JPH04352882A - 皮革様シート状物積層体およびその成型体 - Google Patents

皮革様シート状物積層体およびその成型体

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JPH04352882A
JPH04352882A JP3149545A JP14954591A JPH04352882A JP H04352882 A JPH04352882 A JP H04352882A JP 3149545 A JP3149545 A JP 3149545A JP 14954591 A JP14954591 A JP 14954591A JP H04352882 A JPH04352882 A JP H04352882A
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sheet
leather
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Hidetoshi Moriyasu
英俊 森安
Kenji Okuuraya
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱成形による賦形の良
好な皮革様シート状物積層体ならびにその成形体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、皮革様シート状物を加熱成形して
、カメラケース、ケース類、鞄類を加工することが行わ
れている。例えば、人工皮革に裏張り布を積層し、高周
波加工してカメラケースを成形加工することが特公昭6
3−65322号公報に、真空絞り成形加工してバッグ
類を作ることが特開平2−21804号公報、特開平2
−21805号公報などに提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の人工皮革などの
皮革様シート状物を絞り成形加工して成形体を製造する
場合には、皮革様シート状物が熱成形するに十分な高温
にした被成形材料を高圧プレスする方法で行われている
。そのため、賦形性に重点を置いた成形体は皮革様の外
観を著しく損ねたものとなり、触感・風合いを硬化した
製品となる。
【0004】本発明の目的は、低い温度で加熱成形が容
易で、良好な賦形性、皮革様の外観を損なうことのない
優れた皮革様シート状物成形体を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、皮革様シート
状物の表層、樹脂中間層および裏材層からなる積層体で
あって、該中間層が他の層の成形温度より少なくとも3
0℃低い成形温度の樹脂で成ることを特徴とする皮革様
シート状物積層体である。
【0006】また、本発明は、皮革様シート状物の表層
、樹脂中間層および裏材層からなる積層体であって、該
中間層がイオノマー樹脂で成り他の層の成形温度より少
なくとも30℃低い成形温度の樹脂で成ることを特徴と
する皮革様シート状物積層体である。
【0007】また、本発明は、上記皮革様シート状物積
層体を熱成形して成ることを特徴とする皮革様シート状
物積層体の成形体である。
【0008】本発明で使用する皮革様シート状物は、合
成繊維および/または再生繊維あるいは天然繊維で作ら
れた編布、織布、不織布または編織布と不織布の一体化
した繊維集合体などの布帛、あるいはそれらの布帛に、
例えば、ポリウレタンエラストマー、アクリロニトリル
・ブタジエン系重合体、スチレン・ブタジエン系重合体
などの弾性重合体を含有した布帛などの繊維質シート、
とりわけ繊度3デニール以下の合成繊維の繊維絡合不織
布にポリウレタンエラストマーを主体とした重合体を含
有させた柔軟で重厚感のある繊維質シートを基体層とし
、その繊維質シートの一面にポリウレタンエラストマー
、可塑化ポリ塩化ビニルなどの耐屈曲疲労性の高い重合
体を主体とした重合体の多孔質層あるいは非多孔質層の
表面被覆層を付与して得たシート状物を仕上げて、着色
被覆層のスムース調表面あるいは型付けされた表面の、
いわゆる銀付皮革様シート状物、または上記繊維質シー
トの一面に繊維立毛表面を形成して仕上げた、いわゆる
スエード調皮革様シート状物である。そして、これら皮
革様シート状物の厚みは製品の用途指向から適宜決めら
れるものであるが、通常の厚みは0.5〜3.0mmで
ある。
【0009】また、中間層を構成する樹脂は、表層およ
び裏材層の成形温度より少なくとも30℃低い成形温度
の樹脂であり、通常は成形温度80〜170℃の範囲の
樹脂である。成形温度が高い樹脂では良好な賦形性を得
る熱成形温度が高いため、従来の皮革様シート状物の熱
成形と変わりがなく、欠点の多い成形体となり、一方成
形温度が低い樹脂では、後工程で加えられる熱処理、例
えば、接着剤のキュアーなどで変形を生ずることがある
。なお本発明で言う成形温度は、各層を構成するシート
材料をJIS  K−6546「革の半球状可塑性試験
法」に準拠して測定した熱固定率が40%以上を示す温
度で比較して、中間層樹脂の熱成形温度差が少なくとも
30℃、好ましくは40℃以上の成形温度差を有するも
のを使用する。このような樹脂としては、例えば、ポリ
エチレン、エチレン共重合体、ポリプロピレン、エチレ
ン酢酸ビニル共重合体あるいはその部分鹸化物、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレ
ート、6−ナイロン、11−ナイロン、12−ナイロン
などの樹脂であり、成形後の形態安定性上からは室温に
おける樹脂の曲げ弾性率が1500Kg/cm2以上、
好ましくは2000Kg/cm2以上のものを使用する
ことである。しかし、上記の要件を満たす樹脂であって
も、例えば、イソプレンゴム、ブタジエン系ゴムなどの
ように長期間に亙って熱固定性が持続しない樹脂は本発
明の範囲外であるが、ポリウレタンエラストマーはセグ
メントの選択で上記要件を満足する組成の樹脂が得られ
る。
【0010】また、本発明の皮革様シート状物積層体に
、特に良好な賦形性と強靭性を付与し、皮革様シート状
物の外観、触感などを損なわない成形体を得ようとする
場合には、例えば、エチレン、プロピレンなどのオレフ
インあるはいオレフインと他のビニルモノマーの組成物
と3〜10mol%のメタクリル酸またはアクリル酸な
どの金属塩あるいは金属架橋を形成するビニルモノマー
を共重合して得た共重合体を金属イオンで架橋したイオ
ノマー樹脂を中間層に使用することで、低温熱成形を行
うことができかつ形態安定性の良好な積層体が得られる
。これらの樹脂層の厚みは、皮革様シート状物の厚さお
よび積層体の厚さによって適宜選定されるが、通常は厚
さ20〜500μmのフイルムあるいはシート状物であ
る。この厚み範囲外では十分な固定効果が得られないか
、熱成形サイクルが長くなるなど好ましくないものとな
る。
【0011】また、皮革様シート状物積層体の裏材は成
形体の用途から適宜選定されるが、通常は合成繊維およ
び/または再生繊維あるいは天然繊維で作られた編布、
織布、不織布または編織布と不織布の一体化した繊維集
合体などの布帛、またはそれらの布帛に、例えば、ポリ
ウレタンエラストマー、アクリロニトリル・ブタジエン
系重合体、スチレン・ブタジエン系重合体などの弾性重
合体を含有した繊維質シート、ポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレン酢酸ビニ
ルあるいはその部分鹸化物、塩化ビニル系重合体などの
合成樹脂フイルム、シートなどから選ばれた材料が使用
される。特に不織布に弾性重合体を含有した皮革様シー
トを裏材として用いると、深絞り成形が可能となり、積
層体の外観上からも1枚の皮革様シート状物そのものと
なり、高級感のある成型品が得られる。
【0012】次に、皮革様シート状物積層体の形成およ
びそれからなる成形体の製造法は、所望する皮革様シー
ト状物の裏面に樹脂フイルムあるいはシート状物および
裏材を当て、中間樹脂層が軟化あるいは溶融する温度、
好ましくは170℃以下の温度で熱板プレスあるいは熱
ロールプレスして、予め皮革様シート状物積層体を造り
、あるいは皮革様シート状物の裏面と裏材との間に中間
層用樹脂を溶融押し出ししてロールプレスにより積層体
として、次いで所望する形状の成形体を中間樹脂層の成
形温度で熱成形する方法、また、所望する皮革様シート
状物の裏面に樹脂フイルムあるいはシート状物および裏
材を当てて成形金型に設置し、中間樹脂層の成形温度、
好ましくは170℃以下の温度で熱成形して、皮革様シ
ート状物積層体からなる所望する形状の成形体を一挙に
成形する方法である。
【0013】皮革様シート状物積層体の成形体としては
、ケース類、鞄・旅行鞄、ランドセル、靴、日用雑貨類
、家具調度品、室内装飾用品、スポーツ用品、自動車・
車両等の内装材、服飾デザイン用パーツなどに加工して
使用される。特に、深絞り成形体として好適である。
【0014】次に、本発明の皮革様シート状物積層体を
図面で説明する。図1は皮革様シート状物積層体の断面
模式図で、図1(1)は銀付皮革様シート状物2の表層
、樹脂中間層4および裏材層5からなる皮革様シート状
物積層体であり、図1(2)はスエード調皮革様シート
状物3の表層、樹脂中間層4および裏材層5からなる皮
革様シート状物積層体である。
【0015】
【作用】本発明は、皮革様シート状物の表層、樹脂中間
層および裏材層からなる積層体として、その中間層に他
の層の成形温度より少なくとも30℃低い成形温度の樹
脂、特に、イオノマー樹脂を用いたことで、皮革様シー
ト状物積層体は低温で熱成形を行うことができて、かつ
良好な賦形性と強靭性を付与し、皮革様シート状物の外
観、触感などを損なわない成形体を得ることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施態様を実施例で説明する
。なお、実施例中の部および%は断りのない限り重量に
関するものである。
【0017】実施例1、比較例1 ナイロン極細繊維束状繊維の絡合不織布とポリエステル
/ポリエーテル系ポリウレタンエラストマーからなる繊
維質基体層の表面を極細繊維立毛面に仕上げ、染色・仕
上げ処理して得た厚さ0.8mmのスエード調皮革様シ
ート状物(熱固定率40%を越える熱処理温度140℃
以上)の裏面に、平均厚さ100μmのイオノマー樹脂
フイルム(エチレン−メタクリル酸共重合体の金属架橋
体、熱固定率40%を越える熱処理温度65℃)を中間
層として当て、上記繊維質基体層を厚さ0.4mmにス
ライスしたシート状物(熱固定率40%を越える熱処理
温度140℃以上)を裏材として当てた積層体を、熱処
理ドラム表面温度95℃で裏材面から熱処理し、ゲージ
圧1.5Kg/cm2でプレスして皮革様シート状物積
層体を得た。
【0018】この皮革様シート状物積層体をハンドバッ
グの表皮材に用い、所望のハンドバッグの型に裁断した
ものを、低温のアイロン掛けで型付けとその固定を行い
、縫製並びに部材の取り付けなどを行って得た製品は、
型のまとまりおよび形態保持性に優れており、表面のス
エード調の重厚感のある立毛性、テリ感などの外観、弾
力性のある触感などが損なわれずに良好な製品が得られ
た。
【0019】比較のために、実施例1のスエード調皮革
様シート状物とスライスしたシート状物をポリウレタン
系接着剤を介して積層した皮革様シート状物積層体を用
いて同様にハンドバッグに加工したところ、型付けが十
分出来ないため型のまとまりのないものであった。
【0020】実施例2 ポリエチレンテレフタレート極細繊維束状繊維の絡合不
織布とポリエステル系ポリウレタンエラストマーからな
る繊維質基体層の表面に、ポリエステル系ポリウレタン
エラストマーの着色多孔質被覆層を形成し、着色、エン
ボス加工された表面を有する厚さ1.2mmの銀付皮革
様シート状物(熱固定率40%を越える熱処理温度14
0℃以上)の基体層面に、平均厚さ100μmのイオノ
マー樹脂フイルム(エチレン−メタクリル酸共重合体の
金属架橋体、熱固定率40%を越える熱処理温度65℃
)を当て、ナイロントリコット(熱固定率40%を越え
る熱処理温度140℃以上)を裏材として当てた積層体
を、熱処理ドラム表面温度95℃で裏材面から熱処理し
、ゲージ圧1.5Kg/cm2でプレスして皮革様シー
ト状物積層体を得た。この皮革様シート状物積層体を真
空絞り成型機でカメラの蓋体を成形温度145℃で成形
した。
【0021】得られた成形体は、型のまとまりおよび形
態保持性に優れており、皮革様表面の重厚感のある外観
、弾力性のある触感などが損なわれずに良好なものであ
り、更に繰り返し屈曲に対しても優れた耐屈曲疲労性の
製品が得られた。
【0022】実施例3、比較例2 実施例2の銀付皮革様シート状物を表層に、中間層樹脂
に平均厚さ150μmのポリヘキサメチレンテレフタレ
ート系ポリエステルフイルムの未延伸フイルム(熱固定
率40%を越える熱処理温度75℃)を中間層として当
て、更にナイロントリコットを裏材として当てた積層体
を、鞄の外側用成形金型に載置し、成形温度150℃で
深絞り成形し、次いで鞄胴部の補強材、持手などの取り
付けを行って得た鞄は、型のまとまりおよび形態保持性
に優れており、表面の皮革様シート状物の重厚感のある
外観、弾力性のある触感などが損なわれずに良好なもの
であった。
【0023】比較のために、実施例2の銀付皮革様シー
ト状物にナイロントリコットをポリウレタン接着剤を介
して積層し、成形温度150℃で深絞り成形したが、十
分な絞りができずに型のまとまりが悪く、形態保持性も
良くないものであった。そこで、実施例3と同程度の型
のまとまりおよび形態保持性の成形体を得るために、成
形温度を185℃に高めて深絞り成形した結果、成形体
は全体が硬化して皮革様の外観、触感が損なわれ、ビニ
ル調の製品になった。
【0024】
【発明の効果】本発明の皮革様シート状物積層体は低温
で熱成形を行うことができて、かつ良好な賦形性と強靭
性を付与し、皮革様シート状物の重厚感のある良好な外
観、触感などを損なわない、形態の安定な、層間剥離強
力および耐屈曲疲労性の高い皮革様シート状物成形体を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮革様シート状物積層体の断面模式図
である。
【符号の説明】
1  皮革様シート状物積層体、 2  銀付皮革様シート状物、 3  スエード調皮革様シート状物、 4  樹脂中間層、 5  裏材層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  皮革様シート状物の表層、樹脂中間層
    および裏材層からなる積層体であって、該中間層が他の
    層の成形温度より少なくとも30℃低い成形温度の樹脂
    で成ることを特徴とする皮革様シート状物積層体。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の皮革様シート状物積層
    体の樹脂中間層がイオノマー樹脂で成ることを特徴とす
    る皮革様シート状物積層体。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の皮革様シート
    状物積層体を熱成形して成ることを特徴とする皮革様シ
    ート状物積層体の成形体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015022302A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 韓国情報通信株式会社 カメラホルダーの製造方法
JP2017052125A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 株式会社クラレ 意匠性シート及び意匠性シートの製造方法
JP2017213142A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 株式会社アシックス 靴のアッパーおよびその製造方法

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JP2015022302A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 韓国情報通信株式会社 カメラホルダーの製造方法
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