JPH0455211Y2 - - Google Patents

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JPH0455211Y2
JPH0455211Y2 JP6701086U JP6701086U JPH0455211Y2 JP H0455211 Y2 JPH0455211 Y2 JP H0455211Y2 JP 6701086 U JP6701086 U JP 6701086U JP 6701086 U JP6701086 U JP 6701086U JP H0455211 Y2 JPH0455211 Y2 JP H0455211Y2
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timer
lubricating oil
boss
oil
hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、デイーゼルエンジンのメカニカル
オートタイマの潤滑装置に関し、その構造を簡素
化する技術である。
〈従来技術〉 デイーゼルエンジンのメカニカルオートタイマ
の潤滑装置として、その基本的な構造が次のよう
になつているものがある。
例えば、第1図又は第8図に示すようにデイー
ゼルエンジン1のギヤケース5からタイマケース
7を前向きに突設し、タイマケース7内にメカニ
カルオートタイマ10を設け、メカニカルオート
タイマ10は、後ろから前に向つて順に主動ギヤ
11、進角機構12及び従動フランジ13を配設
してなり、従動フランジ13から後ろ向きに突出
させたボス筒15の後部16に主動ギヤ11を回
転自在に外嵌支持させるとともに燃料噴射カム軸
17を内嵌固定し、ボス筒15の途中部に油孔2
3をあけ、ボス筒15内にボス孔24内に注入さ
れてきた潤滑油を遠心力で油孔23から進角機構
12に供給するように構成したものである。
従来では、上記基本構造において、潤滑油をボ
ス孔24へ注入するための構造として、第8図に
示すようにタイマケース7の前端の中央部にノズ
ル45を取付け、エンジンの圧送式潤滑装置内を
圧送される潤滑油の一部を導油管46を経てノズ
ル45からボス孔24へ吹込むようにしていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来構造では、ノズル45、導油管46及
びこれらの組付けのための孔加工や手間を要する
ため、コストが高くつく。そのうえ、メカニカル
オートタイマ10へ潤滑油を圧送する分だけ、他
の潤滑部所への供給量が減る。
本考案は、ギヤケース内で飛散する潤滑油を利
用してメカニカルオートタイマを潤滑する事によ
り、メカニカルオートタイマへ潤滑油を圧送する
ための構造を省略することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するために、例えば
第1図と第3図に示すように、タイマケース7の
周壁内面26に付着した潤滑油をタイマケース7
の前壁内面27の中央部に案内する導油手段28
をその周壁内面26と前壁内面27とにわたつて
設け、導油手段28で前壁内面27の中央部に案
内された潤滑油をボス孔24内に注入させる注油
具33を、前壁内面27の中央部からボス孔24
内に突入させ、ボス孔24に注入された潤滑油が
ボス孔24の前端開口部40から外部に流れ出す
のを防ぐ潤滑油流出防止壁41を、ボス孔24の
周面からその径方向中央側に向けて突入させて構
成したことを特徴とするものである。
〈作用〉 本考案によれば、ギヤケース5内で飛散する潤
滑油が次のようにしてメカニカルオートタイマ1
0の進角機構12に供給される。
ギヤケース5内では、歯車組やその他の運動部
から潤滑油が多量に飛散され、ギヤケース5及び
タイマケース7の内面に付着し、壁面を伝つて流
れ落ちる。
この流れ落ちる滑油のうち、ギヤケース5の内
面からタイマケース7の周壁内面26に流れ込ん
できたり、その周壁内面26前壁内面27に付着
したりした潤滑油が勢いよく流れて、第1図と第
3図中央矢印Aで示すように、導油手段28で注
油具33に案内されるとともに、この注油具33
を介してボス孔24内に注入される。
この注入されてきた潤滑油はボス孔24内で
前、後両方向へ流動するが、前方へ流動した潤滑
油がボス孔24の前端開口部40から流出するこ
とは潤滑油流出防止壁41によつて阻止される。
このため、注入された潤滑油のほとんど全てが後
方の油孔23側に向かつて流れることになり、こ
の油孔23に多量の潤滑油が供給され、遠心力に
よつて油孔23から進角機構12へ供給される。
〈実施例〉 以下この考案の実施例を図面により説明する。
(第1実施例) 第1図から第4図は第1実施例を示している。
第2図において、符号1は立て型のデイーゼル
エンジン、符号2はそのクランクケースで、図中
矢印Frはこのデイーゼルエンジン1の前方側を
示している。このクランクケース2の前部には複
数の燃料噴射ポンプ3が取り付けられるととも
に、ギヤケース5が設けられている。
そして、第1図と第2図に示すように、上記ギ
ヤケース5から円筒状のタイマケース7が前向き
に突設される。ギヤケース5内には図示しない歯
車組が収容されている。一方、タイマケース7内
には、デイーゼルエンジン1の回転数に対応して
燃料の噴射時期を調整するメカニカルオートタイ
マ10(以下、単にタイマという)が設けられ
る。
上記タイマ10は公知のもので、これは、後ろ
から前に向つて順に配設された主動ギヤ11と、
進角機構12と、従動フランジ13とで構成され
ている。
上記従動フランジ13から後ろ向きにボス筒1
5が突設され、このボス筒15の後部16に主動
ギヤ11を回転自在に外嵌支持させている。この
主動ギヤ11に、前記の図示しない歯車組の出力
側が噛合されている。また、同上後部16には、
燃料噴射カム軸17がキー18とナツト19を介
して内嵌固定される。この燃料噴射カム軸17
は、前記の燃料噴射ポンプ3を駆動する燃料噴射
カム20を有し、ベアリング21を介してクラン
クケース2に支承されている。
また、ボス筒15の途中部には進角機構12の
内部を潤滑する油孔23が形成される。そして、
ボス筒15内のボス孔24内に注入されてきた潤
滑油が、遠心力によつて油孔23から進角機構1
2に供給可能とされる。
上記構成において、ギヤケース5内で飛散する
潤滑油をボス孔24内に注入可能とするように、
タイマケース7が次のように構成される。
上記タイマケース7は、鋳造用の抜き勾配を設
けており、前方に向つてすぼまるように形成され
ている。その周壁内面26及び前壁内面27に
は、ギヤケース5内に収容された図示しない歯車
組から飛散する潤滑油が付着する。この潤滑油を
タイマケース7の前壁内面27の中央部に案内す
る導油手段28が上記周壁内面26と前壁内面2
7とにわたつて設けられる。
即ち、第1図と第3図に示すように、この導油
手段28は、周壁内面26の上部両側に形成され
前後方向に延びる一対の周壁凸条29,29と、
前壁内面27の中央部からこれら周壁凸条で2
9,29の前端に向けて放射状に形成された前壁
凸条30,30とで構成される。この場合、タイ
マケース7に抜き勾配が設けられていることか
ら、上記周壁凸条29は前方に向つてわずかに下
傾している。
さらに、上記導油手段28で前壁内面27の中
央部に案内された潤滑油をボス孔24内に注入さ
せる円注状の注油具33が、前壁内面27の中央
部からボス孔24内に突入される。
また、ボス孔24内に注入された潤滑油がボス
孔24の前端開口部40から外部に流れ出すのを
防ぐために、環状の潤滑油流出防止壁41が複数
のボルト42を介してボス筒15の前面にねじ止
めされる。この潤滑油流出防止壁41の内径はボ
ス孔24よりも小径に形成されており、その内周
端がボス孔24よりも径方向中央側に向けて突出
している。
一方、ボス孔24の周面には雌ねじ38が形成
されている。そして、タイマ10が後方から見て
反時計回りの方向に回転するのに対して、上記の
雌ねじ38は左ねじに形成されている。
この雌ねじ38と注油具33の外周面との間に
流入してきた潤滑油は、雌ねじ38の回転に伴う
ポンプ作用によつて油孔23側へ移送される。
なお、タイマ10の回転方向が後方から見て時
計回りの方向の場合には、上記雌ねじ38は右ね
じに形成される。
第5図から第7図は他の実施例を示し、上記第
1実施例とは異なる構成について説明する。
(第2実施例) 第5図は第2実施例を示し、潤滑油流出防止壁
41がボス筒15と一体的に形成されている。こ
れによつて、潤滑油がボス孔24の前端開口部4
0から流出するのを防ぐ構成を簡素なものにする
ことができる。
(第3実施例) 第6図と第7図は第3実施例を示している。
本実施例では、潤滑油流出防止壁41は、前記
第2実施例と同様に、ボス筒15と一体的に形成
されている。また、ボス孔24からは、その周方
向でほぼ等間隔に複数の凸条43が突出される。
これら隣接する凸条43同士の間に、前後方向に
延びるスプライン状の凹溝43aが形成される。
そして、ボス孔24に注入されてきた潤滑油は、
上記凹溝43aを介して油孔23に供給される。
〈考案の効果〉 本考案は、上記のように構成され、作用するこ
とから、次の効果を奏する。
イ ギヤケース内の壁面を伝つて流れ落ちる潤滑
油の一部を利用して、メカニカルオートタイマ
の進角機構を潤滑するので、潤滑油を強制圧送
する必要がなくなり、この潤滑のための構造を
簡素化でき、製造コストを引き下げることがで
きる。
ロ ボス孔に注入されてきた潤滑油は、潤滑油流
出防止壁により、ボス孔の前端開口部から外部
へ流れ出すことが制御され、油孔から進角機構
へ多量に供給される。これにより、進角機構を
強力に潤滑してその応答性や耐久性を良好に保
つことができる。
ハ メカニカルオートタイマへ潤滑油を圧送しな
いで済む分だけ、他の潤滑部への供給量が増
え、その潤滑性能を高める事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの考案の実施例を示し、第
1図〜第4図はその第1実施例で、第1図はメカ
ニカルオートタイマの縦断面図を示し第2図の
−線矢視断面図、第2図はデイーゼルエンジン
の斜視図、第3図は第1図の−線矢視断面
図、第4図は第1図の−線矢視断面図、第5
図は第2実施例で従動フランジの部分図、第6図
と第7図は第3実施例で、第6図は従動フランジ
の部分図、第7図は第6図の−線矢視断面
図、第8図は従来例を示し第1図に相当する図で
ある。 1……デイーゼルエンジン、5……ギヤケー
ス、7……タイマケース、10……メカニカルオ
ートタイマ、11……主動ギヤ、12……進角機
構、13……従動フランジ、15……ボス筒、1
6……後部、17……燃料噴射カム軸、23……
油孔、24……ボス孔、26……周壁内面、27
……前壁内面、28……導油手段、33……注油
具、40……前端開口部、41……潤滑油流出防
止壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイーゼルエンジン1のギヤケース5からタイ
    マケース7を前向きに突設し、タイマケース7内
    にメカニカルオートタイマ10を設け、メカニカ
    ルオートタイマ10は、後ろから前に向つて順に
    主動ギヤ11、進角機構12及び従動フランジ1
    3を配設してなり、従動フランジ13から後ろ向
    きに突出させたボス筒15の後部16に主動ギヤ
    11を回転自在に外嵌支持させるとともに燃料噴
    射カム軸17を内嵌固定し、ボス筒15の途中部
    に油孔23をあけ、ボス筒15内のボス孔24内
    に注入されてきた潤滑油を遠心力で油孔23から
    進角機構12に供給するように構成したデイーゼ
    ルエンジンのメカニカルオートタイマの潤滑装置
    において、タイマケース7の周壁内面26に付着
    した潤滑油をタイマケース7の前壁内面27の中
    央部に案内する導油手段28をその周壁内面26
    と前壁内面27とにわたつて設け、導油手段28
    で前壁内面27の中央部に案内された潤滑油をボ
    ス孔24内に注入させる注油具33を、前壁内面
    27の中央部からボス孔24内に突入させ、ボス
    孔24に注入された潤滑油がボス孔24の前端開
    口部40から外部に流れ出すのを防ぐ潤滑油流出
    防止壁41を、ボス孔24の周面からその径方向
    中央側に向けて突入させて構成した事を特徴とす
    るデイーゼルエンジンのメカニカルオートタイマ
    の潤滑装置。
JP6701086U 1986-05-02 1986-05-02 Expired JPH0455211Y2 (ja)

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