JPH04325412A - 複合金属塩基性硫酸塩繊維およびその使用 - Google Patents

複合金属塩基性硫酸塩繊維およびその使用

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JPH04325412A
JPH04325412A JP3124758A JP12475891A JPH04325412A JP H04325412 A JPH04325412 A JP H04325412A JP 3124758 A JP3124758 A JP 3124758A JP 12475891 A JP12475891 A JP 12475891A JP H04325412 A JPH04325412 A JP H04325412A
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magnesium sulfate
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composite metal
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    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な複合金属塩基性
硫酸塩繊維、その製造方法および該複合金属塩基性硫酸
塩繊維を配合した機械的強度および/または難燃性が改
善され、さらには成形品外観の優れた樹脂および/また
はゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】下記組成式(3)   Mg6(OH)10SO4・nH2O      
            (3)[式中、nは1≦n≦
4の数を示す]の塩基性硫酸マグネシウム繊維は良く知
られている(例えば特開昭第56−149318号公報
、特開平第1−126218号公報、特開平第1−12
6219号公報等)。該塩基性硫酸マグネシウム繊維を
、ポリプロピレン等の樹脂に配合すると、引張強度、曲
げ強度、曲げ弾性率等が向上すると共に、直径10μm
以下、長さ1000μm以下のミクロな繊維であるため
、粗大な繊維であるガラス繊維で見られるような成形品
表面の肌荒れが無い。このため自動車、電気製品、家具
等の分野に有用な材料として期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら式(3)
の塩基性硫酸マグネシウム繊維は、nH2Oで示される
結晶水を約200℃から放出し始めるため、殆どの樹脂
の成形温度である200℃以上で成形すると成形品にシ
ルバーストリークやフローマークが発生し、外観不良を
生ずるという問題がある。
【0004】また、該塩基性硫酸マグネシウム繊維は強
度補強の他に水酸化マグネシウム等と併用して難燃剤と
しても利用されることがある。この場合、式(3)にお
ける構造水(水酸基)の縮合脱水温度が約445℃と難
燃剤として有用な水酸化マグネシウムの脱水温度約43
0℃よりも更に高いため、樹脂の発火温度より高くなり
過ぎて、難燃性効果が水酸化マグネシウムと比較して低
いという問題がある。さらには耐酸性が悪いという問題
をも有している。
【0005】本発明の目的は、上記の課題を解決し、樹
脂および/またはゴムに混合したとき機械的強度および
/または難燃性を改善できる新規な繊維、該繊維の製造
方法および機械的強度および/または難燃性が改善され
、さらには成形品外観の優れた樹脂および/またはゴム
組成物を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記式(1)
(Mg1−xM2+x)6(OH)12−2y(SO4
2−)y・mH2O          (1)[式中
、M2+はMn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnか
らなる群から選ばれた少なくとも1種の金属を表し、x
、yおよびmはそれぞれ次の範囲0.005<x<0.
5、0.8<y<1.2、0<m<4の数を示す]の複
合金属塩基性硫酸塩繊維を提供する。
【0007】本発明はさらに、(i)  硫酸マグネシ
ウムと上記M2+の硫酸塩との混合水溶液に、(ii)
  硫酸マグネシウムとM2+の合計モル数に対して約
50モル%以下の、Mg(OH)2、MgO、アンモニ
ア、アルカリ金属水酸化物からなる群から選ばれた少な
くとも1種のアルカリを(iii)塩基性硫酸マグネシ
ウム繊維および/または式(1)の複合金属塩基性硫酸
塩繊維の存在下または非存在下に約110〜300℃の
温度で水熱反応させることからなる上記複合金属塩基性
硫酸塩繊維の製造方法を提供する。
【0008】さらに本発明は、上記(ii)項において
、少なくとも1種のアルカリの他に式(2)  Mg1
−zM2+z(OH)2              
                       (2
)[式中、M2+は式(1)のM2+と同じ意味を表し
、zは0.005<z<0.9の範囲の数を示す]の複
合金属水酸化物をさらに添加する複合金属塩基性硫酸塩
繊維の製造方法を提供する。
【0009】本発明はさらに、樹脂および/またはゴム
100重量部と約1〜100重量部の上記複合金属塩基
性硫酸塩繊維とからなる樹脂および/またはゴム組成物
を提供する。
【0010】本発明者は、上記課題を解決するため、鋭
意研究に努めた結果、式(1)の複合金属塩基性硫酸塩
繊維を発見するに至った。本発明者は、本発明の複合金
属塩基性硫酸塩繊維が、式(1)のmH2Oで表される
結晶水の脱離開始温度が式(3)で表される従来公知の
塩基性硫酸マグネシウム繊維より高くなると共に、難燃
性効果を発揮する式(1)の構造水の脱水温度が式(3
)の塩基性硫酸マグネシウム繊維よりも低くなるという
事実を発見した。
【0011】このような結晶水脱離開始温度の上昇およ
び構造水脱水温度の低下という傾向は、式(1)に示す
M2+の種類によって若干異なるが、M2+の増加量に
ほぼ比例して大きくなる。
【0012】結晶水の脱離開始温度の上昇は、表面外観
を損なわないで樹脂および/またはゴムを成形できる温
度範囲の拡大を意味する。即ち、該複合金属塩基性硫酸
塩繊維を使用すると、成形温度を200℃以上で実施で
きるため、応用できる樹脂および/またはゴムの種類が
拡大する。また、水酸化マグネシウムと同様に構造水の
脱水による難燃性効果の発現作用があり、難燃剤として
の効果が大である。さらには、式(1)のM2+が樹脂
またはゴムの炭素化促進触媒作用を有するため、本発明
の複合金属塩基性硫酸塩繊維は従来公知の塩基性硫酸マ
グネシウム繊維よりも優れた難燃性効果を示す。従来公
知の塩基性硫酸マグネシウム繊維は、耐酸性が悪いが、
本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維は、M2+がNiあ
るいはCoである場合に特に著しく耐酸性が改善される
という効果が発揮される。
【0013】本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維は、直
径約0.01〜10μm、長さ約5〜1000μmであ
り、好ましくは直径0.1〜1μm、長さ10〜100
μmである。かつ長さ/直径のアスペクト比は50以上
である。上記の値は走査型電子顕微鏡により測定された
ものである。
【0014】本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維は、従
来公知の塩基性硫酸マグネシウム繊維と実質的に同じ粉
末X線回折パターンを示すので、M2+はMgに固溶し
ているものと推定される。従って式(1)において、x
の範囲は、Mgに対するM2+の固溶量を示すものであ
る。 xが0.005以下であると結晶水の脱離開始温度の上
昇および水酸基の縮合脱水温度の低下の程度が僅かであ
り、逆にxが0.5以上であると繊維状結晶が生成し難
くなるので好ましくない。好ましいxの範囲は0.01
〜0.4である。
【0015】本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維は、次
のようにして製造される。
【0016】硫酸マグネシウムとMn、Fe、Co、N
i、CuおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも
1種の金属(式(1)のM2+)の硫酸塩との混合水溶
液に、Mg(OH)2、MgO、アンモニア、アルカリ
金属水酸化物からなる群から選ばれた少なくとも1種の
アルカリ、好ましくはMg(OH)2またはMgOを、
硫酸マグネシウムとM2+の合計モル数に対して約50
モル%以下の量で添加し、塩基性硫酸マグネシウム繊維
、好ましくは本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維の存在
下または非存在下、オートクレーブ中で約110〜30
0℃の温度で、約1〜50時間水熱処理することにより
製造される。上記少なくとも1種のアルカリの他に式(
2)のMg1−zM2+z(OH)2の複合金属水酸化
物の少なくとも1種をアルカリとしてさらに加えてもよ
い。
【0017】アスペクト比の高い繊維を製造するには、
上記金属硫酸塩の濃度は高い程好ましく、また加えるア
ルカリの量は約30モル%以下であることが好ましい。 水熱処理温度は、高い程反応時間を短縮できると共に繊
維の発達が良くなる傾向にあり、他方250℃以上にな
ると結晶水の脱離が始まるので好ましくない。好ましい
水熱処理の温度範囲は約140〜250℃である。
【0018】本発明で用いられる式(3)の塩基性硫酸
マグネシウム繊維は、特開昭第56−149318号公
報等に開示された方法で製造することができる。
【0019】本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊維は、樹
脂、ゴム等の補強剤および/または難燃剤としてそのま
ま使用できる。また例えば高級脂肪酸塩、アニオン系界
面活性剤、リン酸エステル、シラン系、チタン系あるい
はアルミニウム系のカップリング剤および多価アルコー
ルと脂肪酸のエステル類からなる群から選ばれた表面処
理剤の少なくとも一種を用いて表面処理してもよい。
【0020】表面処理剤として好ましく用いられるもの
を次に例示する。ステアリン酸、オレイン酸、エルカ酸
、パルミチン酸、ラウリン酸、ベヘニン酸等の炭素数1
0以上の高級脂肪酸;前記高級脂肪酸のアルカリ金属塩
;ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級
アルコールの硫酸エステル塩;ポリエチレングリコール
エーテルの硫酸塩;アミド結合硫酸エステル塩;エステ
ル結合硫酸エステル塩、エステル結合スルホネート、ア
ミド結合スルホン酸塩、エーテル結合スルホン酸塩、エ
ーテル結合アルキルアリルスルホン酸塩、エステル結合
アルキルアリルスルホン酸塩、アミド結合アルキルアリ
ルスルホン酸塩等のアニオン系界面活性剤類;オルトリ
ン酸とオレイルアルコール、ステアリルアルコール等の
高級アルコールとのモノまたはジエステルまたは両者の
混合物であって、それらの酸型またはアルカリ金属塩ま
たはアミン塩等のリン酸エステル類;ビニルエトキシシ
ラン、ビニル−トリス(2−メトキシ−エトキシ)シラ
ン、ガンマ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、ガンマ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ベー
タ−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン、ガンマ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン、ガンマ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン等のシランカップリング剤類;イソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート、イソプロピルトリス(ジ
オクチルパイロフォスフェート)チタネート、イソプロ
ピルトリ(N−アミノエチル−アミノエチル)チタネー
ト、イソプロピルトリデシルベンゼンスルホニルチタネ
ート等のチタネート系カップリング剤類;アセトアルコ
キシアルミニウムジイソプロピレート等のアルミニウム
系カップリング剤類;グリセリンモノステアレート、グ
リセリンモノオレエート等の多価アルコールと脂肪酸の
エステル類。
【0021】表面処理剤による式(1)の複合金属塩基
性硫酸塩繊維の表面コーティング処理は、それ自体公知
の湿式法または乾式法により実施できる。例えば湿式法
としては、複合金属塩基性硫酸塩繊維のスラリーに該表
面処理剤を液状またはエマルジョン状で加え、約100
℃までの温度で機械的に十分混合する。乾式法としては
、複合金属塩基性硫酸塩繊維の粉末をヘンシェルミキサ
ー等の混合機を用いて十分撹拌下に表面処理剤を液状、
エマルジョン状、固形状等で加え、加熱または非加熱下
に十分に混合する。表面処理剤の添加量は、適宜選択で
きるが、一般には該複合金属塩基性硫酸塩繊維に対し約
0.1〜約10重量%とするのが好ましい。表面処理後
、必要に応じ、例えば水洗、脱水、造粒、乾燥、粉砕、
分級等の手段を適宜選択して実施し、最終製品形態とさ
れる。
【0022】本発明で用いられる樹脂およびゴムの例と
しては、例えばポリエチレン、エチレンと他のα−オレ
フィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニル、アクリル
酸メチルまたはアクリル酸エチルとの共重合体、ポリプ
ロピレン、プロピレンと他のα−オレフィンとの共重合
体、ポリブテン−1、ポリスチレン、スチレンと他のア
クリロニトリルとの共重合体、エチレンとプロピレンジ
エンゴムまたはブタジエンとの共重合体、酢酸ビニル、
ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリウレタン
、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド等の熱可塑
性樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂
、不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂等の熱硬化
性樹脂、EPDM、SBR、NBR、ブチルゴム、イソ
プレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン等を例示で
きるが、これらに限定されるものではない。
【0023】本発明の樹脂および/またはゴム組成物は
、樹脂および/またはゴムの種類によって適宜選択され
るが、一般には樹脂および/またはゴム100重量部に
対し、表面処理したまたは表面処理されてない式(1)
の複合金属塩基性硫酸塩繊維が約1〜100重量部、好
ましくは約5〜70重量部配合される。複合金属塩基性
硫酸塩繊維の配合量が上記範囲よりも少ないと補強性と
難燃性の効果が不十分であり、上記範囲よりも多いと加
工および成形適性が悪化し、アイゾット衝撃強度が悪化
する等の不利益を生じる傾向があるので好ましくない。
【0024】樹脂および/またはゴムと複合金属塩基性
硫酸塩繊維との混合、混練方法には特別の制約はなく、
両者を均一に混合できる任意の手段を採用できる。例え
ば一軸または二軸押出機、ロール、バンバリーミキサー
等である。成形方法にも特別の制約はなく、樹脂および
/またはゴムの種類、所望成形品の種類等に応じて、そ
れ自体公知の成形手段を任意に採用できる。例えば、射
出成形、押出成形、ブロー成形、プレス成形、回転成形
、カレンダー成形、シートフォーミング成形、トランス
ファー成形、積層成形、真空成形等である。
【0025】本発明の樹脂および/またはゴム組成物は
、複合金属塩基性硫酸塩繊維の他に各種添加剤が必要に
応じ添加される。例えば、水酸化マグネシウム、水酸化
アルミニウム等の難燃剤である。このような難燃剤の配
合量は、一般に樹脂および/またはゴム100重量部に
対し約50〜200重量部が好ましい。
【0026】さらに他の添加剤として、例えば炭素粉末
、フェロセン、アントラセン、ポリアセチレン、赤リン
、アクリル繊維、酸化ニッケル等の少なくとも一種を含
有する難燃助剤が挙げられる。難燃助剤の配合量は、一
般に樹脂および/またはゴム100重量部に対し、約0
.01〜約10重量部が好ましい。
【0027】本発明の樹脂および/またはゴム組成物は
、上記添加剤以外にも慣用の他の添加剤が配合されても
よい。例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防
止剤、顔料、発泡剤、可塑剤、充填剤、有機ハロゲン難
燃剤、架橋剤等である。
【0028】以下本発明を実施例に基づきより詳細に説
明する。各例中、部および%は特にことわりの無い限り
それぞれ重量部および重量%を意味する。
【0029】実施例1 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに0.01モルの硫酸ニッケルを溶解した後、3g
の塩基性硫酸マグネシウム繊維と26.3gの水酸化マ
グネシウム粉末(硫酸マグネシウムおよび硫酸ニッケル
の合計に対し15モル%に相当)を添加し、撹拌機を用
いて均一に分散させた。このスラリーを容量3リットル
のオートクレーブに入れ、170℃で7時間水熱処理し
た。反応物を取り出し、減圧下に濾過、水洗、脱水した
後乾燥した。なお塩基性硫酸マグネシウム繊維は、後述
する対照例1で得られた繊維である。以下の各例におい
ても同じである。
【0030】乾燥物について粉末X線回折により結晶相
を、走査型電子顕微鏡により繊維の平均直径と長さを、
示差熱分析(DTA)−熱重量分析(TGA)により結
晶水と構造水の脱水温度を、そして化学分析により組成
をそれぞれ測定した。
【0031】得られた複合金属塩基性硫酸塩基繊維の組
成は次の通りであった。 (Ni0.01Mg0.99)6(OH)10.12(
SO4)0.94・2.0H2Oその他の測定結果を表
1に示す。
【0032】実施例2、3 実施例1において、1.5モル/リットルの硫酸マグネ
シウム水溶液2リットルに0.08モル(実施例2)お
よび0.27モル(実施例3)の硫酸ニッケルを溶解し
た以外は実施例1と同様に操作して本発明の複合金属塩
基性硫酸塩繊維を得た。得られた複合金属塩基性硫酸塩
繊維の組成は次の通りであった。
【0033】(実施例2) (Ni0.12Mg0.88)6(OH)9.96(S
O4)1.02・2.1H2O(実施例3) (Ni0.36Mg0.64)6(OH)10.08(
SO4)0.96・2.0H2Oその他の測定結果を表
1に示す。
【0034】実施例4 1.0モル/リットルの硫酸マグネシウム2リットルに
0.025モルの硫酸コバルトを溶解した後、2gの塩
基性硫酸マグネシウム繊維と12gの水酸化マグネシウ
ムを含有する30gのペースト(硫酸マグネシウムおよ
び硫酸コバルトに対し10モル%に相当)を添加し、撹
拌機により均一に分散させた。このスラリーを容量3リ
ットルのオートクレーブに入れ、170℃で12時間水
熱処理した。反応物を取り出し、減圧下に濾過、水洗、
脱水した後乾燥した。得られた複合金属塩基性硫酸塩繊
維の組成は次の通りであった。 (Co0.09Mg0.91)6(OH)9.98(S
O4)1.01・2.2H2Oその他の測定結果を表1
に示す。
【0035】実施例5 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに0.012モルの硫酸亜鉛を溶解した後、2gの
塩基性硫酸マグネシウム繊維と29.1gの水酸化マグ
ネシウム粉末(硫酸マグネシウムと硫酸亜鉛の合計量に
対し16モル%に相当)を添加し、撹拌機により均一に
分散した。このスラリーを容量3リットルのオートクレ
ーブに入れ、170℃で5時間水熱処理した。得られた
複合金属塩基性硫酸塩繊維の組成は次の通りであった。 (Zn0.02Mg0.98)6(OH)9.98(S
O4)1.01・2.8H2Oその他の測定結果を表1
に示す。
【0036】実施例6 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに、0.03モルの硫酸第2銅を溶解した後、4g
の塩基性硫酸マグネシウム繊維と35gの水酸化マグネ
シウム粉末(硫酸マグネシウムと硫酸第2銅の合計に対
し20モル%に相当)を添加し、撹拌機により均一に分
散した。このスラリーを容量3リットルのオートクレー
ブに入れ、180℃で4時間水熱処理した。得られた複
合金属塩基性硫酸塩繊維の組成は次の通りであった。 (Cu0.05Mg0.95)6(OH)9.9(SO
4)1.05・2.0H2Oその他の測定結果を表1に
示す。
【0037】実施例7 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルを容量3リットルのオートクレーブに入れ、窒素ガ
スを吹き込んで溶存酸素を追い出した後、さらに窒素ガ
スの吹込を継続しながら、0.023モルの硫酸第1鉄
を溶解し、さらに3gの塩基性硫酸マグネシウム繊維と
18.2gの水酸化マグネシウム粉末(硫酸マグネシウ
ムと硫酸第2銅の合計に対し15モル%に相当)を添加
し、撹拌機により均一に撹拌した後、窒素雰囲気下で1
50℃で15時間水熱処理した。反応生成物を濾過、水
洗、脱水後窒素雰囲気下で乾燥した。得られた複合金属
塩基性硫酸塩繊維の組成は次の通りであった。 (Fe0.04Mg0.96)6(OH)10.2(S
O4)0.9・1.9H2Oその他の測定結果を表1に
示す。
【0038】実施例8 実施例7において、硫酸第1鉄の代わりに硫酸マンガン
を用いた以外は実施例7と同様に操作して複合金属塩基
性硫酸塩繊維を得た。得られた複合金属塩基性硫酸塩繊
維の組成は次の通りであった。 (Mn0.04Mg0.96)6(OH)9.9(SO
4)1.05・2.0H2Oその他の測定結果を表1に
示す。
【0039】比較例1 1.0モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに0.6モルの硫酸ニッケルを溶解した後、3gの
塩基性硫酸マグネシウム繊維と26.3gの水酸化マグ
ネシウム粉末(硫酸マグネシウムおよび硫酸ニッケルの
合計に対し17モル%に相当)を添加し、撹拌機により
均一に撹拌した。この後実施例1と同様に操作して、反
応生成物を得た。得られた反応生成物の組成は次の通り
であった。 (Ni0.55Mg0.45)6(OH)11.1(S
O4)0.45・mH2Oその他の測定結果を表1に示
す。
【0040】比較例2 実施例6において、塩基性硫酸マグネシウム繊維を添加
しない外は実施例6と同様に操作して反応生成物を得た
。得られた反応生成物の組成は次の通りであった。 (Cu0.05Mg0.95)6(OH)xOy(SO
4)0.8・mH2Oその他の測定結果を表1に示す。
【0041】対照例1 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに26.3gの水酸化マグネシウム粉末(硫酸マグ
ネシウムに対し15モル%に相当)を添加し、撹拌機に
より均一に撹拌した。この後実施例1と同様に操作して
反応生成物を得た。得られた反応生成物の組成は次の通
りであった。 Mg6(OH)9.98(SO4)1.012H2Oそ
の他の測定結果を表1に示す。
【0042】比較例3 0.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液に、0
.05モルの硫酸ニッケルを溶解した後、3gの塩基性
硫酸マグネシウム繊維と、33.7gの水酸化マグネシ
ウム粉末(硫酸マグネシウムと硫酸ニッケルの合計量に
対し55モル%に相当)を添加し、撹拌機を用いて均一
に分散させた。この後実施例1と同様に操作して反応生
成物をえた。得られた反応生成物の組成は次の通りであ
った。 (Ni0.09Mg0.91)6(OH)10.76(
SO4)0.62・mH2Oその他の測定結果を表1に
示す。
【0043】実施例9 1.5モル/リットルの硫酸マグネシウム水溶液2リッ
トルに0.03モルの硫酸ニッケルと0.01モルの硫
酸亜鉛を溶解した後、2gの塩基性硫酸マグネシウム繊
維と29.6gの複合金属水酸化物(Zn0.02Mg
0.98(OH)2)の粉末(硫酸マグネシウム、硫酸
ニッケルおよび硫酸亜鉛の合計モル数に対し、16.5
モル%に相当)を添加し、撹拌機により均一に撹拌した
。その後実施例1と同様に操作して複合金属塩基性硫酸
塩繊維を得た。得られた該繊維の組成は次の通りであっ
た。 (Ni0.05Zn0.02Mg0.93)6(OH)
9.9(SO4)1.05・2.1H2Oその他の測定
結果を表1に示す。
【0044】表1   例      脱結晶水    脱構造水    
繊維の        繊維の      粉末X線 
         温度(℃)  温度(℃)  直径
(μm)  長さ(μm)回折    実施例1   
 335      443      0.7   
       60        A実施例2   
 340      437      0.4   
       70        A実施例3   
 342      405      0.2   
       40        A実施例4   
 339      432      0.5   
       50        A実施例5   
 337      442      0.6   
       70        A実施例6   
 337      434      0.7   
     100        A実施例7    
358      434      0.3    
      20        A実施例8    
335      435      0.4    
      50        A比較例1    
325      433      粒状     
      粒状        B比較例2    
  −          −        粒状 
          粒状        C対照例1
    333      445      0.5
          30        A比較例3
      −          −       
 粒状           粒状        D
実施例9    342      433     
 0.3          40        A
注:繊維の直径および長さは平均値を表す、Aは粉末X
線回折のピークが塩基性硫酸マグネシウムのそれと実質
的に同じであることを表す、Bは粉末X線回折のピーク
がNi(OH)2と塩基性硫酸マグネシウムのピークを
併有することを表す、Cは粉末X線回折のピークがCu
Oと塩基性硫酸マグネシウムのピークを併有することを
表す、Dは粉末X線回折のピークがMg(OH)2と塩
基性硫酸マグネシウムのピークを併有することを表す。
【0045】実施例10〜12 実施例1、5および6で得られた複合金属塩基性硫酸塩
繊維を、それぞれ湿式法により2%のオレイン酸ナトリ
ウムで表面処理した後、ニーダーと押出機を用いて直径
4mmの円柱状造粒物に成形し、ついで乾燥した。
【0046】それぞれの造粒物900gとポリプロピレ
ン樹脂2.0kg、0.03gのIrganox101
0(フェノール系酸化防止剤)および0.03gのwe
ston626(リン系酸化防止剤)を混合後、二軸延
伸機を用いて220℃で溶融混練してペレットを作成し
た。これらのペレットを100℃で1時間真空乾燥した
後、射出成形機により220℃でテストピースを作成し
た。テストピースについて引張強度および伸び(JIS
  K−7113)、曲げ強度および曲げ弾性率(JI
S  K−7203)、外観(目視による)および燃焼
性(UL−94−VE、1/8インチ厚さ)を評価した
。 結果を表2に示す。
【0047】対照例2 実施例10で用いたポリプロピレン単体の射出成形品の
物性を表2に示す。
【0048】実施例13 実施例9で得られた複合金属塩基性硫酸塩繊維を、湿式
法により2%のステアリン酸ナトリウムで表面処理した
後、ニーダーと押出機を用いて直径4mmの円柱状造粒
物に成形し、ついで乾燥した。
【0049】この造粒物と1%のオレイン酸ナトリウム
で表面処理した水酸化マグネシウムおよびポリプロピレ
ン樹脂を20:35:45の比で混合した後、二軸押出
機を用いて220℃で溶融混練してペレットを作成した
。これらのペレットを100℃で1時間真空乾燥した後
、射出成形機により230℃でテストピースを作成した
。このテストピースの評価結果を表2に示す。
【0050】比較例4 対照例1で得られた塩基性硫酸マグネシウム繊維を湿式
法により該繊維に対し2%のステアリン酸ナトリウムで
表面処理した後、実施例13と同様の操作で得られた造
粒物を、実施例13の複合金属塩基性硫酸塩繊維の代わ
りに用いた以外は実施例13と同様に操作してテストピ
ースを作成した。このテストピースの評価結果を表2に
示す。
【0051】比較例5 実施例13において、本発明の複合金属塩基性硫酸塩繊
維を配合しないで水酸化マグネシウムとポリプロピレン
との配合比率を58:42とした以外は、実施例13と
同様に操作してテストピースを作成した。このテストピ
ースの評価結果を表2に示す。
【0052】表2 例          引張強度  引張破断  曲げ
    曲げ      外観        燃焼性
                      伸び 
     強度    弾性率           
           実施例10  327    
140    560  630    良好    
    規格外実施例11  330    132 
   573  642    良好        
規格外実施例12  342    150    5
87  675    良好        規格外対
照例2    280    660    335 
 100    良好        規格外実施例1
3  256      40    459  76
4    良好        V−0比較例4   
 246      38    440  690 
   フラッシュ  規格外            
                         
             模様有り比較例5    
190      42    387  388  
  良好        V−0注:引張強度、曲げ強
度および曲げ弾性率の単位はkg/cm2であり、引張
破断伸びの単位は%である。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、新規な複合金属塩基性
硫酸塩繊維および該複合金属塩基性硫酸塩繊維を配合し
た樹脂および/またはゴム組成物が提供される。さらに
本発明によれば、機械的強度および/または難燃性の改
善された成形品を提供できる新規な樹脂組成物が提供さ
れる。本発明によればさらに、外観の優れた成形品を提
供できる新規な樹脂および/またはゴム組成物が提供さ
れる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記式(1) (Mg1−xM2+x)6(OH)12−2y(SO4
    2−)y・mH2O          (1)[式中
    、M2+はMn、Fe、Co、Ni、CuおよびZnか
    らなる群から選ばれた少なくとも1種の金属を表し、x
    、yおよびmはそれぞれ次の範囲0.005<x<0.
    5、0.8<y<1.2、0<m<4の数を示す]の複
    合金属塩基性硫酸塩繊維。
  2. 【請求項2】  (i)  硫酸マグネシウムと請求項
    1記載のM2+の硫酸塩との混合水溶液に、(ii) 
     硫酸マグネシウムとM2+の合計モル数に対して約5
    0モル%以下の、Mg(OH)2、MgO、アンモニア
    、アルカリ金属水酸化物からなる群から選ばれた少なく
    とも1種のアルカリを、(iii)塩基性硫酸マグネシ
    ウム繊維および/または請求項1記載の複合金属塩基性
    硫酸塩繊維の存在下または非存在下に約110〜300
    ℃の温度で水熱反応させることからなる請求項1記載の
    複合金属塩基性硫酸塩繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】  (i)  硫酸マグネシウムと請求項
    1記載のM2+の硫酸塩との混合水溶液に、(ii) 
     硫酸マグネシウムとM2+の合計モル数に対して約5
    0モル%以下の、Mg(OH)2、MgO、アンモニア
    、アルカリ金属水酸化物からなる群から選ばれた少なく
    とも1種のアルカリ、および式(2)   Mg1−zM2+z(OH)2         
                             
       (2)[式中、M2+は式(1)のM2+と同じ
    意味を表し、zは0.005<z<0.9の範囲の数を
    示す]の複合金属水酸化物を、(iii)塩基性硫酸マ
    グネシウム繊維および/または請求項1記載の複合金属
    塩基性硫酸塩繊維の存在下または非存在下に約110〜
    300℃の温度で水熱反応させることからなる請求項1
    記載の複合金属塩基性硫酸塩繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】  樹脂および/またはゴム100重量部
    と約1〜100重量部の請求項1記載の複合金属塩基性
    硫酸塩繊維とからなる樹脂および/またはゴム組成物。
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