JPH044715B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH044715B2 JPH044715B2 JP58136382A JP13638283A JPH044715B2 JP H044715 B2 JPH044715 B2 JP H044715B2 JP 58136382 A JP58136382 A JP 58136382A JP 13638283 A JP13638283 A JP 13638283A JP H044715 B2 JPH044715 B2 JP H044715B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mosi
- resistance
- partial pressure
- temperature
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
本発明は、耐酸化性にすぐれ、熱衝撃性、高温
強度も良好で抵抗温度係数も大きく、例えばグロ
ープラグ用発熱体として用い得る導電性のセラミ
ツクヒータの製造方法に関するものである。 従来より発熱体としては、金属の場合にはニツ
ケル−クロム合金、鉄−クロム−アルミニウム合
金等の耐熱合金が使用され、セラミツクの場合に
は炭化珪素、珪化モリブデン等が使用されてい
る。 しかしながら金属発熱体の場合には使用温度は
1000〜1100℃程度が限界であり、それ以上の高温
では酸化腐食、溶断などが生じて使用不可能であ
る。炭化珪素(SiC)の場合は1600℃、珪化モリ
ブデン(MoSi2)の場合は1800℃程度まで使用可
能なものの、炭化珪素は比抵抗が極めて高いので
小型化に問題があり、珪化モリブデンは1300℃以
上で軟化が始まり、高温強度、熱衝撃性の面で問
題があり、例えば自動車のグロープラグ等の要求
仕様を満足することができなかつた。 本発明は、2珪化モリブデンの極めて優れた耐
熱性を利用すると同時に熱衝撃に弱い欠点を除去
し、又抵抗温度係数が大きいセラミツクヒータの
製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 以下、本発明の詳細を実験例に基づいて説明す
る。 表1に示す各種高温材料を1000℃、15時間の条
件で電気炉中で酸化テストを行なつた。各材料の
重量変化率およびテスト前の初期比抵抗を同図に
示す。試料としては材料粉末をホツトプレスによ
り理論密度90%以上の密度に焼結させたものを
各々同一形状に切出した試料を用い、重量変化率
はテスト終了後に試料をアセトンで洗浄し重量変
化を測定して求めた。なお、Ni−Cr材料は市販
品を用いた。 表1より、SiCとMoSi2は耐酸化性が極めて良
好であり、他の材料はかなり酸化されることがわ
かる。しかしながら、SiCは初期比抵抗が非常に
高く、例えばグロープラグのように小型で低電圧
電源により作動する性質の発熱体への適用は極め
て困難である。なお表1中、ZrB2の重量変化率
がマイナスであるのは、アセトン洗浄中に酸化部
分が剥離したことによるものと認められる。 以上より、MoSi2は耐酸化性能、比抵抗の点で
最も優れたヒータ材料であるが、熱衝撃性に著し
く劣つており、また1000℃以上の高温域で軟化す
るという欠点を有する。発明者らはこの欠点を改
善するため、2珪化モリブデンと窒化珪素とより
なるセラミツクヒータの製造方法を発明した。但
し、MoSi2とSi3N4の混合焼結体を得るには製造
面で制約があり、特にMoSi2とSi3N4の混合体が
焼成時の雰囲気によつて強く影響をうけることを
発見した。第2図はその影響を説明するものであ
る。第2図は、その第2図に列記した出発原料に
複数の有機溶剤を加えて混合し、ドクターブレー
ド法により成形したシートをラミネートし、第2
図に示す各々の雰囲気で1600℃×1Hr、500Kg/
cm2でホツトプレスした後の生成した2珪化モリブ
デン(MoSi2)と3珪化5モリブデン(Mo5Si3)
の比率を示したものである。ただし、この比率は
X線回析のMoSi2とMo5Si3との最も強いピーク
{MoSi2(dA=2.02)Mo5Si3(dA=2.156)}の高さ
の比であり、本当のモル比率ではない。アルミナ
とマグネシアのスピネル(MgAl2O4)は、焼結
助剤として少量添加したものであり、Mo金属
18.7モル%、Si金属37.5モル%、Si3N443.8モル%
の比率は焼成後MoSi230モル%、Si3N470モル%
の比率に相当する。第2図より、MoSi2とSi3N4
の混合物をホツトプレスすると窒素中では大部分
Mo5Si3が生成されるのに対し、アルゴン中では
大部分MoSi2のままで存在することが判明する。
また、出発原料としてMoSi2100%にした場合は
N2中でもMo5Si3の生成はほとんどおこらない。
また、焼結助剤の影響は本現象にはほとんど無い
ことがわかる。また、MoSi2の原料であるMo金
属とSi金属を出発原料としSi3N4を添加した場合
も、N2中ではMo5Si3を生成し、Ar中ではMoSi2
を生成する。以上のことからMoSi2がMo5Si3へ
変化する反応には窒素の寄与が非常に大きく、且
つ珪素の存在により本反応は著しく促進されるこ
とが確認された。MoSi2100%の場合、上記反応
はN2中でもほとんどおこらないため、MoSi2の
Mo5Si3へのN2存在下での変換はMoSi2とSi3N4の
混合体において特徴的であると考えられる。モリ
ブデン珪化物が耐酸化性にすぐれるのは、酸化雰
囲気で加熱された場合、表面層にSiO2の被膜を
形成し、その被膜により内部への酸化の進行を防
止するためである。この酸化被膜はSi含有量が関
係し、Si含有量が少ないものはSiO2の生成が少
ないため耐酸化性は低くなる。MoSi2とMo5Si3
とを比較すると、Si量の比率はMoSi2の方がMo5
Si3に比べかなり高く、そのため耐酸化性に優れ
る。従つて、耐酸化性を考慮すればできるだけ
Mo5Si3の変換をなくすように発熱体を製作する
必要がある。 第2図には、窒素分圧を徐々に上昇させ、
MoSi2のMo5Si3への変換の様子を示したデータ
も合わせてある(I〜K)。窒素分圧の上昇と共
にMo5Si3への変換は進行する。 第1図は第2図の条件で製作した発熱体を第1
図に示した試料寸法に研摩し、通電加熱耐久した
後の抵抗の変化を示したものである。各々の試料
は通電することで直径2mmの細い部分が1400℃に
なるように加熱し、100Hr連続耐久した。第1図
はその耐久後の抵抗値と初期抵抗との比率を示し
たもので、1.0であれば抵抗変化が無かつたこと
になる。Mo5Si3の場合(試料B)、MoSi2(試料
A,G)に比べ抵抗値は増加する。また、窒素分
圧を変化させた場合も、N2分圧0.3気圧の条件で
製作した試料Kのあたりから抵抗の増加がみられ
る。 表2は第1図で用いた試料の温度に対する抵抗
の増加率を示したものである。各々の試料の1000
℃の抵抗値と常温の抵抗値の比を示した。Mo5
Si3の比が増加するにつれ抵抗の増加率は減少す
る。発熱体の抵抗値を検出しこれをフイードバツ
クして発熱体温度を制御するシステムでは抵抗温
度係数は大きい程よく、その制御限界は(1000℃
のR/常温のR)で2.3程度である。以上のこと
よりMoSi2とSi3N4との混合焼結体よりなる発熱
体は、窒素分圧0.3気圧以下の非酸化雰囲気で製
造する必要があることが判明した。なお、窒素を
含まない非酸化雰囲気であるヘリウム、および真
空雰囲気下でもアルゴンと同様、MoSi2の分解防
止には有効であることが確認されている。本実施
例では焼結助剤としてMgAl2O4を使用したが、
他にアルミナ(Al2O3)あるいはアルミナとマグ
ネシア(MgO)との混合物などを使用してもよ
い。また本実施例では、例えばN2分圧0.2気圧、
Ar分圧0.8気圧の計1気圧の雰囲気で焼結した
が、N2分圧0.2気圧、Ar分圧9.8気圧の計10気圧
下のような高圧下で焼成してもかまわない。ただ
し、N2分圧はその場合も0.3気圧以下である。 表3にMoSi2とSi3N4とを種々の割合で混合し、
有機溶剤を加えて製作したシートをアルゴンガス
中で1600℃×1Hr、500Kg/cm2の条件でホツトプ
レスしたものの特性値を示す。抗折強度は1300℃
での3点曲げ試料が破壊もしくは変形したときの
荷重であり、抗折強度試験は40×3×4mmに切出
した試料をクロスヘツド速度0.5mm/minにして
行なつた。熱膨張係数は室温〜800℃の平均熱膨
張係数である。表3よりMoSi2にSi3N4を添加す
ることで熱膨張係数が減少し且つ強度も増加する
ことが確認された。熱衝撃性は熱膨張係数が小さ
い程、また破壊強度即ち抗折強度が大きい程良好
になる。従つて本実施例により得られた発熱体
は、MoSi2のすぐれた耐酸化性能を維持し、且つ
MoSi2単独で構成した発熱体の最大の欠点である
熱衝撃性に弱いという欠点を見事に解決した発熱
体である。グロープラグのような車載用ヒータと
して使用する場合の発熱体の抵抗値は、常温で1
×10-3〜1×10-1Ωcmの範囲であり、表3より
MoSi2の量は5〜50モル%の範囲となる。なお、
窒化珪素の添加については、単に熱膨張係数を低
下するだけであれば、窒化珪素以外にもコージエ
ライトなどの添加が考えられるが、窒化珪素はセ
ラミツクの中で最も強度的に優れる構造材であ
り、従つて強度の向上に最も有効であり、また
MoSi2の焼成条件として1600℃前後が最適である
ため、融点が低い物質は多量に添加することがで
きない。なお、本実施例の中でも述べているが、
窒素を含まない非酸化雰囲気中で焼成しても少量
のMo5Si3は生成するが、大部分はMoSi2の状態
であり、その量を規定する範囲として1000℃の抵
抗値が常温の抵抗値の2.3倍以上になるものを本
実施例の発熱体とした。また、MoSi2,Si3N4の
他に焼結助剤を加える場合もあるが、窒化珪素の
添加効果を阻害しない範囲でならその添加はかま
わない。また、MoSi2,Si3N4の他にSi金属を過
剰に加える場合も過剰Si金属の量が数%程度であ
れば、それほど耐酸化性能を劣化させないため、
かまわない。実施例の中では、MoSi2を形成する
原料としてSi金属とMo金属を用いたが、それ以
外でもMoSi2を形成する原料があれば、それを出
発原料としてもかまわない。なお、本発明を述べ
た温度はパイロメータで計測した値で放射率
(ε)=1.00としての値である。なお、MoSi2とSi3
N4の混合焼結体は、窒素を含まない非酸化雰囲
気、又は、窒素分圧が0.3気圧以下の非酸化雰囲
気で焼成してはじめてできるものであり、この条
件以上の窒素の存在下ではMo5Si3を大量に生成
し、耐酸化性能を劣化させ、抵抗温度係数を低下
させる。100%MoSi2の場合は、このような反応
がないため、この反応はMoSi2とSi3N4との混合
体において特に顕著にあらわれる。そして、上記
の条件下で製造することにより、1000℃における
抵抗値が常温の抵抗値の2.3倍以上となる。
強度も良好で抵抗温度係数も大きく、例えばグロ
ープラグ用発熱体として用い得る導電性のセラミ
ツクヒータの製造方法に関するものである。 従来より発熱体としては、金属の場合にはニツ
ケル−クロム合金、鉄−クロム−アルミニウム合
金等の耐熱合金が使用され、セラミツクの場合に
は炭化珪素、珪化モリブデン等が使用されてい
る。 しかしながら金属発熱体の場合には使用温度は
1000〜1100℃程度が限界であり、それ以上の高温
では酸化腐食、溶断などが生じて使用不可能であ
る。炭化珪素(SiC)の場合は1600℃、珪化モリ
ブデン(MoSi2)の場合は1800℃程度まで使用可
能なものの、炭化珪素は比抵抗が極めて高いので
小型化に問題があり、珪化モリブデンは1300℃以
上で軟化が始まり、高温強度、熱衝撃性の面で問
題があり、例えば自動車のグロープラグ等の要求
仕様を満足することができなかつた。 本発明は、2珪化モリブデンの極めて優れた耐
熱性を利用すると同時に熱衝撃に弱い欠点を除去
し、又抵抗温度係数が大きいセラミツクヒータの
製造方法を提供することを目的とするものであ
る。 以下、本発明の詳細を実験例に基づいて説明す
る。 表1に示す各種高温材料を1000℃、15時間の条
件で電気炉中で酸化テストを行なつた。各材料の
重量変化率およびテスト前の初期比抵抗を同図に
示す。試料としては材料粉末をホツトプレスによ
り理論密度90%以上の密度に焼結させたものを
各々同一形状に切出した試料を用い、重量変化率
はテスト終了後に試料をアセトンで洗浄し重量変
化を測定して求めた。なお、Ni−Cr材料は市販
品を用いた。 表1より、SiCとMoSi2は耐酸化性が極めて良
好であり、他の材料はかなり酸化されることがわ
かる。しかしながら、SiCは初期比抵抗が非常に
高く、例えばグロープラグのように小型で低電圧
電源により作動する性質の発熱体への適用は極め
て困難である。なお表1中、ZrB2の重量変化率
がマイナスであるのは、アセトン洗浄中に酸化部
分が剥離したことによるものと認められる。 以上より、MoSi2は耐酸化性能、比抵抗の点で
最も優れたヒータ材料であるが、熱衝撃性に著し
く劣つており、また1000℃以上の高温域で軟化す
るという欠点を有する。発明者らはこの欠点を改
善するため、2珪化モリブデンと窒化珪素とより
なるセラミツクヒータの製造方法を発明した。但
し、MoSi2とSi3N4の混合焼結体を得るには製造
面で制約があり、特にMoSi2とSi3N4の混合体が
焼成時の雰囲気によつて強く影響をうけることを
発見した。第2図はその影響を説明するものであ
る。第2図は、その第2図に列記した出発原料に
複数の有機溶剤を加えて混合し、ドクターブレー
ド法により成形したシートをラミネートし、第2
図に示す各々の雰囲気で1600℃×1Hr、500Kg/
cm2でホツトプレスした後の生成した2珪化モリブ
デン(MoSi2)と3珪化5モリブデン(Mo5Si3)
の比率を示したものである。ただし、この比率は
X線回析のMoSi2とMo5Si3との最も強いピーク
{MoSi2(dA=2.02)Mo5Si3(dA=2.156)}の高さ
の比であり、本当のモル比率ではない。アルミナ
とマグネシアのスピネル(MgAl2O4)は、焼結
助剤として少量添加したものであり、Mo金属
18.7モル%、Si金属37.5モル%、Si3N443.8モル%
の比率は焼成後MoSi230モル%、Si3N470モル%
の比率に相当する。第2図より、MoSi2とSi3N4
の混合物をホツトプレスすると窒素中では大部分
Mo5Si3が生成されるのに対し、アルゴン中では
大部分MoSi2のままで存在することが判明する。
また、出発原料としてMoSi2100%にした場合は
N2中でもMo5Si3の生成はほとんどおこらない。
また、焼結助剤の影響は本現象にはほとんど無い
ことがわかる。また、MoSi2の原料であるMo金
属とSi金属を出発原料としSi3N4を添加した場合
も、N2中ではMo5Si3を生成し、Ar中ではMoSi2
を生成する。以上のことからMoSi2がMo5Si3へ
変化する反応には窒素の寄与が非常に大きく、且
つ珪素の存在により本反応は著しく促進されるこ
とが確認された。MoSi2100%の場合、上記反応
はN2中でもほとんどおこらないため、MoSi2の
Mo5Si3へのN2存在下での変換はMoSi2とSi3N4の
混合体において特徴的であると考えられる。モリ
ブデン珪化物が耐酸化性にすぐれるのは、酸化雰
囲気で加熱された場合、表面層にSiO2の被膜を
形成し、その被膜により内部への酸化の進行を防
止するためである。この酸化被膜はSi含有量が関
係し、Si含有量が少ないものはSiO2の生成が少
ないため耐酸化性は低くなる。MoSi2とMo5Si3
とを比較すると、Si量の比率はMoSi2の方がMo5
Si3に比べかなり高く、そのため耐酸化性に優れ
る。従つて、耐酸化性を考慮すればできるだけ
Mo5Si3の変換をなくすように発熱体を製作する
必要がある。 第2図には、窒素分圧を徐々に上昇させ、
MoSi2のMo5Si3への変換の様子を示したデータ
も合わせてある(I〜K)。窒素分圧の上昇と共
にMo5Si3への変換は進行する。 第1図は第2図の条件で製作した発熱体を第1
図に示した試料寸法に研摩し、通電加熱耐久した
後の抵抗の変化を示したものである。各々の試料
は通電することで直径2mmの細い部分が1400℃に
なるように加熱し、100Hr連続耐久した。第1図
はその耐久後の抵抗値と初期抵抗との比率を示し
たもので、1.0であれば抵抗変化が無かつたこと
になる。Mo5Si3の場合(試料B)、MoSi2(試料
A,G)に比べ抵抗値は増加する。また、窒素分
圧を変化させた場合も、N2分圧0.3気圧の条件で
製作した試料Kのあたりから抵抗の増加がみられ
る。 表2は第1図で用いた試料の温度に対する抵抗
の増加率を示したものである。各々の試料の1000
℃の抵抗値と常温の抵抗値の比を示した。Mo5
Si3の比が増加するにつれ抵抗の増加率は減少す
る。発熱体の抵抗値を検出しこれをフイードバツ
クして発熱体温度を制御するシステムでは抵抗温
度係数は大きい程よく、その制御限界は(1000℃
のR/常温のR)で2.3程度である。以上のこと
よりMoSi2とSi3N4との混合焼結体よりなる発熱
体は、窒素分圧0.3気圧以下の非酸化雰囲気で製
造する必要があることが判明した。なお、窒素を
含まない非酸化雰囲気であるヘリウム、および真
空雰囲気下でもアルゴンと同様、MoSi2の分解防
止には有効であることが確認されている。本実施
例では焼結助剤としてMgAl2O4を使用したが、
他にアルミナ(Al2O3)あるいはアルミナとマグ
ネシア(MgO)との混合物などを使用してもよ
い。また本実施例では、例えばN2分圧0.2気圧、
Ar分圧0.8気圧の計1気圧の雰囲気で焼結した
が、N2分圧0.2気圧、Ar分圧9.8気圧の計10気圧
下のような高圧下で焼成してもかまわない。ただ
し、N2分圧はその場合も0.3気圧以下である。 表3にMoSi2とSi3N4とを種々の割合で混合し、
有機溶剤を加えて製作したシートをアルゴンガス
中で1600℃×1Hr、500Kg/cm2の条件でホツトプ
レスしたものの特性値を示す。抗折強度は1300℃
での3点曲げ試料が破壊もしくは変形したときの
荷重であり、抗折強度試験は40×3×4mmに切出
した試料をクロスヘツド速度0.5mm/minにして
行なつた。熱膨張係数は室温〜800℃の平均熱膨
張係数である。表3よりMoSi2にSi3N4を添加す
ることで熱膨張係数が減少し且つ強度も増加する
ことが確認された。熱衝撃性は熱膨張係数が小さ
い程、また破壊強度即ち抗折強度が大きい程良好
になる。従つて本実施例により得られた発熱体
は、MoSi2のすぐれた耐酸化性能を維持し、且つ
MoSi2単独で構成した発熱体の最大の欠点である
熱衝撃性に弱いという欠点を見事に解決した発熱
体である。グロープラグのような車載用ヒータと
して使用する場合の発熱体の抵抗値は、常温で1
×10-3〜1×10-1Ωcmの範囲であり、表3より
MoSi2の量は5〜50モル%の範囲となる。なお、
窒化珪素の添加については、単に熱膨張係数を低
下するだけであれば、窒化珪素以外にもコージエ
ライトなどの添加が考えられるが、窒化珪素はセ
ラミツクの中で最も強度的に優れる構造材であ
り、従つて強度の向上に最も有効であり、また
MoSi2の焼成条件として1600℃前後が最適である
ため、融点が低い物質は多量に添加することがで
きない。なお、本実施例の中でも述べているが、
窒素を含まない非酸化雰囲気中で焼成しても少量
のMo5Si3は生成するが、大部分はMoSi2の状態
であり、その量を規定する範囲として1000℃の抵
抗値が常温の抵抗値の2.3倍以上になるものを本
実施例の発熱体とした。また、MoSi2,Si3N4の
他に焼結助剤を加える場合もあるが、窒化珪素の
添加効果を阻害しない範囲でならその添加はかま
わない。また、MoSi2,Si3N4の他にSi金属を過
剰に加える場合も過剰Si金属の量が数%程度であ
れば、それほど耐酸化性能を劣化させないため、
かまわない。実施例の中では、MoSi2を形成する
原料としてSi金属とMo金属を用いたが、それ以
外でもMoSi2を形成する原料があれば、それを出
発原料としてもかまわない。なお、本発明を述べ
た温度はパイロメータで計測した値で放射率
(ε)=1.00としての値である。なお、MoSi2とSi3
N4の混合焼結体は、窒素を含まない非酸化雰囲
気、又は、窒素分圧が0.3気圧以下の非酸化雰囲
気で焼成してはじめてできるものであり、この条
件以上の窒素の存在下ではMo5Si3を大量に生成
し、耐酸化性能を劣化させ、抵抗温度係数を低下
させる。100%MoSi2の場合は、このような反応
がないため、この反応はMoSi2とSi3N4との混合
体において特に顕著にあらわれる。そして、上記
の条件下で製造することにより、1000℃における
抵抗値が常温の抵抗値の2.3倍以上となる。
【表】
【表】
【表】
以上述べたごとく、本発明によれば、2珪化モ
リブデンの極めて優れた耐熱性を利用できるとと
もに窒化珪素の極めて優れた熱衝撃性を利用で
き、かつ抵抗温度係数が大きいセラミツクヒータ
を提供することができるという優れた効果を奏す
る。
リブデンの極めて優れた耐熱性を利用できるとと
もに窒化珪素の極めて優れた熱衝撃性を利用で
き、かつ抵抗温度係数が大きいセラミツクヒータ
を提供することができるという優れた効果を奏す
る。
第1図は第2図の条件で作製した各発熱体A〜
Kを第1図中に示した寸法に研磨後、通電加熱耐
久試験した後の抵抗変化比率を示す特性図、第2
図は第1図中に示した各発熱体試料A〜Kの作製
条件を説明するための図である。
Kを第1図中に示した寸法に研磨後、通電加熱耐
久試験した後の抵抗変化比率を示す特性図、第2
図は第1図中に示した各発熱体試料A〜Kの作製
条件を説明するための図である。
Claims (1)
- 1 2珪化モリブデンと窒化珪素とを少なくとも
含有し、かつその2珪化モリブデンと窒化珪素と
の2成分系において2珪化モリブデンの占める割
合を5〜50モル%とした材料を、窒素を含まない
非酸化雰囲気中、又は、窒素を含んだ非酸化雰囲
気であつて窒素分圧が0.3気圧以下にて焼成する
ことを特徴とするセラミツクヒータの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58136382A JPS6028194A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | セラミックヒータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58136382A JPS6028194A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | セラミックヒータの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6028194A JPS6028194A (ja) | 1985-02-13 |
| JPH044715B2 true JPH044715B2 (ja) | 1992-01-29 |
Family
ID=15173843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58136382A Granted JPS6028194A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | セラミックヒータの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6028194A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6182596A (ja) * | 1985-02-04 | 1986-04-26 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 内插多重信号の分離回路 |
| JPS6282685A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-16 | 株式会社デンソー | ヒ−タ用セラミツク発熱体およびその製造方法 |
| JP2545970B2 (ja) * | 1988-03-29 | 1996-10-23 | 日本電装株式会社 | 導電性セラミックヒータおよびこの導電性セラミックヒータの製造方法さらにはこの導電性セラミックヒータを有する自己制御型グロープラグ |
| JP3411498B2 (ja) * | 1997-04-23 | 2003-06-03 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミックヒータ、その製造方法、及びセラミックグロープラグ |
| DE19722321A1 (de) * | 1997-05-28 | 1998-12-03 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus einem keramischen Verbundgefüge |
| JP3839174B2 (ja) * | 1998-01-30 | 2006-11-01 | 日本特殊陶業株式会社 | セラミックヒータの製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59146184A (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-21 | 株式会社デンソー | セラミツクヒ−タ |
-
1983
- 1983-07-25 JP JP58136382A patent/JPS6028194A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6028194A (ja) | 1985-02-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2804393B2 (ja) | セラミックヒータ | |
| KR910000069B1 (ko) | 도전성 세라믹소결체 및 세라믹히이터 | |
| JP3933345B2 (ja) | 発熱抵抗体及びセラミックヒータ用発熱抵抗体並びにその製造方法、及びセラミックヒータ | |
| JP3230793B2 (ja) | セラミックス発熱体 | |
| EP0180928B1 (en) | Refractory composition and products resulting therefrom | |
| EP1095920B1 (en) | Ceramic heater, process for producing the same, and glow plug containing the ceramic heater | |
| JPS6028194A (ja) | セラミックヒータの製造方法 | |
| JP4018998B2 (ja) | セラミックヒータおよびグロープラグ | |
| JP3612086B2 (ja) | セラミック発熱体 | |
| JP2534847B2 (ja) | セラミツクヒ−タ | |
| JP2537606B2 (ja) | セラミツクヒ−タ | |
| JPS6028193A (ja) | セラミックヒ−タ | |
| JP2521690B2 (ja) | セラミツクヒ−タ及びその製造方法 | |
| JPH01289089A (ja) | セラミック発熱体 | |
| JP2646083B2 (ja) | セラミツクヒータ | |
| JPH0697631B2 (ja) | セラミツクヒ−タ及びその製造方法 | |
| JPS58128687A (ja) | セラミツク発熱体 | |
| JP2512818Y2 (ja) | セラミックヒ―タ― | |
| JP3588240B2 (ja) | セラミックヒータ | |
| JP2767568B2 (ja) | セラミックヒータ | |
| JPH09180866A (ja) | セラミックヒータ | |
| JP4597352B2 (ja) | セラミックヒータ | |
| JPH11117001A (ja) | 耐熱性・導電性複合粉末及びその用途 | |
| JP2001135465A (ja) | セラミックヒータ | |
| JPH03152893A (ja) | セラミックヒータ |