JPH0431498B2 - - Google Patents

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JPH0431498B2
JPH0431498B2 JP61243218A JP24321886A JPH0431498B2 JP H0431498 B2 JPH0431498 B2 JP H0431498B2 JP 61243218 A JP61243218 A JP 61243218A JP 24321886 A JP24321886 A JP 24321886A JP H0431498 B2 JPH0431498 B2 JP H0431498B2
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chloride resin
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sheet
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、床材、壁材などの建築材料ならびに
車両用シート、靴、袋物、家具などに使用され
る、印刷意匠と凹凸意匠とが一致し、かつシート
表面に繊細でシヤープな絞意匠を有する装飾性に
優れた同調エンボスシートの製造方法に関する。 〔従来の技術〕 従来、印刷意匠と凹凸意匠とを一致させた同調
エンボスシートの製造方法としては、発泡性合成
樹脂層の表面に、発泡抑制剤および/または発泡
促進剤を含む印刷インクを印刷して印刷インク層
を積層し、そののち、この発泡性合成樹脂層を発
泡させてシート表面に凹凸意匠を発現させるケミ
カルエンボス加工と、エンボスロールを使用して
シートの印刷意匠に合わせてエンボス加工を施す
メカニカルエンボス加工とがある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、前者のケミカルエンボス加工の場合
は、シートの印刷意匠と凹凸意匠とを一致させる
ことはできるが、凹凸の境界がはつきりしないた
め、繊細でシヤープな凹凸表現は不可能であり、
また後者のメカニカルエンボス加工の場合は、使
用するエンボスロールの形状により、シート面へ
の繊細でシヤープな凹凸表現は可能であるが、印
刷意匠と凹凸意匠とを機械的に合わせるため、シ
ートの伸縮や機械条件などにより両意匠を合わせ
難く、非常に作業性が悪いとともに、不良品の発
生が多かつた。 本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、シートの印刷意匠とケミカルエ
ンボス加工によるシートの凹凸意匠とを一致さ
せ、かつこのケミカルエンボス加工により隆起し
たシート表面に繊細でシヤープな絞意匠の現出を
可能にした同調エンボスシートの製造方法を提供
することを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 本発明は、シート基材に、順次、発泡剤を含有
する発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層と、発泡促
進剤を含む印刷インクよりなる柄模様状の印刷イ
ンク層と、透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹
脂層とを積層して積層シートを形成し、そののち
該積層シートを加熱して前記発泡性塩化ビニル系
樹脂組成物層を発泡させて凹凸模様を現出せし
め、次いでその表面に任意の形状の意匠をロール
周面に刻設したエンボスロールにより絞模様を形
成し、印刷模様と凹凸模様とが一致した同調エン
ボスシートを製造する方法において、前記発泡性
塩化ビニル系樹脂組成物層に使用される塩化ビニ
ル系樹脂の平均重合度を1200以上、かつ透明もし
くは半透明の塩化ビニル系樹脂層に使用される塩
化ビニル系樹脂の平均重合度を前記発泡性塩化ビ
ニル系樹脂組成物層の平均重合度より100以上高
いものとなし、しかも発泡性塩化ビニル系樹脂組
成物層の発泡倍率を4倍以下としたことを特徴と
する同調エンボスシートの製造方法を提供するも
のである。 以下、本発明を詳細に説明すると、前記シート
基材の材質としては、一般にシート基材として使
用されている、例えば天然の動物性または植物性
繊維、アスベスト、ガラス繊維、ロツクウール、
パルプ、合成樹脂繊維などの無機または有機繊維
を、単独もしくは適宜混合し、かつ必要に応じて
炭酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウムな
どの充填剤や樹脂バインダーを混合した織布、不
織布、編布、紙などの離型性担体が使用でき、こ
れらは、目的とする製品の用途に応じて自由に使
い分けることができる。 また、このシート基材としては、合成樹脂の発
泡シートまたは非発泡シートを前記シート基材の
床面側に積層したものも使用できる。 さらに、このシート基材の厚みとしては、通
常、0.1〜2mmが好ましく、0.1mm未満では得られ
るシートの強度が弱くなる一方、2mmを超えると
コスト高となり経済的でない。 前記発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層の主成分
は、塩化ビニル系樹脂および加熱により分解して
ガスを発生する化学発泡剤などを含有するが、そ
のほか必要に応じて、可塑剤、発泡剤の分解を促
進しない安定剤、充填剤、防黴剤、粘度低下剤、
および着色剤などの添加剤が使用される。 また、ここでいう塩化ビニル系樹脂とは、ポリ
塩化ビニル樹脂、および塩化ビニルと他のモノマ
ー、例えばエチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテ
ル、マレイン酸エステル、(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリル酸エステルなどとの共重合体の
ほか、ポリ塩化ビニル樹脂と他のポリマーとの混
合物も含むものであり、使用する塩化ビニル系樹
脂の平均重合度は1200以上、好ましくは1200〜
3000であることが必要であり、平均重合度が1200
未満であると、加熱しつつメカニカルエンボスを
施す際に、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層の溶
融粘度が低くなり、エンボスロールの押圧で発泡
セルの破壊による表面荒れを生じ、エンボス加工
が難しくなる。 なお、本発明において使用する平均重合度と
は、一般に市場に供給される塩化ビニル系樹脂の
重合度を示すものであり、重合度の比較的大きな
ものと比較的小さいなものとが混在する、かかる
樹脂中の個々の分子の重合度を平均したものであ
る。 そして、本発明においては、使用する塩化ビニ
ル系樹脂が1種類のものであれば、その樹脂の平
均重合度を意味し、平均重合度の異なる複数種の
樹脂のブレンド使用であれば、後記する実施例に
みられるように各樹脂の配合割合を加味しての算
術平均を意味するものである。 前記発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層に含有さ
れる発泡剤としては、例えばアゾジカルボンアミ
ド、ジニトロソペンタメチレンテトラミンなどの
通常のものが使用できるが、中でもアゾジカルボ
ンアミドが好ましく、またその添加量は、塩化ビ
ニル系樹脂100重量部に対し、0.5〜5重量部が好
ましく、0.5重量部未満では発泡が充分に生起せ
ず、一方5重量部を超えると発泡倍率を4倍以下
に調整することが難しく、好ましくない。 前記可塑剤としては、ジブチルフタレート、ジ
イソブチルフタレート、ジオクチルフタレート、
ジドデシルフタレート、ブチルベンジルフタレー
ト、ジイソデシルフタレート、ジヘキシルフタレ
ート、ジイソノニルフタレート、ジオクチルアジ
ペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルセバ
ケート、ジオクチルセバケート、トリブチルホス
フエート、トリクレジルホスフエート、トリフエ
ニルホスフエート、トリクロルエチルホスフエー
ト、トリオクチルホスフエート、ジフエニルクレ
ジルホスフエートなどのほか、トリメリツト酸エ
ステル系可塑剤、エポキシ化大豆油や、各種エポ
キシ樹脂などのエポキシ系可塑剤、ポリエステル
系高分子可塑剤などが使用できる。 なお、塩化ビニル系樹脂ペーストを使用する場
合には、粘度低下を目的として、粘度低下剤、ガ
ソリン、オクタン、ベンゼン、トルエン、ナフ
サ、ドデシルベンゼン誘導体などの希釈剤もしく
は二次可塑剤などが可塑剤と併用される。 この場合、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、可塑剤の添加量は20〜100重量部、また粘度
低下剤は0.1〜5重量部、希釈剤および二次可塑
剤は1〜20重量部の範囲が好ましい。 前記発泡剤の分解を促進する作用のない安定剤
としては、使用する発泡剤の種類に応じ選定する
ことが必要であるが、発泡剤としてアゾジカルボ
ンアミドを使用する場合は、スズ系、バリウム
系、カルシウム系、バリウム−亜鉛系で亜鉛含有
量の低いもの、カルシウム−亜鉛系で亜鉛含有量
の低いものなどの使用が必要である。 この安定剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対して、0.5〜7重量部の範囲が好まし
く、0.5重量部未満では塩化ビニル系樹脂の熱安
定性が悪くなり、一方7重量部を超えるとブリー
ド、ブルームなどの品質上の問題を起こし易くな
るばかりでなく、価格が高くなり好ましくない。 前記充填剤としては、加工温度にて溶解、分解
などの物理的、化学的は変化をしないものであれ
ばどんな充填剤でもよいが、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、クレー、タルク、シリカ、ケイ
藻土、ケイ砂、軽石粉、雲母粉、アベスト、水酸
化アルミニウム、酸化アルミニウム、硫酸アルミ
ニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、ガラス
球、発泡ガラス球、フライアツシユ球、火山ガラ
ス中空体(シラスバルーン)などの無機質充填
剤、粉末繊維系(セルロウースパウダー)、ポリ
ビニルアルコール繊維、コルク粉末、木粉、熱硬
化性樹脂粉末、熱硬化性樹脂中空球などの有機質
充填剤などが使用できる。 この充填剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100
重量部に対し、5〜400重量部の範囲が好ましい。 前記防黴剤としては、変色させたり、発泡促進
剤に対する発泡促進効果を阻害したりすることの
ない10,10′−オキシビスフエノキシアルシン、
N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミ
ド、N−トリクロロメチルメルカプト−4−シク
ロヘキサン−1・2−ジカルボキシイミド、2,
4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリルな
どの有機系防黴剤を塩化ビニル系樹脂100重量部
に対し0.1〜5重量部、効果持続性が要求される
場合には、メタホウ酸バリウムなどの無機系防黴
剤を1〜30重量部併用するのが好ましい。 なお、この防黴剤は、単独でも2種以上を混合
しても使用できるものである。 前記印刷インク層に使用される印刷インクの種
類は特に限定されないが、印刷インクの少なくと
も一部には、必ず発泡剤を含有する塩化ビニル系
樹脂組成物の発泡を促進し、凸部を形成するため
の発泡促進剤を配合することが必要である。 この発泡促進剤としては、使用する発泡剤の種
類に応じて選択することが必要であるが、例えば
発泡剤として、アゾジカルボンアミドを使用する
場合は、オクチル酸亜鉛、ナフテン酸亜鉛、酸化
亜鉛、ステアリン酸亜鉛、安息香酸、亜鉛などの
亜鉛化合物、尿素化合物、p−トルエンスルホニ
ルヒドラジド、P,P′−オキシビスベンゼンスル
ホンニルヒドラジドなどのヒドラジド化合物など
の発泡促進剤が使用できる。 なお、この発泡促進剤の添加量は、目的とする
凸部の高さに応じて調節されるが、印刷インク
100重量部に対し1〜50重量部の範囲が好ましく、
1重量部未満では発泡が充分でなく、一方50重量
部を超えると発泡セルが粗くなり、後工程のエン
ボスの際、セル破壊による表面肌荒れを起こし易
く好ましくない。 前記透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹脂層
としては、前記発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層
に使用される塩化ビニル系樹脂が使用できる。こ
の透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹脂層を構
成する塩化ビニル系樹脂の平均重合度は、前記発
泡性塩化ビニル系樹脂組成物層の塩化ビニル系樹
脂より100以上、好ましくは100〜4000高いことが
必要である。エンボスロールによりエンボス模様
の再現性(エンボス適性)および発泡促進剤によ
る発泡促進効果の点からは、使用する塩化ビニル
系樹脂の平均重合度が低い方が樹脂の加熱溶融粘
度が低くなり加工性に富むため好ましいのである
が、後記する比較例2にも明らかなように、発泡
性塩化ビニル系樹脂組成物中の該樹脂の平均重合
度より低いと、発泡時に発泡剤の分解ガスの影響
による透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹脂層
と発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層との界面(す
なわち印刷面)への著しい気泡発生のため、鮮明
な印刷模様が得られない。また、上記比較例2、
後記する実施例からも把握されるように、表面平
滑性を良好ならしめるという点からも透明もしく
は半透明の塩化ビニル系樹脂層に使用する塩化ビ
ニル系樹脂の平均重合度は発泡性塩化ビニル系樹
脂組成物層に使用される塩化ビニル系樹脂の平均
重合度よりも100以上高いことが要求される。な
お、塩化ビニル系樹脂の平均重合度が高くなる
と、樹脂の加熱溶融粘度が高くなり加工性に劣る
ため、エンボス適性ならびに発泡促進効果を引き
出すことを考慮すると4000以下が好ましい。 なお、この透明もしくは半透明の塩化ビニル系
樹脂層には、必要に応じて可塑剤、安定剤、充填
剤または艶消剤、防黴剤、粘度低下剤、着色剤な
どの添加剤が使用できる。 また、この透明もしくは半透明の塩化ビニル系
樹脂層に使用される塩化ビニル系樹脂および添加
剤は、前記したように、発泡性塩化ビニル径樹脂
組成物層に使用されるものが、例えば同一配合量
で使用できるが、ただし前記充填剤または艶消剤
の場合は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して
0.5〜20重量部とするのが好ましく、この配合量
が20重量部を越えると透明もしくは半透明の塩化
ビニル系樹脂層が不透明となる。 さらに、本発明においては、前記発泡性塩化ビ
ニル系樹脂組成物層の発泡倍率は、4倍以下、好
ましくは1.4〜4倍にする必要があり、4倍を超
えるとメカニカルエンボス加工の際に、発泡層の
セル破壊が起こり好ましくない。 なお、発泡倍率とは、この種の技術で一般に使
用される発泡倍率と同じである。すなわち、シー
ト基材上に形成する発泡性塩化ビニル系樹脂組成
物層の厚みを基準とし、これを加熱発泡させたの
ちの発泡層の厚みが元の何倍になるかで表すもの
である。 本発明の同調エンボスシートは、前記シート基
材に発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層をカレンダ
ー法、押出法、ラミネート法、ペーストコーテイ
ング法などの方法で形成し、その表面にグラビア
印刷法、フレキソ印刷法、ロータリースクリーン
印刷法、シルクスクリーン印刷法などの方法で任
意意匠を印刷し、この任意意匠を印刷した発泡性
塩化ビニル系樹脂組成物層の表面に、カレンダー
法、押出法、ラミネート法、ペーストコーテイン
グ法などの方法で透明もしくは半透明の塩化ビニ
ル系樹脂層を形成したのち、発泡促進剤を含む印
刷インク層が形成された部分に対応する発泡性塩
化ビニル系樹脂組成物層中の発泡剤の分解温度以
上(好ましくは発泡促進剤を含まない印刷部に対
応する発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層中の発泡
剤の分解温度以下)で発泡性塩化ビニル系樹脂組
成物層を加熱発泡して印刷意匠と凹凸意匠とが一
致した積層シートを形成し、そののち任意の絞模
様を施したエンボスロールを使用して加熱エンボ
ス(メカニカルエンボス加工)を行うことにより
得られるものである。 このエンボス方法としては、発泡炉とエンボス
装置が別に設置された工程に従い、まず発泡炉で
加熱発泡(ケミカルエンボス加工)したのち、再
加熱しメカニカルエンボスを行う方法(オフライ
ン)と、発泡炉の直後にエンボス装置が設置され
た装置を用い、発泡(ケミカルエンボス加工)直
後に、加熱しメカニカルエンボス加工を行う方法
(インライン)の2通りがあるが、何れの方法で
も適用可能である。 オフラインでエンボス加工を行う場合には、形
成された発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層が完全
に冷却されているために、エンボスロールの押圧
で発泡セルが破壊されず、シート表面の表面荒れ
の発生はないが、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物
層に残留している未分解の発泡剤が分解し、これ
が二次発泡して発泡セルの破壊を生じることのな
い加熱条件を適用することが必要であり、一方イ
ンラインにより加熱発泡の直後にメカニカルエン
ボス加工を行う場合には、発泡性塩化ビニル系樹
脂組成物層が軟化状態であるため、できるだけシ
ート裏面を冷却し、表面を発泡性塩化ビニル系樹
脂組成物層に残留する未分解の発泡剤が2次発泡
しない条件で加熱してメカニカルエンボス加工を
行うことが必要となる。 また、メカニカルエンボス加工時に、エンボス
ロールとラバーロール(バツクアツプロール)と
の間に間隙を設けた、いわゆるクリアランスエン
ボスを行うことは、発泡層の発泡セル破壊を防止
する意味で有効である。この場合のクリアンラス
(間隙)は、発泡層の発泡倍率と発泡層を形成す
る塩化ビニル系樹脂の平均重合度により多少変化
するため、おのおのについて確認したうえで設定
することが必要である。例えば、発泡層の発泡倍
率が2.5倍以下で、発泡層を形成する熱可塑性合
成樹脂の平均重合度が1200以上で、かつ発泡層が
2次発泡しない程度の加熱条件で加熱し、エンボ
スロールの押圧が2〜3Kg/cm2(ゲージ圧)でメ
カニカルエンボス加工することにより、前記のよ
うなクリアランスを設けなくても発泡セルの破壊
などのない、目的とする同調エンボスシートが容
易に得られる。発泡層の発泡倍率が2.5倍を超え
る場合には、発泡倍率が高くなうに従い、クリア
ランスを設けることが好ましい。 さらに、このメカニカルエンボス加工時に使用
するシート加熱用のヒータは、例えば電気ヒー
タ、赤外線もしくは遠赤外線ヒータ、セラミツク
ヒータなどが好ましい。 また、このエンボスロールは、シート表面に任
意の絞模様を形成するための意匠をミル押しで形
成したもの、腐蝕(エツチング)により形成した
もの、電鋳法により形成したもの、シリコン樹脂
などの耐熱性合成樹脂にシート表面に任意の絞模
様を形成するための意匠を形成したものなど、い
ずれのものも使用できるが、なかでも自然の材料
からそのままの表面形状を発現可能な点で電鋳方
式のエンボスロール、シリコンなどの合成樹脂製
エンボスロールが好ましく、また耐久性、形状保
持性(温度変化による寸法変化や形状変化が少な
い)および冷却可能な点から電鋳方式のエンボス
ロールが好ましい。 〔作用〕 本発明は、シート基材の表面に発泡性塩化ビニ
ル系樹脂組成物層を形成し、その表面に発泡促進
剤を含む印刷インクで任意の柄模様を印刷し、そ
の上に透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹脂層
を積層して積層シートを形成し、次にこの積層シ
ートを加熱して前記発泡性塩化ビニル系樹脂組成
物層を発泡させて凹凸模様を現出せしめ、そのの
ち任意形状の意匠をロール周面に刻設したエンボ
スロールを使用して加熱エンボス方式により、前
記発泡により隆起したシート表面に、絞意匠を形
成するメカニカルエンボス加工を施すことによ
り、印刷意匠と凹凸意匠とが一致し、かつその表
面に繊細でシヤープな絞意匠が形成された意匠性
に富む同調エンボスシートを容易にかつ経済的に
製造することができる。 また、発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層に使用
する塩化ビニル系樹脂の平均重合度は1200以上で
あり、さらに透明もしくは半透明の塩化ビニル系
樹脂層に使用する合成樹脂の平均重合度は、前記
発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層のものの平均重
合度より100以上高いものであり、さらにまた発
泡性塩化ビニル系樹脂組成物層の発泡倍率を4倍
以下とすることにより、エンボスロールを使用し
てのエンボス加工の際に加熱されて軟化もしくは
溶融状態にある発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層
のエンボスロールの押圧による発泡セル破壊とシ
ートの表面の肌荒れなどの支障がなく、目的とす
る同調エンボスシートを容易に製造することがで
きる。 さらに、本発明は、印刷インク層を多色の印刷
インク層にすることで、複雑で繊細な装飾性に優
れたシートが得られ、これは、床材、壁材などの
建築材料、車両用シート、靴、袋物、家具などへ
の使用に適したものである。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1〜2、比較例1 本実施例の同調エンボスシートの製造方法は、
まず、有効機械幅450mmのテストコーターを使用
し、ガラス繊維、パルブ、無機質填料およびバイ
ンダを主成分とする0.95mmの厚さの無機填料紙の
表面に、第1表に記載する発泡剤を含む塩化ビニ
ル樹脂ペースト()〜()をドクターナイフ
で各々0.45mmの厚みになるように塗布し、これ
を、170℃に設定した加熱炉に2m/分の速度で
通過させ、この塩化ビニル樹脂ペースト()〜
()を加熱してゲル化した。 この表面に木板の板継目の目地を残して発泡促
進剤であるオクチル酸亜鉛10重量%を含む印刷イ
ンクで印刷し、その表面に通常のインクを使用し
て木目や目地の印刷を行い、そののち第1表に記
載した透明性塩化ビニル樹脂ペースト()をド
クターナイフにて0.3mmの厚さとなるように塗布
し、170℃に設定した加熱炉を2m/分の速度で
通過させ、この透明性塩化ビニル樹脂ペースト
()をゲル化した。 そののち、190℃に設定した加熱炉を1.0〜1.4
m/分の速度で通過させ、発泡直後の総厚を2.0
〜2.2mmとし、加熱直後にインラインで設置され
ているエンボス装置で、天然木そのままの木目意
匠を付した電気ヒータを内蔵する電鋳方式のエン
ボスロールを使用して発泡性塩化ビニル系樹脂組
成物層が2次発泡しない程度の温度に加熱してエ
ンボス加工を行つた(エンボスロールとバツクア
ツプロールとのクリアランスを1.8mmに設定、エ
ンボスロースの押圧;2Kg/cm2G)。 その結果を第2表に示す。 第2表からも明らかのように、発泡性塩化ビニ
ル樹脂ペースト組成物に使用する塩化ビニル樹脂
の平均重合度が1210、1455の配合では、適性なエ
ンボス加工条件の設定により問題なく加工作業が
可能であり、得られた同調エンボスシートは、天
然木に類似した繊細な相意匠を有し、床材とし
て、好適であつた。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 実施例3〜4、比較例2〜3 本実施例の同調エンボスシートの製造方法は、
まず有効機械幅450mmのテストコーターを使用し、
ガラス繊維、パルプ、無機質填料およびバインダ
ーを主成分とする0.68mmの厚みの無機填料紙の表
面に、第3表に記載する発泡剤を含む塩化ビニル
樹脂ペースト(D)〜(E)をドクターナイフで各々0.63
mmの厚みになるように塗布し、そののち、これを
165℃に設定した加熱炉へ2m/分の速度で通過
させて、発泡性塩化ビニル樹脂ペースト(D)〜(E)を
加熱ゲル化した。 このゲル化した発泡性塩化ビニル樹脂ペースト
(D)〜(E)の表面に、実施例1と同様の木目模様の多
色グラビア印刷を施し、そののち、この印刷面上
に第3表に記載した透明性塩化ビニル樹脂ペース
ト(A)〜(C)を、第4表の組み合わせで0.18mmの厚み
になるよう塗布し、そののち、これを165℃に設
定した加熱炉に2m/分の速度で通過させて、こ
の透明性塩化ビニル樹脂ペースト(A)〜(C)を加熱ゲ
ル化して積層シートを形成した。 次に、この積層シートを195℃に設定した加熱
炉内に1.0〜1.4m/分の速度で通過させ、発泡性
塩化ビニル樹脂ペースト(D)〜(E)を発泡させ、この
発泡直後の総厚を1.9〜2.1mmとし、加熱炉の直後
にインラインで設置されているエンボス装置で、
天然木そのままの木目意匠を付した電鋳方式によ
るエンボスロールを使用して、ヒータ加熱により
加熱エンボス加工を行つた(電気ヒータ:発泡性
塩化ビニル樹脂組成物層が2次発泡しない程度の
加熱条件、エンボスロールとバツクアツプロール
とのクリアランス:0mm、エンボスロールの押
圧:2Kg/cm2G)。 その結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
本発明によれば、シートの印刷意匠とケミカル
エンボス加工によるシートの凹凸意匠とを一致さ
せ、かつこのケミカルエンボス加工により隆起し
たシート表面に繊細でシヤープな絞意匠の現出を
可能にした同調エンボスシートを提供することが
できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シート基材に、順次、発泡剤を含有する発泡
    性塩化ビニル系樹脂組成物層と、発泡促進剤を含
    む印刷インクよりなる柄模様状の印刷インク層
    と、透明もしくは半透明の塩化ビニル系樹脂層と
    を積層して積層シートを形成し、そののち該積層
    シートを加熱して前記発泡性塩化ビニル系樹脂組
    成物層を発泡させて凹凸模様を現出せしめ、次い
    でその表面に任意の形状の意匠をロール周面に刻
    設したエンボスロールにより絞模様を形成し、印
    刷模様と凹凸模様とが一致した同調エンボスシー
    トを製造する方法において、前記発泡性塩化ビニ
    ル系樹脂組成物層に使用される塩化ビニル系樹脂
    の平均重合度を1200以上、かつ透明もしくは半透
    明の塩化ビニル系樹脂層に使用される塩化ビニル
    系樹脂の平均重合度を前記発泡性塩化ビニル系樹
    脂組成物層の平均重合度より100以上高いものと
    なし、しかも発泡性塩化ビニル系樹脂組成物層の
    発泡倍率を4倍以下としたことを特徴とする同調
    エンボスシートの製造方法。
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