JPH0442337B2 - - Google Patents

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JPH0442337B2
JPH0442337B2 JP9265087A JP9265087A JPH0442337B2 JP H0442337 B2 JPH0442337 B2 JP H0442337B2 JP 9265087 A JP9265087 A JP 9265087A JP 9265087 A JP9265087 A JP 9265087A JP H0442337 B2 JPH0442337 B2 JP H0442337B2
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JP
Japan
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mold
porous member
pores
fluid
contact surface
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JP9265087A
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English (en)
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JPS63256541A (ja
Inventor
Takao Horie
Shoichi Sakai
Yutaka Kamata
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Yamamura Glass KK
Original Assignee
Yamamura Glass KK
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Publication date
Application filed by Yamamura Glass KK filed Critical Yamamura Glass KK
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Publication of JPS63256541A publication Critical patent/JPS63256541A/ja
Publication of JPH0442337B2 publication Critical patent/JPH0442337B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B9/00Blowing glass; Production of hollow glass articles
    • C03B9/30Details of blowing glass; Use of materials for the moulds
    • C03B9/48Use of materials for the moulds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B9/00Blowing glass; Production of hollow glass articles
    • C03B9/30Details of blowing glass; Use of materials for the moulds
    • C03B9/34Glass-blowing moulds not otherwise provided for
    • C03B9/347Construction of the blank or blow mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、ガラス製品の型吹き成形に際して用
いられるガラス成形用型およびそれを用いたガラ
ス製品の成形方法に係り、特にガラス製品の製造
性及びその作業性の向上と共に、得られる製品の
品質の向上とその安定化が効果的に図られ得る、
ガラス成形用型およびそれを用いたガラス製品の
成形方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来から、壜やコツプ、或いはビーカやフラス
コ等のガラス製品の製造に際しては、一般に、所
定の大きさに切断された溶融ガラス塊(以下、ゴ
ブと称する)を、所定の成形型(粗型)内に導い
て、プランジヤ等によつてプレスまたはエアブロ
ーすることによつて所定形状に成形せしめた後、
更に該成形された溶融ガラス塊(以下、パリソン
と称する)を、所定の成形型(仕上型)内に導い
て、その内部にエアを吹き込むことにより、該仕
上型の成形キヤビテイに対応した外形を有する製
品に仕上げる、所謂型吹き成形手法が採用されて
いる。
ところで、このような成形手法に際して用いら
れる粗型及び仕上型としては、通常、内部に所定
の成形キヤビテイが形成された金型が用いられて
いる。
ところが、かかる金型にあつては、ゴブ乃至は
パリソンが接触される成形キヤビテイの接触面に
対して、それらゴブやパリソンの接触による高温
化に起因する金型の酸化を防止すると共に該ゴブ
やパリソンの金型との離型性を向上させるため
に、グラフアイト等を主成分とした潤滑離型剤を
塗布する必要があるのであり、そしてかかる潤滑
離型剤の塗布は、極めて頻煩に且つウエスやスプ
レー等を用いた手作業または半自動作業によつて
行なわれるものであるところから、かかる作業に
多くの労力を要すると共にその作業自体が大きな
危険を伴い、またそれによつて成形サイクルの遅
延が惹起されるといつた問題を有していたのであ
る。
さらに、このような従来の金型を用いての製造
手法にあつては、その成形キヤビテイ内に塗布さ
れた潤滑離型剤がゴブ乃至はパリソンの表面に付
着することによつて、製品表面に汚れ等が発生し
たり、或いは潤滑離型剤の不均一な塗布によつ
て、その成形キヤビテイ内表面の温度乃至は湿度
が不均一となり、延いては製品の厚肉の不均一が
惹起され、それによつて製品強度が低下すること
となるのであり、それ故不良品の発生率が高く、
歩留りが悪いといつた問題をも内在していたので
ある。
一方、特開昭51−68617号公報においては、金
型の成形キヤビテイ内面に、断熱層を内張りし、
更に該断熱層の表面に対して耐熱性の多孔質層を
重ねて内張りしてなる構造の仕上型が提案されて
おり、その多孔質層に若干の水を含ませた状態下
において、パリソンの成形操作を行なうことによ
り、かかる水による水蒸気膜によつて、製品の離
型性等を確保するようにした成形手法が明らかに
されている。
ところが、かかる仕上型にあつては、金型の接
触面に対して、石綿、多孔質アルミナ、珪藻土等
の断熱剤を耐熱性樹脂等で固めたもの(断熱材)
を接着剤等にて固着せしめた後、更にその表面に
対して、アルミナ粉末やセラミツクス粉末等を接
着剤を用いて塗布し、固着せしめることによつ
て、多孔質層を形成するものであるために、その
製造プロセスが極めて煩雑で且つ高価となるとい
つた問題点を有していたのである。
また、かかる仕上型にあつては、特にその多孔
質層が、高温の溶融ガラス(パリソン)との接触
に伴つて劣化し易いために、耐久性が悪いと共
に、該多孔質層の粒子間の間隙にばらつきが生じ
易く、それによつてかかる間隙内に含まれる水に
よつて発生される蒸気量のばらつきが発生し、得
られる製品の肉厚が不均一となるといつた問題を
も内在していたのである。
また一方、従来のガラス成形用型の冷却にあつ
ては、一般に、かかる型の外周面に対して、その
周囲に配設された型冷却用空気吹出ノズル(ウイ
ンドノズル)を通じて、冷却用空気を噴出せしめ
ることによつて行なわれていたが、このような冷
却手法にあつては、冷却効率が低いために、生産
性の向上に伴い、成形用型の冷却不足による製品
欠陥が発生するばかりでなく、成形用型の均一な
冷却ができないことによる製品肉厚分布の不均一
を生ずるといつた問題を有していたのである。
(解決手段) ここにおいて、本発明は、上述の如き事情を背
景として為されたものであつた、その目的とする
ところは、ガラス製品の製造性及びその作業性の
向上と共に、得られた製品の品質の向上とその安
定化が効果的に図られ得る。ガラス製品の型吹き
成形に際して用いられるガラス成形用型およびそ
れを用いたガラス製品の成形方法を提供すること
にある。
そして、かかる目的を達成するために、本発明
の特徴とするところは、ガラス製品の型吹き成形
に際して用いられるガラス成形用型において、連
続した骨格組織を形成する骨格自体が中空とされ
て、該骨格内に空孔が形成されたセラミツクス構
造体における骨格間の隙間に、所定のマトリツク
ス材料を入り込ませて一体的な構造と為すことに
より、その骨格内に形成された空孔を通じて流体
を透過し得るようにした多孔性部材を用いて、該
多孔性部材によつて、前記ガラス成形用型の少な
くとも一部を構成せしめると共に、かかる多孔性
部材の空孔を外部に連通せしめる流体流通孔を設
けたことにある。
また、本発明にあつては、上述の如き構造とさ
れた多孔性部材を用い、該多孔性部材によつて、
溶融ガラスに接触する接触面の少なくとも一部を
構成せしめて、その骨格内に形成された空孔を該
接触面において開口せしめると共に、それらの空
孔を外部に連通せしめる流体流通孔を設けてなる
ガラス成形用型を用いて、その流体流通孔を通じ
て所定の圧力流体を供給することにより、該圧力
流体を多孔性部材の空孔を通じてその接触面にお
いて噴出せしめてなる状態下において、かかるガ
ラス成形用型内に導かれて収容された溶融ガラス
塊に対して、所定の成形操作を施すようにしたガ
ラス製品の成形方法をも、その特徴とするもので
ある。
(実施例) 以下、本発明を、更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつ
つ、詳細に説明することとする。
先ず、第1図乃至第4図には、本発明を、ゴブ
を成形することにより、パリソンを形成する際に
用いられる粗型に対して適用したものの一例が示
されている。
かかる粗型は、第1図及び第2図に示されてい
る如き、本体型10と、第3図及び第4図に示さ
れている如き、口型30とによつて構成されてお
り、それら本体型10と口型30とが、軸方向に
同心的に重ね合わせられることによつて、その内
部において所定形状の成形キヤビテイ14を備え
た一つの粗型が構成されるようになつている。な
お、かかる第3図及び第4図において、口型30
は、第1図及び第2図に示された本体型10にお
ける縮尺に比して、拡大して示されている。
より詳細には、これらの本体型10及び口型3
0にあつては、それぞれ、略半円筒形状をもつて
形成された半割体12,12乃至は36,36に
よつて構成されており、それらの半割体12,1
2乃至36,36が、その開口部を互いに重ね合
わせられることによつて、その内部において、所
定形状の成形キヤビテイ14を備えた本体型10
及び口型30が形成されるようになつている。
そして、かかる粗型にあつては、良く知られて
いるように、例えば、その本体型10の一方の開
口部(図中、下側)において、該開口部を覆蓋す
るように口型30が、嵌合された状態で配される
一方、他方の開口部から所定大きさに切断された
溶融状態にあるゴブが導かれて、該粗型内に形成
された、成形キヤビテイ14内に収容されるので
あり、そして該他方の開口部側にバツフルが挿入
されて、該バツフルと口型30の成形キヤビテイ
14を通じて挿入されるプランジヤとの間で、か
かるゴブをプレスせしめることにより、かかる成
形キヤビテイ14に対応した外形を有し且つプラ
ンジヤに対応した穴を有するパリソンが成形せし
められることとなるのである。
ここにおいて、かかる本体型10及び口型30
の半割体12及び36における半円形状の内周面
のうち、成形キヤビテイ14の周壁部を構成する
部位、即ちゴブ乃至はパリソンが接触される接触
面26が、それぞれ、多孔性部材16によつて構
成されているのである。
より詳細には、かかる多孔性部材16は、例え
ば、エステル系ウレタン等の樹脂を発泡させた
後、その骨格の周りに残つた膜状物質(発泡膜)
を、圧縮空気等を用いて除去することにより得ら
れた、三次元網目構造の骨格組織を有する合成樹
脂発泡体に対して、その骨格の表面にセラミツク
ススラリー等のセラミツクス材料を付着させ、更
に乾燥、焼成せしめることにより得られる。第5
図に示されている如き、全体として連続した骨格
組織を形成する骨格自体が中空とされて、該骨格
18内に連続した空孔20が形成された、公知の
セラミツクス構造体22を用い、かかるセラミツ
クス構造体22を、所定の鋳造キヤビテイ内に配
置せしめた状態下において、該鋳造キヤビテイ内
に所定の金属溶湯を導いて、該金属溶湯をその骨
格間隙間に入り込ませることによつて形成され
た、第6図に示されている如き、所定の鋳造金属
24内にセラミツクス構造体22が一体的に埋設
されてなる構造を有する多孔性部材16が、好適
に用いられることとなる。
なお、前記セラミツクス構造体22を形成する
セラミツクス材料としては、目的とする粗型を構
成する本体型10及び口型30に要求される特性
等に応じて、コージエライト、アルミナ、SiC、
ムライト或いはジルコニア等が適宜選択、採用さ
れるものであり、また、かかる鋳造金属24を形
成する金属溶湯としても、それら本体型10及び
口型30に求められる物理的特性等に応じて管理
された化学成分を有するものであつて、例えば、
鋳鉄やアルミニウム合金等が好適に用いられるこ
ととなる。
すなわち、このような多孔性部材16にあつて
は、セラミツクス構造体22の多孔組織を形成す
る骨格18にて構成されるセル内に、鋳造金属2
4が入り込んで、該鋳造金属24がセラミツクス
構造体22に対してマトリツクスを構成してなる
一体的な構造とされる一方、かかる鋳込まれたセ
ラミツクス構造体22における骨格18の空孔2
0に対する金属溶湯の侵入は、該空孔20の開口
部が閉塞状態にあることから阻止され、その空孔
20は連通状態に維持されることとなるのであ
る。
なお、本実施例においては、上述の如きセラミ
ツクス構造体22は、目的とする本体型10乃至
口型30を構成する半割体12乃至36の内周面
部位に対応する表面形状をもつて形成され、そし
てかかる半割体12及び36を形成する鋳型の鋳
造キヤビテイ内に配された状態下で、かかる半割
体12及び36の鋳造操作が行なわれることによ
つて、その鋳造と同時に、該半割体12及び36
の内周面に露呈する状態で内部に一体的に埋設さ
れており、それによつてかかる部位において、前
述の如き多孔性部材16が形成されているのであ
る。
そして、このようにして形成された、本体型1
0及び口型30を形成する鋳造品の内周面には、
それぞれ、前記成形キヤビテイ14の内壁面を構
成する接触面26に対して、研削加工等が施され
ることによつて、多孔性部材16内に形成された
空孔20が、該接触面26において開口せしめら
れると共に、それぞれの鋳造品の外周面に対し
て、かかる多孔性部材16に迄達して、その内部
に形成された空孔20に連通する、複数の供給孔
28が穿設せしめられるのであり、それによつて
粗型を構成する目的とする本体型10及び口型3
0の半割型12及び36が形成されているのであ
る。なお、本実施例にあつては、これらの半割体
12及び36における多孔性部材16が、成形キ
ヤビテイ14の接触面26以外においても露呈さ
れているが、それらの露呈面には研削加工等が施
されていないところから、その空孔は閉塞状態に
維持されている。
すなわち、このような構造とされた半割体1
2,12乃至は36,36にて構成されてなる本
体型10及び口型30にあつては、それぞれ、外
周面に設けられた供給孔28を通じて、所定の圧
力流体を供給せしめることにより、該圧力流体
が、多孔性部材16の空孔20内に導かれ、更に
該空孔20を通じて、成形キヤビテイ14の接触
面26において噴出せしめられることとなるので
ある。
そして、かかる接触面26において開口する空
孔20は、セラミツクス構造体22の骨格18内
に形成されたものであることから、該接触面26
の全面に亘つて略均一な分布密度をもつて容易に
設定することができると共に、その口径が極めて
微細(通常、0.05〜0.3mm2)であることから、流
通流体に対して効果的な絞り効果が発揮され得る
こととなるのであり、それ故かかる接触面26上
において、噴出流体によつて高い剛性をもつた流
体膜を全面に亘つて均一に形成することができる
のである。
従つて、上述の如き構造とされた本体型10及
び口型30にて構成されてなる粗型を用いて、そ
の供給孔28を通じて空気や潤滑油等の圧力流体
を供給せしめてなる状態下において、前述の如
き、その成形キヤビテイ14内に導かれるゴブに
対する成形操作を施すことによつて、該成形キヤ
ビテイ14の接触面26上に形成される流体膜に
て、かかるゴブ或いは該ゴブから成形されるパリ
ソンにおける、該接触面26に対する良好なる離
形性が付与され得ることとなるのである。なお、
かかる供給孔28を通じて供給せしめる圧力流
体、換言すれば鋳造キヤビテイ14の接触面26
上に噴出せしめる圧力流体としては、何等限定さ
れるものではなく、前述の如き空気や潤滑油の
他、水や冷却空気、水蒸気等を、何れも単一にて
或いはそれらを混合して用いることが可能であ
り、適宜選択、採用されるものである。
そして、それ故、かかる粗型を用いることによ
つて、従来の金型に必要とされていた、20〜30分
毎の頻繁な潤滑離型剤の塗布が不要となることか
ら、労力が有効に軽減され得ると共に、その成形
操作の自動化が効果的に図られ得ることとなり、
それによつて操作の安全性と成形サイクルの向上
が有利に図られ得ることとなるのである。
また、かかる粗型にあつては、その空孔20を
通じて接触面26に噴出される空気等によつて、
その離型性が有利に向上され得るところから、か
かる接触面26上に供給すべき潤滑油の低減乃至
は廃止が達成され得るのであり、そしてそれによ
つてゴブ乃至はパリソンに対する潤滑油の付着に
起因して生ぜしめられる製品表面における汚れが
効果的に低減乃至は防止され得ることとなるとこ
ろから、得られる製品の品質の向上及びその安定
性が有利に図られ得ると共に、かかる潤滑油の蒸
発による油煙が低減され得、作業空間の浄化をも
有利に図られ得ることとなるのである。
そしてまた、このような粗型にあつては、その
空孔20の形成が、後加工によるものではないと
ころから、その製造が極めて容易であり、それ故
上述の如き優れた性能を有する粗型を容易に且つ
低コストにて製造することができるといつた効果
をも有しているのである。
因みに、本実施例に従う構造とされた粗型を用
い、圧力流体としてエアー或いはエアーと潤滑油
を混合したものを、それぞれ、1.5〜2.0Kg/cm2
(ゲージ圧)に加圧せしめて、その供給孔28を
通じて供給せしめた状態下において、ゴブの成形
操作を行つたところ、その接触面26上に空気層
乃至は油膜層が形成されて、離型剤の塗布を行な
うことなく、良好な成形を安定して実施すること
ができること、そして、特に、かかる粗型を用い
ることによつて、従来から問題となつていた、口
型における、15〜20分毎の極めて頻繁な潤滑油の
塗布作業が全く不要となると共に、かかる部位に
対応する製品におけるビリの発生が有効に防止さ
れ得ることが、本発明者らによつて確認されてい
る。なお、かかる成形操作に際しての、本体型1
0及び口型30におけるエアーの消費量は、それ
ぞれ、32N/min及び16〜25N/minであり、
また潤滑油の消費量は、それぞれ、0.48〜0.55
c.c./min及び0.08〜0.16c.c./minであつた。
次に、第7図乃至第9図には、本発明の別の実
施例として、本発明を、パリソンを成形すること
により、所定の製品形状(本実施例にあつては、
壜形状)に仕上げるに際して用いられる仕上型に
対して適用したものの一例が示されている。
かかる仕上型は、第7図及び第8図に示されて
いる如き、製品の本体部を成形する本体型32
と、第9図に示されている如き、製品の底部を成
形する底型34によつて構成されており、それら
が軸方向の同心的に重ね合わせられることによつ
て、その内部において製品形状に対応した成形キ
ヤビテイを備えた一つの仕上型が構成されるよう
になつている。
より詳細には、先ず、本体型32にあつては、
第7図及び第8図に示されているように、略半円
形状をもつて形成された、同一形状の二つの半割
型38,38によつて構成されており、それらの
半割型38,38が、その開口部を互いに重ね合
わせられることによつて、その内部において、製
品たる壜の本体部分の外周面形状に対応した形状
の内周面を有する成形空間31を備えた本体型3
2が形成されるようになつている。
さらに、前記底型34にあつては、第9図に示
されているように、略円板形状をもつて形成され
ており、その上側部分の側周面が、前記本体型3
2を構成する半割型38,38の下部にそれぞれ
設けられた凹所46内に嵌め込まれた状態で挟持
されることによつて、かかる本体型32の下部に
対して、その成形空間31の下部開口を塞ぐよう
に配置せしめられるようになつている。
そして、これらの本体型32及び底型34が、
互いに軸方向に重ね合わせられることによつて、
その内部に製品たる壜の表面形状に対応した形状
の内周面を有する成形キヤビテイ31を備えた仕
上型が形成されるのであり、またかかる仕上型に
あつては、良く知られているように、例えば、そ
れらの本体型32および底型34が、粗型にて所
定形状に成形されたパリソンを包み込むように、
型合わせされることによつて、その成形キヤビテ
イ31内にパリソンが収容され、そしてかかる状
態下において、パリソンに形成された穴内に圧縮
空気を吹き込んで、該パリソンを膨らませること
によつて、その成形キヤビテイ31に対応して外
形を有する製品の成形が行なわれることとなるの
である。
ここにおいて、かかる仕上型を構成する本体型
32及び底型34にあつては、それぞれ、成形キ
ヤビテイ31の周壁部を構成する内面部分が、多
孔性部材44にて構成されており、該多孔性部材
44が、成形キヤビテイ31の周壁部内面におい
て、即ちパリソンが接触される接触面42の全面
に亘つて露呈されている。
すなわち、これらの本体型32を構成する半割
型38,38、及び底型34にあつても、前記実
施例における粗型と同様に、目的とする半割型3
8乃至は底型34における接触面42の形状に対
応する表面形状をもつて形成された、前記実施例
に示されている如き、特定構造を有するセラミツ
クス多孔体を用いて、該セラミツクス多孔体を、
それぞれ、半割型38乃至は底型34を形成する
鋳型の鋳造キヤビテイ内に配置せしめた状態下に
おいて、該鋳造キヤビテイ内に、鋳鉄やアルミニ
ウム合金等の所定の鋳造金属を導いて、鋳造操作
を行なうことによつて形成されたものである。
そして、このような構造とされた半割型38及
び底型34にあつては、それぞれ、前記実施例と
同様、その接触面42に対して、研削加工等が施
されることによつて、多孔性部材44内に形成さ
れた空孔が、かかる接触面42上において、その
全面に亘つて開口せしめられると共に、それぞれ
の外面において、かかる多孔性部材44にまで至
り、その内部に形成された空孔に連通する、複数
の供給孔48が穿設せしめられているのであり、
それによつて目的とする半割型38及び底型34
が形成されているのである。
従つて、上述の如き構造とされた半割型38及
び底型34によつて構成された仕上型にあつて
は、それぞれの外面に設けられた供給孔48を通
じて、所定の圧力流体を供給せしめることによ
り、該圧力流体が、多孔性部材44の空孔内に導
かれ、更に該空孔を通じて、成形キヤビテイの接
触面42において、その全面に亘つて略均一に噴
出せしめられ得ることとなるのであり、それによ
つて、前記実施例に示されている如く、かかる接
触面26上において、高い剛性をもつた流体膜を
形成することができるのである。
そして、このような構造とされた仕上型を用い
て、その供給孔48を通じて、空気や潤滑油等の
所定の圧力流体を供給せしめてなる状態下におい
て、前述の如き、その成形キヤビテイ内に収容さ
れるパリソンに対する成形操作を施すことによつ
て、該成形キヤビテイの接触面42上に形成され
る流体膜にて、かかるパリソン或いは該パリソン
から成形される成形品(製品)における、該接触
面42に対する良好なる離型性が付与され得るこ
ととなるのである。
それ故、かかる仕上型を用いることによつて、
従来の金型に必要とされていた本体型32への部
分的な潤滑離型剤の塗布が不要となることから、
労力の軽減や操作の安全性と成形サイクルの向
上、更には潤滑油の使用量の低減による製品の品
質の向上及びその安定化等といつた、前記実施例
と同様の効果が、何れも有効に奏せしめられ得る
こととなるのであり、更にまた、上述の如き構造
に従うことによつて、そのような優れた効果を奏
し得る仕上型を、容易に且つ低コストにて製造す
ることができるのである。
また、特に、かかる仕上型を用いることによつ
て、その本体型32の接触面42上への手作業に
よる潤滑油の部分的な塗布が必要でなくなるとこ
ろから、かかる塗布による製品の汚れが効果的に
防止され得ると共に、圧力流体によつて仕上型の
冷却効果が発揮され得るところから、その過熱が
良好に防止され得、以て金型の焼き過ぎに起因す
る製品欠陥であるビリの発生をも効果的に防止さ
れ得るのであり、それによつて製品の品質やその
安定化及び歩留りの向上が極めて有利に達成され
得るといつた利点をも有しているのである。
因みに、本実施例に従う構造とされた仕上型を
用い、圧力流体としてエアー或いはエアーと潤滑
油を混合したものを、それぞれ、1.5〜2.0Kg/cm2
(ゲージ圧)に加圧せしめて、それぞれの供給孔
48を通じて供給せしめた状態下において、パリ
ソンの成形操作を行つたところ、その接触面42
上に空気層乃至は油膜層が形成されて、離型剤の
塗布を行なうことなく、良好な成形を実施するこ
とができることが、本発明者らによつて確認され
ている。なお、かかる成形操作に際してのエアー
の消費量及び潤滑油の消費量は、それぞれ、本体
型32においてては、48〜74N/min及び0.12
〜0.24c.c./minであり、また底型34において
は、20〜28N/min及び0.12〜0.2c.c./minであ
つた。
更にまた、第10図及び第11図には、本発明
の更に別の実施例が示されている。なお、本実施
例にあつては、前記第一の実施例に示されている
如く、ゴブを成形することにより、パリソンを形
成する際に用いられる粗型における本体型に対し
て、本発明を適用したものであることから、その
使用形態等の詳細な説明は省略することとする。
すなわち、かかる本体型50は、略半円筒形状
を有する二つの半割型52,52によつて構成さ
れており、それらの半割型52,52が重ね合わ
せられることによつて、その内部において、所定
形状の成形キヤビテイ54が形成されるようにな
つている。
そして、ここにおいて、本実施例における本体
型50にあつては、それぞれの半割型52,52
の径方向中間部分が、その周方向及び軸方向の全
面に亘つて、多孔性部材56にて構成されてい
る。換言すれば、かかる半割型52にあつては、
多孔性部材56が、その内周側壁部と外周側壁部
との間に挟まれた状態で、それらの内周面及び外
周面に露呈することなく、その中間部分において
埋設されているのである。
すなわち、これらの半割型52,52にあつて
は、目的とする半割型52に対応する形状(半円
筒形状)をもつて形成された、前記実施例に示さ
れている如き、特定構造を有するセラミツクス多
孔体を用いて、該セラミツクス多孔体を、半割型
52を形成する鋳型の鋳造キヤビテイ内に配置せ
しめた状態下において、該鋳造キヤビテイ内に、
鋳鉄やアルミニウム合金等の所定の鋳造金属を導
いて、鋳造操作を行なうことによつて形成された
ものである。
また、このような半割型52にあつては、その
軸方向両側端縁部の外周面において、それぞれ、
その内部に埋設された多孔性部材56に迄至り、
その内部に形成された空孔に連通する、複数の流
体流通孔58及び60が穿設せしめられている。
従つて、上述の如き構造とされた半割型52,
52にて構成された本体型50にあつては、その
軸方向の一方の側に設けられた流体流通孔58を
通じて、所定の冷却流体を供給せしめる一方、そ
の軸方向の他方の側に設けられた流体流通孔60
を通じて、かかる冷却流体を排出せしめるように
することによつて、かかる本体型50の内部に冷
却流体が流通せしめられることとなるのである。
そして、そこにおいて、かかる冷却流体が流通
せしめられることとなる多孔性部材56の空孔
は、微小な口径をもつて且つ網目状に形成されて
いるところから、該冷却流体による本体型50の
冷却が、良好なる冷却効率をもつて且つ全体に亘
つて均一に為され得るのであり、それによつて、
従来から問題とされていた金型の不均一な冷却等
に起因する、ガラス性品の肉厚の不均一さが効果
的に防止され得、以て優れた品質の製品を安定し
て得ることができるのである。
また、かかる構造の本体型50にあつては、冷
却効率の向上に伴つて、冷却の応答速度が改善さ
れ得るところから、冷却水の供給量を調節するこ
とにより、金型の適当な冷却の制御を迅速に行な
うことができ、それによつてガラス製品の欠点で
ある焼けビリや肉厚の不均一さ等が有効に改善さ
れ得ることとなるのである。
因みに、本実施例に従う構造とされた本体型5
0(粗型)を用い、冷却流体として冷却エアーを
0.02〜0.25Kg/cm2(ゲージ圧)にせしめたもの
を、その流体流通孔58,60を通じて供給及び
排出せしめた状態下において、連続的なゴブの成
形操作を行なつたところ、かかる本体型50の冷
却が極めて良好に為され得、その成形操作を安定
して行なうことができたことが、本発明者らによ
つて確認されている。なお、かかる成形操作に際
してのエアーの消費量は、3〜32N/minであ
つた。
以上、本発明の実施例について詳述してきた
が、これらは文字通りの例示であつて、本発明
は、かかる具体例にのみ限定して解釈されるもの
ではない。
例えば、前記実施例における粗型を構成する本
体型10、口型30および仕上型を構成する本体
型32、底型34にあつては、何れも、多孔性部
材16,44の形成が、それぞれの本体部分の鋳
造と同時に一体的に行なわれていたが、かかる多
孔性部材16,44を本体部分とは別体にて構成
せしめて、後で一体化せしめるようにすることも
可能であり、例えば、かかる多孔性部材を、本体
部分に対して、その外面から螺入せしめられる中
空のキヤツプポルトにて固着せしめることによ
り、該キヤツプボルトの中央孔を流体流通孔とし
て用いることも可能である。
また、そのような前記実施例における多孔性部
材16,44にあつては、何れも、三次元網目状
構造のセラミツクス構造体22を用いて形成され
ていたが、その他、剣山や櫛状等の他の骨格構造
を有するセラミツクス構造体を用いることも可能
である。
さらに、前記実施例にあつては、多孔性部材1
6,44の空孔20内に圧力流体を供給する供給
孔28,48が、直接空孔20に連通する状態で
設けられていたが、例えばかかる多孔性部材1
6,44の外面上に、その空孔20が連通された
所定容積の流体溜りを形成せしめて、供給孔2
8,48から空孔20内への流体の供給を、該流
体溜りを介して行なうようにすることも可能であ
り、そしてそれによつて、圧力流体の接触面2
6,42上における噴出圧の均一化が有効に図ら
れ得ることとなるのである。
また、前記第一及び第二の実施例における粗型
及び仕上型にあつては、何れも、その成形キヤビ
テイにおける接触面26,42が、全面に亘つて
多孔性部材16,44にて構成されていたが、該
接触面26,42の一部を多孔性部材にて構成せ
しめることによつても、それらの実施例に示され
ている如き、本発明の一応の効果を有効に奏し得
るものである。
更にまた、例示の如き粗型や仕上型に対して
は、何れも適宜公知の処理が加えられ得るもので
あり、例えば、粗型にあつては、その内周面に対
する硬質クローム等の金属メツキ処理が適宜施さ
れ、また仕上型にあつては、空気抜孔が適宜設け
られることとなる。
その他、一々列挙はしないが、本発明は当業者
の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、ま
たそのような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱し
ない限り、何れも本発明の範囲内に含まれるもの
であることは、言うまでもないところである。
(発明の効果) 上述の説明から明らかなように、本発明に従う
構造とされたガラス成形用型にあつては、その多
孔性部材の空孔を、ガラス成形キヤビテイの接触
面において開口せしめて、流体流通孔を通じて供
給される圧力流体を、該接触面において噴出せし
めることにより、かかる接触面上において、高い
剛性をもつた流体膜を形成することができ、そし
てかかる流体膜によつて、成形キヤビテイ内に収
容される溶融ガラスとその接触面との間に、良好
なる離型性が付与され得ることとなるところか
ら、従来の金型に必要とされていた頻雑な潤滑離
型剤の塗布が不要となり、塗布作業の簡力化や労
力の軽減、操作の安全性と成形サイクルの向上、
更には潤滑油の使用量の低減乃至は廃止による製
品の品質の向上及びその安定性が効果的に図られ
得るのである。
また一方、本発明に従う構造とされたガラス成
形用型にあつては、その流体流通孔を通じて、多
孔性部材の空孔に冷却流体を供給し、また必要に
応じて排出せしめることによつて、かかる成形用
型を、良好なる冷却効率をもつて且つ均一に冷却
することができるのである。
さらに、本発明に係るガラス成形用型にあつて
は、圧力流体の噴出孔がセラミツクス構造体の骨
格内に形成された空孔にて構成されるものである
ところから、上述の如き、優れた効果を奏し得る
成形用型を、容易に且つ低コストにて製造するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、それぞれ、本発明を粗型
に適用したものの一例を示す図であり、第1図は
かかる粗型を構成する本体型を示す縦断面図であ
つて、第2図における−断面に相当する図で
あり、第2図は第1図における−断面図であ
り、第3図はかかる粗型を構成する口型を示す縦
断面図であつて、第4図における−断面に相
当する図であり、第4図は第3図における−
断面図であり、また第5図はかかる粗型の製造に
際して好適に用いられるセラミツクス構造体の要
部を示す拡大断面説明図であり、第6図はかかる
セラミツクス構造体を用いて形成された多孔性部
材を示す要部拡大断面説明図である。また、第7
図乃至第9図は、それぞれ、本発明を仕上型に適
用したものの一例を示す図であり、第7図はかか
る仕上型を構成する本体型を示す縦断面図であつ
て、第8図における−断面に相当する図であ
り、第8図は第7図における−断面図であ
り、第9図はかかる仕上型を構成する底型を示す
縦断面図である。更に、第10図は、粗型を構成
する本体型に本発明を適用したものの別の実施例
を示す縦断面図であつて、第11図における−
断面に相当する図であり、第11図は第10図
におけるXI−XI断面図である。 10:粗型、16:多孔性部材、18:骨格、
20:空孔、22:セラミツクス構造体、24:
鋳造金属、26:接触面、28:供給孔、30:
口型、32:本体型、34:底型、42:接触
面、44:多孔性部材、48:供給孔、50:本
体型、56:多孔性部材、58,60:流体流通
孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ガラス製品の型吹き成形に際して用いられる
    ガラス成形用型において、 連続した骨格組織を形成する骨格自体が中空と
    されて、該骨格内に空孔が形成されたセラミツク
    ス構造体における骨格間の隙間に、所定のマトリ
    ツクス材料を入り込ませて一体的な構造と為すこ
    とにより、その骨格内に形成された空孔を通じて
    流体を透過し得るようにした多孔性部材を用い
    て、該多孔性部材によつて、前記ガラス成形用型
    の少なくとも一部を構成せしめると共に、かかる
    多孔性部材の空孔を外部に連通せしめる流体流通
    孔を設けたことを特徴とするガラス成形用型。 2 前記ガラス成形用型における溶融ガラスに接
    触する接触面の少なくとも一部が、前記多孔性部
    材にて構成されており、該多孔性部材の骨格内に
    形成された空孔が該接触面において開口せしめら
    れている特許請求の範囲第1項記載のガラス成形
    用型。 3 前記多孔性部材の空孔を外部に連通せしめる
    流体流通孔が、複数設けられ、それらの流体流通
    孔を通じて、かかる多孔性部材の空孔に対する冷
    却用流体の供給及び排出が行なわれ得るようにな
    つている特許請求の範囲第1項又は第2項記載の
    ガラス成形用型。 4 連続した骨格組織を形成する骨格自体が中空
    とされて、該骨格内に空孔が形成されたセラミツ
    クス構造体における骨格間の隙間に、所定のマト
    リツクス材料を入り込ませて一体的な構造と為す
    ことにより、その骨格内に形成された空孔を通じ
    て流体を透過し得るようにした多孔性部材を用
    い、該多孔性部材によつて、溶融ガラスに接触す
    る接触面の少なくとも一部を構成せしめて、その
    骨格内に形成された空孔を該接触面において開口
    せしめると共に、それらの空孔を外部に連通せし
    める流体流通孔を設けてなるガラス成形用型を用
    いて、かかる流体流通孔を通じて所定の圧力流体
    を供給することにより、該圧力流体を前記多孔性
    部材の空孔を通じて前記接触面において噴出せし
    めてなる状態下において、かかるガラス成形用型
    内に導かれて収容された溶融ガラス塊に対して、
    所定の成形操作を施すことを特徴とするガラス製
    品の成形方法。
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