JPH04331224A - 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents
軟質ポリウレタンフォームの製造方法Info
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- JPH04331224A JPH04331224A JP3130536A JP13053691A JPH04331224A JP H04331224 A JPH04331224 A JP H04331224A JP 3130536 A JP3130536 A JP 3130536A JP 13053691 A JP13053691 A JP 13053691A JP H04331224 A JPH04331224 A JP H04331224A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟質ポリウレタンフォ
ームの製造方法に関するものであり、詳しくは、特定の
ポリオール原料を使用することにより、発泡剤として、
ハロカーボン類を併用することなく水のみを使用した場
合においても、ハロカーボン類を併用した場合に得られ
るフォームと同等以上の性能を有する軟質ポリウレタン
フォームの製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】軟質ポリウレタンフォームは、自動車部
材や家具類を初めとして各種の用途に広く用いられてい
る。周知の通り、一般に、ポリウレタンフォームは、ポ
リイソシアネート原料とポリオール原料とを水を含む発
泡剤の存在下に反応させて製造され、ポリイソシアネー
ト原料とポリオール原料の種類によって軟質グレードな
ど各種のポリウレタンフォームが得られる。 【0003】上記の反応においては、ポリイソシアネー
トと水との反応により発生する炭酸ガスによりフォーム
化が達成されるが、実際の反応においては、得られるフ
ォームの性能改善のため、クロロフルオロカーボン類の
ようなハロカーボン類が補助発泡剤として使用されてい
る。ところで、近時、ハロカーボン類はオゾン層破壊を
引き起こす可能性があるとの指摘により、その使用は規
制ないしは廃止される方向にある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡剤
として水のみを使用した場合、水の量をある程度増加す
る必要があり、その結果、比較的多くのウレア結合が生
じ、得られる軟質ポリウレタンフォームは、硬く且つ圧
縮永久歪率が劣り、従って、クッション材としては坐り
心地が悪く、そして、耐久性が十分ではないという欠点
がある。本発明の目的は、発泡剤として、ハロカーボン
類を併用することなく水のみを使用した場合においても
、ハロカーボン類を併用した場合に得られるフォームと
同等以上の性能を有する軟質ポリウレタンフォームの製
造方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記実情に
鑑み鋭意検討を重ねた結果、ポリオール原料として特定
の混合ポリエーテルポリオールを使用することにより上
記の目的を容易に達成し得るとの知見を得、本発明の完
成に到った。すなわち、本発明の要旨は、ポリイソシア
ネート原料とポリオール原料とを発泡剤としての水の存
在下に反応させて軟質ポリウレタンフォームを製造する
に当り、ポリオール原料として、官能数が2以上のポリ
エーテルポリオールを少なくとも2種含み、且つ、その
うちの1種がポリエチレングリコールを前駆体として得
られるポリエーテルグリコールである混合ポリエーテル
ポリオールを使用することを特徴とする軟質ポリウレタ
ンフォームの製造方法に存する。 【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用されるポリイソシアネート原料は、例えば、2個以
上のNCO基を同一分子中に結合した有機化合物であり
、その具体例としては、トルエンジイソシアネート、粗
トルエンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート等やこれらを部分的にウレタン化、三量化、カ
ルボジイミド化またはアミド化などの手段で変性したポ
リイソシアネート類が挙げられる。これらは2種以上混
合して使用してもよい。 【0007】本発明において、特に好ましく使用される
ポリイソシアネート原料は、トルエンジイソシアネート
或いはそのプレポリマー又はジフェニルメタンジイソシ
アネート或いはその誘導体またはこれらの混合物である
。 【0008】本発明においては、ポリオール原料として
、官能数が2以上のポリエーテルポリオールを少なくと
も2種含み、且つ、そのうちの1種がポリエチレングリ
コールを前駆体として得られるポリエーテルグリコール
である混合ポリエーテルポリオールを使用することが必
要である。 【0009】上記の混合ポリエーテルポリオールにおい
て、必須成分をなすポリエーテルグリコールは、ポリエ
チレングリコールを前駆体とし、これにアルキレンオキ
サイド類を付加して得られるポリエーテルグリコールで
ある。そして、使用するポリエーテルグリコールの平均
当量数が余りにも小さい場合はフォームの成形性が損な
われることがあり、逆に、余りにも大きい場合はフォー
ム物性の改善効果が十分に期待できないことがある。従
って、ポリエーテルグリコールとしては、平均当量数6
00〜2000、好ましくは700〜1500のポリエ
ーテルグリコールを使用するのがよい。 【0010】そして、ポリエーテルグリコールと併用さ
れる他のポリエーテルポリオールは、例えば、エチレン
グリコール等のグリコール類、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン等のトリオール類、ペンタエリスリトール
、ソルビトール、シュークロース等の多官能性水酸基含
有化合物、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
等の活性水素含有アミン化合物等の開始剤にアルキレン
オキサイド類を付加して得られ、平均官能数2〜8、平
均当量数600〜2000、好ましくは、平均官能数3
〜5、平均当量数700〜1500のポリエーテルポリ
オールが好適に使用される。 【0011】混合ポリエーテルポリオール中のポリエー
テルグリコールの割合は、これが余りにも少ない場合は
フォーム物性の改善効果が十分に期待できないことがあ
り、、逆に、余りにも多い場合はフォームの成形性が損
なわれることがあるため、通常10〜50重量%、好ま
しくは20〜40重量%の範囲とするのがよい。 【0012】上記の各付加反応において、アルキレンオ
キサイドとしては、エチレンオキサイド(EO)、プロ
ピレンオキサイド(PO)、ブチレンオキサイド(BO
)又はこれらの混合物のような低級アルキレンオキサイ
ドを使用することができる。混合アルキレンオキサイド
を使用する場合は、付加反応の形式は、ランダム付加、
ブロック付加のいずれであってもよい。また、ポリオー
ルとしての反応性を高めるために末端をEOでキャップ
することもできる。付加反応は、常法に従い、必要に応
じて金属水酸化物触媒の存在下、50〜200℃の温度
に加熱することにより行われる。 【0013】本発明における混合ポリエーテルポリオー
ルは、アルキレンオキサイド類の付加反応により、目的
とする平均当量数のポリエーテルグリコール及びポリエ
ーテルポリオールを各別に得、次いで、両者を適宜の方
法により混合して混合ポリエーテルポリオールを得る方
法、または、上記の付加反応の前にそれぞれの前駆体相
当物を混合し、次いで、アルキレンオキサイド類の付加
反応により、目的とする平均当量数の混合ポリエーテル
ポリオールを得る方法により製造することができる。そ
して、後者の方法による場合は、次の(A)及び(B)
を前駆体相当物として使用するのが好ましい。 (A)平均当量数100〜500、好ましくは200〜
400のポリエチレングリコール (B)平均官能数2〜8、平均当量数100〜500、
好ましくは平均官能数3〜5、平均当量数120〜40
0のポリエーテルポリオール 【0014】本発明において、ポリイソシアネート原料
の使用割合は、NCOインデックスとして70〜120
の範囲とされる。ここに、NCOインデックスは(NC
O基の数/活性水素原子の数)×100で表される概念
である。そして、従来の方法と同様に、ポリオール原料
に、予め、発泡剤としての水、任意成分としての触媒、
整泡剤等が添加される。 【0015】発泡剤としての水の量は、ポリオール原料
100重量部当り、通常は1〜10重量部、好ましくは
3〜6重量部とされる。一方、触媒、整泡剤については
、その種類および使用量に制限はなく、従来公知方法に
おけると同様に決定することができる。そして、触媒と
しては、例えば、トリエチレンジアミン、テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン等のアミン化合物、スタナスオクテート、ジブチルチ
ンジラウレート等の有機スズ化合物などが挙げられ、整
泡剤としては、各種のシロキサン、ポリアルキレンオキ
サイドブロック共重合体などが挙げられる。 【0016】本発明においては、上記の触媒、整泡剤の
他に、必要により、トリスクロロエチルホスフェート、
トリスジクロロプロピルホスフェート、塩素化パラフィ
ン等の難燃剤、カーボンブラック、酸化チタンなどの顔
料、ジ−t−ブチルフェノール、α−メチルスチレン等
の安定剤などをポリオール原料に適当量加えてもよい。 【0017】本発明において、反応形式としては、ワン
ショット法、プレポリマー法または半プレポリマー法の
いずれをも採用することができる。また、本発明におい
ては、主としてモールド成形法が採用されるが、モール
ド成形法の形式としては、ホットモールド法、セミホッ
トモールド法等が採用される。 【0018】 【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により更に詳
細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、
以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の
例において使用した反応原料は次の通りであり、また、
得られた軟質フォームの物性測定方法は以下の通りであ
る。 【0019】1.ポリイソシアネート原料TDI−80
(2,4TDI:80%、2,6TDI:20%) 【0020】2.ポリオール原料 ポリオール■:平均官能価数2.76、平均当量数80
0、EO含有量12重量%(内部EOユニット含有量7
重量%)のポリエーテルポリオール。このポリエーテル
ポリオールは、グリセリンを開始剤として得られた平均
当量数150の前駆体ポリエーテルポリオール70重量
部とエチレングリコールを開始剤として得られた平均当
量数300の前駆体ポリエチレングリコル30重量部と
の混合物にPOを付加したのち後、末端をEOでキャッ
プして製造した。 【0021】ポリオール■:平均官能価数2.76、平
均当量数1000、EO含有量11重量%、(内部EO
ユニット含有量5重量%)のポリエーテルポリオール。 このポリエーテルポリオールは、ポリオール■と同様の
方法にて製造した。 【0022】ポリオール■:平均当量数300のポリエ
チレングリコールにEOとPOを付加して得られた平均
当量数1000、内部EOユニット含有量45重量%の
ポリエーテルグリコール。 【0023】ポリオール■:官能価数3.0、平均当量
数1000、EO含有量11重量%(内部EOユニット
含有量0重量%)のポリエーテルポリオール【0024
】ポリオール■:官能価数2.0、平均当量数1000
、EO含有量10重量%(内部EOユニット含有量0重
量%)のポリエーテルポリオール。このポリエーテルポ
リオールは、モノプロピレングリコールにPOを付加し
た後、末端をEOでキャップして製造した。 【0025】3.添加剤 ウレタン化触媒:アミン系、スズ系 発泡剤:水、トリクロロフルオロメタン整泡剤:シリコ
ン系界面活性剤 【0026】4.物性測定方法 コア密度( Kg/m3 ) :A
STM D−1564に準拠 25% 圧縮硬度( Kg/314cm2 ) :
JIS K−6401に準拠 50% 湿熱圧縮永久歪率(%) :JIS
K−6401に準拠 50% 乾熱圧縮永久歪率(%) :JIS
K−6401に準拠 伸び率(%)
:JIS K−6301に準拠 引張り強度(Kg/cm2 ) :J
IS K−6301に準拠 引き裂き強度(Kg/cm) :JI
S K−6301に準拠 反発弾性率(%) :J
IS K−6401に準拠 【0027】実施例1〜6及び比較例1〜3表−1に記
載の配合処方に従い、次の要領にて軟質ウレタンフォー
ムを製造した。ポリオール原料にポリイソシアネート原
料を除く他のすべての成分を計量して添加し、3000
回転の条件下に10秒間攪拌後、ポリイソシアネート原
料を計量して添加し、同条件下に3秒間攪拌後、温度調
節されたアルミニウム金型内(35×35×7cm)に
注入した。次いで、180℃で10分キュア後に脱型し
た。得られたフォームを2日間JIS規格に従って保存
した後、物性測定を行い、その結果を表−1及び2に示
した。 【0028】 表−1
実施例
1 2 3 4
5 6────────────
────────────────────────
〔配 合〕 ポリオール■ 100
ポリオール■
100
100
100 ポリオール■
30
50 ポリオール■
70
50 水
5.5 5.5 5.
2 5.2 5.5 5.5
整泡剤
1.2 1.2 1.2
1.2 1.2 1.2 アミン系触
媒 0.3
0.3 0.3 0.3 0
.3 0.3 スズ系触媒
0.12 0.12 0
.12 0.12 0.12 0.
12 TDI(Index)
100 100 100
100 90 95 〔
金 型〕 温度(℃) 4
5 45 50 50
45 50 〔物 性〕 コア密度( Kg/m3 ) 27.
5 27.9 26.8 27.2
28.4 27.0 25% 硬度(
Kg/314cm2 ) 11.0
11.2 10.0 9.3 1
0.5 10.3 50% 湿熱圧縮永久歪率(
%) 22.2 25.8 18.
5 20.7 23.9 17.2
50% 乾熱圧縮永久歪率(%) 9.0
9.0 8.2 9.2
8.9 8.7 伸び率(%)
165 18
5 179 224 213
170 引張り強度(Kg/cm2 )
1.30 1.25 1.1
8 1.27 1.32 1.52
引き裂き強度(Kg/cm) 0.7
5 0.85 0.80 0.86
0.78 0.80 反発弾性率(%)
46 4
7 50 45 51
47 【0029】 【0030】表−1及び2から次のことが明らかである
。すなわち、一般的なポリオール原料を使用した比較例
2および3では、発泡剤に水とハロカーボン類を使用し
た比較例1に比較してフォーム物性は低下している(比
較例2では硬度が大きくなりすぎ、比較例3では湿熱圧
縮永久歪率が悪化する)が、本発明に従って特定のポリ
オール原料を使用した実施例においては、比較例1と遜
色のない物性の軟質フォームが得られる。 【0031】 【発明の効果】以上説明した本発明の製造方法によれば
、特定のポリオール原料を使用することにより、発泡剤
として、ハロカーボン類を併用することなく水のみを使
用した場合においても、ハロカーボン類を併用した場合
に得られるフォームと同等以上の性能を有する軟質ポリ
ウレタンフォームが得られる。よって、本発明は、ハロ
カーボン類の使用規制の強化に適合し、その工業的価値
は大である。
ームの製造方法に関するものであり、詳しくは、特定の
ポリオール原料を使用することにより、発泡剤として、
ハロカーボン類を併用することなく水のみを使用した場
合においても、ハロカーボン類を併用した場合に得られ
るフォームと同等以上の性能を有する軟質ポリウレタン
フォームの製造方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】軟質ポリウレタンフォームは、自動車部
材や家具類を初めとして各種の用途に広く用いられてい
る。周知の通り、一般に、ポリウレタンフォームは、ポ
リイソシアネート原料とポリオール原料とを水を含む発
泡剤の存在下に反応させて製造され、ポリイソシアネー
ト原料とポリオール原料の種類によって軟質グレードな
ど各種のポリウレタンフォームが得られる。 【0003】上記の反応においては、ポリイソシアネー
トと水との反応により発生する炭酸ガスによりフォーム
化が達成されるが、実際の反応においては、得られるフ
ォームの性能改善のため、クロロフルオロカーボン類の
ようなハロカーボン類が補助発泡剤として使用されてい
る。ところで、近時、ハロカーボン類はオゾン層破壊を
引き起こす可能性があるとの指摘により、その使用は規
制ないしは廃止される方向にある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発泡剤
として水のみを使用した場合、水の量をある程度増加す
る必要があり、その結果、比較的多くのウレア結合が生
じ、得られる軟質ポリウレタンフォームは、硬く且つ圧
縮永久歪率が劣り、従って、クッション材としては坐り
心地が悪く、そして、耐久性が十分ではないという欠点
がある。本発明の目的は、発泡剤として、ハロカーボン
類を併用することなく水のみを使用した場合においても
、ハロカーボン類を併用した場合に得られるフォームと
同等以上の性能を有する軟質ポリウレタンフォームの製
造方法を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記実情に
鑑み鋭意検討を重ねた結果、ポリオール原料として特定
の混合ポリエーテルポリオールを使用することにより上
記の目的を容易に達成し得るとの知見を得、本発明の完
成に到った。すなわち、本発明の要旨は、ポリイソシア
ネート原料とポリオール原料とを発泡剤としての水の存
在下に反応させて軟質ポリウレタンフォームを製造する
に当り、ポリオール原料として、官能数が2以上のポリ
エーテルポリオールを少なくとも2種含み、且つ、その
うちの1種がポリエチレングリコールを前駆体として得
られるポリエーテルグリコールである混合ポリエーテル
ポリオールを使用することを特徴とする軟質ポリウレタ
ンフォームの製造方法に存する。 【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用されるポリイソシアネート原料は、例えば、2個以
上のNCO基を同一分子中に結合した有機化合物であり
、その具体例としては、トルエンジイソシアネート、粗
トルエンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシ
アネート等やこれらを部分的にウレタン化、三量化、カ
ルボジイミド化またはアミド化などの手段で変性したポ
リイソシアネート類が挙げられる。これらは2種以上混
合して使用してもよい。 【0007】本発明において、特に好ましく使用される
ポリイソシアネート原料は、トルエンジイソシアネート
或いはそのプレポリマー又はジフェニルメタンジイソシ
アネート或いはその誘導体またはこれらの混合物である
。 【0008】本発明においては、ポリオール原料として
、官能数が2以上のポリエーテルポリオールを少なくと
も2種含み、且つ、そのうちの1種がポリエチレングリ
コールを前駆体として得られるポリエーテルグリコール
である混合ポリエーテルポリオールを使用することが必
要である。 【0009】上記の混合ポリエーテルポリオールにおい
て、必須成分をなすポリエーテルグリコールは、ポリエ
チレングリコールを前駆体とし、これにアルキレンオキ
サイド類を付加して得られるポリエーテルグリコールで
ある。そして、使用するポリエーテルグリコールの平均
当量数が余りにも小さい場合はフォームの成形性が損な
われることがあり、逆に、余りにも大きい場合はフォー
ム物性の改善効果が十分に期待できないことがある。従
って、ポリエーテルグリコールとしては、平均当量数6
00〜2000、好ましくは700〜1500のポリエ
ーテルグリコールを使用するのがよい。 【0010】そして、ポリエーテルグリコールと併用さ
れる他のポリエーテルポリオールは、例えば、エチレン
グリコール等のグリコール類、グリセリン、トリメチロ
ールプロパン等のトリオール類、ペンタエリスリトール
、ソルビトール、シュークロース等の多官能性水酸基含
有化合物、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン
等の活性水素含有アミン化合物等の開始剤にアルキレン
オキサイド類を付加して得られ、平均官能数2〜8、平
均当量数600〜2000、好ましくは、平均官能数3
〜5、平均当量数700〜1500のポリエーテルポリ
オールが好適に使用される。 【0011】混合ポリエーテルポリオール中のポリエー
テルグリコールの割合は、これが余りにも少ない場合は
フォーム物性の改善効果が十分に期待できないことがあ
り、、逆に、余りにも多い場合はフォームの成形性が損
なわれることがあるため、通常10〜50重量%、好ま
しくは20〜40重量%の範囲とするのがよい。 【0012】上記の各付加反応において、アルキレンオ
キサイドとしては、エチレンオキサイド(EO)、プロ
ピレンオキサイド(PO)、ブチレンオキサイド(BO
)又はこれらの混合物のような低級アルキレンオキサイ
ドを使用することができる。混合アルキレンオキサイド
を使用する場合は、付加反応の形式は、ランダム付加、
ブロック付加のいずれであってもよい。また、ポリオー
ルとしての反応性を高めるために末端をEOでキャップ
することもできる。付加反応は、常法に従い、必要に応
じて金属水酸化物触媒の存在下、50〜200℃の温度
に加熱することにより行われる。 【0013】本発明における混合ポリエーテルポリオー
ルは、アルキレンオキサイド類の付加反応により、目的
とする平均当量数のポリエーテルグリコール及びポリエ
ーテルポリオールを各別に得、次いで、両者を適宜の方
法により混合して混合ポリエーテルポリオールを得る方
法、または、上記の付加反応の前にそれぞれの前駆体相
当物を混合し、次いで、アルキレンオキサイド類の付加
反応により、目的とする平均当量数の混合ポリエーテル
ポリオールを得る方法により製造することができる。そ
して、後者の方法による場合は、次の(A)及び(B)
を前駆体相当物として使用するのが好ましい。 (A)平均当量数100〜500、好ましくは200〜
400のポリエチレングリコール (B)平均官能数2〜8、平均当量数100〜500、
好ましくは平均官能数3〜5、平均当量数120〜40
0のポリエーテルポリオール 【0014】本発明において、ポリイソシアネート原料
の使用割合は、NCOインデックスとして70〜120
の範囲とされる。ここに、NCOインデックスは(NC
O基の数/活性水素原子の数)×100で表される概念
である。そして、従来の方法と同様に、ポリオール原料
に、予め、発泡剤としての水、任意成分としての触媒、
整泡剤等が添加される。 【0015】発泡剤としての水の量は、ポリオール原料
100重量部当り、通常は1〜10重量部、好ましくは
3〜6重量部とされる。一方、触媒、整泡剤については
、その種類および使用量に制限はなく、従来公知方法に
おけると同様に決定することができる。そして、触媒と
しては、例えば、トリエチレンジアミン、テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン等のアミン化合物、スタナスオクテート、ジブチルチ
ンジラウレート等の有機スズ化合物などが挙げられ、整
泡剤としては、各種のシロキサン、ポリアルキレンオキ
サイドブロック共重合体などが挙げられる。 【0016】本発明においては、上記の触媒、整泡剤の
他に、必要により、トリスクロロエチルホスフェート、
トリスジクロロプロピルホスフェート、塩素化パラフィ
ン等の難燃剤、カーボンブラック、酸化チタンなどの顔
料、ジ−t−ブチルフェノール、α−メチルスチレン等
の安定剤などをポリオール原料に適当量加えてもよい。 【0017】本発明において、反応形式としては、ワン
ショット法、プレポリマー法または半プレポリマー法の
いずれをも採用することができる。また、本発明におい
ては、主としてモールド成形法が採用されるが、モール
ド成形法の形式としては、ホットモールド法、セミホッ
トモールド法等が採用される。 【0018】 【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により更に詳
細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、
以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の
例において使用した反応原料は次の通りであり、また、
得られた軟質フォームの物性測定方法は以下の通りであ
る。 【0019】1.ポリイソシアネート原料TDI−80
(2,4TDI:80%、2,6TDI:20%) 【0020】2.ポリオール原料 ポリオール■:平均官能価数2.76、平均当量数80
0、EO含有量12重量%(内部EOユニット含有量7
重量%)のポリエーテルポリオール。このポリエーテル
ポリオールは、グリセリンを開始剤として得られた平均
当量数150の前駆体ポリエーテルポリオール70重量
部とエチレングリコールを開始剤として得られた平均当
量数300の前駆体ポリエチレングリコル30重量部と
の混合物にPOを付加したのち後、末端をEOでキャッ
プして製造した。 【0021】ポリオール■:平均官能価数2.76、平
均当量数1000、EO含有量11重量%、(内部EO
ユニット含有量5重量%)のポリエーテルポリオール。 このポリエーテルポリオールは、ポリオール■と同様の
方法にて製造した。 【0022】ポリオール■:平均当量数300のポリエ
チレングリコールにEOとPOを付加して得られた平均
当量数1000、内部EOユニット含有量45重量%の
ポリエーテルグリコール。 【0023】ポリオール■:官能価数3.0、平均当量
数1000、EO含有量11重量%(内部EOユニット
含有量0重量%)のポリエーテルポリオール【0024
】ポリオール■:官能価数2.0、平均当量数1000
、EO含有量10重量%(内部EOユニット含有量0重
量%)のポリエーテルポリオール。このポリエーテルポ
リオールは、モノプロピレングリコールにPOを付加し
た後、末端をEOでキャップして製造した。 【0025】3.添加剤 ウレタン化触媒:アミン系、スズ系 発泡剤:水、トリクロロフルオロメタン整泡剤:シリコ
ン系界面活性剤 【0026】4.物性測定方法 コア密度( Kg/m3 ) :A
STM D−1564に準拠 25% 圧縮硬度( Kg/314cm2 ) :
JIS K−6401に準拠 50% 湿熱圧縮永久歪率(%) :JIS
K−6401に準拠 50% 乾熱圧縮永久歪率(%) :JIS
K−6401に準拠 伸び率(%)
:JIS K−6301に準拠 引張り強度(Kg/cm2 ) :J
IS K−6301に準拠 引き裂き強度(Kg/cm) :JI
S K−6301に準拠 反発弾性率(%) :J
IS K−6401に準拠 【0027】実施例1〜6及び比較例1〜3表−1に記
載の配合処方に従い、次の要領にて軟質ウレタンフォー
ムを製造した。ポリオール原料にポリイソシアネート原
料を除く他のすべての成分を計量して添加し、3000
回転の条件下に10秒間攪拌後、ポリイソシアネート原
料を計量して添加し、同条件下に3秒間攪拌後、温度調
節されたアルミニウム金型内(35×35×7cm)に
注入した。次いで、180℃で10分キュア後に脱型し
た。得られたフォームを2日間JIS規格に従って保存
した後、物性測定を行い、その結果を表−1及び2に示
した。 【0028】 表−1
実施例
1 2 3 4
5 6────────────
────────────────────────
〔配 合〕 ポリオール■ 100
ポリオール■
100
100
100 ポリオール■
30
50 ポリオール■
70
50 水
5.5 5.5 5.
2 5.2 5.5 5.5
整泡剤
1.2 1.2 1.2
1.2 1.2 1.2 アミン系触
媒 0.3
0.3 0.3 0.3 0
.3 0.3 スズ系触媒
0.12 0.12 0
.12 0.12 0.12 0.
12 TDI(Index)
100 100 100
100 90 95 〔
金 型〕 温度(℃) 4
5 45 50 50
45 50 〔物 性〕 コア密度( Kg/m3 ) 27.
5 27.9 26.8 27.2
28.4 27.0 25% 硬度(
Kg/314cm2 ) 11.0
11.2 10.0 9.3 1
0.5 10.3 50% 湿熱圧縮永久歪率(
%) 22.2 25.8 18.
5 20.7 23.9 17.2
50% 乾熱圧縮永久歪率(%) 9.0
9.0 8.2 9.2
8.9 8.7 伸び率(%)
165 18
5 179 224 213
170 引張り強度(Kg/cm2 )
1.30 1.25 1.1
8 1.27 1.32 1.52
引き裂き強度(Kg/cm) 0.7
5 0.85 0.80 0.86
0.78 0.80 反発弾性率(%)
46 4
7 50 45 51
47 【0029】 【0030】表−1及び2から次のことが明らかである
。すなわち、一般的なポリオール原料を使用した比較例
2および3では、発泡剤に水とハロカーボン類を使用し
た比較例1に比較してフォーム物性は低下している(比
較例2では硬度が大きくなりすぎ、比較例3では湿熱圧
縮永久歪率が悪化する)が、本発明に従って特定のポリ
オール原料を使用した実施例においては、比較例1と遜
色のない物性の軟質フォームが得られる。 【0031】 【発明の効果】以上説明した本発明の製造方法によれば
、特定のポリオール原料を使用することにより、発泡剤
として、ハロカーボン類を併用することなく水のみを使
用した場合においても、ハロカーボン類を併用した場合
に得られるフォームと同等以上の性能を有する軟質ポリ
ウレタンフォームが得られる。よって、本発明は、ハロ
カーボン類の使用規制の強化に適合し、その工業的価値
は大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリイソシアネート原料とポリオール
原料とを発泡剤としての水の存在下に反応させて軟質ポ
リウレタンフォームを製造するに当り、ポリオール原料
として、官能数が2以上のポリエーテルポリオールを少
なくとも2種含み、且つ、そのうちの1種がポリエチレ
ングリコールを前駆体として得られるポリエーテルグリ
コールである混合ポリエーテルポリオールを使用するこ
とを特徴とする軟質ポリウレタンフォームの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130536A JPH04331224A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3130536A JPH04331224A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04331224A true JPH04331224A (ja) | 1992-11-19 |
Family
ID=15036641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3130536A Withdrawn JPH04331224A (ja) | 1991-05-02 | 1991-05-02 | 軟質ポリウレタンフォームの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04331224A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115353602A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-11-18 | 山东尚正新材料科技股份有限公司 | 聚氨酯清洁海绵及其制备方法 |
-
1991
- 1991-05-02 JP JP3130536A patent/JPH04331224A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115353602A (zh) * | 2022-09-06 | 2022-11-18 | 山东尚正新材料科技股份有限公司 | 聚氨酯清洁海绵及其制备方法 |
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|---|---|---|---|
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