JPH04366154A - エチレン性不飽和フルオロ化合物とビニルエーテルとの共重合体の安定化方法 - Google Patents

エチレン性不飽和フルオロ化合物とビニルエーテルとの共重合体の安定化方法

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JPH04366154A
JPH04366154A JP3293778A JP29377891A JPH04366154A JP H04366154 A JPH04366154 A JP H04366154A JP 3293778 A JP3293778 A JP 3293778A JP 29377891 A JP29377891 A JP 29377891A JP H04366154 A JPH04366154 A JP H04366154A
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ethylenically unsaturated
group
substituents
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JP3293778A
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Gulick Norman M Van
ノーマン・マーチン・バン・グリツク
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F216/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical
    • C08F216/12Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an alcohol, ether, aldehydo, ketonic, acetal or ketal radical by an ether radical
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F214/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen
    • C08F214/18Monomers containing fluorine
    • C08F214/186Monomers containing fluorine with non-fluorinated comonomers
    • C08F214/188Monomers containing fluorine with non-fluorinated comonomers with non-fluorinated vinyl ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、エチレン性不飽和フルオロ化
合物とビニルエーテルとの共重合体をゲル形成に対して
安定化する方法に関するものである。安定化された共重
合体は高品質の被覆剤および仕上げ剤の成分として、殊
に橋梁の鉄製部品および建築の保持用に、ならびに自動
車用の応用面において特に有用である。
【0002】エチレン性不飽和フルオロ化合物、特にフ
ルオロオレフィンとビニルエーテルとの共重合体、およ
びこの種の共重合体を含有する被覆用組成物は、たとえ
ば、その全てが引用文献として本件明細書に組み入れら
れている米国特許 3,306,879(パチソン(P
attison));3,390,203(エンゲルハ
ルト(Engelhardt));3,429,845
(ベチトールド(Bechtold)ら);3,476
,827(エンゲルハルト);3,762,940(ベ
チトールド);および4,859,755(シュリフ(
Schlipf)ら)により周知されている。
【0003】被覆の応用面においては、被覆用組成物は
しばしば有機溶媒中の溶液から適用されるので、この種
の組成物の良好な溶解性および溶液の安定性が重要であ
る。不幸なことに、エチレン性不飽和フルオロ化合物と
ビニルエーテルとの共重合体はゲル化する傾向を有する
。ゲル化は遊離基開始共重合工程それ自体において、ま
たはその後に、共重合体含有組成物または単離された共
重合体を放置した場合に開始する可能性がある。過去に
おいても、大日本インキ化学社の日本公開特許出願、公
開番号 62−292813、62−104814、お
よび 62−292814 にそれぞれ記載されている
ように、第 3 級有機アミンもしくは第 3 級有機
ホスフィンを溶液に添加して、または 2,2,6,6
−四置換ピペリジンの存在下に共重合を行って、この種
の共重合体の溶液の安定性を改良する試みがなされて来
た。大日本インキ化学は他の解決法として、日本公開出
願 2−140210 に開示されているように、第 
3 級アミン基含有共重合体の共重合体への組み入れを
示唆している。
【0004】エチレン性不飽和フルオロ化合物とビニル
エーテルとの共重合体を水性分散液中で、たとえばラテ
ックス中で使用する場合においても、ゲルを含有する分
散液が不均一で適用が困難になり、不均一で貧弱な品質
の被覆を与えるために、ゲルの存在は望ましくない。
【0005】共重合体への、または共重合反応へのアミ
ンの添加はゲル化の防止に有効であると言われている。 アミンの目的の一つは、最初に存在し得る、または続い
て形成され得る全ての酸を中和することであると考えら
れる。この共重合体の安定化方法は、しばしば組成物に
望ましくない黄色の色を与えるという欠点を有している
。さらに、低沸点の有機アミンは遅かれ早かれ組成物か
ら蒸発して、その安定化効果を失う。
【0006】したがって、上記の欠点を持たないエチレ
ン性不飽和フルオロ化合物とビニルエーテルとの共重合
体を安定化する方法を提供することが望ましい。
【0007】
【発明の概要】本発明に従えば、安定化を水性媒体中で
行う場合にはその水性媒体の pH をいかなる場合に
も少なくとも 5 であるが 10 を超えない値に維
持しなければならないことを前提として、遊離基共重合
反応に、または共重合体に、共重合反応中に共重合単量
体として存在するビニルエーテルまたは共重合体中に共
重合した単量体として存在するビニルエーテル1モルあ
たり約 0.1 − 400 ミリモルの安定化量の 
2,2−未置換脂環状 1,3−ジケトンを、上記のジ
ケトンのエノラートイオンの存在下に添加することより
なる、下に与えた概略の比率の以下の共重合単量体: (1)  10 − 60 モルパーセントの式(1)
【0008】
【化5】 式中、置換基 W、X、Y、および Z のそれぞれが
、置換基W、X、Y、およびZ の少なくとも 2 個
がフッ素原子であることを前提としてフッ素原子である
ことが可能であり;置換基 W、X、Y、および Z 
の最高でも 2 個が独立に H、Cl、または−OR
f(ここで、Rf は C1−C12 フルオロアルキ
ル基である)であることが可能であり、また、2 個の
 −ORf 基が結合して環状構造の一部となっていて
もよく;置換基 W、X、Y、および Z の最高でも
1個が Br または−CF2Rf’(ここで、Rf’
はC1−C12 フルオロアルキル基である)であるこ
とが可能であるが、前提として、Rf および Rf’
のそれぞれが硬化箇所を与える1個または 1個以上の
官能基によりさらに置換されていてもよいにより表され
る少なくとも1種のエチレン性不飽和フルオロ化合物; (2)  10 − 60 モルパーセントの少なくと
も1種の式
【0009】
【化6】CH2=CH−O−R 式中、R は遊離基共重合を阻害しない1個または 1
 個以上の、硬化箇所を与える官能基を含む官能基によ
りさらに置換されていてもよい C1−C18 の脂肪
族基または脂環状基であるのビニルエーテル;ならびに
、(3)  0 − 80 モルパーセントの少なくと
も1種のゲル化の危険を実質的に増加させない他のエチ
レン性不飽和共重合単量体 の、上記の全ての単量体の合計量が 100 モルパー
セントになる共重合体をゲル形成に対して安定化する方
法が提供される。
【0010】
【発明の詳細な記述】本発明記載の方法に従って安定化
される共重合体の製造に有用な上記の式(1)の典型的
なエチレン性不飽和フルオロ化合物には、以下の代表的
な単量体が含まれる:テトラフルオロエチレン、ヘキサ
フルオロプロペン−1、オクタデカフルオロノネン−1
、1−ヒドロペンタフルオロプロペン−1、2−ヒドロ
ペンタフルオロプロペン−1、クロロトリフルオロエチ
レン、パーフルオロ−(3−オキサブテン−1)、パー
フルオロ−(3−オキサヘキセン−1)、パーフルオロ
−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)、パー
フルオロ−(2−メチレン−4−メチル−1,3−ジオ
キソラン)、およびフッ化ビニリデン。
【0011】上記の式(1)の他の適当なエチレン不飽
和フルオロ化合物は硬化箇所を与える官能基を含有する
。この種の硬化箇所には、たとえばニトリル基、エステ
ル基および臭素またはヨウ素原子が可能である。硬化箇
所を与える、官能基を含有するエチレン性不飽和フルオ
ロ化合物は当該技術で周知されている。例は、パーフル
オロ−(5−ブロモ−3−オキサペンテン−1)、ブロ
モトリフルオロエチレン、式中の m が通常は 0 
− 3 であり、R’が C1−C4 アルキル基であ
るCF2=CFO[CF2CF(CF3)O]mCF2
CF2CN および CF2=CFO[CF2CF(CF3)O]mCF2C
F2COOR’である。
【0012】典型的なビニルエーテルには単純なアルキ
ルおよび脂環状ビニルエーテル、ならびにその他の置換
基、特に硬化箇所官能性基を有するアルキルおよび脂環
状ビニルエーテルが含まれる。典型的な単純ビニルエー
テルはメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、
ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、オ
クチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、オク
タデシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエ
ーテル、シクロペンチルビニルエーテル、およびシクロ
ヘキシルビニルエーテルである。
【0013】硬化箇所官能基を含有するビニルエーテル
にはハロアルキルおよびヒドロキシアルキルビニルエー
テル、たとえば 2−クロロエチルビニルエーテル、2
−ブロモエチルビニルエーテル、2−ヒドロキシエチル
ビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテ
ル、4−ヒドロキシブチルビニルエーテル、6−ヒドロ
キシヘキシルビニルエーテル、および1,4−シクロヘ
キサンジメタノールモノビニルエーテルが含まれる。
【0014】加えて、本件共重合体は1種または 1 
種以上のその中に共重合している、ビニルエステルたと
えば酢酸ビニルおよびプロピオン酸ビニル;ならびに 
N−ビニルアミドまたはイミド、たとえば N−ビニル
−ε−カプロラクタム、N−ビニルピロリドン、および
 N−ビニルスクシニミドを含む他のエチレン性不飽和
共重合単量体を含有していてもよい。
【0015】式(1)のエチレン性不飽和フルオロ化合
物とビニルエーテルとの共重合は、当該技術で周知の条
件下で行う。たとえばハンフォード(Hanford)
の米国特許2,468,664 に記載されているテト
ラフルオロエチレンと他の単量体との一般的共重合方法
、ならびに上に引用した米国特許 3,306,879
 および 3,762,940 に記載されているフル
オロ単量体とビニルエーテルとの共重合方法を参照され
たい。この方法はバッチ法であっても連続法であっても
よく、溶液中で実行しても水性乳濁液中で実行してもよ
い。遊離基開始剤は、通常はペルオキシ化合物またはア
ゾ化合物である。典型的なこの種の開始剤は過硫酸アン
モニウム、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、およ
びアゾビスイソブチロニトリルである。加えて、連鎖移
動剤も溶媒系の一部であり得る。たとえば、この種の共
重合にしばしば使用される溶媒系は t−ブチルアルコ
ールとメタノールとの混合物であり、ここではメタノー
ルは連鎖移動剤としても作用している。本件共重合は適
当な温度で、通常は約 50 − 80℃ の範囲で、
自然発生的なものでもよい穏やかな圧力下で実行する。
【0016】適当な安定性脂環状ジケトンには置換され
ていない、一アルキル置換されている、および多置換さ
れている、好ましくは二アルキル置換されている、その
各アルキル置換基が好ましくは 7 個未満の炭素原子
を有する脂環状 1,3−ジケトンが含まれる。典型的
なこの種のジケトンには、5,5−ジメチル−1,3−
シクロヘキサンジオン、1,3−シクロヘキサンジオン
、5−メチル−1,3−シクロヘキサンジオン、5−イ
ソプロピル−1,3−シクロヘキサンジオン、4−ヘキ
シル−1,3−シクロヘキサンジオン、4,4−ジメチ
ル−1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−シクロペ
ンタンジオン、および 4,4,6,6−テトラメチル
−1,3−シクロヘキサンジオンが含まれる。
【0017】好ましい脂環状 1,3−ジケトンである
 5,5−ジメチル−1,3−シクロヘキサンジオンは
また、メトンおよびジメドンの通称でも呼ばれている。 “メトン”の名は、本件明細書でも時に正式な化学名に
替えて使用する。メトンはアルデヒドの固体誘導体の製
造用の有機分析に使用される価値ある化学剤である。
【0018】安定性脂環状 1,3−ジケトンのエノラ
ートは、媒体中に既に若干の塩基が存在するのでなけれ
ば少量の塩基を添加して、工程内で形成させることがで
き、通常はこのようにして形成させる。添加する必要が
ある塩基の量は触媒量と考えられるが、触媒量より大量
であっても適当である。しかし、この量は通常はジケト
ンのエノール形状を完全に中和するのに必要な量よりは
はるかに少ない。非水系に使用する塩基は通常はルイス
塩基であろうが、水系に使用する塩基は通常はブレンス
テッド塩基であろう。
【0019】共重合段階で添加するならば、適当な塩基
は共重合に不利益な影響を与えないものであるべきであ
る。これらには第1級、第 2 級または第 3 級の
脂肪族または環状脂肪族のアミン、たとえばトリエチル
アミン、シクロヘキシルアミン、モルホリン、2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、N−メチルピペリジ
ン、トリブチルアミンおよび 2−アミノ−2,4,4
−トリメチルペンタン;ならびにアンモニアが可能であ
る。加えて、アルデヒドとメトンとの有機媒体中での反
応がアミド、たとえばホルムアミド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセタミド、および 
N−メチルピペリドンのような弱い塩基によっても触媒
されることも知られている。
【0020】周知のように、ビニルエーテルは酸性条件
下で不安定である。したがって、その遊離基共重合は通
常は中性または塩基性側で行われる。この種の共重合は
、溶液中で行う場合には通常は中性媒体中で行われる。 水性乳濁液中のビニルエーテルの共重合は通常は 7 
以上の pH で行われるが、約 5 ないし 7 の
僅かに酸性の pH においても、ビニルエーテルは限
られた時間分解せずに存在し得るのみである。この水性
乳濁液は、たとえばアルカリ金属またはアルカリ土類金
属の水酸化物、水酸化アンモニウム、酢酸ナトリウム、
アルカリ金属リン酸塩、アルカリ金属ホウ酸塩、および
アルカリ金属炭酸塩を含有することができる。水性媒体
を約 6 − 10 の pH 範囲に、特に 7 −
 9 の範囲に維持する、または緩衝するのが好ましい
。適当な緩衝系は、約 6 − 8 の pH 範囲に
は(HPO4)2−/(H2PO4)− を、約 8 
− 10 の pH 範囲には(H2BO3)−/H3
BO3を含有する。約 6 − 9 の pH 範囲を
与え得るNaHCO3 を含有する系は有効性が若干低
い。さらに、相間移動触媒を添加してエノラートアニオ
ンの有機重合体相への移動を容易にすることもできる。 この種の周知の相間移動触媒は、たとえば N−置換基
の炭素原子の総数が少なくとも 16 である第 4 
級アンモニウム塩、または 5 個を超える炭素原子を
有する脂肪族アミンであろう。
【0021】エノラートアニオンは適当なカチオン、た
とえばアンモニウムおよび置換アンモニウムイオン、第
 4 級アンモニウムイオン、第 4 級ホスホニウム
イオン、金属イオンならびにスルホニウムイオンのいず
れと結合していてもよい。2,2−未置換 1,3−ジ
ケトンのエノラート塩を工程内で形成させることなく、
あらかじめ形成させることも、この塩を共重合反応系ま
たは共重合体組成物に添加することももちろん可能であ
る。
【0022】しかし、エノラートを工程内で形成させる
のが好ましく、最良の結果を得るには脂環状ジケトンと
塩基との双方をほぼ同時に共重合媒体に添加することが
推奨される。共重合を連続法で行う場合には、環状ケト
ンと塩基との双方を反応器に連続的に計量導入すること
ができる。これらの成分の一方を共重合中に添加し、他
方は製造直後の共重合体に添加しても良好な安定化が得
られる。この種の場合には、逆にすると望ましくない色
が発生する可能性があるので、ジケトンを第1に、塩基
を第 2 に添加することが推奨される。ジケトンと塩
基との双方を共重合に続いて添加する場合には、最良の
結果を得るためにはこれを直後にしなければならない。
【0023】脂環状 1,3−ジケトンの好ましい量は
、ビニルエーテル1モルあたり 0.25 −200 
ミリモル、特に 0.5 −100 ミリモルである。
【0024】エチレン性不飽和フルオロ化合物とビニル
エーテルとの共重合体は放置するとゲル化する傾向を有
するが、エチレン性不飽和フルオロ化合物とヒドロキシ
置換ビニルエーテルとの共重合体はさらに容易にゲル化
する傾向を有する。ゲル化は理論的には数種のメカニズ
ムのいずれかにより起こり得る。本件発明者はいかなる
理論にも束縛されることを望むものではないが、種々の
重合メカニズムが、枝分かれ反応とビニルエーテル末端
基を有する中間体基からの分解的連鎖移動とにより生ず
る、1個または 2 個以上のアルデヒド基を有する枝
分かれ重合体分子を生じさせると考えられる。放置する
と、若干のアルデヒド基の、または他の酸化され得る化
学種の過酸化物による、または大気中の酸素による酸化
が酸を生成させる可能性がある。ついで、残存するアル
デヒド基はその後の反応、たとえば酸触媒オリゴマー化
または存在するいずれかのアルコールとのヘミアセター
ルおよび/またはアセタールを形成させる反応を受ける
可能性がある。この種の反応が重合体鎖1本あたりに 
2個以上のアルデヒド基を包含する場合には、架橋およ
びゲル化が起こり得る。
【0025】したがって、エチレン性不飽和フルオロ化
合物とビニルエーテルとの共重合体の当該技術で記述さ
れているある種のアミンによる安定化は、少なくとも酸
触媒反応の発生を防止すると考えられるが、これらの遊
離基共重合にアミンを添加する場合には好ましくない色
生成がしばしば生ずる。
【0026】対照的に、本発明記載の方法は以下の方程
式によりメトンに関して例示される脂環状 1,3−ジ
ケトンとアルデヒドとの反応を包含する:
【0027】
【化7】
【0028】ここで、R”はアルキル基であり、Me 
はメチル基である。
【0029】エノラートイオンがこの反応の実際の触媒
であると考えられるが、エノラートのみを使用するなら
ば、すなわち、全ての脂環状ジケトンがエノラート型で
あるならば、適当なプロトン源が媒体中に存在しない限
り、この安定化反応は達成するのが極めて困難であろう
。したがって、この安定化工程を約 10 より高い 
pHで試みるのは望ましくない。アルカリ性のより少な
い媒体中では、7 以上の pHであっても、ジケトン
自体から、もしくはエノラートに伴うカチオン(たとえ
ばアルキル3NH+)から、または緩衝系(たとえば 
CH3COOH、H2PO4−、または HCO3−)
からプロトンが生じ得る。この系は、少なくとも環状ケ
トンから初期に供給されるものと同等の、多くのプロト
ンを供給し得るはずである。
【0030】通常は上記の範囲内でのことであるが、ア
ルデヒド基の量を基準にして過剰のジケトンが存在する
場合にはゲル物質を生成する架橋がもはや可能ではなく
、このジケトンの阻害効果は恒常的である。ジケトンの
反応を触媒するエノラートを形成するのに必要な塩基の
量は極めて少量であるので、変色を起こさせる可能性の
ある大量の塩基が存在する必要はない。
【0031】架橋の最も効果的な阻害は脂環状 1,3
−ジケトンと塩基とを共重合反応に添加する場合に起き
るので、添加と安定化とを行う条件は共重合反応自体の
条件に応じて変化する。他の場合には、安定化すべき共
重合体は溶媒中の溶存していてもよく、水中に、または
水含有媒体中に分散していてもよい。この場合のジケト
ン添加の温度は厳密なものではないが、通常はほぼ室温
から約 80℃ の間の範囲内のいずれかであろう。ジ
ケトンと塩基とは同時に添加してもよく、いかなる順序
にでも個別に添加してもよい。
【0032】本発明をここで、以下のある種のその代表
的な具体例の実施例により説明するが、その全ての百分
率は体積%である。
【0033】比較例 400 ml のハステロイ(HastelloyR)
製の振とう管に、アゾビスイソブチロニトリル 0.1
5 g と 4−ヒドロキシブチルビニルエーテル 2
6.0 g とを 200 g の試薬規格の酢酸エチ
ルに溶解させた溶液を装入した。この管をドライアイス
で急冷し、機械的ポンプで脱気し;ついで、メチルビニ
ルエーテル 13.0 g とテトラフルオロエチレン
 50.0 g とを装入した。この管を閉じ、65℃
 で 5 時間振とうした。溶液を 40 %の水性メ
タノール中に十分に撹拌しながら注いで、得られた共重
合体を溶液から沈澱させた。この生成物を水で洗浄し、
50℃ の真空炉中で、窒素で徐々に掃引しながら穏や
かに乾燥した。重量 53.2 g の乾燥共重合体は
テトヒドロフランに全く不溶であり、したがって架橋し
ていた。
【0034】
【実施例1】この場合にはメトン 2 g とトリエチ
ルアミン 0.3g とを共重合の終了時に添加したこ
とを除き、同量の出発物質を用いて比較例の方法を反復
した。得られた溶液をさらに 5 時間、室温に放置し
た。上と同様に 40 %の水性メタノールを用いて共
重合体を沈澱させ、水で洗浄し、上と同様に真空炉中で
穏やかに乾燥した。重量 62.7 g で、テトヒド
ロフランに僅かに溶解した。
【0035】
【実施例2】トリエチルアミン 0.30 g をも反
応器中に存在させたことを除き、同量の出発物質を用い
て比較例の方法を反復した。得られた共重合体溶液にメ
トン 2.0 gを添加し、この溶液を室温でさらに 
5 時間放置した。上と同様にして共重合体を沈澱させ
、100℃ の真空炉中で、窒素で徐々に掃引しながら
乾燥した。重量64.0 g で、テトヒドロフランに
完全に溶解した。
【0036】
【実施例3】メトン 2 g をも反応器中に存在させ
たことを除き、同量の出発物質を用いて比較例の方法を
反復した。得られた共重合体溶液にトリエチルアミン 
0.30 g を添加し、この溶液を室温でさらに 5
 時間放置した。上と同様にして共重合体を沈澱させ、
100℃ の真空炉中で、窒素で徐々に掃引しながら乾
燥した。重量63.5 g で、テトヒドロフランに完
全に溶解した。
【0037】
【実施例4】400 ml のハステロイR 製の振と
う管にトリエチルアミン 0.30g、メトン 0.2
g、および アゾビスイソブチロニトリル 0.15 
g と 4−ヒドロキシブチルビニルエーテル 26.
0 g とを 200 g の試薬規格の酢酸エチルに
溶解させた溶液を装入した。上と同様にしてこの管を急
冷、脱気し;ついで、メチルビニルエーテル13.0 
g とテトラフルオロエチレン 50.0 g とを装
入した。 この管を閉じ、65℃で 5 時間振とうした。溶液を
 40 %の水性メタノールに十分に撹拌しながら添加
して、得られた共重合体を溶液から沈澱させた。この生
成物を水で洗浄し、100℃ の真空炉中で、窒素で徐
々に掃引しながら穏やかに乾燥した。重量46.0g 
の乾燥共重合体はテトヒドロフランに完全に溶解した。
【0038】本発明の主な特徴及び態様は以下のとおり
である。
【0039】1  安定化を水性媒体中で行う場合には
その水性媒体の pHをいかなる場合にも少なくとも約
 5 であるが約 10 を超えない値に維持しなけれ
ばならないことを前提として、遊離基共重合反応に、ま
たは共重合体に、共重合反応中に共重合単量体として存
在するビニルエーテルまたは共重合体中に共重合した単
量体として存在するビニルエーテル1モルあたり約 0
.1 − 400 ミリモルの安定化量の 2,2−未
置換脂環状 1,3−ジケトンを、上記のジケトンのエ
ノラートイオンの存在下に添加することを特徴とする、
下に与えた概略の比率の以下の共重合単量体: (1)  10 − 60 モルパーセントの式(1)
【0040】
【化8】 式中、置換基 W、X、Y、および Z のそれぞれが
、置換基W、X、Y、およびZ の少なくとも 2 個
がフッ素原子であることを前提としてフッ素原子である
ことが可能であり;置換基 W、X、Y、および Z 
の最高でも 2 個が独立に H、Cl、または−OR
f(ここで、Rf は C1−C12 フルオロアルキ
ル基である)であることが可能であり、また、2 個の
 −ORf 基が結合して環状構造の一部となっていて
もよく;置換基 W、X、Y、および Z の最高でも
1個が Br または−CF2Rf’(ここで、Rf’
はC1−C12 フルオロアルキル基である)であるこ
とが可能であるが、前提として、Rf および Rf’
のそれぞれが硬化箇所を与える1個または 1個以上の
官能基によりさらに置換されていてもよいにより表され
る少なくとも1種のエチレン性不飽和フルオロ化合物; (2)  10 − 60 モルパーセントの少なくと
も1種の式
【0041】
【化9】CH2=CH−O−R 式中、R は遊離基共重合を阻害しない1個または 1
 個以上の、硬化箇所を与える官能基を含む官能基によ
りさらに置換されていてもよい C1−C18 の脂肪
族基または脂環状基であるのビニルエーテル;ならびに
、(3)  0 − 80 モルパーセントの少なくと
も1種のゲル化の危険を実質的に増加させない他のエチ
レン性不飽和共重合単量体の、上記の全ての単量体の合
計量が 100 モルパーセントになる共重合体をゲル
形成に対して安定化する方法。
【0042】2  ビニルエーテルの式中の R がア
ルキル基、シクロアルキル基、ハロアルキル基、および
ヒドロキシアルキル基よりなるグループから選択したも
のであることを特徴とする上記1記載の方法。
【0043】3  式(1)のフルオロ化合物がニトリ
ル基およびエステル基、ならびに臭素原子およびヨウ素
原子よりなるグループから選択した硬化箇所を与える官
能基を有するものであることを特徴とする上記1記載の
方法。
【0044】4  上記の共重合体が式(1)のフルオ
ロ化合物およびその中に共重合しているビニルエーテル
以外の少なくとも1種の共重合単量体をも含有するもの
であることを特徴とする上記1記載の方法。
【0045】5  上記の安定化を約 6 − 10 
の pH の水系中で実施することを特徴とする上記1
記載の方法。
【0046】6  上記の安定化を約 7 − 9 の
 pH の水系中で実施することを特徴とする上記1記
載の方法。
【0047】7  安定化を水性媒体中で行う場合には
その水性媒体の pHをいかなる場合にも少なくとも約
 5 であるが約 10 を超えない値に維持すること
を前提として、共重合したビニルエーテル1モルあたり
約 0.1 − 400 ミリモルの安定化量の2,2
−未置換脂環状1,3−ジケトンを、上記のジケトンの
エノラートイオンの存在下に組成物に添加することを特
徴とする、下に与えた概略の比率の以下の共重合単量体
: (1)  10 − 60 モルパーセントの式(1)
【0048】
【化10】 式中、置換基 W、X、Y、および Z のそれぞれが
、置換基W、X、Y、およびZ の少なくとも 2 個
がフッ素原子であることを前提としてフッ素原子である
ことが可能であり;置換基 W、X、Y、および Z 
の最高でも 2 個が独立に H、Cl、または−OR
f(ここで、Rf は C1−C12 フルオロアルキ
ル基である)であることが可能であり、また、2 個の
 −ORf 基が結合して環状構造の一部となっていて
もよく;置換基 W、X、Y、および Z の最高でも
1個が Brまたは−CF2Rf’(ここで、Rf’は
 C1−C12 フルオロアルキル基である)であるこ
とが可能であるが、前提として、Rf および Rf’
のそれぞれが硬化箇所を与える1個または 1個以上の
官能基によりさらに置換されていてもよいにより表され
る少なくとも1種のエチレン性不飽和フルオロ化合物; (2)  10 − 60 モルパーセントの少なくと
も1種の式
【0049】
【化11】CH2=CH−O−R 式中、R は遊離基共重合を阻害しない1個または 1
 個以上の、硬化箇所を与える官能基を含む官能基によ
りさらに置換されていてもよい C1−C18 の脂肪
族基または脂環状基であるのビニルエーテル;ならびに
、(3)  0 − 80 モルパーセントの少なくと
も1種のゲル化の危険を実質的に増加させない他のエチ
レン性不飽和共重合単量体の、上記の全ての単量体の合
計量が 100 モルパーセントになる共重合体を含有
する溶液および分散液よりなるグループから選択した組
成物を安定化する方法。 8  上記の脂環状 1,3−ジケトンの量がビニルエ
ーテル1モルあたり0.25 −200 ミリモル、好
ましくは 0.5 − 100ミリモルであることを特
徴とする上記1または 7 記載の方法。
【0050】9  上記の脂環状 1,3−ジケトンの
量がビニルエーテル1モルあたり 0.5 − 100
 ミリモルであることを特徴とする実施態様項1または
 7 記載の方法。
【0051】10  上記の脂環状 1,3−ジケトン
が 5,5−ジメチル−1,3−シクロヘキサンジオン
であることを特徴とする、上記1または 7 記載の方
法。
【0052】11  上記の式(1)のフルオロ化合物
がテトラフルオロエチレンであり、上記のビニルエーテ
ルが ω−ヒドロキシアルキルビニルエーテルであるこ
とを特徴とする上記 7 記載の方法。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  安定化を水性媒体中で行う場合にはそ
    の水性媒体の pHをいかなる場合にも少なくとも約 
    5 であるが約 10 を超えない値に維持しなければ
    ならないことを前提として、遊離基共重合反応に、また
    は共重合体に、共重合反応中に共重合単量体として存在
    するビニルエーテルまたは共重合体中に共重合した単量
    体として存在するビニルエーテル1モルあたり約0.1
     − 400 ミリモルの安定化量の 2,2−未置換
    脂環状 1,3−ジケトンを、上記のジケトンのエノラ
    ートイオンの存在下に添加することを特徴とする、下に
    与えた概略の比率の以下の共重合単量体: (1)  10 − 60 モルパーセントの式(1)
    【化1】 式中、置換基 W、X、Y、および Z のそれぞれが
    、置換基W、X、Y、およびZ の少なくとも 2 個
    がフッ素原子であることを前提としてフッ素原子である
    ことが可能であり;置換基 W、X、Y、および Z 
    の最高でも 2 個が独立に H、Cl、または−OR
    f(ここで、Rf は C1−C12 フルオロアルキ
    ル基である)であることが可能であり、また、2 個の
     −ORf 基が結合して環状構造の一部となっていて
    もよく;置換基 W、X、Y、および Z の最高でも
    1個が Br または−CF2Rf’(ここで、Rf’
    はC1−C12 フルオロアルキル基である)であるこ
    とが可能であるが、前提として、Rf および Rf’
    のそれぞれが硬化箇所を与える1個または 1個以上の
    官能基によりさらに置換されていてもよいにより表され
    る少なくとも1種のエチレン性不飽和フルオロ化合物; (2)  10 − 60 モルパーセントの少なくと
    も1種の式【化2】CH2=CH−O−R 式中、R は遊離基共重合を阻害しない1個または 1
     個以上の、硬化箇所を与える官能基を含む官能基によ
    りさらに置換されていてもよい C1−C18 の脂肪
    族基または脂環状基であるのビニルエーテル;ならびに
    、(3)  0 − 80 モルパーセントの少なくと
    も1種のゲル化の危険を実質的に増加させない他のエチ
    レン性不飽和共重合単量体 の、上記の全ての単量体の合計量が 100 モルパー
    セントになる共重合体をゲル形成に対して安定化する方
    法。
  2. 【請求項2】  安定化を水性媒体中で行う場合にはそ
    の水性媒体の pHをいかなる場合にも少なくとも約 
    5 であるが約 10 を超えない値に維持することを
    前提として、共重合したビニルエーテル1モルあたり約
    0.1 − 400 ミリモルの安定化量の2,2−未
    置換脂環状1,3−ジケトンを、上記のジケトンのエノ
    ラートイオンの存在下に組成物に添加することを特徴と
    する、下に与えた概略の比率の以下の共重合単量体: (1)  10 − 60 モルパーセントの式(1)
    【化3】 式中、置換基 W、X、Y、および Z のそれぞれが
    、置換基W、X、Y、およびZ の少なくとも 2 個
    がフッ素原子であることを前提としてフッ素原子である
    ことが可能であり;置換基 W、X、Y、および Z 
    の最高でも 2 個が独立に H、Cl、または−OR
    f(ここで、Rf は C1−C12 フルオロアルキ
    ル基である)であることが可能であり、また、2 個の
     −ORf 基が結合して環状構造の一部となっていて
    もよく;置換基 W、X、Y、および Z の最高でも
    1個が Brまたは−CF2Rf’(ここで、Rf’は
     C1−C12 フルオロアルキル基である)であるこ
    とが可能であるが、前提として、Rf および Rf’
    のそれぞれが硬化箇所を与える1個または 1個以上の
    官能基によりさらに置換されていてもよいにより表され
    る少なくとも1種のエチレン性不飽和フルオロ化合物; (2)  10 − 60 モルパーセントの少なくと
    も1種の式【化4】CH2=CH−O−R 式中、R は遊離基共重合を阻害しない1個または 1
     個以上の、硬化箇所を与える官能基を含む官能基によ
    りさらに置換されていてもよい C1−C18 の脂肪
    族基または脂環状基であるのビニルエーテル;ならびに
    、(3)  0 − 80 モルパーセントの少なくと
    も1種のゲル化の危険を実質的に増加させない他のエチ
    レン性不飽和共重合単量体 の、上記の全ての単量体の合計量が 100 モルパー
    セントになる共重合体を含有する溶液および分散液より
    なるグループから選択した組成物を安定化する方法。
JP3293778A 1990-10-17 1991-10-15 エチレン性不飽和フルオロ化合物とビニルエーテルとの共重合体の安定化方法 Pending JPH04366154A (ja)

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