JPH0439448B2 - - Google Patents

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JPH0439448B2
JPH0439448B2 JP3125384A JP3125384A JPH0439448B2 JP H0439448 B2 JPH0439448 B2 JP H0439448B2 JP 3125384 A JP3125384 A JP 3125384A JP 3125384 A JP3125384 A JP 3125384A JP H0439448 B2 JPH0439448 B2 JP H0439448B2
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dinaphthol
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picoline
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は包接錯体形成剤および有機化合物の分
離法、特にホスト化合物としてβ−ジナフトール
から成る包接錯体形成剤およびそれを用いて包接
錯体を形成せしめることによる有機化合物の分離
法に関する。
従来、有機化合物の分離精製は、一般にその沸
点や溶解度などの物理的性質を利用した蒸留や再
結晶などが採用されているが、これらの従来法で
は大量のエネルギーが必要であつたり、回収率が
悪かつたりして、分離精製のコストが高くつく場
合が多い。
本発明者らは有機化合物の化学的性質を利用し
た分離精製法を鋭意検討した結果、β−ジナフト
ールが種々の有機化合物を包接錯体化することが
でき、この事実を応用すれば工業的有利に有機化
合物の分離精製を達成出来ることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至つた。有機
化合物の分離精製にβ−ジナフトールを使用した
例としては、クラムの研究が知られているが〔J.
Am Chem Soc.4555(1978)〕、これは光学活性ク
ラウンエーテルにβ−ジナフトールを組み込んだ
ものをホスト化合物として使用し、包接錯体化に
よりアミンやアミノ酸の塩の光学分割を達成する
ものであつて、β−ジナフトールを単独で使用し
て有機化合物と包接錯体を形成せしめた例はこれ
まで報告されていない。すなわち、β−ジナフト
ールそれ自体が種々の有機化合物と包接錯体を形
成し得る事実は本発明者らが初めて見出したもの
である。
本発明の要旨は、β−ジナフトールから成る包
接錯体形成剤および2種以上の有機化合物の混合
物とβ−ジナフトールを接触させて該混合物中の
1種の有機化合物とβ−ジナフトールの間で包接
錯体を形成せしめ、次いでこの包接錯体を分離す
ることを特徴とする有機化合物の分離法に存す
る。
本発明において、ホスト化合物たるβ−ジナフ
トールと包接錯体を回転するゲスト化合物として
は、アミン類、環状エーテル類、エステル類、ケ
トン類、スルホキシド類、アミド類等が挙げられ
る。更に具体的には、アミン類としてモノメチル
アミン、ジメチルアミン、モノエチルアミン、ジ
イソプロピルアミン、sec−ブチルアミン、ピリ
ジン、α−ピコリン、γ−ピコリン、2,6−ル
チジン、2−ピリドン、1−メチル−2−ピリド
ン、キノリン、2−メチルキノリン、2−ピロリ
ドン、1−メチル−2−ピロリドンなど、環状エ
ーテルとしてテトラヒドロフラン、1,4−ジオ
キサンなど、エステル類としてγ−メチルブチロ
ラクトン、トリメチルリン酸エステルなど、ケト
ン類としてアセトフエノン、シクロペンタノンな
ど、スルホキシド類としてジメチルスルホキシ
ド、フエニルメチルスルホキシドなど、アミド類
としてジメチルホルムアミドなどを挙げることが
出来る。本発明方法を実施するには、たとえばゲ
スト化合物を含有する混合物にβ−ジナフトール
を添加し、必要に応じこれを加熱して包接錯体化
を完全に行わしめ、その後必要に応じて冷却し、
生じた結晶を分離、採取すればよい。得られる結
晶性包接錯体の組成は、通常、β−ジナフトー
ル:ゲスト化合物(モル比)0.5〜1:1である。
本発明方法を更に詳しく説明すれば、β−ジナ
フトールによつてゲスト化合物を包接錯体化させ
る場合、β−ジナフトールはゲスト化合物を含有
する混合物中のゲスト化合物に対し0.5〜1倍モ
ルの割合で用いるのが好ましい。包接錯体化に際
し反応温度は0〜50℃の範囲内で行うのが好まし
い。包接錯体化は概ね3〜24時間の反応時間で完
結する。
ゲスト化合物含有混合物中にはβ−ジナフトー
ルとゲスト化合物の包接錯体化を阻害したり、β
−ジナフトールに対し分離しようとするゲスト化
合物よりも容易に包接錯体を形成するものが含ま
れていてはならない。又、ゲスト化合物含有混合
物中の他の成分としては、形成された包接錯体を
溶解しないものが好ましい。
かくして得られた包接錯体の分離は過等の固
液分離により達成される。分離された包接錯体は
必要に応じて再結晶により精製する。
得られた包接錯体からゲスト化合物を分離回収
するには、この包接錯体を50〜200℃の範囲内で
加熱し、必要に応じて減圧し、ゲストを蒸発させ
回収する。
また、当然のことながら、ゲスト化合物と非ゲ
スト化合物との混合物から、本発明の包接錯体形
成剤によりゲスト化合物を包接錯体とすることに
より、非ゲスト化合物を単離することもできる。
本発明方法に従えば、従来、沸点が接近してい
るため蒸留による分離が不可能としれてきた例え
ばβ−ジナフトール(b.p.144℃)とγ−ピコリ
ン(b.c.145℃)との混合物からγ−ピコリンの
分離が可能となり、高純度のγ−ピコリンが得ら
れる。同様に、種々化合物が低コスト・省エネル
ギーで分離精製される。
以下、本発明の実施例を挙げて詳細に説明する
が、言うまでもなく、本発明はこれらに限定され
るものではない。
実施例 1 β−ジナフトール4.0g、β−ピコリン2.6g及
びγ−ピコリン2.6gをメタノール5mlに溶解し、
5℃で12時間放置すると、無色プリズム状結晶が
析出する。この結晶を別し、メタノールで再結
晶すると、2.4gの無色プリズム状結晶が得られ
る。得られた結晶を30mmHgの減圧下、100℃に加
熱すると、γ−ピコリン0.8gが留出する。留出
したγ−ピコリンの純度は98.9%であつた。
実施例 2 β−ジナフトール4.0g、1,4−ジオキサン
10%水溶液20g及びメタノール20mlを混合溶解
し、5℃で12時間撹拌すると、白色結晶が析出す
る。この結晶を別し、メタノール40mlで再結晶
すると、白色結晶4.5gが得られる。得られた結
晶を100mmHgの減圧下、100℃に加熱すると、1,
4−ジオキサン1.4gが留出する。留出した1,
4−ジオキサンの純度は99.6%であつた。
実施例 3 β−ジナフトール4.0g、γ−メチルブチロラ
クトン10%水溶液20g及びメタノール20mlを混合
溶解し、5℃で12時間撹拌すると、白色結晶が析
出する。この結晶を別し、メタノール40mlで再
結晶すると、白色結晶4.7gが得られる。得られ
た結晶を3mmHgの減圧下、100℃に加熱するとγ
−メチルブチロラクトン1.8gが留出する。留出
したγ−メチルブチロラクトンの純度は99.4%で
あつた。
実施例 4 β−ジナフトール4.0g及びアセトフエノン2.5
gを水−メタノール(1:1)40mlに溶解し、5
℃で12時間撹拌すると、白色結晶が析出する。こ
の結晶を別し、メタノール40mlで再結晶する
と、白色結晶5.3gが得られる。得られた結晶を
3mmHgの減圧下、100℃に加熱するとアセトフエ
ノン2.1gが留出する。留出したアセトフエノン
の純度は99.4%であつた。
実施例 5 β−ジナフトール4.0g、ジイソプロピルアミ
ン10%水溶液20g及びメタノール20mlを混合溶解
し、5℃で12時間撹拌すると、白色結晶が析出す
る。この結晶を別し、メタノール40mlで再結晶
すると、白色結晶4.8gが得られる。得られた結
晶を300mmHgの減圧下、100℃に加熱するとジイ
ソプロピルアミンが1.6gが留出する。留出した
ジイソプロピルアミンの純度は99.6%であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 β−ジナフトールから成る包接錯体形成剤。 2 2種以上の有機化合物の混合物から特定の1
    種を分離するために使用される特許請求の範囲第
    1項記載の包接錯体形成剤。 3 分離されるべき特定の有機化合物がアミン
    類、環状エーテル類、エステル類、ケトン類、ス
    ルホキシド類およびアミド類から選択されたもの
    である特許請求の範囲第2項記載の包接錯体形成
    剤。 4 2種以上の有機化合物の混合物とβ−ジナフ
    トールを接触させて該混合物中の1種の有機化合
    物とβ−ジナフトールの間で包接錯体を形成せし
    め、次いでこの包接錯体を分離することを特徴と
    する有機化合物の分離法。 5 β−ジナフトールと包接錯体を形成する有機
    化合物がアミン類、環状エーテル類、エステル
    類、ケトン類、スルホキシド類及びアミド類から
    選択されたものである特許請求の範囲第4項記載
    の分離法。 6 β−ジナフトールと包接錯体を形成する有機
    化合物がモノメチルアミン、ジメチルアミン、モ
    ノエチルアミン、ジイソプロピルアミン、sec−
    ブチルアミン、ピリジン、α−ピコリン、γ−ピ
    コリン、2,6−ルチジン、2−ピリドン、1−
    メチル−2−ピリドン、キノリン、2−メチルキ
    ノリン、2−ピロリドン、1−メチル−2−ピロ
    リドン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサ
    ン、γ−メチルブチロラクトン、トリメチルリン
    酸エステル、アセトフエノン、シクロペンタノ
    ン、ジメチルスルホキシド、フエニルメチルスル
    ホキシド及びメチルホルムアミドから選択された
    ものである特許請求の範囲第4項記載の分離法。 7 有機化合物の混合物がγ−ピコリンとβ−ピ
    コリンを含有する特許請求の範囲第4項記載の分
    離法。 8 分離された包接錯体を加熱することにより該
    包接錯体の構成成分である有機化合物を蒸発、回
    収する特許請求の範囲第4項記載の分離法。
JP3125384A 1984-02-20 1984-02-20 有機化合物の分離法 Granted JPS60174740A (ja)

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JP5367201B2 (ja) * 2001-04-18 2013-12-11 日本曹達株式会社 分子化合物の製造方法

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