JPH0444929Y2 - - Google Patents
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- JPH0444929Y2 JPH0444929Y2 JP1987015088U JP1508887U JPH0444929Y2 JP H0444929 Y2 JPH0444929 Y2 JP H0444929Y2 JP 1987015088 U JP1987015088 U JP 1987015088U JP 1508887 U JP1508887 U JP 1508887U JP H0444929 Y2 JPH0444929 Y2 JP H0444929Y2
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- JP
- Japan
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- helical gear
- gear
- shaft
- pivot
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- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、固定軸に遊転自在に枢支したはすば
歯車の遊転枢支部へ潤滑油を圧送する潤滑装置に
関し、はすば歯車の傾きによる遊転枢支部の片当
り箇所へ潤滑油を十分に供給できるようにする技
術である。
歯車の遊転枢支部へ潤滑油を圧送する潤滑装置に
関し、はすば歯車の傾きによる遊転枢支部の片当
り箇所へ潤滑油を十分に供給できるようにする技
術である。
〈従来の技術〉
はすば歯車は、例えばアイドルギヤなどとして
固定軸に遊転自在に枢支されて用いられる場合が
ある。この場合、その遊転枢支部を潤滑するため
の基本的な構造が次のようになつているものがあ
る。
固定軸に遊転自在に枢支されて用いられる場合が
ある。この場合、その遊転枢支部を潤滑するため
の基本的な構造が次のようになつているものがあ
る。
例えば第1図と第3図、又は第8図で示すよう
に、固定軸16の枢支軸部18にはすば歯車15
のボス孔27を遊嵌し、はすば歯車15の斜歯で
伝動力を受けることにより生じた軸方向分力で傾
斜するはすば歯車15のボス孔27の内周面28
両端部28a,28bを、枢支軸部18両端の各
片当り受止軸部35,36で片当り状に受止め、
枢支軸部18とボス孔27との軸受隙間21aに
潤滑油を案内する給油孔29を固定軸16内に形
成して構成したものである。
に、固定軸16の枢支軸部18にはすば歯車15
のボス孔27を遊嵌し、はすば歯車15の斜歯で
伝動力を受けることにより生じた軸方向分力で傾
斜するはすば歯車15のボス孔27の内周面28
両端部28a,28bを、枢支軸部18両端の各
片当り受止軸部35,36で片当り状に受止め、
枢支軸部18とボス孔27との軸受隙間21aに
潤滑油を案内する給油孔29を固定軸16内に形
成して構成したものである。
上記基本構造において、従来では第8図に示す
ように、はすば歯車15の両端面は、基端側受面
である端面受座20と、先端側受面であるはすば
歯車位置決め用ワツシヤ22の歯車受止用端面2
2aとにより、それぞれ受け止められているが、
いずれの受面もはすば歯車15の一端面を受止め
るだけのために、単に偏平面に形成されているだ
けであつた。
ように、はすば歯車15の両端面は、基端側受面
である端面受座20と、先端側受面であるはすば
歯車位置決め用ワツシヤ22の歯車受止用端面2
2aとにより、それぞれ受け止められているが、
いずれの受面もはすば歯車15の一端面を受止め
るだけのために、単に偏平面に形成されているだ
けであつた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
前記基本構造において、例えば第2図に示すエ
ンジン1の調時歯車組8のアイドルギヤとして前
記はすば歯車15を用いる場合、このはすば歯車
15は伝動力により第3図又は第8図において右
倒れに傾けられる。
ンジン1の調時歯車組8のアイドルギヤとして前
記はすば歯車15を用いる場合、このはすば歯車
15は伝動力により第3図又は第8図において右
倒れに傾けられる。
即ち、はすば歯車15は、斜歯を右ねじれに形
成したときには、歯車下部がクランクギヤ10か
らの伝動力のスラスト方向の分力F1で左方へ押
されるのに対し、歯車上部が動弁カムギヤ12及
び燃料噴射カムギヤ14からの各伝動反力のスラ
スト方向の分力F2,F3で右方へ押圧される。そ
の結果、はすば歯車15は、モーメントを受けて
右倒れ(第3図又は第8図中矢印A)に傾くので
ある。
成したときには、歯車下部がクランクギヤ10か
らの伝動力のスラスト方向の分力F1で左方へ押
されるのに対し、歯車上部が動弁カムギヤ12及
び燃料噴射カムギヤ14からの各伝動反力のスラ
スト方向の分力F2,F3で右方へ押圧される。そ
の結果、はすば歯車15は、モーメントを受けて
右倒れ(第3図又は第8図中矢印A)に傾くので
ある。
これにより、枢支軸部18の基端部18aの外
周面において、その下周部が、ボス孔27の内周
面28の基端部28の下周部を片当り状に受止め
る。このため、軸受隙間21aは、基端側の片当
り受止軸部35に近い下周部では狭くなり、上周
部では広くなる。また、端面受座20とはすば歯
車15の基端側端面との間の端面隙間21bも、
この基端側の片当り受止軸部35に近い下側部で
は狭くなり、上側部では広くなる。
周面において、その下周部が、ボス孔27の内周
面28の基端部28の下周部を片当り状に受止め
る。このため、軸受隙間21aは、基端側の片当
り受止軸部35に近い下周部では狭くなり、上周
部では広くなる。また、端面受座20とはすば歯
車15の基端側端面との間の端面隙間21bも、
この基端側の片当り受止軸部35に近い下側部で
は狭くなり、上側部では広くなる。
一方、枢支軸部18の先端部18bの外周面に
おいては、その上周部がボス孔27の内周面28
の先端部28Bの上周部を片当り状に受止める。
このため、軸受隙間21aは、この先端側の片当
り受止軸部36に近い上周部では狭くなり、下周
部では広くなる。また、歯車受止用端面22aと
はすば歯車15の先端側端面との間の端面隙間2
1cもこの先端側の片当り受止軸部36に近い上
側では狭くなり、下側部では広くなる。
おいては、その上周部がボス孔27の内周面28
の先端部28Bの上周部を片当り状に受止める。
このため、軸受隙間21aは、この先端側の片当
り受止軸部36に近い上周部では狭くなり、下周
部では広くなる。また、歯車受止用端面22aと
はすば歯車15の先端側端面との間の端面隙間2
1cもこの先端側の片当り受止軸部36に近い上
側では狭くなり、下側部では広くなる。
また、従来技術においては、偏平な端面受座2
0とはすば歯車15の一端面との間の端面隙間2
1bも片当り受止軸部35に近い下側部では狭く
なり、上側部では広くなる。
0とはすば歯車15の一端面との間の端面隙間2
1bも片当り受止軸部35に近い下側部では狭く
なり、上側部では広くなる。
ところで、給油孔29を介して軸受隙間21a
の中央部に圧入された潤滑油は、左右両側部へ圧
送されたのち、左右の各端面隙間21b,21c
から遠心方向へ押出される。このとき、枢支軸部
18の基端部18a側においては、潤滑油は、軸
受隙間21aの広い上周部、及び端面隙間21b
の広い上側部を通つて多量に流れるのに対し、各
隙間21a,21bの狭い下周部及び下側部を流
れにくくなる。このため、基端側の片当り受止軸
部35が潤滑不足となつて偏摩耗し、早期に傷
む。
の中央部に圧入された潤滑油は、左右両側部へ圧
送されたのち、左右の各端面隙間21b,21c
から遠心方向へ押出される。このとき、枢支軸部
18の基端部18a側においては、潤滑油は、軸
受隙間21aの広い上周部、及び端面隙間21b
の広い上側部を通つて多量に流れるのに対し、各
隙間21a,21bの狭い下周部及び下側部を流
れにくくなる。このため、基端側の片当り受止軸
部35が潤滑不足となつて偏摩耗し、早期に傷
む。
一方、枢支軸部18の先端部18bにおいて
は、潤滑油は、軸受隙間21aの広い下周部、及
び先端側の端面隙間21cの広い下側部を通つて
多量に流れるのに対し、各隙間21a,21cの
狭い上周部及び上側部を流れにくくなる。このた
め、先端側の片当り受止軸部36が潤滑不足とな
つて偏摩耗し、早期に傷む。
は、潤滑油は、軸受隙間21aの広い下周部、及
び先端側の端面隙間21cの広い下側部を通つて
多量に流れるのに対し、各隙間21a,21cの
狭い上周部及び上側部を流れにくくなる。このた
め、先端側の片当り受止軸部36が潤滑不足とな
つて偏摩耗し、早期に傷む。
本考案は、軸受隙間が狭められた片当り受止軸
部に潤滑油を十分に供給できるようにすることを
目的とする。
部に潤滑油を十分に供給できるようにすることを
目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、上記目的を達成するために、前述の
基本構造に次の改良を加えたものである。
基本構造に次の改良を加えたものである。
例えば第1図から第5図に示すように、はすば
歯車15の両端面をそれぞれ受止める基端側受面
20と先端側受面22aとを枢支軸部18に回転
不能に設け、この両受面20,22aのうちの少
なくともいずれか一方に通油溝37,38を横断
状に形成し、この通油溝37,38を形成した受
面20,22aの、前記片当り受止軸部35,3
6よりもはすば歯車15の回転方向Rの少し上手
側部分の位相部分に、上記通油溝37,38を位
置させたことを特徴とするものである。
歯車15の両端面をそれぞれ受止める基端側受面
20と先端側受面22aとを枢支軸部18に回転
不能に設け、この両受面20,22aのうちの少
なくともいずれか一方に通油溝37,38を横断
状に形成し、この通油溝37,38を形成した受
面20,22aの、前記片当り受止軸部35,3
6よりもはすば歯車15の回転方向Rの少し上手
側部分の位相部分に、上記通油溝37,38を位
置させたことを特徴とするものである。
〈作用〉
本考案は次のように作用する。
枢支軸部18の各端部18a,18bにおいて
は、潤滑油が軸受隙間21aから各受面20,2
2aとはすば歯車15の各端面との間の端面隙間
21b,21cへ流れ込もうとするときに、この
端面隙間21b,21cのうちで通油溝37,3
8を設けた部所が大きな通路断面積に形成されて
いるので、潤滑油は、軸受隙間21aから通油溝
37,38へ向かつて多量に流れる。
は、潤滑油が軸受隙間21aから各受面20,2
2aとはすば歯車15の各端面との間の端面隙間
21b,21cへ流れ込もうとするときに、この
端面隙間21b,21cのうちで通油溝37,3
8を設けた部所が大きな通路断面積に形成されて
いるので、潤滑油は、軸受隙間21aから通油溝
37,38へ向かつて多量に流れる。
このため、軸受隙間21aのうちの片当り受止
軸部35,36よりも回転方向Rの少し上手側の
部分に潤滑油が多量に供給され、ここからさら
に、ボス孔27の内周面28の回転に伴つて片当
り受止軸部35へ多量に持込まれ、この片当り受
止軸部35を十分に潤滑する。
軸部35,36よりも回転方向Rの少し上手側の
部分に潤滑油が多量に供給され、ここからさら
に、ボス孔27の内周面28の回転に伴つて片当
り受止軸部35へ多量に持込まれ、この片当り受
止軸部35を十分に潤滑する。
〈実施例〉
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図から第5図はその一実施例で、第1図は
展開斜視図、第2図は立形デイーゼルエンジンの
斜視図、第3図は第2図の−線矢視断面図、
第4図は第3図の−線矢視断面図、第5図は
同第3図の−線矢視断面図である。
展開斜視図、第2図は立形デイーゼルエンジンの
斜視図、第3図は第2図の−線矢視断面図、
第4図は第3図の−線矢視断面図、第5図は
同第3図の−線矢視断面図である。
第2図において、1は立形デイーゼルエンジ
ン、2はシリンダブロツク、3はシリンダヘツド
である。シリンダブロツク2の上部側面に燃料噴
射ポンプ4が固定されるとともに、シリンダヘツ
ド3に複数の燃料噴射器5が固定されている。ま
た、シリンダブロツク前壁2aからギヤケース7
が突設され、このギヤケース7に、複数のはすば
歯車で構成した調時歯車組8が収容される。
ン、2はシリンダブロツク、3はシリンダヘツド
である。シリンダブロツク2の上部側面に燃料噴
射ポンプ4が固定されるとともに、シリンダヘツ
ド3に複数の燃料噴射器5が固定されている。ま
た、シリンダブロツク前壁2aからギヤケース7
が突設され、このギヤケース7に、複数のはすば
歯車で構成した調時歯車組8が収容される。
この調時歯車組8について説明すると、シリン
ダブロツク前壁2aの下部を貫通してギヤケース
7内にクランク軸9が突出され、その突出端にク
ランクギヤ10が固定される。また、シリンダブ
ロツク前壁2aの上部右側を貫通した動弁カム軸
11に動弁カムギヤ12が固定されるとともに、
燃料噴射ポンプ4から突出した燃料噴射カム軸1
3に燃料噴射カムギヤ14が固定される。上記ク
ランクギヤ10と動弁カムギヤ12・燃料噴射カ
ム軸13との間にアイドルギヤ15が介在され
る。このアイドルギヤ15はシリンダブロツク前
壁2aに取付けた固定軸16で遊転自在に枢支さ
れており、クランクギヤ10からの動力がアイド
ルギヤ15を介して動弁カムギヤ12及び燃料噴
射カムギヤ14へ伝達される。
ダブロツク前壁2aの下部を貫通してギヤケース
7内にクランク軸9が突出され、その突出端にク
ランクギヤ10が固定される。また、シリンダブ
ロツク前壁2aの上部右側を貫通した動弁カム軸
11に動弁カムギヤ12が固定されるとともに、
燃料噴射ポンプ4から突出した燃料噴射カム軸1
3に燃料噴射カムギヤ14が固定される。上記ク
ランクギヤ10と動弁カムギヤ12・燃料噴射カ
ム軸13との間にアイドルギヤ15が介在され
る。このアイドルギヤ15はシリンダブロツク前
壁2aに取付けた固定軸16で遊転自在に枢支さ
れており、クランクギヤ10からの動力がアイド
ルギヤ15を介して動弁カムギヤ12及び燃料噴
射カムギヤ14へ伝達される。
以下、上記アイドルギヤ15を遊転自在に枢支
するとともに、この遊転枢支部を潤滑するための
構造について、第1図及び第3図から第5図に基
づいて説明する。
するとともに、この遊転枢支部を潤滑するための
構造について、第1図及び第3図から第5図に基
づいて説明する。
固定軸16は、フランジ部17とこのフランジ
部17から突設した枢支軸部18とからなり、フ
ランジ部17が複数のボルト19でシリンダブロ
ツク前壁2aに固定される。上記枢支軸部18に
アイドルギヤ15が遊転自在に支持される。即
ち、枢支軸部18の基端部18aに端面受座20
が形成されるとともに、先端部18bに位置決め
用ワツシヤ22が回り止め手段23を介して固定
される。この回り止め手段23は、枢支軸部18
の先端部18bとワツシヤ22との嵌合面に形成
した回転拘束部24と、ワツシヤ22を軸方向に
拘束する止め輪25とからなる。一方、アイドル
ギヤ15は、ボス部15a内にブツシユメタル2
6を嵌合固定してなり、このブツシユメタル26
の内周面に形成したボス孔27が枢支軸部18に
遊嵌される。そして、アイドルギヤ15は、その
一端面を端面受座20に接当させるとともに、そ
の他端面をワツシヤ22の歯車受止用端面22a
に接当させることによつて、軸方向の移動を規制
している。
部17から突設した枢支軸部18とからなり、フ
ランジ部17が複数のボルト19でシリンダブロ
ツク前壁2aに固定される。上記枢支軸部18に
アイドルギヤ15が遊転自在に支持される。即
ち、枢支軸部18の基端部18aに端面受座20
が形成されるとともに、先端部18bに位置決め
用ワツシヤ22が回り止め手段23を介して固定
される。この回り止め手段23は、枢支軸部18
の先端部18bとワツシヤ22との嵌合面に形成
した回転拘束部24と、ワツシヤ22を軸方向に
拘束する止め輪25とからなる。一方、アイドル
ギヤ15は、ボス部15a内にブツシユメタル2
6を嵌合固定してなり、このブツシユメタル26
の内周面に形成したボス孔27が枢支軸部18に
遊嵌される。そして、アイドルギヤ15は、その
一端面を端面受座20に接当させるとともに、そ
の他端面をワツシヤ22の歯車受止用端面22a
に接当させることによつて、軸方向の移動を規制
している。
次に、上記アイドルギヤ15の遊転枢支部を潤
滑するための構造について説明すると、固定軸1
6には、枢支軸部18とボス孔27との嵌合面間
に潤滑油を案内する給油孔29が形成される。即
ち、給油孔29は、給油孔入口29aをシリンダ
ブロツク前壁2aの送油孔30に連通させるとと
もに、給油孔出口29bを枢支軸部18の軸方向
中央部の外周面に開口させている。一方、ブツシ
ユメタル26において、その内周面28の中央部
に環状油溝32が形成される。この環状油溝32
が給油孔出口29bに連通されている。
滑するための構造について説明すると、固定軸1
6には、枢支軸部18とボス孔27との嵌合面間
に潤滑油を案内する給油孔29が形成される。即
ち、給油孔29は、給油孔入口29aをシリンダ
ブロツク前壁2aの送油孔30に連通させるとと
もに、給油孔出口29bを枢支軸部18の軸方向
中央部の外周面に開口させている。一方、ブツシ
ユメタル26において、その内周面28の中央部
に環状油溝32が形成される。この環状油溝32
が給油孔出口29bに連通されている。
上記構成のアイドルギヤ15は、第2図で示す
ように、クラツチギヤ10とのかみ合部から後向
きのスラスト力F1が加わるとともに、動弁カム
ギヤ12及び燃料噴射カムギヤ14との各かみ合
部から前向きのスラスト反力F2,F3が加わる。
このため、アイドルギヤ15は、第3図中矢印A
で示すように軸心が下向きに傾く。このように、
アイドルギヤ15が斜歯で受ける伝動力から生じ
る軸方向分力によつて傾けられた状態において
は、枢支軸部18の両端部18a,18bがボス
孔27の内周面28の両端部28a,28bを片
当り状に受止める。
ように、クラツチギヤ10とのかみ合部から後向
きのスラスト力F1が加わるとともに、動弁カム
ギヤ12及び燃料噴射カムギヤ14との各かみ合
部から前向きのスラスト反力F2,F3が加わる。
このため、アイドルギヤ15は、第3図中矢印A
で示すように軸心が下向きに傾く。このように、
アイドルギヤ15が斜歯で受ける伝動力から生じ
る軸方向分力によつて傾けられた状態において
は、枢支軸部18の両端部18a,18bがボス
孔27の内周面28の両端部28a,28bを片
当り状に受止める。
これら両片当り受止軸部35,36のうち、枢
支軸部18の基端部18aがボス孔27の内周面
28の基端部28aを片当り状に受止める箇所に
おいて、その片当り受止軸部35よりもアイドル
ギヤ15の回転方向Rの少し上手側の位相部分で
端面受座20に通油溝37が横断状に形成され
る。また、枢支軸部18の先端部18bがボス孔
27の内周面28の先端部28bを片当り状に受
止める箇所において、その片当り受止軸部36よ
りもアイドルギヤ15の回転方向Rの少し上手側
の位相部分でワツシヤ22の歯車受止用端面22
aに通油溝38が横断状に形成される。
支軸部18の基端部18aがボス孔27の内周面
28の基端部28aを片当り状に受止める箇所に
おいて、その片当り受止軸部35よりもアイドル
ギヤ15の回転方向Rの少し上手側の位相部分で
端面受座20に通油溝37が横断状に形成され
る。また、枢支軸部18の先端部18bがボス孔
27の内周面28の先端部28bを片当り状に受
止める箇所において、その片当り受止軸部36よ
りもアイドルギヤ15の回転方向Rの少し上手側
の位相部分でワツシヤ22の歯車受止用端面22
aに通油溝38が横断状に形成される。
なお、上記実施例では、アイドルギヤ15のボ
ス孔27をブツシユメタル26の内周面で構成す
るとしたが、このブツシユメタル26を省略し
て、ボス部15aにボス孔27を直接形成するよ
うにしてもよい。
ス孔27をブツシユメタル26の内周面で構成す
るとしたが、このブツシユメタル26を省略し
て、ボス部15aにボス孔27を直接形成するよ
うにしてもよい。
また、第6図と第7図は、上記考案に先立つて
提案した先考案例を示し、第6図は第3図相当図
で、第7図は第6図の−線矢視断面図であ
る。
提案した先考案例を示し、第6図は第3図相当図
で、第7図は第6図の−線矢視断面図であ
る。
この先考案例によれば、アイドルギヤ15の一
端面と端面受座20との間で枢支軸部18にワツ
シヤ40を回転自在に介装するとともに、このワ
ツシヤ40の端面受座20側の接当面に複数の通
油溝41を横断状に形成したので、軸受隙間21
aからこれら通油溝41へ向けて潤滑油を多量に
流すことができる。これに対し、本考案は、軸受
隙間21aの狭められた箇所へ潤滑油を集中的に
供給できる点で優れる。
端面と端面受座20との間で枢支軸部18にワツ
シヤ40を回転自在に介装するとともに、このワ
ツシヤ40の端面受座20側の接当面に複数の通
油溝41を横断状に形成したので、軸受隙間21
aからこれら通油溝41へ向けて潤滑油を多量に
流すことができる。これに対し、本考案は、軸受
隙間21aの狭められた箇所へ潤滑油を集中的に
供給できる点で優れる。
〈考案の効果〉
本考案は、上記のように構成され作用すること
から次の効果を奏する。
から次の効果を奏する。
枢支軸部の各端部においては、潤滑油が軸受隙
間から端面隙間へ流れ込もうとするときに、この
端面隙間のうちで通油溝を設けた部所が大きな通
路断面積に形成されているので、潤滑油は、軸受
隙間から通油溝へ向かつて多量に流れる。
間から端面隙間へ流れ込もうとするときに、この
端面隙間のうちで通油溝を設けた部所が大きな通
路断面積に形成されているので、潤滑油は、軸受
隙間から通油溝へ向かつて多量に流れる。
このため、軸受隙間のうちの片当り受止軸部よ
りも回転方向の少し上手側の部分に潤滑油が多量
に供給され、ここからさらに、ボス孔の内周面の
回転に伴つて片当り受止軸部へ多量に持込まれ、
この片当り受止軸部を十分に潤滑する。
りも回転方向の少し上手側の部分に潤滑油が多量
に供給され、ここからさらに、ボス孔の内周面の
回転に伴つて片当り受止軸部へ多量に持込まれ、
この片当り受止軸部を十分に潤滑する。
しかも、上記効果は、はすば歯車の両端面をそ
れぞれ受止める基端側受面と先端側受面とを枢支
軸部に回転不能に設け、この受面の少なくともい
ずれか一方に通油溝を形成するだけで達成され、
別途の部品を付加する必要がないので、潤滑装置
を簡素な構造にして安価につくることができる。
れぞれ受止める基端側受面と先端側受面とを枢支
軸部に回転不能に設け、この受面の少なくともい
ずれか一方に通油溝を形成するだけで達成され、
別途の部品を付加する必要がないので、潤滑装置
を簡素な構造にして安価につくることができる。
第1図から第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は展開斜視図、第2図は立形デイーゼルエ
ンジンの斜視図、第3図は第2図の−線矢視
断面図、第4図は第3図の−線矢視断面図、
第5図は同第3図の−線矢視断面図で、第6
図と第7図は先考案例を示し、第6図は第3図相
当図、第7図は第6図の−線矢視断面図で、
第8図は従来例を示す第3図相当図である。 15……はすば歯車(アイドルギヤ)、16…
…固定軸、18……枢支軸部、18a……基端
部、20……基端側受面(端面受座)、21a…
…軸受隙間、22a……先端側受面(ワツシヤの
歯車受止用端面)、27……ボス孔、28……内
周面、28a……内周面の基端部、28b……内
周面の先端部、29……給油孔、35……基端側
の片当り受止軸部、36……先端側の片当り受止
軸部、37……基端側の通油溝、38……先端側
の通油溝、R……はすば歯車の回転方向。
第1図は展開斜視図、第2図は立形デイーゼルエ
ンジンの斜視図、第3図は第2図の−線矢視
断面図、第4図は第3図の−線矢視断面図、
第5図は同第3図の−線矢視断面図で、第6
図と第7図は先考案例を示し、第6図は第3図相
当図、第7図は第6図の−線矢視断面図で、
第8図は従来例を示す第3図相当図である。 15……はすば歯車(アイドルギヤ)、16…
…固定軸、18……枢支軸部、18a……基端
部、20……基端側受面(端面受座)、21a…
…軸受隙間、22a……先端側受面(ワツシヤの
歯車受止用端面)、27……ボス孔、28……内
周面、28a……内周面の基端部、28b……内
周面の先端部、29……給油孔、35……基端側
の片当り受止軸部、36……先端側の片当り受止
軸部、37……基端側の通油溝、38……先端側
の通油溝、R……はすば歯車の回転方向。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 固定軸16の枢支軸部18にはすば歯車15の
ボス孔27を遊嵌し、 はすば歯車15の斜歯で伝動力を受けることに
より生じた軸方向分力で傾斜するはすば歯車15
のボス孔27の内周面28両端部28a,28b
を、枢支軸部18両端の各片当り受止軸部35,
36で片当り状に受止め、 枢支軸部18とボス孔27との軸受隙間21a
に潤滑油を案内する給油孔29を固定軸16内に
形成して構成したはすば歯車の遊転枢支部への圧
送式潤滑装置において、 はすば歯車15の両端面をそれぞれ受止める基
端側受面20と先端側受面22aとを上記枢支軸
部18に回転不能に設け、 上記両受面20,22aのうちの少なくともい
ずれか一方に通油溝37,38を横断状に形成
し、 この通油溝37,38を形成した受面20,2
2aの、前記片当り受止軸部35,36よりもは
すば歯車15の回転方向Rの少し上手側部分の位
相部分に、上記通油溝37,38を位置させたこ
とを特徴とするはすば歯車の遊転枢支部への圧送
式潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987015088U JPH0444929Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987015088U JPH0444929Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63123861U JPS63123861U (ja) | 1988-08-11 |
| JPH0444929Y2 true JPH0444929Y2 (ja) | 1992-10-22 |
Family
ID=30805695
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987015088U Expired JPH0444929Y2 (ja) | 1987-02-03 | 1987-02-03 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0444929Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003090201A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Yanmar Co Ltd | エンジンの潤滑油供給装置 |
| JP5040856B2 (ja) * | 2008-08-21 | 2012-10-03 | 日産自動車株式会社 | 燃料ポンプの潤滑オイル供給装置 |
| CN102312988A (zh) * | 2011-08-25 | 2012-01-11 | 奇瑞汽车股份有限公司 | 一种具有双驱动端的链轮及装配该链轮的发动机机油泵 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58138815U (ja) * | 1982-03-16 | 1983-09-19 | 川崎重工業株式会社 | クランクシヤフト |
| JPS5922356U (ja) * | 1982-07-31 | 1984-02-10 | 日野自動車株式会社 | エアコンプレツサ駆動用歯車装置 |
| JPS6215089A (ja) * | 1985-07-15 | 1987-01-23 | 株式会社日立製作所 | ロボツトの手首動作検出装置 |
-
1987
- 1987-02-03 JP JP1987015088U patent/JPH0444929Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63123861U (ja) | 1988-08-11 |
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