JPH04332733A - ポリオルガノシロキサンの触媒再分布法 - Google Patents

ポリオルガノシロキサンの触媒再分布法

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JPH04332733A
JPH04332733A JP3292632A JP29263291A JPH04332733A JP H04332733 A JPH04332733 A JP H04332733A JP 3292632 A JP3292632 A JP 3292632A JP 29263291 A JP29263291 A JP 29263291A JP H04332733 A JPH04332733 A JP H04332733A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線状、塩化物末端又は
水酸基を末端基とするポリオルガノシロキサン又は環状
ポリオルガノシロキサンの再分布触媒法である。本発明
のさらに別の実施態様において、触媒再分布法は高収率
の環状ポリオルガノシロキサンを製造する3段階法の一
部分である。触媒再分布法に有効な触媒はアルミナ、シ
リカ−アルミナ、活性炭、ゼオライトおよび酸性白土で
ある。
【0002】
【従来の技術】シリコーン流体、樹脂およびゴムを製造
する最近の工業的方法は、典型的に出発材料として水酸
基を末端基とする線状ポリオルガノシロキサン又は環状
ポリオルガノシロキサンを必要とする。これらのポリシ
ロキサンは低分子量のポリオルガノハロシロキサンおよ
びジオルガノジハロシランの加水分解によって製造する
ことができる。この方法は環状および線状ポリオルガノ
シロキサンの多分散混合物をもたらす。必要な線状又は
環状部分を単離するために、この多分散混合物の分離は
、過剰の線状又は環状物質並びに望ましくない分子量の
物質をもたらす。従って、これらの過剰のシロキサンを
回収させるには、線状物質を環状物質に、および環状物
質を線状物質に転化させて、ポリオルガノシロキサン連
鎖の分子量を調節させる方法が望ましい。
【0003】環状ポリオルガノシロキサンの生産を増大
させる既知の方法は、ポリオルガノシロキサンのクラッ
キング(これは大資本を要する);真空加水分解(これ
は性能増大が少ない);および水性加水分解(これは塩
化物の回収が犠牲になる傾向がある)を含む。環状ポリ
オルガノシロキサンの生産を高める他の方法は、溶媒や
界面活性剤の添加を要し、それが製品の回収を一層困難
にさせると共に製品の純度を下げる恐れがある。
【0004】ハロシランやハロゲン置換シロキサンおよ
び触媒の存在下でポリオルガノシロキサンの再分布を取
り扱った特許文献は多数報告されている。例えば、19
47年6月3日付けのSauerによる米国特許第2,
421,653号;1962年11月20日付けのBr
ownによる米国特許第3,065,252号;196
3年8月20日付けのBrownによる米国特許第3,
101,361号;1964年12月22日付けのBr
ownらによる米国特許第3,162,662号;19
70年12月22日付けのWegehauptらによる
米国特許第3,549,680号;1972年2月15
日付けのBennettによる米国特許第3,642,
851号;1972年2月29日付けのBakassi
anらによる米国特許第3,646,088号;197
8年9月12日付けのFreyらによる米国特許第4,
113,760号を参照されたい。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】本発明の方法は、前記
の方法よりも優れた利点を与える。本法は環状ポリオル
ガノシロキサンの製造を高めるのみならず、環状物質の
含量を生成物の約0%から90重量%以上に制御するた
めに使用することができる。前記触媒は有機開裂を最少
にしながら再分布の速度を改良する。環状ポリオルガノ
シロキサン並びに線状、塩化物末端又は水酸基を末端基
とするポリオルガノシロキサンを容易に再分布させてさ
らに望ましい2〜5のシロキシ単位の塩化物末端を末端
基とするポリオルガノシロキサンにすることができる。 さらに、溶媒や界面活性剤を必要とせず、触媒は容易に
入手できると共にポリオルガノシロキサン生成物から容
易に分離される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、塩化物末端又
は水酸基を末端基とする線状ポリオルガノシロキサンお
よび環状ポリオルガノシロキサンを再分布させる触媒法
である。本発明の第1の実施態様において単分散の塩化
物末端を末端基とする線状ポリオルガノシロキサン重合
体は、該ポリオルガノシロキサンを塩化物末端を末端基
とするポリオルガノシロキサンに再分布させるのに有効
な触媒と接触される。本発明の第2の実施態様において
、塩化物又はヒドロキシ末端を末端基とする線状ポリオ
ルガノシロキサン又は環状ポリオルガノシロキサンの多
分散混合物は、オルガノクロロシラン又は低重合度の塩
化物末端を末端基とする線状ポリオルガノシロキサンで
再分布される。本発明の第3の実施例において、触媒再
分布法は環状ポリオルガノシロキサンの制御された収率
を提供する3段階法の一部分である。前記方法に有効な
触媒はアルミナ、シリカ−アルミナ、活性炭、ゼオライ
トおよび酸性白土である。
【0007】
【実施例】図1は前記3段階法を示す。カラム3は再分
布触媒を充てんしている。カラム3はクロロシランを流
量制御装置2を通してカラムへ供給するリザーバ1へ接
続されている。カラム3からの再分布された生成物は、
かくはん装置5を備えたかくはんタンク式の加水分解反
応器4へ送られる。加水分解反応器4において発生した
塩化水素ガスは塩化水素スクラバ6へ送られる。水性3
6重量%の塩化水素が、メーキャップ酸を提供するため
にリザーバ8から計量装置9および熱油浴10を介して
加水分解反応器4へ供給される。熱油浴10は水性酸溶
液を加熱して、塩化水素ガスの発生からの熱損失を補償
する。反応混合物の一部は加水分解反応器4から連続的
に回収されて相分離器7へ送られる。相分離器内で、加
水分解混合物は重力によって上部のシロキサン層と下部
の水性塩化水素相に分離する。下部の水性塩化水素層は
回収されて、相分離器7における界面レベルを維持する
ためにリザーバ8からの水性メーキャップ塩化水素と共
に加水分解反応器4へ再循環される。シロキサン混合物
は相分離器7の頭部から除去されてフラッシュ蒸留装置
11へ送られる。フラッシュ蒸留装置11は、高分子量
のポリオルガノシロキサンから環状ポリオルガノシロキ
サンおよび短鎖塩化物末端を末端基とするポリオルガノ
シロキサンを留出させる温度および圧力条件下で運転す
る。高分子量材はフラッシュ蒸留装置11の底部から回
収して流量制御装置12を介してカラム3へ再循環され
る。蒸留された環状ポリオルガノシロキサンおよび短鎖
の塩化物末端を末端基とするポリオルガノシロキサンは
制御装置13を介して回収され、水冷凝縮器14で凝縮
されて、適当な容器に収集される。
【0008】本発明一実施例は、次の式(1)の単分散
塩化物末端を末端基とするポリオルガノシロキサン重合
体(以後、クロロシランと呼ぶ)の再分布法である: 
             Cl(SiR2O)mSi
R2Cl                (1)上式
における各Rは水素、1〜6個の炭素原子をもったアル
キル基および置換アルキル基からなる群から独立に選ぶ
;そしてmは1〜100の整数である。この方法は、ク
ロロシロキサンを次の式(2)のクロロシロキサンから
なる多分散混合物へ再分布させるのを促進する触媒とク
ロロシロキサンとを接触させることからなる:    
          Cl(SiR2O)m′SiR2
Cl              (2)上式(2)に
おけるRは式(1)で記載した通りである。多分散のク
ロロシロキサン混合物は、用語m′(m′はmと同一で
ある)で示された平均数のシロキサン単位(すなわち、
−SiR2O−)をもったクロロシロキサンからなる。
【0009】再分布される単分散クロロシロキサン重合
体は、該重合体連鎖の各末端に塩化物の原子を有する。 これらの反応性末端塩化物原子の存在は、本法を効率的
に操作するのに必要である。「単分散」とは、クロロシ
ロキサンが同じ値のm値をもったクロロシラン重合体が
90重量%以上からなることを意味する。クロロシロキ
サンは、さらに水素原子および1〜6個の炭素原子をも
ったアルキル基および置換アルキル基からなる群から独
立に選んだ置換基Rと置換される。そのアルキル基は、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、第三ブチル、第二ブチル、ペンチル又
はヘキシルにすることができる。各Rは水素原子とメチ
ルからなる群から独立に選択するときが望ましい。Rが
メチルであるときが最適である。置換されたアルキル基
は、一般式CnH2n+1−aXa(該式におけるnは
1〜6の整数、aは1〜2n+1の整数、そしてxはハ
ロゲンであるをもったものにすることができる。置換さ
れたアルキル基は、例えば3,3,3−トリフルオロピ
ルにすることができる。置換されたアルキル基が3,3
,3−トリフルオロプロピルのときには、Rは3,3,
3−トリフルオロプロピルとメチルからなる群から独立
に選択することが望ましい。mの値は1乃至100の整
数にすることができる。mの望ましい値は4〜25の整
数である。全てのR基がメチルである場合のクロロシロ
キサンに本法を適用することが望ましい。  単分散の
クロロシロキサンは、クロロシロキサンの多分散混合物
の真空蒸留又は超臨界流体抽出によって調製することが
できる。
【0010】単分散のクロロシロキサンは、クロロシロ
キサンをクロロシロキサンの多分散混合物へ再分布させ
るのを促進する触媒と接触させる。触媒とクロロシロキ
サンとの接触は液体と固体を接触させる標準の方法、例
えばバッチ法又は連続流動流によって行うことができる
。その方法は、例えば固定床、かくはん床又は流動床に
おいて行うことができる。
【0011】再分布させるためにクロロシロキサンと触
媒との必要な接触時間は、温度、クロロシロキサンの種
類および触媒の種類のような要素に依存する。一般に、
約1〜60分の接触時間が有効であることがわかった。 さらに長い接触時間を用いることもできるが、ケイ素原
子から望ましくない水準の有機開裂が生じる。さらに短
い時間の接触時間はクロロシロキサンの不適当な再分布
をもたらす。好適な接触時間は約5〜15分である。
【0012】本法は約0℃〜200℃の温度で実施する
ことができる。さらに高い温度で行うこともできるが、
ケイ素原子から許容できない水準の有機開裂をもたらす
。望ましい温度範囲は約25℃〜60℃である。
【0013】単分散のクロロシロキサンをクロロシロキ
サンの多分散混合体へ再分布するのを容易にする触媒は
、アルミナ、シリカーアルミナ、ゼオライト、活性炭お
よび酸性白土からなる群から選択する。シリカ−アルミ
ナは、酸化ケイ素と酸化アルミニウムの両方を含有する
非晶質化合物を意味する。一般に、二酸化ケイ素が多く
の存在する程、シリカーアルミナの触媒活性は低下する
。シリカは、シリカーアルミナ化合物の約30重量%以
下のときが望ましい。用語「ゼオライト」は、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムのような
IA族およびIIA族の元素の結晶質アルミノケイ酸塩
を意味する。本発明の方法は有効なゼオライトは、例え
ば化学技術のコンサイス・エンサイクロペデイア(Co
nciseEncyclopedia  of  Ch
emical  Technology,John  
Wily  and  Sons,NY,1985,p
p.772−774)に記載されているように合成およ
び天然産のゼオライトにすることができる。望ましいゼ
オライトはゼオライトYである。
【0014】触媒は、無水酸やクロロシランで処理する
ことによって炭素を活性化することができる。被活性化
炭素の触媒活性は前記再分布法を行ないながらガス状の
塩化水素を炭素床に通すことによって改善することがで
きる。用語「酸性白土」は残留酸性度を調節するために
改質された天然産の層状ケイ酸塩化合物のクラスを意味
する。望ましい触媒はアルミナである。
【0015】触媒はクロロシロキサンと接触する前に水
を含まないことが望ましい。水は、例えば真空、加熱、
ガス状塩化水素での処理又はクロロシランでの処理によ
って触媒から除去することができる。
【0016】単分散のクロロシロキサンは、前記のよう
に(1)式、Cl(SiR2O)mSiR2Clのクロ
ロシロキサンの多分散混合体へ再分布される。「多分散
」とは、異なる数のシロキサン単位mを有するクロロシ
ロキサンが混合体に存在することを意味する。多分散の
クロロシロキサン混合体は平均値m′(これはmと同一
)近傍に分布されている。「同一」とは、m′がmの8
0%〜120%の範囲内の平均値を有することを意味す
る。
【0017】本法の第2の実施態様は、(A)(1)次
の(3)式 Cl(SiR2O)xSiR2Cl         
   (3)をもったクロロシロキサン、 (2)次の(6)式 HO(SiR2O)xSiR2OH         
   (6)をもったヒドロキシシロキサン、 (3)次の(7)式 (SiR2O)j                 
           (7)をもった環状シロキサン
、又は (4)それらの混合物、 のいずれかから成る第1の多分散混合物〔式中の各Rは
水素および1〜6個の炭素原子をもったアルキル基およ
び置換アルキル基から成る群から独立に選ぶ、xは1〜
5000の平均値、そしてjは3〜50の平均値である
〕を、触媒の存在下で第2の混合物と接触させる工程;
および (B)再分布されたクロロシロキサン混合物を生成する
工程から成る。
【0018】クロロシロキサンおよびヒドロキシシロキ
サンが7〜1000の範囲内のxの平均値をもつ場合が
望ましい。jの望ましい平均値は3〜10の範囲にある
。R基の全てがメチルであるときが望ましい。
【0019】シロキサンの第1の多分散混合体は、例え
ばジオルガノジクロロシランの加水分解によって生成さ
せることができる。
【0020】第2の混合体は、次の(4)式をもったク
ロロシラン、クロロシロキサン又はそれらの混合体から
成る: Cl(SiR2O)ySiR2Cl         
   (4)上式において、Rは前に記載した通りであ
る;yは、第1の混合体がクロロシロキサン又はヒドロ
キシシロキサンから成るときには0からx以下の平均値
であり;yは第1の混合体が環状シロキサンから成ると
きには0からj以下の平均値である。第1の混合体がク
ロロシロキサン、ヒドロキシシロキサンおよび環状シロ
キサンの組合せ又はそれらのいずれかの組合せからなる
場合、存在する全てのシロキサンにおけるシロキサン単
位の数の平均値Avは決定することができる、そしてy
を0からAv以下の範囲に入るように選ぶ。yの望まし
い値は0である。第2の混合体がクロロシランとクロロ
シロキサンからなる場合には、全てのR基がメチルであ
ることが望ましい。
【0021】再分布された混合体は、次の(5)式をも
ったクロロシロキサンからなる: Cl(SiR2O)zSiR2Cl         
   (5)上式において、Rは前に記載した通りであ
る;zは第1の混合体がクロロシロキサンであるときに
はyより大きくxより小さい平均値であり;zは第1の
混合体がヒドロキシシロキサンであるときにはyより大
きくx+2yより小さい平均値であり;zは第1の混合
体が環状シロキサンであるときにはyより大きくjより
小さい平均値であり;そしてzは第1の混合体がクロロ
シラン、ヒドロキシシロキサンおよび環状シロキサン又
はそれらのいずれかの組合せからなるときにはyより大
きくAv′より小さい平均値である。Av′の値は、A
vとヒドロキシシロキサンのモル分率×2yの和に等し
い平均値である。
【0022】触媒の存在下で第1の多分散混合体と第2
の混合体を接触させる。有効な触媒は前記のものである
。望ましい触媒はアルミナである。第1および第2の混
合体は混合し、触媒を含有する反応器へ供給するか、又
は触媒を含有する反応器へ個々に供給する。クロロシラ
ンと触媒との接触方法は前記の通りである。好適な接触
法は連続流動固定床反応器である。再分布のクロロシラ
ン混合体のz値に影響を及ぼすために、第1の混合体に
対する第2の混合体の体積比を変えることができる。 その比が増すに伴い、zはyに近づく。この比の望まし
い範囲は約0.1〜30である。
【0023】本法は、シロキサン単位の数の平均値がz
の場合、前記一般式(1)、Cl(SiR2O)mSi
R2Clのクロロシロキサンからなる再分布混合体を生
成する。z値は、第1の混合体の組成に依存してyより
大きくてx、×+2y、j又はAz′より小さい。
【0024】本発明の第3の実施例は再分布、加水分解
および環状シロキサンを生成する別の段階からなる3段
階法である。この3段階法を行う方法は図1に模式的に
示す。  本法は、前記(3)式のCl(SiR2O)
xSiR2Clのクロロシロキサン、(6)式のHO(
SiR2O)xSiR2OHのヒドロキシシロキサン、
(7)式の(SiR2)jの環状シロキサン又はそれら
の混合体と、クロロシランおよび式(8)のCl(Si
R2O)pSiR2Cl〔式中のRは前記の通りであり
、pは0〜7の範囲内の平均値である〕のクロロシロキ
サンから成る第2の混合体とをクロロシロキサンの再分
布を促進する触媒の存在下で接触させることからなる。 3段階法におけるxの望ましい値は1〜100の範囲内
にある。
【0025】式(9)のCl(SiR2O)oSiR2
Cl〔式中のRは前記の通りであり、oは0〜7の範囲
内の平均値である〕のクロロシロキサンからなる再分布
された混合体が生成される。触媒、プロセスの温度およ
び接触時間は前記の通りである。第1および第2の混合
体および触媒を接触させる方法は前記の通りである。
【0026】クロロシロキサンの再分布混合体は加水分
解プロセスへ供給され、そこで式(10)(R2SiO
)q〔式中のqは3〜25の範囲内の平均値である〕の
環状シロキサン、前記の式(1)(Cl(SiR2O)
mSiR2Cl)のクロロシロキサンおよび式(4)(
HO(SiR2O)xSiR2OH)のヒドロキシシロ
キサンから成る水解物が生成される。その加水分解反応
は、再分布されるクロロシロキサンにおける塩化物のモ
ルに対して化学量論又は過剰の水の存在下で行う。一般
に、過剰の水量は塩化物回収法により無水か水性かによ
って指定される。加水分解反応は、例えば連続かくはん
タンク反応器(CSTR)、栓流反応器、固定床反応器
又は流動床反応器において、標準の方法で行うことがで
きる。
【0027】本法の第3段階において、クロロシロキサ
ンおよびヒドロキシシロキサン環状シロキサンが分離さ
れる。この分離は、最初に水解物を水性塩化水素相とシ
ロキサン相に相分離させることによって行うことができ
る。相分離は沈降や遠心分離のような重力法によってで
きる。回収された水性塩化水素相は加水分解反応器ヘ再
循環される。次にシロキサン相は、フラッシュ又はカラ
ム蒸留又は落下膜蒸発のような標準手段によって必要な
環状シロキサン留分およびクロロシロキサン/ヒドロキ
シシロキサン留分に分離することができる。クロロシロ
キサンおよびヒドロキシシロキサンは再分布反応器へ再
循環されて、加水分解して環状ポリシロキサンになるこ
とができる低分子量のクロロシロキサンに再分布される
。クロロシロキサンとヒドロキシシロキサンは連続又は
バッチで再循環される。再循環されたクロロシロキサン
およびヒドロキシシロキサンに対する第2のクロロシラ
ン又はクロロシロキサン混合体の比は1:1〜100:
1の範囲内が有効であることがわかった。望ましい比は
再循環された材料の分子量、第2の混合体の組成および
必要な生成物に依存する。望ましいプロセスはpが零、
Rがメチルそして再循環クロロシロキサンに対する第2
の混合体の体積比が1:1〜30:1の範囲にある場合
である。
【0028】実施例1(本発明の範囲外)重合体連鎖当
り28の平均シロキサン単位数をもったジメチルジクロ
ロシランと塩化物末端を末端基とするポリジメチルシロ
キサンの混合物を室温で147時間反応させる。ジメチ
ルジクロロシランとポリジメチルシロキサンのモル比は
25:1であった。再分布された混合体の重合体当りの
シロキサン単位の平均数は超臨界流体クロマトグラフイ
ー(SFC)によって決定された。サンプリング時間お
よび結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】実施例2 塩化物末端を末端基とするポリジメチルシロキサンとジ
メチルジクロロシラン(DMDCS)の混合体の再分布
を触媒する能力を種々の物質について試験した。試験化
合物は室温でDMDCS中に一晩浸漬して反応させ触媒
に存在する全ての水分を除去した。シロキサン単位の平
均数約26をもった塩化物末端を末端基とするポリジメ
チルシロキサンをDMDCSとシロキサン1モル当り2
5モルのモル比で混合した。この塩化物末端を末端基と
するポリジメチルシロキサンとDMDCSの混合体は、
次に触媒の予備処理床と40℃の温度で8分間接触させ
て再分布をさせた。再分布された混合体は回収し、SF
Cで分析して再分布シロキサンの平均分子量を決定した
。
【0031】表2は試験材料の種類と各材料の出所を示
す。表2に示したように試験化合物はユナイテッド・カ
タリスト社(United  Catalyst,In
c.,Louisville,KY;アルフア・プロダ
クツ(Alfa  Products,Danvers
,MA);ノルトン(Norton,Akron,OH
);カルゴン(Calgon,Pittsburg,P
A);およびハルシャウ(Harshaw,Cleve
land,OH)から購入した。
【0032】長さが6シロキサン単位以下の再分布混合
体における塩化物末端を末端基とする線状ポリジメチル
シロキサンのパーセントを項目「%線状<6」で示す。 その値は再分布混合体における全ての線状ポリジメチル
シロキサンの%として計算する。
【0033】
【表2】
【0034】表2に示したデータは、塩化物末端を末端
基とするポリジメチルシロキサンとジメチルジクロロシ
ランの混合体の再分布用触媒として作用する各種材料の
能力を示す。
【0035】実施例3 低分子量の塩化物末端を末端基とするポリジメチルシロ
キサン重合体が加水分解して環状シロキサンになること
を示すために一連の実験を行った。連続かくはんタンク
反応器(CSTR)を使用した。その反応器はかくはん
用パドルを備えた5mlの3首フラスコからなった。そ
の反応器は水解物が連続的に除去されるサイド・ノズル
を有した。水解物は別の容器において上部のシロキサン
相と下部の水性塩化水素相に重力作用で相分離した。そ
の水性塩化水素相はCSTRへ再循環させた。シロキサ
ン相の試料をガスクロマトグラフイー(GC)およびS
FCによる分析用に収集した。反応に必要な熱は、再循
環される水性塩化水素をCSTRへ戻す前に加熱するこ
とによって提供された。
【0036】DMDCで一連の11の基線実験を行った
。これらの実験は35℃において、混合速度600rp
m、DMDCSの供給速度12ml/分、および42重
量%の水性塩化水素添加で行った。
【0037】第2の系列の実験において、単分散の塩化
物末端を末端基とするポリジメチルシロキサン重合体(
CEBs、ここでsはケイ素原子の数である)を加水分
解させた。この系列の実験は35℃において、混合速度
1100℃、CEBsの供給速度5ml/分、DMDC
Sの供給速度12ml/分および42重量%の水性塩化
水素添加で行った。CEBsとDMDCSは別々に反応
器の底部へ供給された。  反応器からのシロキサン生
成物はガスクロマトグラフイ−で分析した。フイードD
MDCS又はCEBsの生成物への転化%は次式を用い
て計算した:
【0038】
【式1】
【0039】
【0040】標準化した環状物質の収率%は次式を用い
てGC又はSFCから計算した:
【0041】
【式2】
【0042】
【0043】特定重合度の環状物質%(%Ds、ここで
sは環内のケイ素原子の数)は次のように計算した:
【
0044】
【式3】
【0045】
【0046】これらの実験のデータは表3に示す。項目
の「フイード」はDMDCS又は塩化物末端を末端基と
するポリジメチルシロキサン(CEBs)を示す。項目
の%Ds、転化%および環状物質%は前記の通りである
。
【0047】
【表3】
【0048】表3に示したデータは、塩化物末端を末端
基とする線状ポリジメチルシロキサンが環状物質へ加水
分解できること、および環状物質の分布が塩化物末端を
末端基とするポリジオルガノシロキサンの鎖長によって
影響を受けることを示す。
【0049】実施例4 重合体連鎖当り約4000の平均シロキサン単位数をも
った高分子量の塩化物末端を末端基とするポリジメチル
シロキサンを含有する水解物をDMDCSで再分布させ
た。その水解物をDMDCSと0.6:1の体積比で混
合して、温度40℃に保持したアルミナ(United
  Catalyst,CS331−1)のカラムに通
した。そのアルミナ床内の滞留時間は約11.7分であ
った。アルミナ・カラムの生成物は収集して、SFCに
よってシロキサンのサイズ分布を分析した。それらの結
果を表4に示す。項目「%HMWP」は、約4000の
平均シロキサン単位数をもったフイード又は生成物混合
体における塩化物末端を末端基とするポリジメチルシロ
キサンの%を表わす。項目「%線状物質<6」は、生成
物又はフイード混合体における全ての線状ポリジメチル
シロキサンの%として長さが6個のシロキサン単位以下
の塩化物末端を末端基とする線状物質の%を表わす。
【0050】
【表4】
【0051】表4のデータは、ジメチルジクロロシラン
と共にHMW塩化物末端を末端基とするポリジメチルシ
ロキサンを再分布させるアルミナの能力を示す。
【0052】実施例5 3段階法を行った。該法の第1段階において、塩化物末
端を末端基とするポリジメチルシロキサン重合体とDM
DCSの混合体を栓流反応器で再分布させた。本法の第
2段階において、再分布されたシロキサン混合体を実施
例3に記載したものと類似のCSTR反応器で加水分解
させた。本法の第3の段階において、段階2の加水分解
混合体をフラッシュ蒸留によって環状シロキサン部と線
状シロキサン部に分離した。その線状シロキサン部は本
法の第1段階へ再循環させて、さらに環状シロキサンに
再分布および転化させた。
【0053】本法の第1段階において、アルミナ(Un
ited  Catalyst,Inc.,CS331
−1)の充てん床を備えた従来の設計の栓流反応器を使
用し、DMDCSで塩化物末端を末端基とするポリジメ
チルシロキサンを再分布させて、短鎖の塩化物末端を末
端基とするポリジメチルシロキサンを生成した。アルミ
ナ触媒は最初にDMDCSと共に浸漬して水を除去した
。 残留水の除去後、追加のDMDCSを再分布反応器へ6
.5〜7.0ml/分の流量で連続的に計量した、その
DMDCSは段階3のフラッシュ蒸留工程からの再循環
された底部材料と混合された。DMDCSと底部材料と
の体積比は2:1〜3.1:1の範囲内に維持された。 再分布反応器の充てん床内のフイード材料の滞留時間は
約8分であった。再分布された生成物の試料を採取し、
SFCを使用して分析した。
【0054】本法の第2の段階において、再分布段階に
おいて生成された短鎖の塩化物末端を末端基とするポリ
ジメチルシロキサンは実施例3に記載のものと類似のC
STRへ連続的に供給することによって加水分解された
。再循環された42重量%の水性塩化水素のコーフイー
ドは再分布生成物と共にCSTRへ供給された。約4:
1の酸:再分布生成物の体積比を用いた。CSTRにお
ける液体レベルはサイド・ノズルから液体を回収するこ
とによって約250mlに調節された。CSTRにおけ
るフイード材料の滞留時間は約5分であった。CSTR
内の混合体のかくはんは、600rpmで回転されたか
くはんパトルによって行った。CSTR反応器は、再循
環された水性塩化水素を反応器へ戻す前に加熱すること
によって60℃に保持された。反応によって発生した塩
化水素ガスはほゞ大気圧下で標準ベント・スクラバーヘ
直接出された。
【0055】液体の加水分解生成物はCSTRのサイド
・ノズルから連続的に取り出されて、別の容器において
相分離された。水性塩化水素からなる底部相はCSTR
へ再循環された。シランの混合物を含有する上部層は直
接フラッシュ・ストリッパーへ供給された。相分離器に
おける界面のレベルは、36重量%の水性塩化水素を相
分離器へ供給して反応に使用される水を補給することに
よって維持された。シロキサン生成物の試料を採取して
GCおよびSFCによって分析した。
【0056】本法の第3段階において、CSTRプロセ
スから分離されたシロキサン混合体は、直接3lのフラ
ッシュ蒸留容器に供給した。その蒸留容器は温度230
℃〜250℃、および大気圧近傍の圧力で運転する単段
フラッシュ蒸留装置であった。環状シロキサンは留出さ
せ、凝縮そして収集した。蒸留容器における液面は、底
部テークオフ・ポンプの速度を調節して約30分の液体
ホールドアップ時間を与えることによって維持された。 底部流は全ての連鎖短縮用の第1段階の再分布反応器へ
再循環させた。留出物およびボトム生成物の試料を採取
し、SFCで分析した。
【0057】3段階法は2日間に渡り連続的に行った。 この期間に渡って集めた試料の平均結果は表4に示す。 項目「%CEB1−5」のデータは全試料の重量%とし
て試料中に存在する長さが1〜4のシロキサン単位の塩
化物末端を末端基とするポリジメチルシロキサン重合体
とDMDCSの合計である。項目「環状物質%」および
「転化%」は前に記載した通りである。項目「環状物質
収率%」は次のように計算する:
【0058】
【式4】
【0059】
【0060】それらの結果は表5に示す。
【0061】
【表5】
【0062】表5のデータは、非揮発性環状物質と塩化
物末端を末端基とするポリジメチルシロキサン線状物質
がプロセスに再循環されるところの環状シロキサンを製
造する3段階法の効率的な操作を達成する能力を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】  3段階法の説明図である。
【符号の説明】
1      リザーバ 2      流量制御装置 3      カラム 4      加水分解反応器 5      かくはん装置 6      塩化水素スクラバ 7      相分離器 8      リザーバ 9      計量装置 10      熱油浴 11      フラッシュ蒸留装置 12      流量制御装置 13      制御装置 14      水冷凝縮器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)次の(1)式〔式中の各Rは水素、
    および1〜6個の炭素原子をもったアルキル基および置
    換アルキル基から成る群から独立に選択する、mは1〜
    100の整数である〕               Cl(SiR2O)mS
    iR2Cl                (1)の
    クロロシロキサンからなる単分散の混合体を、アルミナ
    、シリカ−アルミナ、活性炭、ゼオライトおよび酸性白
    土から成る群から選択し前記クロロシロキサンの再分布
    を促進する触媒と接触させる工程;および(B)次の(
    2)式〔式中のRは前記定義の通りであって、m′はm
    に等しい平均値である〕               Cl(SiR2O)m′
    SiR2Cl              (2)のク
    ロロシロキサンから成る多分散の再分布された混合体を
    生成する工程、から成ることを特徴とするクロロシロキ
    サンの再分布法。
  2. 【請求項2】(A)次の(3)式〔式中の各Rは水素、
    および1〜6個の炭素原子をもったアルキル基および置
    換アルキル基から成る群から独立に選択する、xは1〜
    5000の平均値である〕               Cl(SiR2O)xS
    iR2Cl                (3)の
    クロロシロキサンから成る第1の多分散混合体を、クロ
    ロシランおよび次の(4)式〔式中のRは前記定義の通
    りであって、yはo〜x以下の平均値である〕    
      Cl(SiR2O)ySiR2Cl       
       (4)のクロロシロキサンから成る第2の混合体
    と、アルミナ、シリカ−アルミナ、活性炭、ゼオライト
    および酸性白土から成る群から選択しクロロシロキサン
    の再分布を促進する触媒の存在下で接触させる工程;お
    よび(B)次の(5)式〔式中のRは前記定義の通りで
    あって、zはyより大きくxより小さい平均値である〕
                  Cl(SiR2O)zS
    iR2Cl                (5)の
    クロロシロキサンから成る再分布された混合体を生成す
    る工程、から成ることを特徴とするクロロシロキサンの
    再分布法。
  3. 【請求項3】(A)次の(6)式〔式中の各Rは水素、
    および1〜6個の炭素原子をもったアルキル基および置
    換アルキル基から成る群から独立に選択する。xは1〜
    5000の平均値である〕               HO(SiR2O)xS
    iR2OH                (6)の
    ヒドロキシシロキサンから成る第1の多分散混合体を、
    クロロシランおよび次の(4)式〔式中のRは前記定義
    の通りであって、yはo〜x以下の平均値である〕  
                Cl(SiR2O)ySiR
    2  Cl              (4)のクロ
    ロシロキサンら成る第2の混合体と、アルミナ、シリカ
    −アルミナ、活性炭、ゼオライトおよび酸性白土から成
    る群から選択しクロロシロキサンの再分布を促進する触
    媒の存在下で接触させる工程;および(B)次の(5)
    式〔式中のRは前記定義の通りであって、zはyより大
    きくx+2yより小さい平均値である〕               Cl(SiR2O)zS
    iR2Cl                (5)の
    クロロシロキサンから成る再分布された混合体を生成す
    る工程、から成ることを特徴とするヒドロキシシロキサ
    ンの再分布法。
  4. 【請求項4】(A)次の(7)式〔各Rは水素、および
    1〜6個の炭素原子をもったアルキル基および置換アル
    キル基から成る群から独立に選択する、jは3〜50の
    平均値である〕               (SiR2)j    
                             
         (7)の環状シロキサンから成る第1の多分
    散混合体を、クロロシランおよび次の(4)式〔式中の
    Rは前記定義の通りであり、yはo〜j以下の平均値で
    ある〕              Cl(SiR2O
    )ySiR2Cl                (
    4)のクロロシロキサンから成る第2の混合体と、アル
    ミナ、シリカ−アルミナ、活性炭、ゼオライトおよび酸
    性白土から成る群から選択しクロロシロキサンの再分布
    を促進する触媒の存在下で接触させる工程;および(B
    )次の(5)式〔式中のRは前記定義の通りであって、
    zはyより大きくjより小さい平均値である〕    
              Cl(SiR2O)zSiR2C
    l                (5)のクロロシ
    ロキサンから成る再分布された混合体を生成する工程、
    から成ることを特徴とする環状シロキサンの再分布法。
  5. 【請求項5】(A)次の(3)式〔式中の各Rは水素、
    および1〜6個の炭素原子をもったアルキル基および置
    換アルキル基から成る群から独立に選択する、xは1〜
    5000の平均値である〕               Cl(SiR2O)xS
    iR2Cl                (3)の
    クロロシロキサンから成る第1の混合体を、クロロシラ
    ンおよび次の(8)式〔式中のRは前記定義の通りであ
    って、pは0〜7の平均値である〕               Cl(SiR2O)pS
    iR2Cl                (8)の
    クロロシロキサンから成る第2の混合体と、クロロシロ
    キサンの再分布を促進する触媒の存在下で接触させる工
    程; (B)次の(9)式〔式中のRは前記定義の通りであっ
    て、oは0以上7以下の範囲内の平均値である〕   
               Cl(SiR2O)oSiR2
    Cl                (9)のクロロ
    シロキサンから成る再分布された混合体を生成する工程
    ; (C)クロロシロキサンの再分布された混合体を加水分
    解して、次の(10)式〔式中のRは前記定義した通り
    であって、qは3〜25の平均値である〕      
            (R2SiO)q         
                           (1
    0)の環状シロキサンとクロロシロキサンからなる水解
    物を生成する工程;および (D)前記クロロシロキサンから前記環状シロキサンを
    分離する工程;および (E)前記クロロシロキサンをフイードとして工程(A
    )へ再循環させる工程、から成ることを特徴とする環状
    シロキサンを調製する3段階法。
  6. 【請求項6】  前記触媒をアルミナ、シリカーアルミ
    ナ、ゼオライト、活性炭および酸性白土から成る群から
    選ぶことを特徴とする請求項5の方法。
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