JPH04317578A - 電動機の速度制御装置 - Google Patents

電動機の速度制御装置

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JPH04317578A
JPH04317578A JP3082752A JP8275291A JPH04317578A JP H04317578 A JPH04317578 A JP H04317578A JP 3082752 A JP3082752 A JP 3082752A JP 8275291 A JP8275291 A JP 8275291A JP H04317578 A JPH04317578 A JP H04317578A
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JP
Japan
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speed
torque
motor
model
control
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JP3082752A
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Inventor
Masato Koyama
正人 小山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、鉄鋼プラン
トにおける圧延ロール、製紙プラントにおける抄紙機、
電動式産業用ロボットのアームのような負荷機械を駆動
する電動機(直流電動機、誘導電動機、同期電動機など
)の速度制御装置に関するものである。
【0002】特に、電動機、トルク伝達機構及び負荷機
械からなる機械系を純粋な1つの積分要素として近似し
た「機械系モデル」を付加して、トルク伝達機構の剛性
が低い場合でも、速度制御の応答周波数を高くすること
ができ、かつ、高い安定性を実現することができる電動
機の速度制御装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来例の構成を図9を参照しながら説明
する。図9は、例えば特願昭63−294664号に示
された従来の電動機の速度制御装置を示すブロック図で
ある。図9において、1は速度基準信号発生回路、2は
第1の制御回路、3は第2の制御回路、4は機械系モデ
ル、6は第3の制御回路、7は電力変換回路、8は直流
電動機、9は速度検出器、10はトルク伝達機構、11
は負荷機械である。
【0004】つぎに、前述した従来例の動作を図9を参
照しながら説明する。まず、第2の制御回路3及び機械
系モデル4を省略した場合について説明する。第1の基
準トルクτ1が、第1の制御回路2によって出力される
。すなわち、速度基準信号発生回路1から出力された基
準速度信号と、速度検出器9から出力された実速度信号
との偏差に基づいて、第1の基準トルクτ1が生成され
て第3の制御回路6に供給される。なお、通常、第1の
制御回路2ではPI制御演算が行われる。
【0005】つづいて、制御信号が第3の制御回路6に
よって出力される。すなわち、第3の制御回路6では、
直流電動機8の発生トルクが第1の基準トルクτ1に追
随するように電力変換回路7を動作させる制御信号が発
生され、電力変換回路7に供給される。
【0006】このように、直流電動機8の速度をフィー
ドバック制御する速度制御系が、高い安定性と高い応答
周波数を得ることができるということで知られている。 なお、直流電動機8の電機子電流は、発生トルクにほぼ
比例するので、速度制御の応答性の向上を図るために、
通常、第3の制御回路6の内部に電流フィードバックル
ープが構成される。
【0007】この場合は、第1の制御回路2から出力さ
れた第1の基準トルクτ1を係数倍して得られる電流基
準と、図示しない電流検出器から出力された電機子電流
との偏差に基づいて、直流電動機8の発生トルクが第1
の基準トルクτ1に追随するように電力変換回路7を動
作させる制御信号が発生され、電力変換回路7に供給さ
れる。
【0008】この電流マイナーループは、トルク制御ル
ープとして動作し、この電流マイナーループの応答周波
数が速度制御ループの応答周波数の数倍以上となるよう
に、第3の制御回路6を設計すると、高い安定性を有す
る速度制御系を実現できることが知られている。また、
第1の制御回路2の出力側に制限回路(リミッタ)を設
けると、直流電動機8に供給される電機子電流の最大値
を設定することが可能である。
【0009】ところで、直流電動機8に機械的なトルク
伝達機構10を介して負荷機械11を連結した場合、ト
ルク伝達機構10の剛性が十分高ければ、直流電動機8
、トルク伝達機構10及び負荷機械11から構成される
機械系は等価的に1つの剛体とみなせるので、前述した
従来の速度制御装置を用いても高い応答周波数の速度制
御が可能である。
【0010】しかしながら、実際には、負荷機械11と
直流電動機8との速度比を可変にする目的などのために
、トルク伝達機構10に1段又は多段のギア(歯車装置
)が設けられていることが多い。さらに、これらのギア
には、通常、ガタ(バックラッシ)があるため、ギアが
接しているときと、離れているときとでは、前述した機
械系の特性は大きく変化する。
【0011】例えば、仮に負荷機械11の慣性モーメン
トが直流電動機8の慣性モーメントの9倍であるとする
と、速度制御装置から見た機械系の慣性モーメントは、
ギアが接しているときは10×Jm(Jmは直流電動機
8の慣性モーメントである。)であり、離れているとき
は1×Jmである。
【0012】ところが、従来の速度制御装置における第
1の制御回路2は、機械系のギアは接しているものとし
て設計されるので、何等かの原因でギアが離れると、そ
のときの速度制御系の応答周波数がギアが接していると
きの10倍となる。その結果、ギアが離れた状態では速
度制御系は応答周波数が高くなりすぎて不安定になる場
合がある。
【0013】このような状態で、負荷機械11の加減速
運転が行われると、ギアの接触、非接触が周期的に発生
し、大振幅の衝撃トルクが直流電動機8及びトルク伝達
機構10に印加される。このため、直流電動機8及びト
ルク伝達機構10の機械的疲労が問題となる。
【0014】また、トルク伝達機構10の剛性が低い場
合には、速度制御系の応答周波数を上げようとすると、
機械共振によって安定な速度制御ができないことが知ら
れている。
【0015】このように、トルク伝達機構10の剛性が
低い場合や、ギアが使用される場合は、第1の制御回路
2のみを有する速度制御装置を用いて仕様を満足する応
答周波数をもった速度制御の実現が困難であった。特に
、製紙プラントにおける抄紙機のように、負荷機械11
の慣性モーメントが直流電動機8の慣性モーメントと比
較して非常に大きい場合には、上記の理由から速度制御
の応答周波数を高くすることができないという問題があ
った。
【0016】そこで、この問題を解決するための1つの
手段として、第2の制御回路3及び機械系モデル4が付
加された。次に、これら第2の制御回路3及び機械系モ
デル4の動作について説明する。
【0017】まず、第2の基準トルクτ2が、第2の制
御回路3によって発生される。すなわち、速度基準信号
発生回路1から出力された基準速度信号ωmsと、機械
系モデル4から出力されたモデル速度信号ωとの偏差に
基づいて、第2の基準トルクτ2が生成され、機械系モ
デル4及び第3の制御回路6に供給される。
【0018】また、機械系モデル4は1つの積分器で構
成され、この積分器の時定数は直流電動機8、トルク伝
達機構10及び負荷機械11の慣性モーメントの総和を
時定数に換算した値に設定される。そこで、第2の制御
回路3を基準速度信号ωmsの変化に対するモデル速度
信号ωの応答が、仕様を満足するように設計すると、第
2の基準トルクτ2は機械系の剛性を無限大の1つのマ
スとみなしたときに、直流電動機8が発生すべきトルク
となる。
【0019】次に、第1の制御回路2は、ギアの接触、
非接触といった機械系の状態の変化によらず速度制御系
の安定性が保たれるように、制御ゲインの値を下げて設
計する。
【0020】つづいて、第3の制御回路6によって、第
1の制御回路2から出力された第1の基準トルクτ1と
、第2の制御回路3から出力された第2の基準トルクτ
2とを合わせた最終基準トルクτmsに直流電動機8の
発生トルクが追随するように、電力変換回路7を動作さ
せる制御信号が発生されて、電力変換回路7に供給され
る。
【0021】この結果、基準速度信号ωmsの変化に対
し、仕様を満足するような応答周波数をもった速度制御
系が得られる。このとき、第2の基準トルクτ2は速度
検出器9から出力される実速度信号によって変化しない
ので、機械系の状態の変化によらず速度制御の安定性が
保たれる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
電動機の速度制御装置では、負荷機械11の慣性モーメ
ントが一定の場合、基準速度の変化に対しては、仕様を
満足するような応答周波数の速度制御が可能である。
【0023】しかしながら、負荷トルクが変動するよう
な場合は、第2の基準トルクτ2は負荷トルクが変動し
ても変化しないので、負荷トルク変動に対する速度制御
系の応答性は、第1の制御回路2によって決まってしま
う。ところが、前述したように、第1の制御回路2は安
定性の問題から、制御ゲインの値を下げて設計されるの
で、負荷トルク変動に対しては、従来の電動機の速度制
御装置では応答性を上げることが困難であるという問題
点があった。
【0024】特に、圧延プラントにおいては、鋼板かみ
こみ時のインパクトドロップが小さいことが要求される
が、鋼板かみこみ時には急激な負荷トルク変動が生じる
ため、負荷トルク変動に対する高い応答性が要求される
。しかも、圧延プラントでは、通常、機械系の剛性が低
く、速度制御の応答を上げようとすると機械共振による
振動を生じるという問題点があった。
【0025】さらに、電動式産業ロボットのように、負
荷機械11であるアームの慣性モーメントがアームの位
置によって大きく変化する場合は、機械系モデル4の積
分時定数が一定であることから、基準速度の変化に対し
てもアームの位置によって、速度制御系の応答が変化し
てしまうという問題点があった。
【0026】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、機械系の剛性が低く場合でも、基
準速度変化のみならず負荷トルク変化に対しても、速度
制御の応答周波数を高くすることができ、さらに、負荷
機械の慣性モーメントが変化するような場合でも、速度
制御系の応答を一定に保つことができる電動機の速度制
御装置を得ることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動機の
速度制御装置は、次に掲げる手段を備えたものである。 〔1〕  電動機、負荷機械及びトルク伝達機構を1つ
の積分要素として近似しモデル速度を出力する機械系モ
デル。 〔2〕  前記電動機の基準速度及び実速度に基づいて
第1の基準トルクを出力する第1の制御手段。 〔3〕  前記基準速度及びモデル速度に基づいて第2
の基準トルクを出力する第2の制御手段。 〔4〕  前記実速度及びモデル速度に基づいて補正ト
ルクを出力する補正トルク演算手段。 〔5〕  前記第1の基準トルク、第2の基準トルク、
及び補正トルクに基づいて前記電動機を制御する第3の
制御手段。
【0028】
【作用】この発明においては、機械系モデルによって、
電動機、負荷機械及びトルク伝達機構が1つの積分要素
として近似されモデル速度が出力される。また、第1の
制御手段によって、電動機の基準速度及び実速度に基づ
いて第1の基準トルクが出力される。さらに、第2の制
御手段によって、前記基準速度及びモデル速度に基づい
て第2の基準トルクが出力される。またさらに、補正ト
クル演算手段によって、前記実速度及びモデル速度に基
づいて補正トルクが出力される。そして、第3の制御手
段によって、前記第1の基準トルク、第2の基準トルク
、及び補正トルクに基づいて前記電動機が制御される。
【0029】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例1の構成を図1、図2、図
3、図4及び図5を参照しながら説明する。図1は、こ
の発明の実施例1の全体を示すブロック図であり、速度
基準信号発生回路1〜機械系モデル4、電力変換回路7
〜負荷機械11は上述した従来装置のものと全く同一で
ある。
【0030】図1において、この発明の実施例1は、上
述した従来装置のものと全く同一のものと、入力側の一
方が機械系モデル4に接続されかつ入力側の他方が速度
検出器9に接続された補正トクル演算回路5と、入力側
が第1の制御回路2、第2の制御回路3及び補正トクル
演算回路5に接続されかつ出力側が電力変換回路7に接
続された第3の制御回路6Aとから構成されている。
【0031】ところで、この発明の第1の制御手段は、
前述したこの発明の実施例1では第1の制御回路2から
構成され、この発明の第2の制御手段は、実施例1では
第2の制御回路3から構成され、この発明の補正トクル
演算手段は、実施例1では補正トクル演算回路5から構
成され、この発明の第3の制御手段は、実施例1では第
3の制御回路6A及び電力変換回路7から構成されてい
る。
【0032】図2は、この発明の実施例1の第1の制御
回路2の詳細な構成を示すブロック図である。図2にお
いて、第1の制御回路2は、通常、PI型の制御回路と
呼ばれ、速度基準信号発生回路1に接続された入力端子
21、速度検出器9に接続された入力端子22と、これ
ら入力端子21、22に接続された減算器23と、この
減算器23に接続された積分器24と、減算器23に接
続された係数器25と、積分器24及び係数器25に接
続された加算器26と、この加算器26に接続された制
限回路27と、この制限回路27に接続された出力端子
28とから構成されている。
【0033】図3は、この発明の実施例1の第2の制御
回路3の詳細な構成を示すブロック図である。図3にお
いて、第2の制御回路3は、通常、IP型の制御回路と
呼ばれ、速度基準信号発生回路1に接続された入力端子
31と、機械系モデル4に接続された入力端子32と、
入力端子31、32に接続された減算器33と、この減
算器33に接続された積分器34と、入力端子32に接
続された係数器35と、積分器34及び係数器35に接
続された減算器36と、この減算器36に接続された制
限回路37と、この制限回路37に接続された出力端子
38とから構成されている。
【0034】図4は、この発明の実施例1の機械系モデ
ル4と、補正トクル演算回路5の詳細な構成を示すブロ
ック図である。図4において、補正トクル演算回路5は
、速度検出器9に接続された入力端子51と、機械系モ
デル4に接続された入力端子52と、入力端子51、5
2に接続された減算器53と、この減算器53に接続さ
れた微分器54と、減算器53に接続された係数器55
と、微分器54及び係数器55に接続された加算器56
と、この加算器56に接続された出力端子57とから構
成されている。
【0035】図5は、この発明の実施例1の第3の制御
回路6Aの詳細な構成を示すブロック図である。図5に
おいて、第3の制御回路6Aは、第1の制御回路2に接
続された入力端子60aと、第2の制御回路3に接続さ
れた入力端子60bと、補正トクル演算回路5に接続さ
れた入力端子60cと、図示しない電流検出器に接続さ
れた入力端子60dと、入力端子60a、60b、60
cに接続された加算器61と、この加算器61に接続さ
れた制限回路62と、この制限回路62に接続された係
数器63と、入力端子60d及び係数器63に接続され
た減算器64と、この減算器64に接続された積分器6
5と、減算器64に接続された係数器66と、積分器6
5及び係数器66に接続された加算器67と、この加算
器67に接続されたPWM回路68と、このPWM回路
68に接続された出力端子69とから構成されている。
【0036】ここで、この発明における機械系の機械共
振を抑制するための制御方式の原理について図6及び図
7を参照しながら説明する。図6はこの発明の実施例1
の機械共振を考慮した機械系モデルを示すブロック図、
図7はこの発明の実施例1の速度の微分フィードバック
制御系を示すブロック図である。
【0037】図6は機械共振を考慮した公知の機械系の
2マスモデルである。図6において、Jmは直流電動機
8の慣性モーメント、JLは負荷機械11の慣性モーメ
ント、CF及びKFはそれぞれトルク伝達機構10の粘
性摩擦係数及びばね定数、τFは軸トルク、τLは負荷
トルク、ωLは負荷速度である。
【0038】次に、図6から直流電動機8の発生トルク
τmに対する電動機速度ωmの伝達関数を求めると下記
の式(1)が得られる。
【0039】
【数1】
【0040】同様に、直流電動機8の発生トルクτmに
対する負荷速度ωLの伝達関数を求めると下記の式(2
)が得られる。
【0041】
【数2】
【0042】ただし、共振周波数ωP、反共振周波数ω
Z、極の減衰率ζP及び零点の減衰率ζZは、それぞれ
下記の式(3)、(4)、(5)及び(6)で与えられ
る。
【0043】
【数3】
【0044】
【数4】
【0045】
【数5】
【0046】
【数6】
【0047】さて、剛性の低い機械系においては、通常
、粘性摩擦係数CFが小さいため、式(5)からわかる
ように、極の減衰率ζPが小さい。このため、直流電動
機8の発生トルクτmが変化すると、大きな振幅をもっ
た共振周波数ωPの振動成分が電動機速度ωm及び負荷
速度ωLに生じる。その結果、従来の速度制御装置では
、速度制御の応答周波数を上げようとして、制御ゲイン
を大きくすると、この機械共振による大振幅の振動が生
じていた。
【0048】次に、この機械共振に起因する振動を抑制
するために、図7のような電動機速度ωmの微分フィー
ドバックを行う。すると、この微分フィードバックを行
ったときの、トルクτm1に対する電動機速度ωm及び
負荷速度ωLをそれぞれ求めると、下記の式(7)及び
(8)が得られる。
【0049】
【数7】
【0050】
【数8】
【0051】ここで、共振周波数ωP’及び減衰率ζP
’は下記の式(9)及び(10)で示される。
【0052】
【数9】
【0053】
【数10】
【0054】したがって、式(9)及び(10)より、
電動機速度の微分フィードバックによって、機械系の減
衰率を見掛け上変化させることが可能なことがわかる。 例えば、直流電動機8と負荷機械11の慣性モーメント
が等しい機械系においては、式(9)及び(10)より
、下記の式(11)が得られる。
【0055】
【数11】
【0056】式(9)及び(10)を利用して、微分ゲ
インKrdの値を調節することにより、トルクτm1に
対する機械系の減衰率ζP’を大きくし、機械共振を抑
制することができる。以上が、この発明における機械系
の機械共振を抑制するための制御方式の原理である。
【0057】つぎに、前述した実施例1の動作を図1か
ら図5までを参照しながら説明する。まず、図2で示す
第1の制御回路2において、第1の速度偏差Δωm1が
、減算器23によって出力される。すなわち、速度基準
信号発生回路1から入力端子21を経由して入力された
基準速度ωmsと、速度検出器9から入力端子22を経
由して入力された実速度ωmとの第1の速度偏差Δωm
1(=ωms−ωm)が求められて、積分器24及び係
数器25に供給される。
【0058】つづいて、第1の基準トルクτ1が、加算
器26によって出力され、制限回路27を経て出力端子
28から出力される。すなわち、積分器24の出力と、
係数器25の出力との和が求められて制限回路27に供
給される。この制限回路27は、第1の基準トルクτ1
の絶対値の最大値を制限する働きをする。
【0059】一方、図3で示す第2の制御回路3におい
て、第2の速度偏差Δωm2が、減算器33によって出
力される。すなわち、速度基準信号発生回路1から入力
端子31を経由して入力された基準速度ωmsと、機械
系モデル4から入力端子32を経由して入力されたモデ
ル速度ωaとの第2の速度偏差Δωm2(=ωms−ω
a)が求められて、積分器34に供給される。また、モ
デル速度ωaが係数器35にも供給される。
【0060】つづいて、第2の基準トルクτ2が、減算
器36によって出力され、制限回路37を経て出力端子
38から出力される。すなわち、積分器34の出力と、
係数器35の出力との差が求められて制限回路37に供
給される。この制限回路37は、第1の制御回路2の制
限回路27と同様に、第2の基準トルクτ2の絶対値の
最大値を制限する働きをする。
【0061】そして、基準速度ωmsに対するモデル速
度ωaの伝達関数は下記の式(12)で示される。
【0062】
【数12】
【0063】ここで、JAは直流電動機8、トルク伝達
機構10及び負荷機械11のそれぞれの慣性モーメント
を全て合計した機械系モデル4の慣性モーメントである
【0064】したがって、制御ゲインKP、Kiの値を
調節することにより、仕様を満足するような応答特性を
もったモデル速度ωaの制御が可能である。このときに
得られる第2の基準トルクτ2は、トルク伝達機構10
の剛性が機械共振を無視できる程充分高く、かつギアの
ガタを無視した場合において、仕様を満足する応答特性
で負荷機械11を速度制御するのに必要なトルクの基準
値である。
【0065】次に、図4で示す補正トルク演算回路5に
おいて、第3の速度偏差Δωm3が、減算器53によっ
て出力される。すなわち、速度検出器9から入力端子5
1を経由して入力された実速度ωmと、機械系モデル4
から入力端子52を経由して入力されたモデル速度ωa
との第3の速度偏差Δωm3(=ωa−ωm)が求めら
れて微分器54及び係数器55に供給される。
【0066】つづいて、補正トルクτtが、加算器56
によって出力されて、出力端子57から出力される。
【0067】ここで、この補正トルク演算回路5の働き
について説明する。まず、機械系モデル4の慣性モーメ
ントJAが実際の機械系の慣性モーメントと異なる場合
は、実速度ωmの応答とモデル速度ωaの応答との間に
偏差が生じ、第3の速度偏差Δωm3が零でなくなる。
【0068】例えば、機械系モデル4の慣性モーメント
JAが実際の機械系の慣性モーメントより小さい場合は
、基準速度信号ωmsの変化に対し、実速度ωmの応答
がモデル速度ωaに対して遅れるので、第3の速度偏差
Δωm3の極性は正となる。したがって、係数器55に
よって増幅された補正トルクτtの極性も正となる。そ
こで、後述するように、第3の制御回路6Aに入力され
る基準トルクにこの補正トルクτtを加算し、直流電動
機8の発生トルクτmを制御すると、実速度ωmの応答
が速くなり、モデル速度ωaの応答に追随するようにな
る。
【0069】反対に、機械系モデル4の慣性モーメント
JAが実際の機械系の慣性モーメントより大きい場合は
、基準速度信号ωmsの変化に対し、モデル速度ωaの
応答が実速度ωmに対して遅れるので、第3の速度偏差
Δωm3の極性、ひいては、補正トルクτtの極性は負
となる。したがって、第3の制御回路6Aによって、実
速度ωmの応答が遅くなり、モデル速度ωaの応答に追
随するようになる。
【0070】このように、係数器55によって、第3の
速度偏差Δωm3を増幅して補正トルクτtを発生する
ことにより、機械系モデル4の慣性モーメントJAが実
際の機械系の慣性モーメントと異なる場合でも、実速度
ωmの応答がモデル速度ωaの応答に追随するように制
御される。
【0071】また、機械共振に起因する機械振動成分は
、上述したように微分器54によって、第3の速度偏差
Δωm3を微分して、補正トルクτtに加えることによ
り抑制することができる。
【0072】さて、次に、図5で示す第3の制御回路6
Aにおいて、最終基準トルクτmsが、加算器61によ
って出力される。すなわち、第1の制御回路2から入力
端子60aを経由して入力された第1の基準トルクτ1
と、第2の制御回路3から入力端子60bを経由して入
力された第2の基準トルクτ2と、補正トルク演算回路
5から入力端子60cを経由して入力された補正トルク
τtとの和である最終基準トルクτms(=τ1+τ2
+τt)が求められて制限回路62に供給される。この
制限回路62は、最終基準トルクτmsの振幅をあらか
じめ決められた設定値以下に制限する。
【0073】つづいて、基準電機子電流Iasが、係数
器63によって出力される。すなわち、公知のように、
発生トルクτmと電機子電流Iaとの関係は直流電動機
8の場合、下記の式(13)で示される。なお、KTは
トルク定数である。
【0074】
【数13】
【0075】したがって、係数1/KTの係数器63に
最終基準トルクτmsが入力されると、基準電機子電流
Iasが求められる。
【0076】つづいて、電流偏差ΔIa(=Ias−I
a)が、減算器64によって出力される。すなわち、係
数器63から出力された基準電機子電流Iasと、電流
検出器から入力端子60dを経由して入力された実際の
電機子電流Iaとの差である電流偏差ΔIaが求められ
、積分器65及び係数器66に供給される。
【0077】さらに、基準端子電圧Vasが、加算器6
7によって出力される。すなわち、積分器65の出力と
係数器66の出力との和である基準端子電圧Vasが求
められ、PWM回路68に供給される。
【0078】このPWM回路68は、基準端子電圧Va
sに基づいて、例えば、4象限チョッパ回路から構成さ
れた電力変換回路7の4つのスイッチング素子のON/
OFF信号を出力する。なお、PWM回路68の構成な
どは公知であるので、詳細な説明を省略する。
【0079】そして、直流電動機8の端子電圧Vaが基
準端子電圧Vasに追随するように、電力変換回路7及
びPWM回路68によって制御される。以上の説明から
、直流電動機8の発生トルクτmが、最終基準トルクτ
msに追随するように、図5で示した第3の制御回路6
Aによって制御されることが理解される。
【0080】実施例2.なお、前述した実施例1では機
械共振による振動を抑制するために、補正トルク演算回
路5に微分器54を設けたが、第1の制御回路2Aを図
8のように変更して、補正トルク演算回路5の微分器5
4を省略しても同様の動作を期待できる。
【0081】すなわち、図8に示された第1の制御回路
2Aでは、微分器29によって直流電動機8の実速度ω
mの微分演算が行われ、加算器26によって積分器24
及び係数器25の出力と加算され、第1の基準トルクτ
1として出力端子28から出力される。
【0082】このように、直流電動機8の実速度ωmの
微分成分が、最終基準トルクτmsに含まれれば、機械
共振による振動を抑制することができる。したがって、
図8において、微分器29を省略し、積分器24及び係
数器25と並列に微分器を配置した、いわゆるPID型
の制御演算回路を構成してもよい。
【0083】実施例3.また、前述した各実施例では直
流電動機8を用いた場合を説明したが、誘導電動機や同
期電動機を用いてもよい。すなわち、公知のベクトル制
御により、これらの交流電動機の発生トルクを直流電動
機並の高速応答性でもって制御できるので、最終基準ト
ルクτmsに追随するようにこれらの交流電動機の発生
トルクを制御することは容易であり、所期の目的を達成
し得ることはいうまでもない。
【0084】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、電動
機、負荷機械及びトルク伝達機構を1つの積分要素とし
て近似しモデル速度を出力する機械系モデルと、前記電
動機の基準速度及び実速度に基づいて第1の基準トルク
を出力する第1の制御手段と、前記基準速度及びモデル
速度に基づいて第2の基準トルクを出力する第2の制御
手段と、前記実速度及びモデル速度に基づいて補正トル
クを出力する補正トルク演算手段と、前記第1の基準ト
ルク、第2の基準トルク、及び補正トルクに基づいて前
記電動機を制御する第3の制御手段とを備えたので、機
械系の剛性が低く場合でも、基準速度変化のみならず負
荷トルク変化に対しても、速度制御の応答周波数を高く
することができ、さらに、負荷機械の慣性モーメントが
変化するような場合でも、速度制御系の応答を一定に保
つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例1の第1の制御回路を示すブ
ロック図である。
【図3】この発明の実施例1の第2の制御回路を示すブ
ロック図である。
【図4】この発明の実施例1の機械系モデル及び補正ト
ルク演算回路を示すブロック図である。
【図5】この発明の実施例1の第3の制御回路を示すブ
ロック図である。
【図6】この発明の実施例1の機械共振を考慮した機械
系モデルを示すブロック図である。
【図7】この発明の実施例1の速度の微分フィードバッ
ク制御系を示すブロック図である。
【図8】この発明の実施例2の第1の制御回路を示すブ
ロック図である。
【図9】従来の電動機の速度制御装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1    速度基準信号発生回路 2    第1の制御回路 3    第2の制御回路 4    機械系モデル 5    補正トルク演算回路 6A  第3の制御回路 7    電力変換回路 8    直流電動機 9    速度検出器 10    トルク伝達機構 11    負荷機械

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  電動機、負荷機械及びトルク伝達機構
    を1つの積分要素として近似しモデル速度を出力する機
    械系モデル、前記電動機の基準速度及び実速度に基づい
    て第1の基準トルクを出力する第1の制御手段、前記基
    準速度及びモデル速度に基づいて第2の基準トルクを出
    力する第2の制御手段、前記実速度及びモデル速度に基
    づいて補正トルクを出力する補正トルク演算手段、並び
    に前記第1の基準トルク、第2の基準トルク、及び補正
    トルクに基づいて前記電動機を制御する第3の制御手段
    を備えたことを特徴とする電動機の速度制御装置。
JP3082752A 1991-04-16 1991-04-16 電動機の速度制御装置 Pending JPH04317578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199760A (ja) * 2007-02-13 2008-08-28 Meidensha Corp モータの可変速制御装置
JP2025104803A (ja) * 2023-12-28 2025-07-10 株式会社安川電機 モータ制御装置、モータ制御方法、及びプログラム

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