JPH044423Y2 - - Google Patents

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JPH044423Y2
JPH044423Y2 JP2040587U JP2040587U JPH044423Y2 JP H044423 Y2 JPH044423 Y2 JP H044423Y2 JP 2040587 U JP2040587 U JP 2040587U JP 2040587 U JP2040587 U JP 2040587U JP H044423 Y2 JPH044423 Y2 JP H044423Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、軒樋にたて樋を接続するときに用い
られるたて樋接続具に関する。
〔従来の技術〕
周知のように、角樋等の軒樋にたて樋を接続す
るときは、角樋の適所に角樋落しと通称されるた
て樋接続具を取り付け、このたて樋接続具にエル
ボ等の部品を介してたて樋を接続している。
第7図は従来のたて樋接続具Aを角樋100に
取り付けた状態を示している。この図から明らか
なように、従来のたて樋接続具Aは、筒部11の
上端部に環状のフランジ12が設けられてなる挿
し部材10と、筒部21の上端部に環状のフラン
ジ22が設けられてなる受け部材20とよりなつ
ていた。このようなたて樋接続具Aは、挿し部材
10の筒部11を角樋100の底壁110に開設
した孔部120に角樋100の内部から嵌め込
み、角樋100の底壁110から下方へ突出した
上記筒部11に受け部材20の筒部21を角樋の
下方から外嵌合すると共に、受け部材20のフラ
ンジ22と挿し部材10のフランジ12とによつ
て上記底壁110を挾み付けることにより角樋1
00に取り付けられる。なお、30はごみ除去用
のドーム状スクリーン、200はエルボを示す。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のたて樋接続具Aは挿し部材10に環状の
フランジ12が設けられているので、挿し部材1
0の筒部11を嵌め込む孔部120を上記底壁1
10の中央部分に開設し、その孔部120の両側
にフランジ12の収まりスペースを確保しておく
必要があつた。そのため、従来は、排水通路とし
ての役目を担う挿し部材10の筒部11と角樋の
後壁130との間に隙間Lが形成され、角樋10
0が小さく底壁110が狭い場合にはフランジ1
2が隙間Lに収まらず、挿し部材10を孔部12
0に嵌め込むことができなかつた。これを解決す
るためにフランジ12を小さくすることも考えら
れるが、排水能力や角樋への挾み付け強度に問題
を生じ、フランジ12を小さくすることはできな
かつた。また、第7図に仮想線イで示したように
角樋100の底壁110に後下がりの勾配を付与
し、流水速度を速めて塵等を流下させることも考
えられており、そのときには筒部11を通して排
水されない雨水が角樋100の底壁110と後壁
130との間のコーナ部分に溜まつてしまうとい
う問題があつた。
本考案は以上の問題を解決するもので、挿し部
材の筒部の内部通路を上記角樋のコーナ部分に連
通する状態に接続できるようにすることによつ
て、角樋が小さい場合や角樋の底壁に後下がりの
勾配が付与されている場合であつても角樋に嵌合
できその内部に水溜まりを生じないたて樋接続具
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために講じられた手段
は、挿し部材の筒部とフランジのうち少なくとも
フランジはそれらの周方向の一部が欠除されてい
ると共に、フランジの欠除個所にまつすぐなリブ
が一体に架け渡されており、受け部材はそのフラ
ンジが周方向の一部で欠除され、かつ、その欠除
個所に上記リブに対向される板状の立上り部が一
体に設けられていることである。
〔作用〕
以上のように構成されたたて樋接続具による
と、角樋の底壁又は後壁に開設される孔部の片側
だけにフランジの収まりスペースを確保するだけ
で済む。従つて、角樋の底壁が片側のフランジ分
だけ小さいものであつても同じ排水能力を有する
たて樋接続具を強固に接続できる。また、上記孔
部を角樋の底壁と後壁との間のコーナ部分に接し
て形成できるようになり、そのようにすると孔部
に嵌め込んだ挿し部材の筒部が上記コーナ部分と
直接連通し、角樋の内部に水溜まりが生じなくな
る。また、挿し部材に設けられているフランジの
欠除個所の相互間に架け渡されたリブは、挿し部
材自体を補強し、その筒部に受け部材の筒部を確
実に外嵌合することに役立つほか、受け部材の立
上り部と共働して角樋の後壁又は底壁を挾持し、
もつて角樋にたて樋接続具を確実に取りつけるこ
とにも役立つ。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例によるたて樋接続具の
分解斜視図である。同図において、1は挿し部
材、6は受け部材を示す。挿し部材1は筒部2と
フランジ3を備え、これら筒部2とフランジ3の
双方はそれらの周方向の一部が欠除されており、
フランジ3の欠除個所にはリブ4がまつすぐに架
け渡されている。また、筒部2にはその下端縁に
達するスリツト状の割溝5が形成されている。受
け部材6は筒部7とフランジ8を備え、フランジ
8はその周方向の一部が欠除されており、その欠
除個所に板状の立上り部9を備えている。また、
フランジ8で取り囲まれていない筒部7と立上り
部9の基端部との間の部分は上壁部7aによつて
塞がれている。そして、第2図に示すように、挿
し部材1の筒部2に受け部材6の筒部7を外嵌合
させることによつて上記リブ4に立上り部9を対
向させることができるようになつている。
第3図は使用状態を示している。同図から明ら
かなように、挿し部材1の筒部2は角樋100の
底壁110に開設された孔部120に嵌め込まれ
ているが、その孔部120の開設個所は上記底壁
110と後壁130との間のコーナ部分を含んで
いる。また、挿し部材1のフランジ3は孔部12
0の周囲で底壁110の上側に重ね合わされてい
るのに対し、リブ4は後壁130の下端部に突き
合わされている。一方、受け部材6の筒部7は上
記孔部120から突出された挿し部材1の筒部2
に外嵌合されている。また、挿し部材1のフラン
ジ8は上記底壁110の下側に重ね合わされ、こ
のフランジ8と挿し部材1のフランジ3とにより
底壁110が挾持されている。さらに、挿し部材
1の立上り部9は上記後壁130に当接されてお
り、この立上り部9と上記リブ4とにより後壁1
30が挾持されている。なお、上記底壁110と
フランジ3,8、上記後壁130とリブ4及び立
上り部9、筒部2,7同士は接着剤により互いに
接合されている。
以上によると、角樋100における底壁110
と後壁130との間のコーナ部分が挿し部材1の
筒部2に直接連通され、その筒部2が受け部材6
の筒部7やエルボ200を介してたて樋(不図
示)に接続されているので、水嵩が低い場合や底
壁110に後下がりの勾配が付与されている場合
であつても効果的な排水が行われ、上記コーナ部
分に水溜まりを生じることがない。また、角樋1
00の底壁110がフランジ3,8により挾持さ
れ、しかも後壁130がリブ4と立上り部9とに
より挾持されているので、たて樋接続具の取付状
態は強固でかつ安定している。さらに、挿し部材
1のフランジ3の一部が欠除されて、リブ4が角
樋100の後壁130に接しているので、片側の
フランジの幅だけ小さい底壁を有する角樋であつ
ても確実に取り付けることができる。
ところで、孔部120を上述のように上記コー
ナ部分を含む個所に開設すると、第4図に示すよ
うに後壁130の下端部には所定幅に亘つて断面
円弧状に湾曲した部分130aが残る。一方、挿
し部材1のフランジ3は水平な底壁110に重ね
合わる必要がある。従つてフランジ3と後壁13
0との間に隙間を生じる。そこで、第2図に示す
如くリブ4をフランジ3と反対側にやゝ突出させ
て設けることによりリブ4を後壁130に密着さ
せるか、或いは第4図に示す如くリブ4を比較的
幅広で湾曲した構成にしてリブ4をその湾曲部分
130aの全体に密着させることによりリブ4と
立上り部9とにより後壁130を挾持することが
可能となり、それによつて挿し部材1ひいてはた
て樋接続具の取付状態が一層安定する。また、挿
し部材1の筒部2に割溝5が形成されているから
その筒部2は縮径しやすく、従つて上記筒部2に
受け部材6の筒部7を小さい力で楽に嵌め込め
る。それにもかかわらず、筒部2に筒部7を外嵌
合した状態では筒部2が元の径まで拡開しようと
するからその筒部2,7同士がきつく嵌まり合
い、互いに位置ずれを生じにくい状態になる。そ
のため、接着剤によつて双方の筒部2,7を接合
する場合に、接着剤が硬化するまで筒部2,7を
いちいち手で持つて位置ずれを防いでおくことが
不必要になるという利点がある。
第1図及び第3図では挿し部材1の筒部2とフ
ランジ3の双方がその周方向で欠除されているも
のを説明したが、これに限らずフランジの周方向
の一部のみを欠除しておいてもよい。そのような
挿し部材に対応する受け部材6の平面形状を第6
図に例示した。同図において第1図で説明した部
分と相応する部分には同一符号を付した。同図か
ら類推できるように、挿し部材のフランジのみを
切除してある場合には、角樋に取り付けた場合に
受け部材6が角樋の後方へ突き出さなくなる。し
かし、第1図及び第3図で説明したたて樋接続具
と第6図の受け部材6を用いるたて樋接続具との
小水量時の排水能力を比較すると前者の方が優れ
ている。これは、挿し部材の開口幅、即ち落し口
の開口幅を角樋のコーナ部分において比較すると
前者が後者よりも広くなるからである。
第5図は角樋100の後壁130に孔部140
を開設し、この孔部140に第1図で説明したた
て樋接続具を取り付けた例を示している。即ち、
開口140は後壁130と底壁110との間のコ
ーナ部分を含む状態で後壁140に開設されてお
り、この開口140に嵌め込まれた挿し部材1の
筒部2に受け部材6の筒部7が外嵌合され、挿し
部材1のフランジ3と受け部材6のフランジ8と
によつて後壁130が孔部140の周囲において
挾持され、さらに、リブ4と立上り部9とによつ
て底壁110が挾持されている。これによると、
叙述したものと同等の作用効果が奏されるのみな
らず、たて樋接続具とエルボ200との接続部分
が角樋100により覆い隠されて見えなくなり、
見栄えがよくなるという効果も奏される。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のたて樋接続具に
よると、角樋の底壁又は後壁に開設される孔部の
片側だけにフランジの収まりスペースを確保する
だけで済むので上記孔部を角樋の底壁と側壁との
間のコーナ部分にも形成でき、そうすることによ
り上記孔部に嵌め込んだ挿し部材の筒部が上記コ
ーナ部分に直接連通され、角樋の内部の雨水が効
果的にたて樋に導かれる。従つて、水嵩の高低や
角樋の底壁に後下がりの勾配が付与されているか
否かに関係なく、角樋の内部に水溜まりが生じな
くなる利点がある。また、角樋が小さくてその底
壁や側壁が狭くても接続することができ、十分な
排水能力を維持できる。その他、本考案のたて樋
接続具では、挿し部材におけるフランジの欠除個
所にリブが架け渡されているので、挿し部材ひい
てはたて樋接続具全体が補強されるという利点も
ある。さらに、角樋に取り付けた状態では上記リ
ブと受け部材の立上り部とによつて角樋の後壁又
は底壁が挾持されるので取付状態が強固でかつ安
定したものになる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例によるたて樋接続具の
分解斜視図、第2図はその組立状態の平面図、第
3図はその使用状態を示す断面図、第4図は使用
状態の要部を拡大した断面図、第5図は他の使用
状態を示す断面図、第6図は受け部材の変形例を
示す平面図、第7図は従来のたて樋接続具の使用
状態を示す断面図である。 1……挿し部材、2……挿し部材の筒部、3…
…挿し部材のフランジ、4……リブ、6……受け
部材、7……受け部材の筒部、8……受け部材の
フランジ、9……立上り部、100……角樋(軒
樋の例)、110……底壁、120……孔部、1
30……後壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軒樋の底壁又は後壁に開設された孔部に嵌め込
    まれる筒部の上端部にフランジが設けられてなる
    挿し部材と、挿し部材の筒部に外嵌合される筒部
    の上端部にフランジが設けられてなる受け部材と
    よりなるたて樋接続具において、 挿し部材の筒部とフランジのうち少なくともフ
    ランジはそれらの周方向の一部が欠除されている
    と共に、フランジの欠除個所にまつすぐなリブが
    一体に架け渡されており、受け部材はそのフラン
    ジが周方向の一部で欠除され、かつ、その欠除個
    所に上記リブに対向される板状の立上り部が一体
    に設けられていることを特徴とするたて樋接続
    具。
JP2040587U 1987-02-14 1987-02-14 Expired JPH044423Y2 (ja)

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JPS63129020U JPS63129020U (ja) 1988-08-24
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