JPH044874A - フラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法及びその利用 - Google Patents
フラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法及びその利用Info
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- JPH044874A JPH044874A JP2103057A JP10305790A JPH044874A JP H044874 A JPH044874 A JP H044874A JP 2103057 A JP2103057 A JP 2103057A JP 10305790 A JP10305790 A JP 10305790A JP H044874 A JPH044874 A JP H044874A
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- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、酵素に関するものであり、更に詳細には、フ
ラクトシルリジンまたはフラクトシルアラニンに作用す
る新規なフラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法、
その利用及び生成菌に関する。
ラクトシルリジンまたはフラクトシルアラニンに作用す
る新規なフラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法、
その利用及び生成菌に関する。
食品褐変化反応(メイラード反応)は食品中の還元糖と
タンパク質やアミノ酸の間で起こる非酵素的に生しる複
雑な反応である。メイラード反応は食品では褐変や香気
成分の変化、特に1分子内に2つのアミノ基を持つ必須
アミノ酸であるリジンとは特に反応し、リジンの損失等
を招くことが知られている。メイラード反応はグルコー
ス等の糖類のカルボニル基とアミノ酸等のアミノ基がシ
ッフ塩基を可逆的に生成し、更に不可逆的にアマトリ転
移を起こしアマトリ化合物と呼ばれるケトアミン体を生
成する。
タンパク質やアミノ酸の間で起こる非酵素的に生しる複
雑な反応である。メイラード反応は食品では褐変や香気
成分の変化、特に1分子内に2つのアミノ基を持つ必須
アミノ酸であるリジンとは特に反応し、リジンの損失等
を招くことが知られている。メイラード反応はグルコー
ス等の糖類のカルボニル基とアミノ酸等のアミノ基がシ
ッフ塩基を可逆的に生成し、更に不可逆的にアマトリ転
移を起こしアマトリ化合物と呼ばれるケトアミン体を生
成する。
そこで、食品に於てメイラード反応に防止するために、
メイラード反応生成物を酵素での分解を利用しようとす
る試みがある。メイラード反応の初期に生成するフラク
トシルアミノ酸を分解する酵素としては、コリネバクテ
リウムによるフラクトシルアミノ酸オキシダーゼ(特開
昭6l−268178)が知られているが、メイラード
反応で最も問題になるリジンのフラクトシル化合物に対
する反応性が悪く、実用に供することはできない。また
、アスペルギルス属が生産するフラクトシルアミノ酸オ
キシダーゼがリジンのε−アミノ基に結合したアマトリ
化合物にも作用するとの記載があるが(日本農芸化学会
誌、64巻3号1990年度大会講演要旨集579頁)
、ε−フラクトシルアミノカプリン酸に対する分解活性
を有るのみであり、フラクトシルリジンに対する分解活
性は認められていない。
メイラード反応生成物を酵素での分解を利用しようとす
る試みがある。メイラード反応の初期に生成するフラク
トシルアミノ酸を分解する酵素としては、コリネバクテ
リウムによるフラクトシルアミノ酸オキシダーゼ(特開
昭6l−268178)が知られているが、メイラード
反応で最も問題になるリジンのフラクトシル化合物に対
する反応性が悪く、実用に供することはできない。また
、アスペルギルス属が生産するフラクトシルアミノ酸オ
キシダーゼがリジンのε−アミノ基に結合したアマトリ
化合物にも作用するとの記載があるが(日本農芸化学会
誌、64巻3号1990年度大会講演要旨集579頁)
、ε−フラクトシルアミノカプリン酸に対する分解活性
を有るのみであり、フラクトシルリジンに対する分解活
性は認められていない。
本発明はペニシリウム属菌由来のフラクトシルアミノ酸
分解酵素に関するものであるが、該酵素はフラクトシル
リジン、フラクトシルアラニンを効率よく分解すること
ができる新規な工業用酵素であり、また従来、ペニシリ
ウム属菌がこのような酵素を生成することも知られてお
らず、本発明は従来未知の新規発明である。
分解酵素に関するものであるが、該酵素はフラクトシル
リジン、フラクトシルアラニンを効率よく分解すること
ができる新規な工業用酵素であり、また従来、ペニシリ
ウム属菌がこのような酵素を生成することも知られてお
らず、本発明は従来未知の新規発明である。
本発明の課題は、フラクトシルリジン及び/又はフラク
トシルアラニンに作用するフラクトシルアミノ酸分解酵
素を探索し該酵素を生産し更に該酵素によって、食品の
褐変を防止しまたリジンの損失を防ぐことである。
トシルアラニンに作用するフラクトシルアミノ酸分解酵
素を探索し該酵素を生産し更に該酵素によって、食品の
褐変を防止しまたリジンの損失を防ぐことである。
フラクトシルリジンを分解する酵素を生産する菌を捜す
ため、フラクトシルリジンを唯一の窒素源とした培地で
生育する菌をスクリーニングした。
ため、フラクトシルリジンを唯一の窒素源とした培地で
生育する菌をスクリーニングした。
その結果、東京都府中市幸町東京農工大学農学部前の土
壌よりペニシリウム属に属する微生物を発見した。本菌
株をペニシリウムsp、5335と命名し、微工研に寄
託した。(微工研菌寄第11408号)以下に本菌株に
ペニシリウムと同定した理由と、該菌株から採取された
新規酵素の酵素化学的性質を述へる。
壌よりペニシリウム属に属する微生物を発見した。本菌
株をペニシリウムsp、5335と命名し、微工研に寄
託した。(微工研菌寄第11408号)以下に本菌株に
ペニシリウムと同定した理由と、該菌株から採取された
新規酵素の酵素化学的性質を述へる。
(1)本発明の生産菌の同定
「カビの分離・培養と同定」(宇田用俊−・室井哲夫訳
、医歯薬出版株式会社1983)、「食品菌類ハンドブ
ック」(宇田用俊−・松田芳夫監訳、医師薬出版株式会
社1984)を参考とし、本菌株についてその菌学的性
質を検討した結果、以下の根拠よりペニシリウム属と同
定した。
、医歯薬出版株式会社1983)、「食品菌類ハンドブ
ック」(宇田用俊−・松田芳夫監訳、医師薬出版株式会
社1984)を参考とし、本菌株についてその菌学的性
質を検討した結果、以下の根拠よりペニシリウム属と同
定した。
1)子のう世代を形成しない。
2)ベニシラス形成が認められた。
3)分生子型はフィアロ型で環紋は形成しない。
4)分生子はフイアライド先端から形成され連鎖する。
5)フィアライドは版型で先端が細くならない。
(2)本発明の酵素の生産及び分離精製本発明に係る酵
素は、ペニシリウムsp、5335菌を培地に培養し、
培養物から分離すれば得ることができる。本菌株の培養
は、微生物、特に糸状菌の培養における常法が適宜使用
され、常用される液体培地を用いて振どう培養、通気攪
拌培養等好気条件下25〜37℃の範囲で培養すればよ
い。
素は、ペニシリウムsp、5335菌を培地に培養し、
培養物から分離すれば得ることができる。本菌株の培養
は、微生物、特に糸状菌の培養における常法が適宜使用
され、常用される液体培地を用いて振どう培養、通気攪
拌培養等好気条件下25〜37℃の範囲で培養すればよ
い。
本発明において使用する培地としては、炭素源、窒素源
、無機塩その他栄養成分を含有する合成培地又は天然培
地が適宜使用可能である。炭素源としては、ぶどう糖、
果糖、グリセリン、澱粉、蔗糖等が用いられる。窒素源
としては、ペプトン、カゼイン分解物、脱脂大豆、酵母
エキス、麦芽エキス、ブイヨン、コーンステイープリカ
ー等が使用できる。無機塩としては、カリウム、ナトリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、コバルト
、鉄等の塩化物、リン酸塩、硫酸塩等塩類が適宜使用さ
れる。
、無機塩その他栄養成分を含有する合成培地又は天然培
地が適宜使用可能である。炭素源としては、ぶどう糖、
果糖、グリセリン、澱粉、蔗糖等が用いられる。窒素源
としては、ペプトン、カゼイン分解物、脱脂大豆、酵母
エキス、麦芽エキス、ブイヨン、コーンステイープリカ
ー等が使用できる。無機塩としては、カリウム、ナトリ
ウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、コバルト
、鉄等の塩化物、リン酸塩、硫酸塩等塩類が適宜使用さ
れる。
特に本発明においては、培地にフラクトシルアミノ酸を
添加すると、目的とする酵素が効率よく生産、蓄積され
る。フラクトシルアミノ酸としては、フラクトシルリジ
ン、フラクトシルアラニンのほかハイドロキシアセトニ
トリルグリシンその他のフラクトシルアミノ酸が適宜使
用される。フラクトシルアミノ酸は、市販されている商
品が自由に使用できるが、必らずしも純品でなくともよ
く、例えばアミノ酸と糖とを溶媒の存在下で加温しなが
ら反応させた反応物から溶媒を除去したもの、あるいは
これを水に溶解懸濁させたもの、といった粗製品も自由
に使用することができる。
添加すると、目的とする酵素が効率よく生産、蓄積され
る。フラクトシルアミノ酸としては、フラクトシルリジ
ン、フラクトシルアラニンのほかハイドロキシアセトニ
トリルグリシンその他のフラクトシルアミノ酸が適宜使
用される。フラクトシルアミノ酸は、市販されている商
品が自由に使用できるが、必らずしも純品でなくともよ
く、例えばアミノ酸と糖とを溶媒の存在下で加温しなが
ら反応させた反応物から溶媒を除去したもの、あるいは
これを水に溶解懸濁させたもの、といった粗製品も自由
に使用することができる。
本酵素は培養物から抽出する。菌体から抽出する場合に
は、水及び/又は有機溶媒を用いて菌体から直接抽出す
るほか、酵素、超音波、機械的破砕処理等によって菌体
を破砕した後、抽出溶媒により抽出する。培養液から抽
出する場合には、培養液を必要に応じて減圧濃縮、限外
濾過処理した後、抽出溶媒により抽出する。このように
して酵素含有液を得ることができる。
は、水及び/又は有機溶媒を用いて菌体から直接抽出す
るほか、酵素、超音波、機械的破砕処理等によって菌体
を破砕した後、抽出溶媒により抽出する。培養液から抽
出する場合には、培養液を必要に応じて減圧濃縮、限外
濾過処理した後、抽出溶媒により抽出する。このように
して酵素含有液を得ることができる。
酵素含有液は、このまま、又は濃縮した後、粗酵素とし
て利用することができるが、更に希望するのであれば、
酵素の単離精製における常法を単用ないし組み合わせて
用い精製することができる。
て利用することができるが、更に希望するのであれば、
酵素の単離精製における常法を単用ないし組み合わせて
用い精製することができる。
例えば各種のクロマトグラフィー、透析、再結晶等既知
の精製システムを利用することによって精製酵素とする
ことができる。
の精製システムを利用することによって精製酵素とする
ことができる。
(3)本発明の酵素の酵素化学的性質
菌体を一80℃で冷凍させ、乳鉢で同重量の石英砂と混
合してすりつぶして菌体を破砕して得たペーストに、6
7mM燐酸緩衝液(0,1mMエチレンジアミン四酢酸
酢酸 、 05mMフェニルメタンスルホニルフルオリ
ドを含む。)を加え、抽出し、抽出液を同し緩衝液で2
4時間透析し、12000Gで30分間4℃で遠心し、
上清を蛋白量が11あたり1.Bとなるように調整し、
粗酵素液として下記の特徴を持った酵素を製造した。
合してすりつぶして菌体を破砕して得たペーストに、6
7mM燐酸緩衝液(0,1mMエチレンジアミン四酢酸
酢酸 、 05mMフェニルメタンスルホニルフルオリ
ドを含む。)を加え、抽出し、抽出液を同し緩衝液で2
4時間透析し、12000Gで30分間4℃で遠心し、
上清を蛋白量が11あたり1.Bとなるように調整し、
粗酵素液として下記の特徴を持った酵素を製造した。
1)作用
本酵素はフラクトシルアミノ酸を分解し糖とアミノ酸を
産生ずる。
産生ずる。
2)基質特異性
フラクトシルリジン及び/又はフラグトシルアラニンを
分解する。
分解する。
3)至適pH及び安定P)l範囲
pH5〜8の間で作用し、至適p87.5付近にある。
(活性はシフラクトシルリシンを基質として、0.06
7Mの燐酸緩衝液中にて30℃10分反応させた。
7Mの燐酸緩衝液中にて30℃10分反応させた。
フラクトシルリジンはフイノット等の方法により調整し
た。J、 He1v、 Chim、 Acta52.1
488−1495)また、PH6から8の範囲にて安定
である。 (活性は各pHに30℃10分放置後pH7
にてシフラクトシルリジンの分解活性を測定した。)第
1図に至適PHとpH安定性を示した。
た。J、 He1v、 Chim、 Acta52.1
488−1495)また、PH6から8の範囲にて安定
である。 (活性は各pHに30℃10分放置後pH7
にてシフラクトシルリジンの分解活性を測定した。)第
1図に至適PHとpH安定性を示した。
4)作用温度範囲及び最適温度範囲
作用温度範囲は20℃〜70℃であり、最適温度範囲は
30℃付近である。(活性はシフラクトシルリジンを基
質として、0.067M、pH7,5の燐酸緩衝液中に
て10分間反応させた。)第2図に至適温度と温度安定
性を示した。
30℃付近である。(活性はシフラクトシルリジンを基
質として、0.067M、pH7,5の燐酸緩衝液中に
て10分間反応させた。)第2図に至適温度と温度安定
性を示した。
5)熱安定性
pH7,0の燐酸緩衝液中で40℃10分間放置後、シ
フラクトシルリジンを基質として45%活性が残存する
。
フラクトシルリジンを基質として45%活性が残存する
。
(4)本酵素を用いる食品の褐変防止
本発明に係る酵素は、その作用が強力でありしかも非常
に安定であるので、これを食品に添加するだけで食品の
褐変を防止することができる。
に安定であるので、これを食品に添加するだけで食品の
褐変を防止することができる。
本酵素は各種食品の褐変を広く防止することができ、味
噌、醤油、味りん、乳製品、果汁、パン、ビスケット、
菓子類その他の飲食品に対して広く添加使用することが
できる。その際1本酵素は作用が強力であるので少量の
使用で充分褐変の防止ができるが、異味がなく安全性の
面でも問題はないので、多量に使用しても差し支えない
。
噌、醤油、味りん、乳製品、果汁、パン、ビスケット、
菓子類その他の飲食品に対して広く添加使用することが
できる。その際1本酵素は作用が強力であるので少量の
使用で充分褐変の防止ができるが、異味がなく安全性の
面でも問題はないので、多量に使用しても差し支えない
。
本酵素としては、精製した酵素が使用されることはもち
ろんのこと、粗製酵素液も充分に使用することが可能で
あり、また、本菌株自体を使用することもできる。
ろんのこと、粗製酵素液も充分に使用することが可能で
あり、また、本菌株自体を使用することもできる。
本発明を実施例により更に具体的に説明する。
実施例1
(a)基質の調製
し−リジン1.0%、ぶどう糖6.5%を含むメタノー
ル溶液500+++12を4時間還流させ、活性炭0.
1%を加え、1時間攪拌する。メタノールを蒸発させた
後、水100mΩに溶かして粗フラクトシルリジン液と
する。
ル溶液500+++12を4時間還流させ、活性炭0.
1%を加え、1時間攪拌する。メタノールを蒸発させた
後、水100mΩに溶かして粗フラクトシルリジン液と
する。
(b)菌体の培養
菌株(Penicjllium sp、5335 FE
RM P−1]408)を、ぶどう糖1%、燐酸2カリ
ウム0.1%、塩化カリラム0,05%、硫酸第一鉄7
水和物0.001%、硫酸マグネシウム0.1%、 粗
フラクトシルリジン液]6.7%、寒天1.5%より成
る傾斜寒天培地10mρで、30℃で1週間培養し、胞
子をつくらせる。滅菌水1.0mgに胞子を懸濁させ胞
子懸濁液をつくる。500mQ逆ロフラスコ10本に各
100mQの培地(ぶど う糖1%、燐酸2カリウム0
.1%、塩化カリウム0.05%、硫酸第一鉄7水和物
0.001%、硫酸マグネシウム0.1%、粗フラクト
シルリジン液16.7%)、胞子懸濁液2IIipを入
れ、30℃で5日間振どう培養する。。培養液を吸引ろ
過して湿菌体24gを得た。
RM P−1]408)を、ぶどう糖1%、燐酸2カリ
ウム0.1%、塩化カリラム0,05%、硫酸第一鉄7
水和物0.001%、硫酸マグネシウム0.1%、 粗
フラクトシルリジン液]6.7%、寒天1.5%より成
る傾斜寒天培地10mρで、30℃で1週間培養し、胞
子をつくらせる。滅菌水1.0mgに胞子を懸濁させ胞
子懸濁液をつくる。500mQ逆ロフラスコ10本に各
100mQの培地(ぶど う糖1%、燐酸2カリウム0
.1%、塩化カリウム0.05%、硫酸第一鉄7水和物
0.001%、硫酸マグネシウム0.1%、粗フラクト
シルリジン液16.7%)、胞子懸濁液2IIipを入
れ、30℃で5日間振どう培養する。。培養液を吸引ろ
過して湿菌体24gを得た。
(c)粗酵素液の調製
菌体を一80℃で冷凍させ、乳鉢で同重量の石英砂と混
合してすりつぶして菌体を破砕する。菌体を破砕して得
たペーストに、67+nM燐酸緩衝液(0,1mMエチ
レンジアミン四酢酸、 0.05mMフェニルメタンス
ルホニルフルオリトを含む。)を加え、抽出する。抽出
液を同じ緩衝液で24時間透析し一112000gで3
0分間4℃で遠心し、上清を蛋白量が1mgあたりIm
gとなるように調整し、粗酵素液とした。
合してすりつぶして菌体を破砕する。菌体を破砕して得
たペーストに、67+nM燐酸緩衝液(0,1mMエチ
レンジアミン四酢酸、 0.05mMフェニルメタンス
ルホニルフルオリトを含む。)を加え、抽出する。抽出
液を同じ緩衝液で24時間透析し一112000gで3
0分間4℃で遠心し、上清を蛋白量が1mgあたりIm
gとなるように調整し、粗酵素液とした。
(d)フラクトシルリジンの分解活性の確認粗酵素液及
び沸騰水中で】0分間加熱処理した粗酵素液0.2mg
を、0.1mgの50mMジフルクトシルリジン溶液又
はNt−フルクトシルリジン溶液、0.2mgの0.6
7M、 pH7,0の燐酸緩衝液と混合し、30℃で1
5時間反応させた。反応生成物を、高速液体クロマトグ
ラフィーを用いて、移動相として80mM、 pH4,
36の酢酸アンモニア緩衝液を1分間あたり1mgの流
速で、分析カラムとして5CX−1151−N4.6
X 150+nm(商品名、株式会社センシュー科学製
)、検出器は5hodex RI 5E−31(商品名
、昭和電工株式会社製)を用いて分析した。その結果、
粗酵素液ではフルクトシルリジンが分解してリジン又は
モノフルクトシルリジンの生成が認められたのに対し、
加熱処理した粗酵素液ではフルクトシルリジンの分解は
認められなかった。
び沸騰水中で】0分間加熱処理した粗酵素液0.2mg
を、0.1mgの50mMジフルクトシルリジン溶液又
はNt−フルクトシルリジン溶液、0.2mgの0.6
7M、 pH7,0の燐酸緩衝液と混合し、30℃で1
5時間反応させた。反応生成物を、高速液体クロマトグ
ラフィーを用いて、移動相として80mM、 pH4,
36の酢酸アンモニア緩衝液を1分間あたり1mgの流
速で、分析カラムとして5CX−1151−N4.6
X 150+nm(商品名、株式会社センシュー科学製
)、検出器は5hodex RI 5E−31(商品名
、昭和電工株式会社製)を用いて分析した。その結果、
粗酵素液ではフルクトシルリジンが分解してリジン又は
モノフルクトシルリジンの生成が認められたのに対し、
加熱処理した粗酵素液ではフルクトシルリジンの分解は
認められなかった。
第3図に、その高速液体クロマトグラフィーの図を示し
、説明する。第3図AはNt−フラクトシルリジンと粗
酵素液を混ぜて反応させたもの、第3図BはNt−フラ
クトシルリジンと加熱処理した粗酵素液を混ぜて反応さ
せたもの、第3図Cは粗酵素液のみ、第3図りはシフラ
クトシルリジンと粗酵素液を混ぜて反応させたもの、第
3図Eはシフラクトシルリジンと加熱した粗酵素液を混
ぜて反応させたもの、第3図Fは加熱処理した粗酵素液
のみを高速液体クロマトグラフィーで分析したものであ
る。
、説明する。第3図AはNt−フラクトシルリジンと粗
酵素液を混ぜて反応させたもの、第3図BはNt−フラ
クトシルリジンと加熱処理した粗酵素液を混ぜて反応さ
せたもの、第3図Cは粗酵素液のみ、第3図りはシフラ
クトシルリジンと粗酵素液を混ぜて反応させたもの、第
3図Eはシフラクトシルリジンと加熱した粗酵素液を混
ぜて反応させたもの、第3図Fは加熱処理した粗酵素液
のみを高速液体クロマトグラフィーで分析したものであ
る。
第3図Aより、本酵素がNt−フラクトシルリジンを分
解し、リジンが生成していることが確認される。第3図
りより、本酵素がシフラクトシルリジンを分解しリジン
を生成する、すなわち本酵素がリジンのα、Eいずれの
アミノ基にフラクトースが結合したフラクトシルリジン
をも分解することが確認される。また、第3図B、Dの
結果より、加熱処理した粗酵素では、活性がなくなり、
本反応が酵素によるものであることを示唆する。
解し、リジンが生成していることが確認される。第3図
りより、本酵素がシフラクトシルリジンを分解しリジン
を生成する、すなわち本酵素がリジンのα、Eいずれの
アミノ基にフラクトースが結合したフラクトシルリジン
をも分解することが確認される。また、第3図B、Dの
結果より、加熱処理した粗酵素では、活性がなくなり、
本反応が酵素によるものであることを示唆する。
(f)褐変の低減の確認
Nt−フルクトシルリジンと、粗酵素を混合した直後の
試液の色は淡褐色であり、分光光度計(株式会社日立製
作所製、320型)により420nmにおけぬ吸光度を
測定したところ、0.213であったが、30℃15時
間後の試液の色は無色透明であり、420nmにおける
吸光度は0.054であり、褐変物質の除去に本酵素が
有用であることがわかる。
試液の色は淡褐色であり、分光光度計(株式会社日立製
作所製、320型)により420nmにおけぬ吸光度を
測定したところ、0.213であったが、30℃15時
間後の試液の色は無色透明であり、420nmにおける
吸光度は0.054であり、褐変物質の除去に本酵素が
有用であることがわかる。
実施例2
実施例1の培養法に準じて湿菌体200gを得た。
−80℃で凍結後、同重量の石英砂と混合破砕し、60
+nM、pH7,0の燐酸緩衝液で抽出し、 1mgの
蛋白あたり0.2n+gのプロタミン硫酸塩を加え遠心
後、上清を飽和硫酸アンモニウムで、沈澱を生じさせ、
沈澱を先の燐酸緩衝液で溶解し、同し緩衝液で透析し、
160mQの粗酵素液を得た。
+nM、pH7,0の燐酸緩衝液で抽出し、 1mgの
蛋白あたり0.2n+gのプロタミン硫酸塩を加え遠心
後、上清を飽和硫酸アンモニウムで、沈澱を生じさせ、
沈澱を先の燐酸緩衝液で溶解し、同し緩衝液で透析し、
160mQの粗酵素液を得た。
フラクトシルリジンの調製法に準じて調製した。
粗酵素液0 、25+nQにフラクトシル−α−アラニ
ン、またはフラクトシル−β−アラニンの100mM溶
液0.2mg、60mM、 pH7,0燐酸緩衝液0.
1mgを混合し、30℃で24時間反応させた。反応後
、各々0.02N塩酸にて100倍希釈してアミノ酸分
析計(日立製作新製、835−50型日立高速アミノ酸
分析計)で分析した。フラシトシル−α−アラニン、及
びフラクトシル−β−アラニンはこの条件下では完全に
消失し認められず、各々α−アラニン、またはβ−アラ
ニンの産生が認められた。
ン、またはフラクトシル−β−アラニンの100mM溶
液0.2mg、60mM、 pH7,0燐酸緩衝液0.
1mgを混合し、30℃で24時間反応させた。反応後
、各々0.02N塩酸にて100倍希釈してアミノ酸分
析計(日立製作新製、835−50型日立高速アミノ酸
分析計)で分析した。フラシトシル−α−アラニン、及
びフラクトシル−β−アラニンはこの条件下では完全に
消失し認められず、各々α−アラニン、またはβ−アラ
ニンの産生が認められた。
実施例3
市販こうじ味噌(原材料大豆、米、食塩、酒精、天然調
味料、化学調味料) 500gに実施例1(c)で調製
した粗酵素液10mQを加えてよく混合した。
味料、化学調味料) 500gに実施例1(c)で調製
した粗酵素液10mQを加えてよく混合した。
また対照として同じ味噌500gに67+nM燐酸緩衝
液(0,]mMエチレンジアミン四酢酸、0.15mM
フェニルメタンスルホニルフルオリドを含む。)10m
lを加えよく混合した、両者とも密封容器にいれ、30
℃の恒温槽に1週間放置したところ、酵素を加えた方に
は褐変が認められなかったが、酵素の入っていない対照
の方は褐変が認められた。また、粗酵素液をいれたこと
により異味異臭もなくすくれたものであることが認めら
れた。
液(0,]mMエチレンジアミン四酢酸、0.15mM
フェニルメタンスルホニルフルオリドを含む。)10m
lを加えよく混合した、両者とも密封容器にいれ、30
℃の恒温槽に1週間放置したところ、酵素を加えた方に
は褐変が認められなかったが、酵素の入っていない対照
の方は褐変が認められた。また、粗酵素液をいれたこと
により異味異臭もなくすくれたものであることが認めら
れた。
本発明はフラクトシルリジンまたフラクトシルアラニン
に作用する新規なフラクトシルアミノ酸分解酵素に関す
るものであり、酵素による食品の褐変防止法の実用化に
寄与するものである。
に作用する新規なフラクトシルアミノ酸分解酵素に関す
るものであり、酵素による食品の褐変防止法の実用化に
寄与するものである。
第1図は本発明に係る酵素の至適PH及び安定pH範囲
を図示したグラフであり、第2図は本発明に係る酵素の
至適温度と温度安定性を図示したグラフである。第3図
はフラクトシルリジン分解活性の確認図であって、A−
Fはそれぞれ次の場合のクロマトグラムである: A:NE−フラクトシルリジンと粗酵素液を混せて反応
させたもの B:NE−フラクトシルリジンと加熱処理した粗酵素液
を混ぜて反応させたもの C:粗酵素液のみ Dニジフラクトシルリジンと粗酵素液を混ぜて反応させ
たもの Eニジフラクトシルリジンと加熱処理した粗酵素液を混
ぜて反応させたもの F:加熱処理した粗酵素液のみ 第 2 1・ 第 1 L′どI (−・−)至″Ia温度 (−△−)温度安定性 岑 ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ
を図示したグラフであり、第2図は本発明に係る酵素の
至適温度と温度安定性を図示したグラフである。第3図
はフラクトシルリジン分解活性の確認図であって、A−
Fはそれぞれ次の場合のクロマトグラムである: A:NE−フラクトシルリジンと粗酵素液を混せて反応
させたもの B:NE−フラクトシルリジンと加熱処理した粗酵素液
を混ぜて反応させたもの C:粗酵素液のみ Dニジフラクトシルリジンと粗酵素液を混ぜて反応させ
たもの Eニジフラクトシルリジンと加熱処理した粗酵素液を混
ぜて反応させたもの F:加熱処理した粗酵素液のみ 第 2 1・ 第 1 L′どI (−・−)至″Ia温度 (−△−)温度安定性 岑 ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ ピークの高さ
Claims (5)
- (1)フラクトシルリジン及び/又はフラクトシルアラ
ニンに作用するフラクトシルアミノ酸分解酵素。 - (2)ペニシリウム属に属するフラクトシルアミノ酸分
解酵素生産菌を培地に培養し、培養物からフラクトシル
アミノ酸分解酵素を採取することを特徴とするフラクト
シルアミノ酸分解酵素の製造法。 - (3)フラクトシルアミノ酸分解酵素生産菌がペニシリ
ウム属に属するペニシリウムsp.5335であること
を特徴とするフラクトシルアミノ酸分解酵素の製造法。 - (4)ペニシリウムsp.5335。
- (5)請求項1に記載したフラクトシルアミノ酸分解酵
素を用いて食品を処理することを特徴とする食品の褐変
防止方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2103057A JPH044874A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | フラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法及びその利用 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2103057A JPH044874A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | フラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法及びその利用 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH044874A true JPH044874A (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=14344048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2103057A Pending JPH044874A (ja) | 1990-04-20 | 1990-04-20 | フラクトシルアミノ酸分解酵素、その製造法及びその利用 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH044874A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5387109A (en) * | 1992-06-05 | 1995-02-07 | Nakano Vinegar Co., Ltd. | Fructosylamine deglycase and a method of producing it |
| EP0709457A1 (en) | 1994-10-05 | 1996-05-01 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase and process for producing the same |
| WO1997013872A1 (en) * | 1995-10-12 | 1997-04-17 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Method and assaying amodori compounds |
| WO1997020039A1 (en) * | 1995-11-30 | 1997-06-05 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase, process for producing the same, and method of assaying amadori compounds using the enzyme |
| WO1997021818A1 (en) * | 1995-12-14 | 1997-06-19 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Novel fructosyl amino acid oxidase originating in fungi of the genus penicillium |
| US5824527A (en) * | 1995-04-11 | 1998-10-20 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase and process for producing the same |
| US6127138A (en) * | 1997-04-24 | 2000-10-03 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Method of enzymatically measuring glycated protein |
| EP2096173A1 (en) | 2003-05-21 | 2009-09-02 | Asahi Kasei Pharma Corporation | Method of measuring glycolated hemoglobin A1C, enzyme to be used therefor and process for producing the same |
-
1990
- 1990-04-20 JP JP2103057A patent/JPH044874A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5387109A (en) * | 1992-06-05 | 1995-02-07 | Nakano Vinegar Co., Ltd. | Fructosylamine deglycase and a method of producing it |
| EP0709457A1 (en) | 1994-10-05 | 1996-05-01 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase and process for producing the same |
| US5712138A (en) * | 1994-10-05 | 1998-01-27 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase |
| US5824527A (en) * | 1995-04-11 | 1998-10-20 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase and process for producing the same |
| WO1997013872A1 (en) * | 1995-10-12 | 1997-04-17 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Method and assaying amodori compounds |
| WO1997020039A1 (en) * | 1995-11-30 | 1997-06-05 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase, process for producing the same, and method of assaying amadori compounds using the enzyme |
| US6033867A (en) * | 1995-11-30 | 2000-03-07 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Fructosyl amino acid oxidase, process for producing the same, and method of assaying amadori compounds using the enzyme |
| WO1997021818A1 (en) * | 1995-12-14 | 1997-06-19 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Novel fructosyl amino acid oxidase originating in fungi of the genus penicillium |
| US6127138A (en) * | 1997-04-24 | 2000-10-03 | Kyoto Daiichi Kagaku Co., Ltd. | Method of enzymatically measuring glycated protein |
| EP2096173A1 (en) | 2003-05-21 | 2009-09-02 | Asahi Kasei Pharma Corporation | Method of measuring glycolated hemoglobin A1C, enzyme to be used therefor and process for producing the same |
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