JPH0433861B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0433861B2 JPH0433861B2 JP59263940A JP26394084A JPH0433861B2 JP H0433861 B2 JPH0433861 B2 JP H0433861B2 JP 59263940 A JP59263940 A JP 59263940A JP 26394084 A JP26394084 A JP 26394084A JP H0433861 B2 JPH0433861 B2 JP H0433861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbonitride
- cemented carbide
- cermet
- weight
- dispersed phase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impact Printers (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ドツトプリンターに使用されるドツ
トプリンター用ワイヤーにおける、耐摩耗性、耐
食性、耐欠損性の改善に関するものである。 〔従来技術〕 従来、ドツトワイヤーとしては、ハイス、超硬
合金が主に使用されている。ハイスはその耐食
性、耐摩耗性がWC基超硬合金に比べ劣るため、
WC基超硬合金に移行しつつある。一方WC基超
硬合金はハイスに比べれば耐食性、耐摩耗性はあ
るものの、インクの種類によつては耐食性が問題
になる場合がある。また比重が13〜14g/cm3と高
く慣性力が大きくプリントの高速化に追従しない
欠点を有する。 〔本発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、上記WC基超硬合金製ドツトワイヤ
ーの耐摩耗性、耐食性をさらに改良し、かつ、高
速化へ追従するために密度を軽くすることを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は分散相形成成分として、1以上のC/
N比をもつ炭窒化チタンにおける炭窒化チタンの
1部を10〜70重量%の範囲で、Tiを除く周期律
表の4a、5aおよび6a族金属の1種または2
種以上の炭化物で置換した複炭窒化物50〜90重量
%、結合相形成成分として、鉄族金属のうち1種
または2種以上および不可避不純物を含む、残部
50〜10重量%からなり、かつ分散相を形成する粒
子同士の接触率が15%以下であることを特徴とす
るサーメツト製ドツトワイヤーであり、耐摩耗
性、耐食性を改善するため、従来のWC基超硬合
金に代わり、炭窒化チタンTi(CN)基サーメツ
トの検討を行つた。Ti(CN)基サーメツトは、
密度が6〜9g/cm3と軽く、銅より密度が低いた
め、高速化への追従も可能である。また耐食性、
耐摩耗性もWC基超硬合金より優れている。しか
しながらTi(CN)基サーメツトは、WC基超硬合
金に比べ、その主成分であるTi炭窒化物の性質
上、靭性に欠く欠点をもつているため、これまで
小径のドツトワイヤー等に使用することは不可能
であつた。 本発明者は、上述のTi(CN)基サーメツトが
靭性に欠ける原因を追及、検討した結果、次のよ
うな事実を得た。 Ti(CN)基サーメツトは、分散相として
TiCN、Mo2C、TaC、WC等の固溶化した複炭
窒化物相と結合相からなり、結合相と炭窒化物相
のぬれ性を改善するためMo、W、Ta等を添加す
るのが一般的となつている。しかしこれら添加物
の挙動を調べると、第1図Aに示すように、Ti
(CN)粒子の中心部にTi、窒素を多量に含む芯
部(CORE)、周辺にMO、W、Ta等を多量に含
む、いわゆる周辺組織を形成する。この周辺組織
は、その成分の関係上Ti(CN)に比べ、結合相
に対するぬれ性が良く、Ti(CN)基の靭性を改
善させるのであるが、反面、第1図Bに示すよう
に、炭窒化物粒子同志を接触させる傾向にある。 この炭窒化物粒子同志の接触(以下スケルトン
と称す)は、クラツクの伝播抵抗を下げ、靭性が
改善されない最大の要因となつている。例えば、
同一体積率(15容量%)の結合相において、Ti
(CN)基サーメツトとWC基超硬合金のスケルト
ンの度合を実際の組織写真から定量的に測定して
みると、Ti(CN)基サーメツトでは、全炭窒化
物粒子の面積に対し、接触部の面積は30〜40%で
あり、WC基超硬合金の同10〜15%に比べ、格段
と高い値になつている。 本発明者は、以上の観点から炭窒化物のスケル
トンを抑制すべく種々検討した結果、例えば、周
辺組織形成元素を前もつてTi(CN)と固溶せし
めた原料を使い、周辺組織形成量を減少させるこ
とが可能であること等を見出した。特にTi炭窒
化物と進入型固溶体を形成するWを固溶体化処理
した場合その効果が大きく、Ta、Mo等の置換型
固溶体を形成する場合には、スケルトンの形成量
を抑制することが可能である。 このように、製造条件を種々留意したTi(CN)
基サーメツトは、前述のスケルトンの比率は、10
〜15%であり、WC基超硬合金に優るとも劣らぬ
靭性を得ることが可能である。さらに靭性を改善
したサーメツトドツトワイヤーは、WCに比べTi
(CN)の耐摩耗、耐食性に優れる利点より高寿
命かつ軽量のため高速化にも追従し得るものであ
る。 次に、数値を限定した理由について述べる。 分散相を形成する複炭窒化物の量は、50%未満
だと所望の耐摩耗性が得られなく、90%を越えて
含有すると合金の靭性をそこなうため50〜90%と
した。 Tiを除く4a,5a,6a属の炭化物の置換
量は、10%未満だと、Ti(CN)と結合相のぬれ
性を改善する効果が少なく、70%を越えて含有す
ると、Ti(CN)本来の耐摩耗性、耐食性が劣化
するため、10〜70%とした。 結合相は、10%未満では、合金の耐欠損性が悪
くまた、50%を越えて含有すると耐摩耗性をそこ
なうため10〜50%とした。 接触の測定はラツプ面上のミクロ組織観察より
粒子同士が接触している粒子の面積と、球状に近
似される粒子の面積を測定して、硬質相全面積を
1として、百分率で表現したものであり、15%を
越えると、スケルトン同士の接触がおおくなり曲
げ強度を劣化させるため15%以下とした。 〔実施例〕 次に本発明サーメツト製ドツトワイヤーを実施
例により比較ドツト用ワイヤーと対比しながら説
明する。原料粉末をC/N=3として第1表の組
成になるようにボールミルで96時間、混合粉砕を
し、可塑剤添加の後、混錬を行いΦ0.5mmの丸棒
に押出し成型した。次に、脱脂し1350℃で30分焼
結を行つた後、この丸棒焼結体をセンタレス研削
をして、Φ0.3mmのドツプトプリンター用ワイヤ
ー用素材を作製した。この合金の物性を第1表に
併記する。抗折力の試験は、JIS B7704「金属材
料抗折試験片」に準じて径0.3mm長さ20mm、支点
間距離10mmとして行つた。次に、片持ちで振幅4
mm、50Hz、応力130Kg/mm2で疲労テストを10回行
い、欠損した疲労回数の平均を求め、これを第2
表に示す。また、実装テストを行い先端の摩耗量
は、第2図に示すaを測定した。その結果を第3
表に示す。 〔発明の効果〕 本発明サーメツト製ドツトワイヤーは、スケル
トンの形成量を抑制して、Ti(CN)基サーメツ
トの靭性を改善し、そしてTi(CN)の耐摩耗性、
耐食性に加えて、密度は6.0〜9.0g/cm3と、従来
使用されているWC基超硬合金の約半分なので、
本発明ワイヤーの重量も従来WC基超硬合金製の
ものの約半分であり、今後の高速化に十分に追従
し得るものである。
トプリンター用ワイヤーにおける、耐摩耗性、耐
食性、耐欠損性の改善に関するものである。 〔従来技術〕 従来、ドツトワイヤーとしては、ハイス、超硬
合金が主に使用されている。ハイスはその耐食
性、耐摩耗性がWC基超硬合金に比べ劣るため、
WC基超硬合金に移行しつつある。一方WC基超
硬合金はハイスに比べれば耐食性、耐摩耗性はあ
るものの、インクの種類によつては耐食性が問題
になる場合がある。また比重が13〜14g/cm3と高
く慣性力が大きくプリントの高速化に追従しない
欠点を有する。 〔本発明が解決しようとする問題点〕 本発明は、上記WC基超硬合金製ドツトワイヤ
ーの耐摩耗性、耐食性をさらに改良し、かつ、高
速化へ追従するために密度を軽くすることを目的
とする。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は分散相形成成分として、1以上のC/
N比をもつ炭窒化チタンにおける炭窒化チタンの
1部を10〜70重量%の範囲で、Tiを除く周期律
表の4a、5aおよび6a族金属の1種または2
種以上の炭化物で置換した複炭窒化物50〜90重量
%、結合相形成成分として、鉄族金属のうち1種
または2種以上および不可避不純物を含む、残部
50〜10重量%からなり、かつ分散相を形成する粒
子同士の接触率が15%以下であることを特徴とす
るサーメツト製ドツトワイヤーであり、耐摩耗
性、耐食性を改善するため、従来のWC基超硬合
金に代わり、炭窒化チタンTi(CN)基サーメツ
トの検討を行つた。Ti(CN)基サーメツトは、
密度が6〜9g/cm3と軽く、銅より密度が低いた
め、高速化への追従も可能である。また耐食性、
耐摩耗性もWC基超硬合金より優れている。しか
しながらTi(CN)基サーメツトは、WC基超硬合
金に比べ、その主成分であるTi炭窒化物の性質
上、靭性に欠く欠点をもつているため、これまで
小径のドツトワイヤー等に使用することは不可能
であつた。 本発明者は、上述のTi(CN)基サーメツトが
靭性に欠ける原因を追及、検討した結果、次のよ
うな事実を得た。 Ti(CN)基サーメツトは、分散相として
TiCN、Mo2C、TaC、WC等の固溶化した複炭
窒化物相と結合相からなり、結合相と炭窒化物相
のぬれ性を改善するためMo、W、Ta等を添加す
るのが一般的となつている。しかしこれら添加物
の挙動を調べると、第1図Aに示すように、Ti
(CN)粒子の中心部にTi、窒素を多量に含む芯
部(CORE)、周辺にMO、W、Ta等を多量に含
む、いわゆる周辺組織を形成する。この周辺組織
は、その成分の関係上Ti(CN)に比べ、結合相
に対するぬれ性が良く、Ti(CN)基の靭性を改
善させるのであるが、反面、第1図Bに示すよう
に、炭窒化物粒子同志を接触させる傾向にある。 この炭窒化物粒子同志の接触(以下スケルトン
と称す)は、クラツクの伝播抵抗を下げ、靭性が
改善されない最大の要因となつている。例えば、
同一体積率(15容量%)の結合相において、Ti
(CN)基サーメツトとWC基超硬合金のスケルト
ンの度合を実際の組織写真から定量的に測定して
みると、Ti(CN)基サーメツトでは、全炭窒化
物粒子の面積に対し、接触部の面積は30〜40%で
あり、WC基超硬合金の同10〜15%に比べ、格段
と高い値になつている。 本発明者は、以上の観点から炭窒化物のスケル
トンを抑制すべく種々検討した結果、例えば、周
辺組織形成元素を前もつてTi(CN)と固溶せし
めた原料を使い、周辺組織形成量を減少させるこ
とが可能であること等を見出した。特にTi炭窒
化物と進入型固溶体を形成するWを固溶体化処理
した場合その効果が大きく、Ta、Mo等の置換型
固溶体を形成する場合には、スケルトンの形成量
を抑制することが可能である。 このように、製造条件を種々留意したTi(CN)
基サーメツトは、前述のスケルトンの比率は、10
〜15%であり、WC基超硬合金に優るとも劣らぬ
靭性を得ることが可能である。さらに靭性を改善
したサーメツトドツトワイヤーは、WCに比べTi
(CN)の耐摩耗、耐食性に優れる利点より高寿
命かつ軽量のため高速化にも追従し得るものであ
る。 次に、数値を限定した理由について述べる。 分散相を形成する複炭窒化物の量は、50%未満
だと所望の耐摩耗性が得られなく、90%を越えて
含有すると合金の靭性をそこなうため50〜90%と
した。 Tiを除く4a,5a,6a属の炭化物の置換
量は、10%未満だと、Ti(CN)と結合相のぬれ
性を改善する効果が少なく、70%を越えて含有す
ると、Ti(CN)本来の耐摩耗性、耐食性が劣化
するため、10〜70%とした。 結合相は、10%未満では、合金の耐欠損性が悪
くまた、50%を越えて含有すると耐摩耗性をそこ
なうため10〜50%とした。 接触の測定はラツプ面上のミクロ組織観察より
粒子同士が接触している粒子の面積と、球状に近
似される粒子の面積を測定して、硬質相全面積を
1として、百分率で表現したものであり、15%を
越えると、スケルトン同士の接触がおおくなり曲
げ強度を劣化させるため15%以下とした。 〔実施例〕 次に本発明サーメツト製ドツトワイヤーを実施
例により比較ドツト用ワイヤーと対比しながら説
明する。原料粉末をC/N=3として第1表の組
成になるようにボールミルで96時間、混合粉砕を
し、可塑剤添加の後、混錬を行いΦ0.5mmの丸棒
に押出し成型した。次に、脱脂し1350℃で30分焼
結を行つた後、この丸棒焼結体をセンタレス研削
をして、Φ0.3mmのドツプトプリンター用ワイヤ
ー用素材を作製した。この合金の物性を第1表に
併記する。抗折力の試験は、JIS B7704「金属材
料抗折試験片」に準じて径0.3mm長さ20mm、支点
間距離10mmとして行つた。次に、片持ちで振幅4
mm、50Hz、応力130Kg/mm2で疲労テストを10回行
い、欠損した疲労回数の平均を求め、これを第2
表に示す。また、実装テストを行い先端の摩耗量
は、第2図に示すaを測定した。その結果を第3
表に示す。 〔発明の効果〕 本発明サーメツト製ドツトワイヤーは、スケル
トンの形成量を抑制して、Ti(CN)基サーメツ
トの靭性を改善し、そしてTi(CN)の耐摩耗性、
耐食性に加えて、密度は6.0〜9.0g/cm3と、従来
使用されているWC基超硬合金の約半分なので、
本発明ワイヤーの重量も従来WC基超硬合金製の
ものの約半分であり、今後の高速化に十分に追従
し得るものである。
【表】
【表】
第1図AはTi(CN)粒子の周辺にMo、W、
Ta等を多量に含む、いわゆる周辺組織の説明図、
第1図Bは炭窒化物粒子同志が接触・スケルトン
を形成した場合の説明図を示す。第2図は摩耗量
の測定位置を示す。
Ta等を多量に含む、いわゆる周辺組織の説明図、
第1図Bは炭窒化物粒子同志が接触・スケルトン
を形成した場合の説明図を示す。第2図は摩耗量
の測定位置を示す。
Claims (1)
- 1 分散相形成成分として、1以上のC/N比を
もつ炭窒化チタンにおける炭窒化チタンの1部を
10〜70重量%の範囲で、Tiを除く周期律表の4
a、5aおよび6a族金属の1種または2種以上
の炭化物で置換した複炭窒化物50〜90重量%、結
合相形成成分として、鉄族金属のうち1種または
2種以上および不可避不純物を含む、残部50〜10
重量%からなり、かつ分散相を形成する粒子同士
の接触率が15%以下であることを特徴とするサー
メツト製ドツトワイヤー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26394084A JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26394084A JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61143550A JPS61143550A (ja) | 1986-07-01 |
| JPH0433861B2 true JPH0433861B2 (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=17396371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26394084A Granted JPS61143550A (ja) | 1984-12-13 | 1984-12-13 | サ−メツト製ドツトワイヤ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61143550A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6377749A (ja) * | 1986-09-20 | 1988-04-07 | Hitachi Tool Eng Ltd | 表面被覆サ−メット製ドットワイヤ− |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS529008A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-24 | Mitsubishi Metal Corp | Tough cermet containing metal carbide or nitride |
| JPS52128812A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-28 | Mitsubishi Metal Corp | Cermet of titanium carbo=nitride dispersion type |
| JPS5823455B2 (ja) * | 1977-06-10 | 1983-05-16 | 三菱マテリアル株式会社 | 焼結硬質合金 |
| JPS59126751A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | Daijietsuto Kogyo Kk | 超硬合金 |
-
1984
- 1984-12-13 JP JP26394084A patent/JPS61143550A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61143550A (ja) | 1986-07-01 |
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