JPH04345885A - 放電破壊印字層を有する券片およびその製造方法 - Google Patents

放電破壊印字層を有する券片およびその製造方法

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JPH04345885A
JPH04345885A JP14800891A JP14800891A JPH04345885A JP H04345885 A JPH04345885 A JP H04345885A JP 14800891 A JP14800891 A JP 14800891A JP 14800891 A JP14800891 A JP 14800891A JP H04345885 A JPH04345885 A JP H04345885A
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Japan
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JP14800891A
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Taiji Matsumoto
泰治 松本
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電破壊印字層を有す
る券片およびその製造方法に係わり、さらに詳しくはそ
の印字性と耐環境性を改良した放電破壊印字層を有する
券片およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の券片においては、例えば
特公昭58−30157号公報に示されるような、紙に
おける放電破壊印字方式をポリエチレンテレフタレート
フィルムを基材とする券片に応用していたが、券片とし
て使用される場合は記録紙よりもさらに高度な耐環境性
が必要とされる。
【0003】ところが、この印字方式では、図3に示す
ように、券片は磁気記録材やカーボンブラックを含んだ
黒色塗料で形成された着色層2の上にアルミニウム薄膜
層4などが積層されている構成であり、かつ、印字方式
より明らかなように保護層5を厚くすることができない
ため、券片を電解液として作用する液体中に浸漬した場
合、アルミニウム薄膜層4と着色層2との間で局部電池
が形成され、アルミニウムが溶けだしたり、あるいは酸
化されるなどのアルミニウムの腐食が生じて、印字され
た文字が判別できなくなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
放電破壊印字層を有する券片が持っていたアルミニウム
薄膜層4と着色層2との間に局部電池が形成されて、ア
ルミニウムが腐食されるという問題を解決し、印字性お
よび耐環境性の優れた放電破壊印字層を有する券片を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下地層の表面
をベック平滑度で250秒以下に粗面化することによっ
て、上記目的を達成したものである。
【0006】これを詳しく説明すると、放電破壊印字方
式では、印字面に放電のポイントとなる突起が必要であ
るが、従来は、この突起を着色層の表面粗さを生かすこ
とによって得ていた。そのため、アルミニウム薄膜層と
着色層との間に局部電池が形成されやすくなり、その結
果、アルミニウムが腐食され、印字性および耐環境性を
低下させる原因になっていた。
【0007】そこで、本発明では、放電のポイントとな
る突起を着色層の表面粗さを生かして得るのではなく、
着色層を平滑にしておき、下地層の表面を粗面化するこ
とによって放電に必要な突起を得るようにしたのである
【0008】上記のように、着色層の表面を平滑にして
いることによって、アルミニウム薄膜層と着色層との間
に局部電池が形成されにくくなり、耐環境性が向上し、
かつ印字性が確保されるようになる。
【0009】下地層の表面を粗面化するにあたっては、
下地層そのものの表面を粗面化する場合と、下地層の下
にバリアー層を形成し、そのバリアー層の表面を粗面化
し、その上に下地層を形成することによって結果的に下
地層の表面を粗面化する場合とがある。
【0010】そして、それら下地層の表面やバリアー層
の表面を粗面化する手段としては、例えば、表面粗さの
粗いロールを用いて下地層の表面やバリアー層の表面を
カレンダー処理することによって表面を粗面化すること
や、メチルエチルケトン、テトラヒドロフランなどの有
機溶剤を下地層の表面やバリアー層の表面に塗工し、そ
れらの層を構成する材料を部分的に溶解させたり、ある
いは膨潤させることによって表面を粗面化することや、
さらには下地層の表面やバリアー層の表面にサンドブラ
ストを施して表面を粗面化することなどが採用できる。
【0011】特にカレンダー処理により下地層の表面や
バリアー層の表面を粗面化する場合は、同じレベルの表
面粗さを再現性よく得ることができる。
【0012】そして、下地層の表面粗さとしては、ベッ
ク平滑度で250秒以下にすることが必要である。つま
り、下地層の表面粗さがベック平滑度で250秒以下で
ないと、券片に放電のポイントとなる必要な突起を得る
ことができず、その結果、良好な放電破壊印字を行うこ
とができなくなる。
【0013】下地層の表面粗さは、粗ければ粗いほど、
放電破壊印字には好都合であるが、下地層の表面粗さが
あまりにも粗くなると、保護層にピンホールや極めて薄
い部分が生じたりするため、表面からの孔食によりアル
ミニウム薄膜層がおかされるので、下地層の表面粗さは
、ベック平滑度で250秒以下であって、かつ30秒以
上であることが好ましい。
【0014】つぎに、図面を参照しつつ本発明を説明す
る。図1および図2はそれぞれ本発明に係る放電破壊印
字層を有する券片の要部を模式的に示す断面図である。
【0015】図1に示す放電破壊印字層を有する券片で
は、基材1上に着色層2、下地層3、アルミニウム薄膜
層4および保護層5が形成されている。
【0016】図2に示す放電破壊印字層を有する券片で
は、基材1上に着色層2、バリアー層6、下地層3、ア
ルミニウム薄膜層4および保護層5が形成されている。
【0017】この図2に示す放電破壊印字層を有する券
片と図1に示す放電破壊印字層を有する券片とを対比す
るとわかるように、図2に示す放電破壊印字層を有する
券片は、図1に示す放電破壊印字層を有する券片の着色
層2と下地層3との間にバリアー層6を設けたものに相
当する。
【0018】これらの基材1や各種の構成材料について
、その概略を説明すると、基材1は、例えばポリエチレ
ンテレフタレートフィルムからなり、着色層2は、例え
ば、カーボンブラックを含んだ黒色塗料、磁気記録材、
あるいはカーボンブラックを含まない着色塗料を塗工す
ることによって形成される。
【0019】なお、磁気記録材で形成された層を磁気記
録層という表現にして、着色層とは別のものとして取り
扱う場合があるが、本発明では、この磁気記録材で形成
された層も着色層の範囲内に含めるものとする。
【0020】下地層3は例えばブチラール樹脂からなり
、アルミニウム薄膜層4は例えばアルミニウムの蒸着膜
からなる。
【0021】保護層5は例えば耐熱性のアクリル−シリ
コン樹脂からなり、バリアー層6も例えばアクリル−シ
リコン樹脂からなる。
【0022】本発明においては、これら図1や図2に示
す放電破壊印字層を有する券片の製造途中において、下
地層3の形成後、下地層3の表面を前記の粗面化手段に
よって粗面化し、その表面粗さをベック平滑度で250
秒以下にし、その上にアルミニウム薄膜層4および保護
層5を形成して、下地層3の表面粗さをベック平滑度で
250秒以下にした放電破壊印字層を有する券片として
いる。
【0023】また、図2に示す放電破壊印字層を有する
券片では、上記のように、その製造途中において、下地
層3の表面を前記の粗面化手段によって粗面化すること
に代えて、バリアー層6の表面を前記の粗面化手段によ
って粗面化し、その上に下地層3を形成して、結果的に
下地層3の表面粗さがベック平滑度で250秒以下にな
るようにし、下地層3の表面粗さをベック平滑度で25
0秒以下にした放電破壊印字層を有する券片とする場合
がある。
【0024】
【実施例】つぎに、実施例をあげて本発明をより具体的
に説明する。
【0025】実施例1 この実施例1では、図2に示す構造の放電破壊印字層を
有する券片の下地層3の表面をカレンダー処理によって
粗面化する。その詳細は次の通りである。
【0026】厚さ188μmのポリエチレンテレフタレ
ートフィルムを基材1として用い、この基材1上にカー
ボンブラックなどのフィラーの入った黒色塗料を厚さ約
2μmとなるように塗工して着色層2を形成した。この
着色層2の形成後、スーパーカレンダーを用いて着色層
2の表面にカレンダー処理を行い着色層2の表面を平滑
化した。その結果、着色層2の表面粗さはベック平滑度
で270秒になった。
【0027】つぎに、この着色層2上にアクリル−シリ
コン樹脂〔チッソ(株)製、サイラコート6101(商
品名)〕を厚さ約2μmとなるように塗工してバリアー
層6を形成した。このバリアー層6の表面粗さを測定し
たところ、ベック平滑度で355秒であった。
【0028】ついで、上記バリアー層6上にブチラール
樹脂〔積水化学工業(株)製、エスレックBL−S(商
品名)〕を厚さ約1μmとなるように塗工して下地層3
を形成した。この形成直後の下地層3のベック平滑度は
420秒であった。
【0029】そこで、表面粗度がRa(JIS  B 
 0601の中心線平均粗さ)1.0μmの粗さをもつ
カレンダーロールを用い、下地層3の表面に対してカレ
ンダー処理を行ったところ、下地層3の表面粗さはベッ
ク平滑度で160秒と粗くなった。
【0030】この下地層3上に、アルミニウムを厚さ5
00Åとなるように蒸着してアルミニウム薄膜層4を形
成した。さらに、このアルミニウム薄膜層4上にアクリ
ル−シリコン樹脂〔チッソ(株)製、サイラコート61
01(商品名)〕を厚さ約1μmとなるように塗工し、
保護層5を形成した。このようにして作製した積層体を
カード状に打ち抜いて放電破壊印字層を有する券片を得
た。
【0031】実施例2 着色層2を磁気記録材(保磁力1750Oe、Ba−フ
ェライト磁性粉)で厚さ約15μmとなるように形成し
たほかは、実施例1と同様にして放電破壊印字層を有す
る券片を得た。この放電破壊印字層を有する券片におけ
る下地層3の表面粗さはベック平滑度で132秒であっ
た。
【0032】実施例3 カレンダー処理によって下地層3の表面を粗面化するの
に代えて、下地層3の表面にメチルエチルケトンをグラ
ビアロールコーターで塗工することによって下地層3の
表面を粗面化したほかは、実施例1と同様にして放電破
壊印字層を有する券片を得た。粗面化された下地層3の
表面粗さはベック平滑度で191秒であった。
【0033】実施例4 下地層3に対してカレンダー処理するのに代えて、バリ
アー層6に対してカレンダー処理することによってバリ
アー層6の表面を粗面化し、その後、下地層3を形成し
たほかは、実施例1と同様にして放電破壊印字層を有す
る券片を得た。この券片の下地層3の表面粗さはベック
平滑度で173秒であった。
【0034】実施例5 カレンダー処理によってバリアー層6の表面を粗面化す
るのに代えて、バリアー層6の表面にメチルエチルケト
ンをグラビアロールコーターで塗工することによってバ
リアー層6の表面を粗面化し、そのバリアー層6上に下
地層3を形成したほかは、実施例4と同様にして放電破
壊印字層を有する券片を得た。この券片の下地層3の表
面粗さはベック平滑度で201秒であった。
【0035】実施例6 着色層2をカーボンブラックなどの無機フィラーを含ま
ない黒色塗料を塗工することによって形成したほかは、
実施例1と同様にして放電破壊印字層を有する券片を得
た。この券片の下地層3の表面粗さはベック平滑度で1
80秒であった。
【0036】比較例1 カレンダー処理によって下地層3の表面を粗面化する工
程を省いたほかは、実施例1と同様にして放電破壊印字
層を有する券片を得た。したがって、この比較例1の券
片の下地層3の表面粗さはベック平滑度で420秒であ
った。
【0037】比較例2 カレンダー処理によって下地層3の表面を粗面化する工
程を省いたほかは、実施例2と同様にして放電破壊印字
層を有する券片を得た。この比較例2の下地層3の表面
粗さはベック平滑度で370秒であった。
【0038】比較例3 カレンダー処理によって下地層3の表面を粗面化する工
程を省いたほかは、実施例6と同様にして放電破壊印字
層を有する券片を得た。この比較例3の下地層3の表面
粗さはベック平滑度で510秒であった。
【0039】つぎに、上記実施例1〜6および比較例1
〜3で得られた券片をドット密度8本/mm、ドット寸
法120μm×120μmの放電破壊印字ヘッドを持つ
プリンタを用いて、印加電圧50V、印字速度150m
m/secの条件で放電破壊印字を行った。
【0040】実施例1〜6および比較例1〜3の券片の
印字の様子および印字後の券片を5%塩化ナトリウム水
溶液、5%酢酸水溶液に24時間浸漬したときの外観変
化の様子を表1に示す。
【0041】表1中の印字の評価を示す記号は次の通り
である。 A:印字が鮮明 B:印字がややかすれているが、判読できる。 C:印字がかすれて判読できない。 D:まったく印字ができない。
【0042】また、表1中の浸漬試験による外観変化の
評価を示す記号は次の通りである。 ◎:まったく変化なし ○:多少変化しているが、印字には影響なし△:腐食さ
れているが、印字は判読できる×:腐食が激しく印字の
判読不可
【0043】
【0044】表1に示すように、本発明の実施例1〜6
の券片は、印字が鮮明か、またはややかすれているもの
の充分に判読可能であり、また、浸漬試験の結果も、ま
ったく変化がないか、または多少変化するが印字には影
響がない程度であった。
【0045】つまり、表1に示す結果は、本発明の実施
例1〜6の券片が、印字性が良好であり、かつ電解液と
して作用する塩化ナトリウム水溶液や酢酸水溶液に浸漬
した場合にも変化が少なく、耐環境性が良好であること
を示していた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、下地
層の表面をベック平滑度で250秒以下に粗面化するこ
とによって、印字性および耐環境性の良好な放電破壊印
字層を有する券片を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放電破壊印字層を有する券片の一例の
要部を模式的に示す断面図である。
【図2】本発明の放電破壊印字層を有する券片の他例の
要部を模式的に示す断面図である。
【図3】従来の放電破壊印字層を有する券片の要部を模
式的に示す断面図である。
【符号の説明】
1  基材 2  着色層 3  下地層 4  アルミニウム薄膜層 5  保護層 6  バリアー層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  基材1と、その上に少なくとも着色層
    2、下地層3、アルミニウム薄膜層4、保護層5をこの
    順に積層してなる放電破壊印字層を有する券片において
    、下地層3の表面粗さをベック平滑度で250秒以下に
    したことを特徴とする放電破壊印字層を有する券片。
  2. 【請求項2】  基材1と、その上に少なくとも着色層
    2、下地層3、アルミニウム薄膜層4、保護層5をこの
    順に積層してなる放電破壊印字層を有する券片の製造方
    法において、下地層3の表面をベック平滑度で250秒
    以下になるように粗面化する工程を有することを特徴と
    する放電破壊印字層を有する券片の製造方法。
  3. 【請求項3】  下地層3の表面を粗面化する手段が、
    下地層3の形成後、下地層3の表面を表面粗度の粗いロ
    ールを用いてカレンダー処理することである請求項2記
    載の放電破壊印字層を有する券片の製造方法。
  4. 【請求項4】  下地層3の表面を粗面化する手段が、
    下地層3の形成後、下地層3の表面に有機溶剤を塗工す
    ることである請求項2記載の放電破壊印字層を有する券
    片の製造方法。
  5. 【請求項5】  下地層3の表面を粗面化する手段が、
    下地層3の形成後、下地層3の表面にサンドブラストを
    施すことである請求項2記載の放電破壊印字層を有する
    券片の製造方法。
  6. 【請求項6】  着色層2上にバリアー層6を形成し、
    バリアー層6の表面を粗面化した後、その上に下地層3
    を形成して、下地層3の表面をベック平滑度で250秒
    以下にすることを特徴とする請求項2記載の放電破壊印
    字層を有する券片の製造方法。
JP14800891A 1991-05-22 1991-05-22 放電破壊印字層を有する券片およびその製造方法 Withdrawn JPH04345885A (ja)

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