JPH0433868B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0433868B2 JPH0433868B2 JP60211759A JP21175985A JPH0433868B2 JP H0433868 B2 JPH0433868 B2 JP H0433868B2 JP 60211759 A JP60211759 A JP 60211759A JP 21175985 A JP21175985 A JP 21175985A JP H0433868 B2 JPH0433868 B2 JP H0433868B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- corrosion
- sio
- present
- lange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
- C23F11/00—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent
- C23F11/08—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids
- C23F11/10—Inhibiting corrosion of metallic material by applying inhibitors to the surface in danger of corrosion or adding them to the corrosive agent in other liquids using organic inhibitors
- C23F11/173—Macromolecular compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は金属の腐食抑制方法に係り、特に毒性
や閉鎖性水域における富栄養化等の環境汚染問題
を発生させることなく、水と接触する金属、特に
鋼材の腐食を抑制する方法に関するものである。 [従来の技術] 開放循環式冷却水系等の水系では、熱交換器、
配管等の基材に、主として炭素鋼等の鋼材が使用
されている。冷却水中に浸漬されている鋼材は、
水中の溶存酸素や塩素イオン、硫酸イオン等によ
り腐食され、孔食を発生させる。しかして、この
ような孔食は、銅、銅合金やステンレス鋼等の耐
食材料においても起こる。 そこで、従来より、このような水系と接する金
属材の腐食を抑制するために防食剤が用いられて
いる。冷却水系で使用される防食剤は、それ自身
は水に可溶性であるが、金属の表面に酸化皮膜又
は水に不溶性あるいは難溶性の皮膜を形成して、
金属イオンの溶出あるいは溶存酸素の還元反応を
妨げることによつて腐食反応を抑制する。 防食剤としては、一般にクロム酸塩や亜鉛塩等
の重金属塩や(ポリ)りん酸塩、有機りん化合物
等が用いられている。 更にポリマーとして無水マレイン酸とイソブチ
レンの共重合体が提案されている(特開昭53−
92349号)。 [発明が解決しようとする問題点] これらの従来使用されている防食剤のうち、ク
ロム酸塩は優れた防食効果を奏する反面、低濃度
で使用すると局部腐食が発生しやすい欠点があ
る。また、クロム酸塩は毒性が強く、その排出が
厳しく規制されており、排水処理、回収処理が不
可欠である。亜鉛塩は防食効果の面で若干問題が
あり、かつ排水として流れると規制上問題があ
る。 更に、最近では、閉鎖性水域における富栄養化
防止の観点から、りんの排出が規制されている。 このため、現在、毒性や富栄養化等の環境汚染
問題を発生させることなく、水系と接する鋼材等
の金属の腐食を抑制することができる方法の出現
が強く要望されている。 一方、前記無水マレイン酸−イソブチレン共重
合体は、これらの規制物質を含まないので好まし
いものの、このポリマー単独使用では性能に安定
性がなく、満足のゆくものではなかつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記事情に鑑み、環境汚染問題を惹き
起こすことなく、水系と接する金属の腐食を効果
的に防止ないし抑制する方法を提供するべくなさ
れたものであつて、 開放循環冷却水系において、冷却水の濃縮度を
上げることにより、ランジエリア指数が1.5以上
で、かつ [SiO2]×[CaH]≧2000 [ただし、[SiO2]は水中のSiO2濃度(mg/)、
[CaH]は水中のCaCO3としてのカルシウム硬度
(mg/)] となるように水質を調整し、次いで、分子量1000
〜20000のマレイン酸、無水マレイン酸及びこれ
らの水溶性塩から選ばれる1種以上とイソブチレ
ンとの共重合体を添加することを特徴とする金属
の腐食抑制方法 を要旨とするものである。 本発明者らは、水系の金属の防食にあたつて水
系のMアルカリ度、カルシウム硬度、シリカ等が
防食上極めて重要な役割を果し、これらを巧みに
利用し、かつ、これらの成分と相性のよいポリマ
ーを用いれば、金属表面に良好な防食皮膜を形成
させることができ、金属の腐食を効果的に防止で
きることを知見した。しかして、この知見に基
き、鋭意検討を重ねた結果、本発明の如く、分子
量1000〜20000の特定のポリマーを、特定のラン
ジエリア指数、特定の[SiO2]×[CaH]値とな
るように水質を調整した濃縮水系に添加すること
により、良好な防食効果が得られることを見出
し、本発明を完成させた。(因みに、特開昭53−
92349における処理水系のランジエリア指数は濃
縮水系で1.19程度であり、本発明のランジエリア
指数1.5以上に比し、大幅に低い。) 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の方法は、開放循環冷却水系において、
冷却水の濃縮度を上げることにより、ランジエリ
ア(Langelier)指数が1.5以上で、かつ[SiO2]
×[CaH]≧2000となるように水質を調整し、(以
下、前記冷却水系の冷却水の濃縮度を上げること
により、上記ランジエリア指数及び[SiO2]×
[CaH]値に水質調整した水系を「調整水系」と
称す。)、次いで、分子量1000〜20000の、マレイ
ン酸、無水マレイン酸及びこれらの水溶性塩から
選ばれる1種以上とイソブチレンとの共重合体を
添加するものである。 なお、本発明において、[SiO2]は水中のSiO2
濃度(単位:mg/)であり、[CaO]は水中の
CaCO3としてのカルシウム硬度(単位:mg/)
である。 水中に添加するマレイン酸、無水マレイン酸及
びこれらの水溶性塩から選ばれる1種以上とイソ
ブチレンの共重合体の、水溶性塩としては、例え
ばナトリウム塩、アミン塩、アンモニウム塩、ア
ミドアンモニウム塩等が挙げられる。 なお、マレイン酸、無水マレイン酸又はこれら
の水溶性塩のモル比は、通常10%以上、好ましく
は25〜75%とする。 本発明においては、これらの共重合体を調整水
系に1〜500mg/、好ましくは2〜100mg/程
度添加する。 本発明において、調整水系のランジエリア指数
が1.5以上、[SiO2]×[CaH]がこのような特定値
以上となるように、CaCO3及びシリカが含有さ
れていると、添加された本発明に係る共重合体が
確実にCaCO3等をまき込んで、金属表面に良好
な防食皮膜を形成し、優れた腐食抑制効果が得ら
れるようになるのである。ランジエリア指数が
1.5未満でも、[SiO2]×[CaO]<2000でも、良好
な腐食抑制効果が得られない。従つて、処理対象
水系がこの規定値をはずれるような水質であつた
場合には、前記共重合体の添加に先立つて、処理
対象水系の濃縮度を上げるすることにより水質を
調整する。 なお、本発明においては、上記共重合体の他、
他の補助防食剤あるいはスケール防止剤、スライ
ム除去剤等を併用しても良い。 [作用] 一般に、開放循環冷却水等の水系において、水
の濃縮度を上げると、水中に含まれるカルシウム
イオンや重炭酸イオンの濃度及びPHは増加し、
CaCO3皮膜の生成により腐食が抑制されること
はよく知られている。この水系のCaCO3析出傾
向を示す尺度として、ランジエリアの飽和指数が
提案されている。これは、カルシウム濃度、Mア
ルカリ度、全溶解固形物及び水温、PHから、その
水のCaCO3析出傾向を一つの目安として示すも
のである。しかして、このランジエリア指数が
1.5以上であると、CaCO3のスケールが付着する
傾向が大きくなるため、水の防食性も大きくな
る。 また、水系に含有されるシリカも防食上極めて
重要な役割を果す。しかるに、ランジエリア指数
には、水系のシリカ含有量は全溶解固形物の1種
として扱われており、ランジエリア指数にはシリ
カ濃度が直接的に表示されていない。そこで、良
好な防食効果が得られる水系のシリカ濃度につい
て検討した結果、ランジエリア指数が1.5以上の
もののうち、特に[SiO2]×[CaH]≧2000のもの
のみが、本発明に係る特定ポリマーと共奏効果を
発揮することが解明された。 本発明において、 ランジエリア指数≧1.5 [SiO2]×[CaH]≧2000の水系に 分子量1000〜20000の、マレイン酸、無水マ
レイン酸及びこれらの水溶性塩から選ばれる1
種以上とイソブチレンとの共重合体を添加する という、〜の要件は極めて重要であり、本発
明においては、これらのうちの1条件でも欠ける
と良好な効果は得られない。 例えばランジエリア指数が1.5以上で[SiO2]×
[CaH]≧2000の水系であつても、の条件を満
さない他のポリマー(例えば、後掲の比較例2に
あるような、マレイン酸ホモポリマー等)や公知
のスケール防止剤(例えばポリアクリル酸ナトリ
ウム)では、防食効果は得られない。 またの共重合体であつても、水系の水質が
及び/又はを満さない場合には、良好な防食効
果は得られない。 [実施例] 以下に本発明を実施例及び比較例を挙げて更に
具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の実施例に限定されるものではな
い。 実施例1〜3、比較例1〜4 第1表に示す水質の試験水に各種薬剤を添加し
(比較例1においては無添加)、この水系に軟鋼製
円板(spcc:38cm2)を30℃で5日間回転させて、
その腐食速度を調べた。 結果を第1表に併記する。 第1表より、本発明により優れた防食効果が奏
され、本発明の構成要件であるポリマー、ランジ
エリア指数、[SiO2]×[CaH]値のいずれか1つ
でも、本発明の特定範囲をはずれると良好な防食
効果は得られないことが明らかである。
や閉鎖性水域における富栄養化等の環境汚染問題
を発生させることなく、水と接触する金属、特に
鋼材の腐食を抑制する方法に関するものである。 [従来の技術] 開放循環式冷却水系等の水系では、熱交換器、
配管等の基材に、主として炭素鋼等の鋼材が使用
されている。冷却水中に浸漬されている鋼材は、
水中の溶存酸素や塩素イオン、硫酸イオン等によ
り腐食され、孔食を発生させる。しかして、この
ような孔食は、銅、銅合金やステンレス鋼等の耐
食材料においても起こる。 そこで、従来より、このような水系と接する金
属材の腐食を抑制するために防食剤が用いられて
いる。冷却水系で使用される防食剤は、それ自身
は水に可溶性であるが、金属の表面に酸化皮膜又
は水に不溶性あるいは難溶性の皮膜を形成して、
金属イオンの溶出あるいは溶存酸素の還元反応を
妨げることによつて腐食反応を抑制する。 防食剤としては、一般にクロム酸塩や亜鉛塩等
の重金属塩や(ポリ)りん酸塩、有機りん化合物
等が用いられている。 更にポリマーとして無水マレイン酸とイソブチ
レンの共重合体が提案されている(特開昭53−
92349号)。 [発明が解決しようとする問題点] これらの従来使用されている防食剤のうち、ク
ロム酸塩は優れた防食効果を奏する反面、低濃度
で使用すると局部腐食が発生しやすい欠点があ
る。また、クロム酸塩は毒性が強く、その排出が
厳しく規制されており、排水処理、回収処理が不
可欠である。亜鉛塩は防食効果の面で若干問題が
あり、かつ排水として流れると規制上問題があ
る。 更に、最近では、閉鎖性水域における富栄養化
防止の観点から、りんの排出が規制されている。 このため、現在、毒性や富栄養化等の環境汚染
問題を発生させることなく、水系と接する鋼材等
の金属の腐食を抑制することができる方法の出現
が強く要望されている。 一方、前記無水マレイン酸−イソブチレン共重
合体は、これらの規制物質を含まないので好まし
いものの、このポリマー単独使用では性能に安定
性がなく、満足のゆくものではなかつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明は上記事情に鑑み、環境汚染問題を惹き
起こすことなく、水系と接する金属の腐食を効果
的に防止ないし抑制する方法を提供するべくなさ
れたものであつて、 開放循環冷却水系において、冷却水の濃縮度を
上げることにより、ランジエリア指数が1.5以上
で、かつ [SiO2]×[CaH]≧2000 [ただし、[SiO2]は水中のSiO2濃度(mg/)、
[CaH]は水中のCaCO3としてのカルシウム硬度
(mg/)] となるように水質を調整し、次いで、分子量1000
〜20000のマレイン酸、無水マレイン酸及びこれ
らの水溶性塩から選ばれる1種以上とイソブチレ
ンとの共重合体を添加することを特徴とする金属
の腐食抑制方法 を要旨とするものである。 本発明者らは、水系の金属の防食にあたつて水
系のMアルカリ度、カルシウム硬度、シリカ等が
防食上極めて重要な役割を果し、これらを巧みに
利用し、かつ、これらの成分と相性のよいポリマ
ーを用いれば、金属表面に良好な防食皮膜を形成
させることができ、金属の腐食を効果的に防止で
きることを知見した。しかして、この知見に基
き、鋭意検討を重ねた結果、本発明の如く、分子
量1000〜20000の特定のポリマーを、特定のラン
ジエリア指数、特定の[SiO2]×[CaH]値とな
るように水質を調整した濃縮水系に添加すること
により、良好な防食効果が得られることを見出
し、本発明を完成させた。(因みに、特開昭53−
92349における処理水系のランジエリア指数は濃
縮水系で1.19程度であり、本発明のランジエリア
指数1.5以上に比し、大幅に低い。) 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の方法は、開放循環冷却水系において、
冷却水の濃縮度を上げることにより、ランジエリ
ア(Langelier)指数が1.5以上で、かつ[SiO2]
×[CaH]≧2000となるように水質を調整し、(以
下、前記冷却水系の冷却水の濃縮度を上げること
により、上記ランジエリア指数及び[SiO2]×
[CaH]値に水質調整した水系を「調整水系」と
称す。)、次いで、分子量1000〜20000の、マレイ
ン酸、無水マレイン酸及びこれらの水溶性塩から
選ばれる1種以上とイソブチレンとの共重合体を
添加するものである。 なお、本発明において、[SiO2]は水中のSiO2
濃度(単位:mg/)であり、[CaO]は水中の
CaCO3としてのカルシウム硬度(単位:mg/)
である。 水中に添加するマレイン酸、無水マレイン酸及
びこれらの水溶性塩から選ばれる1種以上とイソ
ブチレンの共重合体の、水溶性塩としては、例え
ばナトリウム塩、アミン塩、アンモニウム塩、ア
ミドアンモニウム塩等が挙げられる。 なお、マレイン酸、無水マレイン酸又はこれら
の水溶性塩のモル比は、通常10%以上、好ましく
は25〜75%とする。 本発明においては、これらの共重合体を調整水
系に1〜500mg/、好ましくは2〜100mg/程
度添加する。 本発明において、調整水系のランジエリア指数
が1.5以上、[SiO2]×[CaH]がこのような特定値
以上となるように、CaCO3及びシリカが含有さ
れていると、添加された本発明に係る共重合体が
確実にCaCO3等をまき込んで、金属表面に良好
な防食皮膜を形成し、優れた腐食抑制効果が得ら
れるようになるのである。ランジエリア指数が
1.5未満でも、[SiO2]×[CaO]<2000でも、良好
な腐食抑制効果が得られない。従つて、処理対象
水系がこの規定値をはずれるような水質であつた
場合には、前記共重合体の添加に先立つて、処理
対象水系の濃縮度を上げるすることにより水質を
調整する。 なお、本発明においては、上記共重合体の他、
他の補助防食剤あるいはスケール防止剤、スライ
ム除去剤等を併用しても良い。 [作用] 一般に、開放循環冷却水等の水系において、水
の濃縮度を上げると、水中に含まれるカルシウム
イオンや重炭酸イオンの濃度及びPHは増加し、
CaCO3皮膜の生成により腐食が抑制されること
はよく知られている。この水系のCaCO3析出傾
向を示す尺度として、ランジエリアの飽和指数が
提案されている。これは、カルシウム濃度、Mア
ルカリ度、全溶解固形物及び水温、PHから、その
水のCaCO3析出傾向を一つの目安として示すも
のである。しかして、このランジエリア指数が
1.5以上であると、CaCO3のスケールが付着する
傾向が大きくなるため、水の防食性も大きくな
る。 また、水系に含有されるシリカも防食上極めて
重要な役割を果す。しかるに、ランジエリア指数
には、水系のシリカ含有量は全溶解固形物の1種
として扱われており、ランジエリア指数にはシリ
カ濃度が直接的に表示されていない。そこで、良
好な防食効果が得られる水系のシリカ濃度につい
て検討した結果、ランジエリア指数が1.5以上の
もののうち、特に[SiO2]×[CaH]≧2000のもの
のみが、本発明に係る特定ポリマーと共奏効果を
発揮することが解明された。 本発明において、 ランジエリア指数≧1.5 [SiO2]×[CaH]≧2000の水系に 分子量1000〜20000の、マレイン酸、無水マ
レイン酸及びこれらの水溶性塩から選ばれる1
種以上とイソブチレンとの共重合体を添加する という、〜の要件は極めて重要であり、本発
明においては、これらのうちの1条件でも欠ける
と良好な効果は得られない。 例えばランジエリア指数が1.5以上で[SiO2]×
[CaH]≧2000の水系であつても、の条件を満
さない他のポリマー(例えば、後掲の比較例2に
あるような、マレイン酸ホモポリマー等)や公知
のスケール防止剤(例えばポリアクリル酸ナトリ
ウム)では、防食効果は得られない。 またの共重合体であつても、水系の水質が
及び/又はを満さない場合には、良好な防食効
果は得られない。 [実施例] 以下に本発明を実施例及び比較例を挙げて更に
具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の実施例に限定されるものではな
い。 実施例1〜3、比較例1〜4 第1表に示す水質の試験水に各種薬剤を添加し
(比較例1においては無添加)、この水系に軟鋼製
円板(spcc:38cm2)を30℃で5日間回転させて、
その腐食速度を調べた。 結果を第1表に併記する。 第1表より、本発明により優れた防食効果が奏
され、本発明の構成要件であるポリマー、ランジ
エリア指数、[SiO2]×[CaH]値のいずれか1つ
でも、本発明の特定範囲をはずれると良好な防食
効果は得られないことが明らかである。
【表】
ある。
【表】
[発明の効果]
以上詳述した通り、本発明の金属の防食抑制方
法は、開放循環冷却水系において、冷却水の濃縮
度を上げることにより、ランジエリア指数が1.5
以上で、かつ[SiO2]×[CaH]≧2000となるよう
に水質を調整し、次いで、分子量1000〜20000の
マレイン酸及びこれらの水溶性塩から選ばれる1
種以上とイソブチレンとの共重合体を添加するも
のであつて、水と接触する鋼材等の金属に対して
優れた腐食抑制ないし防止効果を奏する。しか
も、本発明によれば排水中に、重金属塩が含まれ
ないので毒性の問題がなく、またりんを含まず低
CODであるので富栄養化の問題もない。 このため、本発明によれば環境汚染問題を生起
させることなく、金属の腐食を有効に防止し得
る。
法は、開放循環冷却水系において、冷却水の濃縮
度を上げることにより、ランジエリア指数が1.5
以上で、かつ[SiO2]×[CaH]≧2000となるよう
に水質を調整し、次いで、分子量1000〜20000の
マレイン酸及びこれらの水溶性塩から選ばれる1
種以上とイソブチレンとの共重合体を添加するも
のであつて、水と接触する鋼材等の金属に対して
優れた腐食抑制ないし防止効果を奏する。しか
も、本発明によれば排水中に、重金属塩が含まれ
ないので毒性の問題がなく、またりんを含まず低
CODであるので富栄養化の問題もない。 このため、本発明によれば環境汚染問題を生起
させることなく、金属の腐食を有効に防止し得
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 開放循環冷却水系において、冷却水の濃縮度
を上げることにより、ランジエリア指数が1.5以
上で、かつ [SiO2]×[CaH]≧2000 [ただし、[SiO2]は水中のSiO2濃度(mg/)、
[CaH]は水中のCaCO3としてのカルシウム硬度
(mg/)] となるように水質を調整し、次いで、分子量1000
〜20000のマレイン酸、無水マレイン酸及びこれ
らの水溶性塩から選ばれる1種以上とイソブチレ
ンとの共重合体を添加することを特徴とする金属
の腐食抑制方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60211759A JPS6270586A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 金属の腐食抑制方法 |
| KR1019860007710A KR900003981B1 (ko) | 1985-09-25 | 1986-09-13 | 금속의 부식억제방법 |
| US06/911,923 US4724125A (en) | 1985-09-25 | 1986-09-24 | Method for corrosion inhibition of metals |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60211759A JPS6270586A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 金属の腐食抑制方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6270586A JPS6270586A (ja) | 1987-04-01 |
| JPH0433868B2 true JPH0433868B2 (ja) | 1992-06-04 |
Family
ID=16611106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60211759A Granted JPS6270586A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | 金属の腐食抑制方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4724125A (ja) |
| JP (1) | JPS6270586A (ja) |
| KR (1) | KR900003981B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005123981A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Kurita Water Industries Ltd. | 金属の孔食抑制剤及び抑制方法 |
| EP4632106A1 (en) | 2022-12-05 | 2025-10-15 | Kurita Water Industries Ltd. | Anti-corrosion metal treatment method for water system |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5171451A (en) * | 1991-05-28 | 1992-12-15 | Nalco Chemical Company | Simultaneous use of water soluble polymers with ozone in cooling water systems |
| US5342578A (en) * | 1993-02-23 | 1994-08-30 | Gas Research Institute | Corrosion inhibition of ammonia-water absorption chillers |
| DE19518514A1 (de) * | 1995-05-19 | 1996-11-21 | Setral Chemie Technology Gmbh | Korrosionsschutzmittel |
| JP3656384B2 (ja) * | 1997-03-28 | 2005-06-08 | 三浦工業株式会社 | ボイラの運転方法 |
| US8613847B2 (en) * | 2008-11-19 | 2013-12-24 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Method of applying polyelectrolyte multilayer film for corrosion control |
| JP5359745B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2013-12-04 | 三浦工業株式会社 | 水処理システム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5392349A (en) * | 1977-01-25 | 1978-08-14 | Organo Kk | Metal anticorrosive |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP60211759A patent/JPS6270586A/ja active Granted
-
1986
- 1986-09-13 KR KR1019860007710A patent/KR900003981B1/ko not_active Expired
- 1986-09-24 US US06/911,923 patent/US4724125A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005123981A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2005-12-29 | Kurita Water Industries Ltd. | 金属の孔食抑制剤及び抑制方法 |
| JPWO2005123981A1 (ja) * | 2004-06-17 | 2008-04-10 | 栗田工業株式会社 | 金属の孔食抑制剤及び抑制方法 |
| EP4632106A1 (en) | 2022-12-05 | 2025-10-15 | Kurita Water Industries Ltd. | Anti-corrosion metal treatment method for water system |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR900003981B1 (ko) | 1990-06-07 |
| JPS6270586A (ja) | 1987-04-01 |
| US4724125A (en) | 1988-02-09 |
| KR870003231A (ko) | 1987-04-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4108790A (en) | Corrosion inhibitor | |
| EP1208248B1 (en) | Corrosion inhibition method suitable for use in potable water | |
| JPH0433868B2 (ja) | ||
| CA2066991A1 (en) | Synergistic combination of sodium silicate and orthophosphate for controlling carbon steel corrosion | |
| EP0094822A1 (en) | Scale-inhibiting compositions and process for inhibiting scale in systems exposed to water | |
| JPH10509477A (ja) | 水性系用腐食抑制組成物 | |
| AU619764B2 (en) | Method of controlling corrosion at high ph | |
| JP4598330B2 (ja) | 防食方法 | |
| US6416712B2 (en) | Corrosion inhibition method suitable for use in potable water | |
| JP5559629B2 (ja) | 水系金属防食方法 | |
| US5128045A (en) | Method for stabilizing metal ions in the presence of biofouling organisms | |
| JP4126710B2 (ja) | 水処理剤及び水処理方法 | |
| JP3925296B2 (ja) | 防食方法 | |
| JPS5853073B2 (ja) | 鉄鋼防食剤 | |
| JP2001137892A (ja) | 水処理薬剤 | |
| JP6504748B2 (ja) | 金属の腐食抑制方法 | |
| JPS6296683A (ja) | 水系における金属類のスケ−ル抑制を兼ねた腐食防止剤 | |
| JPH07256266A (ja) | 冷却水系の水処理方法 | |
| JP4787433B2 (ja) | 水処理方法 | |
| JPH10195681A (ja) | 防食剤及び防食方法 | |
| JPH0252720B2 (ja) | ||
| JP2954197B1 (ja) | 用水用鉄鋼防食剤 | |
| JPS6348953B2 (ja) | ||
| JPS5834550B2 (ja) | 塩化カルシウム水溶液に接する金属の腐食抑制方法 | |
| JPS62280381A (ja) | 防食方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |