JPH0434621B2 - - Google Patents
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- JPH0434621B2 JPH0434621B2 JP63127344A JP12734488A JPH0434621B2 JP H0434621 B2 JPH0434621 B2 JP H0434621B2 JP 63127344 A JP63127344 A JP 63127344A JP 12734488 A JP12734488 A JP 12734488A JP H0434621 B2 JPH0434621 B2 JP H0434621B2
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- alloy
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は空調機部品用材料として好適の耐摩耗
性高強度アルミニウム鋳造用合金に関する。 [従来の技術] ピストン等の空調機部品用材料としては、従来
から、優れた耐摩耗性及び耐熱性を有する
JISAC8A、8B、8C又はA390合金が使用されて
いる。これらの合金の中でも、特に、Al−12重
量%Si共晶組成のAC8A合金が「Lo−Ex」と呼
ばれ、空調機部品用材料として広く使用されてい
る。AC8A及びAC8B合金の組成を下記第1表に
示す。
性高強度アルミニウム鋳造用合金に関する。 [従来の技術] ピストン等の空調機部品用材料としては、従来
から、優れた耐摩耗性及び耐熱性を有する
JISAC8A、8B、8C又はA390合金が使用されて
いる。これらの合金の中でも、特に、Al−12重
量%Si共晶組成のAC8A合金が「Lo−Ex」と呼
ばれ、空調機部品用材料として広く使用されてい
る。AC8A及びAC8B合金の組成を下記第1表に
示す。
【表】
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、近年、空調機の性能向上のため
に、部品の小型・軽量化、強度向上及び耐摩耗性
の改善が求められており、第1表に示す従来の
Al合金ではこれらの要求を満足することができ
ないという問題点がある。また、これらの部品を
機械加工して空調機に組立るのであるから、空調
機部品用材料としては切削加工性が優れたもので
あることも必要である。 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので
あつて、強度が高いと共に耐摩耗性が優れていて
部品の小型・軽量化を可能とし、更に切削加工性
も優れた耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金
を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウ
ム合金は、Si:12.5乃至15重量%、Cu;1.5乃至
4重量%、Mg:0.5乃至1.5重量%、P:0.002乃
至0.1重量%及びNi:0.1乃至1.0重量%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物からなり、共晶シ
リコンの長さが平均値で3μm以上、初晶シリコ
ンのサイズが平均値で40μm以下に制御されてい
ることを特徴とする。 以下、本発明に係るアルミニウム合金の成分添
加理由及び組成限定理由について説明する。 Si Siは、Al合金の耐摩耗性を向上させると共に、
鋳造時の湯流性を向上させる。 Si含有量が12.5重量%未満の場合は、初晶シリ
コンを安定して分布させることができず、また初
晶シリコンが晶出しにくくなるために良好な耐摩
耗性が得られない。一方、Si含有量が15重量%を
超えると、初晶シリコンが粗大になると共に、切
削加工性及び鋳造性が悪くなり、使用に供し得な
い。 このため、Si含有量は12.5乃至15重量%にす
る。 第1図は横軸にSi含有量をとり、縦軸に引張強
さ及びブリネル硬さをとつて、夫々Cu3重量%−
Mg0.6重量%Al合金におけるSi含有量と引張強さ
及びブリネル硬さとの関係を示すグラフ図であ
る。この図から明らかなように、Si含有量が12.5
乃至15重量%の場合は、強度及び硬度の双方が優
れたものになる。 Cu Cuは高強度と適度の硬さを得るためにAl合金
に添加する。第2図は横軸にCu含有量をとり、
縦軸に引張強さ及びブリネル硬さをとつて、
Si13.5重量%−Mg0.6重量%Al合金におけるCu含
有量の相違による各特性の変化を示すグラフ図で
ある。この図から明らかなように、Cu含有量が
1.5重量%未満ではAl合金の強度改善効果が十分
でなく、逆に4重量%を超えると硬くなりすぎて
切削加工が困難となる。 このため、Cu含有量は1.5乃至4重量%にする。 Mg MgはAl合金の強度を向上させるために添加す
る。第3図は横軸にMg含有量をとり、縦軸に引
張強さ及びブリネル硬さをとつて、Si13.5重量%
−Cu3重量%Al合金におけるMg含有量の相違に
よる各特性の変化を示すグラフ図である。この図
から明らかなように、Mgを0.5重量%添加するこ
とにより、強度が最高値に達して飽和する。ま
た、Mg含有量が1.5重量%を超えると、溶湯が酸
化しやすくなり、鋳造不良の原因となる。 このため、Mg含有量は0.5乃至1.5重量%にす
る。 Ni NiはAl合金の高温強度を改善するために添加
する。この効果を得るためには、Niを0.1重量%
以上添加する必要がある。一方、Niを1重量%
を超えて添加してもそれ以上の高温強度改善効果
は得られないのに加え、耐食性が低下するという
問題点がある。 このため、Ni含有量は0.1乃至1重量%にする。 Ti TiはAl合金のマクロ結晶粒を微細化し、組織
のバラツキを小さくする。Ti含有量が0.01重量%
未満の場合はその添加による結晶粒微細化効果が
なく、0.15重量%を超えるとTiAl3が晶出し、Al
合金の強度に悪影響を及ぼす。 このため、Tiを添加する場合は、その含有量
は0.01乃至0.15重量%にする。 B BもTiと同様にマクロ結晶粒を微細化するが、
B含有量が0.001重量%未満の場合はその微細化
効果が得られず、逆に0.01重量%を超えると、こ
れ以上Bを添加してもその微細化効果は向上しな
いのに加え、Bの偏析が生じやすくなる。このた
め、Bを添加する場合は、その含有量を0.001乃
至0.01重量%にする。TiとBとは上述の如く同様
の作用を有するから、いずれか一方又は双方を添
加すればよい。 P PはSiを含有するAl合金中に添加されてその
初晶Siを微細にする。このようなPの改良処理に
より、Al合金の機械的性質及び切削加工性が改
善され、耐摩耗性のバラツキが少なくなる。従つ
て、Pの添加により改良処理をするが、このよう
な効果を得るためには、Pの添加量は0.002乃至
0.1重量%にする必要がある。 共晶Si及び初晶Siのサイズ 共晶Si及び初晶Siのサイズは耐摩耗性及び切削
加工性に影響する。この場合に、良好な耐摩耗性
を得るためには、共晶Siの長さを平均値で3μm以
上にする。また、初晶Siのサイズが平均値で40μ
mを超えると、切削加工性が劣化し、初晶Siが切
削加工の際に脱落しやすくなり、異常摩耗の原因
となりやすい。このため、初晶Siのサイズは平均
値で40μm以下にする。 初晶Siのサイズは、Si成分量を過共晶の低温側
(12.5乃至15重量%)に規制し、Pを所定量添加
することにより微細化する。また、鋳造後の冷却
速度を速くすることにより初晶Siのサイズを小さ
くすることができる。従つて、Si及びP含有量を
前述の範囲にすると共に、冷却速度を適切に設定
することにより、初晶Siの長さを40μm以下の微
細なものにすることができる。 共晶Siのサイズは、高圧鋳造法において金型温
度を高く設定することにより、冷却速度を遅くし
て、粗くすることができる。例えば、金型温度を
150℃以上、圧力を500Kg/cm2以上にすることによ
り、共晶Siのサイズを3μm以上に粗くすることが
できる。 [実施例] 次に、本発明の実施例に係るアルミニウム合金
について、その特性を従来の耐摩耗性高強度アル
ミニウム合金であるJISADC12及びA390合金と
比較して説明する。下記第2表は実施例1乃至6
及び従来の各Al合金の組成を示す。
に、部品の小型・軽量化、強度向上及び耐摩耗性
の改善が求められており、第1表に示す従来の
Al合金ではこれらの要求を満足することができ
ないという問題点がある。また、これらの部品を
機械加工して空調機に組立るのであるから、空調
機部品用材料としては切削加工性が優れたもので
あることも必要である。 本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので
あつて、強度が高いと共に耐摩耗性が優れていて
部品の小型・軽量化を可能とし、更に切削加工性
も優れた耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金
を提供することを目的とする。 [課題を解決するための手段] 本発明に係る耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウ
ム合金は、Si:12.5乃至15重量%、Cu;1.5乃至
4重量%、Mg:0.5乃至1.5重量%、P:0.002乃
至0.1重量%及びNi:0.1乃至1.0重量%を含有し、
残部がAl及び不可避的不純物からなり、共晶シ
リコンの長さが平均値で3μm以上、初晶シリコ
ンのサイズが平均値で40μm以下に制御されてい
ることを特徴とする。 以下、本発明に係るアルミニウム合金の成分添
加理由及び組成限定理由について説明する。 Si Siは、Al合金の耐摩耗性を向上させると共に、
鋳造時の湯流性を向上させる。 Si含有量が12.5重量%未満の場合は、初晶シリ
コンを安定して分布させることができず、また初
晶シリコンが晶出しにくくなるために良好な耐摩
耗性が得られない。一方、Si含有量が15重量%を
超えると、初晶シリコンが粗大になると共に、切
削加工性及び鋳造性が悪くなり、使用に供し得な
い。 このため、Si含有量は12.5乃至15重量%にす
る。 第1図は横軸にSi含有量をとり、縦軸に引張強
さ及びブリネル硬さをとつて、夫々Cu3重量%−
Mg0.6重量%Al合金におけるSi含有量と引張強さ
及びブリネル硬さとの関係を示すグラフ図であ
る。この図から明らかなように、Si含有量が12.5
乃至15重量%の場合は、強度及び硬度の双方が優
れたものになる。 Cu Cuは高強度と適度の硬さを得るためにAl合金
に添加する。第2図は横軸にCu含有量をとり、
縦軸に引張強さ及びブリネル硬さをとつて、
Si13.5重量%−Mg0.6重量%Al合金におけるCu含
有量の相違による各特性の変化を示すグラフ図で
ある。この図から明らかなように、Cu含有量が
1.5重量%未満ではAl合金の強度改善効果が十分
でなく、逆に4重量%を超えると硬くなりすぎて
切削加工が困難となる。 このため、Cu含有量は1.5乃至4重量%にする。 Mg MgはAl合金の強度を向上させるために添加す
る。第3図は横軸にMg含有量をとり、縦軸に引
張強さ及びブリネル硬さをとつて、Si13.5重量%
−Cu3重量%Al合金におけるMg含有量の相違に
よる各特性の変化を示すグラフ図である。この図
から明らかなように、Mgを0.5重量%添加するこ
とにより、強度が最高値に達して飽和する。ま
た、Mg含有量が1.5重量%を超えると、溶湯が酸
化しやすくなり、鋳造不良の原因となる。 このため、Mg含有量は0.5乃至1.5重量%にす
る。 Ni NiはAl合金の高温強度を改善するために添加
する。この効果を得るためには、Niを0.1重量%
以上添加する必要がある。一方、Niを1重量%
を超えて添加してもそれ以上の高温強度改善効果
は得られないのに加え、耐食性が低下するという
問題点がある。 このため、Ni含有量は0.1乃至1重量%にする。 Ti TiはAl合金のマクロ結晶粒を微細化し、組織
のバラツキを小さくする。Ti含有量が0.01重量%
未満の場合はその添加による結晶粒微細化効果が
なく、0.15重量%を超えるとTiAl3が晶出し、Al
合金の強度に悪影響を及ぼす。 このため、Tiを添加する場合は、その含有量
は0.01乃至0.15重量%にする。 B BもTiと同様にマクロ結晶粒を微細化するが、
B含有量が0.001重量%未満の場合はその微細化
効果が得られず、逆に0.01重量%を超えると、こ
れ以上Bを添加してもその微細化効果は向上しな
いのに加え、Bの偏析が生じやすくなる。このた
め、Bを添加する場合は、その含有量を0.001乃
至0.01重量%にする。TiとBとは上述の如く同様
の作用を有するから、いずれか一方又は双方を添
加すればよい。 P PはSiを含有するAl合金中に添加されてその
初晶Siを微細にする。このようなPの改良処理に
より、Al合金の機械的性質及び切削加工性が改
善され、耐摩耗性のバラツキが少なくなる。従つ
て、Pの添加により改良処理をするが、このよう
な効果を得るためには、Pの添加量は0.002乃至
0.1重量%にする必要がある。 共晶Si及び初晶Siのサイズ 共晶Si及び初晶Siのサイズは耐摩耗性及び切削
加工性に影響する。この場合に、良好な耐摩耗性
を得るためには、共晶Siの長さを平均値で3μm以
上にする。また、初晶Siのサイズが平均値で40μ
mを超えると、切削加工性が劣化し、初晶Siが切
削加工の際に脱落しやすくなり、異常摩耗の原因
となりやすい。このため、初晶Siのサイズは平均
値で40μm以下にする。 初晶Siのサイズは、Si成分量を過共晶の低温側
(12.5乃至15重量%)に規制し、Pを所定量添加
することにより微細化する。また、鋳造後の冷却
速度を速くすることにより初晶Siのサイズを小さ
くすることができる。従つて、Si及びP含有量を
前述の範囲にすると共に、冷却速度を適切に設定
することにより、初晶Siの長さを40μm以下の微
細なものにすることができる。 共晶Siのサイズは、高圧鋳造法において金型温
度を高く設定することにより、冷却速度を遅くし
て、粗くすることができる。例えば、金型温度を
150℃以上、圧力を500Kg/cm2以上にすることによ
り、共晶Siのサイズを3μm以上に粗くすることが
できる。 [実施例] 次に、本発明の実施例に係るアルミニウム合金
について、その特性を従来の耐摩耗性高強度アル
ミニウム合金であるJISADC12及びA390合金と
比較して説明する。下記第2表は実施例1乃至6
及び従来の各Al合金の組成を示す。
【表】
各実施例合金及び従来例合金を溶製し、その各
溶湯を金型鋳造及び高圧鋳造により斜板ピストン
に鋳造した。次いで、各鋳造製品をT6熱処理し
た後、切削加工すると共に、この製品を実機に取
付けてピストンとしての使用試験を行つた。各合
金の切削加工性、機械的性質及び実機試験の結果
を下記第3表に示す。但し、切削的加工性が優れ
ている場合を◎、良の場合を〇、不可の場合を×
で現した。なお、この切削加工性が不可のA390
合金については、実機試験を実施することができ
なかつた。 この切削加工性は以下のようにして求めた。先
ず、切削速度が前半75.4m/分、後半82.7m/
分、バイトの材質がハイス(高速度鋼)の条件で
フライス盤により切削加工した。そして、バイト
の刃先の摩耗度をバイトすくい角(mm)で表し
て、切削加工性の良否を種々の切削距離で調べ
た。この結果を第4図に示す。第4図において、
横軸は切削距離、縦軸はバイトすくい角(刃先摩
耗度)である。そして、図中、●は本発明の組成
範囲に入る合金であつて、初晶シリコンのサイズ
が25μmの場合の高圧鋳造材である。〇は同じく
本発明の組成範囲に入るが、初晶シリコンのサイ
ズが50μmの金型鋳造材である。△は従来の
ADC12合金であり、□は従来のA390合金であ
る。この第4図に示すように、刃先の摩耗度は
ADC12合金が最も少なく、A390合金が刃先の摩
耗度が最も大きい。本発明の実施例の場合には、
両合金の中間に位置し、A390合金よりも摩耗度
は小さい。従つて、ADC12合金が切削加工性が
◎、本発明の各実施例が〇、A390合金が×であ
る。これを第3表に記載した。
溶湯を金型鋳造及び高圧鋳造により斜板ピストン
に鋳造した。次いで、各鋳造製品をT6熱処理し
た後、切削加工すると共に、この製品を実機に取
付けてピストンとしての使用試験を行つた。各合
金の切削加工性、機械的性質及び実機試験の結果
を下記第3表に示す。但し、切削的加工性が優れ
ている場合を◎、良の場合を〇、不可の場合を×
で現した。なお、この切削加工性が不可のA390
合金については、実機試験を実施することができ
なかつた。 この切削加工性は以下のようにして求めた。先
ず、切削速度が前半75.4m/分、後半82.7m/
分、バイトの材質がハイス(高速度鋼)の条件で
フライス盤により切削加工した。そして、バイト
の刃先の摩耗度をバイトすくい角(mm)で表し
て、切削加工性の良否を種々の切削距離で調べ
た。この結果を第4図に示す。第4図において、
横軸は切削距離、縦軸はバイトすくい角(刃先摩
耗度)である。そして、図中、●は本発明の組成
範囲に入る合金であつて、初晶シリコンのサイズ
が25μmの場合の高圧鋳造材である。〇は同じく
本発明の組成範囲に入るが、初晶シリコンのサイ
ズが50μmの金型鋳造材である。△は従来の
ADC12合金であり、□は従来のA390合金であ
る。この第4図に示すように、刃先の摩耗度は
ADC12合金が最も少なく、A390合金が刃先の摩
耗度が最も大きい。本発明の実施例の場合には、
両合金の中間に位置し、A390合金よりも摩耗度
は小さい。従つて、ADC12合金が切削加工性が
◎、本発明の各実施例が〇、A390合金が×であ
る。これを第3表に記載した。
【表】
【表】
本発明の実施例1乃至6の合金はいずれも強
度、耐摩耗性及び切削加工性が優れており、この
合金を使用してピストンを製造することにより、
斜板式コンプレツサの小型化及び高性能化が可能
になる。これに対し、従来のA390合金は切削加
工性が劣り、ADC12合金は強度及び耐摩耗性
(硬度)が低く、実機試験において摩耗及び破損
が生じた。 [発明の効果] 本発明によれば、Si含有量を過共晶の低温側に
規制し、Pにより積極的に初晶Siを40μm以下に
微細化して、切削性を向上させ、この初晶Siの規
制と共に共晶Siサイズを3μm以上に粗くすること
により、耐摩耗性を向上させることができる。
度、耐摩耗性及び切削加工性が優れており、この
合金を使用してピストンを製造することにより、
斜板式コンプレツサの小型化及び高性能化が可能
になる。これに対し、従来のA390合金は切削加
工性が劣り、ADC12合金は強度及び耐摩耗性
(硬度)が低く、実機試験において摩耗及び破損
が生じた。 [発明の効果] 本発明によれば、Si含有量を過共晶の低温側に
規制し、Pにより積極的に初晶Siを40μm以下に
微細化して、切削性を向上させ、この初晶Siの規
制と共に共晶Siサイズを3μm以上に粗くすること
により、耐摩耗性を向上させることができる。
第1図乃至第3図は夫々Si量、Cu量及びMg量
と、引張強さ及び硬さとの関係を示すグラフ図、
第4図は本実施例合金と従来合金との切削性を比
較するグラフ図である。
と、引張強さ及び硬さとの関係を示すグラフ図、
第4図は本実施例合金と従来合金との切削性を比
較するグラフ図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Si:12.5乃至15重量%、Cu;1.5乃至4重量
%、Mg:0.5乃至1.5重量%、P:0.002乃至0.1重
量%及びNi:0.1乃至1.0重量%を含有し、残部が
Al及び不可避的不純物からなり、共晶シリコン
の長さが平均値で3μm以上、初晶シリコンのサ
イズが平均値で40μm以下に制御されていること
を特徴とする耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム
合金。 2 Ti:0.01乃至0.15重量%及びB:0.001乃至
0.01重量%から選択された少なくとも1種の元素
を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐
摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12734488A JPH01298131A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12734488A JPH01298131A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01298131A JPH01298131A (ja) | 1989-12-01 |
| JPH0434621B2 true JPH0434621B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=14957602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12734488A Granted JPH01298131A (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 耐摩耗性高強度鋳造用アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01298131A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2709663B2 (ja) * | 1991-09-20 | 1998-02-04 | 日本軽金属株式会社 | 耐摩耗性に優れたアルミニウム鋳造合金 |
| US5851320A (en) * | 1996-01-05 | 1998-12-22 | Norsk Hydro, A. S. | Wear-resistant aluminum alloy and compressor piston formed therefrom |
| DE10006269A1 (de) | 2000-02-12 | 2001-08-16 | Bayerische Motoren Werke Ag | Verfahren zur Herstellung eines mit einem Reibpartner über eine Gleitfläche zusammenwirkenden Metall-Bauteiles für ein Antriebsaggregat, insbesondere Brennkraftmaschine |
| JP4341438B2 (ja) | 2004-03-23 | 2009-10-07 | 日本軽金属株式会社 | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金及び同合金を用いた摺動部材 |
| JP5048996B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2012-10-17 | 昭和電工株式会社 | 加工性に優れた耐摩耗性アルミニウム合金材およびその製造方法 |
| DE102008043871A1 (de) * | 2008-11-19 | 2010-05-20 | Robert Bosch Gmbh | Brennstoffpumpe |
| DE102018117418A1 (de) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | Friedrich Deutsch Metallwerk Gesellschaft M.B.H. | Aluminiumdruckgusslegierung |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59126750A (ja) * | 1983-01-11 | 1984-07-21 | Izumi Jidosha Kogyo Kk | 耐熱性アルミニウム合金 |
| JPS61291941A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-22 | Taiho Kogyo Co Ltd | Si含有量が高いAl鋳造合金 |
-
1988
- 1988-05-25 JP JP12734488A patent/JPH01298131A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01298131A (ja) | 1989-12-01 |
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