JPH04336227A - 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム - Google Patents
二軸配向熱可塑性樹脂フィルムInfo
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- JPH04336227A JPH04336227A JP10752291A JP10752291A JPH04336227A JP H04336227 A JPH04336227 A JP H04336227A JP 10752291 A JP10752291 A JP 10752291A JP 10752291 A JP10752291 A JP 10752291A JP H04336227 A JPH04336227 A JP H04336227A
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- Japan
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- thermoplastic resin
- film
- layer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二軸配向熱可塑性樹脂
フィルムに関するものである。
フィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸配向熱可塑性樹脂フィルムとしては
少なくとも片面の走行性が改良されたフィルムが知られ
ている(例えば、特開昭59−111818 号公報等
)。
少なくとも片面の走行性が改良されたフィルムが知られ
ている(例えば、特開昭59−111818 号公報等
)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の二軸配向熱可塑性樹脂フィルムでは、例えば、磁気
媒体用途における磁性層塗布、カレンダー工程、あるい
は、できたビデオテープ等をダビングしてソフトテープ
等を製造する工程等の工程速度の増大に伴い、接触する
ロールやガイドでフィルム表面に傷がつくという欠点が
あった。また、従来のものでは、上記ダビング時の画質
低下のために、ビデオテープにした時の画質、すなわち
、S/N(シグナル/ノイズ比)も不十分という欠点が
あった。本発明はかかる課題を解決し、特に高速工程で
フィルムに傷がつきにくく(以下耐スクラッチ性に優れ
るという)、しかもダビング時の画質低下の少ない(以
下耐ダビング性に優れるという)二軸配向熱可塑性樹脂
フィルムを提供することを目的とする。
来の二軸配向熱可塑性樹脂フィルムでは、例えば、磁気
媒体用途における磁性層塗布、カレンダー工程、あるい
は、できたビデオテープ等をダビングしてソフトテープ
等を製造する工程等の工程速度の増大に伴い、接触する
ロールやガイドでフィルム表面に傷がつくという欠点が
あった。また、従来のものでは、上記ダビング時の画質
低下のために、ビデオテープにした時の画質、すなわち
、S/N(シグナル/ノイズ比)も不十分という欠点が
あった。本発明はかかる課題を解決し、特に高速工程で
フィルムに傷がつきにくく(以下耐スクラッチ性に優れ
るという)、しかもダビング時の画質低下の少ない(以
下耐ダビング性に優れるという)二軸配向熱可塑性樹脂
フィルムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
Bを主成分とするフィルム(B層)、及びその少なくと
も片面に設けられた不活性粒子を含有する熱可塑性樹脂
Aを主成分とするフィルム(A層)からなる二軸配向熱
可塑性樹脂フィルムであって、該不活性粒子の平均粒径
がA層の厚さの0.2〜5倍、A層中における該不活性
粒子の含有量が0.05〜20重量%、A層の厚さが0
.005〜3μmであり、かつ該粒子は、該粒子に対し
て0.0001〜10.0重量%のイソシアネート化合
物と該粒子に対して0.0001〜10.0重量%の水
溶性ポリエステル化合物とにより処理されていることを
特徴とする二軸配向熱可塑性樹脂フィルムに関するもの
である。
Bを主成分とするフィルム(B層)、及びその少なくと
も片面に設けられた不活性粒子を含有する熱可塑性樹脂
Aを主成分とするフィルム(A層)からなる二軸配向熱
可塑性樹脂フィルムであって、該不活性粒子の平均粒径
がA層の厚さの0.2〜5倍、A層中における該不活性
粒子の含有量が0.05〜20重量%、A層の厚さが0
.005〜3μmであり、かつ該粒子は、該粒子に対し
て0.0001〜10.0重量%のイソシアネート化合
物と該粒子に対して0.0001〜10.0重量%の水
溶性ポリエステル化合物とにより処理されていることを
特徴とする二軸配向熱可塑性樹脂フィルムに関するもの
である。
【0005】本発明を構成する熱可塑性樹脂Aはポリエ
ステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリフェニレン
スルフィドなど特に限定されないが、特に、ポリエステ
ル、なかでも、エチレンテレフタレ−ト、エチレンα,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6−ナフタレ−ト単
位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成
分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となるので望ましい。また、本発明を構成する熱
可塑性樹脂は結晶性、あるいは溶融時光学異方性である
場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好と
なるのできわめて望ましい。ここでいう結晶性とはいわ
ゆる非晶質でないことを示すものであり、定量的には結
晶化パラメータにおける冷結晶化温度Tccが検出され
、かつ結晶化パラメータΔTcgが150℃以下のもの
である。さらに、示差走査熱量計で測定された融解熱(
融解エンタルピー変化)が7.5cal/g以上の結晶
性を示す場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となるのできわめて望ましい。また、エチレンテ
レフタレ−トを主要構成成分とするポリエステルの場合
に耐ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好となる
ので特に望ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で
、2種以上の熱可塑性樹脂を混合しても良いし、共重合
ポリマを用いても良い。
ステル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリフェニレン
スルフィドなど特に限定されないが、特に、ポリエステ
ル、なかでも、エチレンテレフタレ−ト、エチレンα,
β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボキシレ−ト、エチレン2,6−ナフタレ−ト単
位から選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成
分とする場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となるので望ましい。また、本発明を構成する熱
可塑性樹脂は結晶性、あるいは溶融時光学異方性である
場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好と
なるのできわめて望ましい。ここでいう結晶性とはいわ
ゆる非晶質でないことを示すものであり、定量的には結
晶化パラメータにおける冷結晶化温度Tccが検出され
、かつ結晶化パラメータΔTcgが150℃以下のもの
である。さらに、示差走査熱量計で測定された融解熱(
融解エンタルピー変化)が7.5cal/g以上の結晶
性を示す場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一
層良好となるのできわめて望ましい。また、エチレンテ
レフタレ−トを主要構成成分とするポリエステルの場合
に耐ダビング性、耐スクラッチ性がより一層良好となる
ので特に望ましい。なお、本発明を阻害しない範囲内で
、2種以上の熱可塑性樹脂を混合しても良いし、共重合
ポリマを用いても良い。
【0006】熱可塑性樹脂A中の粒子の種類は特に限定
されないが,コロイダルシリカに起因するシリカ,架橋
高分子による粒子が好ましい.しかしながら,その他の
粒子例えば炭酸カルシウム等の粒子でも使用することは
可能である.本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子は、粒径
比(粒子の長径/短径)が1.0〜1.3の粒子、特に
、球形状の粒子の場合に耐スクラッチ性がより一層良好
となるので望ましい。
されないが,コロイダルシリカに起因するシリカ,架橋
高分子による粒子が好ましい.しかしながら,その他の
粒子例えば炭酸カルシウム等の粒子でも使用することは
可能である.本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子は、粒径
比(粒子の長径/短径)が1.0〜1.3の粒子、特に
、球形状の粒子の場合に耐スクラッチ性がより一層良好
となるので望ましい。
【0007】また、本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子は
相対標準偏差が0.6以下、好ましくは0.5以下の場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るので望ましい。
相対標準偏差が0.6以下、好ましくは0.5以下の場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るので望ましい。
【0008】本発明におけるイソシアネート化合物は特
に限定されないが,イソシアネート基,または他の化合
物によってブロック化されたイソシアネート基を1分子
中に少なくとも1個以上有している化合物をいう.本発
明におけるイソシアネート化合物としては,例えば,エ
チレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネ
ート,デカメチレンジイソシアネートなどの脂肪族イソ
シアネート、m−フェニリンジイソシアネート、p−フ
ェニリンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,
4′,4″−トリフェニルメタントリイソシアネート、
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3
′−ジメチル−4,4′−ジフェニレンジイソシアネー
ト、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレン
ジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート、ジスル
ホイソシアネート、リンイソシアネート、イソシアネー
ト基を有する水系ウレタン樹脂、あるいは上記化合物の
イソシアネート基の一部または全部をブロック剤を用い
てブロック化したものなどが挙げられる。イソシアネー
ト化合物は、粒子および水溶性であるポリエステルとの
結合性の面でイソシアネート基の一部または全部をブロ
ック化したものが好ましく、特に好ましくはイソシアネ
ート基の一部または全部をブロック剤を用いてブロック
化した水系ウレタン樹脂が望ましい。その構造は直鎖状
、分岐状など特に限定されないが、ある程度の鎖長を有
しているものが好ましく、その製法としては、例えばポ
リエステルポリオ−ル、またはポリエ−テルポリオ−ル
、またはその他のポリオ−ルとポリイソシアネ−トから
生成され、さらに単一または複数のブロック化剤を添加
することによってイソシアネ−ト基の一部または全部を
ブロック化したイソシアネ−ト化合物にしてもよい。
に限定されないが,イソシアネート基,または他の化合
物によってブロック化されたイソシアネート基を1分子
中に少なくとも1個以上有している化合物をいう.本発
明におけるイソシアネート化合物としては,例えば,エ
チレンジイソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネ
ート,デカメチレンジイソシアネートなどの脂肪族イソ
シアネート、m−フェニリンジイソシアネート、p−フ
ェニリンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシ
アネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,
4′,4″−トリフェニルメタントリイソシアネート、
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3
′−ジメチル−4,4′−ジフェニレンジイソシアネー
ト、m−キシリレンジイソシアネート、p−キシリレン
ジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート、ジスル
ホイソシアネート、リンイソシアネート、イソシアネー
ト基を有する水系ウレタン樹脂、あるいは上記化合物の
イソシアネート基の一部または全部をブロック剤を用い
てブロック化したものなどが挙げられる。イソシアネー
ト化合物は、粒子および水溶性であるポリエステルとの
結合性の面でイソシアネート基の一部または全部をブロ
ック化したものが好ましく、特に好ましくはイソシアネ
ート基の一部または全部をブロック剤を用いてブロック
化した水系ウレタン樹脂が望ましい。その構造は直鎖状
、分岐状など特に限定されないが、ある程度の鎖長を有
しているものが好ましく、その製法としては、例えばポ
リエステルポリオ−ル、またはポリエ−テルポリオ−ル
、またはその他のポリオ−ルとポリイソシアネ−トから
生成され、さらに単一または複数のブロック化剤を添加
することによってイソシアネ−ト基の一部または全部を
ブロック化したイソシアネ−ト化合物にしてもよい。
【0009】粒子を処理するのに使用するイソシアネ−
ト化合物の量は、対粒子0.0001〜10.0重量%
であり、好ましくは0.0003〜8.0重量%、さら
に好ましくは0.0005〜6.0重量%である。0.
0001重量%未満では処理効果が十分ではなく耐スク
ラッチ性が劣り、10.0重量%を越えると熱可塑性樹
脂での粒子の分散性や熱可塑性樹脂との親和性が悪化し
て耐スクラッチ性が劣る。
ト化合物の量は、対粒子0.0001〜10.0重量%
であり、好ましくは0.0003〜8.0重量%、さら
に好ましくは0.0005〜6.0重量%である。0.
0001重量%未満では処理効果が十分ではなく耐スク
ラッチ性が劣り、10.0重量%を越えると熱可塑性樹
脂での粒子の分散性や熱可塑性樹脂との親和性が悪化し
て耐スクラッチ性が劣る。
【0010】本発明における水溶性のポリエステルは特
に限定されず、共重合ポリエステル、さらにそれに他の
化合物を添加したものでもよい。
に限定されず、共重合ポリエステル、さらにそれに他の
化合物を添加したものでもよい。
【0011】本発明の水溶性のポリエステルにおけるジ
カルボン酸成分としては特に限定されないが、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
などのジカルボン酸にスルホテレフタル酸、5−スルホ
イソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸などのスルホン酸またはそのアルカリ金属塩を有
するジカルボン酸を任意の割合で使用したものが好まし
い。特に好ましくは全ジカルボン酸成分のうち、スルホ
ン酸を有するジカルボン酸またはそのアルカリ金属塩は
5〜50モル%、さらに好ましくは10〜40モル%用
いるのが望ましい。5モル%より少ない場合、水溶性が
低下し粒子の処理が難しくなるとともに、ポリエステル
との親和性が低下する。50モル%を越えると水溶性ポ
リエステルを重合する際に、溶融粘度の上昇が大きく、
高重合度のものが得にくい。
カルボン酸成分としては特に限定されないが、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、シクロヘキサンジカルボン酸
などのジカルボン酸にスルホテレフタル酸、5−スルホ
イソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカル
ボン酸などのスルホン酸またはそのアルカリ金属塩を有
するジカルボン酸を任意の割合で使用したものが好まし
い。特に好ましくは全ジカルボン酸成分のうち、スルホ
ン酸を有するジカルボン酸またはそのアルカリ金属塩は
5〜50モル%、さらに好ましくは10〜40モル%用
いるのが望ましい。5モル%より少ない場合、水溶性が
低下し粒子の処理が難しくなるとともに、ポリエステル
との親和性が低下する。50モル%を越えると水溶性ポ
リエステルを重合する際に、溶融粘度の上昇が大きく、
高重合度のものが得にくい。
【0012】本発明の水溶性ポリエステルにおけるグリ
コール成分は特に限定されないが、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、2,4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3
−ジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールなどが挙げられる。これらのグリ
コロール成分は単独1種類でも、または複数成分を組み
合わせても水溶性が良好である。また、上記ポリエステ
ルにおいて、ポリオキシアルキレングリコールを併用し
てもよく、その際のポリオキシアルキレングリコールの
分子量は600〜6000であるものが水溶性、粒子の
処理のしやすさの点で望ましい。ポリオキシアルキレン
グリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリオ
キシテトラメチレングリコールなどが好ましい。
コール成分は特に限定されないが、例えばエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオ
ール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、2,4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3
−ジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジメタノールなどが挙げられる。これらのグリ
コロール成分は単独1種類でも、または複数成分を組み
合わせても水溶性が良好である。また、上記ポリエステ
ルにおいて、ポリオキシアルキレングリコールを併用し
てもよく、その際のポリオキシアルキレングリコールの
分子量は600〜6000であるものが水溶性、粒子の
処理のしやすさの点で望ましい。ポリオキシアルキレン
グリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリオ
キシテトラメチレングリコールなどが好ましい。
【0013】また、水溶性ポリエステルには他のモノマ
ー、他のポリマーなどを導入してもよく、例えばポリメ
チルメタクリレートなどを導入し、水溶性ポリエステル
の骨格にグラフトしてもよい。
ー、他のポリマーなどを導入してもよく、例えばポリメ
チルメタクリレートなどを導入し、水溶性ポリエステル
の骨格にグラフトしてもよい。
【0014】本発明における水溶性ポリエステルの合成
は、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフ
タレートなどの合成方法を準用することができる。例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボ
ン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのスルホ
ン酸またはそのアルカリ金属塩を有するジカルボン酸、
エチレングリコール、ブチレングリコール、1,4−シ
クロヘキシルジメタノールなどの脂肪族または脂環族グ
リコールを触媒の存在下230℃に加熱し、生成する水
を留去しエステル化を行い、次いで重縮合触媒を添加し
て、230〜300℃の高真空下で重縮合するなどの方
法である。
は、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフ
タレートなどの合成方法を準用することができる。例え
ば、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボ
ン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸などのスルホ
ン酸またはそのアルカリ金属塩を有するジカルボン酸、
エチレングリコール、ブチレングリコール、1,4−シ
クロヘキシルジメタノールなどの脂肪族または脂環族グ
リコールを触媒の存在下230℃に加熱し、生成する水
を留去しエステル化を行い、次いで重縮合触媒を添加し
て、230〜300℃の高真空下で重縮合するなどの方
法である。
【0015】粒子を処理するのに使用する水溶性ポリエ
ステルの量は、対粒子0.0001〜10.0重量%で
あり、好ましくは0.0003〜8.0重量%、さらに
好ましくは0.0005〜6.0重量%である。0.0
001重量%未満では熱可塑性樹脂との親和性が十分で
なく、10.0重量%を越えると熱可塑性樹脂中での粒
子の分散性や熱可塑性樹脂との親和性が悪化し、耐久ス
クラッチ性を満足できない。
ステルの量は、対粒子0.0001〜10.0重量%で
あり、好ましくは0.0003〜8.0重量%、さらに
好ましくは0.0005〜6.0重量%である。0.0
001重量%未満では熱可塑性樹脂との親和性が十分で
なく、10.0重量%を越えると熱可塑性樹脂中での粒
子の分散性や熱可塑性樹脂との親和性が悪化し、耐久ス
クラッチ性を満足できない。
【0016】粒子の大きさは、フィルムの中で平均粒径
がフィルムA層の厚さの0.2〜5倍、好ましくは0.
3〜3倍、さらに好ましくは0.5〜2倍の範囲である
ことが必要である。平均粒径/フィルム厚さ比が上記の
範囲より小さいと耐スクラッチ性が不良となり、逆に大
きくても耐スクラッチ性、耐ダビング性が不良となるの
で好ましくない。
がフィルムA層の厚さの0.2〜5倍、好ましくは0.
3〜3倍、さらに好ましくは0.5〜2倍の範囲である
ことが必要である。平均粒径/フィルム厚さ比が上記の
範囲より小さいと耐スクラッチ性が不良となり、逆に大
きくても耐スクラッチ性、耐ダビング性が不良となるの
で好ましくない。
【0017】また熱可塑性樹脂A中の粒子の平均粒径(
直径)が0.01〜2μm、特に0.02〜1μmの範
囲である場合に、耐スクラッチ性、耐ダビング性がより
一層良好となるので望ましい。
直径)が0.01〜2μm、特に0.02〜1μmの範
囲である場合に、耐スクラッチ性、耐ダビング性がより
一層良好となるので望ましい。
【0018】本発明の熱可塑性樹脂A中の粒子の含有量
は0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量
%であることが必要である。粒子の含有量が上記の範囲
より少なくても、逆に大きくても耐スクラッチ性が不良
となるので好ましくない。
は0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量
%であることが必要である。粒子の含有量が上記の範囲
より少なくても、逆に大きくても耐スクラッチ性が不良
となるので好ましくない。
【0019】本発明フィルムは上記熱可塑性樹脂Aと粒
子からなる組成物を主要成分とするが、本発明の目的を
阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドしてもよい
し、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤な
どの有機添加剤が通常添加される程度添加されていても
よい。
子からなる組成物を主要成分とするが、本発明の目的を
阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドしてもよい
し、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収剤な
どの有機添加剤が通常添加される程度添加されていても
よい。
【0020】本発明フィルムは上記組成物を二軸配向せ
しめたフィルムである。一軸あるいは無配向フィルムで
は耐スクラッチ性が不良となるので好ましくない。この
配向の程度は特に限定されないが、高分子の分子配向の
程度の目安であるヤング率が長手方向、幅方向ともに3
50kg/mm2 以上である場合に耐スクラッチ性が
より一層良好となるのできわめて望ましい。分子配向の
程度の目安であるヤング率の上限は特に限定されないが
、通常、1500kg/mm2 程度が製造上の限界で
ある。
しめたフィルムである。一軸あるいは無配向フィルムで
は耐スクラッチ性が不良となるので好ましくない。この
配向の程度は特に限定されないが、高分子の分子配向の
程度の目安であるヤング率が長手方向、幅方向ともに3
50kg/mm2 以上である場合に耐スクラッチ性が
より一層良好となるのできわめて望ましい。分子配向の
程度の目安であるヤング率の上限は特に限定されないが
、通常、1500kg/mm2 程度が製造上の限界で
ある。
【0021】また、本発明フィルムは、ヤング率が上記
範囲内であっても、フィルムの厚さ方向の一部分、例え
ば、表層付近のポリマ分子の配向が無配向、あるいは、
一軸配向になっていない、すなわち、厚さ方向の全部分
の分子配向が二軸配向である場合に耐スクラッチ性、耐
ダビング性がより一層良好となるので特に望ましい。
範囲内であっても、フィルムの厚さ方向の一部分、例え
ば、表層付近のポリマ分子の配向が無配向、あるいは、
一軸配向になっていない、すなわち、厚さ方向の全部分
の分子配向が二軸配向である場合に耐スクラッチ性、耐
ダビング性がより一層良好となるので特に望ましい。
【0022】特にアッベ屈折率計、レーザーを用いた屈
折率計、全反射レーザーラマン法などによって測定され
る分子配向が、表面、裏面ともに二軸配向である場合に
耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好となるの
で特に望ましい。
折率計、全反射レーザーラマン法などによって測定され
る分子配向が、表面、裏面ともに二軸配向である場合に
耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好となるの
で特に望ましい。
【0023】さらに熱可塑性樹脂Aが結晶性ポリエステ
ルであり、その表面の全反射ラマン結晶化指数が20c
m−1以下、好ましくは18cm−1以下、さらに17
cm−1以下の場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性が
より一層良好となるのできわめて望ましい。
ルであり、その表面の全反射ラマン結晶化指数が20c
m−1以下、好ましくは18cm−1以下、さらに17
cm−1以下の場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性が
より一層良好となるのできわめて望ましい。
【0024】本発明の熱可塑性樹脂Aのフィルムの厚さ
は0.005〜3μm、好ましくは0.01〜2μmで
あることが必要である。フィルム厚さが上記の範囲より
小さいと耐ダビング性が不良となり逆に大きいと耐スク
ラッチ性が不良となるので好ましくない。
は0.005〜3μm、好ましくは0.01〜2μmで
あることが必要である。フィルム厚さが上記の範囲より
小さいと耐ダビング性が不良となり逆に大きいと耐スク
ラッチ性が不良となるので好ましくない。
【0025】本発明の熱可塑性樹脂Aのフィルムの表面
の平均突起高さは5〜500nm、好ましくは10〜3
00nmの範囲である場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより一層良好となるので特に望ましい。
の平均突起高さは5〜500nm、好ましくは10〜3
00nmの範囲である場合に耐スクラッチ性、耐ダビン
グ性がより一層良好となるので特に望ましい。
【0026】本発明の熱可塑性樹脂Aのフィルムの平均
突起間隔は6μm以下、好ましくは4μm以下である場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るので特に望ましい。
突起間隔は6μm以下、好ましくは4μm以下である場
合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好とな
るので特に望ましい。
【0027】本発明フィルムは上述したように、構成す
る熱可塑性樹脂が結晶性あるいは溶融光学異方性である
ことがきわめて望ましいが、溶融等方性フィルムの場合
、結晶化パラメータΔTcgが25〜65℃である場合
に耐スクラッチ性がより一層良好となるので特に望まし
い。
る熱可塑性樹脂が結晶性あるいは溶融光学異方性である
ことがきわめて望ましいが、溶融等方性フィルムの場合
、結晶化パラメータΔTcgが25〜65℃である場合
に耐スクラッチ性がより一層良好となるので特に望まし
い。
【0028】なお熱可塑性樹脂Aがポリエステルの場合
には熱可塑性樹脂A面の厚さ方向屈折率が1.5以下の
場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好と
なるので特に望ましい。さらにフィルムの固有粘度が0
.60以上、特に0.70以上の場合に耐スクラッチ性
がより一層良好となるので特に望ましい。
には熱可塑性樹脂A面の厚さ方向屈折率が1.5以下の
場合に耐スクラッチ性、耐ダビング性がより一層良好と
なるので特に望ましい。さらにフィルムの固有粘度が0
.60以上、特に0.70以上の場合に耐スクラッチ性
がより一層良好となるので特に望ましい。
【0029】本発明フィルムの熱可塑性樹脂AとBは同
じ種類でも、異なるものでも良い。さらに熱可塑性樹脂
BとCは同じ種類でも、異なるものでも良い。
じ種類でも、異なるものでも良い。さらに熱可塑性樹脂
BとCは同じ種類でも、異なるものでも良い。
【0030】熱可塑性樹脂Bとしては結晶性ポリマが望
ましく、特に、結晶性パラメータΔTcgが20〜10
0℃の範囲の場合に、耐ダビング性がより一層良好とな
るので望ましい。具体例として、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリオレフィンが挙
げられるが、ポリエステルの場合に耐ダビング性がより
一層良好となるので特に望ましい。また、ポリエステル
としては、エチレンテレフタレ−ト、エチレンα,β−
ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカ
ルボキシレ−ト、エチレン2,6−ナフタレ−ト単位か
ら選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分と
する場合に耐ダビング性が特に良好となるので望ましい
。ただし、本発明を阻害しない範囲内、望ましい結晶性
を損なわない範囲内で、好ましくは5モル%以内であれ
ば他成分が共重合されていてもよい。
ましく、特に、結晶性パラメータΔTcgが20〜10
0℃の範囲の場合に、耐ダビング性がより一層良好とな
るので望ましい。具体例として、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリフェニレンスルフィド、ポリオレフィンが挙
げられるが、ポリエステルの場合に耐ダビング性がより
一層良好となるので特に望ましい。また、ポリエステル
としては、エチレンテレフタレ−ト、エチレンα,β−
ビス(2−クロルフェノキシ)エタン−4,4’−ジカ
ルボキシレ−ト、エチレン2,6−ナフタレ−ト単位か
ら選ばれた少なくとも一種の構造単位を主要構成成分と
する場合に耐ダビング性が特に良好となるので望ましい
。ただし、本発明を阻害しない範囲内、望ましい結晶性
を損なわない範囲内で、好ましくは5モル%以内であれ
ば他成分が共重合されていてもよい。
【0031】本発明の熱可塑性樹脂Bにも、本発明の目
的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドしても
よいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
的を阻害しない範囲内で、他種ポリマをブレンドしても
よいし、また酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、紫外線吸収
剤などの有機添加剤が通常添加される程度添加されてい
てもよい。
【0032】熱可塑性樹脂Bのフィルム中には粒子を含
有している必要は特にないが、平均粒径が0.01〜3
μm、特に0.02〜2μmの粒子が0.001〜2重
量%、特に0.005〜1重量%含有されていると、耐
スクラッチ性がより一層良好となるのできわめて望まし
い。含有する粒子の種類は限定されないが、熱可塑性樹
脂Aに望ましく用いられるものを使用することが望まし
い。熱可塑性樹脂AとBに含有する粒子の種類は同じで
も異なっていても良い。
有している必要は特にないが、平均粒径が0.01〜3
μm、特に0.02〜2μmの粒子が0.001〜2重
量%、特に0.005〜1重量%含有されていると、耐
スクラッチ性がより一層良好となるのできわめて望まし
い。含有する粒子の種類は限定されないが、熱可塑性樹
脂Aに望ましく用いられるものを使用することが望まし
い。熱可塑性樹脂AとBに含有する粒子の種類は同じで
も異なっていても良い。
【0033】上記熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bの結
晶化パラメータΔTcgの差(A−B)は特に限定され
ないが、−30〜+20℃の場合に、耐スクラッチ性、
耐ダビング性がより一層良好となるので特に望ましい。
晶化パラメータΔTcgの差(A−B)は特に限定され
ないが、−30〜+20℃の場合に、耐スクラッチ性、
耐ダビング性がより一層良好となるので特に望ましい。
【0034】熱可塑性樹脂Cに含有する粒子の種類はA
層に望ましく用いられるものを使用することが望ましい
。A層、C層に含有される粒子の種類、大きさは同じで
も異なっていても良い。
層に望ましく用いられるものを使用することが望ましい
。A層、C層に含有される粒子の種類、大きさは同じで
も異なっていても良い。
【0035】次に本発明フィルムの製造方法について説
明する。
明する。
【0036】まず、粒子をイソシアネート化合物と水溶
性ポリエステルとで処理する方法は特に限定されず、例
えば、水、アルコール、グリコールなどの溶媒、または
それらの混合溶媒中で行うことができ、溶媒にイソシア
ネート化合物、粒子、水溶性ポリエステルを入れ、混合
撹拌する方法や、混合撹拌しながら加熱する方法などが
挙げられる。この時、イソシアネート基またはブロック
化されたイソシアネート基と粒子および水溶性ポリエス
テルの反応を選択的に進行させるためには、適当なブロ
ック化剤でイソシアネート基をブロック化したイソシア
ネート化合物を使用するのが好ましい。さらに、触媒を
添加してもよく、例えば、金属化合物、第三級アミン、
酸、塩基、などの触媒を添加すると、反応を選択的に進
行させることができるので望ましい。
性ポリエステルとで処理する方法は特に限定されず、例
えば、水、アルコール、グリコールなどの溶媒、または
それらの混合溶媒中で行うことができ、溶媒にイソシア
ネート化合物、粒子、水溶性ポリエステルを入れ、混合
撹拌する方法や、混合撹拌しながら加熱する方法などが
挙げられる。この時、イソシアネート基またはブロック
化されたイソシアネート基と粒子および水溶性ポリエス
テルの反応を選択的に進行させるためには、適当なブロ
ック化剤でイソシアネート基をブロック化したイソシア
ネート化合物を使用するのが好ましい。さらに、触媒を
添加してもよく、例えば、金属化合物、第三級アミン、
酸、塩基、などの触媒を添加すると、反応を選択的に進
行させることができるので望ましい。
【0037】本発明の処理を施した粒子は、熱可塑性樹
脂製造工程中に添加したり、溶融熱可塑性樹脂の混練中
に添加することができる。
脂製造工程中に添加したり、溶融熱可塑性樹脂の混練中
に添加することができる。
【0038】熱可塑性樹脂に粒子を含有せしめる方法と
しては、熱可塑性樹脂がポリエステルの場合にはジオー
ルにスラリーの形で分散せしめ、これを所定のジカルボ
ン酸成分と重合せしめるのがよい。
しては、熱可塑性樹脂がポリエステルの場合にはジオー
ルにスラリーの形で分散せしめ、これを所定のジカルボ
ン酸成分と重合せしめるのがよい。
【0039】粒子の含有量を調節する方法としては、上
記方法で高濃度マスターを作っておき、それを製膜時に
粒子を実質的に含有しない熱可塑性樹脂で希釈して粒子
の含有量を調節する方法が有効である。
記方法で高濃度マスターを作っておき、それを製膜時に
粒子を実質的に含有しない熱可塑性樹脂で希釈して粒子
の含有量を調節する方法が有効である。
【0040】次に、粒子を所定量含有するペレットを必
要に応じて乾燥する。
要に応じて乾燥する。
【0041】熱可塑性樹脂Bのフィルムの少なくとも片
面に熱可塑性樹脂Aのフィルムを積層する方法としては
、次の方法が有効である。
面に熱可塑性樹脂Aのフィルムを積層する方法としては
、次の方法が有効である。
【0042】所定の熱可塑性樹脂Aと熱可塑性樹脂Bを
公知の溶融積層用押出機に供給し、スリット状のダイか
らシ−ト状に押出し、キャスティングロ−ル上で冷却固
化せしめて未延伸フィルムを作る。すなわち、2または
3台の押出し機、2または3層のマニホ−ルドまたは合
流ブロックを用いて、熱可塑性樹脂A、Bを積層し、口
金から2または3層のシートを押し出し、キャスティン
グロールで冷却して未延伸フィルムを作る。この場合、
熱可塑性樹脂Aのポリマ流路に、スタティックミキサー
、ギヤポンプを設置する方法は本発明範囲の厚さと平均
粒径の関係、含有量のフィルムを得るのに有効である。 また、熱可塑性樹脂A側の押し出し機の溶融温度を熱可
塑性樹脂B側より5〜10℃高くすることが本発明範囲
の厚さと平均粒径の関係、含有量、望ましい範囲の配向
状態のフィルムを得るのに有効である。
公知の溶融積層用押出機に供給し、スリット状のダイか
らシ−ト状に押出し、キャスティングロ−ル上で冷却固
化せしめて未延伸フィルムを作る。すなわち、2または
3台の押出し機、2または3層のマニホ−ルドまたは合
流ブロックを用いて、熱可塑性樹脂A、Bを積層し、口
金から2または3層のシートを押し出し、キャスティン
グロールで冷却して未延伸フィルムを作る。この場合、
熱可塑性樹脂Aのポリマ流路に、スタティックミキサー
、ギヤポンプを設置する方法は本発明範囲の厚さと平均
粒径の関係、含有量のフィルムを得るのに有効である。 また、熱可塑性樹脂A側の押し出し機の溶融温度を熱可
塑性樹脂B側より5〜10℃高くすることが本発明範囲
の厚さと平均粒径の関係、含有量、望ましい範囲の配向
状態のフィルムを得るのに有効である。
【0043】次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.0〜6.5倍で行なう方法は本発明範囲
の厚さと平均粒径の関係、含有量のフィルムを得るのに
有効である。ただし、熱可塑性樹脂が溶融光学異方性樹
脂である場合は長手方向延伸倍率は1.0〜1.1倍が
適切である。長手方向延伸温度は熱可塑性樹脂の種類に
よって異なり一概には言えないが、通常、その1段目を
50〜130℃とし、2段目以降はそれより高くするこ
とが本発明範囲の厚さと平均粒径の関係、含有量、望ま
しい範囲の配向状態のフィルムを得るのに有効である。 長手方向延伸速度は5,000 〜50,000%/分
の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステン
タを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0〜
5.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、1
,000 〜20,000%/分、温度は80〜160
℃の範囲が好適である。次にこの延伸フィルムを熱処理
する。この場合の熱処理温度は170〜200℃、特に
170〜190℃、時間は0.5〜60秒の範囲が好適
である。
軸配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延伸法ま
たは同時二軸延伸法を用いることができる。ただし、最
初に長手方向、次に幅方向の延伸を行なう逐次二軸延伸
法を用い、長手方向の延伸を3段階以上に分けて、総縦
延伸倍率を3.0〜6.5倍で行なう方法は本発明範囲
の厚さと平均粒径の関係、含有量のフィルムを得るのに
有効である。ただし、熱可塑性樹脂が溶融光学異方性樹
脂である場合は長手方向延伸倍率は1.0〜1.1倍が
適切である。長手方向延伸温度は熱可塑性樹脂の種類に
よって異なり一概には言えないが、通常、その1段目を
50〜130℃とし、2段目以降はそれより高くするこ
とが本発明範囲の厚さと平均粒径の関係、含有量、望ま
しい範囲の配向状態のフィルムを得るのに有効である。 長手方向延伸速度は5,000 〜50,000%/分
の範囲が好適である。幅方向の延伸方法としてはステン
タを用いる方法が一般的である。延伸倍率は、3.0〜
5.0倍の範囲が適当である。幅方向の延伸速度は、1
,000 〜20,000%/分、温度は80〜160
℃の範囲が好適である。次にこの延伸フィルムを熱処理
する。この場合の熱処理温度は170〜200℃、特に
170〜190℃、時間は0.5〜60秒の範囲が好適
である。
【0044】さらに2層積層フィルムの熱処理工程は、
熱可塑性樹脂A層に吹き付ける熱風温度を熱可塑性樹脂
B層よりも3〜20℃低くすることが本発明範囲の厚さ
と平均粒径の関係、含有量、望ましい範囲の配向状態の
フィルムを得るのに有効である。
熱可塑性樹脂A層に吹き付ける熱風温度を熱可塑性樹脂
B層よりも3〜20℃低くすることが本発明範囲の厚さ
と平均粒径の関係、含有量、望ましい範囲の配向状態の
フィルムを得るのに有効である。
【0045】
【物性の測定方法ならびに効果の評価方法】本発明の特
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである
。
性値の測定方法並びに効果の評価方法は次の通りである
。
【0046】(1)粒子の平均粒径
フィルムから熱可塑性樹脂をプラズマ低温灰化処理法で
除去し粒子を露出させる。処理条件は熱可塑性樹脂は灰
化されるが粒子はダメージを受けない条件を選択する。 これを走査型電子顕微鏡で粒子数5000個以上を観察
し、粒子画像を画像処理装置で処理し、次式で求めた数
平均径Dを平均粒径とした。
除去し粒子を露出させる。処理条件は熱可塑性樹脂は灰
化されるが粒子はダメージを受けない条件を選択する。 これを走査型電子顕微鏡で粒子数5000個以上を観察
し、粒子画像を画像処理装置で処理し、次式で求めた数
平均径Dを平均粒径とした。
【0047】D=ΣDi /N
ここで、Diは粒子の円相当径、Nは個数である。
【0048】(2)粒径比
上記(1)の測定において個々の粒子の長径の平均値/
短径の平均値の比である。
短径の平均値の比である。
【0049】すなわち、下式で求められる。
【0050】長径=ΣD1i/N
短径=ΣD2i/N
D1i、D2iはそれぞれ個々の粒子の長径(最大径)
、短径(最短径)、Nは総個数である。
、短径(最短径)、Nは総個数である。
【0051】(3)粒径の相対標準偏差上記(1)の方
法で測定された個々の粒径Di 、平均径D、粒子総数
Nから計算される標準偏差σ(={Σ(Di −D)2
/N}1/2 )を平均径Dで割った値(σ/D)で
表わした。
法で測定された個々の粒径Di 、平均径D、粒子総数
Nから計算される標準偏差σ(={Σ(Di −D)2
/N}1/2 )を平均径Dで割った値(σ/D)で
表わした。
【0052】(4)粒子の含有量
熱可塑性樹脂は溶解し粒子は溶解させない溶媒を選択し
、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の全体重量
に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。 場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
、粒子を熱可塑性樹脂から遠心分離し、粒子の全体重量
に対する比率(重量%)をもって粒子含有量とする。 場合によっては赤外分光法の併用も有効である。
【0053】(5)結晶化パラメータΔTcg、融解熱
示差走査熱量計を用いて測定した。測定条件は次の通り
である。すなわち、試料10mgを示差走査熱量計にセ
ットし、300℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素
中に急冷する。この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガ
ラス転移点Tgを検知する。さらに昇温を続け、ガラス
状態からの結晶化発熱ピ−ク温度をもって冷結晶化温度
Tccとした。さらに昇温を続け、融解ピークから融解
熱を求めた。ここでTccとTgの差(Tcc−Tg)
を結晶化パラメータΔTcgと定義した。
示差走査熱量計を用いて測定した。測定条件は次の通り
である。すなわち、試料10mgを示差走査熱量計にセ
ットし、300℃の温度で5分間溶融した後、液体窒素
中に急冷する。この急冷試料を10℃/分で昇温し、ガ
ラス転移点Tgを検知する。さらに昇温を続け、ガラス
状態からの結晶化発熱ピ−ク温度をもって冷結晶化温度
Tccとした。さらに昇温を続け、融解ピークから融解
熱を求めた。ここでTccとTgの差(Tcc−Tg)
を結晶化パラメータΔTcgと定義した。
【0054】(6)表面の分子配向(屈折率)、表面の
全反射ラマン結晶化指数 ナトリウムD線(589nm)を光源として、アッベ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
1 、N2 、N3 とした時、(N1 −N2 )の
絶対値が0.07以下、かつ、N3 /{(N1 +N
2 )/2}が0.95以下であることをひとつの基準
とできる。また、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を
測定しても良い。さらに、この方法では測定が難しい場
合は全反射レーザーラマン法を用いることもできる。レ
ーザー全反射ラマンの測定は、Jobin−Yvon社
製Ramanor U−1000ラマンシステムにより
、全反射ラマンスペクトルを測定し、例えばPETの場
合では、1615cm−1(ベンゼン環の骨格振動)と
1730cm−1(カルボニル基の伸縮振動)のバンド
強度比の偏光測定比(YY/XX比など。ここでYY:
レーザーの偏光方向をYにしてYに対して平行なラマン
光検出、XX:レーザーの偏光方向をXにしてXに対し
て平行なラマン光検出)が分子配向と対応することを利
用できる。ポリマの二軸配向性はラマン測定から得られ
たパラメータを長手方向、幅方向の屈折率に換算して、
その絶対値、差などから判定できる。 またカルボニル基の伸縮振動である1730cm−1の
半価幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とした。 この場合の測定条件は次のとおりである。
全反射ラマン結晶化指数 ナトリウムD線(589nm)を光源として、アッベ屈
折率計を用いて測定した。マウント液にはヨウ化メチレ
ンを用い、25℃、65%RHにて測定した。ポリマの
二軸配向性は長手方向、幅方向、厚さ方向の屈折率をN
1 、N2 、N3 とした時、(N1 −N2 )の
絶対値が0.07以下、かつ、N3 /{(N1 +N
2 )/2}が0.95以下であることをひとつの基準
とできる。また、レーザー型屈折率計を用いて屈折率を
測定しても良い。さらに、この方法では測定が難しい場
合は全反射レーザーラマン法を用いることもできる。レ
ーザー全反射ラマンの測定は、Jobin−Yvon社
製Ramanor U−1000ラマンシステムにより
、全反射ラマンスペクトルを測定し、例えばPETの場
合では、1615cm−1(ベンゼン環の骨格振動)と
1730cm−1(カルボニル基の伸縮振動)のバンド
強度比の偏光測定比(YY/XX比など。ここでYY:
レーザーの偏光方向をYにしてYに対して平行なラマン
光検出、XX:レーザーの偏光方向をXにしてXに対し
て平行なラマン光検出)が分子配向と対応することを利
用できる。ポリマの二軸配向性はラマン測定から得られ
たパラメータを長手方向、幅方向の屈折率に換算して、
その絶対値、差などから判定できる。 またカルボニル基の伸縮振動である1730cm−1の
半価幅をもって表面の全反射ラマン結晶化指数とした。 この場合の測定条件は次のとおりである。
【0055】■光源
アルゴンイオンレ−ザ−(5145オングストローム)
■試料のセッティング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レ−ザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
゜とした。
■試料のセッティング フィルム表面を全反射プリズムに圧着させ、レ−ザのプ
リズムへの入射角(フィルム厚さ方向との角度)は60
゜とした。
【0056】■検出器
PM:RCA31034/Photon Counti
ng System(Hamamatsu C1230
) (supply 1600V) ■測定条件 SLIT 1000μmL
ASER 100mWGAT
E TIME 1.0secSCAN
SPEED 12cm−1/minS
AMPLING INTERVAL 0.2cm −1
REPEAT TIME 6(7)表面突
起の平均高さ 2検出器方式の走査型電子顕微鏡と断面測定装置におい
てフィルム表面の平坦面の高さを0として走査した時の
突起の高さ測定値を画像処理装置に送り、画像処理装置
上にフィルム表面突起画像を再構築する。また、この2
値化された個々の突起部分の中で最も高い値をその突起
の高さとし、これを個々の突起について求める。この測
定を場所をかえて500回繰返し、測定された全突起に
ついてその高さの平均値を平均高さとした。走査型電子
顕微鏡の倍率は、1,000 〜10,000倍の間の
値を選択する。
ng System(Hamamatsu C1230
) (supply 1600V) ■測定条件 SLIT 1000μmL
ASER 100mWGAT
E TIME 1.0secSCAN
SPEED 12cm−1/minS
AMPLING INTERVAL 0.2cm −1
REPEAT TIME 6(7)表面突
起の平均高さ 2検出器方式の走査型電子顕微鏡と断面測定装置におい
てフィルム表面の平坦面の高さを0として走査した時の
突起の高さ測定値を画像処理装置に送り、画像処理装置
上にフィルム表面突起画像を再構築する。また、この2
値化された個々の突起部分の中で最も高い値をその突起
の高さとし、これを個々の突起について求める。この測
定を場所をかえて500回繰返し、測定された全突起に
ついてその高さの平均値を平均高さとした。走査型電子
顕微鏡の倍率は、1,000 〜10,000倍の間の
値を選択する。
【0057】(8)ヤング率
JIS−Z−1702に規定された方法にしたがって、
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25℃
、65%RHにて測定した。
インストロンタイプの引っ張り試験機を用いて、25℃
、65%RHにて測定した。
【0058】(9)固有粘度[η](単位はdl/g)
オルトクロロフェノール中、25℃で測定した溶液粘度
から下記式から計算される値を用いる。すなわち、ηS
P/C=[η]+K[η]2 ・Cここで、ηSP=(
溶液粘度/溶媒粘度)−1、Cは溶媒100mlあたり
の溶解ポリマ重量(g/100ml、通常1.2)、K
はハギンス定数(0.343とする)。また、溶液粘度
、溶媒粘度はオストワルド粘度計を用いて測定した。 (10)最表層部の厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、フイル
ム中の粒子の内最も高濃度の粒子に起因する元素とポリ
エステルの炭素元素の濃度比(M+/C+)を粒子濃度
とし、ポリエステルA層の表面から深さ(厚さ)方向の
分析を行なう。表層では表面という界面のために粒子濃
度は低く表面から遠ざかるにつれて粒子濃度は高くなる
。本発明フィルムの場合は深さ[I]で一旦極大値とな
った粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線を
もとに極大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II](
ここでII>I)を積層厚さとした。なお、フイルム中
にもっとも多く含有する粒子が有機高分子粒子の場合は
SIMSでは測定が難しいので、表面からエッチングし
ながらXPS(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法
)あるいはコンフォーカル顕微鏡などで、その粒子濃度
のデプスプロファイルを測定し、上記同様の手法から積
層厚さを求めても良い。さらに上述のデプスプロファイ
ルからではなく、フィルムの断面観察あるいは薄膜段差
測定機等によって求めることができる。
オルトクロロフェノール中、25℃で測定した溶液粘度
から下記式から計算される値を用いる。すなわち、ηS
P/C=[η]+K[η]2 ・Cここで、ηSP=(
溶液粘度/溶媒粘度)−1、Cは溶媒100mlあたり
の溶解ポリマ重量(g/100ml、通常1.2)、K
はハギンス定数(0.343とする)。また、溶液粘度
、溶媒粘度はオストワルド粘度計を用いて測定した。 (10)最表層部の厚さ 2次イオン質量分析装置(SIMS)を用いて、フイル
ム中の粒子の内最も高濃度の粒子に起因する元素とポリ
エステルの炭素元素の濃度比(M+/C+)を粒子濃度
とし、ポリエステルA層の表面から深さ(厚さ)方向の
分析を行なう。表層では表面という界面のために粒子濃
度は低く表面から遠ざかるにつれて粒子濃度は高くなる
。本発明フィルムの場合は深さ[I]で一旦極大値とな
った粒子濃度がまた減少し始める。この濃度分布曲線を
もとに極大値の粒子濃度の1/2になる深さ[II](
ここでII>I)を積層厚さとした。なお、フイルム中
にもっとも多く含有する粒子が有機高分子粒子の場合は
SIMSでは測定が難しいので、表面からエッチングし
ながらXPS(X線光電子分光法)、IR(赤外分光法
)あるいはコンフォーカル顕微鏡などで、その粒子濃度
のデプスプロファイルを測定し、上記同様の手法から積
層厚さを求めても良い。さらに上述のデプスプロファイ
ルからではなく、フィルムの断面観察あるいは薄膜段差
測定機等によって求めることができる。
【0059】(11)耐スクラッチ性
フィルムを幅1/2 インチのテ−プ状にスリットした
ものをテ−プ走行性試験機を使用して、ガイドピン(表
面粗度:Raで100nm)上を走行させる(走行速度
1,000 m/分、走行回数10パス、巻き付け角:
60゜、走行張力:65g)。この時、フィルムに入っ
た傷を顕微鏡で観察し、幅2.5μm以上の傷がテ−プ
幅あたり2本未満は優、2本以上10本未満は良、10
本以上は不良と判定した。優が望ましいが、良でも実用
的には使用可能である。
ものをテ−プ走行性試験機を使用して、ガイドピン(表
面粗度:Raで100nm)上を走行させる(走行速度
1,000 m/分、走行回数10パス、巻き付け角:
60゜、走行張力:65g)。この時、フィルムに入っ
た傷を顕微鏡で観察し、幅2.5μm以上の傷がテ−プ
幅あたり2本未満は優、2本以上10本未満は良、10
本以上は不良と判定した。優が望ましいが、良でも実用
的には使用可能である。
【0060】(12)耐ダビング性
フィルムに下記組成の磁性塗料をグラビヤロールにより
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダ−装置(スチ−ルロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダ−処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テ−プ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。
塗布し、磁気配向させ、乾燥させる。さらに、小型テス
トカレンダ−装置(スチ−ルロール/ナイロンロール、
5段)で、温度:70℃、線圧:200kg/cmでカ
レンダ−処理した後、70℃、48時間キュアリングす
る。上記テ−プ原反を1/2インチにスリットし、パン
ケーキを作成した。このパンケーキから長さ250mの
長さをVTRカセットに組み込みVTRカセットテープ
とした。
【0061】(磁性塗料の組成)
・Co含有酸化鉄 :
100重量部・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体:
10重量部・ポリウレタンエラストマ
: 10重量部・ポリイソシアネート
: 5重量部・レシチン
: 1重量部
・メチルエチルケトン :
75重量部・メチルイソブチルケトン
: 75重量部・トルエン
: 75重量部・カーボンブラ
ック : 2重量部
・ラウリン酸
:1.5重量部このテープに家庭用VTRを用いてテ
レビ試験波形発生器により100%クロマ信号を記録し
、その再生信号からカラ−ビデオノイズ測定器でクロマ
S/Nを測定しAとした。また上記と同じ信号を記録し
たマスタ−テープのパンケーキを磁界転写方式のビデオ
ソフト高速プリントシステム(スプリンタ)を用いてA
を測定したのと同じ試料テープ(未記録)のパンケーキ
へダビングした後のテープのクロマS/Nを上記と同様
にして測定し、Bとした。このダビングによるクロマS
/Nの低下(A−B)が3dB未満の場合は耐ダビング
性:優、3dB以上5dB未満の場合は良、5dB以上
は不良と判定した。優が望ましいが、良でも実用的には
使用可能である。
100重量部・塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体:
10重量部・ポリウレタンエラストマ
: 10重量部・ポリイソシアネート
: 5重量部・レシチン
: 1重量部
・メチルエチルケトン :
75重量部・メチルイソブチルケトン
: 75重量部・トルエン
: 75重量部・カーボンブラ
ック : 2重量部
・ラウリン酸
:1.5重量部このテープに家庭用VTRを用いてテ
レビ試験波形発生器により100%クロマ信号を記録し
、その再生信号からカラ−ビデオノイズ測定器でクロマ
S/Nを測定しAとした。また上記と同じ信号を記録し
たマスタ−テープのパンケーキを磁界転写方式のビデオ
ソフト高速プリントシステム(スプリンタ)を用いてA
を測定したのと同じ試料テープ(未記録)のパンケーキ
へダビングした後のテープのクロマS/Nを上記と同様
にして測定し、Bとした。このダビングによるクロマS
/Nの低下(A−B)が3dB未満の場合は耐ダビング
性:優、3dB以上5dB未満の場合は良、5dB以上
は不良と判定した。優が望ましいが、良でも実用的には
使用可能である。
【0062】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明する。
【0063】実施例1
(イソシアネート化合物の製造)トリスー(イソシアネ
ートヘキシル)−ビューレットポリイソシアネート50
部と1,6−ヘキサンジオール−無水マレイン酸系エス
テルグリコール(水酸基価95,酸価1.6)55部(
NCO/OH=3)を,85℃にて60分反応させ遊離
イソシアネート基含量7.46%のウレタンプレポリマ
ー105部を得た.次に、ジオキサン21部にフェノー
ル13.1部を溶解した溶液34.1部と触媒として、
トリエチルアミン0.21部を60℃にて加え、徐々に
加熱して85℃で60分反応させ、遊離イソシアネート
基含量1.88%(対ウレタンプレポリマー)の部分ブ
ロックプレポリマーのジオキサン溶液139.31部を
得た。次に、40%タウリンソーダ水溶液17.3部を
40℃で加え、40〜50℃で30分反応させた後、水
260部を加え希釈し、固形分30%の粘稠透明の安定
な均一水溶液416.7部を得た。
ートヘキシル)−ビューレットポリイソシアネート50
部と1,6−ヘキサンジオール−無水マレイン酸系エス
テルグリコール(水酸基価95,酸価1.6)55部(
NCO/OH=3)を,85℃にて60分反応させ遊離
イソシアネート基含量7.46%のウレタンプレポリマ
ー105部を得た.次に、ジオキサン21部にフェノー
ル13.1部を溶解した溶液34.1部と触媒として、
トリエチルアミン0.21部を60℃にて加え、徐々に
加熱して85℃で60分反応させ、遊離イソシアネート
基含量1.88%(対ウレタンプレポリマー)の部分ブ
ロックプレポリマーのジオキサン溶液139.31部を
得た。次に、40%タウリンソーダ水溶液17.3部を
40℃で加え、40〜50℃で30分反応させた後、水
260部を加え希釈し、固形分30%の粘稠透明の安定
な均一水溶液416.7部を得た。
【0064】(水溶性ポリエステルの製造)テレフタル
酸ジメチル34.9部、イソフタル酸ジメチル17.4
部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル53.
2部、エチレングリコール55.7部、触媒として酢酸
マンガン0.03部、酢酸リチウム0.6部、三酸化ア
ンチモン0.03部を添加し、230℃まで昇温しなが
らメタノールを留去し、エステル交換反応を行う。その
後、トリメチルホスフェートを0.12部添加し、重縮
合反応槽に移行して270℃まで昇温しながら減圧し、
重縮合反応を行った。 (粒子の処理)平均粒径0.6μのコロイダルシリカ1
0部、水90部からなるスラリーに前記のイソシアネー
ト化合物0.01部、前記の水溶性ポリエステル0.0
1部を加え、加熱撹拌しながら表面処理を行った。その
後,水をエチレングリコールで溶媒置換し、10%エチ
レングリコールゾルを調製した。
酸ジメチル34.9部、イソフタル酸ジメチル17.4
部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチル53.
2部、エチレングリコール55.7部、触媒として酢酸
マンガン0.03部、酢酸リチウム0.6部、三酸化ア
ンチモン0.03部を添加し、230℃まで昇温しなが
らメタノールを留去し、エステル交換反応を行う。その
後、トリメチルホスフェートを0.12部添加し、重縮
合反応槽に移行して270℃まで昇温しながら減圧し、
重縮合反応を行った。 (粒子の処理)平均粒径0.6μのコロイダルシリカ1
0部、水90部からなるスラリーに前記のイソシアネー
ト化合物0.01部、前記の水溶性ポリエステル0.0
1部を加え、加熱撹拌しながら表面処理を行った。その
後,水をエチレングリコールで溶媒置換し、10%エチ
レングリコールゾルを調製した。
【0065】(ポリエステル組成物およびフィルムの製
造方法)エチレングリコ−ルをテレフタル酸ジメチルと
エステル交換反応後、重縮合し(熱可塑性樹脂A)、ベ
ント式成形機において、上記熱可塑性樹脂Aにイソシア
ネート化合物と水溶性ポリエステル化合物で処理した粒
子を添加し、平均粒径0.6μmの粒子を1重量%含有
するポリエチレンテレフタレ−ト(以下PETと略記す
る)のペレットを作った。このポリマの固有粘度は0.
66であった。また、常法によって、固有粘度0.62
の実質的に粒子を含有しないPETを製造し、熱可塑性
樹脂Bとした。これらのポリマをそれぞれ180℃で6
時間減圧乾燥(3Torr)した。熱可塑性樹脂Aを押
出機1に供給し286℃で溶融し、さらに、熱可塑性樹
脂Bを押出機2に供給、280℃で溶融し、これらのポ
リマを合流ブロック(フィードブロック)で合流積層し
、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃のキャス
ティング・ドラムに巻きつけて冷却固化し、2層構造の
未延伸フィルムを作った。この時、口金スリット間隙/
未延伸フィルム厚さの比を10として未延伸フィルムを
作った。また、それぞれの押出機の吐出量を調節し総厚
さ、熱可塑性樹脂A層の厚さを調節した。この未延伸フ
ィルムを温度82℃にて長手方向に3.5倍延伸した。 この延伸は2組ずつのロ−ルの周速差で、4段階で行な
った。この一軸延伸フィルムをステンタを用いて延伸速
度2,000 %/分で100℃で幅方向に4.0倍延
伸し、定長下で、210℃にて5秒間熱処理し、総厚さ
10μm、熱可塑性樹脂A層厚さ1μmの二軸配向熱可
塑性樹脂フィルムを得た。
造方法)エチレングリコ−ルをテレフタル酸ジメチルと
エステル交換反応後、重縮合し(熱可塑性樹脂A)、ベ
ント式成形機において、上記熱可塑性樹脂Aにイソシア
ネート化合物と水溶性ポリエステル化合物で処理した粒
子を添加し、平均粒径0.6μmの粒子を1重量%含有
するポリエチレンテレフタレ−ト(以下PETと略記す
る)のペレットを作った。このポリマの固有粘度は0.
66であった。また、常法によって、固有粘度0.62
の実質的に粒子を含有しないPETを製造し、熱可塑性
樹脂Bとした。これらのポリマをそれぞれ180℃で6
時間減圧乾燥(3Torr)した。熱可塑性樹脂Aを押
出機1に供給し286℃で溶融し、さらに、熱可塑性樹
脂Bを押出機2に供給、280℃で溶融し、これらのポ
リマを合流ブロック(フィードブロック)で合流積層し
、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃のキャス
ティング・ドラムに巻きつけて冷却固化し、2層構造の
未延伸フィルムを作った。この時、口金スリット間隙/
未延伸フィルム厚さの比を10として未延伸フィルムを
作った。また、それぞれの押出機の吐出量を調節し総厚
さ、熱可塑性樹脂A層の厚さを調節した。この未延伸フ
ィルムを温度82℃にて長手方向に3.5倍延伸した。 この延伸は2組ずつのロ−ルの周速差で、4段階で行な
った。この一軸延伸フィルムをステンタを用いて延伸速
度2,000 %/分で100℃で幅方向に4.0倍延
伸し、定長下で、210℃にて5秒間熱処理し、総厚さ
10μm、熱可塑性樹脂A層厚さ1μmの二軸配向熱可
塑性樹脂フィルムを得た。
【0066】実施例2〜4
粒子の種類,粒径,添加量,処理剤の種類,および積層
厚みを変更して実施例1と同様にしてフィルムを得た.
表1に示すように,本発明のフィルムは所望のフィルム
物性をそれぞれ満足することができた.比較実施例1〜
4 粒子にイソシアネート化合物及び水溶性ポリエステルの
処理を施さない以外はフィルムを実施例1と同様にして
重合し,フィルムを得た.得られたフィルム特性を表1
に示すが,耐スクラッチ性,耐ダビング性を満足できな
い.これらのフィルムの本発明のパラメ−タは表2に示
したとおりであり、耐スクラッチ性、耐ダビング性を両
立するフィルムは得られなかった。
厚みを変更して実施例1と同様にしてフィルムを得た.
表1に示すように,本発明のフィルムは所望のフィルム
物性をそれぞれ満足することができた.比較実施例1〜
4 粒子にイソシアネート化合物及び水溶性ポリエステルの
処理を施さない以外はフィルムを実施例1と同様にして
重合し,フィルムを得た.得られたフィルム特性を表1
に示すが,耐スクラッチ性,耐ダビング性を満足できな
い.これらのフィルムの本発明のパラメ−タは表2に示
したとおりであり、耐スクラッチ性、耐ダビング性を両
立するフィルムは得られなかった。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】表1、2中の略号、記号についての詳細は
次の通りである。
次の通りである。
【0070】化合物1:
【0071】
【化1】
【0072】X−H2 :1,6−ヘキサンジオール−
無水マレイン酸系エステルグリコールA−(NCO)3
:トリス−(イソシアネートヘキシル)−ビユーレッ
トポリイソシアネート Y−H:フェノール Z−H:タウリンソーダ 化合物2:
無水マレイン酸系エステルグリコールA−(NCO)3
:トリス−(イソシアネートヘキシル)−ビユーレッ
トポリイソシアネート Y−H:フェノール Z−H:タウリンソーダ 化合物2:
【0073】
【化2】
【0074】X−H3 :グリセリンにプロピレンオキ
サイド50モル%、エチレンオキサイド50モル%をラ
ンダム付加したポリエーテルポリオール A−(NCO)3 :トリス−(イソシアネートヘキシ
ル)−ビユーレットポリイソシアネートY−H:p−s
ec−ブチルフェノールZ−H:タウリンソーダ DMT:テレフタル酸ジメチル DMI:イソフタル酸ジメチル SI:5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルEG
:エチレングリコール B:水溶性ポリエステル 1)粒子100重量部に対する量(重量部)2)フィル
ムA層100重量部に対する量(重量部)
サイド50モル%、エチレンオキサイド50モル%をラ
ンダム付加したポリエーテルポリオール A−(NCO)3 :トリス−(イソシアネートヘキシ
ル)−ビユーレットポリイソシアネートY−H:p−s
ec−ブチルフェノールZ−H:タウリンソーダ DMT:テレフタル酸ジメチル DMI:イソフタル酸ジメチル SI:5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルEG
:エチレングリコール B:水溶性ポリエステル 1)粒子100重量部に対する量(重量部)2)フィル
ムA層100重量部に対する量(重量部)
【0075】
【発明の効果】本発明の二軸配向熱可塑性樹脂フィルム
は、イソシアネート化合物と水溶性ポリエステルで処理
した粒子を含有しているので、粒子と処理剤,処理剤と
樹脂との親和性が良好であり、フィルムにした際にボイ
ドと呼ばれる空隙の発生が極めて少ない。したがって、
従来粒子を添加した時に問題となっていた粒子の脱落に
よる耐スクラッチ性、耐ダビング性を向上させることが
でき、特に磁気テープなどの製品としての好適とするも
のである。
は、イソシアネート化合物と水溶性ポリエステルで処理
した粒子を含有しているので、粒子と処理剤,処理剤と
樹脂との親和性が良好であり、フィルムにした際にボイ
ドと呼ばれる空隙の発生が極めて少ない。したがって、
従来粒子を添加した時に問題となっていた粒子の脱落に
よる耐スクラッチ性、耐ダビング性を向上させることが
でき、特に磁気テープなどの製品としての好適とするも
のである。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂Bを主成分とするフィル
ム(B層)、及びその少なくとも片面に設けられた不活
性粒子を含有する熱可塑性樹脂Aを主成分とするフィル
ム(A層)からなる二軸配向熱可塑性樹脂フィルムであ
って、該不活性粒子の平均粒径がA層の厚さの0.2〜
5倍、A層中における該不活性粒子の含有量が0.05
〜20重量%、A層の厚さが0.005〜3μmであり
、かつ該粒子は、該粒子に対して0.0001〜10.
0重量%のイソシアネート化合物と該粒子に対して0.
0001〜10.0重量%の水溶性ポリエステル化合物
とにより処理されていることを特徴とする二軸配向熱可
塑性樹脂フィルム。 - 【請求項2】 B層の片面にのみA層を設けた請求項
1に記載の二軸配向熱可塑性樹脂フィルムであって、さ
らにB層のA層と反対面側に不活性粒子を含有する熱可
塑性樹脂Cを主成分とするフィルム(C層)を設けたこ
とを特徴とする二軸配向熱可塑性樹脂フィルム。 - 【請求項3】 B層が平均粒径0.01〜3μmの不
活性粒子を0.001〜2.0重量%含有することを特
徴とする請求項1または2に記載の二軸配向熱可塑性樹
脂フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10752291A JPH04336227A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10752291A JPH04336227A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04336227A true JPH04336227A (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=14461329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10752291A Pending JPH04336227A (ja) | 1991-05-13 | 1991-05-13 | 二軸配向熱可塑性樹脂フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04336227A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5532047A (en) * | 1993-08-30 | 1996-07-02 | Toray Industries, Inc. | Biaxially oriented, laminated polyester film |
| WO2000000552A1 (en) * | 1998-06-30 | 2000-01-06 | Teijin Limited | Thermoplastic resin composition, process for producing the same, and biaxially oriented film comprising the composition |
| EP1057851A3 (de) * | 1999-05-26 | 2002-07-03 | Bayer Aktiengesellschaft | Verbundmaterial aus Polyurethan und zumindest einem thermoplastischen Kunststoff, ein Verfahren zu dessen Herstellung sowie dessen Verwendung in Kraftfahrzeugen |
-
1991
- 1991-05-13 JP JP10752291A patent/JPH04336227A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5532047A (en) * | 1993-08-30 | 1996-07-02 | Toray Industries, Inc. | Biaxially oriented, laminated polyester film |
| US5677034A (en) * | 1993-08-30 | 1997-10-14 | Toray Industries, Inc. | Biaxially oriented, laminated polyester film |
| WO2000000552A1 (en) * | 1998-06-30 | 2000-01-06 | Teijin Limited | Thermoplastic resin composition, process for producing the same, and biaxially oriented film comprising the composition |
| US6441063B1 (en) | 1998-06-30 | 2002-08-27 | Teijin Limited | Thermoplastic resin composition, process for production thereof, and biaxially oriented film produced from said composition |
| EP1057851A3 (de) * | 1999-05-26 | 2002-07-03 | Bayer Aktiengesellschaft | Verbundmaterial aus Polyurethan und zumindest einem thermoplastischen Kunststoff, ein Verfahren zu dessen Herstellung sowie dessen Verwendung in Kraftfahrzeugen |
| US6485836B2 (en) | 1999-05-26 | 2002-11-26 | Bayer Aktiengesellschaft | Composite material comprising polyurethane and at least one thermoplastic plastics material, a process for the production thereof and the use thereof in motor vehicles |
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