JPH04371585A - アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と製造法 - Google Patents
アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と製造法Info
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- JPH04371585A JPH04371585A JP14884191A JP14884191A JPH04371585A JP H04371585 A JPH04371585 A JP H04371585A JP 14884191 A JP14884191 A JP 14884191A JP 14884191 A JP14884191 A JP 14884191A JP H04371585 A JPH04371585 A JP H04371585A
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム−亜鉛合
金めっき鋼板、特に摺動性および加工部の耐黒変性に優
れたアルミ−亜鉛合金めっき鋼板とその製造法に関する
。
金めっき鋼板、特に摺動性および加工部の耐黒変性に優
れたアルミ−亜鉛合金めっき鋼板とその製造法に関する
。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板は、
アルミニウムが4〜75重量%、残部亜鉛、あるいはさ
らにSi、Mg、Ce−Laなど第三成分が微量含有さ
れる合金によってめっきされた鋼板である。現在製品化
されているアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板には、ア
ルミニウムを4〜10重量%、残部亜鉛、必要によりさ
らに微量のMg又はCe−Laを配合した合金をめっき
した低アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と、例えばア
ルミニウムを55重量%、亜鉛を43.4重量%、Si
を1.6 重量%配合した合金をめっきした高アルミニ
ウム−亜鉛合金めっき鋼板との二種類がある。そして、
通常一般に使用されている溶融亜鉛めっき鋼板に比べて
、めっき層が同じ厚みの場合、耐食性において低アルミ
ニウム−亜鉛合金めっき鋼板は1.5 〜2倍、高アル
ミニウム−亜鉛合金めっき鋼板は3〜6倍の優れた性質
を有している。しかも高アルミニウム−亜鉛合金めっき
鋼板の場合には耐熱性や耐反射性においても優れている
。このようにアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板は優れ
た性質を有するために、最近特に注目され、屋根材や壁
材などの建材製品、ガードレール、防音壁、防雪柵、排
水溝など土木製品の材料、自動車、家電製品、産業機器
などの材料、さらには塗装鋼板の基板などとして急速に
普及しつつある。
アルミニウムが4〜75重量%、残部亜鉛、あるいはさ
らにSi、Mg、Ce−Laなど第三成分が微量含有さ
れる合金によってめっきされた鋼板である。現在製品化
されているアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板には、ア
ルミニウムを4〜10重量%、残部亜鉛、必要によりさ
らに微量のMg又はCe−Laを配合した合金をめっき
した低アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と、例えばア
ルミニウムを55重量%、亜鉛を43.4重量%、Si
を1.6 重量%配合した合金をめっきした高アルミニ
ウム−亜鉛合金めっき鋼板との二種類がある。そして、
通常一般に使用されている溶融亜鉛めっき鋼板に比べて
、めっき層が同じ厚みの場合、耐食性において低アルミ
ニウム−亜鉛合金めっき鋼板は1.5 〜2倍、高アル
ミニウム−亜鉛合金めっき鋼板は3〜6倍の優れた性質
を有している。しかも高アルミニウム−亜鉛合金めっき
鋼板の場合には耐熱性や耐反射性においても優れている
。このようにアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板は優れ
た性質を有するために、最近特に注目され、屋根材や壁
材などの建材製品、ガードレール、防音壁、防雪柵、排
水溝など土木製品の材料、自動車、家電製品、産業機器
などの材料、さらには塗装鋼板の基板などとして急速に
普及しつつある。
【0003】しかしながら、アルミニウム−亜鉛合金め
っき鋼板においては、そのめっき層にはアルミニウムが
配合されているために溶融亜鉛めっき鋼板に比べて硬度
が高くなる。そしてこのようにアルミニウム−亜鉛合金
めっき鋼板はそのめっき層が硬いために、これをロール
成形やプレス成形を行って加工する際にアルミニウム−
亜鉛合金めっき鋼板と成形ロールやプレス金型との間の
潤滑性が悪くてめっき層が破壊されたり、両者の間の摩
擦熱によってめっき層が成形ロールやプレス金型に融着
する現象を生じたりし、その結果、アルミニウム−亜鉛
合金めっき鋼板から出る金属粉末が成形ロールやプレス
金型に付着することになり、成形品のコーナー部分にこ
の金属粉末がたまって焼付現象を生じたり、傷やアプレ
ージョンなどの欠陥を生じたりして外観変化が発生する
おそれがある。また、Al−Zn合金めっき鋼板は溶融
亜鉛めっき鋼板に比べ経時的にめっき表面が黒変化し易
く、その程度は4%Al−Znめっき鋼板に著しく、ま
た加工歪を受けた部分に特に顕著に見られ、商品価値を
損ねる原因となっている。
っき鋼板においては、そのめっき層にはアルミニウムが
配合されているために溶融亜鉛めっき鋼板に比べて硬度
が高くなる。そしてこのようにアルミニウム−亜鉛合金
めっき鋼板はそのめっき層が硬いために、これをロール
成形やプレス成形を行って加工する際にアルミニウム−
亜鉛合金めっき鋼板と成形ロールやプレス金型との間の
潤滑性が悪くてめっき層が破壊されたり、両者の間の摩
擦熱によってめっき層が成形ロールやプレス金型に融着
する現象を生じたりし、その結果、アルミニウム−亜鉛
合金めっき鋼板から出る金属粉末が成形ロールやプレス
金型に付着することになり、成形品のコーナー部分にこ
の金属粉末がたまって焼付現象を生じたり、傷やアプレ
ージョンなどの欠陥を生じたりして外観変化が発生する
おそれがある。また、Al−Zn合金めっき鋼板は溶融
亜鉛めっき鋼板に比べ経時的にめっき表面が黒変化し易
く、その程度は4%Al−Znめっき鋼板に著しく、ま
た加工歪を受けた部分に特に顕著に見られ、商品価値を
損ねる原因となっている。
【0004】
【発明が解決すべき課題】Al−Zn合金めっき鋼板の
成形性を高める方法として、鋼板上に樹脂皮膜を形成す
る方法 (特開昭60−145383号、同60−19
7881号、特開平1−301332号、同1−301
333号) が開示されており、いずれもロール成形性
を高めるという点では評価されるが、成品の外観におけ
る耐黒変性−とりわけ加工部の耐黒変性の点では不十分
である。一方、Al−Zn合金めっき鋼板の黒変を抑制
する手段は、特開昭59−177381号、特開平2−
43374 号、特開平2−43375 号、特開平2
−43376 号等にすでに開示されている。しかし、
これらにあっても、特に高アルミニウム−亜鉛めっき鋼
板の場合、成形性が十分ではなく、しかも成形性が十分
でないことから、加工部の耐黒変性の劣化も避けられな
い。
成形性を高める方法として、鋼板上に樹脂皮膜を形成す
る方法 (特開昭60−145383号、同60−19
7881号、特開平1−301332号、同1−301
333号) が開示されており、いずれもロール成形性
を高めるという点では評価されるが、成品の外観におけ
る耐黒変性−とりわけ加工部の耐黒変性の点では不十分
である。一方、Al−Zn合金めっき鋼板の黒変を抑制
する手段は、特開昭59−177381号、特開平2−
43374 号、特開平2−43375 号、特開平2
−43376 号等にすでに開示されている。しかし、
これらにあっても、特に高アルミニウム−亜鉛めっき鋼
板の場合、成形性が十分ではなく、しかも成形性が十分
でないことから、加工部の耐黒変性の劣化も避けられな
い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、加工部の
耐黒変性が良好で、しかも耐食性、ロール成形性にも優
れたAl−Zn合金めっき鋼板について鋭意検討を重ね
た結果、Al−Zn合金めっき層の表面をNi、Coイ
オンを含む水溶液で処理し、その上に6価クロムを含有
した樹脂、例えばフッ素含有の低温硬化型樹脂を塗布す
ることにより、予想外にもそれらの相乗作用によって加
工部の耐黒変性が特に良好でしかも耐食性、ロール成形
性に一層優れたAl−Zn合金めっき鋼板が得られるこ
とを知り、本発明を完成した。
耐黒変性が良好で、しかも耐食性、ロール成形性にも優
れたAl−Zn合金めっき鋼板について鋭意検討を重ね
た結果、Al−Zn合金めっき層の表面をNi、Coイ
オンを含む水溶液で処理し、その上に6価クロムを含有
した樹脂、例えばフッ素含有の低温硬化型樹脂を塗布す
ることにより、予想外にもそれらの相乗作用によって加
工部の耐黒変性が特に良好でしかも耐食性、ロール成形
性に一層優れたAl−Zn合金めっき鋼板が得られるこ
とを知り、本発明を完成した。
【0006】ここに、本発明の要旨とするところは、ア
ルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上に設けたNiおよび
/またはCoを含む塗布層と、該塗布層に上に設けたC
r6+を1/400 〜1/10 (重量%) 含有す
る樹脂層とを有することを特徴とする摺動性および加工
部の耐黒変性に優れたアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼
板である。
ルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上に設けたNiおよび
/またはCoを含む塗布層と、該塗布層に上に設けたC
r6+を1/400 〜1/10 (重量%) 含有す
る樹脂層とを有することを特徴とする摺動性および加工
部の耐黒変性に優れたアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼
板である。
【0007】本発明は、特に高アルミニウム−亜鉛合金
めっき鋼板の特性改善に効果的である。本発明は、その
別の面からは、アルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上に
Ni2+および/ またはCo2+を含む水溶液を塗布
・乾燥してNiおよび/ またはCoを含む塗布層を得
、次いで該塗布層の上にCr6+を1/400 〜1/
10 (重量%) 含有する樹脂層を塗布することを特
徴とする摺動性および加工部の耐黒変性に優れたアルミ
ニウム−亜鉛合金めっき鋼板の製造法である。
めっき鋼板の特性改善に効果的である。本発明は、その
別の面からは、アルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上に
Ni2+および/ またはCo2+を含む水溶液を塗布
・乾燥してNiおよび/ またはCoを含む塗布層を得
、次いで該塗布層の上にCr6+を1/400 〜1/
10 (重量%) 含有する樹脂層を塗布することを特
徴とする摺動性および加工部の耐黒変性に優れたアルミ
ニウム−亜鉛合金めっき鋼板の製造法である。
【0008】本発明の好適態様によれば、前記樹脂は水
分散性樹脂であり、該樹脂の固型分として重量比で0.
5 〜30%のフッ素樹脂を含むものであってもよい。 また、好ましくは、前記樹脂はアクリル系樹脂であり、
そのガラス転移温度Tgが30℃以下である。上記Ni
および/またはCoを含む塗布層は、適宜手段で設ける
ことができるが、例えばNi2+および/ またはCo
2+を含む水溶液を塗布、乾燥することで形成できる。
分散性樹脂であり、該樹脂の固型分として重量比で0.
5 〜30%のフッ素樹脂を含むものであってもよい。 また、好ましくは、前記樹脂はアクリル系樹脂であり、
そのガラス転移温度Tgが30℃以下である。上記Ni
および/またはCoを含む塗布層は、適宜手段で設ける
ことができるが、例えばNi2+および/ またはCo
2+を含む水溶液を塗布、乾燥することで形成できる。
【0009】
【作用】次に、本発明の作用について詳細に述べる。
(1) 耐黒変性の優れる点について:Al−Zn合金
めっき鋼板が黒変し易い理由は、固溶Al量が溶融亜鉛
めっき鋼板より多いためであり、合金成分としてMgが
添加されるとさらに黒変化が加速される。これは、酸素
との親和性が大きいAl、Mgがめっき表面に濃化し、
アモルファス状のZn−Al−Mg複合酸化物皮膜を生
成するためと考えられる。また、黒変はクロメート処理
、加工歪の付与により促進される。クロメート処理ある
いは加工歪を施すと、溶融亜鉛めっき鋼板ですら黒変を
生じることがある。なお、黒変化の現象は、めっき層表
面の特定結晶部位においてアモルファス状にAl、Cr
、Mgなどの金属酸化物が生成・凝集することである。
めっき鋼板が黒変し易い理由は、固溶Al量が溶融亜鉛
めっき鋼板より多いためであり、合金成分としてMgが
添加されるとさらに黒変化が加速される。これは、酸素
との親和性が大きいAl、Mgがめっき表面に濃化し、
アモルファス状のZn−Al−Mg複合酸化物皮膜を生
成するためと考えられる。また、黒変はクロメート処理
、加工歪の付与により促進される。クロメート処理ある
いは加工歪を施すと、溶融亜鉛めっき鋼板ですら黒変を
生じることがある。なお、黒変化の現象は、めっき層表
面の特定結晶部位においてアモルファス状にAl、Cr
、Mgなどの金属酸化物が生成・凝集することである。
【0010】本発明によれば、加工部の耐黒変性は、N
i、Coによる耐黒変抑制効果に加え、摺動特性に優れ
る樹脂層を設けることにより、黒変の要因であるスクラ
ッチ傷からの黒変発生をも抑制できるため、各々単独で
設けるより飛躍的に改善される。すなわち、本発明にし
たがってNi、Coをめっき表面に析出させると、Ni
、Coが黒変の起点となる活性点に析出するため黒変を
抑制すると考えられる。事実、Ni、Coを表面に析出
させると、黒変が抑制され、表面の酸化量、Al、Mg
の濃化量も軽減されることが分かった。Ni、Coとも
それぞれ0.5mg/m2以上の付着量で黒変抑制効果
が発揮される。前述の樹脂との相乗効果は特に2〜10
mg/m2 とすることにより発揮される。
i、Coによる耐黒変抑制効果に加え、摺動特性に優れ
る樹脂層を設けることにより、黒変の要因であるスクラ
ッチ傷からの黒変発生をも抑制できるため、各々単独で
設けるより飛躍的に改善される。すなわち、本発明にし
たがってNi、Coをめっき表面に析出させると、Ni
、Coが黒変の起点となる活性点に析出するため黒変を
抑制すると考えられる。事実、Ni、Coを表面に析出
させると、黒変が抑制され、表面の酸化量、Al、Mg
の濃化量も軽減されることが分かった。Ni、Coとも
それぞれ0.5mg/m2以上の付着量で黒変抑制効果
が発揮される。前述の樹脂との相乗効果は特に2〜10
mg/m2 とすることにより発揮される。
【0011】このように、Al−Zn合金めっき鋼板に
Ni、Co処理し、さらに潤滑性の良い樹脂皮膜で被覆
すると、加工部の歪が低減され、Ni、Coそれ自体の
黒変抑制効果とともに潤滑性改善の結果からも黒変が抑
制される。したがって、耐食性確保のために行うクロメ
ート処理も、直接Al−Zn合金上にクロメート処理す
るよりも、樹脂皮膜中に6価クロムを分散させた方が耐
黒変性に関して効果的である。
Ni、Co処理し、さらに潤滑性の良い樹脂皮膜で被覆
すると、加工部の歪が低減され、Ni、Coそれ自体の
黒変抑制効果とともに潤滑性改善の結果からも黒変が抑
制される。したがって、耐食性確保のために行うクロメ
ート処理も、直接Al−Zn合金上にクロメート処理す
るよりも、樹脂皮膜中に6価クロムを分散させた方が耐
黒変性に関して効果的である。
【0012】後述する実施例のデータからも明らかなよ
うに、最も黒変し易いZn−4.2 %Al合金めっき
においても、本発明によりNi、Co処理+潤滑性塗膜
により特に加工部においても黒変を抑制することができ
る。予想外の効果というべきである。このようなNiお
よびCoを含有する皮膜は一般に用いられている手段で
もって設ければよいが、この好ましくは、アミン系キレ
ート剤( 例: TETA、エチレンジアミン) を使
用した水溶液を塗布し、所定量のNiおよびCoが塗布
膜に残留するように水溶液の濃度、温度を調節する。な
お、かかるNiおよび/ またはCo含有塗布層の形成
に代えて、後述する樹脂層にCrとともにそれらの金属
イオンを配合しても所期の効果は発揮されない。
うに、最も黒変し易いZn−4.2 %Al合金めっき
においても、本発明によりNi、Co処理+潤滑性塗膜
により特に加工部においても黒変を抑制することができ
る。予想外の効果というべきである。このようなNiお
よびCoを含有する皮膜は一般に用いられている手段で
もって設ければよいが、この好ましくは、アミン系キレ
ート剤( 例: TETA、エチレンジアミン) を使
用した水溶液を塗布し、所定量のNiおよびCoが塗布
膜に残留するように水溶液の濃度、温度を調節する。な
お、かかるNiおよび/ またはCo含有塗布層の形成
に代えて、後述する樹脂層にCrとともにそれらの金属
イオンを配合しても所期の効果は発揮されない。
【0013】(2) 摺動特性に優れる点について:本
発明によれば、ベース樹脂にフッ素樹脂を分散させるこ
とにより摺動特性をさらに改善することができる。ベー
ス樹脂は、ガラス転移温度Tgが高いほど耐スクラッチ
性では優れるが、熱原単位を考えた場合、Tgが低いも
のほど良い。従って、Tgの低い樹脂にTgが200
〜300 ℃と高いフッ素系樹脂を粒子として分散させ
ることにより、フッ素粒子による潤滑性の向上および耐
傷つき性の向上を図るのである。つまり、本発明の好適
態様によれば、Tgが30℃以下のベース樹脂にフッ素
樹脂を分散させることにより、低温焼付けで摺動特性を
改善できるのである。
発明によれば、ベース樹脂にフッ素樹脂を分散させるこ
とにより摺動特性をさらに改善することができる。ベー
ス樹脂は、ガラス転移温度Tgが高いほど耐スクラッチ
性では優れるが、熱原単位を考えた場合、Tgが低いも
のほど良い。従って、Tgの低い樹脂にTgが200
〜300 ℃と高いフッ素系樹脂を粒子として分散させ
ることにより、フッ素粒子による潤滑性の向上および耐
傷つき性の向上を図るのである。つまり、本発明の好適
態様によれば、Tgが30℃以下のベース樹脂にフッ素
樹脂を分散させることにより、低温焼付けで摺動特性を
改善できるのである。
【0014】フッ素樹脂は重量比で0.5 〜30%が
望ましい。0.5 %未満であるとフッ素樹脂本来の持
つ潤滑効果が発現されず、30%を超えると低温焼付け
で十分な造膜ができないためである。一方、耐食性を付
与するためにCr6+の添加が必要である。Cr6+の
樹脂への添加量は1/400 〜1/10 (重量%)
であるが、1/400 〜1/20重量%が望ましい
。1/400重量%未満では耐食性が不十分であり、1
/20重量%、特に1/10重量%を超えると色調が黄
色くなり、しかも樹脂の安定性を欠くため摺動特性が劣
化するためである。またCr6+が1/20重量%、特
に1/10重量%を超えると、Ni、Coによる黒変抑
制効果が不十分となる。
望ましい。0.5 %未満であるとフッ素樹脂本来の持
つ潤滑効果が発現されず、30%を超えると低温焼付け
で十分な造膜ができないためである。一方、耐食性を付
与するためにCr6+の添加が必要である。Cr6+の
樹脂への添加量は1/400 〜1/10 (重量%)
であるが、1/400 〜1/20重量%が望ましい
。1/400重量%未満では耐食性が不十分であり、1
/20重量%、特に1/10重量%を超えると色調が黄
色くなり、しかも樹脂の安定性を欠くため摺動特性が劣
化するためである。またCr6+が1/20重量%、特
に1/10重量%を超えると、Ni、Coによる黒変抑
制効果が不十分となる。
【0015】また、本発明におけるアクリル系樹脂とは
、好ましくは、アクリル酸エステル単重合エマルジョン
、およびアクリル酸エステルとメタクリル酸エステル、
スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸
などの1つ以上との共重合エマルジョンである。フッ素
樹脂とは、ポリテトラフルオエチレン(PTFE)、ポ
リクロロトリフルオロ0 チレン(PCTFE) 、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP) 、テトラフルオエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA) 、テト
ラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル
(PVF)などである。
、好ましくは、アクリル酸エステル単重合エマルジョン
、およびアクリル酸エステルとメタクリル酸エステル、
スチレン、アクリロニトリル、酢酸ビニル、アクリル酸
などの1つ以上との共重合エマルジョンである。フッ素
樹脂とは、ポリテトラフルオエチレン(PTFE)、ポ
リクロロトリフルオロ0 チレン(PCTFE) 、テ
トラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重
合体(FEP) 、テトラフルオエチレン−パーフルオ
ロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA) 、テト
ラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、
ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリフッ化ビニル
(PVF)などである。
【0016】このように、本発明によれば、Niおよび
/またはCo含有層を設けることにより黒変が効果的に
抑制されるため、さらにCr含有樹脂塗布によるクロメ
ート処理などを行っても、黒変化が加速されることはな
く、したがって、本発明によればアルミニウム−亜鉛合
金めっき鋼板の耐食性はさらに一層改善することができ
る。以下、本発明をその実施例によってさらに具体的に
説明する。
/またはCo含有層を設けることにより黒変が効果的に
抑制されるため、さらにCr含有樹脂塗布によるクロメ
ート処理などを行っても、黒変化が加速されることはな
く、したがって、本発明によればアルミニウム−亜鉛合
金めっき鋼板の耐食性はさらに一層改善することができ
る。以下、本発明をその実施例によってさらに具体的に
説明する。
【0017】
【実施例】本例では下に掲げる表1および表2の条件下
でNi、Co処理および樹脂層の塗装を行った。鋼板に
対するアルミニウム−亜鉛合金めっきそれ自体は慣用の
溶融めっき方法で行った。
でNi、Co処理および樹脂層の塗装を行った。鋼板に
対するアルミニウム−亜鉛合金めっきそれ自体は慣用の
溶融めっき方法で行った。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】このようにして本発明によって処理された
アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板について、周知のバ
ウデン試験にて摩擦係数を測定し、摺動特性を評価した
。
アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板について、周知のバ
ウデン試験にて摩擦係数を測定し、摺動特性を評価した
。
【0021】耐食性は、塩水噴霧試験(JIS Z20
91準拠) を360Hr 行い、試験後の白錆発生面
積率でもって評価した。次に、耐黒変性は、平板部につ
いては試験片を結露スタック内に装入し、50℃×24
0Hr 保持してから、試験片表面を目視判定し、黒変
の発生の有無を評価した。加工部の黒変は、試験片をロ
ールフォーミング後、表面に結露させ、紙梱包してから
、50℃×240Hr 保持してから、試験片表面を目
視判定し、同じく黒変の発生に有無を評価した。
91準拠) を360Hr 行い、試験後の白錆発生面
積率でもって評価した。次に、耐黒変性は、平板部につ
いては試験片を結露スタック内に装入し、50℃×24
0Hr 保持してから、試験片表面を目視判定し、黒変
の発生の有無を評価した。加工部の黒変は、試験片をロ
ールフォーミング後、表面に結露させ、紙梱包してから
、50℃×240Hr 保持してから、試験片表面を目
視判定し、同じく黒変の発生に有無を評価した。
【0022】耐黒変性の評価基準は次の通りであった。
◎ : 全く変化なし
○ : 金属光沢が劣える
△ : 一部黒変
× : 黒変
×× : 著しく黒変
これらの試験結果は同じく表2にまとめて示す。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、耐黒変性および摺動性はともに改善され、しかもそ
の手段は、比較的簡便であって、実用上からも本発明の
意義は大きい。
ば、耐黒変性および摺動性はともに改善され、しかもそ
の手段は、比較的簡便であって、実用上からも本発明の
意義は大きい。
Claims (4)
- 【請求項1】 アルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上
に設けたNiおよび/ またはCoを含む塗布層と、該
塗布層に上に設けたCr6+を1/400 〜1/10
(重量%) 含有する樹脂層とを有することを特徴と
する摺動性および加工部の耐黒変性に優れたアルミニウ
ム−亜鉛合金めっき鋼板。 - 【請求項2】 前記樹脂が水分散性樹脂であり、該樹
脂の固型分として重量比で0.5 〜30%のフッ素樹
脂を含む、請求項1記載のアルミニウム−亜鉛合金めっ
き鋼板。 - 【請求項3】 前記樹脂がアクリル系樹脂であり、そ
のガラス転移温度Tgが30℃以下である、請求項1ま
たは2記載のアルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板。 - 【請求項4】 アルミニウム−亜鉛合金めっき皮膜上
にNi2+および/ またはCo2+を含む水溶液を塗
布・乾燥してNiおよび/ またはCoを含む塗布層を
得、次いで該塗布層の上にCr6+を1/400 〜1
/10 (重量%) 含有する樹脂層を塗布することを
特徴とする摺動性および加工部の耐黒変性に優れたアル
ミニウム−亜鉛合金めっき鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14884191A JPH04371585A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14884191A JPH04371585A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04371585A true JPH04371585A (ja) | 1992-12-24 |
Family
ID=15461938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14884191A Withdrawn JPH04371585A (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板と製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04371585A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2014132653A1 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-02-02 | 日鉄住金鋼板株式会社 | アルミニウム含有亜鉛系めっき鋼板及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP14884191A patent/JPH04371585A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2014132653A1 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-02-02 | 日鉄住金鋼板株式会社 | アルミニウム含有亜鉛系めっき鋼板及びその製造方法 |
| CN107620063A (zh) * | 2013-02-28 | 2018-01-23 | 日铁住金钢板株式会社 | 含铝镀锌钢板以及制造含铝镀锌钢板的方法 |
| US10053753B2 (en) | 2013-02-28 | 2018-08-21 | Nippon Steel & Sumikin Coated Sheet Corporation | Aluminum-zinc plated steel sheet and method for producing the same |
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