JPH04321940A - 光学ヘッドの速度制御方法及びその装置 - Google Patents

光学ヘッドの速度制御方法及びその装置

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JPH04321940A
JPH04321940A JP41198890A JP41198890A JPH04321940A JP H04321940 A JPH04321940 A JP H04321940A JP 41198890 A JP41198890 A JP 41198890A JP 41198890 A JP41198890 A JP 41198890A JP H04321940 A JPH04321940 A JP H04321940A
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JP
Japan
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signal
speed
optical head
track
tracking servo
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Pending
Application number
JP41198890A
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English (en)
Inventor
Daisuke Iguchi
大介 井口
Kaoru Yasukawa
薫 安川
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光デイスク等の光学
式記録媒体に半導体レーザー、ガスレーザー等の集束光
を照射させて光学的に情報の記録・再生、或いは記録・
再生・消去等を行う光学的情報記録再生装置に使用され
、記録情報の再生等を行う際に、光学ヘッドを光学式記
録媒体の所定のトラック等に移動させるための光学ヘッ
ドの速度制御方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記光学的情報記録再生装置とし
ては、例えば図10に示すようなものがある。これは、
光記録媒体100の記録面に再生用あるいは記録用の集
束光101を光学系102を介して照射し、この反射光
を光ダイオード等の受光素子103へ入力させて記録情
報の再生等を行うように構成されている。
【0003】上記光記録媒体100の目的のトラックを
呼出し、その目的のトラックに記録された記録情報を再
生する場合には、光学ヘッド104をトラックを横切る
ように移動させ、再生用集光101がトラックを横断す
る信号を検出する。そして、このトラック横断信号の数
を計数し、光学ヘッド104を目的のトラックに移動さ
せるシーク動作を行う。
【0004】上記シーク動作を行う際に光学ヘッドの速
度を制御する装置としては、例えば図11に示すような
ものがある。この光学ヘッドの速度制御装置は、光学ヘ
ッド104からの検出光をトラッキングエラー信号検出
回路105に導入し、このトラッキングエラー信号検出
回路105によってトラッキングエラー信号106を検
出する。次に、このトラッキングエラー信号106(図
12(a))をトラック横断検出回路107に入力し、
このトラック横断検出回路107によってトラッキング
エラー信号106のゼロクロス毎にロジックを反転する
トラック横断信号108(図12(b))を発生する。
【0005】そして、上記トラック横断信号108をト
ラックカウント回路109に入力し、このトラックカウ
ント回路109によってトラック横断信号108のエッ
ジパルス110(図12(c))をカウントして、シー
ク動作の残りトラック数を算出する。
【0006】更に、この残りトラック数の信号111を
基準速度変換ROM112に入力し、この基準速度変換
ROM112によって残りトラック数をアドレスとして
、この残りトラック数に対応した基準速度のデジタル値
113(図12(d))を出力する。ただし、ここでは
基準速度変換ROM112が1トラック移動毎に基準速
度を出力するものとしている。
【0007】上記基準速度変換ROM112から出力さ
れる基準速度信号113を、次段のD/Aコンバータ1
14によってアナログ信号に変換し、トラック横断信号
108の次のエッジを検出するまで値をゼロ次ホールド
する。そして、このゼロ次ホールドされた基準速度信号
115(図12(e))を、差動増幅器116に送る。
【0008】また、上記トラック横断検出回路107か
ら出力されるトラック横断信号108を、クロックカウ
ント回路117に入力し、このクロックカウント回路1
17によってトラック横断信号108のエッジ間の時間
間隔を、基準クロック回路118から出力されるクロッ
クをカウントすることによって求める。このカウントさ
れたクロック数119を相対速度変換ROM120に入
力し、この相対速度変換ROM120によってクロック
数119をアドレスとして逆数変換することによってト
ラック横断の相対速度を得る。そして、このトラック横
断の相対速度信号121をD/Aコンバータ122によ
ってアナログ信号123に変換し、差動増幅器116に
入力する。
【0009】そして、上記差動増幅器116によって基
準速度信号115とトラック横断の相対速度信号123
との差を増幅し、この差動増幅器116からの出力信号
124をスイッチング回路125及びドライバーアンプ
126を介して、ヘッドアクチュエータ127に出力し
、このヘッドアクチュエータ127によって光学ヘッド
104を所定の速度で駆動する速度サーボループを構成
する。
【0010】上記スイッチング回路125は、シーク動
作の残りトラック数がゼロであることをトラックカウン
ト回路109より検出して、ドライバーアンプ126の
入力を差動増幅器116からトラッキングサーボ回路1
28へ切り換える。トラッキングサーボ回路128は、
位相補償及びゲイン調節を行う回路からなり、ドライバ
ーアンプ126、ヘッドアクチュエータ127、光学ヘ
ッド104及びトラッキングエラー信号検出回路105
とともに、トラッキングサーボループを構成し、光学ヘ
ッド104を光記録媒体100の目標のトラックに正確
にトラッキングさせるものである。
【0011】なお、光学ヘッド104の移動速度は、上
記の如くトラック横断の時間間隔より得られるものであ
り、以下「速度」とは、光記録媒体100のトラックと
光学ヘッド104との相対速度を示すものとする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
の場合には、次のような問題点を有している。すなわち
、上記従来の光学ヘッドの速度制御装置の場合には、ト
ラッキングエラー信号106のゼロクロス点よりトラッ
クの横断を検出し、ゼロクロス点から検出されるトラッ
ク横断信号108のみによって、残り移動トラック数に
対応した基準速度信号115を基準速度変換ROM11
2から出力するように構成されている。そのため、基準
速度変換ROM112から出力される基準速度信号11
5は、図12(e)に示すように、ステップ状に変化し
てしまう。  ところで、上記シーク動作を高速に行う
には、加速及び減速ともに等加速度動作、すなわち図1
2の(f)に示すように速度の時間変化を一定にするこ
とが理想的であるが、上記の如く基準速度信号115が
ステップ状に変化すると、減速等を等加速度で行うこと
が困難となり、特に低速域においてはステップ状の基準
速度信号113と実際に制御される速度との段差が大と
なる。そのため、光学ヘッド104を駆動するアクチュ
エータ127を等加速度で減速させることができず、ア
クチュエータ127の駆動に遅れが生じて追随性が著し
く劣化するという問題点があった。
【0013】従って、低速域において理想的な等加速度
の速度変化に対して実際の速度変化は、図12の(g)
に示すように追従が遅れ、更にループゲインが高い場合
に振動的応答を示す。そのため、目標トラック(図12
(f)の(i))の残り1トラック前から基準速度信号
113をゼロとしても、目標トラックの中心を通過する
ときの光学ヘッドの速度が、トラッキングサーボに引き
込み可能な速度(図12(f)の(h))よりも大きく
なる場合が生じる。
【0014】この場合、図12(f)の(i)の時点で
スイッチング回路125によりトラッキングサーボ回路
128へ切り替えを行っても目標トラックへの引き込み
ができず、図12(f)の(j)に示すようにオーバー
ランが生じる。しかも、トラッキングサーボにおいては
、トラッキングサーボへの切り替え時の残留速度がトラ
ッキング引き込み可能な速度(図12(f)の(h))
よりわずかに大きい場合でも、トラッキングエラー信号
の半周期ごとに正負の帰還が交互にかかるため、目標ト
ラックへトラッキングさせるための正負の帰還が相殺さ
れて減速への寄与がなく、摩擦等による自然の減速でト
ラッキングサーボ引き込み可能な速度(図12(f)の
(h))まで減速するまでオーバーランを続け、数トラ
ック以上のシークエラーが生じてしまうという問題点が
あった。
【0015】この問題点を解決するため、従来の光学ヘ
ッドの速度制御装置においては、低速域での基準速度信
号の変化率を小さく設定して速度サーボの制御帯域を制
限し、緩やかに目標トラックへ接近する方式や、低速域
の精密な速度制御を放棄し、一旦目標トラック近傍に大
まかに粗シークを行い、その後目標トラックに精密にト
ラッキングする2段アクセス方式を採用することも行わ
れている。
【0016】しかし、前者の場合には、低速域での基準
速度信号の変化率を小さくするため、低速域での速度制
御に要する時間が長くなるとともに、等加速度の速度制
御が行えないという問題点が新たに生じる。
【0017】また、後者の場合には、粗シークと精密シ
ークの2段階の速度制御が必要となるため、制御装置が
複雑になるとともにコスト高となり、しかも速度制御に
要する時間が長くなるという問題点が新たに生ずる。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
記従来技術の問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、光学ヘッドの減速等を等加速
度でしかも高速で行うことができ、追随性が良好なこと
は勿論のこと、簡単な構成で十分な精度をもった速度制
御を行うことが可能な光学ヘッドの速度制御方法及びそ
の装置を提供することにある。
【0019】すなわち、この発明の請求項第1項に記載
の発明は、光学式記録媒体に対して情報の記録又は再生
を行なう光学ヘッドが、光学式記録媒体のトラックを横
断する際のトラック横断を検出し、前記光学ヘッドが横
断したトラック数によって目標トラックまでの残りトラ
ック数を求め、前記残りトラック数に応じて光学ヘッド
を移動させるべき基準速度信号を発生させるとともに、
光学ヘッドの移動速度を検出して速度検出信号を発生さ
せ、前記基準速度信号と前記速度検出信号の差信号を帰
還して光学ヘッドのシーク動作の速度制御を行なう光学
ヘッドの速度制御方法において、前記基準速度信号と前
記速度検出信号の差信号を帰還して光学ヘッドのシーク
動作の速度制御を行なう際、残りトラック数が所定値以
下となる第1のタイミングから、前記速度検出信号が所
定値以下となる第2のタイミングまで、前記基準速度信
号を接地レベルとし、前記目標トラックの中央の通過も
しくは前記第2のタイミングより光学ヘッドのトラッキ
ングサーボへの引き込みを行なうように構成されている
【0020】また、請求項第2項記載の発明は、光学式
記録媒体に対して情報の記録又は再生を行なう光学ヘッ
ドと、前記光学ヘッドを光学式記録媒体のトラック横断
方向に移動させる光学ヘッド移動手段と、前記光学ヘッ
ドから出力されるレーザービームからトラッキングエラ
ー信号を検出するトラッキングエラー信号検出手段と、
前記トラッキングエラー信号検出手段から出力されるト
ラッキングエラー信号から光学ヘッドのトラック横断を
検出するトラック横断検出手段と、前記トラック横断検
出手段から出力されるトラック横断信号から光学ヘッド
を移動させるべき目標トラックまでの残りトラック数を
計数するトラック計数手段と、前記トラック計数手段か
ら出力される残りトラック数の信号に応じて予め設定さ
れた基準速度に比例した基準速度信号を発生する基準速
度信号発生手段と、前記トラック横断検出手段から出力
されるトラック横断信号によって光学ヘッドの移動速度
を検出して速度検出信号を出力する光学ヘッド移動速度
検出手段と、前記基準速度信号と前記速度検出信号とを
差動増幅する差動増幅手段と、前記差動増幅手段から出
力される差信号を帰還して前記光学ヘッド移動手段を駆
動する駆動手段と、前記駆動手段に帰還される差動増幅
手段から出力される差信号とトラッキングサーボ手段か
ら出力されるトラッキングサーボ信号とを加算して前記
駆動手段に出力する加算手段を備えた光学ヘッドの速度
制御装置において、前記差動増幅手段に入力する基準速
度信号を接地レベルに切換可能な第1の切換手段と、前
記差動増幅手段に入力する速度検出信号を接地レベルに
切換可能な第2の切換手段と、前記加算手段に入力する
信号を接地レベルからトラッキングサーボ手段からのト
ラッキングサーボ信号側に切換可能な第3の切換手段と
、前記基準速度信号と前記速度検出信号の差信号を帰還
して光学ヘッドのシーク動作の速度制御を行なう際、残
りトラック数が所定値以下となった場合に第1の切換手
段を接地レベルに切換える第1のタイミング信号を出力
するとともに、前記残りトラック数がゼロとなった場合
に第2の切換手段を接地レベルに切換える第2のタイミ
ング信号を出力し、かつ前記速度検出信号が所定値以下
となった場合に第3の切換手段をトラッキングサーボ信
号側に切換える第3のタイミング信号を出力するタイミ
ング信号発生手段とを備えるように構成されている。
【0021】
【作用】この発明の請求項第1項に記載の発明において
は、基準速度信号と速度検出信号の差信号を帰還して光
学ヘッドのシーク動作の速度制御を行なう際、残りトラ
ック数が所定値以下となる第1のタイミングから、前記
速度検出信号が所定値以下となる第2のタイミングまで
、前記基準速度信号を接地レベルとし、目標トラックの
中央の通過もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッ
ドのトラッキングサーボへの引き込みを行うように構成
されている。そのため、残りトラック数が所定値以下と
なった場合に前記基準速度信号を接地レベルとすること
により、光学ヘッドの減速動作を継続するので、光学ヘ
ッドの移動速度を略等加速度に等しい状態で減速動作を
行うことができる。そして、上記基準速度信号を接地レ
ベルとしてから速度検出信号が所定値以下となる第2の
タイミングまで減速動作を継続するので、光学ヘッドの
移動速度をトラッキングサーボに引き込み可能な速度以
下まで確実に減速されることができる。その後、目標ト
ラックの中央の通過もしくは前記第2のタイミングより
光学ヘッドのトラッキングサーボへの引き込みを行うた
め、目標トラックに確実にトラッキングサーボを行うこ
とができる。
【0022】したがって、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速させることができ、シーク動
作の高速化が可能であるばかりか、所定のタイミングで
トラッキングサーボへの引き込みを行なうときには、光
学ヘッドが確実に減速されているので、シーク動作に大
きな誤差が生じるのを防止することができる。また、粗
シーク及び精密シークというように2段階の速度制御を
行う必要がないので、構成が複雑となったり、シーク動
作に要する時間が長くなるのを防止し、この点からもシ
ーク動作の高速化が可能となる。
【0023】また、請求項第2項記載の発明は、基準速
度信号と前記速度検出信号の差信号を帰還して光学ヘッ
ドのシーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数
が所定値以下となった場合に、タイミング信号発生手段
から第1のタイミング信号を出力し、第1の切換手段を
接地レベルに切り換えるとともに、残りトラック数がゼ
ロとなった場合に、タイミング信号発生手段から第2の
タイミング信号を出力し、第2の切換手段を接地レベル
に切り換える。しかも、前記速度検出信号が所定値以下
になった場合に、タイミング信号発生手段から第3のタ
イミング信号を出力し、第3の切換手段をトラッキング
サーボ信号側に切り換えるようになっている。
【0024】そのため、請求項第1項記載の発明と同様
、残りトラック数が所定値以下となった場合に前記基準
速度信号を接地レベルとすることにより、光学ヘッドの
減速動作を継続するので、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速動作を行うことができる。 そして、上記基準速度信号を接地レベルとしてから速度
検出信号が所定値以下となる第2のタイミングまで減速
動作を継続するので、光学ヘッドの移動速度をトラッキ
ングサーボに引き込み可能な速度以下まで確実に減速さ
れることができる。その後、目標トラックの中央の通過
もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッドのトラッ
キングサーボへの引き込みを行うため、目標トラックに
確実にトラッキングサーボを行うことができる。
【0025】したがって、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速させることができ、シーク動
作の高速化が可能であるばかりか、所定のタイミングで
トラッキングサーボへの引き込みを行なうときには、光
学ヘッドが確実に減速されているので、シーク動作に大
きな誤差が生じるのを防止することができる。また、粗
シーク及び精密シークというように2段階の速度制御を
行う必要がないので、構成が複雑となったり、シーク動
作に要する時間が長くなるのを防止し、この点からもシ
ーク動作の高速化が可能となる。
【0026】
【実施例】以下にこの発明を図示の実施例に基づいて説
明する。
【0027】図2はこの発明に係る光学ヘッドの速度制
御方法及びその装置を適用し得る光学的情報記録再生装
置の一実施例を示すものである。
【0028】この光学的情報記録再生装置1は、図2に
示すように、レーザービームを出射する半導体レーザー
2と、この半導体レーザー2から出射された断面楕円形
状のビームを平行光に変換するコリメータレンズ3と、
このレーザービームを断面円形状のビームに整形するビ
ーム整形プリズム4と、ビームを分割するビームスプリ
ッタ5と、直線偏光の光と円偏光の光を相互に変換する
1/4波長板6と、対物レンズ7と、ビームスプリッタ
5によって分離されたビームを集光する集光レンズ8と
、シリンドリカルレンズ9と、四分割受光素子10とか
ら構成されている。
【0029】上記四分割受光素子10の受光素子10a
,10b,10c,10dは、図2に示すように、加算
増幅器11及び加算増幅器12にそれぞれ接続されてお
り、差動増幅器13からは、既知のようにトラッキング
エラー信号が得られるようになっている。
【0030】上記光学的情報記録再生装置1によって情
報の記録・再生が行われる光学式記録媒体としての光デ
イスク15は、図3に示すように、情報が記録されたト
ラック16を有する透明基板17と、この透明基板17
の全面に設けられた記録層18と、この記録層18の全
面に設けられた保護層19とでその主要部が構成されて
いる。
【0031】そして、上記光学的情報記録再生装置1に
おいては、半導体レーザー2から出射された断面楕円形
状のレーザービームが、コリメータレンズ3によって平
行光化された後、ビーム整形プリズム4によって断面円
形状のビームに整形される。その後、このビームは、ビ
ームスプリッタ5及び1/4波長板6を通り、対物レン
ズ7によって絞られて光デイスク15に照射される。
【0032】この光デイスク15からの反射光は、上記
と同じ光路を戻り、ビームスプリッタ5で反射されて集
光レンズ8及びシリンドリカルレンズ9によって、四分
割受光素子10上に結像される。そして、上記四分割受
光素子10に接続された差動増幅器13からは、上記の
ごとくトラッキングエラー信号が得られる。
【0033】そして、光デイスク15を走査する光学ヘ
ッド20には、上記部材のうち対物レンズ7と光路を変
更する図示しないミラーのみが搭載され、他の部材は、
装置本体側に固定して設けられるが、これら以外の部材
を必要に応じて光学ヘッドに搭載しても勿論良い。
【0034】図1はこの発明に係る光学ヘッドの速度制
御装置の一実施例を示す回路図である。
【0035】図において、21は光学ヘッド20からの
レーザービームを電気信号に変換してトラッキングエラ
ー信号22を検出するトラッキングエラー信号検出回路
であり、このトラッキングエラー信号検出回路21は、
前記四分割受光素子10と、これに接続された加算増幅
器11、12及び差動増幅器13とから構成されている
【0036】23は上記トラッキングエラー信号22よ
り光学ヘッド20のトラック横断を検出するトラック横
断検出回路、24はトラック横断検出回路23から出力
されるトラック横断信号25のエッジパルスをカウント
して、シーク動作の残りトラック数を算出するトラック
カウント回路である。
【0037】26はトラックカウント回路24から出力
される残りトラック数の信号27を入力し、残りトラッ
ク数をアドレスとして、この残りトラック数に対応した
基準速度のデジタル値28を出力する基準速度変換RO
Mである。上記基準速度信号28は、等加速度動作で減
速を行うように設定されている。ただし、ここでは基準
速度変換ROM26が1トラック移動毎に基準速度信号
28を出力するものとしている。
【0038】29は上記基準速度変換ROM26から出
力される基準速度信号28をアナログ信号30に変換し
、トラック横断信号25の次のエッジを検出するまで値
をゼロ次ホールドするD/Aコンバータである。
【0039】31は上記D/Aコンバータ29の出力と
接地レベルとの切り換えを行う第1のスイッチング回路
、32は第1のスイッチング回路31によって切り換え
られた信号が一方に入力される差動増幅器である。
【0040】また、33は上記トラック横断検出回路2
3から出力されるトラック横断信号25の周波数を電圧
に変換するF/Vコンバータであり、このF/Vコンバ
ータ33からは、光学ヘッド20の相対速度検出信号が
アナログ値39として出力される。
【0041】34は上記F/Vコンバータ33の出力と
接地レベルとの切り換えを行う第2のスイッチング回路
、32は第2のスイッチング回路34によって切り換え
られた信号が他方に入力される前記差動増幅器である。
【0042】さらに、40は前記トラッキングエラー信
号検出回路21から出力されるトラッキングエラー信号
22に基づいて光学ヘッド20を光デイスク15の目標
トラック16に追随させるトラッキングサーボを行うト
ラッキングサーボ回路であり、このトラッキングサーボ
回路40は、既知の如く位相補償及びゲイン調節を行う
回路から構成されている。
【0043】41は接地レベルと前記トラッキングサー
ボ回路40から出力されるトラッキングサーボ信号との
に切り換えを行う第3のスイッチング回路、35は前記
差動増幅器32からの出力信号52と上記第3のスイッ
チング回路41によって切り換えられた信号とを加算す
る加算器、42は加算器35の出力に応じてヘッドアク
チュエータ43を駆動するためのドライバーアンプ、4
3は光学ヘッド20を移動するボイスコイルモータ等か
らなるヘッドアクチュエータである。
【0044】一方、44は上記第1のスイッチング回路
31の切り換えを行う第1のタイミング信号と、第2の
スイッチング回路34の切り換えを行う第2のタイミン
グ信号と、第3のスイッチング回路41の切り換えを行
う第3のタイミング信号とを発生させるタイミング発生
回路である。
【0045】図4は上記タイミング発生回路を示す回路
図である。
【0046】図において、45は第1のスイッチング回
路31をD/Aコンバータ29側から接地レベル側に切
り換える第1のタイミングである目標トラックまでの残
りトラック数の所定値を設定する開始トラック設定回路
、46はトラックカウント回路24から出力される残り
トラック数信号27が開始トラック設定回路45で設定
された残りトラック数と一致したことを検出すると、第
1のスイッチング回路31をD/Aコンバータ29側か
ら接地レベル側に切り換える第1のタイミング信号47
を出力する一致検出回路、48は前記F/Vコンバータ
33から出力される速度検出信号39が所定の残留速度
閾値に等しくなったときに、第2のスイッチング回路3
4をF/Vコンバータ33側から接地レベル側に切り換
えるための残留速度閾値を設定する残留速度閾値設定回
路、49は前記F/Vコンバータ33から出力される速
度検出信号39と残留速度閾値設定回路48に予め設定
された残留速度閾値との差信号を増幅し、速度検出信号
39が残留速度閾値以下となった場合に第2のタイミン
グ信号50を出力するコンパレータ、51はトラックカ
ウント回路24から出力される残りトラック数信号27
がゼロとなったこと即ち光学ヘッド20が目標トラック
の中央を通過したことを検出すると、第3のスイッチン
グ回路41を接地レベル側からトラッキングサーボ回路
40側に切り換える第3のタイミング信号52を出力す
るゼロトラック検出回路、53は上記ゼロトラック検出
回路51からの出力信号52か或いは前記コンパレータ
49からの出力信号50が入力した場合に、第3のタイ
ミング信号52であるトリガ信号を出力するORロジッ
ク/トリガ回路である。
【0047】上記第1のスイッチング回路31を切り換
える第1のタイミングは、例えば目標トラックの1つ前
のトラックすなわち残りトラック数1に設定されるが、
これに限定されるわけではなく、目標トラックの任意数
前のトラックなど他の値でも良いことは勿論である。
【0048】なお、上記第1のスイッチング回路31を
D/Aコンバータ29側から接地レベル側に切り換えて
、差動増幅器32の一方の入力端子を接地レベルとする
とともに、差動増幅器32の他方の入力端子に速度検出
信号39のみを入力させて帰還する帰還を、以下「残留
速度帰還」と称する。
【0049】また、上記の実施例では、第1のタイミン
グを与える残りシークトラック数の設定は、トラックカ
ウント回路24の出力によって行われる場合について説
明したが、これに限定されるわけではなく、D/Aコン
バータ29でアナログ化された基準速度信号30や、F
/Vコンバータ33でアナログ化された相対速度検出信
号39に基づいて行ってもよく、更にこれらに光学ヘッ
ド20の駆動力の変化や装置の傾斜等の外乱に応じて適
時変更可能とするようにしても良い。また、上記第1の
タイミングを与える残りシークトラック数は、これらの
パラメータを随時学習し、所定の演算等を行って適応的
に決めるようにしても良く、これはマイクロコンピュー
タのプログラミング等を適用することによって実現でき
る。
【0050】以上の構成において、この実施例に係る光
学ヘッドの速度制御装置では、次のようにして光学ヘッ
ドの速度制御が行われる。すなわち、光学的情報記録再
生装置1において、光デイスク15に記録された情報の
再生等を行う場合には、光デイスク15の目的とするト
ラック16のナンバーを図示しない設定回路に入力する
とともに、図示しないスタートボタンを操作してスター
ト信号を出力する。すると、設定回路から目的とするト
ラック16のナンバーが図1に示すトラックカウント回
路24にプリセットされる。これと同時に、光学ヘッド
20を光デイスク15の目的のトラック16まで駆動す
るためのヘッドアクチュエータ43を、次のようにして
速度サーボループ制御する。
【0051】まず、上記光学ヘッド20の目標トラック
16への移動を開始するためのヘッドアクチュエータ4
3の加速動作は、既知のように、オープンループの定加
速度動作で行われ、光学ヘッド20の移動速度が基準速
度プロファイルに接近した時点で定加速度動作が打ち切
られ、減速動作に切り換えられる。
【0052】この減速動作においては、光学ヘッド20
の移動に伴って光学ヘッド20から出力されるレーザー
ビームが、第1図に示すように、トラッキングエラー信
号検出回路21によって検出され、このトラッキングエ
ラー信号検出回路21からは、図5(a)に示すような
トラッキングエラー信号22が出力される。このトラッ
キングエラー信号22は、図1に示すように、トラック
横断検出回路23及びトラッキングサーボ回路回路40
にそれぞれ入力される。
【0053】上記トラック横断検出回路23からは、図
5(b)に示すように、トラッキングエラー信号22の
ゼロクロス毎にロジックを反転するトラック横断信号2
5が出力される。このトラック横断信号25は、トラッ
クカウント回路24とF/Vコンバータ33にそれぞれ
入力される。
【0054】上記トラックカウント回路24は、トラッ
ク横断信号25のエッジパルスをカウントして既に移動
したトラック数を求めるとともに、このトラック数と図
示しない設定回路から出力される目的とするトラック1
6のナンバーとからアクセス動作の残りトラック数を算
出する。この残りトラック数を表示する信号27は、基
準速度設定ROM26に入力され、この基準速度設定R
OM26からは、残りトラック数における基準速度に対
応した信号28が出力される。
【0055】上記基準速度に対応した信号28は、D/
Aコンバータ29によってアナログ信号に変換され、ト
ラック横断信号25の次のエッジを検出するまで図5(
c)に示すようにその値がゼロ次ホールドされる。この
ゼロ次ホールドされた基準速度信号30は、第1のスイ
ッチング回路31を介して差動増幅器32に入力される
。その際、第1のスイッチング回路31は、D/Aコン
バータ29側に切り換えられている。
【0056】一方、上記トラック横断検出回路23から
出力されるトラック横断信号25は、F/Vコンバータ
33に入力され、このF/Vコンバータ33によってト
ラック横断信号25の周波数に対応した電圧値に変換さ
れ、トラック横断の相対速度検出信号38(図5(c)
)がアナログ信号として得られる。そして、このトラッ
ク横断の相対速度検出信号38は、第2のスイッチング
回路34を介して差動増幅器32に入力される。 その際、第2のスイッチング回路34は、F/Vコンバ
ータ33側に切り換えられている。
【0057】そして、上記差動増幅器32は、前記基準
速度信号30とトラック横断の相対速度検出信号39と
の差信号を増幅し、この差動増幅器32からの出力信号
55は、加算器35に入力され、この加算器35によっ
てその他方に入力する第3のスイッチング回路41によ
って切り換えられた信号と加算される。しかし、このと
き、上記第3のスイッチング回路41は、接地レベル側
に切り換えられているため、加算器35からは、差動増
幅器32からの出力信号55(図5(d))がそのまま
出力される。
【0058】上記加算器35からの出力信号56(図5
(f))となる差動増幅器32の出力信号55は、ドラ
イバーアンプ42に入力され、このドライバーアンプ4
2によって増幅されてヘッドアクチュエータ43に出力
され、このヘッドアクチュエータ43によって光学ヘッ
ド20が基準速度信号28に対応した所定の速度で減速
駆動される。
【0059】その結果、光学ヘッド20の移動速度は、
図5(c)に示すように、略直線的に減少し等加速度で
変化するが、低速域における理想的な等加速度の速度変
化に対する実際の速度変化は、同図に示すように、追従
が遅る。
【0060】ところで、光学ヘッドが直線的な減速に応
じて目的のトラックに近づき、目標トラックの1つ手前
のトラックに来ると、タイミング発生回路44からは、
第1のタイミング信号47が発生され、第1のスイッチ
ング回路31がD/Aコンバータ29側から図5(c)
に示すように接地レベルに切り換えられる。そして、差
動増幅器32には、相対速度検出信号39のみが入力さ
れて残留速度帰還が行われ、減速動作が継続される。し
たがって、図5(c)に示すように、目標トラックを通
過した時点(図5(c)の(i))で、光学ヘッド20
の速度がトラッキングサーボへ引き込み可能な速度57
より速い場合でも、そのまま減速が継続される。
【0061】また、上記タイミング発生回路44が第1
のタイミング信号47を発生した後、光学ヘッド20が
目標トラックの中央を通過すると、タイミング発生回路
44からは、第3のタイミング信号52が発生される。 すると、第3のスイッチング回路41は、接地レベル側
からトラッキングサーボ回路40側に切り換わる。
【0062】したがって、目標トラックの中央を通過し
たときの光学ヘッド20の移動速度38が、図5(c)
に示すように、トラッキングサーボへ引き込み可能な速
度57以上であっても、加算器35によって光学ヘッド
20の残留速度38(図5(d))にトラッキングサー
ボ信号58(図5(e))が加算された状態で、急激に
減速動作が行われるため、光学ヘッド20の移動速度は
、図5(c)に示すように、急激に速度が減少する。 そして、上記タイミング発生回路44が第1のタイミン
グ信号47を発生した後、光学ヘッド20の移動速度が
所定の値例えばトラッキングサーボに引き込み可能な速
度57以下になると(図5(c)の(j))、タイミン
グ発生回路44からは、第2のタイミング信号50が発
生される。すると、第2のスイッチング回路34は、接
地レベル側に切り換わり、加算器35への差動増幅器3
2側からの入力信号55は、ゼロとなるため、結果的に
加算器35からは、トラッキングサーボ信号58のみが
出力され、トラッキングサーボの制御が行われる。
【0063】この時点では、図5(c)に示すように、
光学ヘッド20の速度がトラッキングサーボへの引き込
み速度より遅い速度になっているため、光学ヘッド20
は、トラッキングサーボ回路40によって目標のトラッ
クに正確にトラッキング制御される(図5(c)の(k
))。
【0064】なお、図5では、光学ヘッド20が目標ト
ラックを通過しているが、光学ヘッド20は、図5(a
)から明らかなように、目標トラックを1/2トラック
以上はオーバーランしておらず、トラッキングサーボ回
路40からの信号によって目標トラック側に戻り、目標
トラックに正確にトラッキング制御されている。
【0065】このように、基準速度信号30と前記速度
検出信号39の差信号55を帰還して光学ヘッド20の
シーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数が所
定値つまり1以下となった場合に、タイミング発生回路
44から第1のタイミング信号47を出力し、第1のス
イッチング回路31を接地レベルに切り換えるとともに
、残りトラック数がゼロとなった場合に、タイミング信
号発生回路44から第3のタイミング信号52を出力し
、第3のスイッチング回路41をトラッキングサーボ回
路40側に切り換える。しかも、前記速度検出信号39
が所定値以下になった場合に、タイミング信号発生回路
44から第2のタイミング信号52を出力し、第2のス
イッチング回路34を接地レベル側に切り換えるように
なっている。
【0066】そのため、残りトラック数が1以下となっ
た場合に前記基準速度信号30を接地レベルとすること
により、光学ヘッド20の減速動作を残留速度帰還によ
り継続するので、光学ヘッド20の移動速度を略等加速
度に等しい状態で減速動作を行うことができる。その後
、光学ヘッド20が目標トラックの中央を通過すると、
トラッキングサーボ側に切り換わって残留速度帰還にト
ラッキングサーボが加わるため、目標トラックに急速に
減速される。そして、上記基準速度信号30を接地レベ
ルとしてから速度検出信号39が所定値以下となる第2
のタイミングまで減速動作を継続するので、光学ヘッド
20の移動速度をトラッキングサーボに引き込み可能な
速度以下まで確実に減速させることができる。しかも、
速度検出信号39が所定値以下となる第2のタイミング
に達すると、差動増幅器32に入力する速度検出信号3
9が接地レベルに切り換わるため、トラッキングサーボ
信号のみによって目標トラックに確実にトラッキングサ
ーボを行うことができる。
【0067】したがって、光学ヘッド20の移動速度を
略等加速度に等しい状態で減速させることができ、シー
ク動作の高速化が可能であるばかりか、所定のタイミン
グでトラッキングサーボへの引き込みを行なうときには
、光学ヘッド20が確実に減速されているので、シーク
動作に大きな誤差が生じるのを防止することができる。 また、粗シーク及び精密シークというように2段階の速
度制御を行う必要がないので、構成が複雑となったり、
シーク動作に要する時間が長くなるのを防止し、この点
からもシーク動作の高速化が可能となる。
【0068】なお、上記の説明では、第1のスイッチン
グ回路31を接地レベルに切り換えてから、光学ヘッド
20が目標トラックの中央を通過するため、第3のタイ
ミング信号によって接地レベルからトラッキングサーボ
側に切り換え、その後、光学ヘッドの速度検出信号が所
定値以下となるため、第2のタイミング信号によって残
留速度帰還を停止する場合について説明した。
【0069】しかし、第1のスイッチング回路31を接
地レベルに切り換えてから、光学ヘッド20が目標トラ
ックの中央を通過する以前に光学ヘッドの速度検出信号
が所定値以下となった場合には、第2のタイミング信号
によって残留速度帰還を停止するとともに、ORロジッ
ク/トリガ回路53によって第2のタイミング信号50
と同時に第3のタイミング信号52によって接地レベル
からトラッキングサーボ側に切り換え、トラッキングサ
ーボが行われる。
【0070】図6はこの発明の第2の実施例を示すもの
であり、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て説明すると、この実施例では、残留速度帰還のゲイン
を残留速度帰還開始時の残留速度に応じて変化させるよ
うに構成されている。
【0071】すなわち、前記第一の実施例の場合には、
残留速度帰還開始時の光学ヘッド20の残留速度が基準
速度よりも大幅に大きいと、残留速度帰還を開始したと
きの残留速度のばらつきに対応した位置範囲から確実に
引き込み動作に入ることができないことがある。
【0072】そこで、この実施例では、かかる不都合を
回避し得るように構成されている。
【0073】さらに説明すると、基準速度信号30と速
度検出信号39との差信号55をドライバーアンプ42
に帰還して速度サーボループによる制御を行う際に、例
えば、速度サーボのゲインのある値において、第7図に
示すように、残り1トラックにおける残留速度が残り1
トラックにおける基準速度と等しいとき、この時点から
第1のスイッチング回路31を接地レベルに切り換えて
残留速度帰還を開始したとき、目標トラック上で速度が
ゼロとなる場合を考える。いま、残り1トラックにおけ
る残留速度が基準速度のa倍であれば、残留速度帰還し
たときの加速度もa倍となり、速度ゼロとなるまでの時
間は変化しないが、その間にa倍の距離を進むことにな
る。すなわち、速度サーボのゲインが一定であれば、引
き込み可能な速度に減速するまでの時間は一定であり、
この時間を適正に設定すれば、残留速度帰還を開始した
ときの残留速度のばらつきに対応した位置範囲から確実
に引き込み動作に入ることが可能となる。
【0074】また、目標のトラックにトラッキングサー
ボするための引き込み可能な位置のマージンは、トラッ
キングエラー信号のレベルによって決まり、目標とする
トラックの前後1/2トラックよりも小さな値である。 すなわち、残留速度帰還を開始したときの残留速度のば
らつきによって生じる、残留速度帰還終了位置のばらつ
きがそれ以下であれば、確実に目標トラックに引き込め
ることを示している。
【0075】そのため、この実施例では、次のように構
成されている。
【0076】図6において、70は第1のスイッチング
回路31の切り換えを行う第1のタイミング信号と、第
2のスイッチング回路34の切り換えを行う第2のタイ
ミング信号と、第3のスイッチング回路41の切り換え
を行う第3のタイミング信号とを発生させるとともに、
前記光学ヘッドの移動速度に応じて基準速度信号と速度
検出信号の差信号を帰還する際のゲインを制御するタイ
ミング発生及びゲイン制御回路である。
【0077】また、71は第3のスイッチング回路41
とドライバーアンプ42との間に介在され、タイミング
信号発生及びゲイン制御回路70からのゲイン制御信号
72に応じてゲインを調節するゲイン調節アンプである
【0078】図8は上記タイミング発生及びゲイン制御
回路を示す回路図である。
【0079】図において、45は第1のスイッチング回
路31をD/Aコンバータ29側から接地レベル側に切
り換える第1のタイミングである目標トラックまでの残
りトラック数の所定値を設定する開始トラック設定回路
、46はトラックカウント回路24から出力される残り
トラック数信号27が開始トラック設定回路45で設定
された残りトラック数と一致したことを検出すると、第
1のスイッチング回路31をD/Aコンバータ29側か
ら接地レベル側に切り換える第1のタイミング信号47
を出力する一致検出回路、48は前記F/Vコンバータ
33から出力される速度検出信号39が所定の残留速度
閾値に等しくなったときに、第2のスイッチング回路3
4をF/Vコンバータ33側から接地レベル側に切り換
えるための残留速度閾値を設定する残留速度閾値設定回
路、49は前記F/Vコンバータ33から出力される速
度検出信号39と残留速度閾値設定回路48に予め設定
された残留速度閾値との差信号を増幅し、速度検出信号
39が残留速度閾値以下となった場合に第2のタイミン
グ信号50を出力するコンパレータ、51はトラックカ
ウント回路24から出力される残りトラック数信号27
がゼロとなったこと即ち光学ヘッド20が目標トラック
の中央を通過したことを検出すると、第3のスイッチン
グ回路41を接地レベル側からトラッキングサーボ回路
40側に切り換える第3のタイミング信号52を出力す
るゼロトラック検出回路、53は上記ゼロトラック検出
回路51からの出力信号52か或いは前記コンパレータ
49からの出力信号50が入力した場合に、第3のタイ
ミング信号52であるトリガ信号を出力するORロジッ
ク/トリガ回路である。
【0080】73は前記F/Vコンバータ33から出力
される速度検出信号39(X)と残留速度閾値設定回路
48に予め設定された残留速度閾値(Y)との比(X/
Y)を演算し、この比(X/Y)に対応した信号をゲイ
ン制御信号72として出力する除算器である。
【0081】以上の構成において、この実施例では、次
のようにして光学ヘッドの速度制御が行われる。
【0082】すなわち、この実施例の基本的な動作は、
前記第1の実施例と同様であり、基準速度信号30と速
度検出信号39の差信号55を帰還して光学ヘッド20
のシーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数が
所定値1以下となった場合には、タイミング発生及びゲ
イン制御回路70の一致検出回路46から第1のタイミ
ング信号47が出力され、第1のスイッチング回路31
が差動増幅器32側から接地レベル側に切り換わり、残
留速度帰還により減速動作が継続される。これと同時に
、光学ヘッド20の速度検出信号39がタイミング発生
及びゲイン制御回路70の除算器73に入力され、この
除算器73によって速度検出信号39と残留速度閾値設
定回路48に予め設定された残留速度閾値との比(X/
Y)が演算される。
【0083】いま、光学ヘッド20の速度検出信号39
が残りトラック数が1となった場合の基準速度値(接地
レベルに切り換えられる直前の値)の例えば1.2倍で
あるとすると、除算器73によって速度検出信号39と
残留速度基準値との比が、1.2と演算され、この値が
ゲイン制御信号72としてゲイン調節アンプ71に出力
される。その結果、ゲイン調節アンプ71は、残留速度
帰還のゲインが通常の1.2倍となるように調節する。
【0084】そのため、タイミング発生及びゲイン制御
回路70から第1のタイミング信号47が出力されて、
第1のスイッチング回路31が差動増幅器32側から接
地レベル側に切り換わり、残留速度帰還により減速動作
が継続されるが、この場合のゲインは、通常のゲインの
1.2倍に設定されているため、1.2倍の加速度で減
速動作が行われる。
【0085】したがって、図9(a)〜(f)に示すよ
うに、残留速度帰還を開始するときの光学ヘッド20の
移動速度が、基準速度よりかなり大きい場合でも、残留
速度帰還を行なう際のゲインを制御して急速に減速動作
を行なうことができるので、光学ヘッド20を確実に目
標トラックにトラッキングサーボ制御させることが可能
となる。
【0086】さらに、2段階の速度制御を行う必要がな
いので、構成が複雑となったり、シーク動作に要する時
間が長くなるのを防止し、この点からもシーク動作の高
速化が可能となる。
【0087】その他の構成及び作用は前記実施例と同様
であるので、その説明を省略する。
【0088】
【発明の効果】この発明は、以上の構成及び作用よりな
るもので、請求項第1項に記載の発明においては、基準
速度信号と速度検出信号の差信号を帰還して光学ヘッド
のシーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数が
所定値以下となる第1のタイミングから、前記速度検出
信号が所定値以下となる第2のタイミングまで、前記基
準速度信号を接地レベルとし、目標トラックの中央の通
過もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッドのトラ
ッキングサーボへの引き込みを行うように構成されてい
る。そのため、残りトラック数が所定値以下となった場
合に前記基準速度信号を接地レベルとすることにより、
光学ヘッドの減速動作を継続するので、光学ヘッドの移
動速度を略等加速度に等しい状態で減速動作を行うこと
ができる。そして、上記基準速度信号を接地レベルとし
てから速度検出信号が所定値以下となる第2のタイミン
グまで減速動作を継続するので、光学ヘッドの移動速度
をトラッキングサーボに引き込み可能な速度以下まで確
実に減速されることができる。その後、目標トラックの
中央の通過もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッ
ドのトラッキングサーボへの引き込みを行うため、目標
トラックに確実にトラッキングサーボを行うことができ
る。
【0089】したがって、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速させることができ、シーク動
作の高速化が可能であるばかりか、所定のタイミングで
トラッキングサーボへの引き込みを行なうときには、光
学ヘッドが確実に減速されているので、シーク動作に大
きな誤差が生じるのを防止することができる。また、粗
シーク及び精密シークというように2段階の速度制御を
行う必要がないので、構成が複雑となったり、シーク動
作に要する時間が長くなるのを防止し、この点からもシ
ーク動作の高速化が可能となる。
【0090】また、請求項第2項記載の発明は、基準速
度信号と前記速度検出信号の差信号を帰還して光学ヘッ
ドのシーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数
が所定値以下となった場合に、タイミング信号発生手段
から第1のタイミング信号を出力し、第1の切換手段を
接地レベルに切り換えるとともに、残りトラック数がゼ
ロとなった場合に、タイミング信号発生手段から第2の
タイミング信号を出力し、第2の切換手段を接地レベル
に切り換える。しかも、前記速度検出信号が所定値以下
になった場合に、タイミング信号発生手段から第3のタ
イミング信号を出力し、第3の切換手段をトラッキング
サーボ信号側に切り換えるようになっている。
【0091】そのため、請求項第1項記載の発明と同様
、残りトラック数が所定値以下となった場合に前記基準
速度信号を接地レベルとすることにより、光学ヘッドの
減速動作を継続するので、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速動作を行うことができる。 そして、上記基準速度信号を接地レベルとしてから速度
検出信号が所定値以下となる第2のタイミングまで減速
動作を継続するので、光学ヘッドの移動速度をトラッキ
ングサーボに引き込み可能な速度以下まで確実に減速さ
れることができる。その後、目標トラックの中央の通過
もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッドのトラッ
キングサーボへの引き込みを行うため、目標トラックに
確実にトラッキングサーボを行うことができる。
【0092】したがって、光学ヘッドの移動速度を略等
加速度に等しい状態で減速させることができ、シーク動
作の高速化が可能であるばかりか、所定のタイミングで
トラッキングサーボへの引き込みを行なうときには、光
学ヘッドが確実に減速されているので、シーク動作に大
きな誤差が生じるのを防止することができる。また、粗
シーク及び精密シークというように2段階の速度制御を
行う必要がないので、構成が複雑となったり、シーク動
作に要する時間が長くなるのを防止し、この点からもシ
ーク動作の高速化が可能となる。
【0093】よって、請求項第2項記載の発明において
は、上記の効果を奏する光学ヘッドの速度制御装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光学ヘッドの速度制御装置の第
1実施例を示すブロック図である。
【図2】この発明に係る光学ヘッドの速度制御装置を適
用し得る光学的情報記録再生装置を示す構成図である。
【図3】光デイスクを示す模式図である。
【図4】タイミング発生回路を示すブロック図である。
【図5】この実施例の動作をそれぞれ示すグラフである
【図6】この発明に係る光学ヘッドの速度制御装置の第
2実施例を示すブロック図である。
【図7】光学ヘッドの速度変化を示すグラフである。
【図8】第2実施例のタイミング発生回路を示すブロッ
ク図である。
【図9】第2実施例の動作をそれぞれ示すグラフである
【図10】従来の光学的情報記録再生装置を示す構成図
である。
【図11】従来の光学ヘッドの速度制御装置を示すブロ
ック図である。
【図12】従来の光学ヘッドの速度制御装置の動作を示
すグラフである。
【符号の説明】
20  光学ヘッド 21  トラッキングエラー信号検出回路23  トラ
ック横断検出回路 24  トラックカウント回路 26  基準速度設定ROM 30  基準速度信号 31  第1のスイッチング回路 32  差動増幅器 33  F/Vコンバータ 34  第1のスイッチング回路 35  加算器 39  相対速度検出信号 40  トラッキングサーボ回路 41  第3のスイッチング回路 42  ドライバーアンプ 43  ヘッドアクチュエータ 44  タイミング発生回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光学式記録媒体に対して情報の記録又
    は再生を行なう光学ヘッドが、光学式記録媒体のトラッ
    クを横断する際のトラック横断を検出し、前記光学ヘッ
    ドが横断したトラック数によって目標トラックまでの残
    りトラック数を求め、前記残りトラック数に応じて光学
    ヘッドを移動させるべき基準速度信号を発生させるとと
    もに、光学ヘッドの移動速度を検出して速度検出信号を
    発生させ、前記基準速度信号と前記速度検出信号の差信
    号を帰還して光学ヘッドのシーク動作の速度制御を行な
    う光学ヘッドの速度制御方法において、前記基準速度信
    号と前記速度検出信号の差信号を帰還して光学ヘッドの
    シーク動作の速度制御を行なう際、残りトラック数が所
    定値以下となる第1のタイミングから、前記速度検出信
    号が所定値以下となる第2のタイミングまで、前記基準
    速度信号を接地レベルとし、前記目標トラックの中央の
    通過もしくは前記第2のタイミングより光学ヘッドのト
    ラッキングサーボへの引き込みを行なうことを特徴とす
    る光学ヘッドの速度制御方法。
  2. 【請求項2】  光学式記録媒体に対して情報の記録又
    は再生を行なう光学ヘッドと、前記光学ヘッドを光学式
    記録媒体のトラック横断方向に移動させる光学ヘッド移
    動手段と、前記光学ヘッドから出力されるレーザービー
    ムからトラッキングエラー信号を検出するトラッキング
    エラー信号検出手段と、前記トラッキングエラー信号検
    出手段から出力されるトラッキングエラー信号から光学
    ヘッドのトラック横断を検出するトラック横断検出手段
    と、前記トラック横断検出手段から出力されるトラック
    横断信号から光学ヘッドを移動させるべき目標トラック
    までの残りトラック数を計数するトラック計数手段と、
    前記トラック計数手段から出力される残りトラック数の
    信号に応じて予め設定された基準速度に比例した基準速
    度信号を発生する基準速度信号発生手段と、前記トラッ
    ク横断検出手段から出力されるトラック横断信号によっ
    て光学ヘッドの移動速度を検出して速度検出信号を出力
    する光学ヘッド移動速度検出手段と、前記基準速度信号
    と前記速度検出信号とを差動増幅する差動増幅手段と、
    前記差動増幅手段から出力される差信号を帰還して前記
    光学ヘッド移動手段を駆動する駆動手段と、前記駆動手
    段に帰還される差動増幅手段から出力される差信号とト
    ラッキングサーボ手段から出力されるトラッキングサー
    ボ信号とを加算して前記駆動手段に出力する加算手段を
    備えた光学ヘッドの速度制御装置において、前記差動増
    幅手段に入力する基準速度信号を接地レベルに切換可能
    な第1の切換手段と、前記差動増幅手段に入力する速度
    検出信号を接地レベルに切換可能な第2の切換手段と、
    前記加算手段に入力する信号を接地レベルからトラッキ
    ングサーボ手段からのトラッキングサーボ信号側に切換
    可能な第3の切換手段と、前記基準速度信号と前記速度
    検出信号の差信号を帰還して光学ヘッドのシーク動作の
    速度制御を行なう際、残りトラック数が所定値以下とな
    った場合に第1の切換手段を接地レベルに切換える第1
    のタイミング信号を出力するとともに、前記残りトラッ
    ク数がゼロとなった場合に第2の切換手段を接地レベル
    に切換える第2のタイミング信号を出力し、かつ前記速
    度検出信号が所定値以下となった場合に第3の切換手段
    をトラッキングサーボ信号側に切換える第3のタイミン
    グ信号を出力するタイミング信号発生手段とを備えたこ
    とを特徴とする光学ヘッドの速度制御装置。
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