JPH0443287B2 - - Google Patents

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JPH0443287B2
JPH0443287B2 JP58067754A JP6775483A JPH0443287B2 JP H0443287 B2 JPH0443287 B2 JP H0443287B2 JP 58067754 A JP58067754 A JP 58067754A JP 6775483 A JP6775483 A JP 6775483A JP H0443287 B2 JPH0443287 B2 JP H0443287B2
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Shigeru Tanaka
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、交流電源から種々の無効電力をとる
負荷に対して、必要な量の無効電力を供給する無
効電力補償装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
アーク炉あるいはサイリスタ等を用いた静止形
電力変換装置では、多くの無効電力を消費し、し
かも当該無効電力は刻々と変化するのが常であ
る。このような無効電力の増大は電源系統の設備
容量を不必要に増加させ、また無効電力の変動に
より電源電圧の変動を招き、フリツカ障害等の悪
影響を他の電気機器に及ぼす。
このような負荷の無効電力を補償し、受電端の
力率を改善するものとして無効電力補償装置があ
る。無効電力補償装置には、古くは同期調相機や
進相コンデンサ等があるが速応性に貧しく、最近
では進相コンデンサと組合せた位相制御リアクト
ル装置が普及しつつある。
第1図は、従来の無効電力補償装置の構成図で
ある。図中、BUSは3相交流電源の電線路、
LOADは負荷装置、SWは主電源スイツチ、CAP
は3相進相コンデンサ、TRは電源トランス、SS
は交直電力変換器(コンバータ)、Lpは直流リア
クトルである。また、制御回路として、受電端の
3相交流電流を検出する変流器CTS、電源3相交
流電圧を検出する変成器PTS、無効電力演算回路
VAR、直流電流を検出する変流器CTO、比較器
C1,C2、制御補償回路HQ,GO、コンバータSSの
位相制御回路PHCから成つている。
第2図は第1図の電源端子における電圧電流ベ
クトル図を示す。図中、VSは電源電圧、ICAPは進
相コンデンサCAPに流れ込む進み電流ILOADは負
荷電流、ISSはコンバータSSに流れ込む遅れ電流
である。
以下、第1図及び第2図を参照しながら、従来
装置の動作を説明する。
負荷装置LOADに流れる電流ILOADはその大きさ
及び位相角θ共に刻々と変化する。第2図はその
変化の中のある瞬時をとらえたものである。
負荷電流ILOADを有効分ISと無効分IQに分けると、
次のように表わせる。
IS=ILOAD・cosθ IQ=ILOAD・sinθ 無効電力補償装置は上記無効分IQを打ち消す電
流をとるもので、その結果、電源からは常に有効
電流ISだけが供給されることになる。
さて、電源スイツチSWを閉じた状態で考える
と、進相コンデンサCAPには一定の進み電流ICAP
が流れ込んでいる。
また、コンバータSSの直流側端子には直流リ
アクトルLOが接続されており、直流電流IOが流れ
ていると考えると、コンバータSSの入力電流ISS
は、次式のようになる。
ISS=k・IO k:変換定数 上記コンバータSSの入力電流ISSも有効分ISSP
無効分ISSQに分けられる。
ISSP=ISS・cosα ISSQ=ISS・sinα ここで、αはコンバータSSの点弧位相角で、
直流電流IOが増減しない定常状態ではα≒90°と
なつている。
従つて、ISSの有効分ISSP≒0,無効分ISSQ≒ISS
考えて差しつかえない。
コンバータSSの遅れ無効電流ISSは直流電流IO
の大きさを変えることにより、必要な値に調整す
ることができる。
前記負荷電流ILOADの遅れ無効分IQと上記コンバ
ータSSの遅れ電流ISS和が、前記進相コンデンサ
CAPの進み電流ICAPの値にちようど等しくなるよ
うにコンバータSSの遅れ電流ISSを調整している。
すなわち、次式の関係を保つように制御される。
ICAP=IQ+ISS この結果、無効分は打ち消され、電源からは有
効電流ISだけが供給される。
以上の動作を具体的な制御回路を使つて説明す
ると、次のようになる。
まず、負荷装置LOADと無効電力補償装置を
含めた受電端の電圧及び電流を各々変成器PTS
び変流器CTSで検出する。受電端の3相電圧、電
流の検出値を次の無効電力演算回路VARに入力
し、受電端の無効電力QSを求める。具体的には、
3相電圧を電気角90°だけずらし、角相の電圧と
電流を乗じ、3相分加えることにより瞬時の無効
電力QSが求められる。
比較器C1により、上記無効電力検出値QSと、
その指令値QS〓を比較し、偏差ε1=QS〓−QS
次の制御補償回路HQに入力する。制御補償回路
HQは通常積分要素が使われ、上記偏差ε1の定常
分が零になるように制御している。HQの出力IO
〓は、前記直流電流IOの指令値となる。
直流電流IOは変流器CTOにより検出され、比較
器C2により、上記電流指令値IO〓と比較される。
偏差ε2=IO〓−IOは、次の制御補償回路GOに入力
され、比例増幅された後、位相制御回路PHCに
入力される。
コンバータSSは、位相制御回路PHCの入力電
圧V〓に比例した直流電圧VOを発生し、直流電流
IOを制御する。
制御補償回路GOの増幅率をKO倍として、直流
電流IOの制御動作を説明すると、次のようにな
る。
IO〓>IOの場合、偏差ε2=IO〓−IOは正の値とな
り、位相制御回路PHCの入力電圧v〓=KO・ε2
増加させる、故に直流電圧VOも上記v〓に比例し
て増加し、直流電流IOを増大させる。
逆にIO〓<IOとなつた場合、偏差ε2は負の値と
なり、v〓すなわち、直流電圧VOも負の値となつ
て直流電流Ipを減少させる。
最終的に、IO〓≒Ipとなつて落ち着き、その時
コンバータSSの直流電圧Vpはほとんど零に近く
なつている。
次に、受電端の無効電力制御の動作説明を行
う。
受電端の基本波力率を1にするには、その無効
電力QSが零になるように制御すればよい。従つ
て、無効電力指令値QS〓は通常零に設定される。
無効電力QSの検出値は遅れを正の値として考え
る。
QS〓>QSの場合、偏差ε1=QS〓−QSは正の値
となり、制御補償回路HQを介して、直流電流指
令値IO〓を増加させる。実電流IOは、前に述べた
通り、指令値IO〓に従つて増加し、コンバータSS
のとる遅れ電流ISSを増大させる。故に受電端の
遅れ無効電力QSを増大させ、QS〓=QSとなるよ
うに制御される。
逆にQS〓<QSとなつた場合、偏差ε1は負の値
となり、電流指令値IO〓を減少させて、コンバー
タSSのとる遅れ無効電流ISSを減少させる。故に
QSが減少し、やはり、QS〓=QSとなつて落ち着
く。
無効電力QSの変動は、負荷装置LOADによつ
て発生し、それを補償するように、コンバータ
SSの直流電流IOが制御される。
〔背景技術の問題点〕
この従来の無効電力補償装置はコンバータSS
が自然転流で動作するため大容量化が容易であ
り、無効電力変動の激しいアーク炉や、各種電力
変換器の受電端に接続され、応答性の良い無効電
力補償を行つている。
しかし、この従来の無効電力補償装置には次の
ような問題点がある。
すなわち、無効電力補償装置を起動するとき、
主電源スイツチSWをまず投入するがそのとき、
進相コンデンサCAPに過大な突入電流が流れ込
み、電源電圧を大きく変動させ、負荷装置ばかり
でなく、同一系統に接続された電気機器に種々の
悪影響を及ぼしていた。さらに、前記主電源スイ
ツチや、電源設備は上記突入電流に耐えるだけの
容量が必要となり、不経済な点が現われてきた。
これを解決する1つの方法として、進相コンデ
ンサに直列リアクトルを接続する方法がとられて
いるが、それでも、上記突入電流は定常電流の3
倍くらいになり、あまり大きな効果は期待できな
いのが現状である。
さらに、別の方法として、進相コンデンサをい
くつかに分割し、スイツチング素子を介して徐々
に投入していく方法が考えられるが、コンデンサ
の容量は、負荷装置に匹敵する種のものであり、
当然上記スイツチング素子のトータル容量もそれ
に見合うものが必要になる。この結果、無効電力
補償装置は高価なものとなり、実用に供し得ない
ものとなつてしまう。
〔本発明の目的〕
本発明は前述の点に鑑みてなされたもので、起
動時に進相コンデンサに突入電流が流れないよう
に制御した無効電力補償装置を提供することを目
的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、交流電源に主電源スイツチを介して
接続された進相コンデンサ及び主電源トランス
と、この主電源トランスを介して縦続接続された
少なくとも2台の交直電力変換器と、当該変換器
の直流側に接続された直流リアクトルと、起動
時、前記直流リアクトルの一部及び前記交直電力
変換器の少なくとも1台を介して前記進相コンデ
ンサに電力を供給する補助電源と、前記進相コン
デンサの電圧が前記交流電源の電圧に一致するよ
うに前記補助電源からの電力を制御する手段を具
備している。
〔発明の実施例〕
第3図は、本発明の無効電力補償装置の実施例
を示す構成図である。
図中、BUSは3相交流電源の電線路、LOAD
は負荷装置、SW1は主電源スイツチ、CAPは3
相進相コンデンサ、TR1は主電源トランス、
SS1,SS2は交直電力変換器(コンバータ)、LO
中間タツプ付の直流リアクトル、SW2は補助電源
スイツチ、TR2は補助電源トランス、Dは整流
器、SW3は開閉器、Ldは直流リアクトルである。
また、制御回路は、受電端の3相交流電流を検
出する変流器CTS、電源3相交流電圧を検出する
変成器PTS,PTC,無効電力演算回路VAR、整
流回路DD、直流電流を検出する交流器CTO
CTd、比較器C1,C2,C3,C4,加算器A1,A2
制御補償回路HQ,GO,Gd,GV,アナログスイツ
チAS1,AS2及び位相制御回路PH1,PH2から成
つている。
コンバータSS1とSS2は縦続接続されており、
電源トランスTR1によつて位相角30°だけずらさ
れている。すなわち、コンバータの制御パルス数
を増加させ、直流電流IOの脈動を減少させるもの
で、従来から常用されている手段である。
以下、本発明装置の起動法を説明する。
起動時、制御回路のアナログスイツチAS1は開
放し、AS2を閉じる。また、主回路の補助電源ス
イツチSW2及び開閉器SW3を投入する。このとき
主電源スイツチSW1はまだ開放しておく。
コンバータSS1及びSS2のゲートしや断を解除
し、起動運転に入る。
補助電源スイツチSW2を投入することにより、
補助電源トランスTR2の2次巻線に3相交流電圧
が発生し、それを整流器Dで整流することにより
直流電圧Vdが得られる。
第4図は上記補助電源スイツチSW2を投入した
時の等価回路を示したもので、直流電流Idは、電
圧源Vd→コンバータSS1→進相コンデンサCAP→
コンバータSS1→直流リアクトルLd→電圧源Vd
経路に流れる。
コンバータSS1及びSS2の位相制御回路PH1
PH2の位相基準信号(3相単位正弦波)は通常の
運転と同じく電源電圧に同期した3相単位正弦波
を用いる。従つて、コンバータSS1,SS2の点弧
信号は電源電圧位相に同期して与えられる。
コンバータSS1の構成素子(サイリスタ)S1
S5が点弧された場合、進相コンデンサCAPの電
圧極性は図示のようになる。従つて、次にサイリ
スタS6を点弧した場合、端子S−T間の電圧VST
>0によつて、サイリスタS5からS6に転流する。
すなわち、起動時、進相コンデンサCAPはコン
バータSS1の転流用コンデンサの役目をはたして
いる。
第5図は、コンバータSS1の構成素子(サイリ
スタ)S1〜S6の点弧信号と、進相コンデンサの電
圧VR-Sの関係を示したものである。進相コンデ
ンサの容量が大きいため実際には破線のように変
化し、電圧波形は正弦波に近いものとなる。
進相コンデンサCAP自体の損失は小さいので、
その最大値が前記直流電源の電圧値Vdまで充電
されると、直流電流Idは流れなくなる。しかし、
後で説明するように、コンバータSS1とSS2の間
には、直流リアクトルLOを介して直流電流IOが流
れ続け、両コンバータの転流は順次行われ、進相
コンデンサ電圧は転流周期に同期して正弦波状に
変化する。
第5図の進相コンデンサ電圧VR-Sに対するコ
ンバータSS1の点弧位相角α1はα1=180°となつて
いる。ただし破線のかうに充電時間を考慮する
と、α1<180°となる。
進相コンデンサCAPを3相交流電圧源と考え
た場合、コンバータSS1の直流側電圧V1は V1=kV・VC・cosα1 kV:変換定数、VC:コンデンサ電圧 となる。ここで、コンバータSS2も点弧し、その
点弧位相角α2と上記コンバータSS1の点弧位相角
α1との関係を、α2=180°−α1に保つことにより、
コンバータSS2の直流電圧V2として、 V2=kV・VC・cosα2=−V1 が発生する。
最初α1≒180°,α2≒0°であるから、V1は負の
値、V2は正の値となり、その平均値(V2
V1)/2が前述の直流電圧源Vdに対する対向電
圧となる。
進相コンデンサの電圧VCを上昇させるために
は、直流電圧VdよりコンバータSS1,SS2の出力
電圧の平均値(V2−V1)/2の値を小さくし、
直流電流Idを流し込めばよい。すなわち、コンバ
ータSS1の点弧位相角α1を進ませ、最初の180°の
値から90°の方向にもつて行くことにより、Vd
(V2−V1)/2となり、直流電流Idが増加する。
なお、当然のことながら、このときコンバータ
SS2の点弧位相角α2は、α2=180°−α1の関係を保
つているので、0°から90°の方向に遅らせられる。
直流電流Idが流れ込んだことにより、そのエネ
ルギーは進相コンデンサCAPに(1/2)・C・VC 2
となつて蓄積され、電圧VCを上昇させることが
できる。最終的にId=0(回路損失がないと仮定
した場合)となり、Vd=(V2−V1)/2となる
ような新しい点弧位相角α1,α2となる。
例えば、α1=100°,α2=180°−α1=80°でつり

つた場合、進相コンデンサの電圧Vcは、 VC=−Vd/kV・cosα1=5.76・Vd/kV となる。すなわち、補助電源の電圧Vdは必ずし
も高くする必要はなく、しかも直流電流Idは回路
損失分にいくらか、加えた程度で足りる。
第3図にもどつて、起動時のコンバータSS1
SS2の間に流れる直流電流IOについて説明する。
起動時の直流電流Ipは次の平衡条件を満足する
ように自動的に調整される。
すなわち、主電源トランスTR1の1次側線路か
ら見た場合、コンバータSS1,SS2は常に遅れ無
効電力をとり、進相コンデンサCAPは常に進み
無効電力をとる。この進み無効電力と遅れ無効電
力がちようど等しくなるように前記直流電流IO
流れる。以下、その原理を説明する。
主電源トランスTR1の1次側線路から見た場
合、コンバータSS1及びSS2は可変のインダクタ
ンスLSSに置き換えられ、進相コンデンサの容量
CCAPとともに発振回路を形成する。この発振回路
の周波数Cは次式のように表わされる。
ここで、上記発振周波数Cは第5図でも説明し
たように、コンバータSS1,SS2の点弧周波数に
よつて一意的に決定される。従つて、上記発振周
波数Cとなるように上記等価インダクタンスLSS
が決定され、直流電流IOが自動的に調整される。
第6図は進相コンデンサCAPの相電圧eR,eS
eTとコンバータSS1,SS2の点弧信号(R相)の
関係を示したものである。コンバータSS1の各相
電圧eR1,eS1,eT1は上記コンデンサの相電圧eR
eS,eTに一致する。それに対し、コンバータSS2
の各相電圧eR2,eS2,eT2は30°だけ遅れている。電
源トランスTR1によつて位相をずらしたことによ
る。
コンバータSS1の点弧位相角α1=0°の点は電圧
eR1とeT1が正の値で交差する点である。また、コ
ンバータSS2の点弧位相角α2=0°の点は、電圧eR2
とeT2が正の値で交差する点である。
コンバータSS1の点弧位相角α1及びコンバータ
SS2の点弧位相角α2=180°−α1は、前にも述べた
ように、電源電圧に同期した3相単位正弦波
(eR1,eS1,eT1又はeR2,eS2,eT2)を基準として決
定される。この電源電圧の周波数Sに対し、実際
の進相コンデンサCAPの電圧がe′R1,e′R2のよう
にずれて、SCとなつた場合を説明する。
点弧信号GR1,GR2は実線の基準電圧eR1及び
eR2に対してα1,α2=180°−α1になるように与え
られているので、破線の実電圧e′R1,e′R2に対し
ては両者ともΔαだけ進んだ信号として動作する。
すなわちα1=α′1−Δα,α′2=α2−Δαとなり、

の結果、コンバータSS1の出力電圧V1は負の値で
小さくなり、逆にコンバータSS2の出力電圧V2
正の値で大きくなる。直流リアクトルLOには、
これらの出力電圧の和V1+V2>0が印加され、
直流電流Ipを増加させる。これにより、主電源ト
ランスTR1の1次側から見たコンバータSS1
SS2の遅れ無効電力が増加する。進相コンデンサ
電圧Vcの大きさは変らないとすれば、前述の等
価インダクタンスLSSは減少したことになり、発
振周波数Cは低くなる。
逆にSCとなつた場合、直流リアクトルLO
印加される電圧V1+V2は負の値となり、直流電
流IOが減少し、LSSが大きくなり、Cは高くなる。
最終的にCSとなるように直流電流IOが自動的
に調整される。その時の直流リアクトルLOに印
加される電圧V1+V2は零で、もちろん点弧位相
角はα2=180°−α1を満足する。
以上のようにして、進相コンデンサCAPの電
圧VCの周波数及び位相は、電源電圧VSの周波数
及び位相に一致させられる。
次に、進相コンデンサCAPの電圧振幅値VC
制御動作を説明する。
第3図において、進相コンデンサCAPの端子
電圧を変成器PTCで検出し、それを整流回路DD
で整流して電圧振幅値VCを検出する。
比較器C3によつて上記電圧検出値VCとその指
令値VC〓を比較し、偏差ε3=VC〓−Vcを次の制
御補償回路GVに入力する。
制御補償回路GVは通常積分要素で構成され、
前記偏差ε3の定常分が零になるように制御してい
る。制御補償回路GVの出力Id〓は直流電流Idの指
令値となる。
比較器C4によつて、直流電流の検出値Idとその
指令値Id〓を比較し、偏差ε4=Id〓−Idを次の制
御補償回路Gdに入力する。制御補償回路Gdは簡
単のため増幅率Kdの比例要素を考える。故に加
算器A1及びA2を介した位相制御入力電圧は、 v〓1=Kd・ε4 v〓2=−Kd・ε4 となる。
従つて、I〓d>Idの場合、偏差ε4は正の値とな
り、コンバータSS1の出力電圧V1は上記位相制御
入力電圧v〓1>0に比例して、第3図の矢印の向
きに発生する。また、コンバータSS2の出力電圧
V2は上記位相制御入力電圧v〓2<0に比例して、
矢印の向きと反対方向に発生する。その結果、直
流電流Idが増加し、最終的にId=I〓dとなるように
制御される。
逆にI〓d<Idとなつた場合、偏差ε4は負の値と
なり、V1は矢印と反対方向に、またV2は矢印の
向きに増加し、(V2−V1)/2>Vdとなり、直
流電流Idを減少させる。最終的にId=I〓dとなつて
落ち着く。
上記直流電流Idの制御に伴ない、コンバータ
SS1及びSS2の出力電圧が変化するが、直流リア
クトルLpに印加される電圧V1+V2は変化せず、
別の直流電流IOは影響を受けない。
進相コンデンサCAPの端子電圧VCは、指令値
VC〓に応じて制御される。
VC〓>VCの場合、偏差ε3=VC〓−VCは正の値
となり、制御補償回路GVを介して前記直流電流
の指令値I〓dを増加させる。直流電流Idは指令値
I〓dに応じて増加し、その結果、有効電力が電源
BUS→補助電源スイツチSW2→補助電源トラン
スTR2→整流器D→直流リアクトルLd→コンバ
ータSS1→主電源トランスTR1→進相コンデンサ
CAPの経路で供給され、そのエネルギーは進相
コンデンサCAPに蓄積されていく。従つて、進
相コンデンサCAPの端子電圧VCが上昇し、最終
的にVC=VC〓となつて落ち着く。
同様にVC〓<VCとなつた場合、ε3<0となり、
直流電流Id=Id〓を減少させる。回路には積々の
損失があり、その損失分をおぎなうために通常、
いくらかの直流電流Idpが必要となる。この直流
電流Idpより小さくすると、進相コンデンサCAP
のエネルギーが放出されて端子電圧VCは低下し
てくる。やはり、最終的にVC=VC〓となつて落
ち着く。
整流器Dの代りにサイリスタコンバータを用い
れば、直流電流Idを減少させるとき、補助電源側
に電力回生することができ、より速く、VC=VC
〓の制御が可能となる。
進相コンデンサCAPの端子電圧の指令値VC
を電源電圧VSと一致するように設定すれば、VC
=VSとなり、しかもその周波数及び位相も完全
に一致している。
この状態で、主電源スイツチSW1を投入し、ア
ナログスイツチAS1をオンする。
主電源スイツチSW1を投入しても電源電圧VS
と進相コンデンサ電圧VCは、その大きさ及び位
相が一致しているため突入電流はほとんど流れな
い。
アナログスイツチAS1をオンしたことにより、
受電端の無効電力QSの制御が開始され、それに
応じて直流電流Ipは制御されるようになる。その
制御動作は第1図の装置で説明したので省略す
る。
次に、直流電流指令値Id〓を零に設定し、Id
0にした後、開閉器SW3を開放する。補助電源ス
イツチSW2は投入したままでもよいが、損失の軽
減を図る意味から、これも開放しておく。
その後、制御回路のアナログスイツチAS2をオ
フし、これで通常の無効電力補償装置としての運
転に入つたわけである。
以上は、コンバータが2台の場合で説明した
が、コンバータの数が4台、6台、8台となつて
も同様にできることは言うまでもない。また、コ
ンバータの数が3台の場合、1台は起動時だけ環
流モードにしておき、他の2台で同様に起動する
ことができる。5台、7台となつても同じであ
る。要するに、2台以上のコンバータがあれば、
補助電源からの直流電流Idの制御と、進相コンデ
ンサの周波数及び位相を決定する別の直流電流Ip
の調整が可能となり、進相コンデンサの電圧波高
値及び位相を電源電圧に一致させることができ、
主電源スイツチを投入しても突入電流が流れない
起動が達成される。
〔本発明の効果〕
以上のように、本発明の無効電力補償装置によ
れば、従来、主電源スイツチの投入時に、発生し
た進相コンデンサへの突入電流がなくなり、きわ
めて滑らかな起動が可能となる。故に起動時に電
源電圧を大きく変動させることもなくなり、負荷
装置や他の電気機器への悪影響を及ぼさずに運転
することができる。また、突入電流に相当する電
源設備の容量は不要となり、きわめて経済的なシ
ステムを提供することができる。
また、起動装置としての補助電源装置は、その
容量として無効電力補償装置の回路損失分にいく
らか加えた程度を用意すればよく、上記効果をも
つてすれば、余りあるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の無効電力補償装置の構成図、第
2図は第1図の受電端の電圧電流ベクトル図、第
3図は本発明の無効電力補償装置の実施例を示す
構成図、第4図は第3図の動作説明を行うための
部分等価回路図、第5図は第4図の動作モードを
示すタイムチヤート図、第6図は第3図の動作説
明を行うためのタイムチヤート図である。 BUS……3相交流電源の電線路、LOAD……
負荷装置、SW1……主電源スイツチ、TR1……主
電源トランス、SS1,SS2……交直電力変換器
(コンバータ)、LO……直流リアクトル、SW2
…補助電源スイツチ、TR2……補助電源トラン
ス、D……整流器、Ld……直流リアクトル、
SW3……開閉器、CTS,CTO,CTd……変流器、
PTS,PTC……変成器、VAR……無効電力演算
回路、DD……整流回路、C1,C2,C3,C4……比
較器、A1,A2……加算器、HQ,GO,GV,Gd
…制御補償回路、AS1,AS2……アナログスイツ
チ、PH1,PH2……位相制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 交流電源に主電源スイツチを介して接続され
    た進相コンデンサ及び主電源トランスと、この主
    電源トランスを介して縦続接続された少なくとも
    2台の交直電力変換器と、当該変換器の直流側に
    接続された直流リアクトルと、起動時、前記直流
    リアクトルの一部及び前記交直電力変換器の少な
    くとも1台を介して前記進相コンデンサに電力を
    供給する補助電源と、前記進相コンデンサの電圧
    が前記交流電源の電圧に一致するように前記補助
    電源からの電力を制御する手段を具備した無効電
    力補償装置。
JP58067754A 1983-04-19 1983-04-19 無効電力補償装置 Granted JPS59194635A (ja)

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