JPH04354332A - シリコンのエッチング方法 - Google Patents
シリコンのエッチング方法Info
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- JPH04354332A JPH04354332A JP12970791A JP12970791A JPH04354332A JP H04354332 A JPH04354332 A JP H04354332A JP 12970791 A JP12970791 A JP 12970791A JP 12970791 A JP12970791 A JP 12970791A JP H04354332 A JPH04354332 A JP H04354332A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】〔発明の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばセンサ用シリコ
ンウェハ等の製作に適用されるシリコンのエッチング方
法に係り、特にシリコンに深さの異なる複数の溝、孔な
どの凹部を能率よく形成できるシリコンのエッチング方
法に関する。
ンウェハ等の製作に適用されるシリコンのエッチング方
法に係り、特にシリコンに深さの異なる複数の溝、孔な
どの凹部を能率よく形成できるシリコンのエッチング方
法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、シリコンウェハまたはシリコンチ
ップにエッチングにより溝を形成し、これにより薄肉化
した部分を利用して、圧力センサや加速度センサ等を構
成することが知られている。このようなセンサにおいて
、例えば1枚のシリコンウェハまたはシリコンチップ上
に、種類の異なる複数のセンサを形成することが考えら
れる。例えば圧力センサと加速度センサとを同一チップ
上に形成するような場合である。この場合、圧力センサ
用の溝と加速度センサ用溝とのエッチング深さは、互い
に異なる深さとなる。
ップにエッチングにより溝を形成し、これにより薄肉化
した部分を利用して、圧力センサや加速度センサ等を構
成することが知られている。このようなセンサにおいて
、例えば1枚のシリコンウェハまたはシリコンチップ上
に、種類の異なる複数のセンサを形成することが考えら
れる。例えば圧力センサと加速度センサとを同一チップ
上に形成するような場合である。この場合、圧力センサ
用の溝と加速度センサ用溝とのエッチング深さは、互い
に異なる深さとなる。
【0004】このように、シリコンに深さの異なる複数
の溝を形成する場合、従来では例えば図12(A)〜(
D)に示す手順でエッチングを行うのが一般的である。
の溝を形成する場合、従来では例えば図12(A)〜(
D)に示す手順でエッチングを行うのが一般的である。
【0005】すなわち同図(A)に示すように、まずシ
リコン1の表面に酸化膜等からなるマスク層2を形成し
ておき、このマスク層2にパターニングを施して、一の
溝を形成すべき位置に開口部3を形成する。
リコン1の表面に酸化膜等からなるマスク層2を形成し
ておき、このマスク層2にパターニングを施して、一の
溝を形成すべき位置に開口部3を形成する。
【0006】次に同図(B)に示すように、第1のエッ
チングを施し、マスク層2の開口部3に沿う例えば浅い
溝4を形成する。
チングを施し、マスク層2の開口部3に沿う例えば浅い
溝4を形成する。
【0007】その後、同図(C)に示すように、溝4の
内面を覆う酸化膜等のマスク層2aを形成するとともに
、マスク層2に再度パターニングを施して、他の溝を形
成すべき位置に開口部5を形成する。
内面を覆う酸化膜等のマスク層2aを形成するとともに
、マスク層2に再度パターニングを施して、他の溝を形
成すべき位置に開口部5を形成する。
【0008】そして最終的に同図(D)に示すように、
第2のエッチングを施して、例えば深い溝6を形成する
ものである。
第2のエッチングを施して、例えば深い溝6を形成する
ものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の方法では、マスク層の形成およびパターニング、シ
リコンのエッチング操作等を、深さの異なる溝の数に対
応して複数回行っている。つまり、レジスト塗布、露光
等も複数回、繰返して行っている。したがって、マスク
層パターニングと同様に、時間を要する溝加工のエッチ
ングも複数回行う必要があり、前処理を含め多くの時間
がかかるという問題があった。
来の方法では、マスク層の形成およびパターニング、シ
リコンのエッチング操作等を、深さの異なる溝の数に対
応して複数回行っている。つまり、レジスト塗布、露光
等も複数回、繰返して行っている。したがって、マスク
層パターニングと同様に、時間を要する溝加工のエッチ
ングも複数回行う必要があり、前処理を含め多くの時間
がかかるという問題があった。
【0010】また、例えば2回目のマスク層パターニン
グ工程のレジスト塗布の際には、1回目の加工で形成さ
れた溝の凹凸のため、均一な厚さにレジストを塗布する
ことが困難であり、そのため、マスク層となる酸化膜層
のパターニングが適切に行えない場合があり、意図した
エッチング加工が必ずしも確実に行えない等の問題もあ
った。
グ工程のレジスト塗布の際には、1回目の加工で形成さ
れた溝の凹凸のため、均一な厚さにレジストを塗布する
ことが困難であり、そのため、マスク層となる酸化膜層
のパターニングが適切に行えない場合があり、意図した
エッチング加工が必ずしも確実に行えない等の問題もあ
った。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、エッチング部の深さの異なる加工を1回のエッ
チング工程で効率よく行え、しかも意図した溝形状が確
実に形成できるシリコンのエッチング方法を提供するこ
とを目的とする。 〔発明の構成〕
もので、エッチング部の深さの異なる加工を1回のエッ
チング工程で効率よく行え、しかも意図した溝形状が確
実に形成できるシリコンのエッチング方法を提供するこ
とを目的とする。 〔発明の構成〕
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、シリ
コンに深さを異ならせて複数の溝などの凹部を形成する
シリコンのエッチング方法において、前記シリコンの特
定の凹部形成位置に、エッチング速度を他の凹部形成位
置と異ならせるエッチング速度調整層を形成しておき、
各凹部形成位置へのエッチング処理を同時に施すことに
より、エッチング速度の差に基づいて凹部深さを異なら
せることを特徴とする。
コンに深さを異ならせて複数の溝などの凹部を形成する
シリコンのエッチング方法において、前記シリコンの特
定の凹部形成位置に、エッチング速度を他の凹部形成位
置と異ならせるエッチング速度調整層を形成しておき、
各凹部形成位置へのエッチング処理を同時に施すことに
より、エッチング速度の差に基づいて凹部深さを異なら
せることを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、シリコンに深さを異な
らせて複数の凹部を形成するシリコンのエッチング方法
において、前記シリコンの特定の凹部形成位置の表面側
を、エッチャントに一定時間で溶解するマスク層によっ
て被覆しておき、各凹部形成位置へのエッチング処理を
同時に施すことにより、エッチング開始時期を前記マス
ク層の溶解時間に基づいて異ならせ、このエッチング開
始時期の差によって凹部深さを異ならせることを特徴と
する。
らせて複数の凹部を形成するシリコンのエッチング方法
において、前記シリコンの特定の凹部形成位置の表面側
を、エッチャントに一定時間で溶解するマスク層によっ
て被覆しておき、各凹部形成位置へのエッチング処理を
同時に施すことにより、エッチング開始時期を前記マス
ク層の溶解時間に基づいて異ならせ、このエッチング開
始時期の差によって凹部深さを異ならせることを特徴と
する。
【0014】
【作用】請求項1の発明において、エッチング速度調整
層はシリコンの組成変化または不純物濃度設定等により
形成できる。このエッチング速度調整層としては、エッ
チング速度を低下させるもの、またはエッチング速度を
高めるもの等が適用できる。そして、エッチング速度調
整層を少なくとも一の溝形成位置に適用して、同一エッ
チング処理を行えば、エッチング速度が高い部位では深
い溝が形成され、エッチング速度が低い部位では浅い溝
が形成される。
層はシリコンの組成変化または不純物濃度設定等により
形成できる。このエッチング速度調整層としては、エッ
チング速度を低下させるもの、またはエッチング速度を
高めるもの等が適用できる。そして、エッチング速度調
整層を少なくとも一の溝形成位置に適用して、同一エッ
チング処理を行えば、エッチング速度が高い部位では深
い溝が形成され、エッチング速度が低い部位では浅い溝
が形成される。
【0015】したがって、請求項1の発明によれば、深
さの異なる溝が一度のエッチングで形成できるので、従
来に比して加工時間および必要手間等が大幅に減少でき
る。また、凹凸形成後のレジスト塗布等も不要となるの
で、マスク層となる酸化膜層のパターニング等が適切に
行え、意図したエッチング加工が確実に行える。
さの異なる溝が一度のエッチングで形成できるので、従
来に比して加工時間および必要手間等が大幅に減少でき
る。また、凹凸形成後のレジスト塗布等も不要となるの
で、マスク層となる酸化膜層のパターニング等が適切に
行え、意図したエッチング加工が確実に行える。
【0016】また、請求項2の発明においては、溝形成
位置を被覆するマスク層の肉厚または材質等によって、
シリコンのエッチング開始時期を設定することができる
。そして、マスク層の有無により、またはマスク層の肉
厚または材質の差等に応じて溝深さの差を設定すること
ができる。
位置を被覆するマスク層の肉厚または材質等によって、
シリコンのエッチング開始時期を設定することができる
。そして、マスク層の有無により、またはマスク層の肉
厚または材質の差等に応じて溝深さの差を設定すること
ができる。
【0017】したがって、請求項2の発明によっても、
深さの異なる溝が一度のエッチングで形成できるので、
前記同様に、加工時間および必要手間等の減少、また意
図したエッチング加工の確実な実施が可能となる。
深さの異なる溝が一度のエッチングで形成できるので、
前記同様に、加工時間および必要手間等の減少、また意
図したエッチング加工の確実な実施が可能となる。
【0018】なお本発明における凹部は、円形、矩形、
溝形状、孔形状、場合によっては貫通孔等、その形状を
問わないものである。
溝形状、孔形状、場合によっては貫通孔等、その形状を
問わないものである。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0020】図1および図2は第1実施例を示している
。本実施例は請求項1の発明の方法を使用して、シリコ
ン(110)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異
方性エッチングにより形成する場合についてのものであ
る。
。本実施例は請求項1の発明の方法を使用して、シリコ
ン(110)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異
方性エッチングにより形成する場合についてのものであ
る。
【0021】図1(A)〜(D)は本実施例の工程を示
している。
している。
【0022】まず図1(A)に示すように、シリコン1
1の表面を酸化し、酸化膜層によるマスク層12を形成
する。
1の表面を酸化し、酸化膜層によるマスク層12を形成
する。
【0023】次に同図(B)に示すように、マスク層1
2にパターニングを施し、浅い一方の溝となる溝成位置
に開口部13を形成する。そして、この開口部13によ
って表出するシリコン11の表面に、エッチング速度を
低下させるエッチング速度調整層として、p型の高濃度
層14を形成する。この高濃度層14の形成は、ボロン
等をドープしたオキサイドからの拡散や、イオン注入等
によって行う。
2にパターニングを施し、浅い一方の溝となる溝成位置
に開口部13を形成する。そして、この開口部13によ
って表出するシリコン11の表面に、エッチング速度を
低下させるエッチング速度調整層として、p型の高濃度
層14を形成する。この高濃度層14の形成は、ボロン
等をドープしたオキサイドからの拡散や、イオン注入等
によって行う。
【0024】高濃度層14の形成後、同図(C)に示す
ように、マスク層12にパターニングを施し、深い他方
の溝となる溝形成位置に開口部15を形成する。この開
口部15の位置にはエッチング速度調整層を形成しない
。
ように、マスク層12にパターニングを施し、深い他方
の溝となる溝形成位置に開口部15を形成する。この開
口部15の位置にはエッチング速度調整層を形成しない
。
【0025】そして最終的に、異方性エッチング用のエ
ッチャント、例えばKOHを用いてエッチングを行い、
これによりマスク層12の各開口部13,15に沿う溝
16,17をそれぞれ形成する。この場合、p型の高濃
度層14部分は、シリコン11自体の材料部分に比べて
エッチング速度が低いことから、このエッチング速度の
差に基づいて、同図(D)に示すように、p型の高濃度
層14があった部分の一方の溝16は浅く、またシリコ
ン11自体の材料であった部分の他方の溝17は深く形
成される。
ッチャント、例えばKOHを用いてエッチングを行い、
これによりマスク層12の各開口部13,15に沿う溝
16,17をそれぞれ形成する。この場合、p型の高濃
度層14部分は、シリコン11自体の材料部分に比べて
エッチング速度が低いことから、このエッチング速度の
差に基づいて、同図(D)に示すように、p型の高濃度
層14があった部分の一方の溝16は浅く、またシリコ
ン11自体の材料であった部分の他方の溝17は深く形
成される。
【0026】図2は、p型の高濃度層におけるボロン含
有率とエッチング速度との関係を示す特性図である(P
roc. of the International
Conference on Solid−Stat
eSensors and Actuators−Tr
ansducers’87,pp.123 より引用)
。同図から明らかなように、p型の高濃度層では、異方
性エッチング用エッチャントであるKOHによるエッチ
ング速度が著しく低下する。したがって、各溝16,1
7の深さの差は、同図で示される特性等に基づき、p型
高濃度層14の濃度や厚さ、またエッチング時間等によ
り設定する。
有率とエッチング速度との関係を示す特性図である(P
roc. of the International
Conference on Solid−Stat
eSensors and Actuators−Tr
ansducers’87,pp.123 より引用)
。同図から明らかなように、p型の高濃度層では、異方
性エッチング用エッチャントであるKOHによるエッチ
ング速度が著しく低下する。したがって、各溝16,1
7の深さの差は、同図で示される特性等に基づき、p型
高濃度層14の濃度や厚さ、またエッチング時間等によ
り設定する。
【0027】なお、マスク層12である酸化膜層は、エ
ッチャントとしてのKOHに溶解するので、エッチング
終了まで消失しない膜厚を設定しておく。
ッチャントとしてのKOHに溶解するので、エッチング
終了まで消失しない膜厚を設定しておく。
【0028】以上の第1実施例によれば、シリコン11
に深さの異なる溝16,17が一度のエッチングで形成
できるので、従来に比して加工時間および必要手間等が
大幅に減少できる。また、凹凸形成後のレジスト塗布等
も不要となるので、マスク層12となる酸化膜層のパタ
ーニング等が適切に行え、意図したエッチング加工が確
実に行える。
に深さの異なる溝16,17が一度のエッチングで形成
できるので、従来に比して加工時間および必要手間等が
大幅に減少できる。また、凹凸形成後のレジスト塗布等
も不要となるので、マスク層12となる酸化膜層のパタ
ーニング等が適切に行え、意図したエッチング加工が確
実に行える。
【0029】図3は第2実施例を示している。本実施例
も請求項1の発明の方法を使用して、シリコン(110
)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異方性エッチ
ングにより形成する場合についてのものであり、図3(
A)〜(D)に示す手順で加工を行う。
も請求項1の発明の方法を使用して、シリコン(110
)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異方性エッチ
ングにより形成する場合についてのものであり、図3(
A)〜(D)に示す手順で加工を行う。
【0030】本実施例が前記第1実施例と異なる点は、
シリコン11に予めp型の高濃度層14を形成し(図3
(A))、その後シリコン11の表面を酸化して、酸化
膜層によるマスク層12を形成し(同図(B))、さら
にその後、マスク層12の各溝形成位置へのパターニン
グによる開口部13、15の形成を同時に行う(同図(
C))点である。他の点は前記第1実施例と略同様であ
るから、図3の対応箇所に図1と同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
シリコン11に予めp型の高濃度層14を形成し(図3
(A))、その後シリコン11の表面を酸化して、酸化
膜層によるマスク層12を形成し(同図(B))、さら
にその後、マスク層12の各溝形成位置へのパターニン
グによる開口部13、15の形成を同時に行う(同図(
C))点である。他の点は前記第1実施例と略同様であ
るから、図3の対応箇所に図1と同一符号を付して、そ
の説明を省略する。
【0031】本実施例によっても、シリコン11に深さ
の異なる溝16,17が一度のエッチングで形成できる
ので(同図(D))、加工時間および必要手間等が大幅
に減少できるとともに、意図したエッチング加工が確実
に行える。しかも本実施例では、マスク層12の各溝形
成位置へのパターニングによる開口部13、15の形成
を同時に行なうので(同図(C))、パターニング操作
が一度で済み、作業能率を一層向上できる利点がある。 また、高濃度層14の形成後にマスク層12を形成し、
その後に溝16形成用のパターニングを施すので、マス
ク層12の幅を溝パターンとしての開口部13より大き
くしてもよく、したがって高濃度層14の形成も比較的
容易に行える。
の異なる溝16,17が一度のエッチングで形成できる
ので(同図(D))、加工時間および必要手間等が大幅
に減少できるとともに、意図したエッチング加工が確実
に行える。しかも本実施例では、マスク層12の各溝形
成位置へのパターニングによる開口部13、15の形成
を同時に行なうので(同図(C))、パターニング操作
が一度で済み、作業能率を一層向上できる利点がある。 また、高濃度層14の形成後にマスク層12を形成し、
その後に溝16形成用のパターニングを施すので、マス
ク層12の幅を溝パターンとしての開口部13より大き
くしてもよく、したがって高濃度層14の形成も比較的
容易に行える。
【0032】なお、以上の各実施例においては、シリコ
ン11に深さの異なる一対の溝16,17を形成したが
、本発明はこれに限らず、多数の溝形成についても適用
できるものである。その場合には、複数の溝形成位置に
対して、それぞれ溝深さに対応するエッチング速度調整
層を形成すればよい。なお、エッチング速度調整層を高
濃度層とする場合、速度差を設定する手段としては、濃
度差付与または層厚差付与のいずれも選択できる。
ン11に深さの異なる一対の溝16,17を形成したが
、本発明はこれに限らず、多数の溝形成についても適用
できるものである。その場合には、複数の溝形成位置に
対して、それぞれ溝深さに対応するエッチング速度調整
層を形成すればよい。なお、エッチング速度調整層を高
濃度層とする場合、速度差を設定する手段としては、濃
度差付与または層厚差付与のいずれも選択できる。
【0033】また、前記各実施例では、マスク層12を
シリコン酸化膜層としたが、このマスク層12は他の材
料組成、例えばp型の高濃度層としてもよい。さらに前
記エッチャントに溶解しにくい材料、例えばシリコンナ
イトライド等としてもよい。溶解しにくいシリコンナイ
トライド等をマスク層とした場合には、溝深さが大きい
場合でも、マスク層厚さを小さくすることができる。
シリコン酸化膜層としたが、このマスク層12は他の材
料組成、例えばp型の高濃度層としてもよい。さらに前
記エッチャントに溶解しにくい材料、例えばシリコンナ
イトライド等としてもよい。溶解しにくいシリコンナイ
トライド等をマスク層とした場合には、溝深さが大きい
場合でも、マスク層厚さを小さくすることができる。
【0034】また、前記各実施例では、エッチング速度
調整層をp型の高濃度層14としたが、このエッチング
速度調整層は他の材料組成としてもよい。例えばシリコ
ンに酸素をイオン注入後、アニールを行い、これによっ
て形成される酸化シリコン層としてもよい。この場合に
は、エッチャントとして、酸化シリコン層を溶解できる
ものを選定すればよい。
調整層をp型の高濃度層14としたが、このエッチング
速度調整層は他の材料組成としてもよい。例えばシリコ
ンに酸素をイオン注入後、アニールを行い、これによっ
て形成される酸化シリコン層としてもよい。この場合に
は、エッチャントとして、酸化シリコン層を溶解できる
ものを選定すればよい。
【0035】さらに、前記各実施例では、エッチング速
度調整層をエッチング速度を低下させる材料組成とした
が、このエッチング速度調整層は前記と逆に、エッチン
グ速度を向上させる材料組成としてもよい。その場合に
は、エッチング速度調整層の側に深い溝が形成される。
度調整層をエッチング速度を低下させる材料組成とした
が、このエッチング速度調整層は前記と逆に、エッチン
グ速度を向上させる材料組成としてもよい。その場合に
は、エッチング速度調整層の側に深い溝が形成される。
【0036】さらにまた、前記各実施例では、本発明の
方法を異方性エッチングについて適用したが、本発明は
等方性エッチングについても適用できる。等方性エッチ
ングの場合には、p型の高濃度層によってエッチング速
度を低下させることはできない。この場合には逆に、低
濃度層によってエッチング速度が低下するので、これを
エッチング速度調整層として利用すればよい。
方法を異方性エッチングについて適用したが、本発明は
等方性エッチングについても適用できる。等方性エッチ
ングの場合には、p型の高濃度層によってエッチング速
度を低下させることはできない。この場合には逆に、低
濃度層によってエッチング速度が低下するので、これを
エッチング速度調整層として利用すればよい。
【0037】図4は本発明の第3実施例を示している。
本実施例は請求項2の発明の方法を使用して、シリコン
(110)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異方
性エッチングにより形成する場合についてのものであり
、図3(A)〜(D)に示す手順で加工を行う。
(110)面ウェハに、深さの異なる二つの溝を、異方
性エッチングにより形成する場合についてのものであり
、図3(A)〜(D)に示す手順で加工を行う。
【0038】まず図4(A)に示すように、シリコン2
1の表面を酸化し、酸化膜層からなるマスク層22を形
成する。酸化膜層は前述したように、KOH等のエッチ
ャントで溶解する。本実施例ではマスク層22の厚さを
1μmとした。
1の表面を酸化し、酸化膜層からなるマスク層22を形
成する。酸化膜層は前述したように、KOH等のエッチ
ャントで溶解する。本実施例ではマスク層22の厚さを
1μmとした。
【0039】次に同図(B)に示すように、マスク層2
2にパターニングを施す。本実施例では、深い一方の溝
となる溝形成位置を貫通させて開口部aを形成するとと
もに、浅い他方の溝となる溝成位置に例えば厚さ0.3
μmの残留部がある凹部bを形成し、かつ非溝形成位置
cは全厚さ分である1μmを残留させた。
2にパターニングを施す。本実施例では、深い一方の溝
となる溝形成位置を貫通させて開口部aを形成するとと
もに、浅い他方の溝となる溝成位置に例えば厚さ0.3
μmの残留部がある凹部bを形成し、かつ非溝形成位置
cは全厚さ分である1μmを残留させた。
【0040】そして最終的に、異方性エッチング用のエ
ッチャントであるKOH水溶液を用いてa,b部分にエ
ッチングを施す。
ッチャントであるKOH水溶液を用いてa,b部分にエ
ッチングを施す。
【0041】KOH水溶液は他の異方性エッチングのエ
ッチャントに比べて酸化膜のエッチング速度は速く、水
溶液濃度30%、温度90°Cの条件下で、酸化膜層を
約0.01μm/minのエッチング速度で溶解し、ま
たシリコン(110)面ウェハを厚さ方向つまり<11
0>方向に約3μm/minのエッチング速度で溶解す
る。
ッチャントに比べて酸化膜のエッチング速度は速く、水
溶液濃度30%、温度90°Cの条件下で、酸化膜層を
約0.01μm/minのエッチング速度で溶解し、ま
たシリコン(110)面ウェハを厚さ方向つまり<11
0>方向に約3μm/minのエッチング速度で溶解す
る。
【0042】本実施例では、50分間エッチングを行っ
た。この結果、同図(C)に示すように、開口部aによ
りシリコン層が表出している部分ではエッチング開始と
同時に溝形成が行われ、150μm深さの溝23が形成
された。また、厚さ0.3μmの残留部があるマスク層
22の凹部bの位置では、まず0.3μmのマスク層で
ある酸化膜が30分でエッチングされて除去され、この
後シリコン層のエッチングが開始され、深さ60μmの
溝24が形成された。つまり、エッチング開始時期をマ
スク層22で異ならせることにより、同時に行われるエ
ッチング処理で、シリコン21に深さ150μmの深い
溝23と、深さ60μmの浅い溝24とが形成できた。 なお、非溝形成位置cでマスク層22が厚さ1μm残留
した部分では、エッチングによりマスク層の厚さが0.
5μmとなった。
た。この結果、同図(C)に示すように、開口部aによ
りシリコン層が表出している部分ではエッチング開始と
同時に溝形成が行われ、150μm深さの溝23が形成
された。また、厚さ0.3μmの残留部があるマスク層
22の凹部bの位置では、まず0.3μmのマスク層で
ある酸化膜が30分でエッチングされて除去され、この
後シリコン層のエッチングが開始され、深さ60μmの
溝24が形成された。つまり、エッチング開始時期をマ
スク層22で異ならせることにより、同時に行われるエ
ッチング処理で、シリコン21に深さ150μmの深い
溝23と、深さ60μmの浅い溝24とが形成できた。 なお、非溝形成位置cでマスク層22が厚さ1μm残留
した部分では、エッチングによりマスク層の厚さが0.
5μmとなった。
【0043】以上のように本実施例によれば、シリコン
に一度のエッチング処理を施すだけで、エッチング開始
時期の差によって深さが異る複数の溝23,24が形成
できるので、加工時間および必要手間等が大幅に減少で
きるとともに、意図したエッチング加工が確実に行える
。
に一度のエッチング処理を施すだけで、エッチング開始
時期の差によって深さが異る複数の溝23,24が形成
できるので、加工時間および必要手間等が大幅に減少で
きるとともに、意図したエッチング加工が確実に行える
。
【0044】なお、実施例3では、シリコン21に一対
の溝23,24を形成したが、これよりも多数の溝形成
についても適用できることはもちろんである。この場合
には、エッチング時間と、エッチング開始時期調整用の
マスク層の厚さを種々調整することにより、各溝の深さ
を異ならせることができる。
の溝23,24を形成したが、これよりも多数の溝形成
についても適用できることはもちろんである。この場合
には、エッチング時間と、エッチング開始時期調整用の
マスク層の厚さを種々調整することにより、各溝の深さ
を異ならせることができる。
【0045】また、エッチャントで溶解するエッチング
開始時期調整用のマスク層は、溝形成位置を被覆するも
のだけでよく、非溝形成位置被覆用のマスク層はエッチ
ングの最後まで残存するので、エッチャントで溶解しな
い材料組成で構成するようにしてもよい。
開始時期調整用のマスク層は、溝形成位置を被覆するも
のだけでよく、非溝形成位置被覆用のマスク層はエッチ
ングの最後まで残存するので、エッチャントで溶解しな
い材料組成で構成するようにしてもよい。
【0046】例えば図5に示すように、酸化シリコンか
らなるマスク層22の表面側の非溝形成位置を、KOH
水溶液には殆ど溶解しないナイトライド層25で被覆し
てもよい。
らなるマスク層22の表面側の非溝形成位置を、KOH
水溶液には殆ど溶解しないナイトライド層25で被覆し
てもよい。
【0047】また、図6に示すように、酸化シリコンか
らなるマスク層22の表面側の非溝形成位置を、KOH
水溶液には殆ど溶解しないAu等の金属層26で被覆し
てもよい。
らなるマスク層22の表面側の非溝形成位置を、KOH
水溶液には殆ど溶解しないAu等の金属層26で被覆し
てもよい。
【0048】さらに、図7に示すように、シリコン21
表面の非溝形成位置をナイトライド層25で被覆し、溝
形成位置の必要部位にのみ酸化シリコンからなるマスク
層22を嵌め込むようにしてもよい。
表面の非溝形成位置をナイトライド層25で被覆し、溝
形成位置の必要部位にのみ酸化シリコンからなるマスク
層22を嵌め込むようにしてもよい。
【0049】なお、以上の各実施例では、シリコン21
の一側面だけに溝を形成したが、図8に示すように、両
面に溝23,24,27を形成することも可能である。
の一側面だけに溝を形成したが、図8に示すように、両
面に溝23,24,27を形成することも可能である。
【0050】また、図9に示すように、シリコン21の
両面側から深さおよび幅が異なる溝28a,28b,2
9a,29bを形成することも可能である。
両面側から深さおよび幅が異なる溝28a,28b,2
9a,29bを形成することも可能である。
【0051】さらに、以上の各実施例では、シリコン(
110)面ウェハをKOHでエッチングすることにより
、溝を垂直方向に形成したが、本発明はこれに限らず、
シリコン(100)面ウェハを対象として前記同様のエ
ッチングを施し、これにより傾斜した溝を形成する場合
についても実施することができる。
110)面ウェハをKOHでエッチングすることにより
、溝を垂直方向に形成したが、本発明はこれに限らず、
シリコン(100)面ウェハを対象として前記同様のエ
ッチングを施し、これにより傾斜した溝を形成する場合
についても実施することができる。
【0052】例えば図10は、シリコン(100)面ウ
ェハを用いて前記同様のエッチングを行い、シリコン3
1に傾斜状の深さの異なる複数の溝32,33を形成し
、圧力センサのダイヤフラム加工を行なったものである
。つまり、各溝32,33の深さの差により、異なる肉
厚となった溝底部の壁部分、すなわちダイアフラム31
a,31bは、例えば異なる感度の圧力検出用センサ部
d1 ,d2 として利用できる。
ェハを用いて前記同様のエッチングを行い、シリコン3
1に傾斜状の深さの異なる複数の溝32,33を形成し
、圧力センサのダイヤフラム加工を行なったものである
。つまり、各溝32,33の深さの差により、異なる肉
厚となった溝底部の壁部分、すなわちダイアフラム31
a,31bは、例えば異なる感度の圧力検出用センサ部
d1 ,d2 として利用できる。
【0053】また、図11は、1枚のシリコン(100
)面ウェハを用いて前記同様のエッチングを行い、シリ
コン31に傾斜状の深さの異なる複数の溝32,33と
透孔34とを形成したものである。透孔34で一定の領
域35を舌片状に切込む形状とすれば、この部分を可撓
性の加速度センサeとして適用できる。したがって、溝
32部を圧力センサdとすれば、種類の異なる複数のセ
ンサd,eを同一シリコンに同時に形成することができ
る。そして、この場合にも前記各実施例と同様に製作の
容易性および確実な溝加工が行える等の効果が奏される
。
)面ウェハを用いて前記同様のエッチングを行い、シリ
コン31に傾斜状の深さの異なる複数の溝32,33と
透孔34とを形成したものである。透孔34で一定の領
域35を舌片状に切込む形状とすれば、この部分を可撓
性の加速度センサeとして適用できる。したがって、溝
32部を圧力センサdとすれば、種類の異なる複数のセ
ンサd,eを同一シリコンに同時に形成することができ
る。そして、この場合にも前記各実施例と同様に製作の
容易性および確実な溝加工が行える等の効果が奏される
。
【0054】さらに、以上の各実施例では1枚のシリコ
ンのエッチングについて説明したが、本発明の方法は、
複数のシリコンを対象とし、これをまとめて同時にエッ
チングする方法としても実施できるものであり、その場
合にも深さの異なる溝加工を同時に行えるものである。
ンのエッチングについて説明したが、本発明の方法は、
複数のシリコンを対象とし、これをまとめて同時にエッ
チングする方法としても実施できるものであり、その場
合にも深さの異なる溝加工を同時に行えるものである。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シリコ
ンにエッチング速度を異ならせるエッチング速度調整層
、またはエッチング開始時期を異ならせるマスク層を形
成することにより、エッチング部の深さの異なる加工を
1回のエッチング工程で効率よく行え、しかも意図した
溝形状が確実に形成できる等の効果が奏される。
ンにエッチング速度を異ならせるエッチング速度調整層
、またはエッチング開始時期を異ならせるマスク層を形
成することにより、エッチング部の深さの異なる加工を
1回のエッチング工程で効率よく行え、しかも意図した
溝形状が確実に形成できる等の効果が奏される。
【図1】(A)〜(D)は本発明の第1実施例を手順に
従って示す工程図。
従って示す工程図。
【図2】前記実施例のエッチング速度を示す特性図。
【図3】(A)〜(D)は本発明の第2実施例を手順に
従って示す工程図。
従って示す工程図。
【図4】(A)〜(C)は本発明の第3実施例を手順に
従って示す工程図。
従って示す工程図。
【図5】前記第3実施例のマスク層の変形例を示す図。
【図6】前記第3実施例のマスク層の他の変形例を示す
図。
図。
【図7】前記第3実施例のマスク層のさらに他の変形例
を示す図。
を示す図。
【図8】本発明により形成される溝の変形例を示す図。
【図9】本発明により形成される溝の他の変形例を示す
図。
図。
【図10】本発明により形成される溝の別の変形例を示
す図。
す図。
【図11】本発明により形成される溝のさらに別の変形
例を示す図。
例を示す図。
【図12】(A)〜(D)は従来例を手順に従って示す
工程図。
工程図。
11,21,31 シリコン
14 p型の高濃度層(エッチング速度調整層)16
,17,23,24,27,28,29,32,33,
34 溝
,17,23,24,27,28,29,32,33,
34 溝
Claims (2)
- 【請求項1】 シリコンに深さを異ならせて複数の凹
部を形成するシリコンのエッチング方法において、前記
シリコンの特定の凹部形成位置に、エッチング速度を他
の凹部形成位置と異ならせるエッチング速度調整層を形
成しておき、各凹部形成位置へのエッチング処理を同時
に施すことにより、エッチング速度の差に基づいて凹部
深さを異ならせることを特徴とするシリコンのエッチン
グ方法。 - 【請求項2】 シリコンに深さを異ならせて複数の凹
部を形成するシリコンのエッチング方法において、前記
シリコンの特定の凹部形成位置の表面側を、エッチャン
トに一定時間で溶解するマスク層によって被覆しておき
、各凹部形成位置へのエッチング処理を同時に施すこと
により、エッチング開始時期を前記マスク層の溶解時間
に基づいて異ならせ、このエッチング開始時期の差によ
って凹部深さを異ならせることを特徴とするシリコンの
エッチング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12970791A JPH04354332A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | シリコンのエッチング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12970791A JPH04354332A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | シリコンのエッチング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04354332A true JPH04354332A (ja) | 1992-12-08 |
Family
ID=15016217
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12970791A Pending JPH04354332A (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | シリコンのエッチング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04354332A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004088706A (ja) * | 2002-07-02 | 2004-03-18 | Daishinku Corp | エッチング方法及びその方法によって成形されたエッチング成形品 |
| US6939475B2 (en) | 2001-08-31 | 2005-09-06 | Daishinku Corporation | Etching method, etched product formed by the same, and piezoelectric vibration device, method for producing the same |
| JP2007273665A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Dainippon Printing Co Ltd | モールド及びモールドの作製方法 |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP12970791A patent/JPH04354332A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6939475B2 (en) | 2001-08-31 | 2005-09-06 | Daishinku Corporation | Etching method, etched product formed by the same, and piezoelectric vibration device, method for producing the same |
| US7485238B2 (en) | 2001-08-31 | 2009-02-03 | Daishinku Corporation | Etching method, etched product formed by the same, and piezoelectric vibration device, method for producing the same |
| JP2004088706A (ja) * | 2002-07-02 | 2004-03-18 | Daishinku Corp | エッチング方法及びその方法によって成形されたエッチング成形品 |
| JP2007273665A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Dainippon Printing Co Ltd | モールド及びモールドの作製方法 |
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