JPH04360899A - 生理活性ペンタペプチドの製造法 - Google Patents

生理活性ペンタペプチドの製造法

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JPH04360899A
JPH04360899A JP3159492A JP15949291A JPH04360899A JP H04360899 A JPH04360899 A JP H04360899A JP 3159492 A JP3159492 A JP 3159492A JP 15949291 A JP15949291 A JP 15949291A JP H04360899 A JPH04360899 A JP H04360899A
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JP
Japan
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aspartyl
benzyl
protecting
amino
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Application number
JP3159492A
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English (en)
Inventor
Kazuo Matsumoto
松本 和男
Masaaki Hayashi
林 公明
Ken Hiramatsu
平松 研
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Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生理活性ペンタペプチ
ドの製法並びに該製法中に生成する中間体及びそれらの
製法に係り、さらに詳しくは、アレルギー反応遮断ポリ
ペプチドの一である、次式:
【0002】
【化10】
【0003】で示されるペンタペプチド、すなわち、L
−アスパルチル−L−セリル−L−アスパルチル−L−
プロリル−L−アルギニンの新規製法並びに該製法中に
生成する中間体及びそれらの製法に関するものである。
【0004】
【従来の技術】上記のペンタペプチドはペンチゲタイド
とも呼ばれ、IgE−肥胖細胞(好塩基球)反応を阻害
する、有用なアレルギー反応遮断ポリペプチドの一つと
して知られている(特公昭60−2318号公報、米国
特許第4,161,522号明細書)。このペンタペプ
チドの製法については、上記特公昭60−2318号公
報及び米国特許第4,161,522号明細書に、固相
法による段階的合成法が開示されているにすぎない。こ
の固相法を工程図で示すと次のとおりである。
【0005】
【化11】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この固
相法による方法は、工業的にかつ安価にこのペンタペプ
チドを大量に製造する方法としては、工程数、中間体の
単離のしやすさ、収率などの点から満足しうるものでは
なかった。
【0007】本発明者らは、この従来の固相法にかわる
液相法により、工業的に有利に、しかも、安価にペンタ
ペプチドを製造する方法を見出さんと鋭意研究を行った
結果、安価に入手できるか、あるいは製造できる保護ア
ミノ酸を用いることができ、フラグメント縮合を効率的
に組み込んで通常使用される簡便な縮合法を適用するこ
とができ、しかも、中間体として得られる化合物の単離
、精製が容易で、かつ、収率もよい、液相法によるペン
タペプチドの製造法を確立することに成功した。
【0008】本発明の製造法は、すなわち、
【化12】
【0009】(但し、R1 及びR3 はカルボキシル
基保護基、R2 はグアニジノ基保護基、R6 はアミ
ノ基保護基を表わす)で示されるトリペプチドのアスパ
ラギン酸部分から、アミノ基保護基を除去して、一般式
【0010】
【化13】
【0011】(但し、R1 、R2 及びR3 は前記
と同一の意味を有する)で示されるカルボキシル保護型
トリペプチドを製造し、この生成物(II)と一般式

0012】
【化14】
【0013】(但し、R4 はアミノ基保護基、R5 
はカルボキシル基保護基を表す)で示されるアミノ保護
型ジペプチドとをフラグメント縮合させて、一般式
【0
014】
【化15】
【0015】(但し、R1 〜R5 は前記と同一の意
味を有する)で示されるペンタペプチドを製造し、次い
でこの生成物(IV)から保護基を除去することを特徴
とする、式
【0016】
【化16】
【0017】で示されるL−アスパルチル−L−セリル
−Lーアスパルチル−L−プロリル−L−アルギニンの
製法である。
【0018】本発明の製造法は、次の工程図によって示
される。なお、本明細書において、本発明を記述する便
宜上、各種アミノ酸は慣例の略号で記述した。この略号
は、本発明の技術分野においてはよく知られたものであ
るが、明確化のために、本発明に関係あるものを以下に
列記する。アミノ酸残基の旋光性は特に明示のない限り
、天然型すなわち、L−立体配置型である。ペプチド配
列は、常法によって記述したものであって、N−末端ア
ミノ酸が左側に、C−末端アミノ酸が右側にくる。
【0019】Asp       :アスパラギン酸残
基Arg       :アルギニン残基Pro   
    :プロリン残基 Ser       :セリン残基 H−Asp−OH  :アスパラギン酸H−Ser−O
H  :セリン H−Pro−OH  :プロリン Boc       :t−ブトキシカルボニルZ  
       :ベンジルオキシカルボニルBzl  
     :ベンジル H−Arg(NO2)−OBzl :NG −ニトロ−
L−アルギニンベンジルエステル HOSu      :N−ヒドロキシコハク酸イミド
DCC       :ジシクロヘキシルカルボジイミ
ドMA        :混酸無水物法
【0020】本発明方法の工程図
【0021】
【化17】
【0022】本発明の方法において、アミノ基保護基(
R4 、R6 )、カルボキシル基保護基(R1 、R
3 、R5 )及びグアニジノ基保護基(R2 )とし
ては、いずれもペプチド合成化学の分野で通常用いられ
る種々の保護基を含むが、このうち、アミノ基保護基と
しては、例えば、ホルミル基;アセチル基;t−ブトキ
シカルボニル基;t−アミルオキシカルボニル基;ベン
ジルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシ
カルボニル基、p−クロロベンジルオキシカルボニル基
の如き置換もしくは非置換ベンジルオキシカルボニル基
、ベンジル基、p−メトキシベンジル基、3,4−ジメ
トキシベンジル基の如き置換もしくは非置換ベンジル基
;p−トルエンスルホニル基;ジー又はトリフェニルメ
チル基;ジー又はトリフェニルメチルオキシカルボニル
基;イソボルニルオキシカルボニル基;ジフェニルホス
フィニル基;ジフェニルホスフィノチオイル基などが含
まれる。 また、カルボキシル基の保護基としては、例えばメチル
基;エチル基;t−ブチル基、ベンジル基、p−メトキ
シベンジル基、p−クロロベンジル基、p−ニトロベン
ジル基の如き置換もしくは非置換ベンジル基;ジフェニ
ルメチル基;トリメチルシリル基などが含まれる。更に
、グアニジノ基の保護基としては、例えばニトロ基、p
−ニトロベンジル基などが含まれる。
【0023】これらの各保護基は、縮合方法の種類、保
護基の除去法などを考慮に入れて、適宜組合せて使用す
るのが好ましい。本発明方法における好ましい組合せの
例としては、R1 、R3 及びR5 が、同一又は異
なって、ベンジル基、p−ニトロベンジル基、p−クロ
ロベンジル基又はt−ブチル基、R2 がニトロ基、R
4 及びR6 が、同一又は異なって、ホルミル基、t
−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基
又はp−メトキシベンジルオキシカルボニル基である場
合があげられる。より好ましい例としては、R1 、R
3 及びR5 がベンジル基、R2がニトロ基、R4 
がt−ブトキシカルボニル基、R6 がベンジルオキシ
カルボニル基である場合があげられる。
【0024】以下、各工程につき詳細に説明する。 第1工程 アミノ及びカルボキシル保護型トリペプチド(V)にお
けるアスパラギン酸部分からのアミノ基保護基(R6 
)の除去は、アミノ基の種類に応じて、加水分解、加溶
媒分解、酸処理、還元等により常法に従って実施できる
。 例えば、アミノ基保護基がホルミル基、アセチル基、t
−ブトキシカルボニル基、t−アミルオキシカルボニル
基、置換又は非置換ベンジルオキシカルボニル基、トリ
フェニルメチル基、ジー又はトリフェニルメチルオキシ
カルボニル基、ジフェニルホスフィニル基、ジフェニル
ホスフィノチオイル基あるいはイソボルニルオキシカル
ボニル基の場合には、酸処理で除去することができる。 酸としては、ギ酸、トリフルオロ酢酸、ベンゼンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸、塩酸、臭化水素酸、フ
ッ化水素酸等の有機酸もしくは無機酸をいずれも使用で
きる。反応は、無溶媒下または適当な溶媒(例えば、メ
タノール、エタノール、ジオキサン、酢酸エチル、メチ
レンクロリド、クロロホルム等)中、約0〜60℃で容
易に進行する。更に、アミノ基保護基が置換または非置
換ベンジルオキシカルボニル基、置換または非置換ベン
ジル基、ジフェニルメチル基、p−トルエンスルホニル
基等の場合には接触還元あるいは液安還元により除去し
てもよい。接触還元反応は、例えば触媒(パラジウム・
炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウム、酸化白金、ラ
ネーニッケル、ラネーコバルト等)の存在下、溶媒(例
えば水、メタノール、エタノール、酢酸、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンあるいはこれらの混液等)中、10
〜60℃で常圧〜加圧下で実施することができる。
【0025】また、液安還元は、液体アンモニア中、金
属ナトリウムの存在下で好適に実施することができる。
【0026】かくして得られるカルボニル保護型トリペ
プチド(II)は、公知方法により単離することができ
るが、例えば酸処理により脱保護を行なった場合には、
該トリペプチド(II)は酸付加塩として単離されるた
め、これをアルカリで中和したのち有機溶媒で抽出し、
遊離塩基として次工程に用いるのが便利である。
【0027】第2工程 カルボキシル保護型トリペプチド(II)とアミノ保護
型ジペプチド(III)とのフラグメント縮合は、この
技術分野で通常用いられる方法で実施される。例えば、
アミノ保護型ジペプチド(III)をその反応性誘導体
(活性エステル、混酸無水物など)としたのち、カルボ
キシ保護型トリペプチド(II)と縮合させることによ
り実施できる。活性エステルの例としては、N−ヒドロ
キシコハク酸イミド、N−ヒドロキシフタルイミドある
いは1−ヒドロキシベンズトリアゾールとのエステル、
p−ニトロフェニルエステル、2,4−ジニトロフェニ
ルエステルがあげられ、これら活性エステルは、ジペプ
チド(III)と対応するアルコール類とを縮合剤(例
えば、N,N´−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N
−シクロヘキシル−N´−モルホリノカルボジイミド、
オキシ塩化リン、三塩化リン、塩化チオニル、シュウ酸
クロリド)の存在下、溶媒中で−20〜40℃、好まし
くは−5〜20℃で反応させて製造することができる。 溶媒としては、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、メチ
レンクロリド、クロロホルムなどを使用することができ
る。一方、混酸無水物の例としては、アルキル炭酸、リ
ン酸誘導体あるいは硫酸などとの混酸無水物があげられ
るが、とりわけ、アルキル炭酸混酸無水物が好ましい。 アルキル炭酸との混酸無水物は、例えばジペプチド(I
II)とハロゲン炭酸アルキル(例えば、クロル炭酸イ
ソブチル、クロル炭酸エチルとを塩基の存在下、溶媒中
で−40℃〜室温で反応させて製造することができる。 塩基としては、トリエチルアミン、トリブチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミンなどのトリアルキルアミン
、N−メチルモルホリン等があげられ、溶媒としてはテ
トラヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ジオキサン
、トルエン、クロロホルム、酢酸エチルなどがあげられ
る。
【0028】上記の如くして得られるアミノ保護型ジペ
プチド(III)の反応性誘導体とカルボキシル保護型
トリペプチド(II)との縮合は、溶媒中塩基の存在下
又は非存在下で実施することができる。溶媒としては、
水、アセトン、エタノール、イソプロパノール、ジオキ
サン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、ジメチルホル
ムアミド、メチレンクロリド、クロロホルムあるいはこ
れらの混合物などをあげることができる。塩基としては
前記のトリアルキルアミン、ピリジン、N−アルキルモ
ルホリン、N,N−ジメチルアニリン、水酸化ナトリウ
ムなどの水酸化アルカリ金属、炭酸カリウムなどの炭酸
アルカリ金属、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
などの炭酸水素アルカリ金属、等の有機もしくは無機塩
基をあげることができる。反応は、−30〜50℃、と
りわけ−30〜30℃でスムースに進行する。
【0029】上記の如くして得られるトリペプチド(I
V)は精製することなく、そのまま次工程に供してもよ
く、また所望により、例えば酢酸エチル、酢酸エチル−
エーテル混液、エタノール等から最結晶するなどして精
製したのち、次工程に供してもよい。
【0030】第3工程 ペンタペプチド(IV)からの保護基の除去は、アミノ
基、カルボキシル基及びグアニジノ基の各保護基の種類
に応じて、酸処理、加水分解、加溶媒分解、還元あるい
はこれらの方法を適宜組合せて実施することができる。
【0031】例えば、アミノ基の保護基は、前記第1工
程で説明した方法により除去することができ、また、カ
ルボキシル基保護基の除去は、該保護基がt−ブチル基
、ジフェニルメチル基、トリメチルシリル基などの場合
には、酸処理により実施することができる。更に、カル
ボキシル基の保護基が、ベンジル基、p−ニトロベンジ
ル基、p−クロロベンジル基、p−メトキシベンジル基
などの置換又は非置換ベンジル基である場合には、接触
還元により除去でき、また、メチル基、エチル基の場合
は、アルカリ加水分解により除去できる。
【0032】一方、グアニジノ基の保護基であるニトロ
基、p−ニトロベンジル基は、接触還元により除去でき
る。酸処理及び接触還元反応は、前記第1工程で説明し
たと同様の条件で実施することができ、アルカリ加水分
解は、例えば溶媒(水、メタノール、エタノール、これ
らの混液など)中、アルカリ(水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウムなど)の存在下、冷却〜加
温下で実施できる。
【0033】なお、各保護基の種類を予め適切に選べば
、最終工程において、全ての保護基が一回の脱保護反応
によって除去でき好都合である。
【0034】かくして得られるペンタペプチド(I)は
、公知方法により単離・精製することができる。例えば
、反応溶液を滅圧濃縮して得られる目的物をDowex
50(アセテート型)、DEAE−Sephadexな
どの樹脂処理あるいは逆相系の液体クロマトグラフィー
で処理するか、又はメタノール、エタノールなどの低級
アルカノール中で懸濁処理することにより精製し、凍結
乾燥することにより粉末として得ることができる。
【0035】上記本発明の方法が従来の技術と比較して
、特に有利な点は、本工程における出発原料であるアミ
ノ及びカルボキシル保護型トリペプチド(V)、アミノ
保護型ジペプチド(III)が収率良く、結晶として得
ることができること、また、上記トリペプチドのアミノ
基保護基を除去したカルボキシル保護型トリペプチド(
II)と上記ジペプチド(III)のフラグメント縮合
が活性エステル化法や混酸無水物法によってもほとんど
ラセミ化を伴なうことなく、好収率で進行すること、さ
らには、セリン部の水酸基を無保護で縮合反応が行える
こと等をあげることができる。従って、本発明は、ペン
タペプチド(I)の経済的に有利な工業的製法となるも
のである。
【0036】本発明における出発原料であるトリペプチ
ド(V)は、例えば、
【0037】
【化18】
【0038】(但し、R1 及びR6 は前記と同一の
意味を有する)で示されるアミノ保護型アスパラギン酸
とプロリンとを縮合させて、アミノ保護型ジペプチド(
VII)
【0039】
【化19】
【0040】(但し、R1 及びR6 は前記と同一の
意味を有する)を製造し、この生成物(VII)と
【0
041】
【化20】
【0042】(但し、R2 及びR3 は前記と同一の
意味を有する)で示されるカルボキシル保護型アルギニ
ンとを縮合させて製造することができる。
【0043】一方、アミノ保護型ジペプチド(III)
は、
【0044】
【化21】
【0045】(但し、R4 及びR5 は前記と同一の
意味を有する)で示されるアミノ保護型アスパラギン酸
とセリンとを縮合させて製造することができる。
【0046】上記の縮合反応はいずれも、第2工程で説
明した縮合方法により実施することができる。
【0047】
【実施例】
実施例1 N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジル−L−アス
パルチル−L−プロリン・ジシクロヘキシルアミン塩の
調製
【0048】
【化22】
【0049】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパラギン酸(I)97g(0.3mol)
とN−ヒドロキシコハク酸イミド35.2g(0.30
6mol)をテトラヒドロフラン600mlに溶かし、
5℃に冷却、ジシクロヘキシルカルボジイミド63.1
g(0.306mol)を添加し、室温で5時間撹拌し
た。不溶部をろ別、ろ液を減圧濃縮し、活性エステルを
得た。
【0050】別に、L−プロリン34.5g(0.3m
ol)とトリエチルアミン30.4g(0.3mol)
を、エタノール450mlとクロロホルム450mlと
の混液に加熱溶解し、室温に冷却した。この溶液に上記
活性エステルのクロロホルム200ml溶液を滴下し、
室温で40分撹拌した。反応液を減圧濃縮したのち、残
渣に酢酸エチルを加え、0.5Mクエン酸で酸性とし、
有機層を分取、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、得られた油状残渣
をジイソプロピルエーテル700mlに溶かし、氷水で
冷却し、これに、ジシクロヘキシルアミン(DCHA)
54.4g(0.3mol)を加え、放置した。析出晶
をろ取、無色結晶として、N−t−ブトキシカルボニル
−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリン・ジ
シクロヘキシルアミン塩を得た。収量144.04g(
79.8%)、mp122〜123℃、[α]D 25
  −29.5°(c=1、DMF)
【0051】実施例2 N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジル−L−アス
パルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギ
ニンベンジルエステルの調製
【0052】
【化23】
【0053】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパルチル−L−プロリン92.5g(0.
22mol)をテトラヒドロフラン220mlに溶かし
、−20℃に冷却、N−メチルモルホリン22.3g(
0.22mol)を滴下、次いで、クロル炭酸イソブチ
ル30g(0.22mol)を−15℃以下で滴下し、
−15℃で、10分間撹拌することにより混酸無水物溶
液を調製した。
【0054】別に、NG −ニトロ−L−アルギニンベ
ンジルエステル・2p−トルエンスルホン酸塩143.
8g(0.22mol)をジメチルホルムアミド140
mlとテトラヒドロフラン140mlの混液に溶かし、
N−メチルモルホリン45.6g(0.451mol)
を加え、−5℃に冷却した。この溶液を前記混酸無水物
溶液に−15℃以下で滴下した。滴下後、室温で3時間
撹拌し、反応液を減圧濃縮、残渣に酢酸エチル500m
lを加え、順次、水、0.5Mクエン酸水、水、飽和炭
酸水素ナトリウム水、水、飽和食塩水を用いて洗浄した
。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、
得られた油状残渣を酢酸エチル300mlに溶かし、一
夜、撹拌した。析出晶をろ取、酢酸エチル15ml、酢
酸エチル−ジイソプロピルエーテル(2:1)混液30
ml、ジイソプロピルエーテル100mlを用いて順次
に洗浄したのち、乾燥すると、N−t−ブトキシカルボ
ニル−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル
−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルが
無色結晶として得られた。収量118g(75.4%)
mp116〜119℃、[α]D 27−63.6°(
c=1、CHCl3)
【0055】実施例3 β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG
 −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルの調製

0056】
【化24】
【0057】N−t−ブトキシカルボニル−β−ベンジ
ル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ
−L−アルギニンベンジルエステル142.4g(0.
2mol)をメチレンクロリド470mlに溶かし、5
℃に冷却後、トリフルオロロ酢酸(TFA)285ml
を同温で滴下し、滴下後室温で1時間撹拌した。反応液
を減圧濃縮後、残渣に酢酸エチルを加え、再濃縮した。 残留物に酢酸エチル2000mlとテトラヒドロフラン
1000mlの混液を加え、さらに炭酸カリウム水溶液
を加えてアルカリ性とした。水層を酢酸エチル1000
mlで再抽出後、有機層に合した。水洗後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去し、β−ベンジル
−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ−
L−アルギニンベンジルエステルを淡黄色油状物として
得た。
【0058】本品は更に精製することなく次の反応に使
用した。収量120g(98%)
【0059】実施例4 N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−セリンの調製
【0060】
【化25】
【0061】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパラギン酸89.3g(0.25mol
)とN−ヒドロキシコハク酸イミド29.3g(0.2
55mol)をテトラヒドロフラン500mlに溶かし
、5℃に冷却後、ジシクロヘキシルカルボジイミド52
.6g(0.255mol)を添加し、室温で14時間
撹拌した。 不溶部をろ別、ろ液を減圧濃縮し、油状の活性エステル
を得た。
【0062】L−セリンを炭酸水素ナトリウム24.2
gの水183ml溶液に溶かし、5℃に冷却した後、こ
れに上記活性エステルのテトラヒドロフラン275ml
溶液を5〜10℃で滴下する。滴下後、室温で1.5時
間撹拌した。反応液を減圧濃縮後、テトラヒドロフラン
を留去し、得られた水溶液に水100mlを加え、稀釈
し、酢酸エチルで洗浄した。水層を5℃に冷却し、10
%塩酸を加えpH3に調整し、撹拌した。析出晶をろ取
、水、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、乾燥すること
により、N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル
−L−アスパルチル−L−セリンを無色結晶として得た
【0063】収量73.1g(65.8%)、mp. 
156〜159℃(分解)、[α]D 25+4.7°
(c=1、DMF)
【0064】実施例5 N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L−ア
スパルチル−L−セリル−β−ベンジル−L−アスパル
チル−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニン
ベンジルエステルの調製
【0065】
【化26】
【0066】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパルチル−L−セリン4.4g(10m
mol)とN−ヒドロキシコハク酸イミド1.17g(
10.2mmol)をテトラヒドロフラン40mlに溶
かし、5℃に冷却後、ジシクロヘキシルカルボジイミド
2.1g(10.2mmol)を加え、室温で2時間撹
拌した。次いで、β−ベンジル−L−アスパルチル−L
−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジル
エステル7.1g(10mmol)のテトラヒドロフラ
ン20ml溶液を5℃で滴下したのち、室温で2時間撹
拌した。不溶物をろ別、ろ液を減圧濃縮後、残渣を酢酸
エチルに溶かし、1%塩酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素
ナトリウム水、飽和食塩水で順次で洗浄した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥、溶媒を減圧留去後、残渣
を酢酸エチル70mlに溶かし、室温で24時間撹拌し
た。析出する固形物をろ取、酢酸エチル20ml、ジイ
ソプロピルエーテル70mlで洗浄した。得られた粉末
を酢酸エチル150mlに加熱溶解し、室温にて一夜撹
拌晶析し、固形物をろ取、酢酸エチル50ml、ジイソ
プロピルエーテル70mlで洗浄することにより、N−
ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L−アスパ
ルチル−L−セリル−β−ベンジル−L−アスパルチル
−L−プロリル−NG −ニトロ−L−アルギニンベン
ジルエステルを無色粉末として得た。[α]D 27−
15.0°(c=1、CHCl3)
【0067】実施例
6 L−アスパルチル−L−セリル−L−アスパルチル−L
−プロリル−L−アルギニンの調製
【0068】
【化27】
【0069】N−ベンジルオキシカルボニル−β−ベン
ジル−L−アスパルチル−L−セリル−β−ベンジル−
L−アスパルチル−L−プロリル−NG−ニトロ−L−
アルギニンベンジルエステル41.5g(0.04mo
l)を酢酸−メタノール(1:1)混液830mlに溶
かし、パラジウム黒8.3gの存在下、3.5気圧、1
6時間接触還元した。反応後、触媒をろ去、ろ液を減圧
濃縮し、残渣に水を加え、全溶を100mlとする。こ
の溶液をエタノール1000ml中に注加、撹拌した。 沈澱した固体をろ取、エタノール次いでジイソプロピル
エーテルで洗浄後、減圧乾燥し、粗製のL−アスパルチ
ル−L−セリル−L−アスパルチル−L−プロリル−L
−アルギニンを得た。
【0070】本品を水に溶かし、 Dowex50(ア
セテート型)に吸着、水で洗浄後、水から0.2M酢酸
に徐々に濃度を上げ溶出した。目的画分を集め、凍結乾
燥し、高純度のペンチゲタイドを得た。収量16.4g
(69.8%)
【0071】
【発明の効果】本発明の方法が従来の技術と比較して、
特に有利な点は、本工程における重要中間体であるN−
ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L−アスパ
ルチル−L−セリンおよびN−t−ブトキシカルボニル
−β−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−N
G −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステルが収率
良く、結晶として、単離精製することができること、ま
た、上記トリペプチドのt−ブトキシカルボニル保護基
を除去したβ−ベンジル−L−アスパルチル−L−プロ
リル−NG −ニトロ−L−アルギニンベンジルエステ
ルとN−ベンジルオキシカルボニル−β−ベンジル−L
−アスパルチル−L−セリンのフラグメント縮合がほと
んどラセミ化を伴なうことなく、好収率で進行すること
、さらには、セリン部の水酸基を無保護で縮合反応が行
えること等をあげることができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 (但し、R1 及びR3 はカルボキシル基保護基、R
    2 はグアニジノ基保護基を表す)で示されるカルボキ
    シル保護型トリペプチドと、一般式 【化2】 (但し、R4 はアミノ基保護基、R5 はカルボキシ
    ル基保護基を表す)で示されるアミノ保護型ジペプチド
    とをフラグメント縮合させて、一般式 【化3】 (但し、R1 〜R5 は前記と同一の意味を有する)
    で示されるペンタペプチドを製造し、次いでこの生成物
    (IV)から保護基を除去することを特徴とする、式【
    化4】 で示されるL−アスパルチル−L−セリル−L−アスパ
    ルチル−L−プロリル−L−アルギニンの製法。
  2. 【請求項2】  一般式 【化5】 (但し、R1 及びR3 はカルボキシル基保護基、R
    2 はグアニジノ基保護基、R6 はアミノ基保護基を
    表す)で示されるトリペプチドのアスパラギン酸部分か
    ら、アミノ基保護基を除去して、一般式 【化6】 (但し、R1 、R2 及びR3 は前記と同一の意味
    を有する)で示されるカルボキシル保護型トリペプチド
    を製造し、この生成物(II)と、一般式 【化7】 (但し、R4 はアミノ基保護基、R5 はカルボキシ
    ル基保護基を表す)で示されるアミノ保護型ジペプチド
    とをフラグメント縮合させて、一般式 【化8】 (但し、R1 〜R5 は前記と同一の意味を有する)
    で示されるペンタペプチドを製造し、次いでこの生成物
    (IV)から保護基を除去することを特徴とする、式【
    化9】 で示されるL−アスパルチル−L−セリル−Lーアスパ
    ルチル−L−プロリル−L−アルギニンの製法。
  3. 【請求項3】  L−セリンの反応性側鎖を保護するこ
    となくフラグメント縮合させる請求項1又は2記載の製
    法。
  4. 【請求項4】  R1 、R3 及びR5 が、同一又
    は異なって、メチル基、エチル基、t−ブチル基、ジフ
    ェニルメチル基、トリメチルシリル基、及び置換又は非
    置換ベンジル基から選ばれるカルボキシル基保護基、R
    2 がニトロ基及びp−ニトロベンジル基から選ばれる
    グアニジノ基保護基、R4 及びR6 が、同一又は異
    なって、ホルミル基、アセチル基、t−ブトキシカルボ
    ニル基、t−アミルオキシカルボニル基、p−トルエン
    スルホニル基、置換又は非置換ベンジルオキシカルボニ
    ル基、ジー又はトリフェニルメチルオキシカルボニル基
    、置換又は非置換ベンジル基、ジー又はトリフェニルメ
    チル基、イソボルニルオキシカルボニル基、ジフェニル
    ホスフィニル基及びジフェニルホスフィノチオイル基か
    ら選ばれるアミノ基保護基である請求項3記載の製法。
  5. 【請求項5】  R1 、R3 及びR5 が、同一又
    は異なって、ベンジル基、p−ニトロベンジル基、p−
    クロロベンジル基又はt−ブチル基、R2 がニトロ基
    、R4 及びR6 が、同一又は異なって、ホルミル基
    、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニ
    ル基又はp−メトキシベンジルオキシカルボニル基であ
    る請求項4記載の製法。
  6. 【請求項6】  R1 、R3 及びR5 がベンジル
    基、R2 がニトロ基、R4 がt−ブトキシカルボニ
    ル基、R6 がベンジルオキシカルボニル基である請求
    項5記載の製法。
  7. 【請求項7】  N−t−ブトキシカルボニル−β−ベ
    ンジル−L−アスパルチル−L−プロリル−−NG −
    ニトロ−L−アルギニンベンジルエステル。
  8. 【請求項8】  N−ベンジルオキシカルボニル−β−
    ベンジル−L−アスパルチル−L−セリル−β−ベンジ
    ル−L−アスパルチル−L−プロリル−NG −ニトロ
    −L−アルギニンベンジルエステル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022196797A1 (ja) 2021-03-19 2022-09-22 富士フイルム株式会社 アミノ酸又はペプチドの製造方法、保護基形成用試薬、及び、化合物

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