JPH0434675Y2 - - Google Patents
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- JPH0434675Y2 JPH0434675Y2 JP1983105180U JP10518083U JPH0434675Y2 JP H0434675 Y2 JPH0434675 Y2 JP H0434675Y2 JP 1983105180 U JP1983105180 U JP 1983105180U JP 10518083 U JP10518083 U JP 10518083U JP H0434675 Y2 JPH0434675 Y2 JP H0434675Y2
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- grain
- fins
- adjustment
- fin
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Description
本考案は脱穀機,コンバイン,ハーベスタ等の
脱穀装置に関する。 脱穀装置は刈取済穀稈を扱胴にて脱穀処理し、
揺動選別装置にて選別することにより精粒を取出
す。揺動選別装置は揺動選別盤,チヤフシーブ,
ストローラツク等からなり、揺動選別盤にて比重
選別された穀粒を、チヤフシーブのフイン間間隙
を通過させることによつてさらに精粒と二番物と
を選別している。 近時、チヤフシーブのフインを傾倒可能に構成
して手動操作により、又は穀粒量などを捉えて自
動的にフインを傾倒させることにより、チヤフシ
ーブにおける選別精度の向上を図つている。しか
しながら、後者の自動調節装置においては次のよ
うな問題が生じる。すなわち、最も適切なフイン
角度は作物の種類や乾湿の程度あるいは圃場条件
に応じて臨機応変に設定するのが本来は望まし
い。これを穀粒量や走行速度などといった脱穀負
荷のみに応じて制御しようとするとかえつて十分
な選別制御ができなくなるケースが生じる。 むしろ作業者が判断して設定した手動調節のた
めの設定具の設定位置を生かして、自動調節を行
なつた方がより適切な制御が行なえるのである。 本考案はこのような事情に基づいてなされたも
のであり、自動調節時において、チヤフシーブの
フインの傾倒角度調整範囲を手動調節具の設定位
置を基準にした一定範囲内に限るようにして、選
別精度の向上を図ることを目的とする。 以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて
詳述する。第1図は本考案に係る脱穀装置を装備
した収穫機の外観図である。図において3は走行
クロ−ラ1上方における機体上部に搭載された本
考案に係る脱穀装置であり、機体前部に位置し、
分草杵4,刈刃2,引起し装置7等で構成された
刈取装置6によつて刈取られた穀稈が図示しない
上部及び下部搬送装置等を経てこの脱穀装置3に
給送される。また9は運転席8の前方に設けられ
た操作コラム、10は縦搬送装置であつて、その
終端を穀稈挟扼移送装置11のフイードチエイン
12始端部に臨ませている。穀稈挟扼移送装置1
1はフイードチエイン12と挟扼杵13とから構
成されており、脱穀装置3の扱口に沿つて設けら
れている。 第2図は脱穀装置3の一部破断縦断面図であ
る。脱穀装置3は機筐14内上部に形成された扱
室15内に、多数の扱歯16,16…を有する扱
胴17を軸架し、該扱胴17の軸心方向と平行に
扱口を延設すると共に、該扱室15の下方部に受
網18を張設し、さらに前記扱室15の下部には
扱胴17の軸方向にほぼ平行な揺動選別装置19
を設けたものである。 この揺動選別装置19は傾斜状に延びる揺動選
別盤20と、該揺動選別盤20の後部下方に備え
る後述の角度可変式のチヤフシーブ21と、この
チヤフシーブ12の後方に連設したストローラツ
ク22等から構成したもので、駆動源に連動して
揺動する揺動アーム23,24により前記扱胴1
7の軸線と同方向に揺動すべく構成している。 また揺動選別装置19の下方には一番流穀板2
5及び一番スクリユー26からなる一番穀物取出
部27と、二番流穀板28及び二番スクリユー2
9からなる二番穀物取出部30とを有する選別風
路31を形成している。一番流穀板25の上面に
は、後述する穀粒量を検出する第1の穀粒量セン
サ51が設けられており、また二番スクリユー2
9の回転軸には後述する二番スクリユー回転セン
サ52が設けられている。風路31内には前記チ
ヤフシーブ21の下方にグレインシーブ32を設
けると共に、該風路31の起風側には唐箕装置3
3を設けている。そしてこの唐箕装置33からの
気流が整流板34,35によつて整流された後に
風路31を通つて機体後方の排塵口36から機外
へ排風される様に構成している。 前記ストロ−ラツク22の中間上方には、吸排
塵装置37を設ける一方、該装置37の上方に上
部吸引カバー38を、また下方に下部吸引カバー
39を配設してあつて、前記吸排塵装置37の吸
引口40を風路31側に開口すると共に、その排
風口41を排塵口36に向けて開口している。下
部吸引カバー39の下部には飛散防止シート(例
えば防止布)42を連結していて、該防止シート
42をストローラツク22の中間上方に垂下させ
るように構成している。 前記上部吸引カバー38の上方には両端部から
斜め上方に流下樋つまり四番樋43を延設して四
番口44を形成し、脱穀後の稈、即ち排藁から取
り出される刺り粒をストローラツク22上方に還
元させる様に構成している。 なお、45は脱穀装置3の後方に設けた脱穀後
の穀稈つまり排藁を切断する排藁切断装置であ
る。 第3図は前記角度可変式のチヤフシーブ21の
左側前方からの一部破断斜視図である。チヤフシ
ーブ21は矩形に枠組むされた枠材のうち、機体
前後方向に延びる長枠材21a,21a.間に、下
側が略直角となつて前方に屈曲された機体左右方
向に延びる多数のフイン21b,21b…が渡さ
れており、各屈曲部両端に固着された回動軸21
c,21c…が両側の長枠材21a,21aに回
動自在に支持されている。各フイン21bの左側
の軸部21cは、左側の長枠材21aの左側方に
貫通突出している。左側の長枠材21aの左側方
には連結アーム21dが長枠材21aと平行に設
けられており、その左側面には、下側を連結アー
ム21d配設位置よりも左方にまで突出した回動
軸21c,21c…の左側端部に固着された接続
片21h,21h……の上端が回動自在に取付け
られている。 左側の長枠材21aの前端上部には、前向きコ
の字状の取付部材21eが取付けられており、該
取付部材21e内に連結管21fが枢支されてい
る。連結管21fの右側部には下端部を連結アー
ム21dの前端部に回動自在に取付けた回動杵2
1gの上端部が固着されており、また連結杆21
fの左側部には上下方向に延設された回動レバ2
1iの上端部が固着されている。回動レバ21i
は機体前後方向に延設された上向きコの字状のブ
ラケツト21jを挿通しており、その中程の前,
後側に、夫々の一端をブラケツト21jに係止さ
れた引張バネ21m,21nの各他端が係止され
ていて、回動レバ21iは引張バネ21m,21
nの引張力に釣り合つた位置とされる。 回動レバ21iの下端部は、ブラケツト21j
の下側前部に取付けられた油圧シリンダ21pの
進出方向が後方となつたピストンロツド21q先
端に回動自在に取付けられており、ピストンロツ
ド21qの進退により回動レバ21iは前後方向
に回動されて連結管21fは同方向に回動され
る。 ブラケツト21jの下側後部には、プツシユプ
ルワイヤ21rの一端が係止されており、この他
端は、運転席近傍に設けられた調節レバ21sの
基端部に設けられ、該調節レバ21sの回動によ
り一体的に回動する連結片21tに係止されてい
る。調節レバ21sの基端部にはスリーブ21z
が外嵌固着されており、スリーブ21zの先端面
には、調節レバ21sに外嵌された押バネ21y
の基端が当接している。押バネ21yの先端には
ストツパ21xが調節レバ21sに対して摺動自
在となるように取付けられている。ストツパ21
xは先端側が細くなつた円錐台状をなし、この先
端部が調節レバ21sが挿通している係止部ぶ2
1uの長孔21wの係止孔に係止するようになつ
ており、これにより調節レバ21sはその位置が
固定される。 第4図は本案機の要部油圧回路図である。油圧
シリンダ21pの各油室は電磁弁V2の各ポート
に連なつている。電磁弁V2は5ポート2位置切
換型の方向制御弁であり、上述の如く2つのポー
トは油圧シリンダ21pの各油室に連なり、他の
2つのポートは電磁弁V1の2つのポートに直接
又は可変絞り弁V3を介して夫々連なり、他の1
つのポートはタンクに連なつている。電磁弁V1
は4ポート3位置切換型の方向制御弁であり上述
の如く2つのポートは電磁弁V2の各ポートに連
なり他のポートは油圧ポンプP,タンクに夫々連
なつている。 電磁弁V2のソレノイドS3が消磁された図示の
ノーマル位置においては、油圧シリンダ21pの
各油室はタンクに連通し、そのピストンロツド2
1qは回動レバ21iが引張バネ21m,21n
にて釣り合つた状態とされるまで進退駆動する。
またソレノイドS3が励磁されると電磁弁V2は
の位置となり、タンクへの油路は封じられて油圧
シリンダ21pの各油室は電磁弁V1の各ポート
と連通状態となり、油圧シリンダ21pのピスト
ンロツド21qの進退制御は電磁弁V1によりな
される。 電磁弁V2のソレノイドS3が励磁されている場
合において、電磁弁V1のソレノイドS1,S2が消
磁された図示の中立位置では、油圧ポンプPから
の油圧はタンクに還流され、油圧シリンダ21p
の各油室に通じるポートは封じられてピストンロ
ツド21qは、進退動作を禁じられて固定され
る。また、ソレノイドS1(又はS2)が励磁される
と電磁弁V1は(又は)の位置となり、油圧
ポンプPからの圧油は油圧シリンダ21pのピス
トンロツド21q進出側(又は退入側)油室に送
給され、他方の油室の圧油はタンクに還流されて
ピストンロツド21qは進出(又は退入)し、回
動レバ21iを回動させて連結管21f,回動杵
21gを回動させ、連結アーム21dを後方(又
は前方)に移動させてフイン21b,21b…を
傾倒(又は起立)させる。 第5図は本案機の要部電気回路図である。穀粒
量検出センサ51は圧電素子または音電変換素子
を用いてなり、穀粒等がこれに衝突すると衝突
物、衝突状態に対応した電気信号を発するもので
あつて、前述のように一番流穀板25の上面に検
知面を上側にして取付けてある。この穀粒量セン
サ51としては例えばSED社製グレイン・ロ
ス・モニタ912型に使用のセンサを用いるのが便
宜であるが、前述のようにこれらのセンサは穀粒
の衝突に応じた電気信号を発するものであればよ
く、適宜の圧電又は音電変換素子と、プリアンプ
とを組合せて構成される。 穀粒量センサ51の出力は加算機53に入力さ
れて加算され、加算機53の出力はバンドパスフ
イルタ54へ入力される。バンドパスフイルタ5
4は10〜30kHzの範囲の適宜周波数を中心周波数
としてあり、穀粒衝突に起因する信号を効果的に
通過せしめ、機体振動その他に基因するセンサ信
号の通過を禁じるように中心周波数および遮断周
波数が定められている。バンドパスフイルタ54
の出力は増幅器55にて増幅されて、リトリガラ
ブルなモノマルチバイブレータ(以下モノマルチ
という)56へ入力されている。1つの穀粒衝突
によつてセンサ51が得る信号、又はそれに応じ
てバンドパスフイルタ54から出力される信号は
10〜30kHz程度の急峻な単発信号であるが、安定
した検出を可能とするためにこのモノマルチ56
にて1.5〜3.5msec程度の矩形波パルスを得、これ
を積分回路57へ入力して入力パルス数又は其の
持続時間に応じたレベルを得る。積分回路57の
出力は増幅器58にて増幅されて比較器59の+
入力端子及び比較器60の−入力端子に与えられ
ている。比較器59の−入力端子は可変抵抗61
及び62の直列回路を介してボデイアースされて
おり、比較器60の+入力端子は可変抵抗61と
62の接続点に接続されていて、各端子は可変抵
抗61,62にて定まる電位が入力されている。
比較器59の−入力端子には、チヤフシーブ21
の適正選別が可能である穀粒量の上限値に対応す
る電位、比較器60の+入力端子には同じくその
下限値に対応する電位が夫々与えられている。比
較器59の出力は、ANDゲート66の一方の負
論理入力端に与えられると共にダイオード63及
び抵抗64を介して、ソレノイドS1とボデイアー
スとの間に介装されたスイツチ回路65に与えら
れている。比較器60の出力はANDゲート66
の他方の負論理入力端に与えられると共に、
ANDゲート67の一入力となつている。ANDゲー
ト66の出力はANDゲート77の一入力となる
と共にANDゲート78の一力となつている。 二番スクリユー29の回転を検出する二番スク
リユー回転センサ52は、この実施例では二番ス
クリユー29の駆動軸29aと連動回転するデイ
スク52aとリードスイツチ52bとを具備する
ものを用いており、デイスク52aの周縁には複
数の磁性体52cが固着され、その接近,離隔に
応じてリードスイツチ52bがオンするようにし
てある。71はリードスイツチがオンすることに
より充電され、抵抗52dを介して放電されるよ
うにした積分器であり、其の出力電圧は、リード
スイツチ52bの単位時間当たりのオン回数の多
寡、換言すればデイスク52a又は扱胴17の回
転速度の高低に応じてそのレベルが変化する。積
分器71の出力電圧は増幅器72にて増幅されて
比較器73の+入力端子及び比較器74の−入力
端子に与えられている。比較器73の−入力端子
は可変抵抗75と76との直列回路を介してボデ
イアースされており、また比較器74の+入力端
子は可変抵抗75と76との接続点に接続されて
いて、各端子は可変抵抗75,76にて定まる電
位が入力されており、比較器73の−入力端子に
は二番スクリユー29の回転が適正であると判断
される上限値に対応する電位、比較器74の+入
力端子にはその下限値に対応する電位が夫々与え
られている。 比較器73の出力はANDゲート77の他入力
となつており、また比較器74の出力はANDゲ
ート78の他入力になると共にANDゲート67
の他入力となつている。 ANDゲート77の出力はモノマルチ79に与
えられており、モノマルチ79の出力は抵抗64
を介してスイツチ回路65の入力端に与えられる
と共に、スイツチ回路88の入力端に与えられて
いる。スイツチ回路88は、ソレノイドS2とボデ
イアースとの間に介装されたスイツチ回路87の
入力端に抵抗86を介して接続されると共にボデ
イアースされており、スイツチ回路88のオンに
よりスイツチ回路87がオフする。 ANDゲート78の出力はモノマルチ80に与
えられており、該モノマルチ80の出力は抵抗8
5を介してスイツチ回路87に与えられると共
に、スイツチ回路89に与えられている。スイツ
チ回路89は前述のソレノイドS1とボデイアース
との間に介装されたスイツチ回路65の入力端に
抵抗84を介して接続されると共にボデイアース
されており、その入力端がハイレベルになること
によりオンしてスイツチ回路65をオフする。 各ソレノイドS1,S2は、各リミツトスイツチ8
2,83を介してバツテリ90の給電ラインに連
なつており、該給電ラインには、フインの傾倒角
度を自動制御させる際に操作されてオンする自動
スイツチ81が介装されている。リミツトスイツ
チ82,83はフイン21bが傾倒,起立極限に
夫々達した場合に、ピストンロツド21qに押圧
されてオンするようになつている(第3図参照)。
バツテリ90の給電ラインとボデイアースとの間
にはソレノイドS3が介装されており自動スイツチ
81のオンにより該ソレノイドS3が励磁され、電
磁弁V2を前述の如く油圧シリンダ21pへの圧
油送給可能状態とする。 さて、このような回路構成によるフインの角度
自動制御について第1表に基づいて説明する。フ
イン21bの角度制御は穀粒量センサ51の捉え
る穀粒量と、二番スクリユー回転センサ52の捉
える二番スクリユー29の回転数とに基づいて行
なわれる。
脱穀装置に関する。 脱穀装置は刈取済穀稈を扱胴にて脱穀処理し、
揺動選別装置にて選別することにより精粒を取出
す。揺動選別装置は揺動選別盤,チヤフシーブ,
ストローラツク等からなり、揺動選別盤にて比重
選別された穀粒を、チヤフシーブのフイン間間隙
を通過させることによつてさらに精粒と二番物と
を選別している。 近時、チヤフシーブのフインを傾倒可能に構成
して手動操作により、又は穀粒量などを捉えて自
動的にフインを傾倒させることにより、チヤフシ
ーブにおける選別精度の向上を図つている。しか
しながら、後者の自動調節装置においては次のよ
うな問題が生じる。すなわち、最も適切なフイン
角度は作物の種類や乾湿の程度あるいは圃場条件
に応じて臨機応変に設定するのが本来は望まし
い。これを穀粒量や走行速度などといった脱穀負
荷のみに応じて制御しようとするとかえつて十分
な選別制御ができなくなるケースが生じる。 むしろ作業者が判断して設定した手動調節のた
めの設定具の設定位置を生かして、自動調節を行
なつた方がより適切な制御が行なえるのである。 本考案はこのような事情に基づいてなされたも
のであり、自動調節時において、チヤフシーブの
フインの傾倒角度調整範囲を手動調節具の設定位
置を基準にした一定範囲内に限るようにして、選
別精度の向上を図ることを目的とする。 以下本考案をその実施例を示す図面に基づいて
詳述する。第1図は本考案に係る脱穀装置を装備
した収穫機の外観図である。図において3は走行
クロ−ラ1上方における機体上部に搭載された本
考案に係る脱穀装置であり、機体前部に位置し、
分草杵4,刈刃2,引起し装置7等で構成された
刈取装置6によつて刈取られた穀稈が図示しない
上部及び下部搬送装置等を経てこの脱穀装置3に
給送される。また9は運転席8の前方に設けられ
た操作コラム、10は縦搬送装置であつて、その
終端を穀稈挟扼移送装置11のフイードチエイン
12始端部に臨ませている。穀稈挟扼移送装置1
1はフイードチエイン12と挟扼杵13とから構
成されており、脱穀装置3の扱口に沿つて設けら
れている。 第2図は脱穀装置3の一部破断縦断面図であ
る。脱穀装置3は機筐14内上部に形成された扱
室15内に、多数の扱歯16,16…を有する扱
胴17を軸架し、該扱胴17の軸心方向と平行に
扱口を延設すると共に、該扱室15の下方部に受
網18を張設し、さらに前記扱室15の下部には
扱胴17の軸方向にほぼ平行な揺動選別装置19
を設けたものである。 この揺動選別装置19は傾斜状に延びる揺動選
別盤20と、該揺動選別盤20の後部下方に備え
る後述の角度可変式のチヤフシーブ21と、この
チヤフシーブ12の後方に連設したストローラツ
ク22等から構成したもので、駆動源に連動して
揺動する揺動アーム23,24により前記扱胴1
7の軸線と同方向に揺動すべく構成している。 また揺動選別装置19の下方には一番流穀板2
5及び一番スクリユー26からなる一番穀物取出
部27と、二番流穀板28及び二番スクリユー2
9からなる二番穀物取出部30とを有する選別風
路31を形成している。一番流穀板25の上面に
は、後述する穀粒量を検出する第1の穀粒量セン
サ51が設けられており、また二番スクリユー2
9の回転軸には後述する二番スクリユー回転セン
サ52が設けられている。風路31内には前記チ
ヤフシーブ21の下方にグレインシーブ32を設
けると共に、該風路31の起風側には唐箕装置3
3を設けている。そしてこの唐箕装置33からの
気流が整流板34,35によつて整流された後に
風路31を通つて機体後方の排塵口36から機外
へ排風される様に構成している。 前記ストロ−ラツク22の中間上方には、吸排
塵装置37を設ける一方、該装置37の上方に上
部吸引カバー38を、また下方に下部吸引カバー
39を配設してあつて、前記吸排塵装置37の吸
引口40を風路31側に開口すると共に、その排
風口41を排塵口36に向けて開口している。下
部吸引カバー39の下部には飛散防止シート(例
えば防止布)42を連結していて、該防止シート
42をストローラツク22の中間上方に垂下させ
るように構成している。 前記上部吸引カバー38の上方には両端部から
斜め上方に流下樋つまり四番樋43を延設して四
番口44を形成し、脱穀後の稈、即ち排藁から取
り出される刺り粒をストローラツク22上方に還
元させる様に構成している。 なお、45は脱穀装置3の後方に設けた脱穀後
の穀稈つまり排藁を切断する排藁切断装置であ
る。 第3図は前記角度可変式のチヤフシーブ21の
左側前方からの一部破断斜視図である。チヤフシ
ーブ21は矩形に枠組むされた枠材のうち、機体
前後方向に延びる長枠材21a,21a.間に、下
側が略直角となつて前方に屈曲された機体左右方
向に延びる多数のフイン21b,21b…が渡さ
れており、各屈曲部両端に固着された回動軸21
c,21c…が両側の長枠材21a,21aに回
動自在に支持されている。各フイン21bの左側
の軸部21cは、左側の長枠材21aの左側方に
貫通突出している。左側の長枠材21aの左側方
には連結アーム21dが長枠材21aと平行に設
けられており、その左側面には、下側を連結アー
ム21d配設位置よりも左方にまで突出した回動
軸21c,21c…の左側端部に固着された接続
片21h,21h……の上端が回動自在に取付け
られている。 左側の長枠材21aの前端上部には、前向きコ
の字状の取付部材21eが取付けられており、該
取付部材21e内に連結管21fが枢支されてい
る。連結管21fの右側部には下端部を連結アー
ム21dの前端部に回動自在に取付けた回動杵2
1gの上端部が固着されており、また連結杆21
fの左側部には上下方向に延設された回動レバ2
1iの上端部が固着されている。回動レバ21i
は機体前後方向に延設された上向きコの字状のブ
ラケツト21jを挿通しており、その中程の前,
後側に、夫々の一端をブラケツト21jに係止さ
れた引張バネ21m,21nの各他端が係止され
ていて、回動レバ21iは引張バネ21m,21
nの引張力に釣り合つた位置とされる。 回動レバ21iの下端部は、ブラケツト21j
の下側前部に取付けられた油圧シリンダ21pの
進出方向が後方となつたピストンロツド21q先
端に回動自在に取付けられており、ピストンロツ
ド21qの進退により回動レバ21iは前後方向
に回動されて連結管21fは同方向に回動され
る。 ブラケツト21jの下側後部には、プツシユプ
ルワイヤ21rの一端が係止されており、この他
端は、運転席近傍に設けられた調節レバ21sの
基端部に設けられ、該調節レバ21sの回動によ
り一体的に回動する連結片21tに係止されてい
る。調節レバ21sの基端部にはスリーブ21z
が外嵌固着されており、スリーブ21zの先端面
には、調節レバ21sに外嵌された押バネ21y
の基端が当接している。押バネ21yの先端には
ストツパ21xが調節レバ21sに対して摺動自
在となるように取付けられている。ストツパ21
xは先端側が細くなつた円錐台状をなし、この先
端部が調節レバ21sが挿通している係止部ぶ2
1uの長孔21wの係止孔に係止するようになつ
ており、これにより調節レバ21sはその位置が
固定される。 第4図は本案機の要部油圧回路図である。油圧
シリンダ21pの各油室は電磁弁V2の各ポート
に連なつている。電磁弁V2は5ポート2位置切
換型の方向制御弁であり、上述の如く2つのポー
トは油圧シリンダ21pの各油室に連なり、他の
2つのポートは電磁弁V1の2つのポートに直接
又は可変絞り弁V3を介して夫々連なり、他の1
つのポートはタンクに連なつている。電磁弁V1
は4ポート3位置切換型の方向制御弁であり上述
の如く2つのポートは電磁弁V2の各ポートに連
なり他のポートは油圧ポンプP,タンクに夫々連
なつている。 電磁弁V2のソレノイドS3が消磁された図示の
ノーマル位置においては、油圧シリンダ21pの
各油室はタンクに連通し、そのピストンロツド2
1qは回動レバ21iが引張バネ21m,21n
にて釣り合つた状態とされるまで進退駆動する。
またソレノイドS3が励磁されると電磁弁V2は
の位置となり、タンクへの油路は封じられて油圧
シリンダ21pの各油室は電磁弁V1の各ポート
と連通状態となり、油圧シリンダ21pのピスト
ンロツド21qの進退制御は電磁弁V1によりな
される。 電磁弁V2のソレノイドS3が励磁されている場
合において、電磁弁V1のソレノイドS1,S2が消
磁された図示の中立位置では、油圧ポンプPから
の油圧はタンクに還流され、油圧シリンダ21p
の各油室に通じるポートは封じられてピストンロ
ツド21qは、進退動作を禁じられて固定され
る。また、ソレノイドS1(又はS2)が励磁される
と電磁弁V1は(又は)の位置となり、油圧
ポンプPからの圧油は油圧シリンダ21pのピス
トンロツド21q進出側(又は退入側)油室に送
給され、他方の油室の圧油はタンクに還流されて
ピストンロツド21qは進出(又は退入)し、回
動レバ21iを回動させて連結管21f,回動杵
21gを回動させ、連結アーム21dを後方(又
は前方)に移動させてフイン21b,21b…を
傾倒(又は起立)させる。 第5図は本案機の要部電気回路図である。穀粒
量検出センサ51は圧電素子または音電変換素子
を用いてなり、穀粒等がこれに衝突すると衝突
物、衝突状態に対応した電気信号を発するもので
あつて、前述のように一番流穀板25の上面に検
知面を上側にして取付けてある。この穀粒量セン
サ51としては例えばSED社製グレイン・ロ
ス・モニタ912型に使用のセンサを用いるのが便
宜であるが、前述のようにこれらのセンサは穀粒
の衝突に応じた電気信号を発するものであればよ
く、適宜の圧電又は音電変換素子と、プリアンプ
とを組合せて構成される。 穀粒量センサ51の出力は加算機53に入力さ
れて加算され、加算機53の出力はバンドパスフ
イルタ54へ入力される。バンドパスフイルタ5
4は10〜30kHzの範囲の適宜周波数を中心周波数
としてあり、穀粒衝突に起因する信号を効果的に
通過せしめ、機体振動その他に基因するセンサ信
号の通過を禁じるように中心周波数および遮断周
波数が定められている。バンドパスフイルタ54
の出力は増幅器55にて増幅されて、リトリガラ
ブルなモノマルチバイブレータ(以下モノマルチ
という)56へ入力されている。1つの穀粒衝突
によつてセンサ51が得る信号、又はそれに応じ
てバンドパスフイルタ54から出力される信号は
10〜30kHz程度の急峻な単発信号であるが、安定
した検出を可能とするためにこのモノマルチ56
にて1.5〜3.5msec程度の矩形波パルスを得、これ
を積分回路57へ入力して入力パルス数又は其の
持続時間に応じたレベルを得る。積分回路57の
出力は増幅器58にて増幅されて比較器59の+
入力端子及び比較器60の−入力端子に与えられ
ている。比較器59の−入力端子は可変抵抗61
及び62の直列回路を介してボデイアースされて
おり、比較器60の+入力端子は可変抵抗61と
62の接続点に接続されていて、各端子は可変抵
抗61,62にて定まる電位が入力されている。
比較器59の−入力端子には、チヤフシーブ21
の適正選別が可能である穀粒量の上限値に対応す
る電位、比較器60の+入力端子には同じくその
下限値に対応する電位が夫々与えられている。比
較器59の出力は、ANDゲート66の一方の負
論理入力端に与えられると共にダイオード63及
び抵抗64を介して、ソレノイドS1とボデイアー
スとの間に介装されたスイツチ回路65に与えら
れている。比較器60の出力はANDゲート66
の他方の負論理入力端に与えられると共に、
ANDゲート67の一入力となつている。ANDゲー
ト66の出力はANDゲート77の一入力となる
と共にANDゲート78の一力となつている。 二番スクリユー29の回転を検出する二番スク
リユー回転センサ52は、この実施例では二番ス
クリユー29の駆動軸29aと連動回転するデイ
スク52aとリードスイツチ52bとを具備する
ものを用いており、デイスク52aの周縁には複
数の磁性体52cが固着され、その接近,離隔に
応じてリードスイツチ52bがオンするようにし
てある。71はリードスイツチがオンすることに
より充電され、抵抗52dを介して放電されるよ
うにした積分器であり、其の出力電圧は、リード
スイツチ52bの単位時間当たりのオン回数の多
寡、換言すればデイスク52a又は扱胴17の回
転速度の高低に応じてそのレベルが変化する。積
分器71の出力電圧は増幅器72にて増幅されて
比較器73の+入力端子及び比較器74の−入力
端子に与えられている。比較器73の−入力端子
は可変抵抗75と76との直列回路を介してボデ
イアースされており、また比較器74の+入力端
子は可変抵抗75と76との接続点に接続されて
いて、各端子は可変抵抗75,76にて定まる電
位が入力されており、比較器73の−入力端子に
は二番スクリユー29の回転が適正であると判断
される上限値に対応する電位、比較器74の+入
力端子にはその下限値に対応する電位が夫々与え
られている。 比較器73の出力はANDゲート77の他入力
となつており、また比較器74の出力はANDゲ
ート78の他入力になると共にANDゲート67
の他入力となつている。 ANDゲート77の出力はモノマルチ79に与
えられており、モノマルチ79の出力は抵抗64
を介してスイツチ回路65の入力端に与えられる
と共に、スイツチ回路88の入力端に与えられて
いる。スイツチ回路88は、ソレノイドS2とボデ
イアースとの間に介装されたスイツチ回路87の
入力端に抵抗86を介して接続されると共にボデ
イアースされており、スイツチ回路88のオンに
よりスイツチ回路87がオフする。 ANDゲート78の出力はモノマルチ80に与
えられており、該モノマルチ80の出力は抵抗8
5を介してスイツチ回路87に与えられると共
に、スイツチ回路89に与えられている。スイツ
チ回路89は前述のソレノイドS1とボデイアース
との間に介装されたスイツチ回路65の入力端に
抵抗84を介して接続されると共にボデイアース
されており、その入力端がハイレベルになること
によりオンしてスイツチ回路65をオフする。 各ソレノイドS1,S2は、各リミツトスイツチ8
2,83を介してバツテリ90の給電ラインに連
なつており、該給電ラインには、フインの傾倒角
度を自動制御させる際に操作されてオンする自動
スイツチ81が介装されている。リミツトスイツ
チ82,83はフイン21bが傾倒,起立極限に
夫々達した場合に、ピストンロツド21qに押圧
されてオンするようになつている(第3図参照)。
バツテリ90の給電ラインとボデイアースとの間
にはソレノイドS3が介装されており自動スイツチ
81のオンにより該ソレノイドS3が励磁され、電
磁弁V2を前述の如く油圧シリンダ21pへの圧
油送給可能状態とする。 さて、このような回路構成によるフインの角度
自動制御について第1表に基づいて説明する。フ
イン21bの角度制御は穀粒量センサ51の捉え
る穀粒量と、二番スクリユー回転センサ52の捉
える二番スクリユー29の回転数とに基づいて行
なわれる。
【表】
第1表は一番流穀板25上に落下する穀粒量の
多少と二番スクリユーの回転数の多少の組合わせ
毎に、比較器59,60,73,74夫々の出力
のハイレベル(H印)、ローレベル(L印)、ソレ
ノイドS1,S2,S3の連続励磁(○印)、所定時間
励磁(△印)、消磁(×印)、及びフイン21bの
傾倒状態を一覧表にして示したものである。な
お、表中「−」は制御に無関係であることを示し
ている。 第1表の内容について言及すると第1表1欄は
一番流穀板25上に落下する穀粒量が適正上限値
よりも多い場合、第2〜第4欄は適正範囲内、第
5〜第7欄は適正下限値よりも少ない場合であ
り、夫々の場合において二番スクリユーの回転数
の状況とを組合わせて示している。即ち、第1表
1欄においては、二番スクリユーの回転数は制御
に無関係であり、第2及び第5欄は二番スクリユ
ー29の回転数が適正範囲の上限値よりも多く、
第3及び第6欄は二番スクリユー29の回転数が
適正範囲内、第4及び第7欄は適正下限値よりも
少ない場合を夫々示している。 そして、落下穀粒量が適正上限値よりも多い第
1表1欄の場合にはソレノイドS1を励磁してフイ
ン21bを、チヤフシーブ21の通過穀粒量が適
正範囲となるまで傾倒させてチヤフシーブ21の
通過穀粒量を減少させるものである。落下穀粒量
が適正である第2〜4欄の場合には、二番スクリ
ユーの回転数に応じてフイン21bの傾倒制御を
行い、二番還元物が少なく二番スクリユーの回転
数が適正上限値よりも多い第2欄の場合にはモノ
マルチ79にて定まる所定時間ソレノイドS1を励
磁してフイン21bを所定時間傾倒させ、二番穀
物取出部30への二番還元物の量を多くし、二番
スクリユーの回転数を適正範囲とし、また二番還
元物量が適正範囲内であり二番スクリユーの回転
数も適正範囲である第3欄の場合にはフイン21
bの傾倒制御を行わず、さらに二番還元物量が適
正範囲より多く、二番スクリユー29の回転数が
適正下限値より少ない第4欄の場合には、モノマ
ルチ80にて定まる所定時間ソレノイドS2を励磁
してフイン21bを起立させ、チヤフシーブ21
の穀粒落下量を多くして二番還元物量を減少させ
る。 また一番穀物取出部27への穀粒落下量が少な
い場合にはチヤフシーブ21により制度の高い選
別が行われているものとして二番還元物量が多く
なつて二番スクリユーの回転数が適正下限値より
少なくなつた第1表7欄の場合にのみフイン21
bを、二番スクリユーの回転数が適正範囲となる
までソレノイドS2を励磁してフイン21bを起立
させ、チヤフシーブ21の穀粒通過量を多くす
る。 叙上の如く構成された本案機の動作は次のとお
りである。刈取作業を開始するに当たり調節レバ
21sを回動操作してチヤフシーブ21のフイン
21bの傾倒角度を穀粒の種類,圃場条件等に対
応させて変更する。即ち、刈取穀物が穀粒の大き
い(又は小さい)米(又は麦)である場合、或い
は低収量(又は高収量)刈取時等においては調節
レバを上方(又は下方)へ回動させて係止部21
uの係止孔に係止させると、連結片21tは回動
し、プツシユプルワイヤ21rは押圧(又は牽
引)される。これにより油圧シリンダ21pを装
設したブラケツト21jは前方(又は後方)に移
動し、回動レバ21iは引張バネ21m,21n
に牽引されて両引張バネ21m,21nが釣合つ
た状態にて、取付部材21eの枢支部を中心に回
動し、この回動により一体となつた連結管21
f,回動杵21gも回動して連結アームを後方
(又は前方)に押圧(又は牽引)し、接続片21
h,21h…を後方(又は前方)に回動させて回
動軸21c,21c…を回動させ、フイン21
b,21b…を後方(又は前方)に傾倒(又は起
立)させる。従つてチヤフシーブ21のフイン2
1bは穀粒,圃場条件等に対応した傾倒状態とな
る。 このような状態でチヤフシーブ21のフイン2
1bの傾倒角度を自動制御とすべく自動スイツチ
81をオンしてソレノイドS3を励磁すると電磁弁
V2は励磁されての状態となり、油圧シリンダ
21pへの圧油の給排が可能状態となつて自動制
御が可能となる。斯かる状態にて刈取作業を行う
と、機体は穀稈を分草杵4によつて分けつつ、引
き起し装置7で引き起して刈刃2で刈取り、この
刈取済穀稈を図示しない上部及び下部搬送装置、
更には縦搬送装置10を経て脱穀装置3の穀稈挟
扼移送装置11に給送し、穀稈挟扼移送装置11
に受け継がれた穀稈を、その穂先側を脱穀装置3
の扱口から扱室15内へ挿入して、回転駆動して
いる扱胴17の扱歯16,16…によつて脱穀処
理し、脱穀処理された穀粒等の扱ぎおろし物を受
網18を通過させて、揺動選別装置19上に落下
させ、該装置19の揺動によつて比重選別を行
い、チヤフシーブ21のフイン21b,21b…
間の間隙を通過した精粒を一番取出部27へ落下
させ、二番還元物及び三番物を唐箕装置33で起
風された風でもつてストローラツク22上に吹き
飛ばし、防止布42に当ててストローラツク22
上に落下させ、ストローラツク22の揺動作用に
よつてもみほぐしながら再選別を行い、穂切粒、
枝梗付着粒等の二番還元物を二番取出部30へ落
下させ、比較的大きな藁くず等を唐箕装置33か
ら送られる風により防止シート42がストローラ
ツク22上に形成する若干の隙間よりこの防止シ
ート42の干渉により後方へ移送し、排塵口36
より機外へ排出する一方、比較的軽量の挟雑物を
吸排塵装置37の吸引口40から吸引して排風口
41より機外へ排出する。 而して、チヤフシーブ21のフイン21b間隙
を通過する穀粒量は一番流穀板25上に設けられ
た穀粒量センサ51により捉えられており、また
二番穀物取出部30に落下する二番還元物量は二
番スクリユー29の回転数を検出する二番スクリ
ユー回転センサ52により捉えられており、これ
らの検出結果に基づいて、前述した第1表の態様
により、チヤフシーブ21のフイン21bの傾倒
角度の自動制御が行われる。この場合、フイン2
1bの傾倒角度は調節レバ21sにより設定され
た傾倒状態となつており、自動制御はこの傾倒状
態を基準に微調節することになる。即ち穀粒条
件,圃場条件等に対応させた粗調節が調節レバ2
1sの手動操作によりなされチヤフシーブを通過
する穀粒量、二番還元物の量に対応させたフイン
21bの傾倒角度の微調節を自動的に行わせるも
のであるのでチヤフシーブ21の選別精度は著し
く向上すると共に選別による穀粒損失は大幅に削
減できる。 また、自動スイツチ81をオフすると、ソレノ
イドS3が消磁されるため電磁弁V2はノーマル位
置となり、油圧シリンダ21pの各油室はタンク
に連通した状態となつてそのピストンロツド21
qは、回動レバ21iが引張バネ21m,21n
の引張力にて釣り合つた位置となるまで進退させ
られ、フイン21bは調節レバ21sにて設定さ
れる傾倒位置となる。 なお、上述の実施例においてはプツシユプルワ
イヤ21rをブラケツト21jに直接取付ける構
成としたが、これに限るものではなく、例えばブ
ラケツト21jの下側に取付られた油圧シリンダ
21pに直接取付ける構成としてもよく、さらに
油圧シリンダ21pの取付位置もブラケツト21
jの下側に限らず上側に取付ける構成としてもよ
い。 以上詳述したように本考案は、扱胴にて脱穀さ
れた穀粒を、並設されたフイン間間隔をその揺動
により通過させて選別するチヤフシーブを備えた
脱穀装置において、フインの傾倒角度を設定する
手動調節具と作業負荷検出装置とを設け、手動調
節の際は前記調整具の設定位置のみに基づいてフ
インの傾倒角度を設定すると共に、自動調節の際
は、前記調節具の設定位置を基準にした一定範囲
内において、作業負荷に基づきフインの傾倒角度
を設定するようにしたことを特徴とする脱穀装置
としたものである。従つて手動調節具の設定を生
かし穀物の種類・圃場条件に対応したきめ細かい
選別が可能となる。また自動による調節範囲も限
定されるので万一作業負荷の検出装置が誤作動し
たとしてもチヤフ角は一定の範囲内に位置するこ
とになり、極端な誤制御が行なわれることはな
い。
多少と二番スクリユーの回転数の多少の組合わせ
毎に、比較器59,60,73,74夫々の出力
のハイレベル(H印)、ローレベル(L印)、ソレ
ノイドS1,S2,S3の連続励磁(○印)、所定時間
励磁(△印)、消磁(×印)、及びフイン21bの
傾倒状態を一覧表にして示したものである。な
お、表中「−」は制御に無関係であることを示し
ている。 第1表の内容について言及すると第1表1欄は
一番流穀板25上に落下する穀粒量が適正上限値
よりも多い場合、第2〜第4欄は適正範囲内、第
5〜第7欄は適正下限値よりも少ない場合であ
り、夫々の場合において二番スクリユーの回転数
の状況とを組合わせて示している。即ち、第1表
1欄においては、二番スクリユーの回転数は制御
に無関係であり、第2及び第5欄は二番スクリユ
ー29の回転数が適正範囲の上限値よりも多く、
第3及び第6欄は二番スクリユー29の回転数が
適正範囲内、第4及び第7欄は適正下限値よりも
少ない場合を夫々示している。 そして、落下穀粒量が適正上限値よりも多い第
1表1欄の場合にはソレノイドS1を励磁してフイ
ン21bを、チヤフシーブ21の通過穀粒量が適
正範囲となるまで傾倒させてチヤフシーブ21の
通過穀粒量を減少させるものである。落下穀粒量
が適正である第2〜4欄の場合には、二番スクリ
ユーの回転数に応じてフイン21bの傾倒制御を
行い、二番還元物が少なく二番スクリユーの回転
数が適正上限値よりも多い第2欄の場合にはモノ
マルチ79にて定まる所定時間ソレノイドS1を励
磁してフイン21bを所定時間傾倒させ、二番穀
物取出部30への二番還元物の量を多くし、二番
スクリユーの回転数を適正範囲とし、また二番還
元物量が適正範囲内であり二番スクリユーの回転
数も適正範囲である第3欄の場合にはフイン21
bの傾倒制御を行わず、さらに二番還元物量が適
正範囲より多く、二番スクリユー29の回転数が
適正下限値より少ない第4欄の場合には、モノマ
ルチ80にて定まる所定時間ソレノイドS2を励磁
してフイン21bを起立させ、チヤフシーブ21
の穀粒落下量を多くして二番還元物量を減少させ
る。 また一番穀物取出部27への穀粒落下量が少な
い場合にはチヤフシーブ21により制度の高い選
別が行われているものとして二番還元物量が多く
なつて二番スクリユーの回転数が適正下限値より
少なくなつた第1表7欄の場合にのみフイン21
bを、二番スクリユーの回転数が適正範囲となる
までソレノイドS2を励磁してフイン21bを起立
させ、チヤフシーブ21の穀粒通過量を多くす
る。 叙上の如く構成された本案機の動作は次のとお
りである。刈取作業を開始するに当たり調節レバ
21sを回動操作してチヤフシーブ21のフイン
21bの傾倒角度を穀粒の種類,圃場条件等に対
応させて変更する。即ち、刈取穀物が穀粒の大き
い(又は小さい)米(又は麦)である場合、或い
は低収量(又は高収量)刈取時等においては調節
レバを上方(又は下方)へ回動させて係止部21
uの係止孔に係止させると、連結片21tは回動
し、プツシユプルワイヤ21rは押圧(又は牽
引)される。これにより油圧シリンダ21pを装
設したブラケツト21jは前方(又は後方)に移
動し、回動レバ21iは引張バネ21m,21n
に牽引されて両引張バネ21m,21nが釣合つ
た状態にて、取付部材21eの枢支部を中心に回
動し、この回動により一体となつた連結管21
f,回動杵21gも回動して連結アームを後方
(又は前方)に押圧(又は牽引)し、接続片21
h,21h…を後方(又は前方)に回動させて回
動軸21c,21c…を回動させ、フイン21
b,21b…を後方(又は前方)に傾倒(又は起
立)させる。従つてチヤフシーブ21のフイン2
1bは穀粒,圃場条件等に対応した傾倒状態とな
る。 このような状態でチヤフシーブ21のフイン2
1bの傾倒角度を自動制御とすべく自動スイツチ
81をオンしてソレノイドS3を励磁すると電磁弁
V2は励磁されての状態となり、油圧シリンダ
21pへの圧油の給排が可能状態となつて自動制
御が可能となる。斯かる状態にて刈取作業を行う
と、機体は穀稈を分草杵4によつて分けつつ、引
き起し装置7で引き起して刈刃2で刈取り、この
刈取済穀稈を図示しない上部及び下部搬送装置、
更には縦搬送装置10を経て脱穀装置3の穀稈挟
扼移送装置11に給送し、穀稈挟扼移送装置11
に受け継がれた穀稈を、その穂先側を脱穀装置3
の扱口から扱室15内へ挿入して、回転駆動して
いる扱胴17の扱歯16,16…によつて脱穀処
理し、脱穀処理された穀粒等の扱ぎおろし物を受
網18を通過させて、揺動選別装置19上に落下
させ、該装置19の揺動によつて比重選別を行
い、チヤフシーブ21のフイン21b,21b…
間の間隙を通過した精粒を一番取出部27へ落下
させ、二番還元物及び三番物を唐箕装置33で起
風された風でもつてストローラツク22上に吹き
飛ばし、防止布42に当ててストローラツク22
上に落下させ、ストローラツク22の揺動作用に
よつてもみほぐしながら再選別を行い、穂切粒、
枝梗付着粒等の二番還元物を二番取出部30へ落
下させ、比較的大きな藁くず等を唐箕装置33か
ら送られる風により防止シート42がストローラ
ツク22上に形成する若干の隙間よりこの防止シ
ート42の干渉により後方へ移送し、排塵口36
より機外へ排出する一方、比較的軽量の挟雑物を
吸排塵装置37の吸引口40から吸引して排風口
41より機外へ排出する。 而して、チヤフシーブ21のフイン21b間隙
を通過する穀粒量は一番流穀板25上に設けられ
た穀粒量センサ51により捉えられており、また
二番穀物取出部30に落下する二番還元物量は二
番スクリユー29の回転数を検出する二番スクリ
ユー回転センサ52により捉えられており、これ
らの検出結果に基づいて、前述した第1表の態様
により、チヤフシーブ21のフイン21bの傾倒
角度の自動制御が行われる。この場合、フイン2
1bの傾倒角度は調節レバ21sにより設定され
た傾倒状態となつており、自動制御はこの傾倒状
態を基準に微調節することになる。即ち穀粒条
件,圃場条件等に対応させた粗調節が調節レバ2
1sの手動操作によりなされチヤフシーブを通過
する穀粒量、二番還元物の量に対応させたフイン
21bの傾倒角度の微調節を自動的に行わせるも
のであるのでチヤフシーブ21の選別精度は著し
く向上すると共に選別による穀粒損失は大幅に削
減できる。 また、自動スイツチ81をオフすると、ソレノ
イドS3が消磁されるため電磁弁V2はノーマル位
置となり、油圧シリンダ21pの各油室はタンク
に連通した状態となつてそのピストンロツド21
qは、回動レバ21iが引張バネ21m,21n
の引張力にて釣り合つた位置となるまで進退させ
られ、フイン21bは調節レバ21sにて設定さ
れる傾倒位置となる。 なお、上述の実施例においてはプツシユプルワ
イヤ21rをブラケツト21jに直接取付ける構
成としたが、これに限るものではなく、例えばブ
ラケツト21jの下側に取付られた油圧シリンダ
21pに直接取付ける構成としてもよく、さらに
油圧シリンダ21pの取付位置もブラケツト21
jの下側に限らず上側に取付ける構成としてもよ
い。 以上詳述したように本考案は、扱胴にて脱穀さ
れた穀粒を、並設されたフイン間間隔をその揺動
により通過させて選別するチヤフシーブを備えた
脱穀装置において、フインの傾倒角度を設定する
手動調節具と作業負荷検出装置とを設け、手動調
節の際は前記調整具の設定位置のみに基づいてフ
インの傾倒角度を設定すると共に、自動調節の際
は、前記調節具の設定位置を基準にした一定範囲
内において、作業負荷に基づきフインの傾倒角度
を設定するようにしたことを特徴とする脱穀装置
としたものである。従つて手動調節具の設定を生
かし穀物の種類・圃場条件に対応したきめ細かい
選別が可能となる。また自動による調節範囲も限
定されるので万一作業負荷の検出装置が誤作動し
たとしてもチヤフ角は一定の範囲内に位置するこ
とになり、極端な誤制御が行なわれることはな
い。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は本考案に係る脱穀装置を搭載してなるコンバ
インの外観図、第2図は脱穀装置の一部破談縦断
面図、第3図はチヤフシーブ周辺及び調節レバの
斜視図、第4図は制御系の油圧回路図、第5図は
同じく電気回路図である。 3……脱穀装置、15……扱室、19……揺動
選別装置、21……チヤフシーブ、21b……フ
イン、21d……連結アーム、21i……回動レ
バ、21j……ブラケツト、21m,21n……
引張バネ、21p……油圧シリンダ、21q……
ピストンロツド、21r……プツシユプルワイ
ヤ、21s……調節レバ、51……穀粒量セン
サ、52……二番スクリユー回転センサ、59,
60,73,74……比較器、V1,V2……電磁
弁、S1,S2,S3……ソレノイド。
図は本考案に係る脱穀装置を搭載してなるコンバ
インの外観図、第2図は脱穀装置の一部破談縦断
面図、第3図はチヤフシーブ周辺及び調節レバの
斜視図、第4図は制御系の油圧回路図、第5図は
同じく電気回路図である。 3……脱穀装置、15……扱室、19……揺動
選別装置、21……チヤフシーブ、21b……フ
イン、21d……連結アーム、21i……回動レ
バ、21j……ブラケツト、21m,21n……
引張バネ、21p……油圧シリンダ、21q……
ピストンロツド、21r……プツシユプルワイ
ヤ、21s……調節レバ、51……穀粒量セン
サ、52……二番スクリユー回転センサ、59,
60,73,74……比較器、V1,V2……電磁
弁、S1,S2,S3……ソレノイド。
Claims (1)
- 扱胴にて脱穀された穀粒を、並設されたフイン
間間隔をその揺動により通過させて選別するチヤ
フシーブを備えた脱穀装置において、フインの傾
倒角度を設定する手動調節具と作業負荷検出装置
とを設け、手動調節の際は前記調整具の設定位置
にみに基づいてフインの傾倒角度を設定すると共
に、自動調節の際は、前記調節具の設定位置を基
準にした一定範囲内において作業負荷に基づきフ
インの傾斜角度を設定するようにしたことを特徴
とする脱穀装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10518083U JPS6012942U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10518083U JPS6012942U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 脱穀装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6012942U JPS6012942U (ja) | 1985-01-29 |
| JPH0434675Y2 true JPH0434675Y2 (ja) | 1992-08-18 |
Family
ID=30246653
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10518083U Granted JPS6012942U (ja) | 1983-07-05 | 1983-07-05 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6012942U (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6031465Y2 (ja) * | 1978-08-30 | 1985-09-20 | ヤンマー農機株式会社 | コンバインにおける自動選別装置 |
| JPS56159450U (ja) * | 1980-04-21 | 1981-11-27 | ||
| JPS57116432U (ja) * | 1981-01-10 | 1982-07-19 |
-
1983
- 1983-07-05 JP JP10518083U patent/JPS6012942U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6012942U (ja) | 1985-01-29 |
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