JPH043361B2 - - Google Patents
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- JPH043361B2 JPH043361B2 JP59072974A JP7297484A JPH043361B2 JP H043361 B2 JPH043361 B2 JP H043361B2 JP 59072974 A JP59072974 A JP 59072974A JP 7297484 A JP7297484 A JP 7297484A JP H043361 B2 JPH043361 B2 JP H043361B2
- Authority
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- oxide
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- phthalate
- fenbutastin
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本発明は農園芸用殺ダニ剤に関し、さらに詳し
くは、植物寄生性ハダニ類の防除薬剤であるヘキ
サキス(β,β−ジメチルフエネチル)ジスタン
ノキサン(以下、「酸化フエンブタスズ」という)
を含有する殺ダニ効果が増強され農園芸用殺ダニ
剤に関する。 酸化フエンブタスズは農園芸用殺ダニ剤におけ
る活性化合物として知られており、本発明者等
は、該活性化合物の効果や作用特性を詳細に検討
した結果、やや遅効性で、柑橘類に寄生するミカ
ンハダニ(Panonychus citri McGregor)に対
しては極めて高い防除効果を発揮するが、梨や苺
に寄生するナミハダニ(Tetranychus urticae
Koch)やカンザワハダニ(Tetranychus
Kanzawai Kishi−da)に対しては、前者程の優
れた効果は期待できず活性範囲が狭いことが判明
した。 他方、近年、ハダニ類は既存の多くの殺ダニ剤
に対し強い抵抗性を示し、経済的に使用できる薬
剤が限定されている現状において、酸化フエンブ
タスズは末だ全く抵抗性が獲得されていない貴重
かつ有用な殺ダニ剤である。 そこで、本発明者等は酸化フエンブタスズのよ
り広汎な作物のハダニ類への適用性について研究
を行ない、その結果、驚ろくべきことに、フタル
酸ジエステルそれ自体はハダニ類に対して全く殺
ダニ活性を示さないにもかかわらず、これを酸化
フエンブタスズと組み合わせることにより、酸化
フエンブタスズのハダニ類に対する殺ダニ効力が
著しく増強され、従来効果の優れなかつた前述の
ナミハダニやカンザワハダニ等のハダニ類に対し
ても、充分実用的に満足できる防除効果を得るこ
とができることを見出し、本発明を完成したもの
である。 しかして、本発明によれば、 (a) ヘキサキス(β,β−ジメチルフエネチル)
ジスタンノキサン、および (b) 一般式 式中、RおよびR′はそれぞれ炭素原子数8
個以下の直鎖状または分枝鎖状の飽和または不
飽和脂肪族炭化水素基を表わす、 で示されるフタル酸ジエステルの1種もしくはそ
れ以上 よりなることを特徴とする農園芸用殺ダニ剤が提
供される。 上記式()においてRおよびR′によつて表
わされる炭素原子数8個以下の直鎖状または分枝
鎖状の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基として
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル等のアルキル基;ビニ
ル、アリル、ブテニル、オクテニル等のアルケニ
ル基;プロパルギルのようなアルキニル基が挙げ
られる。 しかして、式()のフタル酸ジエステルの代
表例にはフタル酸ジ−エチル、フタル酸−n−プ
ロピル、フタル酸ジ−イソプロピル、フタル酸ジ
−n−ブチル、フタル酸ジ−イソブチル、フタル
酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘ
キシル、フタル酸エチル−n−プロピル、フタル
酸ジ−アリル、フタル酸ジ−プロパルギル等が包
含される。 これらフタル酸ジエステルはそれぞれ単独で用
いてもよく或いは2種もしくはそれ以上併用して
もよい。 前記式()のフタル酸ジエステルの使用量は
厳密に制限されるものではなく、エステルの種類
や剤型等に応じて変えうるが、一般には、酸化フ
エンブタスズの重量を基準にして、酸化フエンブ
タスズ1重量部当り少なくとも0.5重量部以上の
量で使用することが望ましい。 一方、フタル酸ジエステルはあまり多量に用い
ても、それに伴う飛躍的な効果の増強は得られ
ず、むしろ経済的に無駄となるので、一般には酸
化フエンブタスズ1重量部当り3重量部以下の使
用量で充分であり、特に酸化フエンブタスズ1重
量部当り1〜2重量部の範囲内の量で使用するこ
とにより、著るしく改善された殺ダニ効果を達成
することができる。 本発明の殺ダニ剤は酸化フエンブタスズと式
()のフタル酸ジエステルの両者を同時に含有
する水和剤又は乳剤の形態に製剤化してもよく、
或いは場合により、例えば、酸化フエンブタスズ
は水和剤又は乳剤に、そしてフタル酸ジエステル
は乳剤の形態にそれぞれ別個に製剤化し、使用時
に合わせて使用濃度に希釈するようにしてもよ
い。 水和剤は酸化フエンブタスズ又は酸化フエンブ
タスズ及びフタル酸ジエステルに、シリカ、タル
ク、カオリン、クレー、チヨーク、ケイソウ土、
ベントナイト等の増量剤及び高級アルキルアルコ
キシスルホネート、ポリオキシエチレンソルビタ
ン、アルキルフエノキシポリエトキシエタノー
ル、リグノスルホネートなどの界面活性剤を配合
することにより調製することができる。該水和剤
中における酸化フエンブタスズの濃度には特に制
限はないが一般に1〜80重量%、好ましくは5〜
50重量%の範囲が適当である。 一方、乳剤は酸化フエンブタスズ又は酸化フエ
ンブタスズ及びフタル酸ジエステルにキシレン、
トルエン、クロロホルム、シエルソルA(シエル
化学社製商品名)等の増量剤、メタノール、酢酸
エチル、n−オクタノールオレイン−アルコー
ル、ブタン−2−オル、2−n−ブトキシエタノ
ール、1−メトキシ−2−プロパノール、ヘキシ
レングリコール、ベンジルアルコール2−メトキ
シエタノール、2−エトキシエタノール、2−イ
ソプロポキシエタノール、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ヒドロキシアセトン、イソ
ブタノール、モノエチレングリコール等のアルコ
ール類;非イオン性界面活性剤たとえばポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
アルキレート、ポリオキシエチレンスチリルフエ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導
体等又はイオン性界面活性剤たとえばアルキルア
リルスルホネート、ジアルキルスルホサクシネー
ト等の界面活性剤等を適宜配合することにより調
製することができる。該乳剤中における酸化フエ
ンブタスズの濃度は特に制限はないが、一般には
1〜50重量%、好ましくは5〜25重量%の範囲が
適当である。 また、フタル酸ジエステルを含む乳剤は該ジエ
ステルを前述した如き界面活性剤を含む水−アル
コール混合溶媒中で乳化させることにより調製す
ることができる。かかる乳剤中のフタル酸ジエス
テルの濃度も特に制限されないが、一般には10〜
80重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲とする
のが適当である。 上記の如き剤型に製剤化された酸化フエンブタ
スズ及びフタル酸ジエステルは、使用に際して、
酸化フエンブタスズの濃度が一般に100〜250ppm
の範囲になるよう水又は水−アルコール混合溶媒
で希釈した後、通常の方法に従い散布することが
できる。 次に、本発明の実施例について詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではなく、これら種々の修正や変形もまた本発明
に包含されることを了解すべきである。なお、下
記実施例中、部およびパーセントは他に特記しな
い限り重量基準である。 実施例 1 フタル酸ジ−n−プロピル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−プ
ロピル35%を含有する乳剤を得た。使用に際に
は、これを更に水で希釈し、別に希釈した市販の
酸化フエンブタスズ水和剤(オサダン水和剤25)
と混合し、最終的にフタル酸ジ−n−プロピル
140ppm、酸化フエンブタスズ100ppmを含む薬剤
を調製した。 実施例 2 フタル酸ジ−n−ブチル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−ブ
チル35%を含有する乳剤を得た。使用に際して
は、これを実施例1と同様に、希釈した市販の酸
化フエンブタスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−
n−ブチル140ppm、酸化フエンブタスズ100ppm
を含む薬液を調製した。 実施例 3 フタル酸ジ−n−オクチル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン906:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−オ
クチル35%を含有する乳剤を得た。使用に際して
は、これを実施例1と同様に、希釈した市販の酸
化フエンブタスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−
n−オクチル140ppm、酸化フエンブタスズ
100ppmを含む薬液に調製した。 実施例 4 フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−2−エ
チルヘキシル35%を含有する乳剤を得た。これを
実施例1と同様に、希釈した市販の酸化フエンブ
タスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−2−エチル
ヘキシル140ppm、酸化フエンブタスズ100ppmを
含む薬液に調製した。 実施例 5 酸化フエンブタスズ 10部 フタル酸ジ−イソブチル 20部 ホワイトカーボン 25部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
7部 クレー 38部 以上を均一に粉砕混合撹拌して、酸化フエンブ
タスズ10%およびフタル酸ジ−イソブチル20%を
含有する水和剤を得た。使用に際して、これを酸
化フエンブタスズ含量が125ppmおよびフタル酸
ジ−イソブチル250ppmとなるように水で希釈し
た。 実施例 6 酸化フエンブタスズ 25部 フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 20部 ホワイトカーボン 35部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
10部 クレー 10部 以上を均一に粉砕混合撹拌して、酸化フエンブ
タスズ25%およびフタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル20%を含有する水和剤を得た。使用に際して、
これを酸化フエンブタスズ含量が125ppmおよび
フタル酸ジ−2−エチルヘキシル100ppmとなる
ように水で希釈した。 実施例 7 (a) 酸化フエンブタスズ乳剤の調製 酸化フエンブタスズ 15部 イソブチルアルコール 10部 シエルソルA(シエル化学社製) 65部 界面活性剤(ソルポール2990X、東邦化学社
製) 10部 以上を均一に混合して、酸化フエンブタスズ15
%を含有する乳剤を得た。 (b) フタル酸ジエステル乳剤の調製 フタル酸ジ−n−プロピル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン906:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−プ
ロピル35%を含有する乳剤を得た。使用時、これ
を上記(a)で得た酸化フエンブタスズ乳剤と混合
し、水で希釈して最終的にフタル酸ジ−n−プロ
ピル75ppm、酸化フエンブタスズ75ppmを含む薬
液を調製した。 実施例 8 酸化フエンブタスズ 15部 フタル酸ジ−n−プロピル 15部 界面活性剤(ソルポール2990×東邦化学社製)
10部 イソブチルアルコール 10部 シエルソルA(シエル化学社製) 50部 以上を均一に混合撹拌して、酸化フエンブタス
ズ15%およびフタル酸ジ−n−プロピル15%を含
有する乳剤を得た。使用に際して、これを酸化フ
エンブタスズ含量が75ppmおよびフタル酸ジ−n
−プロピル75ppmとなるように水で希釈した。 比較例 1 酸化フエンブタスズ25%含有水和剤(市販品:
商品名オサダン水和剤25)のみを使用した。 比較例 2 前記実施例7(a)で調製した酸化フエンブタスズ
乳剤を使用した。 比較例 3 フタル酸ジエステルを含まず、イソプロピルア
ルコール35部、水47部及び界面活性剤(エマルゲ
ン909:花王石鹸社製)18部からなる溶液を、上
記比較例1に示す市販酸化フエンブタスズ水和剤
と混合し、希釈して前記実施例1〜4に匹敵する
濃度(イソプロピルアルコールとして140ppm))
の薬液を調製した。 比較例 4 フタル酸ジエステルを含まず、イソプロピルア
ルコール35部、水47部及び界面活性剤(エマルゲ
ン906:花王石鹸社製)18部からなる溶液を、実
施例7(a)で調製した酸化フエンブタスズ乳剤と混
合し、希釈して実施例7に匹敵する濃度(イソプ
ロピルアルコールとして140ppm)の薬剤を調製
した。 比較例 5 実施例2で調製したフタル酸ジ−n−ブチル35
%乳剤を水で希釈し、フタル酸ジ−n−ブチル
140ppmを含む液を作つた。 次に本発明の殺ダニ剤の代表的な試験成績を以
下の試験例によつて明らかにする。 試験例 1 シヤーレ上の含水ウレタンマツト上にインゲン
葉を置き、ナミハダニ雌成虫20匹を放ち、ここへ
下記濃度の薬液を散布処理し、48時間後に供試虫
の生死を判定した。散布には、殺ダニ剤検定用の
散布装置(みづほ理化製回転式散布塔)を用い
た。 結果は第1表に示すとおりであり、フタル酸ジ
エステルの単独施用では、全く殺虫性を示さない
にもかかわらず、これを酸化フエンブタスズと混
用することにより、酸化フエンブタスズ単独施用
の場合よりはるかに高い殺虫効果が得られること
が明らかである。
くは、植物寄生性ハダニ類の防除薬剤であるヘキ
サキス(β,β−ジメチルフエネチル)ジスタン
ノキサン(以下、「酸化フエンブタスズ」という)
を含有する殺ダニ効果が増強され農園芸用殺ダニ
剤に関する。 酸化フエンブタスズは農園芸用殺ダニ剤におけ
る活性化合物として知られており、本発明者等
は、該活性化合物の効果や作用特性を詳細に検討
した結果、やや遅効性で、柑橘類に寄生するミカ
ンハダニ(Panonychus citri McGregor)に対
しては極めて高い防除効果を発揮するが、梨や苺
に寄生するナミハダニ(Tetranychus urticae
Koch)やカンザワハダニ(Tetranychus
Kanzawai Kishi−da)に対しては、前者程の優
れた効果は期待できず活性範囲が狭いことが判明
した。 他方、近年、ハダニ類は既存の多くの殺ダニ剤
に対し強い抵抗性を示し、経済的に使用できる薬
剤が限定されている現状において、酸化フエンブ
タスズは末だ全く抵抗性が獲得されていない貴重
かつ有用な殺ダニ剤である。 そこで、本発明者等は酸化フエンブタスズのよ
り広汎な作物のハダニ類への適用性について研究
を行ない、その結果、驚ろくべきことに、フタル
酸ジエステルそれ自体はハダニ類に対して全く殺
ダニ活性を示さないにもかかわらず、これを酸化
フエンブタスズと組み合わせることにより、酸化
フエンブタスズのハダニ類に対する殺ダニ効力が
著しく増強され、従来効果の優れなかつた前述の
ナミハダニやカンザワハダニ等のハダニ類に対し
ても、充分実用的に満足できる防除効果を得るこ
とができることを見出し、本発明を完成したもの
である。 しかして、本発明によれば、 (a) ヘキサキス(β,β−ジメチルフエネチル)
ジスタンノキサン、および (b) 一般式 式中、RおよびR′はそれぞれ炭素原子数8
個以下の直鎖状または分枝鎖状の飽和または不
飽和脂肪族炭化水素基を表わす、 で示されるフタル酸ジエステルの1種もしくはそ
れ以上 よりなることを特徴とする農園芸用殺ダニ剤が提
供される。 上記式()においてRおよびR′によつて表
わされる炭素原子数8個以下の直鎖状または分枝
鎖状の飽和または不飽和脂肪族炭化水素基として
は、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチ
ル、2−エチルヘキシル等のアルキル基;ビニ
ル、アリル、ブテニル、オクテニル等のアルケニ
ル基;プロパルギルのようなアルキニル基が挙げ
られる。 しかして、式()のフタル酸ジエステルの代
表例にはフタル酸ジ−エチル、フタル酸−n−プ
ロピル、フタル酸ジ−イソプロピル、フタル酸ジ
−n−ブチル、フタル酸ジ−イソブチル、フタル
酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−2−エチルヘ
キシル、フタル酸エチル−n−プロピル、フタル
酸ジ−アリル、フタル酸ジ−プロパルギル等が包
含される。 これらフタル酸ジエステルはそれぞれ単独で用
いてもよく或いは2種もしくはそれ以上併用して
もよい。 前記式()のフタル酸ジエステルの使用量は
厳密に制限されるものではなく、エステルの種類
や剤型等に応じて変えうるが、一般には、酸化フ
エンブタスズの重量を基準にして、酸化フエンブ
タスズ1重量部当り少なくとも0.5重量部以上の
量で使用することが望ましい。 一方、フタル酸ジエステルはあまり多量に用い
ても、それに伴う飛躍的な効果の増強は得られ
ず、むしろ経済的に無駄となるので、一般には酸
化フエンブタスズ1重量部当り3重量部以下の使
用量で充分であり、特に酸化フエンブタスズ1重
量部当り1〜2重量部の範囲内の量で使用するこ
とにより、著るしく改善された殺ダニ効果を達成
することができる。 本発明の殺ダニ剤は酸化フエンブタスズと式
()のフタル酸ジエステルの両者を同時に含有
する水和剤又は乳剤の形態に製剤化してもよく、
或いは場合により、例えば、酸化フエンブタスズ
は水和剤又は乳剤に、そしてフタル酸ジエステル
は乳剤の形態にそれぞれ別個に製剤化し、使用時
に合わせて使用濃度に希釈するようにしてもよ
い。 水和剤は酸化フエンブタスズ又は酸化フエンブ
タスズ及びフタル酸ジエステルに、シリカ、タル
ク、カオリン、クレー、チヨーク、ケイソウ土、
ベントナイト等の増量剤及び高級アルキルアルコ
キシスルホネート、ポリオキシエチレンソルビタ
ン、アルキルフエノキシポリエトキシエタノー
ル、リグノスルホネートなどの界面活性剤を配合
することにより調製することができる。該水和剤
中における酸化フエンブタスズの濃度には特に制
限はないが一般に1〜80重量%、好ましくは5〜
50重量%の範囲が適当である。 一方、乳剤は酸化フエンブタスズ又は酸化フエ
ンブタスズ及びフタル酸ジエステルにキシレン、
トルエン、クロロホルム、シエルソルA(シエル
化学社製商品名)等の増量剤、メタノール、酢酸
エチル、n−オクタノールオレイン−アルコー
ル、ブタン−2−オル、2−n−ブトキシエタノ
ール、1−メトキシ−2−プロパノール、ヘキシ
レングリコール、ベンジルアルコール2−メトキ
シエタノール、2−エトキシエタノール、2−イ
ソプロポキシエタノール、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、ヒドロキシアセトン、イソ
ブタノール、モノエチレングリコール等のアルコ
ール類;非イオン性界面活性剤たとえばポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
アルキレート、ポリオキシエチレンスチリルフエ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導
体等又はイオン性界面活性剤たとえばアルキルア
リルスルホネート、ジアルキルスルホサクシネー
ト等の界面活性剤等を適宜配合することにより調
製することができる。該乳剤中における酸化フエ
ンブタスズの濃度は特に制限はないが、一般には
1〜50重量%、好ましくは5〜25重量%の範囲が
適当である。 また、フタル酸ジエステルを含む乳剤は該ジエ
ステルを前述した如き界面活性剤を含む水−アル
コール混合溶媒中で乳化させることにより調製す
ることができる。かかる乳剤中のフタル酸ジエス
テルの濃度も特に制限されないが、一般には10〜
80重量%、好ましくは20〜60重量%の範囲とする
のが適当である。 上記の如き剤型に製剤化された酸化フエンブタ
スズ及びフタル酸ジエステルは、使用に際して、
酸化フエンブタスズの濃度が一般に100〜250ppm
の範囲になるよう水又は水−アルコール混合溶媒
で希釈した後、通常の方法に従い散布することが
できる。 次に、本発明の実施例について詳細に説明する
が、本発明は以下の実施例のみに限定されるもの
ではなく、これら種々の修正や変形もまた本発明
に包含されることを了解すべきである。なお、下
記実施例中、部およびパーセントは他に特記しな
い限り重量基準である。 実施例 1 フタル酸ジ−n−プロピル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−プ
ロピル35%を含有する乳剤を得た。使用に際に
は、これを更に水で希釈し、別に希釈した市販の
酸化フエンブタスズ水和剤(オサダン水和剤25)
と混合し、最終的にフタル酸ジ−n−プロピル
140ppm、酸化フエンブタスズ100ppmを含む薬剤
を調製した。 実施例 2 フタル酸ジ−n−ブチル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−ブ
チル35%を含有する乳剤を得た。使用に際して
は、これを実施例1と同様に、希釈した市販の酸
化フエンブタスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−
n−ブチル140ppm、酸化フエンブタスズ100ppm
を含む薬液を調製した。 実施例 3 フタル酸ジ−n−オクチル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン906:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−オ
クチル35%を含有する乳剤を得た。使用に際して
は、これを実施例1と同様に、希釈した市販の酸
化フエンブタスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−
n−オクチル140ppm、酸化フエンブタスズ
100ppmを含む薬液に調製した。 実施例 4 フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−2−エ
チルヘキシル35%を含有する乳剤を得た。これを
実施例1と同様に、希釈した市販の酸化フエンブ
タスズ水和剤と混合し、フタル酸ジ−2−エチル
ヘキシル140ppm、酸化フエンブタスズ100ppmを
含む薬液に調製した。 実施例 5 酸化フエンブタスズ 10部 フタル酸ジ−イソブチル 20部 ホワイトカーボン 25部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
7部 クレー 38部 以上を均一に粉砕混合撹拌して、酸化フエンブ
タスズ10%およびフタル酸ジ−イソブチル20%を
含有する水和剤を得た。使用に際して、これを酸
化フエンブタスズ含量が125ppmおよびフタル酸
ジ−イソブチル250ppmとなるように水で希釈し
た。 実施例 6 酸化フエンブタスズ 25部 フタル酸ジ−2−エチルヘキシル 20部 ホワイトカーボン 35部 界面活性剤(エマルゲン909:花王石鹸社製)
10部 クレー 10部 以上を均一に粉砕混合撹拌して、酸化フエンブ
タスズ25%およびフタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル20%を含有する水和剤を得た。使用に際して、
これを酸化フエンブタスズ含量が125ppmおよび
フタル酸ジ−2−エチルヘキシル100ppmとなる
ように水で希釈した。 実施例 7 (a) 酸化フエンブタスズ乳剤の調製 酸化フエンブタスズ 15部 イソブチルアルコール 10部 シエルソルA(シエル化学社製) 65部 界面活性剤(ソルポール2990X、東邦化学社
製) 10部 以上を均一に混合して、酸化フエンブタスズ15
%を含有する乳剤を得た。 (b) フタル酸ジエステル乳剤の調製 フタル酸ジ−n−プロピル 35部 イソプロピルアルコール 35部 水 12部 界面活性剤(エマルゲン906:花王石鹸社製)
18部 以上を均一に混合撹拌してフタル酸ジ−n−プ
ロピル35%を含有する乳剤を得た。使用時、これ
を上記(a)で得た酸化フエンブタスズ乳剤と混合
し、水で希釈して最終的にフタル酸ジ−n−プロ
ピル75ppm、酸化フエンブタスズ75ppmを含む薬
液を調製した。 実施例 8 酸化フエンブタスズ 15部 フタル酸ジ−n−プロピル 15部 界面活性剤(ソルポール2990×東邦化学社製)
10部 イソブチルアルコール 10部 シエルソルA(シエル化学社製) 50部 以上を均一に混合撹拌して、酸化フエンブタス
ズ15%およびフタル酸ジ−n−プロピル15%を含
有する乳剤を得た。使用に際して、これを酸化フ
エンブタスズ含量が75ppmおよびフタル酸ジ−n
−プロピル75ppmとなるように水で希釈した。 比較例 1 酸化フエンブタスズ25%含有水和剤(市販品:
商品名オサダン水和剤25)のみを使用した。 比較例 2 前記実施例7(a)で調製した酸化フエンブタスズ
乳剤を使用した。 比較例 3 フタル酸ジエステルを含まず、イソプロピルア
ルコール35部、水47部及び界面活性剤(エマルゲ
ン909:花王石鹸社製)18部からなる溶液を、上
記比較例1に示す市販酸化フエンブタスズ水和剤
と混合し、希釈して前記実施例1〜4に匹敵する
濃度(イソプロピルアルコールとして140ppm))
の薬液を調製した。 比較例 4 フタル酸ジエステルを含まず、イソプロピルア
ルコール35部、水47部及び界面活性剤(エマルゲ
ン906:花王石鹸社製)18部からなる溶液を、実
施例7(a)で調製した酸化フエンブタスズ乳剤と混
合し、希釈して実施例7に匹敵する濃度(イソプ
ロピルアルコールとして140ppm)の薬剤を調製
した。 比較例 5 実施例2で調製したフタル酸ジ−n−ブチル35
%乳剤を水で希釈し、フタル酸ジ−n−ブチル
140ppmを含む液を作つた。 次に本発明の殺ダニ剤の代表的な試験成績を以
下の試験例によつて明らかにする。 試験例 1 シヤーレ上の含水ウレタンマツト上にインゲン
葉を置き、ナミハダニ雌成虫20匹を放ち、ここへ
下記濃度の薬液を散布処理し、48時間後に供試虫
の生死を判定した。散布には、殺ダニ剤検定用の
散布装置(みづほ理化製回転式散布塔)を用い
た。 結果は第1表に示すとおりであり、フタル酸ジ
エステルの単独施用では、全く殺虫性を示さない
にもかかわらず、これを酸化フエンブタスズと混
用することにより、酸化フエンブタスズ単独施用
の場合よりはるかに高い殺虫効果が得られること
が明らかである。
【表】
試験例 2
初夏、インゲンを栽植した畑に発生したカンザ
ワハダニに対し、下記の薬剤を肩掛噴霧器で散布
し、散布前日および散布3日、6日後に寄生する
虫数を調査した。結果を第2表に示す。第2表に
示す結果から明らかなとおり、酸化フエンブタス
ズをフタル酸ジエステルと混合散布することによ
り、ダニ防除効果が著しく増強される。
ワハダニに対し、下記の薬剤を肩掛噴霧器で散布
し、散布前日および散布3日、6日後に寄生する
虫数を調査した。結果を第2表に示す。第2表に
示す結果から明らかなとおり、酸化フエンブタス
ズをフタル酸ジエステルと混合散布することによ
り、ダニ防除効果が著しく増強される。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) ヘキサキス(β,β−ジメチルフエネチ
ル)ジスタンノキサンおよび (b) 一般式 式中、RおよびR′はそれぞれ炭素原子数8
個以下の直鎖状または分枝鎖状の飽和または不
飽和脂肪族炭化水素基を表わす、 で示されるフタル酸ジエステルの1種もしくはそ
れ以上 からなることを特徴とする農園芸用殺ダニ剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59072974A JPS6117505A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 農園芸用殺ダニ剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59072974A JPS6117505A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 農園芸用殺ダニ剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6117505A JPS6117505A (ja) | 1986-01-25 |
| JPH043361B2 true JPH043361B2 (ja) | 1992-01-23 |
Family
ID=13504867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59072974A Granted JPS6117505A (ja) | 1984-04-13 | 1984-04-13 | 農園芸用殺ダニ剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6117505A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1986004214A1 (fr) * | 1985-01-24 | 1986-07-31 | Takeda Chemical Industries, Ltd. | Preparation chimique agricole a toxicite reduite pour les poissons |
-
1984
- 1984-04-13 JP JP59072974A patent/JPS6117505A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6117505A (ja) | 1986-01-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |