JPH04311352A - カカオ豆の殺菌処理法 - Google Patents
カカオ豆の殺菌処理法Info
- Publication number
- JPH04311352A JPH04311352A JP10376491A JP10376491A JPH04311352A JP H04311352 A JPH04311352 A JP H04311352A JP 10376491 A JP10376491 A JP 10376491A JP 10376491 A JP10376491 A JP 10376491A JP H04311352 A JPH04311352 A JP H04311352A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endosperm
- sterilization
- beans
- steam
- cacao
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Confectionery (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【従来の技術】■ 背景
チョコレート等の主原料であるカカオマス(ココアリカ
ー)は、通常、刷子で表面を清掃され、砂、金属片、塵
埃等の夾雑物を除去されたカカオ豆を100 〜200
℃程度の熱風で焙煎して風味を発現させた後、脱穀し
て胚乳を分離し、この胚乳をロール等で磨砕して微粒化
することにより調製される。この焙煎に際し、カカオ豆
は100 ℃以上の高温となるが、水分が数%と低いた
め、土壌の細菌、殊に有芽胞細菌は本処理では死滅せず
、このため、調製されたカカオマスは、普通数万〜数十
万個/gという夥しい数の細菌を含み、このカカオマス
を用いたチョコレートですら、数千〜数十万個/gのオ
ーダーに達する。そしてこれらの細菌の存在は、水分の
少ない板チョコレート等では別段問題がないとしても、
高水分のペースト状チョコレート製品では変敗の原因と
なる。
ー)は、通常、刷子で表面を清掃され、砂、金属片、塵
埃等の夾雑物を除去されたカカオ豆を100 〜200
℃程度の熱風で焙煎して風味を発現させた後、脱穀し
て胚乳を分離し、この胚乳をロール等で磨砕して微粒化
することにより調製される。この焙煎に際し、カカオ豆
は100 ℃以上の高温となるが、水分が数%と低いた
め、土壌の細菌、殊に有芽胞細菌は本処理では死滅せず
、このため、調製されたカカオマスは、普通数万〜数十
万個/gという夥しい数の細菌を含み、このカカオマス
を用いたチョコレートですら、数千〜数十万個/gのオ
ーダーに達する。そしてこれらの細菌の存在は、水分の
少ない板チョコレート等では別段問題がないとしても、
高水分のペースト状チョコレート製品では変敗の原因と
なる。
【0002】■ 従来技術の問題点
そこで、これまで細菌数を減らすために多くの装置や手
段が提案されて来たが、いずれも風味の発現という点で
満足すべきものではない。これらの提案中の一つとして
、例えばカカオ豆を蒸気滅菌し、乾燥後、脱殻して胚乳
(ニブス)状態で焙煎する方法が西独公開特許第371
2556号に記載され、また湿潤したカカオ豆を熱風で
乾燥させる手段が欧州特許第68221A2に記載され
ているが、これらも焙煎後の風味の発現性に難がある。
段が提案されて来たが、いずれも風味の発現という点で
満足すべきものではない。これらの提案中の一つとして
、例えばカカオ豆を蒸気滅菌し、乾燥後、脱殻して胚乳
(ニブス)状態で焙煎する方法が西独公開特許第371
2556号に記載され、また湿潤したカカオ豆を熱風で
乾燥させる手段が欧州特許第68221A2に記載され
ているが、これらも焙煎後の風味の発現性に難がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の実情に鑑み、本
発明は、カカオ豆の風味を損なうことなしにその殺菌を
可能とする手段を提供することを目的とする。
発明は、カカオ豆の風味を損なうことなしにその殺菌を
可能とする手段を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】■ 概念本発明者は、
以上の既知方法における各種問題点を検討した結果、蒸
気殺菌後のカカオ豆を上記欧州特許に示された150
〜220 ℃の熱風で乾燥させる方法は、脱殻のため適
当な条件であっても風味的には好ましくないことを知っ
た。これは約40%もの多量の水分を含む胚乳が高温下
に蒸された状態となり、胚乳中の水分が一時的にかなり
高くなることによるものと思われる。
以上の既知方法における各種問題点を検討した結果、蒸
気殺菌後のカカオ豆を上記欧州特許に示された150
〜220 ℃の熱風で乾燥させる方法は、脱殻のため適
当な条件であっても風味的には好ましくないことを知っ
た。これは約40%もの多量の水分を含む胚乳が高温下
に蒸された状態となり、胚乳中の水分が一時的にかなり
高くなることによるものと思われる。
【0005】また、カカオ豆を蒸気殺菌後、焙煎する方
法でも良い結果が得られないことが判った。この原因と
しては、殺菌後の豆が焙煎までの間、実際上ホッパーに
貯えられている期間中に殻部から胚乳への水分移行が起
こり、これに伴う殻中の水溶性異味成分(例えばタンニ
ンやリグニン分解物など)の胚乳への溶出や残存酵素に
よる胚乳成分の変質などが推定された。
法でも良い結果が得られないことが判った。この原因と
しては、殺菌後の豆が焙煎までの間、実際上ホッパーに
貯えられている期間中に殻部から胚乳への水分移行が起
こり、これに伴う殻中の水溶性異味成分(例えばタンニ
ンやリグニン分解物など)の胚乳への溶出や残存酵素に
よる胚乳成分の変質などが推定された。
【0006】■ 概要
以上の知見に基づき、本発明は、蒸気殺菌後のカカオ豆
を急速に乾燥させることを骨子とするものである。即ち
、本発明は、カカオ豆を過熱蒸気で加熱、殺菌後、直ち
に30〜150 ℃の温風乃至熱風で急速に乾燥させる
ことを特徴とするカカオ豆の殺菌処理法を要旨とするも
のである。以下、発明に関する主要な事項につき分説す
る。
を急速に乾燥させることを骨子とするものである。即ち
、本発明は、カカオ豆を過熱蒸気で加熱、殺菌後、直ち
に30〜150 ℃の温風乃至熱風で急速に乾燥させる
ことを特徴とするカカオ豆の殺菌処理法を要旨とするも
のである。以下、発明に関する主要な事項につき分説す
る。
【0007】■ 蒸気殺菌
カカオ豆を殺菌するための蒸気は、普通の生蒸気でも差
し支えないが、カカオ豆への水の凝集を少なくするため
、過熱蒸気の使用が好ましい。過熱蒸気は、温度130
〜400 ℃、圧力3〜10kg/cm2 の範囲が
好適である。圧力が10kg/cm2 を超えればそれ
だけ頑丈な耐圧容器が必要となり、また温度が400
℃を超えても容器の材質として特別の材質を選択する必
要を生じることになる。
し支えないが、カカオ豆への水の凝集を少なくするため
、過熱蒸気の使用が好ましい。過熱蒸気は、温度130
〜400 ℃、圧力3〜10kg/cm2 の範囲が
好適である。圧力が10kg/cm2 を超えればそれ
だけ頑丈な耐圧容器が必要となり、また温度が400
℃を超えても容器の材質として特別の材質を選択する必
要を生じることになる。
【0008】蒸気殺菌により、殻の水分は当初10%程
度であったものが、30〜50%程度まで上昇する。胚
乳中の水分は、当初の約5%から約6%にまで上昇する
に過ぎないが、焙煎機のホッパー内で滞留する間に10
%程度にまで上昇し、この上昇が焙煎後の風味に対し好
ましくない影響を及ぼすことは前出■項中述べた通りで
ある。従って、殺菌直後のカカオ豆の殻の水分を胚乳へ
の移行の暇を与えず急速に除去することが発明の要諦で
ある。
度であったものが、30〜50%程度まで上昇する。胚
乳中の水分は、当初の約5%から約6%にまで上昇する
に過ぎないが、焙煎機のホッパー内で滞留する間に10
%程度にまで上昇し、この上昇が焙煎後の風味に対し好
ましくない影響を及ぼすことは前出■項中述べた通りで
ある。従って、殺菌直後のカカオ豆の殻の水分を胚乳へ
の移行の暇を与えず急速に除去することが発明の要諦で
ある。
【0009】■ 乾燥
そこで、殺菌直後のカカオ豆を直ちに乾燥工程に移す。
ここに乾燥方法としては常法の熱風又は温風乾燥法を採
用するが、熱風又は温風の温度は30〜150 ℃が望
ましい。温度が下限値より低ければ、殻の脱水速度が遅
くなり、乾燥中に胚乳への水分移行が起こり、焙煎後の
風味が低下する。一方、上限値を超えても一時的な胚乳
水分の上昇が起こり、焙煎後の風味が低下する。送風温
度と胚乳水分変化との関係を示す図1から窺われるよう
に、90℃では胚乳の水分が上昇せずに徐徐に減少する
から、本温度は、好適な温度条件の一つである。勿論、
水分が5%程度にまで乾燥された豆を、更に高温の熱風
で再乾燥してもよい。
用するが、熱風又は温風の温度は30〜150 ℃が望
ましい。温度が下限値より低ければ、殻の脱水速度が遅
くなり、乾燥中に胚乳への水分移行が起こり、焙煎後の
風味が低下する。一方、上限値を超えても一時的な胚乳
水分の上昇が起こり、焙煎後の風味が低下する。送風温
度と胚乳水分変化との関係を示す図1から窺われるよう
に、90℃では胚乳の水分が上昇せずに徐徐に減少する
から、本温度は、好適な温度条件の一つである。勿論、
水分が5%程度にまで乾燥された豆を、更に高温の熱風
で再乾燥してもよい。
【0010】
【作用】蒸気殺菌後のカカオ豆を急速に送風乾燥すると
、液化した殻の水分が胚乳へ移行するのが阻止される結
果、水分(恐らく残存酵素との作用)による胚乳の変質
や殻中の水溶性異味成分の胚乳への移行等の悪影響が回
避され、このため、被処理カカオ豆を焙煎すると、良好
な風味のカカオマスを収得することができる。
、液化した殻の水分が胚乳へ移行するのが阻止される結
果、水分(恐らく残存酵素との作用)による胚乳の変質
や殻中の水溶性異味成分の胚乳への移行等の悪影響が回
避され、このため、被処理カカオ豆を焙煎すると、良好
な風味のカカオマスを収得することができる。
【0011】
【実施例】以下、比較例と対照して発明実施の態様及び
効果に付き説明するが、例示は説明用のもので、発明思
想の限定を意図したものではない。
効果に付き説明するが、例示は説明用のもので、発明思
想の限定を意図したものではない。
【0012】実施例1〜5及び比較例1〜4各10kg
のカカオ豆を図2記載の耐圧容器1内に容れ、200
℃,5kg/cm2 の過熱蒸気で10秒吹き込み後、
排気し、再び20秒間吹き込んで計30秒間殺菌した後
、容器を逆転して下方の振動式送風乾燥機10内へ落と
し、熱風炉20からの気流により下表1記載の条件で乾
燥し、乾燥後の殻及び胚乳の水分並びに150 ℃の熱
風を用いて20分間焙煎後、常法通り調製したチョコレ
ートの風味を調べた。
のカカオ豆を図2記載の耐圧容器1内に容れ、200
℃,5kg/cm2 の過熱蒸気で10秒吹き込み後、
排気し、再び20秒間吹き込んで計30秒間殺菌した後
、容器を逆転して下方の振動式送風乾燥機10内へ落と
し、熱風炉20からの気流により下表1記載の条件で乾
燥し、乾燥後の殻及び胚乳の水分並びに150 ℃の熱
風を用いて20分間焙煎後、常法通り調製したチョコレ
ートの風味を調べた。
【0013】
【表1】
【0014】実施例2
前例の装置にカカオ豆40kgを容れ、前例と同様の条
件で殺菌後、直ちに豆の胚乳を取り出し、殺菌前後の殻
と胚乳の水分及び細菌数を調べた。結果は下表2の通り
であった。表から明らかなように、殺菌により菌数は殺
菌前の1/10000 に減少していた。
件で殺菌後、直ちに豆の胚乳を取り出し、殺菌前後の殻
と胚乳の水分及び細菌数を調べた。結果は下表2の通り
であった。表から明らかなように、殺菌により菌数は殺
菌前の1/10000 に減少していた。
【0015】
【表2】
【0016】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、カカオ豆
の風味を阻害しない効率的なカカオ豆の殺菌処理手段を
提供できることにより食品産業の発展に寄与しうる。
の風味を阻害しない効率的なカカオ豆の殺菌処理手段を
提供できることにより食品産業の発展に寄与しうる。
【図1】送風温度と胚乳水分変化との関係を示すグラフ
【図2】実施例にて使用した殺菌、乾燥装置の概略図
1 耐圧容器
2 1のカカオ豆導入及び排出口
3 1の蒸気吹き込み口
4 1の反転手段
5 1の排気口
6 蒸気過熱機
7 5のヒーター
10 送風乾燥機
11 10の振動篩
20 熱風炉
21 20のヒーター
22 ブロワー
Claims (2)
- 【請求項1】 カカオ豆を蒸気で加熱、殺菌後、直ち
に30〜150 ℃の温風乃至熱風で急速に乾燥させる
ことを特徴とするカカオ豆の殺菌処理法。 - 【請求項2】 蒸気が、温度130 〜400 ℃、
圧力3〜10kg/cm2 の過熱蒸気である請求項1
の処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376491A JPH04311352A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | カカオ豆の殺菌処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10376491A JPH04311352A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | カカオ豆の殺菌処理法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04311352A true JPH04311352A (ja) | 1992-11-04 |
Family
ID=14362564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10376491A Pending JPH04311352A (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | カカオ豆の殺菌処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04311352A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1022547C2 (nl) * | 2003-01-31 | 2004-08-03 | Tno | Werkwijze voor het roosten van een voedingsmiddel en een voedingsmiddel verkrijgbaar met de werkwijze. |
| JP2022095232A (ja) * | 2020-12-16 | 2022-06-28 | 和海 松室 | カカオ豆菓子及びカカオティー用外皮の製造方法ならびにカカオ豆の処理方法 |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP10376491A patent/JPH04311352A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL1022547C2 (nl) * | 2003-01-31 | 2004-08-03 | Tno | Werkwijze voor het roosten van een voedingsmiddel en een voedingsmiddel verkrijgbaar met de werkwijze. |
| WO2004066751A1 (en) * | 2003-01-31 | 2004-08-12 | Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwe Tenschappelijk Onderzoek Tno | Process for thermally treating a product with steam |
| US8956675B2 (en) | 2003-01-31 | 2015-02-17 | Nederslandse Organisatie voor Toegepast-Natuurwerenschappelijk Onderzoek TNO | Process for thermally treating a product with steam |
| JP2022095232A (ja) * | 2020-12-16 | 2022-06-28 | 和海 松室 | カカオ豆菓子及びカカオティー用外皮の製造方法ならびにカカオ豆の処理方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9232817B2 (en) | Method for the surface-pasteurization and-sterilization of pieces of food | |
| US9179704B2 (en) | Method for roasting and surface-pasteurization of foods products | |
| KR100478766B1 (ko) | 발아 현미 | |
| JPH07100138B2 (ja) | 豆状種子の外皮を取る方法およびその方法を実施する装置 | |
| JPH04311352A (ja) | カカオ豆の殺菌処理法 | |
| JP4505393B2 (ja) | 作物のロースト方法および貯蔵方法 | |
| JPH09502099A (ja) | コーヒー豆の焙煎方法 | |
| JP7082518B2 (ja) | 茶の製造方法 | |
| US1448431A (en) | Blanched brazil-nut kernel | |
| JPS6148896B2 (ja) | ||
| JPS58500839A (ja) | 植物種子から種子殻を除去する方法および該方法を実施する装置 | |
| US2402674A (en) | Vacuum dehydration of pork | |
| Noomhorm et al. | Design and development of a conduction drier for accelerated drying of peanuts | |
| US1508862A (en) | Art of preparing legumes or seeds of the bean family by low-temperature cooking | |
| JPS62285761A (ja) | 大豆の皮を除去する方法 | |
| JPH08322487A (ja) | 米飯の食味改良方法 | |
| JPS647745B2 (ja) | ||
| TW202520998A (zh) | 一種咖啡豆前處理及烘焙方法 | |
| US749420A (en) | Method of making cereal malted food | |
| JPH07123945A (ja) | あしたばの処理方法 | |
| JPS6247497B2 (ja) | ||
| JPS5820153A (ja) | 釜炒り碾茶の製法 | |
| JPS6221494B2 (ja) | ||
| JPH0824539B2 (ja) | 炊飯米の付着水除去方法 | |
| LT5387B (lt) | Būdas kakavos pupelėms sterilizuoti |