JPH04323650A - 写真処理方法 - Google Patents

写真処理方法

Info

Publication number
JPH04323650A
JPH04323650A JP11947391A JP11947391A JPH04323650A JP H04323650 A JPH04323650 A JP H04323650A JP 11947391 A JP11947391 A JP 11947391A JP 11947391 A JP11947391 A JP 11947391A JP H04323650 A JPH04323650 A JP H04323650A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
processing
solution
tank
replenishment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11947391A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nakamura
敬 中村
Hirohisa Ogawa
小川 裕久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11947391A priority Critical patent/JPH04323650A/ja
Publication of JPH04323650A publication Critical patent/JPH04323650A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀感光材料
(以下、「感光材料」、「感材」と略す場合がある。)
を処理する写真処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】黒白感光材料は、露光後、黒白現像、定
着、水洗等の工程で処理され、カラー感光材料は、露光
後、発色現像、脱銀、水洗、安定化等の工程により処理
される。黒白現像には黒白現像液、定着には定着液、発
色現像には発色(カラー)現像液、脱銀処理には漂白液
、漂白定着液、定着液、水洗には水道水またはイオン交
換水、安定化処理には安定液がそれぞれ使用される。 各処理液は通常20〜50℃に温度調節され、感光材料
はこれらの処理液中に浸漬され処理される。
【0003】このような処理工程のなかで、現像処理工
程は、写真乳剤中の露光により感光したハロゲン化銀粒
子に還元剤である現像主薬が作用してAg+ をAgに
還元する工程である。黒白写真では、このようにして銀
画像が形成され、カラー写真では、発色現像主薬の酸化
体がカプラーと反応して、銀画像に対応した色素画像が
形成される。
【0004】この現像液は、未処理時などにおいて、空
気酸化を受けることによって劣化し、現像力が低下する
。この現像力の低下は主に保恒剤や現像主薬が酸化する
ことによると考えられる。
【0005】このような現像液の液劣化に対しては、従
来、現像液の補充量を増加させるという方法によって対
処している。しかし、補充量を増加させることは、薬剤
や水の使用量を増加させることになり、近年資源節減や
廃液量減量が環境保全等の立場から強く要望されている
こともあって、好ましくない。また、特に、発色現像主
薬は高価であり、その消費を増すことは、コスト面でも
不利となる。
【0006】さらに、カラー写真において発色現像処理
工程に引き続いて施される脱銀処理工程は、漂白工程と
定着工程とを同一浴で行なう方法や別浴で行なう方法、
あるいは漂白工程と漂白定着工程とを別浴で行なう方法
などがある。このなかで、漂白工程と定着工程とを別浴
で行なう方法は、安定した処理を行なうことができると
いう利点がある。また、漂白工程と漂白定着工程とを組
合わせ、それぞれの工程を別浴で行なう方法は、脱銀が
促進される方法として注目されている(特開昭61−7
5352号)。
【0007】これらのなかで漂白工程に使用される漂白
液には、酸化剤である漂白剤が含有される。漂白剤とし
ては、アミノポリカルボン酸、アミノポリホスホン酸あ
るいはそれらの塩などの第二鉄錯体が挙げられ、代表的
には、エチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩が汎用されて
おり、このほか高い酸化力を有するものとしては1,3
−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄錯塩などが挙げられる
【0008】この漂白工程では、発色現像工程で生じた
銀が上記のような漂白剤の作用により酸化される反応が
起き、これに伴って酸化剤である漂白剤が還元されるこ
とになる。したがって、漂白液では感光材料が処理され
るにつれて漂白力(酸化力)が低下することになる。こ
の酸化力の低下は、特に、多量の感光材料が処理された
場合に著しい。
【0009】この漂白剤の酸化力を回復するために、例
えば、漂白液に空気ばっ気を行なって液を酸化させると
いう方法が採用されている。
【0010】しかしながら、このような方法を採用した
場合、液中に泡が発生し、漂白槽から液がこぼれてまわ
りを汚染したり、発泡により生じた飛沫が前槽内に入り
こみ、前槽内の処理液を汚染してしまうという問題があ
る。特に、前槽内の処理液は発色現像液であることが多
いため、発色現像液の劣化が生じ、現像力が低下するの
で問題は大きい。
【0011】一方、定着液には、漂白剤によって酸化さ
れた銀を溶解する定着剤が含有されている。この定着液
は、感光材料の未処理時、経時により保恒剤や定着剤が
空気酸化を受けやすくなり、酸化によりこれらの薬剤が
分解して硫化物が生じ、感材表面を汚染するなどの硫化
トラブルを引き起こす。さらには、定着剤としてハイポ
を用いたときを例にすれば、処理の最中に液中にハイポ
銀が蓄積し、一定量以上の補充を行ない、液中のハイポ
銀濃度を低く抑えないと、定着不良(脱銀不良)が生じ
る。また、上記の酸化によるトラブルは、感光材料の持
ち込む漂白液の混入によって促進される。上記の硫化ト
ラブルや定着不良は、黒白写真用の定着液でも同様に生
じる問題である。
【0012】このような問題を解決するために、黒白写
真ないしカラー写真のいずれにおいても、従来、定着液
の補充量を増す方法が採られている。しかし、補充量を
増すことは、前記の通り、資源節減や廃液処理等の点で
好ましくない。
【0013】そして、上記の脱銀処理工程における問題
は、漂白剤ないし定着剤を含む処理液に共通の問題であ
る。
【0014】そこで従来では、オーバーフローによる排
液を極力抑えるために、補充液の濃度を濃くし、小量の
補充量で成分の補充や回復ができるような補充手段が採
られている。しかし、オーバーフローによる排液量を零
とするためには、処理液の減量分のみを補充して消費成
分等の補充ができることが望ましいが、減量分の補充の
みでは処理液の消費成分や疲労成分を十分に補充するこ
とができず、処理能が低下しない程度に補充を行なうと
、排液を排出せざるをえないといった問題があった。 さらに、例えば、現像槽等では、感材から溶出したハロ
ゲン化物イオンが現像槽内で溜ると、現像処理に悪影響
が生じ、一定の割合で処理液を補充排出することによっ
て、液中の不要物を排出するため、処理液の排出が必要
とされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明における目的は
、処理液の処理性能の維持管理が容易で、処理液のオー
バーフローによる排液をなくし、しかも良好な写真性能
の画像を得ることができる写真処理方法を提供すること
にある。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明(1)〜(3)により達成される。即ち、
【0
017】(1)  槽内に、少なくとも陰イオン交換膜
を介して、電解質を含有する液と接するように処理液を
満たし、前記電解質を含有する液に陽極を、前記処理液
に陰極をそれぞれ浸漬し、前記陽極と前記陰極に通電し
て、露光後のハロゲン化銀感光材料を処理する写真処理
方法であって、前記露光後のハロゲン化銀感光材料を処
理する槽には、液の減少量に対応した補充を行なう補充
手段を設け、液補充によって生ずる排液量を実質的に零
としたことを特徴とする写真処理方法。
【0018】(2)  前記補充手段の内、現像液への
補充をする補充手段は、処理成分の消費量に対応して補
充をおこなう処理成分補充系と、水分の減量に対応して
補充をおこなう液補充系とから構成され、処理液補充は
前記2つの補充系からそれぞれ別個に補充する上記(1
)に記載の写真処理方法。
【0019】(3)  槽内に、少なくとも陰イオン交
換膜を介して、電解質溶液と接するように漂白能を有す
る処理液を満たし、前記電解質溶液に陰極を、前記漂白
能を有する処理液に陽極をそれぞれ浸漬し、前記陽極と
前記陰極に通電して、露光後のハロゲン化銀感光材料を
処理する写真処理方法であって、前記露光後のハロゲン
化銀感光材料を処理する槽には、液の減少量に対応した
補充を行なう補充手段を設け、液補充によって生ずる排
液量を実質的に零としたことを特徴とする写真処理方法
【0020】
【作用】本発明では、例えば、カラー感光材料の処理に
おいて、露光後、これに現像→漂白→定着→水洗→安定
化の工程で処理を行なう。
【0021】このとき、現像液と電解質を含有する液と
を仕切る陰イオン交換膜を設置し、現像液中に陰極を、
電解質を含有する液中に陽極を、それぞれ浸漬し、両極
に通電して処理する。この場合、陰イオン交換膜を介し
て現像処理によって生成したBr− 等のハロゲン化物
イオンは、現像液から電解質を含有する液に移動する。
【0022】これにより、Br− 等のハロゲン化物イ
オンが現像液中に蓄積し、現像阻害が生じることがなく
、オーバーフローによる排出によって前記ハロゲン化物
イオンを排出する必要がなくなる。さらに、陰極によっ
て、空気中の酸素により酸化された保恒剤や現像主薬等
が還元されて、処理能力が再生される。したがって、現
像液の補充は、現像処理によって消費された現像液成分
と、感光材料の持出しや蒸発によって減少した水分のみ
を補充すれば足り、前記陰極における再生作用によって
、補充する現像成分の量も少なくて済む。この場合、電
解質を含有する液として、例えば、KCl、K2 CO
3、Na2 CO3 等の電解質を添加して調整したも
のを用いることができるし、場合によっては節水水洗の
オーバーフロー液漂白液を用いることができる。
【0023】さらに、漂白液と電解質溶液とを仕切る陰
イオン交換膜を設置し、漂白液中に陽極を、電解質溶液
中に陰極を、それぞれ浸漬し、両極に通電して処理する
。この場合、電解質溶液として、例えばCl− 、Br
− 等のハロゲン化物イオンが含有されているものが用
いられる。例えば現像液、定着液又はそれらのオーバー
フロー液さらには節水水洗のオーバーフロー液なども用
いることができる。
【0024】前記通電によって、陰イオン交換膜を介し
て電解質溶液中から、Br− 等のハロゲン化物イオン
が、漂白液中へ移動する。従って、ハロゲン化物イオン
を補充する必要がなくなり、また、陽極では漂白処理に
よって一旦還元状態にある漂白剤が酸化される反応がお
こり、漂白力が回復する。従って、処理液の補充は、感
材持出しで減少するわずかな漂白剤成分と蒸発によって
減少した量の水分のみを補充すればよい。
【0025】上記においては、現像液と漂白液に、陰イ
オン交換膜を介して電解質を含有する液を接触させても
よく、この他、現像液と漂白液とを陰イオン交換膜を介
して接触させ、現像液中に陰極、漂白液中に陽極を浸漬
して両極を通電させて処理してもよい。
【0026】以上のことは、定着液の処理性能を回復す
るために、陰イオン交換膜を介し、定着液に陰極を、電
解質を含有する液(漂白液等を含む。)に陽極をそれぞ
れ浸漬して、両極に通電する場合においても同様にあて
はまる。
【0027】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について、詳
細に説明する。
【0028】本発明の写真処理方法において、特に、現
像液や定着液の処理液では、陰イオン交換膜を介して電
解質を含有する液と接するようにし、前記処理液に陰極
を、前記電解質を含有する液に陽極を、それぞれ浸漬し
、両極に通電して感光材料を処理する。
【0029】この場合の通電は、電流密度が0.02〜
3A/dm2 、好ましくは0.05〜1.2A/dm
2 となるように電圧を印加すればよい。印加電圧は、
使用する液、処理装置の形態、電極間距離、隔膜の性質
、種類により全く異なるが、概念的には0.05〜10
0V、好ましくは0.1〜10Vとなる。
【0030】また、膜電圧の初期値は、通常0.5〜2
0V(膜抵抗0.5〜30Ω)である。
【0031】感光材料処理中に、このような通電を行な
うことにより、処理によって現像液や定着液中に蓄積す
るBr− 等のハロゲン化物イオンを、陰イオン交換膜
を通して対極の電解質の液へ移動させることができるた
め処理液中のハロゲン化物イオンを一定に維持でき、さ
らに酸化された現像主薬等の処理成分が還元されて処理
能が回復し、一定の処理性能を得ることができる。
【0032】本発明においては、電流を一定にした通電
を行なうが、この場合、処理液の単位体積(例えば 1
 1)当たりの電流(電流濃度)を一定になるように管
理して行なうのがよい。この場合、具体的には時間管理
とすればよい。また、ただ通電しているとき(例えば定
電圧で電圧も電流もコントロールなし)には、積算電流
計等を用いて管理すればよい。このようにするのは、ハ
ロゲン化物イオンの移動や漂白液における酸化が通電量
に対して80〜99%の効率で作用するからである。
【0033】このときの電流濃度は、通常、0.5〜5
0A/l 、好ましくは1〜10A/l とする。この
ような管理を行なうことにより、陰イオンの移動量をよ
り一定に制御することができる。
【0034】このとき、現像液の現像力を回復するに必
要な電気量は、通電時間を調整することによるが、この
電気量は、感光材料の塗布銀量、第1槽でない場合には
、感光材料の前浴からの持ち込み量などによって決定す
ればよい。
【0035】本発明に用いる陰イオン交換膜は、陰イオ
ンを選択的に透過させるものであれば、いずれを用いて
もよく、市販されているのものをそのまま用いることが
できる。
【0036】このように陰イオン交換膜としては、Se
lemion AMV/AMR(旭硝子製)、Acip
lex A201、A172 (旭化成製)、Neos
epta AM−1 〜3 (徳山曹達製)、Iona
c MA−3148  (Ionac Chemica
ls 製)、Nepton AR103PZL(Ion
ics製)なども用いることもできるが、特に、本発明
ではBr− 等のハロゲン化物イオンの透過を目的とす
るため、1価の陰イオンを選択的に透過させるSelm
ion ASV/ASR (旭硝子製)、Neosep
ta AFN−7、Neosepta ACS (徳山
曹達製)などの商品名で市販されているもを用いること
が好ましい。
【0037】なお、本発明においては、上記の陰イオン
交換膜は、陰イオンを選択的に透過させる膜を総称する
ものとし、このような意味において、孔径0.2〜20
μmの多孔性セラミックスも包含するものとする。
【0038】本発明の対象とされる処理液は、具体的に
は、カラー写真においては、発色現像液や反転処理用の
第1黒白現像液、定着液などであり、黒白写真において
は、黒白現像液や定着液などである。これらの処理液で
は、処理の進行に伴なって、感材の乳剤層から溶出され
るハロゲン化物イオンの蓄積を阻止する必要がある。
【0039】既に述べたように、通電を行なうことによ
り、処理によって現像液や定着液中に蓄積するBr− 
等のハロゲン化物イオンは、陰イオン交換膜を通して、
処理中において電解質を含有する液へ移動するため、蓄
積されたハロゲン化物イオンを排除するためのオーバー
フローを行なう必要はなくなり、対応してなくなるか持
出しでなくなる分を含めて消費された処理成分の補充や
、蒸発や感光材料の持出しによって減った液量分のみを
補充すれば足りることとなる。
【0040】特に、カラー写真における発色現像主薬に
ついては、現像処理において消費された主薬を補充し、
さらに、補充液のトータルで減量分となるように、別に
水成分を補充して液面を一定に調節する。
【0041】一方、陽極が浸漬される電解質を含有する
溶液は、処理液であっても、別途調製したものであって
よく、この別途調製したものを電解質溶液という。処理
液としては、漂白液等の漂白能を有する処理液が挙げら
れる。漂白液では、発色現像液や定着液と組合わせるこ
とによって、現像液や定着液からハロゲン化物イオンを
漂白液へ移動させ、さらに還元状態にある漂白剤を陽極
で酸化させることにより、漂白液自体の処理性能を回復
することができる。
【0042】発色現像液と漂白液との組合わせにおいて
は、2枚の陰イオン交換膜を両液間に設置することが好
ましく、2枚の陰イオン交換膜で仕切られる空間には、
KCl等の電解質溶液を満たすことが好ましい。このよ
うにすることによって陰イオン交換膜を通しての漂白液
の発色現像液への混入を防止することができる。このよ
うな関係は漂白液と定着液との関係でも同様である。
【0043】一方、漂白液については、陰イオン交換膜
を介して電解質溶液と接するようにし、前記漂白液に陽
極を、前記電解質溶液に陰極を、それぞれ浸漬し、両極
に通電して感光材料を処理することもできる。漂白液内
では、現像された銀を酸化漂白処理して自分自身は一旦
還元された漂白剤が酸化されて、処理能力が回復する。 特に、電解質溶液をハロゲン化物イオン含む溶液とすれ
ば、ハロゲン化物イオンが陰イオン交換膜を選択的に通
過して漂白液に含有されることとなる。このため、再ハ
ロゲン化剤や漂白促進剤のハロゲン化物の補充量が低下
、あるいは不要となる。
【0044】漂白液の補充はこれにより感材持出しで失
われるわずかな漂白剤の補充と、蒸発等によって失われ
た水分の減量分のみの補充を行なえばよくなり、オーバ
ーフローする程の補充の必要はなくなる。
【0045】また、電解質溶液に用いる電解質としては
、特に制限はないが、NaCl、KCl、LiCl、N
aBr、KBr、KI等のハロゲン化物、Na2 SO
4 、K2 SO4 等の硫酸塩、KNO3 、NaN
O3 、NH4 NO3 等の硝酸塩、Na2CO3 
、K2 CO3 等の炭酸塩などを用いることが好まし
い。
【0046】上記各種塩の内、硝酸塩を用いた場合には
、硝酸イオンの補充がなされるため、腐食防止剤や漂白
促進剤の補充を減少させたり、場合によってはなくすこ
とができる。
【0047】硫酸塩を用いた場合には、硫酸イオンの補
充がなされるため、pH低下のための酸の補充を減少さ
せたり、場合によってはなくすことができる。
【0048】炭酸塩を用いた場合には、炭酸イオンの補
充がなされるため、pH緩衝剤や酸の補充を減少させた
り、場合によってはなくすことができる。
【0049】このときの電解質溶液における電解質の濃
度は、0.1〜30%、好ましくは0.5〜20%とす
ればよい。
【0050】そして、電解質溶液に応じて陰イオン交換
膜を適宜選択すればよい。
【0051】また、漂白槽や定着槽の後方に設けられた
リンス液の排出液を用いてもよい。リンス液そのものと
して、イオン交換水を用いるような場合であっても、使
用後のリンス液には、感光材料が持ち込む漂白液や定着
液の成分である塩が混入する。したがって、電解質溶液
として用いるには何ら支障はなく、これにより廃液量を
減少させることができる。上記のリンス液は、通常のも
のを用いてよく、好ましくは、防菌、防ばい剤、色素溶
出剤、脱色剤等を添加したものであればよい。
【0052】本発明に用いる陰極は長時間の使用に耐え
うる電気伝導体または半導体であればいずれでもよいが
、特にステンレスが好ましい。陽極は不溶性の材質でか
つ電気伝導体であればよく、具体的には炭素(黒鉛)、
二酸化鉛、白金、金、チタン鋼が挙げられ、場合によっ
てはステンレス鋼を用いてもよい。両極の形状は、槽内
に設置しやすい板状か網目入りの板状または突起付きの
板状が好ましい。大きさは、槽容量により適宜選択すれ
ばよい。
【0053】本発明に用いられる処理装置として、図1
には、その一構成例が示されている。図1は、槽配列等
を示す平面図である。
【0054】図示のように、処理装置1は、発色現像液
110を満たした発色現像槽11、漂白液120を満た
した漂白槽12、リンス液Rを満たしたリンス槽13、
定着液140を満たした定着槽14、水洗第1液W1 
を満たした水洗第1槽15、水洗第2液W2 を満たし
た水洗第2槽16、安定液170を満たした安定槽17
を有し、例えばカラーネガフィルムなどの感光材料Sを
各処理槽間に搬送させて、発色現像→漂白→リンス→定
着→水洗→水洗→安定化の各処理を施すものである。
【0055】発色現像槽11、漂白槽12、定着槽14
には、前記各槽と液流通自在な液槽21、22、23が
各設けられている。そして、該各液槽21、22、23
には、各タンク内を2室に分割するように、陰イオン交
換膜A1,A2,A3が配置されている。
【0056】そして、液槽21の第1室211には、電
解質溶液210が満たされ、第2室212には、発色現
像槽11内の発色現像液110が満たされており、前記
第2室212は、連結管等により発色現像槽11と、液
流通自在に構成されている。このように構成されること
により、発色現像液110と電解質溶液210は陰イオ
ン交換膜A1を介して接する。さらに、前記液槽21内
において、発色現像液110内には陰極31が、電解質
溶液210内には陽極32が浸漬されている。
【0057】液槽22、23は、液槽21と同様の構成
となっており、それぞれ第1室221、231には電解
質溶液220、230が満たされており、第2室222
、232には漂白液120、定着液140が満たされて
いる。漂白液120、定着液140は、それぞれ陰イオ
ン交換膜A2,A3を介して電解質溶解液220、23
0と接している。
【0058】さらに、液槽22内においては、電解質溶
液220中に陰極33が、漂白液120中に陽極34が
浸漬され、また、液槽23内においては、定着液140
中に陰極35が、電解質溶液230中に陽極36が浸漬
されている。
【0059】そして、上記各液槽21、22、23内に
浸漬されている各電極は、通電可能な構成となっている
【0060】本実施例の処理装置における、電解質溶液
210、220、230の組成を説明すると、電解質溶
液210は炭酸ナトリウム(Na2 CO3 )溶液で
ある。液槽22は、リンス槽13の排出液を電解質溶液
220としており、リンス槽13のオーバーフロー液が
液槽22内へ流入されるようになっている。
【0061】さらに、液槽23は水洗第1槽15の排出
液を電解質溶液230としている。
【0062】電解質溶液の流れを説明すると、液槽21
の第1室211には、炭酸ナトリウム溶液が補充され、
該第1室211からオーバーフローした電解質溶液21
0は、水洗第1槽15へ流入される。
【0063】一方、水洗第2槽16には、前記液槽21
に供給される電解質溶液210の供給量のほぼ5〜20
倍程度の水洗水が補充され、さらに安定槽17からのオ
ーバーフローによる排液が流入する。水洗第2槽16か
らのオーバーフローによる排液は、前記水洗第1槽15
へ流入される。水洗第1槽15の水洗水W1 内には、
液槽21から流入してきた電解質溶液210の排液と、
感光材料Sが持ち込んだ定着液成分である塩などが混入
するため、電解質溶液として用いるのに支障はない。従
って、水洗第1槽15の水洗水W1 のオーバーフロー
による排液を液槽22の第1室221へ流入させ、電解
質溶液230として使用する。
【0064】液槽23内の第1室231からオーバーフ
ローした電解質溶液230は、リンス槽13内に流入す
る。リンス液には、このような電解質溶液230の流入
や、感光材料Sが持ち込んだハロゲン化物イオン等が混
入し、電解質溶液として用いるのに支障はない。このよ
うなリンス液Rのオーバーフローによる排液を、液槽2
2の第1室221内へ流入させ、電解質溶液220とし
て使用する。そして、液槽22のからの電解質溶液22
0のオーバーフローによる排液を廃液とする。
【0065】このように、各槽のオーバーフローによる
排液を順次処理液や電解質溶液として使用することによ
り、廃液量をより少なくすることができる。
【0066】さらに、上記構成とすれば、漂白槽12か
ら感光材料Sによって持出されたハロゲン化物イオンが
、リンス槽13から液槽22の第1室221へ戻される
ので、再ハロゲン化剤などの補充が不要となるか、ある
いは極めて小量の補充で済むようになる。
【0067】通電は、処理中において行なうことが好ま
しい。すなわち、感光材料Sの処理開始の信号を受けと
ると同時に、あるいは所定の時間を経た後とすればよく
、処理の終了とともに通電を停止するようにすればよい
【0068】このような通電を行なうことにより、発色
現像液110、漂白液120、定着液140において各
処理液の処理性能が回復する。発色現像液110では、
感光材料Sから溶出したハロゲン化物イオンがアニオン
交換膜を通して陽極32の方へ移動して除去される。し
たがって、発色現像液110をオーバーフローさせる必
要がなくなり、現像主薬の消費量と現像液面の低下分の
水分を補充すればよい。しかも、発色現像主薬の酸化体
は一部陰極31で還元され、また電極反応で一部OH−
 が生成するため感光材料Sから溶出される酸が中和さ
れる。一方、漂白液120では、電解質溶液220から
ハロゲン化物イオンが移動してくるため新たにハロゲン
化物イオンを加える必要がなく、漂白剤の酸化力も回復
する。さらに、電極反応によってH+ が生成されるた
めに感光材料Sの発色現像液110の持ち込みによるp
H上昇が抑制される。また、定着液140では、定着剤
の定着力が回復し、ハロゲン化物イオンが電解質溶液2
30に移動して除去され、さらには、定着剤に由来する
硫化物の生成や保恒剤の劣化が防止される。
【0069】次に、発色現像槽11における処理液の補
充について説明する。
【0070】発色現像処理によって消費された現像主薬
を補充するための処理成分補充系Rep1が設けられて
いる。
【0071】該処理成分補充系Rep1は、感光材料の
処理量に応じて、所定間隔で定量補充を行なう。処理成
分補充系Rep1にあっては、既に述べたように、陰極
面において空気酸化された発色現像成分や保恒剤の還元
反応が起きるので、処理成分の補充量は小量で済む。処
理成分補充系Rep1の補充手段は、例えば、ベローズ
ポンプ等の定量ポンプなど、公知の手段で補充すればよ
い。
【0072】第1槽である発色現像槽の処理液は、感光
材料の膨潤や持出しで液量の減少が著しい。このため、
上記成分補充のみでは、減少した液量分の補充が十分な
されない場合が多く、後述の液補充系Rep2によって
不足分の液量が補充される。
【0073】次に、発色現像槽11、漂白槽12や定着
槽14に設けられている処理液の補充手段について説明
する。
【0074】図2は、発色現像槽と補充手段を示す側面
断面図である。
【0075】補充手段4は、補充液タンク40と該補充
液タンク40の底部に接続された供給路41とによって
構成されている。補充液タンク40は気密に構成されて
おり、前記供給路41のみを介して外部と連通している
。補充タンク40内には補充液45が満たされており、
発色現像液の補充液の場合には、水が充填されている。 上記補充液タンク40および供給路41は十分な剛性を
有していることが好ましく、金属または塩化ビニル,ポ
リエチレン等の硬質プラスチック製でよい。
【0076】図3および図4は供給路41の部分側面断
面図である。供給路41の下端には処理液面に対向する
ように、水平な開口面を有する補充口42が設けられ、
該補充口42は適正な処理液面の液面高さに設定されて
いる。補充口42には第1の弁43が取り付けられてい
る。該弁43によって補充液45と母液(発色現像液)
110との拡散による混合が防止され、常時調整された
一定濃度の補充液45が供給できるように構成されてい
る。
【0077】弁43はフロートである弁体430と、前
記補充口42の端部に設けられ、前記弁体430を開閉
自在に支持する支点431とから構成されている。弁体
430は母液110よりも比重が小さくなるように構成
されており、補充口42の端部に設けられた支点431
により開閉自在に軸支されている。弁43の材質として
は、例えばポリエチレン(比重d=0.91),変性ポ
リオレフィン(比重d=0.90),エチレンビニルア
セラート(比重d=0.93)等が挙げられる。さらに
は、中空構造とすることもできる。なお、中空構造では
、あらゆる樹脂が使用可能である。弁体430に対する
浮力から弁体430の重量を除いた値を弁体430の浮
上力とすると、弁体430の浮上力は30g/cm2 
程度以上でよく、より好ましくは50g/cm2 程度
以上でよい。この浮上力があまりに小さいと、補充口4
2と弁体430との密着力が弱くなり、補充液45と母
液110との混合を十分に阻止することができないから
である。
【0078】供給路41内において、前記第1の弁43
の補充液タンク40側には第2の弁44が設けられてい
る。該第2の弁44は、供給路41内で内径が漸減する
狭幅部441と、球状の弁体442とから構成されてい
る。弁体442の径は前記狭幅部441の内径より大き
く構成され、材質は前記第1の弁43の弁体440と同
様であってよい。また、既に定義されている浮上力は、
弁体442については、40g/cm2 程度以上でよ
く、より好ましくは50g/cm2 程度以上でよい。 この浮上力があまりに小さいと、狭幅部441と弁体4
42との密着力が弱くなり十分なシール作用を発揮でき
ないからである。
【0079】さらに、弁体430の端部には磁性材料に
よって構成されている係合部432が設けられている。 そして、供給路41の外側端部には、前記係合部432
に対向する位置に、ソレノイド411が装着され、弁体
430の開閉を電気的に規制できるように構成されてい
る。
【0080】以上のように構成された補充手段4が補充
液の補充を行う際の作用を説明すると、補充口42が処
理液面と接触している場合には、補充液タンク40内に
空気が入らないため補充液45の供給は行われない。こ
のとき、補充口42の弁43が補充液45と母液110
との接触を防止するため、両者の拡散による混合が防止
される。従って、補充液45に母液110が拡散して、
供給される補充液45の濃度が薄くなることはない。さ
らに、第1の弁43からの漏れによって微量の母液11
0が供給路41内に拡散しても、第2の弁44で補充タ
ンク40内への拡散は防止され、補充タンク40内の補
充液濃度は常時一定に維持される。
【0081】感光材料Sの搬出による処理液の持出しや
、蒸発によって処理液量が減少し処理液面が下降すると
、補充口42から前記液面が離れる。ここで、成分補充
系から補充液を補充し、その後、ソレノイド411によ
る弁体430の閉じ規制を解除する。すると、図4の想
像線で示されるように、弁体430が開放する。補充口
42からは、補充液45が流出し、同時に補充口42か
ら空気が入り込んで補充タンク40内に溜る。このとき
、弁体440が処理液面に追随して下降することにより
、第1の弁43が開放される。この際、上方の補充液タ
ンク40から補充液45が流入し、第2の弁44の弁体
442が押し下げられて、第2の弁44が開放する。
【0082】補充液45の供給によって処理液面上昇し
、前記補充口42に処理液面が達すると、補充液45の
供給は止り、弁体442は浮力により上昇して、第1の
弁43が閉じられる。また同時に、第2の弁44も弁体
442の浮力上により閉じられる。ここで、再びソレノ
イド411をONして、弁体430を閉じ状態に規制す
る。
【0083】このような構成とすることによって、処理
液面の微少な下降に対しても直ちに補充液45が供給さ
れるので、処理液面の高さを略一定に保つことが可能と
なる。また、処理液面の高さが一定であるため、処理時
間が変動することなく、処理ムラが減少する。さらに、
処理槽内壁に処理液中の溶解成分が析出しにくく、液組
成の変動や処理槽内壁の汚れが少なくなる。特に上記実
施例の装置の場合には、きわめて簡単な弁構造で補充液
45の補充が正確かつ適宜迅速に行えるといった利点が
ある。
【0084】漂白槽12や定着槽14の場合には、上記
説明した液補充手段のみが設けられており、処理液の減
少に応じて、随時補充がなされる。なお、漂白槽12や
定着槽14に設けられる液補充手段にあっては、ソレノ
イド411による開閉規制構造はなくてもよい。
【0085】具体的には、電流濃度を、0.5〜50A
/l 程度とした場合、従来の補充液の補充量を、1/
10〜1/2まで低減できる。
【0086】即ち感材1m2当り25〜40mlとなる
【0087】さらに、漂白槽12、定着槽14において
は、水成分の蒸発などによる減少分を補充する前記構造
の液補充系のみが設けられている。漂白槽12における
補充では、補充液に1〜5%程度の漂白剤などを含有さ
せてもよい。
【0088】また定着槽14における補充でも同様に、
補充液に1〜5%程度の小量の定着剤などを含有させて
よい。ここで加える漂白剤、定着剤は感材が持出して減
少する分の補充であるため極く少量でよく補充液の大部
分は水となる。
【0089】以上、図示例に限らず、本発明に用いる処
理装置は、処理工程等に応じて、種々の構成とすること
ができる。
【0090】上記処理装置1の他、図5に示す処理装置
2は、各処理槽毎に液槽を設けず、発色現像槽11と、
漂白槽12との間に、陰イオン交換膜A4、A5によっ
て画成される液槽24が設けられており、発色現像液1
10内に陰極37、漂白液120内に陽極38を浸漬し
た構造となっている。そして、陰イオン交換膜A4、A
5の間の液槽24には、電解質溶液240が満たされて
いる。
【0091】このような、構成において通電処理をする
ことによって、発色現像槽11から漂白槽12へとハロ
ゲン化物イオンが移動し、前記実施例と同様の効果が得
られる。さらに、このような構造は、漂白槽12と定着
槽14との間にも設けてもよい。
【0092】次に、本発明に用いる処理液について記す
【0093】カラー感材の現像処理に用いる発色現像液
は、好ましくは芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主
成分とするアルカリ性水溶液である。この発色現像主薬
としては、アミノフェノール系化合物も有用であるが、
p−フェニレンジアミン系化合物が好ましく使用され、
その代表例として、3−メチル−4−アミノ−N,N−
ジエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エチ
ル−N−β−ヒドロキシルエチルアニリン、3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−β−メタンスルホンア
ミドエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N−エ
チル−N−β−メトキシエチルアニリンおよびこれらの
硫酸塩、塩酸塩もしくはp−トルエンスルホン酸塩が挙
げられる。これらの化合物は目的に応じ2種以上併用す
ることもできる。
【0094】発色現像液は、アルカリ金属炭酸塩、ホウ
酸塩もしくはリン酸塩のようなpH緩衝剤、臭化物塩、
沃化物塩、ベンズイミダゾール類、ベンゾチアゾール類
もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤またはカ
ブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要に応
じてヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン
、亜硫酸塩、ヒドラジン類、フェニルセミカルバジド類
、トリエタノールアミン、カテコールスルホン酸類、ト
リエチレンジアミン(1,4−ジアザビシクロ[2,2
,2]オクタン)類のような各種保恒剤、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベン
ジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アンモ
ニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプ
ラー、競争カプラー、ナトリウムボロンハイドライドの
ようなカブラセ剤、1−フェニル−3−ピラゾリドンの
ような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボン
酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホス
ホノカルボン酸に代表されるような各種キレート剤、例
えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエ
チレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢
酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N,N,
N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−N,
N,N’,N’−テトラメチレンホスホン酸、エチレン
ジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)およびそ
れらの塩を代表例として挙げることができる。
【0095】カラー感材の反転処理や黒白感材の現像処
理に用いる黒白現像液には、ハイドロキノンなどのジヒ
ドロキシベンゼン類、1−フェニル−3−ピラゾリドン
などの3−ピラゾリドン類またはN−メチル−p−アミ
ノフェノールなどのアミノフェノール類など公知の黒白
現像主薬を単独であるいは組み合わせて用いることがで
きる。これらの発色現像液および黒白現像液のpHは9
〜12であることが一般的である。
【0096】また、黒白現像液には、現像主薬として、
例えばエチレンジアミン四酢酸(EDTA)やジエチレ
ントリアミン五酢酸(DTPA)等のアミノポリカルボ
ン酸類を配位し、Ti(III) 、Fe(II)を中
心金属とする錯体などに代表される金属化合物を用いて
もよい(特公昭54−41899号公報等参照)。
【0097】カラー感材の処理において、発色現像処理
後、漂白処理や漂白定着処理がなされる。これらの処理
における漂白液または漂白定着液に用いられる漂白剤と
しては、例えば鉄(III) 、コバルト(III) 
、クロム(VI)、銅(II)などの多価金属の化合物
、過酸類、キノン類、ニトロ化合物等が用いられる。代
表的な漂白剤としてはフェリシアン化物;重クロム酸塩
;鉄(III) もしくはコバルト(III) の有機
錯塩、例えばエチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチル
イミノ二酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、グリ
コールエーテルジアミン四酢酸などのアミノポリカルボ
ン酸類もしくはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯塩
;過硫酸塩;臭素酸塩;過マンガン酸塩;ニトロベンゼ
ン類などを用いることができる。これらのうちエチレン
ジアミン四酢酸鉄(III) 錯塩を始めとするアミノ
ポリカルボン酸鉄(III) 錯塩および過硫酸塩は迅
速処理と環境汚染防止の観点から好ましい。さらにアミ
ノポリカルボン酸鉄(III) 錯塩は漂白液において
も、漂白定着液においても特に有用である。これらのア
ミノポリカルボン酸鉄(III) 錯塩を用いた漂白液
または漂白定着液のpHは通常5.5〜8であるが、処
理の迅速化のために、さらに低いpHで処理することも
できる。
【0098】漂白液、漂白定着液には、必要に応じて漂
白促進剤を使用することができる。
【0099】有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書
に記載されている;米国特許第3,893,858号、
西独特許第1,290,812号、特開昭53−956
30号、リサーチ・ディスクロージャーNo. 17,
129号(1978年7月)などに記載のメルカプト基
またはジスフィド結合を有する化合物;特開昭50−1
40129号に記載のチアゾリジン誘導体;米国特許第
3,706,561号に記載のチオ尿素誘導体;特開昭
58−16235号に記載の沃化物塩;西独特許第2,
748,430号に記載のポリオキシエチレン化合物類
;特公昭45−8836号に記載のポリアミン化合物;
臭化物イオン等が使用できる。なかでもメルカプト基ま
たはジスルフィド結合を有する化合物が促進効果が大き
い観点で好ましく、特に米国特許第3,893,858
号、西独特許第1,290,812号、特開昭53−9
5630号に記載の化合物が好ましい。さらに、米国特
許第4,552,834号に記載の化合物も好ましい。
【0100】漂白定着液や定着液に使用される定着剤と
してはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系化
合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等をあげることがで
きるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特にチオ硫
酸アンモニウムが最も広範に使用できる。また、保恒剤
としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、スルフィン酸類ある
いはカルボニル重亜硫酸付加物が好ましい。
【0101】また、黒白感材の処理に用いる定着液は、
pH3.8以上、好ましくは4.2〜7.0を有する。 定着剤としては、定着速度の点からチオ硫酸アンモニウ
ムが特に好ましく用いられる。
【0102】定着液には硬膜剤として作用する水溶性ア
ルミニウム塩を含んでもよく、それらには、例えば塩化
アルミニウム、硫酸アルミニウム、カリ明ばんなどがあ
る。また、定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸
あるいはそれらの誘導体を単独で、あるいは2種以上、
用いることができる。さらに、定着液には所望により保
恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜硫酸塩)、pH緩衝剤(
例えば、酢酸、硼酸)、pH調整剤(例えば、硫酸)、
硬水軟化能のあるキレート剤や特開昭62−78551
号記載の化合物を含むことができる。
【0103】本発明に用いられる感光材料は、カラーお
よび黒白感光材料のいずれであってもよい。このような
ものとしては、前記のものも含め、例えばカラーペーパ
ー、カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、カラー
ポジフィルム、カラー反転印画紙、製版用写真感光材料
、X線写真感光材料、黒白ネガフィルム、黒白印画紙、
マイクロ用感光材料等が挙げられる。なかでも、カラー
感光材料の処理に適用することが好ましい。
【0104】本発明における感光材料の処理には、前記
処理液のほか、リンス液、安定液が用いられる。このリ
ンス液は、前工程での残留処理薬剤を除去する機能を有
するものであり、水洗液、水洗水とほぼ同義に用いられ
ている。前記処理液も含めて、処理液の詳細、処理条件
等については、特開昭63−70857号、特開平1−
190889号、特開平2−103035号、特開平2
−103037号、特開平2−71260号、特開昭6
1−267559号等の記載を参照することができる。
【0105】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
する。
【0106】実施例1 特開平1−259359号公報の実施例2の試料201
のカラーネガフィルム(塗布銀量:7.2g/m2)を
用いて、これを露光した後、シネ式自動現像機を用いて
、表1に示す処理工程に従い発色現像液を3リットル補
充するまでランニングした。その後、1日当たりの温調
時間を10時間とし、135サイズ24枚撮りのものを
1日10本ずつの割合で4ケ月間ランニング処理を行な
った。
【0107】
【表1】
【0108】表1に示す処理工程に用いた発色現像液は
、表2に示すもの、漂白液は表3に示すもの、定着液は
表4に示すもの、安定液は表5に示すものをそれぞれ用
いた。
【0109】
【表2】
【0110】
【表3】
【0111】
【表4】
【0112】
【表5】
【0113】また、リンス液は表4に示された組成の定
着液を2%に薄めた液とした。
【0114】水洗水は、イオン交換水を用いた。
【0115】上記処理において、自現機を図1に示すよ
うな構成に準じた改造機にかえて処理するほかは、同様
に処理した。このとき、発色現像槽および定着槽に設置
する陰極としては、モリブデン含有ステンレス鋼(SU
S316相当)シート[日本金属工業(株)製NTK3
16:大きさ15cm×10cm(肉厚1mm巾)]を
、漂白槽および液槽に設置する陽極としてカーボンシー
ト[呉羽化学工業(株)製のクレシート:大きさ15c
m×10cm(肉厚5mm厚)]を、それぞれ用いた。 また、陰イオン交換膜は、Neosepta AFN 
− 7(徳山曹達製)を用いた。
【0116】更に、現像槽に設けられた液槽には3wt
% の炭酸ナトリウムを電解質とする電解質溶液を使用
し、35mm巾の感光材料1m当り2mlの補充量で補
充し、オーバーフローによる排液は水洗第1槽へ流入さ
せた。
【0117】水洗第2槽への水洗水の補充量は、35m
m巾の感光材料1m当り10mlとし、オーバーフロー
による排水は、水洗第1槽へ流入させた。従って、水洗
第1槽には、水洗第2槽および現像槽の液槽21の第1
室211から液が補充される。
【0118】水洗第1槽からのオーバーフローによる排
液は、定着槽に設けられた液槽23の第1室231内へ
流入させ、電解質溶液として使用した。該流入量(補充
量)は35mm巾の感光材料1m当り32mlであった
【0119】さらに、前記定着槽に設けられた液槽23
の第1室231からの電解質溶液のオーバーフローによ
る排液は、リンス槽へ流入させ、さらに、リンス槽から
のオーバーフローによる排液を、漂白槽に設けられた液
槽22の第1室221へ流入させ、電解質溶液として利
用した。
【0120】現像槽、漂白槽、定着槽においては、上記
構成例で説明した図2に示されている、液面の低下に応
じて減量分のみを補充する減量補充装置を設け、さらに
、現像槽には、処理成分を補充する処理成分補充系を設
け、35mm巾感光材料1m当り1.5mlの割合で補
充を行なう(Rep1)。
【0121】通電条件は、いずれの液槽においても初期
電圧として2.6Vの電圧を印加し、発色現像で0.6
Aの電流が流れるようにした(電流密度0.4A/dm
2 )。同様に漂白で0.6A(電流密度0.4A/d
m2 )、定着で1.2A(電流密度0.8A/dm2
 )が流れるようにした。なおカラー現像は通常の補充
ポンプで補充(Rep1)し、水の補充は図2の装置で
補充した。概略の完結補充は35mm巾×1m当り1.
5mlであった。
【0122】実施例2 上記、実施例1と同様の処理装置において、現像槽、漂
白槽、定着槽にそれぞれ設けられている、通電処理槽の
ない通常の処理槽とし、通電処理を行なわず、表6に示
す補充量で、処理を行なった。他の処理条件は実施例1
と同様である。
【0123】
【表6】
【0124】上記処理の結果、実施例1の処理装置で処
理された感光材料の写真性能は、緑感度および階調、脱
銀不良、復色不良などの点において、オーバーフローに
よって処理液を新鮮なものと交換する実施例2の処理装
置で処理した感光材料と同等の処理能力が得られた。さ
らに実施例1では排液量が35mm巾×1m当り32〜
36mlであったが実施例2では排液量が35mm巾×
1m当り160〜165mlとなり排液量が1/4.5
 〜1/5まで低減できることがわかった。
【0125】
【発明の効果】本発明によれば、処理液の排液をなくす
ことによって、廃液量を低減し、かつ良好な写真性能を
得ることができるといった利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いる処理装置の槽配列を模式的に示
す平面図である。
【図2】補充系の構造を示す、現像槽と、補充手段の側
面断面図である。
【図3】現像槽と漂白槽を示す部分斜視図である。
【図4】供給路の側面断面図である。
【図5】本発明の他の実施例を示すもので、処理装置の
槽配列を模式的に示す平面図である。
【符号の説明】
1            処理装置 11          発色現像槽 110        発色現像液 12          漂白槽 120        漂白液 13          リンス槽 14          定着槽 140        定着液 15          水洗第1槽 16          水洗第2槽 17          安定槽 170        安定液 21、22、23  液槽 211、221、231  第1室 212、222、232  第2室 31、33、35  陰極 32、34、36  陽極 4            補充装置 40          補充液タンク41     
     供給路 411        ソレノイド 42          補充口 43          第1の弁 430        弁体 431        支点 432        係合部 44          第2の弁 441        狭幅部 442        弁体 A1〜A3  陰イオン交換膜 R            リンス液 S            感光材料 W            水洗水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  槽内に、少なくとも陰イオン交換膜を
    介して、電解質を含有する液と接するように処理液を満
    たし、前記電解質を含有する液に陽極を、前記処理液に
    陰極をそれぞれ浸漬し、前記陽極と前記陰極に通電して
    、露光後のハロゲン化銀感光材料を処理する写真処理方
    法であって、前記露光後のハロゲン化銀感光材料を処理
    する槽には、液の減少量に対応した補充を行なう補充手
    段を設け、液補充によって生ずる排液量を実質的に零と
    したことを特徴とする写真処理方法。
  2. 【請求項2】  前記補充手段の内、現像液への補充を
    する補充手段は、処理成分の消費量に対応して補充をお
    こなう処理成分補充系と、水分の減量に対応して補充を
    おこなう液補充系とから構成され、処理液補充は前記2
    つの補充系からそれぞれ別個に補充する請求項1に記載
    の写真処理方法。
  3. 【請求項3】  槽内に、少なくとも陰イオン交換膜を
    介して、電解質溶液と接するように漂白能を有する処理
    液を満たし、前記電解質溶液に陰極を、前記漂白能を有
    する処理液に陽極をそれぞれ浸漬し、前記陽極と前記陰
    極に通電して、露光後のハロゲン化銀感光材料を処理す
    る写真処理方法であって、前記露光後のハロゲン化銀感
    光材料を処理する槽には、液の減少量に対応した補充を
    行なう補充手段を設け、液補充によって生ずる排液量を
    実質的に零としたことを特徴とする写真処理方法。
JP11947391A 1991-04-23 1991-04-23 写真処理方法 Pending JPH04323650A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11947391A JPH04323650A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 写真処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11947391A JPH04323650A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 写真処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04323650A true JPH04323650A (ja) 1992-11-12

Family

ID=14762184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11947391A Pending JPH04323650A (ja) 1991-04-23 1991-04-23 写真処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04323650A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927058A (ja) * 1972-07-11 1974-03-11
JPS4964437A (ja) * 1972-10-20 1974-06-21
JPS54155924A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Teijin Eng Regeneration of photograph bleach fixing waste solution and pure silver recovery
JPH01158433A (ja) * 1987-12-16 1989-06-21 Fuji Photo Film Co Ltd 写真用処理液の液濃度制御方法
JPH01281446A (ja) * 1988-05-07 1989-11-13 Konica Corp 自動現像機の補充方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4927058A (ja) * 1972-07-11 1974-03-11
JPS4964437A (ja) * 1972-10-20 1974-06-21
JPS54155924A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Teijin Eng Regeneration of photograph bleach fixing waste solution and pure silver recovery
JPH01158433A (ja) * 1987-12-16 1989-06-21 Fuji Photo Film Co Ltd 写真用処理液の液濃度制御方法
JPH01281446A (ja) * 1988-05-07 1989-11-13 Konica Corp 自動現像機の補充方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5019850A (en) Photographic developing apparatus
JPS6128949A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH0553259A (ja) ハロゲン化銀感光材料の処理方法
JP2942422B2 (ja) 写真処理装置および処理方法
JPH04323650A (ja) 写真処理方法
JPS5818630A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JP2670928B2 (ja) 写真感光材料の処理方法及び処理装置
JPH04249242A (ja) 写真処理方法
JPS6224257A (ja) 写真用処理機及び銀回収装置
JP2676644B2 (ja) 写真処理液の銀回収方法及び装置
JPH048777B2 (ja)
JPS62127740A (ja) ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法
JPH04250449A (ja) 写真処理方法
US5922520A (en) Photographic processing method and tank
JP2673699B2 (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法及び装置並びに通電装置
JP2640177B2 (ja) 写真処理方法および処理装置
JP2700720B2 (ja) 現像処理装置
JPH0580462A (ja) 写真処理方法
JPH0545821A (ja) 写真処理方法
JPH0527401A (ja) 感光材料処理装置
JPH05119458A (ja) 感光材料処理装置
JPH04323649A (ja) ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
JPH04147139A (ja) 感光材料処理装置および処理方法
JPH0561169A (ja) ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法
JPH05257249A (ja) 写真感光材料の処理方法