12に示した。図12より1300℃
以上の熱処理を行なうことにより、パーティクル発生数
を著しく少なくできることがわかる。これより、実用的
な24時間程度の熱処理によるTi−Wの合金相の形成
は1300〜1500℃の範囲が特に好ましいことがわ
かる。
【0024】
【発明の効果】本発明の方法によれば、Ti−Wのター
ゲット材の組織をTi−W合金相を主体としてW粒子と
Ti相が分散し、粗大Ti粒が極めて少なく、また結晶
粒径の小さいという特徴のある新規な組織を有するター
ゲット材が製造できる。本発明のターゲット材を用いれ
ばパーティクル発生の極めて少ないスパッタリングが実
施できるので、半導体デバイスの品質向上に非常に有効
なターゲットおよび薄膜を提供できる。また、本発明の
ターゲット材はパーティクルの発生が少ないという特徴
の他に、酸素含有量が少ないので、ターゲットの割れや
生成皮膜の酸化およびスパッタリングした皮膜の品質の
バラツキを抑えるという効果を有するものである。
ゲット材の組織をTi−W合金相を主体としてW粒子と
Ti相が分散し、粗大Ti粒が極めて少なく、また結晶
粒径の小さいという特徴のある新規な組織を有するター
ゲット材が製造できる。本発明のターゲット材を用いれ
ばパーティクル発生の極めて少ないスパッタリングが実
施できるので、半導体デバイスの品質向上に非常に有効
なターゲットおよび薄膜を提供できる。また、本発明の
ターゲット材はパーティクルの発生が少ないという特徴
の他に、酸素含有量が少ないので、ターゲットの割れや
生成皮膜の酸化およびスパッタリングした皮膜の品質の
バラツキを抑えるという効果を有するものである。
【図1】焼結材の合金金属組織写真である。
【図2】5時間の加熱処理で得られた本発明のターゲッ
ト材の合金金属組織写真である。
ト材の合金金属組織写真である。
【図3】24時間の加熱処理で得られた本発明のターゲ
ット材の合金金属組織写真である。
ット材の合金金属組織写真である。
【図4】50時間の加熱処理で得られた本発明のターゲ
ット材の破面で結晶粒の大きさを示す金属組織写真であ
る。
ット材の破面で結晶粒の大きさを示す金属組織写真であ
る。
【図5】加熱処理時間とTi面積率の関係を示した図で
ある。
ある。
【図6】加熱処理時間とTi−W合金相面積率の関係を
示した図である。
示した図である。
【図7】加熱処理時間と平均結晶粒径の関係を示した図
である。
である。
【図8】加熱処理時間と作成した薄膜上のパーティクル
発生数の関係を示した図である。
発生数の関係を示した図である。
【図9】加熱処理温度とTi面積率の関係を示した図で
ある。
ある。
【図10】加熱処理温度とTi−W合金相面積率の関係
を示した図である。
を示した図である。
【図11】加熱処理温度と平均結晶粒径の関係を示した
図である。
図である。
【図12】加熱処理温度と作成した薄膜上のパーティク
ル発生数の関係を示した図である。
ル発生数の関係を示した図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 ターゲット材断面に占めるミクロ組織
の面積率で20%以上のTi−W合金相と、W相および
Ti相からなる組織を有することを特徴とするTi−W
ターゲット材。 - 【請求項2】 分散して存在するW粒子と、実質的に
該W粒子を取り巻くTi−W合金相と、該Ti−W合金
相またはW粒子に隣接して分散するTi相よりなること
を特徴とするTi−Wターゲット材。 - 【請求項3】 平均結晶粒径が10μm以下であるこ
とを特徴とする請求項1ないし2に記載のTi−Wター
ゲット材。 - 【請求項4】 Ti相のターゲット材断面に占める面
積率が10%以下であることを特徴とする請求項1ない
し3に記載のTi−Wターゲット材。 - 【請求項5】 Ti−W合金相のターゲット材断面に
占める面積率が60%以上であることを特徴とする請求
項1ないし4に記載のTi−Wターゲット材。 - 【請求項6】 酸素含有量が600ppm以下である
ことを特徴とする請求項1ないし5に記載のTi−Wタ
ーゲット材。 - 【請求項7】 W粉末とTi粉末とを加圧焼結して焼
結体とし、得られた焼結体を加熱処理してTi−W合金
相を形成することを特徴とするTi−Wターゲット材の
製造方法。 - 【請求項8】 W粉末と水素化したTi粉末とを混合
粉砕処理し、次いで脱水素処理をした後、あるいは脱水
素処理をしながら加圧焼結を行い焼結体とし、得られた
焼結体を加熱処理してTi−W合金相を生成することを
特徴とするTi−Wターゲット材の製造方法。 - 【請求項9】加熱処理は1300〜1500℃で行なう
ことを特徴とする請求項7ないし8に記載のTi−Wタ
ーゲット材の製造方法。 - 【請求項10】 混合粉砕処理は機械的に混合と粉砕
を同時に行うものであることを特徴とする請求項8に記
載のTi−Wターゲット材の製造方法。 - 【請求項11】 加圧焼結は熱間静水圧プレスによっ
て行うことを特徴とする請求項7ないし10に記載のT
i−Wターゲット材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3152531A JP2859466B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-05-28 | Ti−Wターゲット材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-157287 | 1990-06-15 | ||
| JP15728790 | 1990-06-15 | ||
| JP3-40999 | 1991-02-12 | ||
| JP4099991 | 1991-02-12 | ||
| JP3152531A JP2859466B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-05-28 | Ti−Wターゲット材およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04308082A true JPH04308082A (ja) | 1992-10-30 |
| JP2859466B2 JP2859466B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=27290673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3152531A Expired - Fee Related JP2859466B2 (ja) | 1990-06-15 | 1991-05-28 | Ti−Wターゲット材およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2859466B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5470527A (en) * | 1992-04-21 | 1995-11-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ti-W sputtering target and method for manufacturing same |
| WO2011052171A1 (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-05 | 株式会社アルバック | チタン含有スパッタリングターゲットの製造方法 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP3152531A patent/JP2859466B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5470527A (en) * | 1992-04-21 | 1995-11-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ti-W sputtering target and method for manufacturing same |
| WO2011052171A1 (ja) * | 2009-10-26 | 2011-05-05 | 株式会社アルバック | チタン含有スパッタリングターゲットの製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2859466B2 (ja) | 1999-02-17 |
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