JPH0432139B2 - - Google Patents

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JPH0432139B2
JPH0432139B2 JP17213486A JP17213486A JPH0432139B2 JP H0432139 B2 JPH0432139 B2 JP H0432139B2 JP 17213486 A JP17213486 A JP 17213486A JP 17213486 A JP17213486 A JP 17213486A JP H0432139 B2 JPH0432139 B2 JP H0432139B2
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fluororesin
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 この発明はふつ素樹脂被覆アルミニウム合金製
品の素材として用いられるふつ素樹脂被覆用アル
ミニウム合金材料に関する。 従来の技術 例えばアルミニウム合金からなる鍋、フライパ
ン等の調理用器物やもちつき機のホツパー等の製
品として、非粘着性の付与、耐熱性の向上等を目
的として、その内表面にふつ素樹脂皮膜を被覆形
成したものが従来より知られている。 而して、このようなふつ素樹脂被覆アルミニウ
ム合金製品の素材としては、従来、ハードコート
用のものとしては耐熱強度に優れた例えば
JIS5052合金等のAl−Mg系合金材が用いられて
おり、一方ソフトコート用のものとしては、樹脂
皮膜の付着性を良くするために事前に施されるこ
とのあるエツチングにおけるエツチング性に優れ
ていることなどの理由から、JIS3004合金等のAl
−Mn−Mg系合金材が用いられていた。 発明が解決しようとする問題点 ところがこのような合金素材を用いてふつ素樹
脂被覆性品を製作した場合、樹脂被覆がなされて
いない外表面の外観色調の点で見栄えの悪いもの
となり、商品の装飾性に劣り商品価値を低下させ
るというような欠点があつた。 一方、アルミニウム合金材の外観色調に関し、
Feを含有せしめたアルミニウム合金材に陽極酸
化処理を施すと、該合金材の表面に光沢の良い乳
白色の酸化皮膜が形成され、合金材の表面を美麗
な外観を呈するものとなしうることが従来よりう
知られている。ところが、装飾性向上のためにこ
のAl−Fe系合金材を単独でふつ素樹脂被覆製品
の素材として用いることは、逆に製品の強度を損
うことから不可能であつた。 この発明はこのような技術的背景に鑑みてなさ
れたものであつて、強度を損うことなく外観色調
に優れたふつ素樹脂被覆製品を制作しうるアルミ
ニウム合金材料の提供を目的とするものである。 問題点を解決するための手段 而してこの発明は、ふつ素樹脂被覆用のAl−
Mg系合金材あるいはAl−Mn−Mg系合金材に、
乳白色の陽極酸化皮膜形成用のAl−Fe系合金材
をクラツドすることによつて上記目的を達成しよ
うというものである。 すなわちこの発明は、第1図に示すように、
Mg:1.0〜3.0wt%、Cr:0.1〜0.5wt%を含有し、
残部アルミニウム及び不可避不純物からなるAl
−Mg系合金、あるいはMn:0.5〜1.5wt%、
Mg:0.5〜1.5wt%を含有し、残部アルミニウム
及び不可避不純物からなるAl−Mn−Mg系合金
からなる芯材の片面に、Fe:0.2〜3.0wt%を含有
し、あるいはさらにSi:0.2wt%以下、Ca:
0.0005〜0.03wt%の少なくとも1種を含有し、残
部アルミニウム及び不可避不純物からなるAl−
Fe系合金の皮材がクラツドされてなることを特
徴とするふつ素樹脂被覆用アルミニウム合金材料
を要旨とするものである。 まず芯材1の成分とその限定理由について説明
すれば、芯材の1つを構成するAl−Mg系合金に
おいて、Mgは芯材の強度向上に寄与するもので
ある。しかし含有量が1.0wt%未満ではその効果
が不十分であり、逆に3.0wt%を超えても効果の
格別な増大がない。好適なMgの含有範囲は2.0〜
3.0wt%である。 Crは耐応力腐食割れ性の向上に寄与するもの
である。しかし含有量が0.1wt%未満ではその結
果に乏しく、逆に0.5wt%を超えて含有されると
CrとAlの粗大晶出物が生じ、靱性が阻害される。
望ましいCrの含有量は0.2〜0.3wt%である。この
Al−Mg系合金からなる芯材は主にハードコート
用の材料に用いるのが良い。 芯材の他の構成例としてのAl−Mn−Mg系合
金において、Mgは前記と同様に材料の強度向上
に寄与するものである。しかし0.5wt%未満では
その効果が不十分であり、逆に1.5wt%を超えて
含有されても該効果の格別が増大が認められな
い。好ましいMgの含有範囲は0.8〜1.3wt%であ
る。 Mnもまた合金の強度向上に寄与するものであ
るが、0.5wt%未満ではその効果に乏しく、逆に
1.5wt%を超えて含有されると加工性が悪くなる。
好ましいMnの含有範囲は1.0〜1.5wt%である。
このAl−Mn−Mg系合金からなる芯材は主にソ
フトコート用の材料に用いるのが良い。 上記のAl−Mg系合金芯材、Al−Mn−Mg系合
金芯材には、いずれも各必須成分の他に、不純物
としてSi:0.25wt%以下、Fe:0.4wt%以下、
Cu:0.10wt%以下、Zn:0.10wt%以下の含有が
許容される。また、Al−Mg系合金芯材には、不
純物としてのMn:0.1wt%以下の含有も許容さ
れる。 皮材2としてのAl−Fe系合金において、Feは
陽極酸化処理によつてふつ素樹脂被覆製品の片面
に乳白色の酸化皮膜を生成せしめるための前提と
なる必須成分である。而してその含有量が0.2wt
%未満では、該皮膜の生成に不十分であり、逆に
3.0wt%を超えると良好な光沢が得られないのみ
ならず、皮膜の耐食性が劣化する。望ましいFe
の含有量は1.5wt%程度である。 皮材には上記必須成分としてのFeの他に、任
意成分としてSi:0.2wt%以下、Ca:0.0005〜
0.03wt%のいずれか一方または両方の含有が許容
される。Si及びCaは、ともにAl3Feの生成の促
進、安定化に寄与し、色むらのない陽極酸化皮膜
を生成させるのに有効に作用するが、Siが0.2wt
%を超えて含有され、あるいはまたCaの含有量
が0.0005wt%未満あるいは0.03wt%を超える場合
には上記の効果が得られない。望ましいSiの含有
範囲は0.03〜0.15wt%であり、また望ましいCaの
含有範囲は0.003〜0.01wt%である。 上記のような芯材と皮材とがクラツドされるこ
とにより、本発明に係るふつそ素樹脂被覆用材料
が形成される。ここで皮材のクラツド率は3〜20
%の範囲とするのが望ましい。ここに、クラツド
率とは以下の式で定義されるものをいう。即ち、 クラツド率=皮材厚さ/皮材厚さ+芯材圧さ×100(%
) 上記クラツド率が20%を超えると材料全体の強
度が低下する虞れがあり、逆に3%未満では後工
程で一般に施される苛性洗浄及びバフ研磨によつ
て皮材がなくなる虞れがあるからである。またク
ラツドは従来既知の方法により行われる。 なお本クラツド材を用いたふつ素樹脂被覆アル
ミニウム合金製品の製作方法の一例を示せば、第
3図に示すように、先ず予め電気的あるいは科学
的さらには機械的手段等により芯材1の表面に微
細凹凸を形成し、この凹凸面にふつ素樹脂皮膜3
を形成したのち、この材料に絞り成形等を施して
鍋等の所定の製品5形状とするか、あるいはクラ
ツド材をあらかじめ成形して所定の製品形状とし
たのち、芯材1の表面にふつ素樹脂皮膜3を形成
する。しかるのちこの製品5に陽極酸化処理を施
した皮材2の表面に乳白色の美麗な酸化皮膜4を
形成し完成品とする。ここで、ふつ素樹脂被覆の
方法は従来既知の方法を任意に採用しうるもので
あり、一般的には第3図に示されるように、プラ
イマーコート層3aと、中間コート層3bとトツ
プコート層3cとにより所要厚みのふつ素樹脂皮
膜3に形成される。またふつ素樹脂も、例えばポ
リテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、ポリ
ビニルフロライド等従来既知のものを任意に使用
すれば良い。さらに皮材表面に乳白色の酸化皮膜
を形成するための陽極酸化処理もまた、既知の常
法に従つて行うものであり、一般的には電解液と
して硫酸液を用い、自然発色法によつて乳白色の
皮膜を得るが、要すれば更に染色法により該皮膜
に有機染料もしくは無機染料を吸着させて任意の
美麗な色彩を表すものとしても良い。更にはま
た、低温その他の方法で陽極酸化処理して硬質皮
膜を生成せしめるものとすることも許容される。 発明の効果 この発明は上述の次第で、特定組成のAl−Mg
系合金あるいはAl−Mn−Mg系合金からなるふ
つ素樹脂被覆用の芯材に、特定組成のAl−Fe系
合金からなる乳白色の陽極酸化皮膜形成用の皮材
をクラツドしてなる構成としたから、本材料を用
いて、芯材の表面にふつ素樹脂被覆を施すととも
に皮材の表面に陽極酸化皮膜を形成することによ
り、強度の低下を派生することなく、美麗な外観
色調を有するふつ素樹脂被覆アルミニウム合金製
品の提供が可能となる。従つて非粘着性、耐熱性
等に優れるのは勿論のこと、装飾性にも優れた商
品価値の高いアルミニウム合金製品を提供でき
る。 実施例 次にこの発明の実施例を説明する。
【表】 上記組成の芯材と皮材とをクラツドして2種類
の材料を用意した。材料全体の肉厚は2.0mmとし、
皮材のクラツド率はNo.1、No.2ともに10%とし
た。 次に上記の材料につき、芯材の表面を研磨した
のち、該表面に4ふつ化エチレン樹脂からなるふ
つ素樹脂皮膜を被覆形成した。被覆はふつ素樹脂
を膜厚5μmにコーテイングしたのち380℃×15分
間の焼成を施し、さらに樹脂を膜厚25μmにコー
テイングしたのち390℃×20分間の焼成を施すこ
とにより行つた。 上記により芯材の表面にふつ素樹脂皮膜を形成
したのち、各材料に、液温20±2℃の10vol%硫
酸水溶液中で電流密度1.1A/dm2の電流を通じ
60分間の陽極酸化処理を施した。酸化皮膜の厚さ
は18μmであつた。 こうして得られた材料は、第2図に示すよう
に、その芯材1側の表面にふつ素樹脂皮膜3が形
成されてなるとともに皮材2側の表面に乳白色の
均色かつ美麗な陽極酸化皮膜4が形成され、外観
色調に優れたものであつた。従つて本発明に係る
ふつ素樹脂被覆用材料によれば、外観色調に優れ
た装飾性の高いふつ素樹脂被覆アルミニウム合金
製品を提供可能であることが、当然に予測されう
るものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るふつ素樹脂被覆用アル
ミニウム合金材料の構成を示す拡大断面図、第2
図は芯材の表面にふつ素樹脂皮膜を、また皮材の
表面に陽極酸化皮膜を形成した状態の拡大断面
図、第3図は本発明を適用した製品をその一部を
拡大して示す断面図である。 1……芯材、2……皮材、3……ふつ素樹脂皮
膜、4……陽極酸化皮膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 Mg:1.0〜3.0wt%、Cr:0.1〜0.5wt%を含
    有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からな
    るAl−Mg系合金、あるいはMn:0.5〜1.5wt%、
    Mg:0.5〜1.5wt%を含有し、残部アルミニウム
    及び不可避不純物からなるAl−Mn−Mg系合金
    からなる芯材の片面に、Fe:0.2〜3.0wt%を含有
    し、残部アルミニウム及び不可避不純物からなる
    Al−Fe系合金の皮材がクラツドされてなること
    を特徴とするふつ素樹脂被覆用アルミニウム合金
    材料。 2 皮材のクラツド率が3〜20%である特許請求
    の範囲第1項記載のふつ素樹脂被覆用アルミニウ
    ム合金材料。 3 Mg:1.0〜3.0wt%、Cr:0.1〜0.5wt%を含
    有し、残部アルミニウム及び不可避不純物からな
    るAl−Mg系合金、あるいはMn:0.5〜1.5wt%、
    Mg:0.5〜1.5wt%を含有し、残部アルミニウム
    及び不可避不純物からなるAl−Mn−Mg系合金
    からなる芯材の片面に、Fe:0.2〜3.0wt%を含有
    し、さらにSi:0.2wt%以下、Ca:0.0005〜
    0.03wt%の少なくとも1種を含有し、残部アルミ
    ニウム及び不可避不純物からなるAl−Fe系合金
    の皮材がクラツドされてなることを特徴とするふ
    つ素樹脂被覆用アルミニウム合金材料。 4 皮材のクラツド率が3〜20%である特許請求
    の範囲第3項記載のふつ素樹脂被覆用アルミニウ
    ム合金材料。
JP17213486A 1986-07-21 1986-07-21 ふつ素樹脂被覆用アルミニウム合金材料 Granted JPS6327247A (ja)

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