JPH0449295B2 - - Google Patents
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- JPH0449295B2 JPH0449295B2 JP56202608A JP20260881A JPH0449295B2 JP H0449295 B2 JPH0449295 B2 JP H0449295B2 JP 56202608 A JP56202608 A JP 56202608A JP 20260881 A JP20260881 A JP 20260881A JP H0449295 B2 JPH0449295 B2 JP H0449295B2
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- echo canceller
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B3/00—Line transmission systems
- H04B3/02—Details
- H04B3/20—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
- H04B3/23—Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Description
本発明は、デジタル信号路を有する電話回線内
で加入者インタフエース回路の付近に配置された
エコーキヤンセラであつて、その目的を、前記の
インタフエース回路によつて生ぜしめられ近端ス
ピーチ信号のサンプルを表わすデジタル符号のワ
ードに対する一方のデジタル信号路(以後送信路
と称する)中で他方のデジタル信号路(以後受信
路と称する)を経て前記のインタフエース回路に
伝達される遠端スピーチ信号のサンプルを表わす
デジタル符号のワードのエコー効果を相殺するこ
とにあるエコーキヤンセラに関するものである。 本発明によるエコーキヤンセラは特に、
CCITT推奨擬似対数符号化法則に用いたデジタ
ルPCM伝送の為のものである。 本発明の説明に当たつては次の記号を用いる。 X: 受信路を経てインターフエース回路に伝達
される遠端スピーチ信号のサンプルを表わす任
意の擬似対数符号ワード S: インタフエース回路によつて生ぜしめられ
る近端スピーチ信号のサンプルを表わす任意の
擬似対数符号ワード インタフエース回路内に1個以上のアナログハ
イブリツド回路が存在することによりインピーダ
ンスを不連続とし、これにより受信路を経てイン
タフエースに伝達される符号ワードXのエコーY
が送信路を経て戻るようになるということは一般
に知られている。従つてインタフエース回路から
生ぜしめられる符号ワードSは実際に近端スピー
チ信号成分Zと遠端スピーチ信号のエコー成分Y
とを有するようになる。更に、信号の遅延時間が
伝送設備(導電線または無線リンク)の特性にか
かわらず10分の数秒の値になると、エコーは耳ざ
わりとなるということが知られている。 また、エコーを著しく抑制する従来の最も有効
な方法は、エコー信号路(このエコー信号路は実
際には原理的なエコー源を構成するインタフエー
ス回路の構成部分を意味する)のパルス応答に基
いてエコー相殺信号を合成形成し、このエコー相
殺信号が符号ワードを以つて構成され、これら
符号ワードの各々を符号ワードSと合成して対応
する近端スピーチ信号符号ワードZと実際に同じ
である符号ワードRを得る方法であるということ
が知られている。ここに応答信号を非線形表示し
ているワードに行なう処理である“〜と合成す
る”なる表現が用いられており、対応する信号を
線形表示している符号フードに行なう処理である
“〜から減算する”なる表現が用いられていない
ことに注意すべきである。すなわち、後者の表現
は、符号ワードを表わす信号サンプルが線形符号
ワードである場合に正しいものとなる。非線形符
号化法則が伝送に用いられている場合には、エコ
ー相殺のために実現すべき演算が純然たる減算よ
り著しるしく複雑になる。従つて対応する信号を
非線形表示している符号ワードに行なう“合成す
る”処理は対応する信号を線形表示している符号
ワードに行なう“減算する”処理に等価する。本
発明によるエコーキヤンセラは上述した方法を利
用するものである。 電話回線用のこのエコーキヤンセラは、擬似対
応符号化法則により得るPCM信号に対する2つ
のデジタル信号路を有する。このエコーキヤンセ
ラは前記の電話回線中で少なくとも1つの加入者
に対するラインインタフエース回路の付近に配置
され、前記のエコーキヤンセラの目的を、前記の
インタフエース回路によつて生ぜしめられる近端
スピーチ信号の擬似対数符号ワードを伝達する送
信路中で受信路を経て前記のインタフエース回路
に伝達される遠端スピーチ信号の擬似対数符号ワ
ードXのエコー効果をほぼ相殺する。このエコー
キヤンセラは、(k+1)個の符号ワードの容量
を有する第1シフトレジスタを具え、この第1シ
フトレジスタは予定の循環速度で当該第1シフト
レジスタを経て前記の擬似対数符号ワードをシフ
トせしめるように構成され、この第1シフトレジ
スタの出力端がこの第1シフトレジスタの入力端
に接続され、この入力端は前記の受信路に接続さ
れ各サンプリング瞬時に擬似対数符号ワードXを
受け、この第1シフトレジスタ中の符号ワードの
循環速度は、k個の最も新しい符号ワードXの列
が2つの順次のサンプリング瞬時間で第1シフト
レジスタの出力端に生じるような速度である。更
にこのエコーキヤンセラは、k個の符号ワードの
容量を有する第2シフトレジスタを具え、この第
2シフトレジスタの出力端がこの第2シフトレジ
スタの入力端に接続され、この第2シフトレジス
タは第1シフトレジスタと同相で作動し、k個の
係数符号ワードCの列がこの第2シフトレジスタ
内で循環する。 前記のエコーキヤンセラは、更に、デジタル畳
込み計算手段を具え、この畳込み計算手段は、第
1および第2シフトレジスタから同時に供給され
るワードXおよびワードCを合成演算することに
よりそれぞれ得られるk個のワードを加算するこ
とにより得られる線形エコー相殺符号ワードを各
サンプリング瞬時に生ぜしめるようになつてい
る。更にこのエコーキヤンセラはデジタル減算計
算手段を具え、この減算計算手段は減算器を有
し、この減算器の第1入力端が擬似対数−線形符
号変換器を経てインタフエース回路に接続され、
前記の減算器の第2入力端が前記のデジタル畳込
み計算手段の出力端に接続され、前記の減算器の
出力端が線形−擬似対数符号変換器を経て送信路
に接続されている。このエコーキヤンセラは、更
に、デジタル相関計算手段を具え、このデジタル
相関計算手段は第1および第2シフトレジスタに
それぞれ接続された入力端と、前記の減算器の出
力端に接続された入力端と、第2シフトレジスタ
の入力端に接続された出力端とを有し、このデジ
タル相関計算手段により、第2シフトレジスタ内
で循環するワードCの値を前記の第1シフトレジ
スタおよび減算器からそれぞれ供給されるワード
に対する比較基準の関数として変更する。更にこ
のエコーキヤンセラは、インタフエース回路を含
む通信の確立時に動作する手段を具え、予定レベ
ルのインパルスを受信路に供給し、その結果イン
タフエース回路から生ずる最初のk個のエコーワ
ードを第2シフトレジスタの入力端に伝達するこ
とによりこの第2シフトレジスタ内に記憶された
係数符号ワードCを初期設定するようになつてい
る。 ここに言葉、“相関”、“畳込み”および“減算”
は類似的な意味で用いられている。これらは、こ
れらによつて示される演算が線形符号ワードに関
して用いられる場合よりも厳密に正確としただけ
のものである。この場合には畳込み計算手段によ
り、 エコー相殺ワードを生じ、 =K 〓i=0 x(n−i)・c(i) となり、この関数式はk個の項を有する2つの多
項式、すなわち K 〓i=0 x(n−i)およびK 〓i=0 c(i) の畳込み積を示す。ここにワードxおよびcは擬
似対数符号ワードXおよびCの擬似対数−線形符
号変換により得られる線形符号ワードである。 擬似対数符号ワードに関して作動する上述した
種類のエコーキヤンセラは、“IEEE
Transactionson Communications”、Vol.COM
−26,No.5,May1978の第647〜653頁の章“A
Twelve−Channel Digital Echo Canceller”
に記載されている。この章の第7図に示されてい
るエコーキヤンセラは添付の第9図に示すよう
に、擬似対数符号ワードを受ける受信路110及
び擬似対数符号ワードを送る送出路120と、第
1シフトレジスタ130と、擬似対数符号ワード
を浮動小数点線形符号ワードに変換する中間の符
号変換器131と、デジタル相関計算手段150
と、第2シフトレジスタ140と、固定小数点線
形符号ワードを浮動小数点線形符号ワードに変換
する中間の符号変換器141と、デジタル畳込み
計算手段160と、デジタル減算計算手段170
と、固定小数点線形符号ワードを浮動小数点線形
符号ワードに変換する中間の符号変換器180
と、重複通話検出器190とを具えており、デジ
タル相関計算手段150は浮動小数点線形符号ワ
ードマルチプライヤ151と、浮動小数点線形符
号ワードを固定小数点線形符号ワードに変換する
中間の符号変換器152と、スイツチング装置1
53とを有しており、デジタル畳込み計算手段1
60は浮動小数点線形符号ワードマルチプライヤ
161と、浮動小数点線形符号ワードに固定小数
点線形符号ワードに変換する中間の符号変換器1
62と、アキユムレータ163とを有しており、
デジタル減算計算手段170は擬似対数符号ワー
ドを固定小数点線形符号ワードに変換する中間の
符号変換器171と、固定小数点線形符号ワード
を擬似対数符号ワードに変換する中間の符号変換
器172とを有している。従つて、従来のエコー
キヤンセラには多数の中間の符号変換器131,
141,152,162,171,172及び1
80が存在する。これに関連する説明によれば、
相関および畳込み手段は実際には浮動小数点線形
符号ワードに対して作動し、第1シフトレジスタ
は受信路によつて伝達される擬似対数符号ワード
に対して作動し、第2シフトレジスタは固定小数
点線形符号ワードに対して作動し、減算手段も固
定小数点線形符号ワードに対して作動する。この
ことから、このエコーキヤンセラには擬似対数−
線形符号変換器および線形−擬似対数符号変換器
のみならず、擬似対数符号ワードを浮動小数点線
形符号ワードに変換し、浮動小数点線形符号ワー
ドを固定小数点線形符号ワードに変換し、また固
定小数点線形符号ワードを浮動小数点線形符号ワ
ードに変換する中間の符号変換器をも含まれるよ
うになる。 従つて、擬似対数符号化法則を用いたPCM伝
送(本発明によるエコーキヤンセラにおいてもこ
のPCM伝送を用いる)用の上述した従来のエコ
ーキヤンセラは多数の中間の符号変換器を有し、
従つてエコーキヤンセラの複雑性および価格が増
大し、しかもこれらの中間の符号変換器がエコー
キヤンセラによる全雑音レベルの増大をまねく。 既知のエコーキヤンセラは近端スピーチによる
収束処理に及ぼす妨害を無くするために、近端ス
ピーチ検出器とを称する重複通話検出器を有す
る。その機能は、近端スピーチが存在する場合に
係数符号ワードCの更新を抑止することにある。 本発明の目的は多くの中間の符号変換器および
重複通話検出器を用いる必要なくして急速な収束
および完全な安定性を有する簡単化した上述した
種類のエコーキヤンセラを提供せんとするにあ
る。 本発明は擬似対応符号化法則により得るPCM
信号に対する2つのデジタル信号路を有する電話
回線用のエコーキヤンセラであつて、該エコーキ
ヤンセラは前記の電話回線中で少なくとも1つの
加入者に対するラインインタフエース回路の付近
に配置され、前記のエコーキヤンセラの目的を、
前記のインタフエース回路によつて生ぜしめられ
る近端スピーチ信号の擬似対数符号ワードSを伝
達する送信路中で受信路を経て前記のインタフエ
ース回路に伝達される遠端スピーチ信号の擬似対
数符号ワードXのエコー効果をほぼ相殺すること
とし、前記のエコーキヤンセラが、 kの正の整数とした(k+1)個の符号ワード
の容量を有する第1シフトレジスタを具え、この
第1シフトレジスタは予定の循環速度で当該第1
シフトレジスタを経て前記の擬似対数符号ワード
Xをシフトせしめるように構成され、この第1シ
フトレジスタの出力端がこの第1シフトレジスタ
の入力端に接続され、この入力端を前記の受信路
に接続して各サンプリング瞬時に擬似対数符号ワ
ードXを受けるようにし、この第1シフトレジス
タ中の符号ワードの循環速度を、k個の最も新し
い擬似対数符号ワードXの列が2つの順次のサン
プリング瞬時間で第1シフトレジスタの出力端に
生じるような速度とし、更に前記のエコーキヤン
セラが、 k個の符号ワードの容量を有する第2シフトレ
ジスタを具え、この第2シフトレジスタの出力端
がこの第2シフトレジスタの入力端に接続され、
この第2シフトレジスタは第1シフトレジスタと
同相で作動し、k個の係数符号ワードCの列がこ
の第2シフトレジスタ内で循環するようにし、更
に前記のエコーキヤンセラが、デジタル畳込み計
算手段を具え、該畳込み計算手段は、第1および
第2シフトレジスタから同時に供給されるワード
XおよびワードCを合成演算することによりそれ
ぞれ得られるk個のワードを加算することにより
得られる線形エコー相殺符号ワードを各サンプ
リング瞬時に生ぜしめるように配置され、更に前
記のエコーキヤンセラが、 デジタル減算計算手段を具え、該減算計算手段
は減算器を有し、この減算器の第1入力端が擬似
対数−線形符号変換器を経てインタフエース回路
に接続され、前記の減算器の第2入力端が前記の
デジタル畳込み計算手段の出力端に接続され、前
記の減算器の出力端が線形−擬似対数符号変換器
を経て送信路に接続されており、 更に前記のエコーキヤンセラが、 デジタル相関計算手段を具え、該デジタル相関
計算手段が第1および第2シフトレジスタにそれ
ぞれ接続された入力端と、前記の減算器の出力端
に接続された入力端と、第2シフトレジスタの入
力端に接続された出力端とを有し、前記のデジタ
ル相関計算手段により、第2シフトレジスタ内で
循環するワードCの値を前記の第1シフトレジス
タおよび減算器からそれぞれ供給されるワードに
対する比較基準の関数として変更するようになつ
ており、更に前記のエコーキヤンセラが、 インタフエース回路を含む通信の確立時に動作
するインパルス発生手段を具え、このインパルス
発生手段により予定レベルのインパルスを受信路
に供給し、このインパルスに応答して前記のエコ
ー効果により生ぜしめられてインタフエース回路
から供給される最初のk個の符号ワードSを第2
シフトレジスタの入力端に伝達することによりこ
の第2シフトレジスタ内に記録された係数符号ワ
ードCを初期設定し初期係数符号ワードとして用
いるようになつているエコーキヤンセラにおい
て、 前記のデジタル相関計算手段は、 前記の第1シフトレジスタの出力端に接続され
た入力端と出力端とを有し、各擬似対数符号ワー
ドXを線形符号ワードxに変換する擬似対数−線
形符号変換器と、 この擬似対数−線形符号変換器の出力端に接続
された入力端と、前記減算器の出力端に接続され
た入力端と、出力端と、k個の最も新しい線形符
号ワードxの絶対値|x|の平均値||を形成
し、この平均値||に対する前記の減算器から
生ずる各符号ワードrの絶対値|r|の比を形成
し、絶対値|x|が前記の平均値||と相違し
且つ比|r|/||が予定の限界値間にある場
合に補正確認信号を生じる手段とを有している比
較計算装置と、 前記の比較計算装置に接続された第1入力端及
び前記の第2シフトレジスタに接続された第2入
力端を有する加算手段であつて、前記の比較計算
装置が補正確認信号を生じた際に、第2シフトレ
ジスタ中を循環する係数符号ワードCに補正項
ΔCを加算する当該加算手段と を具えており、前記の補正項ΔCは係数符号ワー
ドCの仮数に作用するものであり且つ重複通話状
態に対しエコーキヤンセラの安定度を確保するの
に充分低い重みを有しており、前記の第2シフト
レジスタは丁度補正ビツトまでの仮数ビツトを有
する係数符号ワードCを記憶するようになつてい
ることを特徴とする。 既知のエコーキヤンセラにおいて重複通話検出
が必要である理由は以下の通りである。エコーキ
ヤンセラの収束時間を許容値に減少せしめるため
にはエコーキヤンセラの係数符号ワードCを補正
するために用いる補正項ΔCを可成り大きな値に
する必要がある。補正項ΔCが大きいと、係数符
号ワードCは大きな間隔で補正される。近端スピ
ーチが送信路の入力端に存在すると、この近端ス
ピーチが大きな間隔で補正すべき係数号ワードC
を理想的な値から大きくずらしてしまう。従つ
て、エコーキヤンセラの動作が著しい妨害を受け
る。従つて、従来では、近端スピーチが存在する
場合に係数符号ワードCの補正、すなわち更新を
抑止する近端スピーチ検出器、すなわち重複通話
検出器が必要となる。 本発明により補正項ΔCを小さくすると、近端
スピーチによる係数符号ワードCのずれが可成り
小さくなり、近端スピーチが存在しても係数符号
ワードCの更新を抑止する必要がない。従つて、
重複通話検出器を設ける必要がなくなる。 更に本発明によれば、中間の符号変換器を省略
でき、擬似対数符号ワードを浮動小数点線形符号
ワードに変換する中間の符号変換器、浮動小数点
線形符号ワードを固定小数点線形符号ワードに変
換する中間の符号変換器、固定小数点線形符号ワ
ードを浮動小数点線形符号ワードに変換する中間
の符号変換器を追加的に有する前述した文献に記
載されている従来のエコーキヤンセラに比べて、
1つの擬似対数−線形符号変換器の追加を要する
も4つの中間の符号変換器を省略することができ
る。 以下図面につき説明する。 まず最初に1加入者のみに対するデジタル電話
回線におけるエコーキヤンセラの位置を示す簡単
な回路図である第1図につき説明する。電話機
CTで記号的に示す加入者装置をデジタル送信路
VEおよびデジタル受信路VRに接続する加入者
線路インターフエース回路SLICは通常、アナロ
グ2線式線路F2(加入者装置CTへの接続線)
をアナログ4線式線路F4に接続する為のハイブ
リツド結合器すなわち変成器THと、コーデツク
(codec:符号器(coder)と復号器(decoder)
との組合せ)CDとを有している。このコーデツ
クの構造は既知であり、これを詳細に説明しな
い。このコーデツクCDは4線式線路F4の送線
FAおよび低域通過フイルタPB1を経てハイブリ
ツド結合器THの出力端子に接続されるととも
に、4線式線路F4の受線FRおよび低域通過フ
イルタPB2を経てハイブリツド結合器THの入
力端子に接続される。 デジタル電話回線は、コーデツクCDにより送
線FAから供給されるアナログ信号に擬似対数の
符号化をすることにより得られるデジタル信号S
が供給されるデジタル送信路VEと、コーデツク
CDにより受線FRに供給されるアナログ信号xに
変換されるデジタルの擬似対応符号信号Xを伝送
するデジタル受信路VRとで表わされる。 インタフエース回路はデジタル送信路VEを経
て信号Sを送信する。この信号Sは加入者装置
CTから生じる近端スピーチ信号Zとエコー信号
Yとの組合せから成る。正確に言えば、この組合
せの信号にはそのほかの成分は何も加わつていな
い。その理由は、信号Sはハイブリツド結合器
THから供給されるアナログ信号s′を擬似対数の
符号ワードに変換したものである為である。この
信号s′は実際にはアナログスピーチ信号z′とアナ
ログエコー信号y′との和である。 本発明によるエコーキヤンセラAEは前述した
他の従来のエコーキヤンセラと同様に作動する。
このエコーキヤンセラの機能は、アナログスピー
チ信号z′をアナログエコー信号y′によつて影響さ
れないようにできるだけ正確に変換したものであ
るデジタル信号Rをデジタル信号XおよびSから
生ぜしめ、このデジタル信号Rを送信路VEに供
給することである。従つてこのエコーキヤンセラ
は、デジタル信号RおよびXからエコー相殺信号
yを発生するデジタルトランスバーサルフイルタ
NTと、この信号を信号Sから減算するデジタ
ル減算器STとを以つて構成されているとみなす
ことができる。しかし前述したように正確に言え
ば実際にはこの減算器STは信号Sから信号を
減算せず、これら信号を合成している。その理由
は、これら2つの信号を表わす非線形符号ワード
を単に減算しただけではこれら2つの信号の差を
表わす符号ワードが得られない為である。 上述したところでは、1つの加入者装置がデジ
タル電話回線に接続された場合を考慮した。第2
図はCTのような加入者装置が複数個接続されて
いる場合に関するものであり、第1図の素子すべ
てが第2図に示される。第2図における第1図と
の相違は、デジタル送信路VEがマルチプレクサ
MXによりコーデツクCDに接続され、このマル
チプレクサMXにより他の加入者装置のコーデツ
ク(図示せず)にも接続を行ない、一方デジタル
受信路VRへの接続をデマルチプレクサDXによ
り行い、このデマルチプレクサの出力端をコーデ
ツクCDに接続するとともに他の加入者装置のコ
ーデツク(図示せず)に接続するという点であ
る。従つて、エコーキヤンセラAEの一方の側は
受信路VRとデマルチプレクサDXの入力端との
間に接続され、エコーキヤンセラAEの他方の側
はマルチプレクサMXの出力端と送信路VEとの
間に接続される。 従つて、本発明によるエコーキヤンセラの概略
の回路構成は、このエコーキヤンセラの目的が
(第1図に示すように)単一のデジタル信号を処
理するかまたは(第2図に示すように)多重デジ
タル信号を処理するかによつて変更されないこと
明らかである。これらの場合で相違する点は、回
路素子の作動特性、特にこれらの作動速度にのみ
ある。 例えばヨーロツパ標準のデジタル電話回線を用
いる場合には、第1の場合では処理すべきデジタ
ル信号の速度を64キロボー(8キロバイト)と
し、第2の場合では最大速度を2.048メガボー
(各々を8キロバイトとした32チヤネル)とする。 次にCCITT推奨のA規則による振幅の符号化
を示す第3図につき説明する。後に説明するエコ
ーキヤンセラの例はこのA規則により擬似対数符
号ワードを処理するものである。しかし、本発明
は勿論疑似対数符号化を伴なう場合であるが符号
化の規則が異なる場合にも適用しうること明らか
である。 第3図では、符号化すべきアナログ振幅が横軸
にプロツトされ、符号化(圧伸)結果が縦軸にプ
ロツトされている。横軸の上下に得られる符号化
曲線は2つの曲線部分を組合せたものである。|
x|を符号化すべき振幅xの絶対値とし、Sgn
(x)を正負符号とし、Aを定数(欧州PCM標準
規格ではA=87.6である)とすると、これらの曲
線部分は1/A|x|1に対する対数関数 F(x)=Sgn(x)・〔1+log(A|x|)〕/
(1+logA)の一次近似(6個の線分による)
と、0|x|1/Aに対する一次関数 F(x)=Sgn(x)・A|x|/(1+logA) とによつて与えられる。 曲線は原点に対し対称であり、2つの曲線部分
の連結点は座標として絶対値で |X|=1/A |F(x)|=1/(1+
logA) を有する。一次曲線部分を縦軸に沿う斜線部分と
して示す。 更に、第3図には2つの表を示し、各行は曲線
F(x)の1つの線分に相当する。この行には正
負符号Sgnと、線分の番号Eと、正負符号Sgnの
符号化(最上位ビツトB0)と、番号Eの符号化
(ビツトB1,B2,B3)とが示されている。擬似
対数符号ワードは8ビツト(1バイト)を有する
為、これらの表は完全なものではない。残りの4
つのビツト(B4,B5,B6,B7)は所定の線分
内の位置を符号化するのに用いられる。 第4図の表は線分内の位置に関する符号化のよ
り詳細な規則を示す。この位置の2進表示は実際
の対数符号化から類推して仮数で表わされる。こ
の表の右側部分はA規則(A−Law)による2
進表示に関するもので、左側部分は擬似対数圧縮
(圧伸)がない場合に必要とする線形符号による
2進表示に関するものである。この表において、
第1列は線分番号を示し、第2列は1個の正負符
号ビツト(ビツトB0)と12個の大きさビツト
(ビツトB1〜B12)とで線形表示する13ビツトを
示し、第3列は1個の正負符号ビツト(ビツト
B0)と、線分番号Eを符号化する為の3つの線
分ビツト(ビツトB1,B2,B3)と、所定の線分
内の位置を符号化する為の4つの仮数ビツト(ビ
ツトB4,B5,B6,B7)とを用いたA規則表示
を示し、第4列は入力信号の対応する量子化範囲
Qを示す。左側部分において値X,Y,Z,Tを
有するビツトは右側部分の仮数ビツトを構成す
る。この表から明らかなように、8ビツトのみを
有する擬似対数符号により、線形符号表示に13ビ
ツトを必要とするレベルの範囲を表わすことがで
きる。 次に、本発明によるエコーキヤンセラの一例の
概略的ブロツク線図を示す第6図につき説明す
る。第6図の回路線図においてもそれ以後の回路
線図においても更に説明しない限り内部接続は並
列接続か直列接続かのいずれかである。接続の種
類にかかわらず、ビツト数が1よりも多い場合に
は、接続線を経て伝達される符号ワードのビツト
数を表わす数字を付した小さな円でこの接続線を
示す。 第6図には、本発明のエコーキヤンセラの一般
的説明においてすでに述べたデジタル計算手段、
レジスタおよび接続線が示されている。すなわ
ち、 ※ 遠端スピーチ信号の擬似対数符号ワードXを
伝送する受信路(VR)の接続線10、 ※ 近端スピーチ信号の擬似対数符号ワードRを
伝送する送信路(VE)の接続線20、 ※ 相殺すべきエコーによつて影響されている近
端スピーチ信号のデジタル符号ワードS(コー
デツクの出力或いはマルチプレクサの出力)を
生じるインタフエース回路の出力接続線25、 ※ 第1シフトレジスタ30(このシフトレジス
タ内で符号ワードXが循環する)および第2シ
フトレジスタ40(このシフトレジスタ内で係
数ワードCが循環する)。 ※ デジタル相関計算手段50 ※ デジタル畳込み計算手段60 ※ デジタル減算計算手段70 ※ 制御装置80(この機能は後に詳細に説明す
る。) が第6図に示されている。 第6図の回路図の説明を続ける前に、本発明に
よるエコーキヤンセラで行なわれる作動特性を詳
細に説明する。 伝送に線形符号化法則を用いる場合には、エコ
ー路のインパルス応答の為に、以下の関係が各瞬
時nT(ここにTは伝送すべき信号のサンプリング
周期を示し、nはこの瞬時の発生順番数を示す)
で満足される。 s(n)=z(n)−x(n)〓c(n)=z(n)
+
y(n) この関係式において、s(n)はインタフエー
ス回路により接続線に供給されエコー効果により
影響を受けたスピーチ信号を示し、z(n)は純
粋な近端スピーチ信号を示し、x(n)は遠端ス
ピーチ信号を示し、c(n)はエコー路のインパ
ルス応答を示し、〓は畳込み演算を表わす記号を
示し、y(n)はエコーを示す。既知のように、
エコーキヤンセラの機能は、 a エコー相殺信号(n)、すなわち、 (n)=x(n−k)・c(k)+x(n−k−
1) ・c(k−1)+……+x(n−1)・c(1) を発生させること、 b r(n)を計算し、r(n)=s(n)−(n) を満足させること である。 これらの関係式において、kは(n)を充分
な精度でエコーy(n)にシミユレートさせるの
に充分な項数を示し、x(n−k)は瞬時(n−
k)Tにおける遠端スピーチ信号を示し、c(k)
は(n)を計算する多項式においてこのスピー
チ信号に割当てられた重みを示す。 上記の信号(n)はより一層簡潔的に (n)=K 〓j=1 x(n−j)・c(j) として書き表わすことができる。 用いた符号化は線形でない為、本発明によるエ
コーキヤンセラにおいて計算するには S→s, Z→z, X→x の対応づけを行なう必要がある。ここに大文字は
(インデツクスは除去してある)擬似対数符号ワ
ードを示し、小文字は線形符号ワードを示す。 本発明はこれらの対応づけを最も簡単に且つ最
少数の手段により計算しうるようにするものであ
る。特に対応づけC→cを計算することが無用で
あるか否かを監視する必要がある。ここにCは擬
似対数符号ワードで表わされた重み係数を示し、
cは対応する線形符号ワードを示す。 第6図に示す回路の説明に戻るにつけ、再び次
の点に注意する必要がある。伝送ワードはA規則
により符号化される。サンプリング速度は8KHz
である。すなわちインタフエース回路は1個の加
入者装置を処理する。 第6図においては、また第7および8図におい
ても、D−フリツプフロツプを用い、これらフリ
ツプフロツプが設けられる接続線が並列接続線で
ある場合にはこれらのフリツプフロツプは実際に
フリツプフロツプの群を示す。同期周波数(すな
わちクロツク)の値はH1およびH2で示す。計算
手段によつて処理される符号ワードの同期を制御
する周波数H1は8KHzである。周波数H2はサン
プル値の和或いは平均を計算する為の符号ワード
の循環速度を制御する。計算およびシミユレーシ
ヨン試験により、エコー信号を再生するのに32個
のサンプル値(k=32)で充分であるということ
を確かめた為、この周波数H2の値は H2=H1・k=256KHz となる。 上述したこと以外のこと、すなわちエコー相殺
信号を計算する為の多項式の項の収束条件は当業
者にとつて容易に理解しうることである為説明し
ない。 シフトレジスタ30の容量は8ビツトの(k+
1)=33個の符号ワードを収容しうる容量とする。
このシフトレジスタ30の入力端はマルチプレク
サ31の出力端に接続する。このマルチプレクサ
の入力端は接続線10に接続するとともにシフト
レジスタ30の出力端にも接続する。後者の接続
は周波数H2により同期がとられるフリツプフロ
ツプ32によつて行なう。マルチプレクサ31は
各サンプリング周期に(すなわち125μ秒毎に)
接続線10を経て伝達される新たな符号ワードX
をシフトレジスタ30内に導入する。従つてこの
新たな符号ワードは毎秒256キロバイトの速度で
シフトレジスタ30内で循環する列内でその位置
を占め、その中で最も古い符号ワードと置き換わ
る。 シフトレジスタ30の各符号ワードXは8ビツ
トの接続線を経て相関計算手段50の入力端に伝
達されるとともに畳込み計算手段60の入力端に
も供給される。 相関計算手段50は第8図を用いて後に詳細に
説明する。しかし上記の相関計算手段は以下の3
つの構成素子を有するということに注意すべきで
ある。 ※ 擬似対数−線形符号変換器51(この変換器
の入力端はフリツプフロツプ32の出力端に接
続され、この変換器の出力端には線形符号ワー
ドxを生じ、これら符号ワードの各々は擬似対
数符号ワードXを変換したものである。) ※ 比較計算装置52(その第1入力端は符号変
換器51の出力端に接続し、第2入力端は後に
詳細に説明する減算計算手段79内の減算器7
2の出力端に接続し、この比較計算手段52は
減算器72から上記の第2入力端を経て供給さ
れる線形符号ワードrの最上位からのビツトを
受けて後に規定する規準に応じて正か負か零で
ある補正項ΔCを計算する。) ※ 加算器53(この入力端は第2シフトレジス
タ40の出力端および比較計算手段52の出力
端に接続し、この加算器53の出力端はマルチ
プレクサ41を経て第2シフトレジスタ40の
入力端に接続する。) シフトレジスタ40はk=32個の符号ワードの
容量を有する。従つて、32個の重み係数符号ワー
ドCの列(これら符号ワードの各々は必要に応じ
加算器53を通る通路中で補正することができ
る)はこのシフトレジスタ40中で常に循環す
る。マルチプレクサ41は信号の伝送中シフトレ
ジスタ40を始動するのに用いる。このマルチプ
レクサの作動は後に更に説明する。 畳込み計算手段60は以下の構成素子を有す
る。 ※ 計算装置61(この2つの入力端はマルチプ
レクサ31(符号ワードXを生じる)の出力端
およびシフトレジスタ40(符号ワードCを生
じる)の出力端にそれぞれ接続し、この計算装
置61は擬似対数符号ワードUの列を生じ、こ
れら符号ワードUの各々は同時に受けた符号ワ
ードXおよび重み係数符号ワードCを組合せた
ものである。) ※ 擬似対数−線形符号変換器62(この入力端
は計算装置61の出力端に接続し、この符号変
換器62の出力端には線形符号ワードuが生
じ、これら符号ワードの各々は符号ワードUを
変換したものである。) ※ 累算加算器63(この入力端は符号変換器6
2の出力端に接続し、この加算器63の出力端
には線形符号ワードが生じ、これら符号ワー
ドの各々は上記の符号変換器62により生ぜ
しめられたk個の最も新しい符号ワードuを加
算したものである。) 減算計算手段70は以下の構成素子を有する。 ※ 擬似対数−線形符号変換器71(この入力端
はインタフエース回路の出力端(接続線25)
に接続し、この符号変換器71はインタフエー
ス回路の出力端から供給される各擬似対数符号
ワードSを線形符号ワードsに変換する。) ※ 減算器72(この+入力端を符号変換器71
の出力端に接続し、減算器72の−入力端を周
波数H1で同期がとられるフリツプフロツプ6
4を経て累算加算器63の出力端に接続する。) ※ 線形−擬似対数符号変換器73(この入力端
を減算器72の出力端に接続し、この符号変換
器73によりこの減算器72から供給される線
形符号ワードrを擬似対数符号ワードRに変換
し、これら符号ワードRを送信路20に供給す
する。) 制御装置80は特に、 ※ ライン81により加入者装置(図示せず)に
接続された入力端 ※ ライン82によりマルチプレクサ41の制御
入力端に接続された出力端(このマルチプレク
サ41は加算器53の出力端に接続された信号
入力端に加えて接続線25(符号ワードSが生
じる)に接続された他の信号入力端を有する。) ※ ライン83によりマルチプレクサ11の信号
入力端に接続された出力端 ※ ライン84によりルチプレクサ11の制御入
力端に接続された出力端 を有する。 第7および8図につき相関計算手段50、畳込
み計算手段60および減算計算手段70を更に詳
細に説明する前に、これらの手段の機能に関して
いくつかの追加の説明をしておく。 通信が開始されていないときは、マルチプレク
サ41は加算器53の出力端をシフトレジスタ4
0に接続している。また、この際、マルチプレク
サ11によつても受信路10をインタフエース回
路に接続している。インタフエース回路を含むラ
イン81を経て通信の開始(加入者ループ検出に
より生じる2進信号)が制御装置80に通知され
ると、この制御装置80は、 ※ 接続線25(インタフエース回路の出力端)
をシフトレジスタ40に接続しろという指令を
ライン82を経てマルチプレクサ41の制御入
力端411に供給するのと、 ※ ライン83をインタフエース回路の入力端に
接続しろという指令をライン84を経てマルチ
プレクサ11の制御入力端に供給するのと、 ※ 単位値のパルスをライン83を経て供給する
のと を瞬時的に且つ同時に行なう。 この正確な瞬時に、マルチプレクサ41に従つ
てシフトレジスタ40に供給される第1符号ワー
ドSはエコー信号路のインパルス応答のサンプル
値を表わし、これらの符号ワードSは第1重み係
数符号ワードCを構成し、これらの第1重み係数
符号ワードCがシフトレジスタ40内で循環し、
これらが畳込み計算手段路0によつてシフトレジ
スタ30から供給される第1符号ワードXと対を
成して合成され、第1エコー相殺符号ワードを
発生する。 係数符号ワードCは、サンプルワードXと同様
に1個の正負符号ビツトと、3個の線分ビツト
と、4個の仮数ビツトとを有する擬似対数符号ワ
ードである。 マルチプレクサ11がライン10をインタフエ
ース回路の入力端に接続し、マルチプレクサ41
が加算器53の出力端をシフトレジスタ40の入
力端に接続すると、計算装置(コンピユータ)6
1が後に正確に規定する演算 U=C*X を符号ワードCおよびXの各対に対し行なう。 計算装置61により生ぜしめられる各ワードU
は擬似対数符号ワードであり、このワードが符号
変換器62により線形符号ワードuに変換され
る。累算加算器63はk個の最も新しいワードu
の和である線形符号ワードを各瞬時nTに生じ
る。 減算演算手段70においては、次の演算が行な
われる。 ※ 符号変換器71が接続線25から供給される
各擬似対数符号ワードSを線形符号ワードsに
変換する。 ※ 減算器72が符号ワードsからこれと同じ瞬
時に供給される符号ワードを減算する。 ※ 減算器72から生じる各線形符号ワードr=
s−を符号変換器73により擬似対数符号ワ
ードRに変換し、この符号ワードRを送信路2
0に供給する。 各符号ワードrは接続線721を経て比較計算
装置52にも供給される。後に詳細に説明するこ
の計算装置52は符号ワードxを受けて比較を行
ない、この比較の結果に依存して補正符号ワード
ΔCを加算器53によりシフトレジスタ40内で
循環する重み係数符号ワードCに加えるか或いは
重み係数符号ワードCから減算するか、または上
記の重み係数符号ワードCを変えないようにす
る。各補正後このようにして得られた新たな重み
係数符号ワードCをマルチプレクサ41の入力端
でシフトレジスタ40から生じる古い重み係数符
号ワードCと置き換える。符号ワードCおよび
ΔCは擬似対数符号ワードである。 畳込み計算手段60および減算計算手段70の
構成に関する第7図の説明を行なう前に、符号ワ
ードUを発生する為に入力端に現われる重み係数
符号ワードCおよび符号ワードXを2つづつ合成
する計算装置61により行なわれる計算に関する
説明を行なう。 以後、符号ワードX,CおよびUによつて表わ
される線形表示の振幅をA(X),A(C)および
E(U)とし、これらに対応する擬似対数表示の
仮数値をM(X),M(C)およびM(U)とする。 振幅を線形表示(第4図)する場合には、次の
関係式が成り立つ。 E(C)≠0の場合:A(C)=2exp〔E(C)〕・
〔1+M(C)〕 E(C)=0の場合:A(C)=2・M(C) E(X)≠0の場合:A(X)=2exp〔E(X)〕・
〔1+M(X)〕 E(X)=0の場合:A(X)=2・M(X) ここに2exp〔E(C)〕は2のE(C)乗を意味
する。 計算装置61によつて生ぜしめられる各符号ワ
ードUが線形振幅においてA(U)=A(C)・A
(X)となるようにする為には、この計算装置が、
計算により以下の式が満足されような4つの場合
を識別する必要がある。 a E(C)=E(X)=0の場合: M(U)=M(C)・M(X)0M(U)<1 E(U)=2 b E(C)=0およびE(X)≠0の場合: M(U)=M(C)・〔1+M(X)〕0M(U)
<
2 E(U)=E(X)+1 c E(C)≠0およびE(X)=0の場合: M(U)=〔1+M(C)〕・M(X)0M(U)
<
2 E(U)=E(C)+1 d E(C)≠0およびE(X)≠0の場合: M(U)=〔1+M(C)〕 ・〔1+M(X)〕 0<M(U)<4 E(U)=E(C)+E(X) 計算装置61によりU=C・Xが得られる。U
は2種類の表示、すなわち −振幅A(U)を有する線形表示 −線分番号E(U)と仮数値M(U)とを有す擬
似対数表示 で書き表わすことができる。Uのこの擬似対数表
示はX又はCの擬似対数表示と同じではない。U
の擬似対数表示を対応して変換した線形表示uを
第5図に示す。この場合、線形表示振幅A(U)
と擬似対数表示E(U)及びM(U)との間には既
知の浮動小数点表示から以下の関係式が得られ
る。 A(U)=2E(U)・M(U) =0……0ABCDEF0……0 ここでE(U)=仮数部後の0の個数、 M(U)=ABCDEF(6ビツト仮数部) である。 E(C)=E(X)=0の場合 A(U)=A(C)・A(X)=2・M(C)・2
・
M(X) =4・M(C)・M(X)=22・M(C)・M
(X) 従つて、E(U)=2、M(U)=M(C)・M(X
) が得られ、0M(C)<1、0M(X)<1であ
る為、前記の項a)が得られる。 E(C)=0およびE(X)≠0の場合 A(U)=A(C)・A(X)=2・M(C)・
2E(X)・〔1+M(X)〕 =2〔1+E(X)〕 ・M(C)・〔1+M
(X)〕 従つて、E(U)=1+E(X)、M(U)=M
(C)・〔1+M(X)〕が得られ、前記の項b)が
得られる。 E(C)≠0およびE(X)=0の場合、 A(U)=A(C)・A(X) =2E(C)・〔1+M(C)〕・2・M(X) =2〔E(C)+1〕 ・〔1+M(C)〕・M
(X) 従つて、E(U)=E(C)+1、M(U)=〔1+
M(C)〕・M(X)が得られ、前記の項c)が得ら
れる。 E(C)≠0およびE(X)≠0の場合、 A(U)=A(C)・A(X)=2E(C)・〔1
+・M(C)〕・2E(X)・〔1+M(X)〕 =2〔E(C)+E(X)〕 ・〔1+M(C)〕・
(1+M(X)〕 従つて、E(U)=E(C)+E(X)、M(U)=
〔1+M(C)〕・〔1+M(X)〕 が得られ、前記の項d)が得られる。 4ビツトがM(U)の小数部分に対し用いられ
るものとすると、M(U)を表わすのに、原理的
にa)の場合M(U)の小数部分のみの4ビツト
を必要とし、b)およびc)の場合M(U)の整
数部分の1ビツトと小数部分の4ビツトの計5ビ
ツトを必要とし、d)の場合M(U)の整数部分
の2ビツトと小数部分の4ビツトの計6ビツトを
必要とする。 次に第7図につき詳細に説明する。畳込み計算
手段60(第6図)の計算装置61は2つのしき
い値検出器610および611と、加算器612
と、NEXORゲート(反転出力端を有する排他的
ORゲート)613と、2つのマルチプレクサ6
14および615と、ANDゲート616と、乗
算器618と、他の2つの加算器617および6
19とを具える。これらの素子の接続および機能
は以下の通りとする。 ※しきい値検出器610:8ビツト接続線303
(第6図のシフトレジスタ30の出力端)によ
つて伝達される線分ビツトE(X)を受ける3
ビツト入力端と、E(X)が0を越える場合に
確認(バリデーシヨン)信号を生じる1ビツト
出力端とを有する。 ※しきい値検出器611:8ビツト接続線402
(第6図のシフトレジスタ40の出力端)によ
つて伝達される線分ビツトE(C)を受ける3
ビツト入力端と、E(C)が0を越える場合に
確認信号を生じる1ビツト出力端とを有する。 ※加算器612:接続がしきい値検出器610お
よび611の入力端と同である2つの3ビツト
入力端と、前述した式a),b),c)および
d)に応じて線分番号E(U)を生じる4ビツ
ト出力端とを有する。すなわち、加算器612
の入出力関係は以下の通りである。
で加入者インタフエース回路の付近に配置された
エコーキヤンセラであつて、その目的を、前記の
インタフエース回路によつて生ぜしめられ近端ス
ピーチ信号のサンプルを表わすデジタル符号のワ
ードに対する一方のデジタル信号路(以後送信路
と称する)中で他方のデジタル信号路(以後受信
路と称する)を経て前記のインタフエース回路に
伝達される遠端スピーチ信号のサンプルを表わす
デジタル符号のワードのエコー効果を相殺するこ
とにあるエコーキヤンセラに関するものである。 本発明によるエコーキヤンセラは特に、
CCITT推奨擬似対数符号化法則に用いたデジタ
ルPCM伝送の為のものである。 本発明の説明に当たつては次の記号を用いる。 X: 受信路を経てインターフエース回路に伝達
される遠端スピーチ信号のサンプルを表わす任
意の擬似対数符号ワード S: インタフエース回路によつて生ぜしめられ
る近端スピーチ信号のサンプルを表わす任意の
擬似対数符号ワード インタフエース回路内に1個以上のアナログハ
イブリツド回路が存在することによりインピーダ
ンスを不連続とし、これにより受信路を経てイン
タフエースに伝達される符号ワードXのエコーY
が送信路を経て戻るようになるということは一般
に知られている。従つてインタフエース回路から
生ぜしめられる符号ワードSは実際に近端スピー
チ信号成分Zと遠端スピーチ信号のエコー成分Y
とを有するようになる。更に、信号の遅延時間が
伝送設備(導電線または無線リンク)の特性にか
かわらず10分の数秒の値になると、エコーは耳ざ
わりとなるということが知られている。 また、エコーを著しく抑制する従来の最も有効
な方法は、エコー信号路(このエコー信号路は実
際には原理的なエコー源を構成するインタフエー
ス回路の構成部分を意味する)のパルス応答に基
いてエコー相殺信号を合成形成し、このエコー相
殺信号が符号ワードを以つて構成され、これら
符号ワードの各々を符号ワードSと合成して対応
する近端スピーチ信号符号ワードZと実際に同じ
である符号ワードRを得る方法であるということ
が知られている。ここに応答信号を非線形表示し
ているワードに行なう処理である“〜と合成す
る”なる表現が用いられており、対応する信号を
線形表示している符号フードに行なう処理である
“〜から減算する”なる表現が用いられていない
ことに注意すべきである。すなわち、後者の表現
は、符号ワードを表わす信号サンプルが線形符号
ワードである場合に正しいものとなる。非線形符
号化法則が伝送に用いられている場合には、エコ
ー相殺のために実現すべき演算が純然たる減算よ
り著しるしく複雑になる。従つて対応する信号を
非線形表示している符号ワードに行なう“合成す
る”処理は対応する信号を線形表示している符号
ワードに行なう“減算する”処理に等価する。本
発明によるエコーキヤンセラは上述した方法を利
用するものである。 電話回線用のこのエコーキヤンセラは、擬似対
応符号化法則により得るPCM信号に対する2つ
のデジタル信号路を有する。このエコーキヤンセ
ラは前記の電話回線中で少なくとも1つの加入者
に対するラインインタフエース回路の付近に配置
され、前記のエコーキヤンセラの目的を、前記の
インタフエース回路によつて生ぜしめられる近端
スピーチ信号の擬似対数符号ワードを伝達する送
信路中で受信路を経て前記のインタフエース回路
に伝達される遠端スピーチ信号の擬似対数符号ワ
ードXのエコー効果をほぼ相殺する。このエコー
キヤンセラは、(k+1)個の符号ワードの容量
を有する第1シフトレジスタを具え、この第1シ
フトレジスタは予定の循環速度で当該第1シフト
レジスタを経て前記の擬似対数符号ワードをシフ
トせしめるように構成され、この第1シフトレジ
スタの出力端がこの第1シフトレジスタの入力端
に接続され、この入力端は前記の受信路に接続さ
れ各サンプリング瞬時に擬似対数符号ワードXを
受け、この第1シフトレジスタ中の符号ワードの
循環速度は、k個の最も新しい符号ワードXの列
が2つの順次のサンプリング瞬時間で第1シフト
レジスタの出力端に生じるような速度である。更
にこのエコーキヤンセラは、k個の符号ワードの
容量を有する第2シフトレジスタを具え、この第
2シフトレジスタの出力端がこの第2シフトレジ
スタの入力端に接続され、この第2シフトレジス
タは第1シフトレジスタと同相で作動し、k個の
係数符号ワードCの列がこの第2シフトレジスタ
内で循環する。 前記のエコーキヤンセラは、更に、デジタル畳
込み計算手段を具え、この畳込み計算手段は、第
1および第2シフトレジスタから同時に供給され
るワードXおよびワードCを合成演算することに
よりそれぞれ得られるk個のワードを加算するこ
とにより得られる線形エコー相殺符号ワードを各
サンプリング瞬時に生ぜしめるようになつてい
る。更にこのエコーキヤンセラはデジタル減算計
算手段を具え、この減算計算手段は減算器を有
し、この減算器の第1入力端が擬似対数−線形符
号変換器を経てインタフエース回路に接続され、
前記の減算器の第2入力端が前記のデジタル畳込
み計算手段の出力端に接続され、前記の減算器の
出力端が線形−擬似対数符号変換器を経て送信路
に接続されている。このエコーキヤンセラは、更
に、デジタル相関計算手段を具え、このデジタル
相関計算手段は第1および第2シフトレジスタに
それぞれ接続された入力端と、前記の減算器の出
力端に接続された入力端と、第2シフトレジスタ
の入力端に接続された出力端とを有し、このデジ
タル相関計算手段により、第2シフトレジスタ内
で循環するワードCの値を前記の第1シフトレジ
スタおよび減算器からそれぞれ供給されるワード
に対する比較基準の関数として変更する。更にこ
のエコーキヤンセラは、インタフエース回路を含
む通信の確立時に動作する手段を具え、予定レベ
ルのインパルスを受信路に供給し、その結果イン
タフエース回路から生ずる最初のk個のエコーワ
ードを第2シフトレジスタの入力端に伝達するこ
とによりこの第2シフトレジスタ内に記憶された
係数符号ワードCを初期設定するようになつてい
る。 ここに言葉、“相関”、“畳込み”および“減算”
は類似的な意味で用いられている。これらは、こ
れらによつて示される演算が線形符号ワードに関
して用いられる場合よりも厳密に正確としただけ
のものである。この場合には畳込み計算手段によ
り、 エコー相殺ワードを生じ、 =K 〓i=0 x(n−i)・c(i) となり、この関数式はk個の項を有する2つの多
項式、すなわち K 〓i=0 x(n−i)およびK 〓i=0 c(i) の畳込み積を示す。ここにワードxおよびcは擬
似対数符号ワードXおよびCの擬似対数−線形符
号変換により得られる線形符号ワードである。 擬似対数符号ワードに関して作動する上述した
種類のエコーキヤンセラは、“IEEE
Transactionson Communications”、Vol.COM
−26,No.5,May1978の第647〜653頁の章“A
Twelve−Channel Digital Echo Canceller”
に記載されている。この章の第7図に示されてい
るエコーキヤンセラは添付の第9図に示すよう
に、擬似対数符号ワードを受ける受信路110及
び擬似対数符号ワードを送る送出路120と、第
1シフトレジスタ130と、擬似対数符号ワード
を浮動小数点線形符号ワードに変換する中間の符
号変換器131と、デジタル相関計算手段150
と、第2シフトレジスタ140と、固定小数点線
形符号ワードを浮動小数点線形符号ワードに変換
する中間の符号変換器141と、デジタル畳込み
計算手段160と、デジタル減算計算手段170
と、固定小数点線形符号ワードを浮動小数点線形
符号ワードに変換する中間の符号変換器180
と、重複通話検出器190とを具えており、デジ
タル相関計算手段150は浮動小数点線形符号ワ
ードマルチプライヤ151と、浮動小数点線形符
号ワードを固定小数点線形符号ワードに変換する
中間の符号変換器152と、スイツチング装置1
53とを有しており、デジタル畳込み計算手段1
60は浮動小数点線形符号ワードマルチプライヤ
161と、浮動小数点線形符号ワードに固定小数
点線形符号ワードに変換する中間の符号変換器1
62と、アキユムレータ163とを有しており、
デジタル減算計算手段170は擬似対数符号ワー
ドを固定小数点線形符号ワードに変換する中間の
符号変換器171と、固定小数点線形符号ワード
を擬似対数符号ワードに変換する中間の符号変換
器172とを有している。従つて、従来のエコー
キヤンセラには多数の中間の符号変換器131,
141,152,162,171,172及び1
80が存在する。これに関連する説明によれば、
相関および畳込み手段は実際には浮動小数点線形
符号ワードに対して作動し、第1シフトレジスタ
は受信路によつて伝達される擬似対数符号ワード
に対して作動し、第2シフトレジスタは固定小数
点線形符号ワードに対して作動し、減算手段も固
定小数点線形符号ワードに対して作動する。この
ことから、このエコーキヤンセラには擬似対数−
線形符号変換器および線形−擬似対数符号変換器
のみならず、擬似対数符号ワードを浮動小数点線
形符号ワードに変換し、浮動小数点線形符号ワー
ドを固定小数点線形符号ワードに変換し、また固
定小数点線形符号ワードを浮動小数点線形符号ワ
ードに変換する中間の符号変換器をも含まれるよ
うになる。 従つて、擬似対数符号化法則を用いたPCM伝
送(本発明によるエコーキヤンセラにおいてもこ
のPCM伝送を用いる)用の上述した従来のエコ
ーキヤンセラは多数の中間の符号変換器を有し、
従つてエコーキヤンセラの複雑性および価格が増
大し、しかもこれらの中間の符号変換器がエコー
キヤンセラによる全雑音レベルの増大をまねく。 既知のエコーキヤンセラは近端スピーチによる
収束処理に及ぼす妨害を無くするために、近端ス
ピーチ検出器とを称する重複通話検出器を有す
る。その機能は、近端スピーチが存在する場合に
係数符号ワードCの更新を抑止することにある。 本発明の目的は多くの中間の符号変換器および
重複通話検出器を用いる必要なくして急速な収束
および完全な安定性を有する簡単化した上述した
種類のエコーキヤンセラを提供せんとするにあ
る。 本発明は擬似対応符号化法則により得るPCM
信号に対する2つのデジタル信号路を有する電話
回線用のエコーキヤンセラであつて、該エコーキ
ヤンセラは前記の電話回線中で少なくとも1つの
加入者に対するラインインタフエース回路の付近
に配置され、前記のエコーキヤンセラの目的を、
前記のインタフエース回路によつて生ぜしめられ
る近端スピーチ信号の擬似対数符号ワードSを伝
達する送信路中で受信路を経て前記のインタフエ
ース回路に伝達される遠端スピーチ信号の擬似対
数符号ワードXのエコー効果をほぼ相殺すること
とし、前記のエコーキヤンセラが、 kの正の整数とした(k+1)個の符号ワード
の容量を有する第1シフトレジスタを具え、この
第1シフトレジスタは予定の循環速度で当該第1
シフトレジスタを経て前記の擬似対数符号ワード
Xをシフトせしめるように構成され、この第1シ
フトレジスタの出力端がこの第1シフトレジスタ
の入力端に接続され、この入力端を前記の受信路
に接続して各サンプリング瞬時に擬似対数符号ワ
ードXを受けるようにし、この第1シフトレジス
タ中の符号ワードの循環速度を、k個の最も新し
い擬似対数符号ワードXの列が2つの順次のサン
プリング瞬時間で第1シフトレジスタの出力端に
生じるような速度とし、更に前記のエコーキヤン
セラが、 k個の符号ワードの容量を有する第2シフトレ
ジスタを具え、この第2シフトレジスタの出力端
がこの第2シフトレジスタの入力端に接続され、
この第2シフトレジスタは第1シフトレジスタと
同相で作動し、k個の係数符号ワードCの列がこ
の第2シフトレジスタ内で循環するようにし、更
に前記のエコーキヤンセラが、デジタル畳込み計
算手段を具え、該畳込み計算手段は、第1および
第2シフトレジスタから同時に供給されるワード
XおよびワードCを合成演算することによりそれ
ぞれ得られるk個のワードを加算することにより
得られる線形エコー相殺符号ワードを各サンプ
リング瞬時に生ぜしめるように配置され、更に前
記のエコーキヤンセラが、 デジタル減算計算手段を具え、該減算計算手段
は減算器を有し、この減算器の第1入力端が擬似
対数−線形符号変換器を経てインタフエース回路
に接続され、前記の減算器の第2入力端が前記の
デジタル畳込み計算手段の出力端に接続され、前
記の減算器の出力端が線形−擬似対数符号変換器
を経て送信路に接続されており、 更に前記のエコーキヤンセラが、 デジタル相関計算手段を具え、該デジタル相関
計算手段が第1および第2シフトレジスタにそれ
ぞれ接続された入力端と、前記の減算器の出力端
に接続された入力端と、第2シフトレジスタの入
力端に接続された出力端とを有し、前記のデジタ
ル相関計算手段により、第2シフトレジスタ内で
循環するワードCの値を前記の第1シフトレジス
タおよび減算器からそれぞれ供給されるワードに
対する比較基準の関数として変更するようになつ
ており、更に前記のエコーキヤンセラが、 インタフエース回路を含む通信の確立時に動作
するインパルス発生手段を具え、このインパルス
発生手段により予定レベルのインパルスを受信路
に供給し、このインパルスに応答して前記のエコ
ー効果により生ぜしめられてインタフエース回路
から供給される最初のk個の符号ワードSを第2
シフトレジスタの入力端に伝達することによりこ
の第2シフトレジスタ内に記録された係数符号ワ
ードCを初期設定し初期係数符号ワードとして用
いるようになつているエコーキヤンセラにおい
て、 前記のデジタル相関計算手段は、 前記の第1シフトレジスタの出力端に接続され
た入力端と出力端とを有し、各擬似対数符号ワー
ドXを線形符号ワードxに変換する擬似対数−線
形符号変換器と、 この擬似対数−線形符号変換器の出力端に接続
された入力端と、前記減算器の出力端に接続され
た入力端と、出力端と、k個の最も新しい線形符
号ワードxの絶対値|x|の平均値||を形成
し、この平均値||に対する前記の減算器から
生ずる各符号ワードrの絶対値|r|の比を形成
し、絶対値|x|が前記の平均値||と相違し
且つ比|r|/||が予定の限界値間にある場
合に補正確認信号を生じる手段とを有している比
較計算装置と、 前記の比較計算装置に接続された第1入力端及
び前記の第2シフトレジスタに接続された第2入
力端を有する加算手段であつて、前記の比較計算
装置が補正確認信号を生じた際に、第2シフトレ
ジスタ中を循環する係数符号ワードCに補正項
ΔCを加算する当該加算手段と を具えており、前記の補正項ΔCは係数符号ワー
ドCの仮数に作用するものであり且つ重複通話状
態に対しエコーキヤンセラの安定度を確保するの
に充分低い重みを有しており、前記の第2シフト
レジスタは丁度補正ビツトまでの仮数ビツトを有
する係数符号ワードCを記憶するようになつてい
ることを特徴とする。 既知のエコーキヤンセラにおいて重複通話検出
が必要である理由は以下の通りである。エコーキ
ヤンセラの収束時間を許容値に減少せしめるため
にはエコーキヤンセラの係数符号ワードCを補正
するために用いる補正項ΔCを可成り大きな値に
する必要がある。補正項ΔCが大きいと、係数符
号ワードCは大きな間隔で補正される。近端スピ
ーチが送信路の入力端に存在すると、この近端ス
ピーチが大きな間隔で補正すべき係数号ワードC
を理想的な値から大きくずらしてしまう。従つ
て、エコーキヤンセラの動作が著しい妨害を受け
る。従つて、従来では、近端スピーチが存在する
場合に係数符号ワードCの補正、すなわち更新を
抑止する近端スピーチ検出器、すなわち重複通話
検出器が必要となる。 本発明により補正項ΔCを小さくすると、近端
スピーチによる係数符号ワードCのずれが可成り
小さくなり、近端スピーチが存在しても係数符号
ワードCの更新を抑止する必要がない。従つて、
重複通話検出器を設ける必要がなくなる。 更に本発明によれば、中間の符号変換器を省略
でき、擬似対数符号ワードを浮動小数点線形符号
ワードに変換する中間の符号変換器、浮動小数点
線形符号ワードを固定小数点線形符号ワードに変
換する中間の符号変換器、固定小数点線形符号ワ
ードを浮動小数点線形符号ワードに変換する中間
の符号変換器を追加的に有する前述した文献に記
載されている従来のエコーキヤンセラに比べて、
1つの擬似対数−線形符号変換器の追加を要する
も4つの中間の符号変換器を省略することができ
る。 以下図面につき説明する。 まず最初に1加入者のみに対するデジタル電話
回線におけるエコーキヤンセラの位置を示す簡単
な回路図である第1図につき説明する。電話機
CTで記号的に示す加入者装置をデジタル送信路
VEおよびデジタル受信路VRに接続する加入者
線路インターフエース回路SLICは通常、アナロ
グ2線式線路F2(加入者装置CTへの接続線)
をアナログ4線式線路F4に接続する為のハイブ
リツド結合器すなわち変成器THと、コーデツク
(codec:符号器(coder)と復号器(decoder)
との組合せ)CDとを有している。このコーデツ
クの構造は既知であり、これを詳細に説明しな
い。このコーデツクCDは4線式線路F4の送線
FAおよび低域通過フイルタPB1を経てハイブリ
ツド結合器THの出力端子に接続されるととも
に、4線式線路F4の受線FRおよび低域通過フ
イルタPB2を経てハイブリツド結合器THの入
力端子に接続される。 デジタル電話回線は、コーデツクCDにより送
線FAから供給されるアナログ信号に擬似対数の
符号化をすることにより得られるデジタル信号S
が供給されるデジタル送信路VEと、コーデツク
CDにより受線FRに供給されるアナログ信号xに
変換されるデジタルの擬似対応符号信号Xを伝送
するデジタル受信路VRとで表わされる。 インタフエース回路はデジタル送信路VEを経
て信号Sを送信する。この信号Sは加入者装置
CTから生じる近端スピーチ信号Zとエコー信号
Yとの組合せから成る。正確に言えば、この組合
せの信号にはそのほかの成分は何も加わつていな
い。その理由は、信号Sはハイブリツド結合器
THから供給されるアナログ信号s′を擬似対数の
符号ワードに変換したものである為である。この
信号s′は実際にはアナログスピーチ信号z′とアナ
ログエコー信号y′との和である。 本発明によるエコーキヤンセラAEは前述した
他の従来のエコーキヤンセラと同様に作動する。
このエコーキヤンセラの機能は、アナログスピー
チ信号z′をアナログエコー信号y′によつて影響さ
れないようにできるだけ正確に変換したものであ
るデジタル信号Rをデジタル信号XおよびSから
生ぜしめ、このデジタル信号Rを送信路VEに供
給することである。従つてこのエコーキヤンセラ
は、デジタル信号RおよびXからエコー相殺信号
yを発生するデジタルトランスバーサルフイルタ
NTと、この信号を信号Sから減算するデジタ
ル減算器STとを以つて構成されているとみなす
ことができる。しかし前述したように正確に言え
ば実際にはこの減算器STは信号Sから信号を
減算せず、これら信号を合成している。その理由
は、これら2つの信号を表わす非線形符号ワード
を単に減算しただけではこれら2つの信号の差を
表わす符号ワードが得られない為である。 上述したところでは、1つの加入者装置がデジ
タル電話回線に接続された場合を考慮した。第2
図はCTのような加入者装置が複数個接続されて
いる場合に関するものであり、第1図の素子すべ
てが第2図に示される。第2図における第1図と
の相違は、デジタル送信路VEがマルチプレクサ
MXによりコーデツクCDに接続され、このマル
チプレクサMXにより他の加入者装置のコーデツ
ク(図示せず)にも接続を行ない、一方デジタル
受信路VRへの接続をデマルチプレクサDXによ
り行い、このデマルチプレクサの出力端をコーデ
ツクCDに接続するとともに他の加入者装置のコ
ーデツク(図示せず)に接続するという点であ
る。従つて、エコーキヤンセラAEの一方の側は
受信路VRとデマルチプレクサDXの入力端との
間に接続され、エコーキヤンセラAEの他方の側
はマルチプレクサMXの出力端と送信路VEとの
間に接続される。 従つて、本発明によるエコーキヤンセラの概略
の回路構成は、このエコーキヤンセラの目的が
(第1図に示すように)単一のデジタル信号を処
理するかまたは(第2図に示すように)多重デジ
タル信号を処理するかによつて変更されないこと
明らかである。これらの場合で相違する点は、回
路素子の作動特性、特にこれらの作動速度にのみ
ある。 例えばヨーロツパ標準のデジタル電話回線を用
いる場合には、第1の場合では処理すべきデジタ
ル信号の速度を64キロボー(8キロバイト)と
し、第2の場合では最大速度を2.048メガボー
(各々を8キロバイトとした32チヤネル)とする。 次にCCITT推奨のA規則による振幅の符号化
を示す第3図につき説明する。後に説明するエコ
ーキヤンセラの例はこのA規則により擬似対数符
号ワードを処理するものである。しかし、本発明
は勿論疑似対数符号化を伴なう場合であるが符号
化の規則が異なる場合にも適用しうること明らか
である。 第3図では、符号化すべきアナログ振幅が横軸
にプロツトされ、符号化(圧伸)結果が縦軸にプ
ロツトされている。横軸の上下に得られる符号化
曲線は2つの曲線部分を組合せたものである。|
x|を符号化すべき振幅xの絶対値とし、Sgn
(x)を正負符号とし、Aを定数(欧州PCM標準
規格ではA=87.6である)とすると、これらの曲
線部分は1/A|x|1に対する対数関数 F(x)=Sgn(x)・〔1+log(A|x|)〕/
(1+logA)の一次近似(6個の線分による)
と、0|x|1/Aに対する一次関数 F(x)=Sgn(x)・A|x|/(1+logA) とによつて与えられる。 曲線は原点に対し対称であり、2つの曲線部分
の連結点は座標として絶対値で |X|=1/A |F(x)|=1/(1+
logA) を有する。一次曲線部分を縦軸に沿う斜線部分と
して示す。 更に、第3図には2つの表を示し、各行は曲線
F(x)の1つの線分に相当する。この行には正
負符号Sgnと、線分の番号Eと、正負符号Sgnの
符号化(最上位ビツトB0)と、番号Eの符号化
(ビツトB1,B2,B3)とが示されている。擬似
対数符号ワードは8ビツト(1バイト)を有する
為、これらの表は完全なものではない。残りの4
つのビツト(B4,B5,B6,B7)は所定の線分
内の位置を符号化するのに用いられる。 第4図の表は線分内の位置に関する符号化のよ
り詳細な規則を示す。この位置の2進表示は実際
の対数符号化から類推して仮数で表わされる。こ
の表の右側部分はA規則(A−Law)による2
進表示に関するもので、左側部分は擬似対数圧縮
(圧伸)がない場合に必要とする線形符号による
2進表示に関するものである。この表において、
第1列は線分番号を示し、第2列は1個の正負符
号ビツト(ビツトB0)と12個の大きさビツト
(ビツトB1〜B12)とで線形表示する13ビツトを
示し、第3列は1個の正負符号ビツト(ビツト
B0)と、線分番号Eを符号化する為の3つの線
分ビツト(ビツトB1,B2,B3)と、所定の線分
内の位置を符号化する為の4つの仮数ビツト(ビ
ツトB4,B5,B6,B7)とを用いたA規則表示
を示し、第4列は入力信号の対応する量子化範囲
Qを示す。左側部分において値X,Y,Z,Tを
有するビツトは右側部分の仮数ビツトを構成す
る。この表から明らかなように、8ビツトのみを
有する擬似対数符号により、線形符号表示に13ビ
ツトを必要とするレベルの範囲を表わすことがで
きる。 次に、本発明によるエコーキヤンセラの一例の
概略的ブロツク線図を示す第6図につき説明す
る。第6図の回路線図においてもそれ以後の回路
線図においても更に説明しない限り内部接続は並
列接続か直列接続かのいずれかである。接続の種
類にかかわらず、ビツト数が1よりも多い場合に
は、接続線を経て伝達される符号ワードのビツト
数を表わす数字を付した小さな円でこの接続線を
示す。 第6図には、本発明のエコーキヤンセラの一般
的説明においてすでに述べたデジタル計算手段、
レジスタおよび接続線が示されている。すなわ
ち、 ※ 遠端スピーチ信号の擬似対数符号ワードXを
伝送する受信路(VR)の接続線10、 ※ 近端スピーチ信号の擬似対数符号ワードRを
伝送する送信路(VE)の接続線20、 ※ 相殺すべきエコーによつて影響されている近
端スピーチ信号のデジタル符号ワードS(コー
デツクの出力或いはマルチプレクサの出力)を
生じるインタフエース回路の出力接続線25、 ※ 第1シフトレジスタ30(このシフトレジス
タ内で符号ワードXが循環する)および第2シ
フトレジスタ40(このシフトレジスタ内で係
数ワードCが循環する)。 ※ デジタル相関計算手段50 ※ デジタル畳込み計算手段60 ※ デジタル減算計算手段70 ※ 制御装置80(この機能は後に詳細に説明す
る。) が第6図に示されている。 第6図の回路図の説明を続ける前に、本発明に
よるエコーキヤンセラで行なわれる作動特性を詳
細に説明する。 伝送に線形符号化法則を用いる場合には、エコ
ー路のインパルス応答の為に、以下の関係が各瞬
時nT(ここにTは伝送すべき信号のサンプリング
周期を示し、nはこの瞬時の発生順番数を示す)
で満足される。 s(n)=z(n)−x(n)〓c(n)=z(n)
+
y(n) この関係式において、s(n)はインタフエー
ス回路により接続線に供給されエコー効果により
影響を受けたスピーチ信号を示し、z(n)は純
粋な近端スピーチ信号を示し、x(n)は遠端ス
ピーチ信号を示し、c(n)はエコー路のインパ
ルス応答を示し、〓は畳込み演算を表わす記号を
示し、y(n)はエコーを示す。既知のように、
エコーキヤンセラの機能は、 a エコー相殺信号(n)、すなわち、 (n)=x(n−k)・c(k)+x(n−k−
1) ・c(k−1)+……+x(n−1)・c(1) を発生させること、 b r(n)を計算し、r(n)=s(n)−(n) を満足させること である。 これらの関係式において、kは(n)を充分
な精度でエコーy(n)にシミユレートさせるの
に充分な項数を示し、x(n−k)は瞬時(n−
k)Tにおける遠端スピーチ信号を示し、c(k)
は(n)を計算する多項式においてこのスピー
チ信号に割当てられた重みを示す。 上記の信号(n)はより一層簡潔的に (n)=K 〓j=1 x(n−j)・c(j) として書き表わすことができる。 用いた符号化は線形でない為、本発明によるエ
コーキヤンセラにおいて計算するには S→s, Z→z, X→x の対応づけを行なう必要がある。ここに大文字は
(インデツクスは除去してある)擬似対数符号ワ
ードを示し、小文字は線形符号ワードを示す。 本発明はこれらの対応づけを最も簡単に且つ最
少数の手段により計算しうるようにするものであ
る。特に対応づけC→cを計算することが無用で
あるか否かを監視する必要がある。ここにCは擬
似対数符号ワードで表わされた重み係数を示し、
cは対応する線形符号ワードを示す。 第6図に示す回路の説明に戻るにつけ、再び次
の点に注意する必要がある。伝送ワードはA規則
により符号化される。サンプリング速度は8KHz
である。すなわちインタフエース回路は1個の加
入者装置を処理する。 第6図においては、また第7および8図におい
ても、D−フリツプフロツプを用い、これらフリ
ツプフロツプが設けられる接続線が並列接続線で
ある場合にはこれらのフリツプフロツプは実際に
フリツプフロツプの群を示す。同期周波数(すな
わちクロツク)の値はH1およびH2で示す。計算
手段によつて処理される符号ワードの同期を制御
する周波数H1は8KHzである。周波数H2はサン
プル値の和或いは平均を計算する為の符号ワード
の循環速度を制御する。計算およびシミユレーシ
ヨン試験により、エコー信号を再生するのに32個
のサンプル値(k=32)で充分であるということ
を確かめた為、この周波数H2の値は H2=H1・k=256KHz となる。 上述したこと以外のこと、すなわちエコー相殺
信号を計算する為の多項式の項の収束条件は当業
者にとつて容易に理解しうることである為説明し
ない。 シフトレジスタ30の容量は8ビツトの(k+
1)=33個の符号ワードを収容しうる容量とする。
このシフトレジスタ30の入力端はマルチプレク
サ31の出力端に接続する。このマルチプレクサ
の入力端は接続線10に接続するとともにシフト
レジスタ30の出力端にも接続する。後者の接続
は周波数H2により同期がとられるフリツプフロ
ツプ32によつて行なう。マルチプレクサ31は
各サンプリング周期に(すなわち125μ秒毎に)
接続線10を経て伝達される新たな符号ワードX
をシフトレジスタ30内に導入する。従つてこの
新たな符号ワードは毎秒256キロバイトの速度で
シフトレジスタ30内で循環する列内でその位置
を占め、その中で最も古い符号ワードと置き換わ
る。 シフトレジスタ30の各符号ワードXは8ビツ
トの接続線を経て相関計算手段50の入力端に伝
達されるとともに畳込み計算手段60の入力端に
も供給される。 相関計算手段50は第8図を用いて後に詳細に
説明する。しかし上記の相関計算手段は以下の3
つの構成素子を有するということに注意すべきで
ある。 ※ 擬似対数−線形符号変換器51(この変換器
の入力端はフリツプフロツプ32の出力端に接
続され、この変換器の出力端には線形符号ワー
ドxを生じ、これら符号ワードの各々は擬似対
数符号ワードXを変換したものである。) ※ 比較計算装置52(その第1入力端は符号変
換器51の出力端に接続し、第2入力端は後に
詳細に説明する減算計算手段79内の減算器7
2の出力端に接続し、この比較計算手段52は
減算器72から上記の第2入力端を経て供給さ
れる線形符号ワードrの最上位からのビツトを
受けて後に規定する規準に応じて正か負か零で
ある補正項ΔCを計算する。) ※ 加算器53(この入力端は第2シフトレジス
タ40の出力端および比較計算手段52の出力
端に接続し、この加算器53の出力端はマルチ
プレクサ41を経て第2シフトレジスタ40の
入力端に接続する。) シフトレジスタ40はk=32個の符号ワードの
容量を有する。従つて、32個の重み係数符号ワー
ドCの列(これら符号ワードの各々は必要に応じ
加算器53を通る通路中で補正することができ
る)はこのシフトレジスタ40中で常に循環す
る。マルチプレクサ41は信号の伝送中シフトレ
ジスタ40を始動するのに用いる。このマルチプ
レクサの作動は後に更に説明する。 畳込み計算手段60は以下の構成素子を有す
る。 ※ 計算装置61(この2つの入力端はマルチプ
レクサ31(符号ワードXを生じる)の出力端
およびシフトレジスタ40(符号ワードCを生
じる)の出力端にそれぞれ接続し、この計算装
置61は擬似対数符号ワードUの列を生じ、こ
れら符号ワードUの各々は同時に受けた符号ワ
ードXおよび重み係数符号ワードCを組合せた
ものである。) ※ 擬似対数−線形符号変換器62(この入力端
は計算装置61の出力端に接続し、この符号変
換器62の出力端には線形符号ワードuが生
じ、これら符号ワードの各々は符号ワードUを
変換したものである。) ※ 累算加算器63(この入力端は符号変換器6
2の出力端に接続し、この加算器63の出力端
には線形符号ワードが生じ、これら符号ワー
ドの各々は上記の符号変換器62により生ぜ
しめられたk個の最も新しい符号ワードuを加
算したものである。) 減算計算手段70は以下の構成素子を有する。 ※ 擬似対数−線形符号変換器71(この入力端
はインタフエース回路の出力端(接続線25)
に接続し、この符号変換器71はインタフエー
ス回路の出力端から供給される各擬似対数符号
ワードSを線形符号ワードsに変換する。) ※ 減算器72(この+入力端を符号変換器71
の出力端に接続し、減算器72の−入力端を周
波数H1で同期がとられるフリツプフロツプ6
4を経て累算加算器63の出力端に接続する。) ※ 線形−擬似対数符号変換器73(この入力端
を減算器72の出力端に接続し、この符号変換
器73によりこの減算器72から供給される線
形符号ワードrを擬似対数符号ワードRに変換
し、これら符号ワードRを送信路20に供給す
する。) 制御装置80は特に、 ※ ライン81により加入者装置(図示せず)に
接続された入力端 ※ ライン82によりマルチプレクサ41の制御
入力端に接続された出力端(このマルチプレク
サ41は加算器53の出力端に接続された信号
入力端に加えて接続線25(符号ワードSが生
じる)に接続された他の信号入力端を有する。) ※ ライン83によりマルチプレクサ11の信号
入力端に接続された出力端 ※ ライン84によりルチプレクサ11の制御入
力端に接続された出力端 を有する。 第7および8図につき相関計算手段50、畳込
み計算手段60および減算計算手段70を更に詳
細に説明する前に、これらの手段の機能に関して
いくつかの追加の説明をしておく。 通信が開始されていないときは、マルチプレク
サ41は加算器53の出力端をシフトレジスタ4
0に接続している。また、この際、マルチプレク
サ11によつても受信路10をインタフエース回
路に接続している。インタフエース回路を含むラ
イン81を経て通信の開始(加入者ループ検出に
より生じる2進信号)が制御装置80に通知され
ると、この制御装置80は、 ※ 接続線25(インタフエース回路の出力端)
をシフトレジスタ40に接続しろという指令を
ライン82を経てマルチプレクサ41の制御入
力端411に供給するのと、 ※ ライン83をインタフエース回路の入力端に
接続しろという指令をライン84を経てマルチ
プレクサ11の制御入力端に供給するのと、 ※ 単位値のパルスをライン83を経て供給する
のと を瞬時的に且つ同時に行なう。 この正確な瞬時に、マルチプレクサ41に従つ
てシフトレジスタ40に供給される第1符号ワー
ドSはエコー信号路のインパルス応答のサンプル
値を表わし、これらの符号ワードSは第1重み係
数符号ワードCを構成し、これらの第1重み係数
符号ワードCがシフトレジスタ40内で循環し、
これらが畳込み計算手段路0によつてシフトレジ
スタ30から供給される第1符号ワードXと対を
成して合成され、第1エコー相殺符号ワードを
発生する。 係数符号ワードCは、サンプルワードXと同様
に1個の正負符号ビツトと、3個の線分ビツト
と、4個の仮数ビツトとを有する擬似対数符号ワ
ードである。 マルチプレクサ11がライン10をインタフエ
ース回路の入力端に接続し、マルチプレクサ41
が加算器53の出力端をシフトレジスタ40の入
力端に接続すると、計算装置(コンピユータ)6
1が後に正確に規定する演算 U=C*X を符号ワードCおよびXの各対に対し行なう。 計算装置61により生ぜしめられる各ワードU
は擬似対数符号ワードであり、このワードが符号
変換器62により線形符号ワードuに変換され
る。累算加算器63はk個の最も新しいワードu
の和である線形符号ワードを各瞬時nTに生じ
る。 減算演算手段70においては、次の演算が行な
われる。 ※ 符号変換器71が接続線25から供給される
各擬似対数符号ワードSを線形符号ワードsに
変換する。 ※ 減算器72が符号ワードsからこれと同じ瞬
時に供給される符号ワードを減算する。 ※ 減算器72から生じる各線形符号ワードr=
s−を符号変換器73により擬似対数符号ワ
ードRに変換し、この符号ワードRを送信路2
0に供給する。 各符号ワードrは接続線721を経て比較計算
装置52にも供給される。後に詳細に説明するこ
の計算装置52は符号ワードxを受けて比較を行
ない、この比較の結果に依存して補正符号ワード
ΔCを加算器53によりシフトレジスタ40内で
循環する重み係数符号ワードCに加えるか或いは
重み係数符号ワードCから減算するか、または上
記の重み係数符号ワードCを変えないようにす
る。各補正後このようにして得られた新たな重み
係数符号ワードCをマルチプレクサ41の入力端
でシフトレジスタ40から生じる古い重み係数符
号ワードCと置き換える。符号ワードCおよび
ΔCは擬似対数符号ワードである。 畳込み計算手段60および減算計算手段70の
構成に関する第7図の説明を行なう前に、符号ワ
ードUを発生する為に入力端に現われる重み係数
符号ワードCおよび符号ワードXを2つづつ合成
する計算装置61により行なわれる計算に関する
説明を行なう。 以後、符号ワードX,CおよびUによつて表わ
される線形表示の振幅をA(X),A(C)および
E(U)とし、これらに対応する擬似対数表示の
仮数値をM(X),M(C)およびM(U)とする。 振幅を線形表示(第4図)する場合には、次の
関係式が成り立つ。 E(C)≠0の場合:A(C)=2exp〔E(C)〕・
〔1+M(C)〕 E(C)=0の場合:A(C)=2・M(C) E(X)≠0の場合:A(X)=2exp〔E(X)〕・
〔1+M(X)〕 E(X)=0の場合:A(X)=2・M(X) ここに2exp〔E(C)〕は2のE(C)乗を意味
する。 計算装置61によつて生ぜしめられる各符号ワ
ードUが線形振幅においてA(U)=A(C)・A
(X)となるようにする為には、この計算装置が、
計算により以下の式が満足されような4つの場合
を識別する必要がある。 a E(C)=E(X)=0の場合: M(U)=M(C)・M(X)0M(U)<1 E(U)=2 b E(C)=0およびE(X)≠0の場合: M(U)=M(C)・〔1+M(X)〕0M(U)
<
2 E(U)=E(X)+1 c E(C)≠0およびE(X)=0の場合: M(U)=〔1+M(C)〕・M(X)0M(U)
<
2 E(U)=E(C)+1 d E(C)≠0およびE(X)≠0の場合: M(U)=〔1+M(C)〕 ・〔1+M(X)〕 0<M(U)<4 E(U)=E(C)+E(X) 計算装置61によりU=C・Xが得られる。U
は2種類の表示、すなわち −振幅A(U)を有する線形表示 −線分番号E(U)と仮数値M(U)とを有す擬
似対数表示 で書き表わすことができる。Uのこの擬似対数表
示はX又はCの擬似対数表示と同じではない。U
の擬似対数表示を対応して変換した線形表示uを
第5図に示す。この場合、線形表示振幅A(U)
と擬似対数表示E(U)及びM(U)との間には既
知の浮動小数点表示から以下の関係式が得られ
る。 A(U)=2E(U)・M(U) =0……0ABCDEF0……0 ここでE(U)=仮数部後の0の個数、 M(U)=ABCDEF(6ビツト仮数部) である。 E(C)=E(X)=0の場合 A(U)=A(C)・A(X)=2・M(C)・2
・
M(X) =4・M(C)・M(X)=22・M(C)・M
(X) 従つて、E(U)=2、M(U)=M(C)・M(X
) が得られ、0M(C)<1、0M(X)<1であ
る為、前記の項a)が得られる。 E(C)=0およびE(X)≠0の場合 A(U)=A(C)・A(X)=2・M(C)・
2E(X)・〔1+M(X)〕 =2〔1+E(X)〕 ・M(C)・〔1+M
(X)〕 従つて、E(U)=1+E(X)、M(U)=M
(C)・〔1+M(X)〕が得られ、前記の項b)が
得られる。 E(C)≠0およびE(X)=0の場合、 A(U)=A(C)・A(X) =2E(C)・〔1+M(C)〕・2・M(X) =2〔E(C)+1〕 ・〔1+M(C)〕・M
(X) 従つて、E(U)=E(C)+1、M(U)=〔1+
M(C)〕・M(X)が得られ、前記の項c)が得ら
れる。 E(C)≠0およびE(X)≠0の場合、 A(U)=A(C)・A(X)=2E(C)・〔1
+・M(C)〕・2E(X)・〔1+M(X)〕 =2〔E(C)+E(X)〕 ・〔1+M(C)〕・
(1+M(X)〕 従つて、E(U)=E(C)+E(X)、M(U)=
〔1+M(C)〕・〔1+M(X)〕 が得られ、前記の項d)が得られる。 4ビツトがM(U)の小数部分に対し用いられ
るものとすると、M(U)を表わすのに、原理的
にa)の場合M(U)の小数部分のみの4ビツト
を必要とし、b)およびc)の場合M(U)の整
数部分の1ビツトと小数部分の4ビツトの計5ビ
ツトを必要とし、d)の場合M(U)の整数部分
の2ビツトと小数部分の4ビツトの計6ビツトを
必要とする。 次に第7図につき詳細に説明する。畳込み計算
手段60(第6図)の計算装置61は2つのしき
い値検出器610および611と、加算器612
と、NEXORゲート(反転出力端を有する排他的
ORゲート)613と、2つのマルチプレクサ6
14および615と、ANDゲート616と、乗
算器618と、他の2つの加算器617および6
19とを具える。これらの素子の接続および機能
は以下の通りとする。 ※しきい値検出器610:8ビツト接続線303
(第6図のシフトレジスタ30の出力端)によ
つて伝達される線分ビツトE(X)を受ける3
ビツト入力端と、E(X)が0を越える場合に
確認(バリデーシヨン)信号を生じる1ビツト
出力端とを有する。 ※しきい値検出器611:8ビツト接続線402
(第6図のシフトレジスタ40の出力端)によ
つて伝達される線分ビツトE(C)を受ける3
ビツト入力端と、E(C)が0を越える場合に
確認信号を生じる1ビツト出力端とを有する。 ※加算器612:接続がしきい値検出器610お
よび611の入力端と同である2つの3ビツト
入力端と、前述した式a),b),c)および
d)に応じて線分番号E(U)を生じる4ビツ
ト出力端とを有する。すなわち、加算器612
の入出力関係は以下の通りである。
【表】
※ゲート613:接続線303および402によ
つてそれぞれ伝達される正負符号ビツトSgn
(X)およびSgn(C)をそれぞれ受ける2つの
1ビツト入力端と、Sgn(X)=Sgn(C)の場合
に、すなわちSgn(U)=1の場合に値1を生
じ、Sgn(X)≠Sgn(C)の場合に、すなわち
Sgn(U)=0の場合に値0を生じる1ビツト出
力端とを有する。 ※マルチプレクサ614:接続線303に接続さ
れこの接続線から仮数ビツトM(X)を受ける
4ビツト信号入力端と、検出器611の出力端
に接続された確認入力端と、検出器611がそ
の確認信号を生じる場合にのみ値M(X)を通
し逆の場合に値0を通す4ビツト出力端とを有
する。 ※マルチプレクサ615:接続線402に接続さ
れ、この接続線から仮数ビツトM(C)を受け
る4ビツト信号入力端と、検出器610の出力
端に接続された確認入力端と、検出器610が
その確認信号を生じる場合にのみ値M(C)を
通し、逆の場合に値0を通す4ビツト出力端と
を有する。 ※ANDゲート616:検出器610および61
1の出力端にそれぞれ接続された2つの1ビツ
ト入力端と、これらの2つの検出器がこれらの
確認信号を同時に生じる場合に論理値1を生じ
る1ビツト出力端とを有する。 ※加算器617:マルチプレクサ614、マルチ
プレクサ615およびゲート616の出力端に
それぞれ接続された3つの入力端と、これら3
つの素子614,615および616によつて
生ぜしめられた各別の値の和を生じる6ビツト
出力端とを有する。 ※乗算器618:接続線303および402にそ
れぞれ接続され仮数ビツトM(X)およびM
(C)を受ける2つの4ビツト入力端と、積M
(C)・M(X)の値を生じる6ビツト出力端と
を有する。 ※加算器619:乗算器618(M(C)・M
(X)の値を生じる)の出力端および加算器6
17(必要に応じM(C)+M(X)+(1又は0)
の値を生じる)の出力端に接続された2つの6
ビツト入力端と、値M(U)を生じる6ビツト
出力端とを有する。 乗算器618は、固定メモリ内に記憶され読出
し指令(仮数ビツトM(X)およびM(C))を受
けた際に読出される対応する値の表に基づいて構
成することができる。 計算装置61を上述したように構成することに
より前述した場合a),b),c)およびd)の計
算が実際に行なわれるということを確かめること
ができる。 畳込み計算手段60は計算装置61以外に擬似
対数−線形符号変換器62および累算加算器63
を有する。符号変換器62は以下の入力端を有す
る。 ※ 加算器619(仮数値M(U)を生じる)の
出力端に接続された6ビツト入力端621 ※ 加算器612(線分番号E(U)を生じる)
の出力端に接続された4ビツト入力端622 ※ ゲート613(正負符号Sgn(U)の値を生
じる)の出力端に接続された入力端623 符号変換器62はその16ビツト出力端624に
積uA=x・cの値を再現する。ここにxは第6
図におけるシフトレジスタ30によつて供給され
る各符号ワードXを変換したものである線形符号
ワードであり、cは第6図におけるシフトレジス
タ40により供給される各重み係数符号ワードC
を変換したものである線形符号ワードである。 この符号変換器62は固定メモリ(または
FPLA型のプログラマブル論理装置)内に記憶さ
れた対応する値の表に基づいて形成することがで
きる。 第5図の表はワードuの符号の一部分を示す。
この表は24ビツトのうち16ビツトのみを考慮した
線形符号に関するものである。ビツトA,B,
C,D,E,Fは加算器619から生じる仮数ビ
ツトある。この表には正負符号ビツトは示してい
ない。第1列は、4ビツトで符号化された線分番
号E(U)を示し、第2列の線形符号においてビ
ツトAに先行するビツトはすべて値0に固定され
ており、この0の個数が線分番号に関連する。正
負符号ビツト(図示せず)が負数を示した場合は
表に含まれている2進数の2の補数をとる。 16ビツト入力端が符号変換器62の出力端に接
続された累算加算器63は、周波数H1(サンプリ
ング速度)で同期されたフリツプフロツプ64に
より減算器72の一入力端に符号ワードの列を
生じる。この符号ワードの列における各符号ワー
ドは符号変換器62か生じるk個の最も新しいワ
ードuの和である。換言すれば各瞬時nTに対し
次式が成り立つ。 (n)=31 〓i=0 x(n−i)・c(i) これらの符号ワードは線形符号ワードである
為、これらを、同じく周波数H1で同期されてい
るフリツプフロツプ74を経て伝達される擬似対
数符号ワードSを符号変換器71によつて変換し
たものである線形符号ワードsから減算器72内
で減算することができる。このようにすることに
より前述したように線形符号ワードrの列が得ら
れ、これらの線形符号ワードrが符号変形器73
により擬似対数符号ワードRに変換され、これら
の符号ワードRが送信路20に供給される。 累算加算器路3により生ぜしめられる符号ワー
ドは12ビツトに丸められるか或いは第13ビツト
以下を単に無視する(第5図の表におけるビツト
B12までを参照する)。その理由はそれ以後の計
算で12ビツトのみを用いる為である。符号変換器
71によつて生ぜしめられる符号ワードsも12ビ
ツトを有する為、減算器72により生ぜしめられ
る符号ワードrも12ビツトを有する。符号ワード
Rを生じる符号変換器73は8ビツトでのA規定
によりPCM符号化を復元する。 第8図は相関計算手段50(第6図)に関する
ものであり、特に加算器53により、マルチプレ
クサ41を経てシフトレジスタ40を循環する重
み係数符号ワードCに加えられる或いはこれらの
重み係数符号ワードCから減算されるような適当
な正負符号を有する補正項ΔCを任意に生じる比
較計算装置52に関するものである。 まず最初に、シフトレジスタ30から擬似対数
符号ワードXを受ける符号変換器51の入力端に
は正負符号ビツトが供給されないということに注
意すべきである。従つてこの符号変換器51の入
力端は7ビツト入力端である。この符号変換器5
1から生じる線形符号ワード|x|は8ビツトに
丸められた絶対値を有するワードである。その理
由は、3ビツトの線分番号と4ビツトの仮数値と
の擬似対数符号ワードを線形表示すると、第4図
に示すように12ビツトを必要とするが、8ビツト
で充分線形符号ワードを識別しうる為である。 比較計算装置52(第6図)を構成する回路は
累算加算器54と、3つのレベル検出比較器5
5,56および57と、ANDゲート58と、マ
ルチプレクサ59とである。これらの接続は以下
の通りである。 ※累算加算器54:8ビツト入力端を符号変換器
51の出力端に接続し、13ビツト入力端を符号
ワード|x|の周波数(速度)H2で同期され
るD−フリツプフロツプ541を経て13ビツト
出力端に接続し、この出力端は周波数H2で同
期されるD−フリツプフロツプ542を経て8
ビツト接続線543にも接続する。 ※レベル検出比較器56:8ビツト入力端を接続
線543に接続する。 ※レベル検出比較器55:一方の8ビツト入力端
を符号変換器51の出力端に接続し、他方の8
ビツト入力端を接続線543に接続する。 ※レベル検出比較器57:一方の8ビツト入力端
を減算器72(第6図)の出力端に接続し、他
方の8ビツト入力端を接続線543に接続す
る。 ※ANDゲート58:3つの入力端をレベル検出
比較器55,56および57の3つの出力端に
それぞれ接続する。 ※マルチプレクサ59:確認すなわち制御入力端
593をANDゲート58の出力端に接続し、
出力端を加算器53の一方の入力端に接続す
る。 重み係数符号ワードCは擬似対数符号ワードで
あるということに注意する必要がある。これらの
符号ワードは計算装置61(第6図)に供給され
る際には8ビツトしか有しないが、シフトレジス
タ40の容量は12ビツトの32ワード(k=32)で
ある為、充分な精度で補正を行なうことができ
る。 重み係数符号ワードCは補正信号を計算する
のに用いられる。重み係数符号ワードCの構成は
S,E1,E2,E3,M1,M2,……,M8 より成つており、Sは正負符号ビツトであり、
E1〜E3は線分番号を形成し、M1〜M8は仮数を
構成する。これら重み係数符号ワードCはエコー
信号の変化に適合するように更新する必要があ
る。この更新は各重み係数符号ワードCに補正項
ΔCを加えるか、各重み係数符号ワードからこの
補正項を減じることにより行なわれる。この補正
項ΔCの適切な値はビツトM5の値に対応する値で
あるということを実験により確かめた。この補正
項の値をビツトM5に加えるか或いはビツトM5か
ら減算することができる。C・X・Rが正の場合
には、このことは、エラーr=s−は正であ
り、従つて補正信号はあまりにも小さすぎると
いうことを意味する。このことは又、重み係数符
号ワードCがあまにも小さすぎ、従つてこのCを
増大させる必要があるということを意味すう。
C・X・Rが負である場合には、このことはエラ
ーr=s−が負であることを意味し、従つて補
正信号はあまりにも大きすぎる。このことは
又、重み係数符号ワードCがあまりにも大さす
ぎ、従つてCを減少させる必要があるということ
に意味する。この目的の為に、マルチプレクサ5
9の入力端591を接続線(図示せず)を経て接
続線402(シフトレジスタ40の出力端)、接
続線303(シフトレジスタ30の入力端)およ
び送信路20に接続し、常にC,X,Rの正負符
号を受けるようにする。従つてマルチプレクサ5
9の出力端595は3つの出力状態、すなわち
ANDゲート58が制御入力端593に制御信号
を供給しない場合に零状態、ANDゲート58が
制御信号を供給する場合に状態+1または−1と
なる。 この制御信号は次の条件が同時に満足される場
合のみ供給される。 a 遠端スピーチ信号サンプル(符号ワードX)
のレベルが前のk個のサンプルの平均レベルと
異なる必要がある(異ならない場合には補正は
無用である)。 b このレベルは補正が適切に適用されうるのに
充分でなければならない。 c このレベルはPCM伝送の公称容量を越えて
はならない(このレベルが公称容量を越える場
合にはサンプルは制限され、その結果非直線性
がエコーキヤンセラによつて再生されなくな
る)。 d 再生された近端スピーチ信号サンプル(符号
ワードR)のレベルがあまりにも高くなつては
ならない(このレベルがあまりにも高くなる
と、このレベルは特に作動開始直後に起こる偶
発的な近端雑音を表わしてしまい、これを考慮
することにより重み係数符号ワードCの調整量
に悪影響を及ぼしてしまう)。 e 遠端スピーチ信号(符号ワードX)は互いに
充分に相関的でないようにする必要がある(こ
のようにしない場合には補償信号の計算アルゴ
リズムが発散を開始してしまう)。 レベル検出比較器55は条件a)を確認し、符
号変換器51によつて供給される線形符号ワード
xの絶対値|x|が累算加算器54によつて供給
される平均絶対値||よりも大きい場合のみ
ANDゲート58に確認信号を供給する。 レベル検出比較器56は条件b)およびc)を
確認し、平均絶対値||が2exp(−7)よりも
大きく2exp(−2)よりも小さい場合のみAND
ゲート58に確認信号を供給する。遠端スピーチ
信号サンプルのレベルがPCM伝送の公称容量を
越えなければこの条件は必ずしも必要でない。 レベル検出比較器57は条件d)およびe)を
確認し、平均絶対値||に対する減算器72に
より再生された線形符号ワードrの値の比の絶対
値|r/|||が2exp(−1)よりも小さく
2exp(−6)よりも大きい場合のみANDゲート
58に確認信号を供給する。 しかし、重み係数符号ワードCを適用すると、
重複通話状態の場合に通話が劣化するおそれがあ
り、このことは、近端スピーチ信号サンプル(擬
似対数符号ワードS)が遠端スピーチ信号サンプ
ル(擬似対数符号ワードX)に対して無視できな
いレベルを有するという事実から明らかとなる。
この本例のエコーキヤンセラにおいては、この重
複通話状態中全体に亘つて補正項ΔCのレベルを
減少させることにより上述した問題を解決する。 重み係数符号ワードCに対する予備調整回路
(第6図の制御装置80)を設けることにより重
複通話検出器を用いないのですむ。通信が開始さ
れていないときの作動においては、通信の開示時
に生じるエコーを殆んど直ちに除去しうる。従つ
て重み係数符号ワードCの値を微調整する為にマ
ルチプレクサ59によつて供給される補正項ΔC
の絶対値を減少せしめることができるようにな
る。従つて、重複通話の場合には、エコーキヤン
セラの安定度は重複通話検出器がもはや無用とな
る程度のものとなる。これらの補正項ΔCの値の
減少は、補正項ΔCが重み係数符号ワードCの仮
数ビツトM7に関連しもはやビツトM5((12dBの
減衰)に関連しないようにマルチプレクサ59を
加算器53に接続することにより行なわしめる。
この場合重複通話検出器が省略される。 重複通話検出器が省略される理由は小さな値
(下位ビツトに対応する)の補正項ΔCを用いる為
である。雑音や他の妨害(例えば重複通話)がエ
コーキヤンセラの精度に及ぼす影響は補正項ΔC
の絶対値に正比例する。従つてΔCを充分に小さ
く選択することにより、重複通話による影響を所
望通りに減少せしめることができ、重複通話検出
器を省略する。ΔCの値を小さくすると、収束速
度が低下するが、電話回線にパルスを供給するこ
とによりCの初期値を決定し、これらのCの値を
エコー信号の次のサンプル値に等しくすることに
より、初期の収束速度を速めることができる。 実行可能性の研究に対するブレツドボーデイン
グ検査により上述したエコーキヤンセラの2例、
すなわち ※ 重複通話検出器を有し、補正項ΔCが重複通
話のない場合に重み係数符号ワードCのビツト
M5に関連し、重複通話状態の場合にビツトM8
に関連するエコーキヤンセラA ※ 重複通話検出器を有さず、補正項ΔCがあら
ゆる場合に重み係数符号ワードCのビツトM7
に関連するエコーキヤンセラB の作動を比較することができる。 全減衰量、すなわちエコーの反射減衰量Fを受
信路(第1および2図における受信路VR)を経
て伝達される信号のの平均電力P(X)と送信路
(第1および2図の送信路VE)に生じる平均電力
P(E)との比P(X)/P(E)として定義され
る。 エコーキヤンセラAの場合には、Fは、作動中
通常生じる各エコーの信号路に対し且つP(X)
が−27dBmo(ここにdBmoは1ミリワツトの規
準電力を用いた場合の相対的な電力の目安であ
り、dBmo中のoはこの電力のレベルを電話回線
中の規準点で測定したということを表わす)より
も大きいかこれに等しい時間の間37dBを越える。
この限界よりも低い場合にはFは、エコーがコー
デツクにより発生される雑音中に消されるまで直
線的に減少する。 エコーキヤンセラBの場合においてには、Fは
P(X)が−20dBmoよりも大きい或いはこれに
等しい時間の間40dBを越える。この限界よりも
低いと、Fは擬似線形的に減少する。 重み係数符号ワードCの収束速度はこれら双方
の場合に完全に満足なものとなる。
つてそれぞれ伝達される正負符号ビツトSgn
(X)およびSgn(C)をそれぞれ受ける2つの
1ビツト入力端と、Sgn(X)=Sgn(C)の場合
に、すなわちSgn(U)=1の場合に値1を生
じ、Sgn(X)≠Sgn(C)の場合に、すなわち
Sgn(U)=0の場合に値0を生じる1ビツト出
力端とを有する。 ※マルチプレクサ614:接続線303に接続さ
れこの接続線から仮数ビツトM(X)を受ける
4ビツト信号入力端と、検出器611の出力端
に接続された確認入力端と、検出器611がそ
の確認信号を生じる場合にのみ値M(X)を通
し逆の場合に値0を通す4ビツト出力端とを有
する。 ※マルチプレクサ615:接続線402に接続さ
れ、この接続線から仮数ビツトM(C)を受け
る4ビツト信号入力端と、検出器610の出力
端に接続された確認入力端と、検出器610が
その確認信号を生じる場合にのみ値M(C)を
通し、逆の場合に値0を通す4ビツト出力端と
を有する。 ※ANDゲート616:検出器610および61
1の出力端にそれぞれ接続された2つの1ビツ
ト入力端と、これらの2つの検出器がこれらの
確認信号を同時に生じる場合に論理値1を生じ
る1ビツト出力端とを有する。 ※加算器617:マルチプレクサ614、マルチ
プレクサ615およびゲート616の出力端に
それぞれ接続された3つの入力端と、これら3
つの素子614,615および616によつて
生ぜしめられた各別の値の和を生じる6ビツト
出力端とを有する。 ※乗算器618:接続線303および402にそ
れぞれ接続され仮数ビツトM(X)およびM
(C)を受ける2つの4ビツト入力端と、積M
(C)・M(X)の値を生じる6ビツト出力端と
を有する。 ※加算器619:乗算器618(M(C)・M
(X)の値を生じる)の出力端および加算器6
17(必要に応じM(C)+M(X)+(1又は0)
の値を生じる)の出力端に接続された2つの6
ビツト入力端と、値M(U)を生じる6ビツト
出力端とを有する。 乗算器618は、固定メモリ内に記憶され読出
し指令(仮数ビツトM(X)およびM(C))を受
けた際に読出される対応する値の表に基づいて構
成することができる。 計算装置61を上述したように構成することに
より前述した場合a),b),c)およびd)の計
算が実際に行なわれるということを確かめること
ができる。 畳込み計算手段60は計算装置61以外に擬似
対数−線形符号変換器62および累算加算器63
を有する。符号変換器62は以下の入力端を有す
る。 ※ 加算器619(仮数値M(U)を生じる)の
出力端に接続された6ビツト入力端621 ※ 加算器612(線分番号E(U)を生じる)
の出力端に接続された4ビツト入力端622 ※ ゲート613(正負符号Sgn(U)の値を生
じる)の出力端に接続された入力端623 符号変換器62はその16ビツト出力端624に
積uA=x・cの値を再現する。ここにxは第6
図におけるシフトレジスタ30によつて供給され
る各符号ワードXを変換したものである線形符号
ワードであり、cは第6図におけるシフトレジス
タ40により供給される各重み係数符号ワードC
を変換したものである線形符号ワードである。 この符号変換器62は固定メモリ(または
FPLA型のプログラマブル論理装置)内に記憶さ
れた対応する値の表に基づいて形成することがで
きる。 第5図の表はワードuの符号の一部分を示す。
この表は24ビツトのうち16ビツトのみを考慮した
線形符号に関するものである。ビツトA,B,
C,D,E,Fは加算器619から生じる仮数ビ
ツトある。この表には正負符号ビツトは示してい
ない。第1列は、4ビツトで符号化された線分番
号E(U)を示し、第2列の線形符号においてビ
ツトAに先行するビツトはすべて値0に固定され
ており、この0の個数が線分番号に関連する。正
負符号ビツト(図示せず)が負数を示した場合は
表に含まれている2進数の2の補数をとる。 16ビツト入力端が符号変換器62の出力端に接
続された累算加算器63は、周波数H1(サンプリ
ング速度)で同期されたフリツプフロツプ64に
より減算器72の一入力端に符号ワードの列を
生じる。この符号ワードの列における各符号ワー
ドは符号変換器62か生じるk個の最も新しいワ
ードuの和である。換言すれば各瞬時nTに対し
次式が成り立つ。 (n)=31 〓i=0 x(n−i)・c(i) これらの符号ワードは線形符号ワードである
為、これらを、同じく周波数H1で同期されてい
るフリツプフロツプ74を経て伝達される擬似対
数符号ワードSを符号変換器71によつて変換し
たものである線形符号ワードsから減算器72内
で減算することができる。このようにすることに
より前述したように線形符号ワードrの列が得ら
れ、これらの線形符号ワードrが符号変形器73
により擬似対数符号ワードRに変換され、これら
の符号ワードRが送信路20に供給される。 累算加算器路3により生ぜしめられる符号ワー
ドは12ビツトに丸められるか或いは第13ビツト
以下を単に無視する(第5図の表におけるビツト
B12までを参照する)。その理由はそれ以後の計
算で12ビツトのみを用いる為である。符号変換器
71によつて生ぜしめられる符号ワードsも12ビ
ツトを有する為、減算器72により生ぜしめられ
る符号ワードrも12ビツトを有する。符号ワード
Rを生じる符号変換器73は8ビツトでのA規定
によりPCM符号化を復元する。 第8図は相関計算手段50(第6図)に関する
ものであり、特に加算器53により、マルチプレ
クサ41を経てシフトレジスタ40を循環する重
み係数符号ワードCに加えられる或いはこれらの
重み係数符号ワードCから減算されるような適当
な正負符号を有する補正項ΔCを任意に生じる比
較計算装置52に関するものである。 まず最初に、シフトレジスタ30から擬似対数
符号ワードXを受ける符号変換器51の入力端に
は正負符号ビツトが供給されないということに注
意すべきである。従つてこの符号変換器51の入
力端は7ビツト入力端である。この符号変換器5
1から生じる線形符号ワード|x|は8ビツトに
丸められた絶対値を有するワードである。その理
由は、3ビツトの線分番号と4ビツトの仮数値と
の擬似対数符号ワードを線形表示すると、第4図
に示すように12ビツトを必要とするが、8ビツト
で充分線形符号ワードを識別しうる為である。 比較計算装置52(第6図)を構成する回路は
累算加算器54と、3つのレベル検出比較器5
5,56および57と、ANDゲート58と、マ
ルチプレクサ59とである。これらの接続は以下
の通りである。 ※累算加算器54:8ビツト入力端を符号変換器
51の出力端に接続し、13ビツト入力端を符号
ワード|x|の周波数(速度)H2で同期され
るD−フリツプフロツプ541を経て13ビツト
出力端に接続し、この出力端は周波数H2で同
期されるD−フリツプフロツプ542を経て8
ビツト接続線543にも接続する。 ※レベル検出比較器56:8ビツト入力端を接続
線543に接続する。 ※レベル検出比較器55:一方の8ビツト入力端
を符号変換器51の出力端に接続し、他方の8
ビツト入力端を接続線543に接続する。 ※レベル検出比較器57:一方の8ビツト入力端
を減算器72(第6図)の出力端に接続し、他
方の8ビツト入力端を接続線543に接続す
る。 ※ANDゲート58:3つの入力端をレベル検出
比較器55,56および57の3つの出力端に
それぞれ接続する。 ※マルチプレクサ59:確認すなわち制御入力端
593をANDゲート58の出力端に接続し、
出力端を加算器53の一方の入力端に接続す
る。 重み係数符号ワードCは擬似対数符号ワードで
あるということに注意する必要がある。これらの
符号ワードは計算装置61(第6図)に供給され
る際には8ビツトしか有しないが、シフトレジス
タ40の容量は12ビツトの32ワード(k=32)で
ある為、充分な精度で補正を行なうことができ
る。 重み係数符号ワードCは補正信号を計算する
のに用いられる。重み係数符号ワードCの構成は
S,E1,E2,E3,M1,M2,……,M8 より成つており、Sは正負符号ビツトであり、
E1〜E3は線分番号を形成し、M1〜M8は仮数を
構成する。これら重み係数符号ワードCはエコー
信号の変化に適合するように更新する必要があ
る。この更新は各重み係数符号ワードCに補正項
ΔCを加えるか、各重み係数符号ワードからこの
補正項を減じることにより行なわれる。この補正
項ΔCの適切な値はビツトM5の値に対応する値で
あるということを実験により確かめた。この補正
項の値をビツトM5に加えるか或いはビツトM5か
ら減算することができる。C・X・Rが正の場合
には、このことは、エラーr=s−は正であ
り、従つて補正信号はあまりにも小さすぎると
いうことを意味する。このことは又、重み係数符
号ワードCがあまにも小さすぎ、従つてこのCを
増大させる必要があるということを意味すう。
C・X・Rが負である場合には、このことはエラ
ーr=s−が負であることを意味し、従つて補
正信号はあまりにも大きすぎる。このことは
又、重み係数符号ワードCがあまりにも大さす
ぎ、従つてCを減少させる必要があるということ
に意味する。この目的の為に、マルチプレクサ5
9の入力端591を接続線(図示せず)を経て接
続線402(シフトレジスタ40の出力端)、接
続線303(シフトレジスタ30の入力端)およ
び送信路20に接続し、常にC,X,Rの正負符
号を受けるようにする。従つてマルチプレクサ5
9の出力端595は3つの出力状態、すなわち
ANDゲート58が制御入力端593に制御信号
を供給しない場合に零状態、ANDゲート58が
制御信号を供給する場合に状態+1または−1と
なる。 この制御信号は次の条件が同時に満足される場
合のみ供給される。 a 遠端スピーチ信号サンプル(符号ワードX)
のレベルが前のk個のサンプルの平均レベルと
異なる必要がある(異ならない場合には補正は
無用である)。 b このレベルは補正が適切に適用されうるのに
充分でなければならない。 c このレベルはPCM伝送の公称容量を越えて
はならない(このレベルが公称容量を越える場
合にはサンプルは制限され、その結果非直線性
がエコーキヤンセラによつて再生されなくな
る)。 d 再生された近端スピーチ信号サンプル(符号
ワードR)のレベルがあまりにも高くなつては
ならない(このレベルがあまりにも高くなる
と、このレベルは特に作動開始直後に起こる偶
発的な近端雑音を表わしてしまい、これを考慮
することにより重み係数符号ワードCの調整量
に悪影響を及ぼしてしまう)。 e 遠端スピーチ信号(符号ワードX)は互いに
充分に相関的でないようにする必要がある(こ
のようにしない場合には補償信号の計算アルゴ
リズムが発散を開始してしまう)。 レベル検出比較器55は条件a)を確認し、符
号変換器51によつて供給される線形符号ワード
xの絶対値|x|が累算加算器54によつて供給
される平均絶対値||よりも大きい場合のみ
ANDゲート58に確認信号を供給する。 レベル検出比較器56は条件b)およびc)を
確認し、平均絶対値||が2exp(−7)よりも
大きく2exp(−2)よりも小さい場合のみAND
ゲート58に確認信号を供給する。遠端スピーチ
信号サンプルのレベルがPCM伝送の公称容量を
越えなければこの条件は必ずしも必要でない。 レベル検出比較器57は条件d)およびe)を
確認し、平均絶対値||に対する減算器72に
より再生された線形符号ワードrの値の比の絶対
値|r/|||が2exp(−1)よりも小さく
2exp(−6)よりも大きい場合のみANDゲート
58に確認信号を供給する。 しかし、重み係数符号ワードCを適用すると、
重複通話状態の場合に通話が劣化するおそれがあ
り、このことは、近端スピーチ信号サンプル(擬
似対数符号ワードS)が遠端スピーチ信号サンプ
ル(擬似対数符号ワードX)に対して無視できな
いレベルを有するという事実から明らかとなる。
この本例のエコーキヤンセラにおいては、この重
複通話状態中全体に亘つて補正項ΔCのレベルを
減少させることにより上述した問題を解決する。 重み係数符号ワードCに対する予備調整回路
(第6図の制御装置80)を設けることにより重
複通話検出器を用いないのですむ。通信が開始さ
れていないときの作動においては、通信の開示時
に生じるエコーを殆んど直ちに除去しうる。従つ
て重み係数符号ワードCの値を微調整する為にマ
ルチプレクサ59によつて供給される補正項ΔC
の絶対値を減少せしめることができるようにな
る。従つて、重複通話の場合には、エコーキヤン
セラの安定度は重複通話検出器がもはや無用とな
る程度のものとなる。これらの補正項ΔCの値の
減少は、補正項ΔCが重み係数符号ワードCの仮
数ビツトM7に関連しもはやビツトM5((12dBの
減衰)に関連しないようにマルチプレクサ59を
加算器53に接続することにより行なわしめる。
この場合重複通話検出器が省略される。 重複通話検出器が省略される理由は小さな値
(下位ビツトに対応する)の補正項ΔCを用いる為
である。雑音や他の妨害(例えば重複通話)がエ
コーキヤンセラの精度に及ぼす影響は補正項ΔC
の絶対値に正比例する。従つてΔCを充分に小さ
く選択することにより、重複通話による影響を所
望通りに減少せしめることができ、重複通話検出
器を省略する。ΔCの値を小さくすると、収束速
度が低下するが、電話回線にパルスを供給するこ
とによりCの初期値を決定し、これらのCの値を
エコー信号の次のサンプル値に等しくすることに
より、初期の収束速度を速めることができる。 実行可能性の研究に対するブレツドボーデイン
グ検査により上述したエコーキヤンセラの2例、
すなわち ※ 重複通話検出器を有し、補正項ΔCが重複通
話のない場合に重み係数符号ワードCのビツト
M5に関連し、重複通話状態の場合にビツトM8
に関連するエコーキヤンセラA ※ 重複通話検出器を有さず、補正項ΔCがあら
ゆる場合に重み係数符号ワードCのビツトM7
に関連するエコーキヤンセラB の作動を比較することができる。 全減衰量、すなわちエコーの反射減衰量Fを受
信路(第1および2図における受信路VR)を経
て伝達される信号のの平均電力P(X)と送信路
(第1および2図の送信路VE)に生じる平均電力
P(E)との比P(X)/P(E)として定義され
る。 エコーキヤンセラAの場合には、Fは、作動中
通常生じる各エコーの信号路に対し且つP(X)
が−27dBmo(ここにdBmoは1ミリワツトの規
準電力を用いた場合の相対的な電力の目安であ
り、dBmo中のoはこの電力のレベルを電話回線
中の規準点で測定したということを表わす)より
も大きいかこれに等しい時間の間37dBを越える。
この限界よりも低い場合にはFは、エコーがコー
デツクにより発生される雑音中に消されるまで直
線的に減少する。 エコーキヤンセラBの場合においてには、Fは
P(X)が−20dBmoよりも大きい或いはこれに
等しい時間の間40dBを越える。この限界よりも
低いと、Fは擬似線形的に減少する。 重み係数符号ワードCの収束速度はこれら双方
の場合に完全に満足なものとなる。
第1図はただ1つの加入者に対するデジタル電
話回線におけるエコーキヤンセラの位置を示す簡
単な回路図、第2図は複数個の加入者を有する群
に対するデジタル電話回線におけるエコーキヤン
セラの位置を示す簡単な回路図、第3図は擬似対
数符号化に対するA規則の既知の特性を示す説明
図、第4図は第3図よりも更に詳細な特性を示す
説明図、第5図は畳込み計算手段中の擬似対数−
線形符号変換器によつて生ぜしめられる線形符号
ワードを示す説明図、第6図は本発明によるエコ
ーキヤンセラの一例を示す一般的なブロツク線
図、第7図は第6図の例の畳込みおよび減算計算
手段を示すブロツク線図、第8図は第6図に示す
例の相関計算手段を示すブロツク線図、第9図は
従来のエコーキヤンセラを簡略化して示すブロツ
ク線図である。 CT……加入者装置、F2……アナログ2線式
線路、F4……アナログ4線式線路、TH……ハ
イブリツド結合器、CD……コーデツク、PB1,
PB2……低域通話フイルタ、AE……エコーキヤ
ンセラ、NT……デジタルトランスバーサルフイ
ルタ、ST……デジタル減算器、MX……マルチ
プレクサ、DX……デマルチプレクサ、10……
受信路、11……マルチプレクサ、20……送信
路、30……第1シフトレジスタ、31……マル
チプレクサ、32……フリツプフロツプ、40…
…第2シフトレジスタ、50……デジタル相関計
算手段、51……擬似対数−線形符号変換器、5
2……比較計算装置、53……加算器、54……
累算加算器、55,56,57……レベル検出比
較器、58……ANDゲート、59……マルチプ
レクサ、60……デジタル畳込み計算手段、61
……計算装置、62……擬似対数−線形符号変換
器、63……累算加算器、70……デジタル減算
計算手段、71……擬似対数−線形符号変換器、
72……減算器、73……線形−擬似対数符号変
換器、80……制御装置。
話回線におけるエコーキヤンセラの位置を示す簡
単な回路図、第2図は複数個の加入者を有する群
に対するデジタル電話回線におけるエコーキヤン
セラの位置を示す簡単な回路図、第3図は擬似対
数符号化に対するA規則の既知の特性を示す説明
図、第4図は第3図よりも更に詳細な特性を示す
説明図、第5図は畳込み計算手段中の擬似対数−
線形符号変換器によつて生ぜしめられる線形符号
ワードを示す説明図、第6図は本発明によるエコ
ーキヤンセラの一例を示す一般的なブロツク線
図、第7図は第6図の例の畳込みおよび減算計算
手段を示すブロツク線図、第8図は第6図に示す
例の相関計算手段を示すブロツク線図、第9図は
従来のエコーキヤンセラを簡略化して示すブロツ
ク線図である。 CT……加入者装置、F2……アナログ2線式
線路、F4……アナログ4線式線路、TH……ハ
イブリツド結合器、CD……コーデツク、PB1,
PB2……低域通話フイルタ、AE……エコーキヤ
ンセラ、NT……デジタルトランスバーサルフイ
ルタ、ST……デジタル減算器、MX……マルチ
プレクサ、DX……デマルチプレクサ、10……
受信路、11……マルチプレクサ、20……送信
路、30……第1シフトレジスタ、31……マル
チプレクサ、32……フリツプフロツプ、40…
…第2シフトレジスタ、50……デジタル相関計
算手段、51……擬似対数−線形符号変換器、5
2……比較計算装置、53……加算器、54……
累算加算器、55,56,57……レベル検出比
較器、58……ANDゲート、59……マルチプ
レクサ、60……デジタル畳込み計算手段、61
……計算装置、62……擬似対数−線形符号変換
器、63……累算加算器、70……デジタル減算
計算手段、71……擬似対数−線形符号変換器、
72……減算器、73……線形−擬似対数符号変
換器、80……制御装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 擬似対数符号化法則により得るPCM信号に
対する2つのデジタル信号路10,20を有する
電話回線用のエコーキヤンセラであつて、該エコ
ーキヤンセラは前記の電話回線中で少なくとも1
つの加入者に対するラインインタフエース回路の
付近に配置され、前記のエコーキヤンセラの目的
を、前記のインタフエース回路によつて生ぜしめ
られる近端スピーチ信号の擬似対数符号ワードS
を伝達する送信路20中で受信路10を経て前記
のインタフエース回路に伝達される遠端スピーチ
信号の擬似対数符号ワードXのエコー効果をほぼ
相殺することとし、前記のエコーキヤンセラが、 kを正の整数とした(k+1)個の符号ワード
の容量を有する第1シフトレジスタ30を具え、
この第1シフトレジスタは予定の循環速度で当該
第1シフトレジスタを経て前記の擬似対数符号ワ
ードXをシフトせしめるように構成され、この第
1シフトレジスタの出力端がこの第1シフトレジ
スタの入力端に接続され、この入力端を前記の受
信路に接続して各サンプリング瞬時に擬似対数符
号ワードXを受けるようにし、この第1シフトレ
ジスタ中の符号ワードの循環速度を、k個の最も
新しい擬似対数符号ワードXの列が2つの順次の
サンプリング瞬時間で第1シフトレジスタの出力
端に生じるような速度とし、更に前記のエコーキ
ヤンセラが、 k個の符号ワードの容量を有する第2シフトレ
ジスタ40を具え、この第2シフトレジスタの出
力端がこの第2シフトレジスタの入力端に接続さ
れ、この第2シフトレジスタは第1シフトレジス
タと同相で作動し、k個の係数符号ワードCの列
がこの第2シフトレジスタ内で循環するように
し、更に前記のエコーキヤンセラが、 デジタル畳込み計算手段60を具え、該畳込み
計算手段は、第1および第2シフトレジスタから
同時に供給されるワードXおよびワードCを合成
演算することによりそれぞれ得られるk個のワー
ドを加算することにより得られる線形エコー相殺
符号ワードを各サンプリング瞬時に生ぜしめる
ように配置され、更に前記のエコーキヤンセラ
が、 デジタル減算計算手段70を具え、該減算計算
手段は減算器72を有し、この減算器の第1入力
端が擬似対数−線形符号変換器71を経てインタ
フエース回路に接続され、前記の減算器の第2入
力端が前記のデジタル畳込み計算手段の出力端に
接続され、前記の減算器の出力端が線形−擬似対
数符号変換器73を経て送信路に接続されてお
り、 更に前記のエコーキヤンセラが、 デジタル相関計算手段50を具え、該デジタル
相関計算手段が第1および第2シフトレジスタに
それぞれ接続された入力端と、前記の減算器の出
力端に接続された入力端と、第2シフトレジスタ
の入力端に接続された出力端とを有し、前記のデ
ジタル相関計算手段により、第2シフトレジスタ
内で循環するワードCの値を前記の第1シフトレ
ジスタおよび減算器からそれぞれ供給されるワー
ドに対する比較基準の関数として変更するように
なつており、更に前記のエコーキヤンセラが、 インタフエース回路を含む通信の確立時に動作
するインパルス発生手段11,80を具え、この
インパルス発生手段により予定レベルのインパル
スを受信路10に供給し、このインパルスに応答
して前記のエコー効果により生ぜしめられてイン
タフエース回路から供給される最初のk個の符号
ワードSを第2シフトレジスタ40の入力端に伝
達することによりこの第2シフトレジスタ内に記
録された係数符号ワードCを初期設定し初期係数
符号ワードとして用いるようになつているエコー
キヤンセラにおいて、 前記のデジタル相関計算手段50は、 前記の第1シフトレジスタの出力端に接続され
た入力端と出力端とを有し、各擬似対数符号ワー
ドXを線形符号ワードxに変換する擬似対数−線
形符号変換器51と、 この擬似対数−線形符号変換器51の出力端に
接続された入力端と、前記減算器72の出力端に
接続された入力端と、出力端と、k個の最も新し
い線形符号ワードxの絶対値|x|の平均値|
|を形成し、この平均値||に対する前記の減
算器から生ずる各符号ワードrの絶対値|r|の
比を形成し、絶対値|x|が前記の平均値||
と相違し且つ比|r|/||が予定の限界値間
にある場合に補正確認信号を生じる手段とを有し
ている比較計算装置52と、 前記の比較計算装置52に接続された第1入力
端及び前記の第2シフトレジスタ40に接続され
た第2入力端を有する加算手段53であつて、前
記の比較計算装置が補正確認信号を生じた際に、
第2シフトレジスタ中を循環する係数符号ワード
Cに補正項ΔCを加算する当該加算手段53と を具えており、前記の補正項ΔCは重複通話状態
に対しエコーキヤンセラの安定度を確保するのに
充分低い重みを有する係数符号ワードCの仮数に
影響を及ぼすものであり、前記の第2シフトレジ
スタ40は丁度補正ビツトまでの仮数ビツトを有
する係数符号ワードCを記憶するようになつてい
ることを特徴とするエコーキヤンセラ。 2 特許請求の範囲第1項に記載のエコーキヤン
セラにおいて、4ビツト仮数を有する畳込み計算
手段60に用いる係数符号ワードCに対し、第2
シフトレジスタ40に記憶された係数符号ワード
Cの補正が仮数の第7ビツトで行われるようにす
る手段が講じられていることを特徴とするエコー
キヤンセラ。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR8026808A FR2496364A1 (fr) | 1980-12-17 | 1980-12-17 | Annuleur d'echo pour transmission telephonique par voies numeriques mettant en oeuvre une loi de codage pseudo-logarithmique |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57124945A JPS57124945A (en) | 1982-08-04 |
| JPH0449295B2 true JPH0449295B2 (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=9249198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56202608A Granted JPS57124945A (en) | 1980-12-17 | 1981-12-17 | Echo canceller |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4467146A (ja) |
| EP (1) | EP0054329B1 (ja) |
| JP (1) | JPS57124945A (ja) |
| AU (1) | AU547254B2 (ja) |
| CA (1) | CA1181149A (ja) |
| DE (1) | DE3172086D1 (ja) |
| FR (1) | FR2496364A1 (ja) |
Families Citing this family (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5961233A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-07 | Nec Corp | 適応型反響消去装置 |
| JPS59151546A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-30 | Nec Corp | 適応形反響消去装置 |
| US4542265A (en) * | 1983-05-20 | 1985-09-17 | Gte Lenkurt Incorporated | Echo canceller dynamic range extension |
| DE3586696T2 (de) * | 1984-05-30 | 1993-04-01 | Hitachi Ltd | Pcm-coder/decoder mit zweidraht/vierdrahtumwandlung. |
| US4731834A (en) * | 1984-10-01 | 1988-03-15 | American Telephone And Telegraph Company, At&T Bell Laboratories | Adaptive filter including signal path compensation |
| EP0199879B1 (en) * | 1985-04-30 | 1990-03-21 | International Business Machines Corporation | A process and system for improving echo cancellation within a transmission network |
| ATE62365T1 (de) * | 1986-01-30 | 1991-04-15 | Siemens Ag | Echokompensator. |
| GB8719307D0 (en) * | 1987-08-14 | 1987-09-23 | Gen Electric Co Plc | Echo canceller |
| US5305309A (en) * | 1989-12-06 | 1994-04-19 | Fujitsu Limited | Echo canceller |
| US5857167A (en) * | 1997-07-10 | 1999-01-05 | Coherant Communications Systems Corp. | Combined speech coder and echo canceler |
| DE19815942A1 (de) | 1998-04-09 | 1999-10-14 | Cit Alcatel | Vielkanal-Echocanceller mit Compander |
| US6693967B1 (en) * | 2000-03-16 | 2004-02-17 | Agere Systems Inc. | Detecting encoding and encoding conversion for modem connections |
| US6990368B2 (en) | 2002-04-04 | 2006-01-24 | Surgical Navigation Technologies, Inc. | Method and apparatus for virtual digital subtraction angiography |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5028914A (ja) * | 1973-07-14 | 1975-03-24 | ||
| US4064379A (en) * | 1976-06-11 | 1977-12-20 | Communications Satellite Corporation | Logarithmic echo canceller |
| JPS5354408A (en) * | 1976-10-27 | 1978-05-17 | Nec Corp | Applicable echo suppressor |
| US4113997A (en) * | 1977-07-12 | 1978-09-12 | Communications Satellite, Corporation | Analog to digital signal of logarithmic format converter and analog to pseudo-rms value converter and echo canceller utilizing same |
-
1980
- 1980-12-17 FR FR8026808A patent/FR2496364A1/fr active Granted
-
1981
- 1981-12-10 CA CA000391919A patent/CA1181149A/en not_active Expired
- 1981-12-11 DE DE8181201353T patent/DE3172086D1/de not_active Expired
- 1981-12-11 EP EP81201353A patent/EP0054329B1/fr not_active Expired
- 1981-12-14 AU AU78486/81A patent/AU547254B2/en not_active Ceased
- 1981-12-16 US US06/331,483 patent/US4467146A/en not_active Expired - Lifetime
- 1981-12-17 JP JP56202608A patent/JPS57124945A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| EP0054329A1 (fr) | 1982-06-23 |
| JPS57124945A (en) | 1982-08-04 |
| AU547254B2 (en) | 1985-10-10 |
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| AU7848681A (en) | 1982-06-24 |
| CA1181149A (en) | 1985-01-15 |
| DE3172086D1 (en) | 1985-10-03 |
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