JPH04504664A - 化学反応速度を増進する自己抗体 - Google Patents

化学反応速度を増進する自己抗体

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JPH04504664A JP2507523A JP50752390A JPH04504664A JP H04504664 A JPH04504664 A JP H04504664A JP 2507523 A JP2507523 A JP 2507523A JP 50752390 A JP50752390 A JP 50752390A JP H04504664 A JPH04504664 A JP H04504664A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
化学反応速度を増進する自己抗体 本発明は、一般的には抗体に関し、更に詳細には化学反応の速度を増進すること ができる天然に見出される抗体に関する。 本出願は1989年4月25日出願の米国連続番号第07/343.081号の 部分継続出願であり、その開示内容は参照により本明細書に包含される。 本明細書には括弧内のアラビア数字で幾つかの出版物が挙げられており、本発明 か関する技術の状態を更に詳細に記載すると同時にその発明自身を一層詳細に記 載している。これらの文献についての全引用を、請求の範囲の直前の明、1[嘗 の終わりに示している。これらの出版物は、参照により本明細書に包含される。 発明の背景 抗体による配位結合および酵素による基質結合に包含れるエネルギーを具現化し て基質に電子的歪みを生じさせ、遷移状態の形成を促進することができる。基底 状態よりも酵素か触媒する反応の遷移状態に酵素が一層良好に結合して、反応の 活性化の自由エネルギーを減少させるという理論についての強力な証拠がある( 1)。これは、酵素触媒作用の遷移状態理論として知られるに至っている。酵素 触媒作用を促進することができる他の要因は、近接及び配向効果、すなわち酵素 の活性部位内に精確に配向された反応体を並置すると、生産力のある反応体の相 互作用の前に多数の無作為な衝突の必要性が減少することになる。原則としては 、抗体は同様にして化学反応を触媒することができる。 抗体による配位子の化学的変換の最初の報告は1980年になされているが(2 )、この報告に記載されているウサギの多クローン性抗血清によるステロイドエ ステルの加水分解は、触媒反応というよりは化学量論的なものである。それに続 いて、抗体がアシル移動(3)、ベリ環状(4)およびレドックス反応(5)の ような化学反応を触媒または促進することが示された。 これらの抗体は、酵素と同様に、配位子の規定状態よる抗体は、配位子の特異的 で高効率な触媒化学変換の可能性を提供する。多くの生物学的媒体は、病原生物 の抗原、ホルモン、神経伝達物質および腫瘍特異抗原のようなペプチドまたはタ ンパク質である。免疫系が包含する広範囲の特異性を用いて天然に見出される酵 素の範囲内にない化学反応を触媒することか可能である。抗体の特例えば病気に 関連するキーウィルスコートタンパク質、腫瘍特異タンパク質または内因性タン パク質を特異的に加水分解することかできる触媒的抗体を生成させることかでき る。今日までのところ、抗体によって媒介されるペプチド結合の開裂は示されて おらず、したがって特異的なペプチド結合を開裂することができる抗体の探究は かなり興味深いものである。これまでに達成された抗体によって媒介される化学 変換の種類に比較して、ペプチド結合の開裂は一層エネルギーを必要とするもの である。 天然に見出される抗体、すなわち、動物自身の細胞成分(自己抗原)に対する動 物の免疫系によって産生される抗体が、免疫感作によって導入される抗原とは対 照的に化学反応、例えばペプチド結合の開裂の速度を増進することができること も知られていなかった。これらの自己免疫疾患にみられるようないわゆる自己抗 体は、多くの治療戦略において重要である。 発明の目的 それ故、本発明の一般的目的は、化学反応の速度を増進する自己抗体を提供する ことである。 本発明のもう一つの目的は、化学反応の速度を触媒的に増進する自己抗体を提供 することである。 本発明のもう一つの目的は、ペプチド結合の開裂の速度を増進する自己抗体を提 供することである。 本発明の更にもう一つの目的は、化学反応の速度を増進する自己抗体を調製する 方法を提供することである。 本発明のもう一つの目的は、癌および微生物感染症の治療に治療薬として用いる ことかできる自己抗体を提供することである。 更にもう一つの本発明の目的は、自己抗体に関連した自己免疫疾患を診断し且つ 治療する方法を提供することである。 これらおよび他の本発明の目的、特徴および利点は下記の説明から容易に明らか になるであろうし、新規な特徴は添付した請求の範囲において具体的に指摘され るで本発明は、広い意味では基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を含んで 成る血清の抽出物に関する。この自己抗体は、動物の自己抗原に対する自己抗体 を有する動物を同定し、自己抗体を単離し、この自己抗体をスクリーニングして 、化学反応の速度を増進する自己抗体を同定することによって調製される。速度 の増進は触媒的であることもまたは化学量論的であることもできる。一つの態様 では、化学反応は基質におけるペプチド結合の開裂である。 本発明は、神経ペプチドバソアクティブインテスティナルペプチド(V I P )の1以上のペプチド結合の加水分解速度を増進する自己抗体を含んで成る血清 の抽出物にも関する。 更にもう一つの態様ては、本発明は動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動 物を同定し、自己抗体を単離し、この自己抗体をスクリーニングして、化学反応 の速度を増進する自己抗体を同定することによって基質の化学反応の速度を増進 する自己抗体を調製する方法に関する。この自己抗体は多クローン性抗体である 。単クローン性抗体は、このようにして同定した動物からリンパ球を単離し、こ のリンパ球から複数のハイブリドーマを産生させ、ハイプリドーマによって産生 された単クローン性抗体をスクリーニングして、化学反応の速度を増進する単ク ローン性抗体を同定することによって調製される。 更にもう一つの態様では、本発明は、前記のような抽出物と不活性キャリヤーと を含んで成る組成物であって、前記の抽出物が基質の化学反応の速度を増進する のに有効な量で存在するものに関する。 更にもう一つの態様では、本発明は、基質を化学反応の速度を増進し且つ化学反 応を起こすのに十分な条件下で前記の方法によって調製される自己抗体と接触さ せることを特徴とする基質の化学反応の速度を増進させる方法に関する。 もう一つの態様では、本発明は、バソアクティブインテスティナルペプチドのア ミノ酸残基7および8.14って形成されるペプチド結合の加水分解の速度を増 進する方法であって、バソアクティブインテスティナルペプチドに対する自己抗 体を有する動物を同定し、この自己抗体を単離し、自己抗体をスクリーニングし て加水分解の速度を増進する自己抗体を同定し、加水分解を起こすのに十分な条 件下でこのようにして同定した自己抗体をバソアクティブインテスティナルペプ チドと接触させる各工程を含んで成る方法に関する。 もう一つの態様では、本発明は、基質の化学反応の速度を増進する自己抗体であ って、動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し、この自己抗体を 単離し、自己抗体をスクリーニングして化学反応の速度を増進する自己抗体を同 定することによって調製される自己抗体に関する。一つの具体例では、化学反応 はペプチド結合の開裂である。 もう一つの態様では、本発明は、基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を調 製する方法である。この方法は、動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物 を同定し、この自己抗体を単離し、この自己抗体を限外濾過して化学反応の速度 を増進する自己抗体を同定することから成る。 更にもう一つの態様では、本発明は、ペプチド結合の開裂の速度を増進する方法 であって、開裂を起こすのに十分な条件下で基質を自己抗体と接触させ、この自 己抗体は前記の方法によって調製されたものであることを特徴とする方法に関す る。 もう一つの態様では、本発明は、動物の自己抗原の化学反応の速度を増進する自 己抗体によって引き起こされる動物における疾患状態を治療する方法である。こ の方法は、自己抗体に結合することができる阻害剤を調製し、前記の化学反応の 速度を減少させるのに有効な阻害剤の量を動物に投与することから成る。 更にもう一つの態様では、本発明は、動物の自己抗原の自己抗体によって増進さ れた化学変換によって引き起こされる動物における自己免疫疾患を診断する方法 に関する。この方法は、自己抗原を動物からの血清の抽出物と接触させ、自己抗 体をスクリーニングして、化学変換の速度を増進する自己抗体を同定することか ら成る。 もう一つの態様では、本発明は、基質によって引き起こされる動物における疾患 状態を治療する方法であって、基質中のペプチドまたは他の結合の開裂の速度を 増進することができる自己抗体を標的結合の開裂の速度を増進するのに有効な量 で動物に投与することから成る方法で添付の図面に関して下記の詳細な説明を読 むことにより、本発明は一層明瞭且つ完全に理解されるであろう。 第1図は、IgGによるモノ(1181,TyrIG)−VIPの加水分解、す なわちVIPの濃度を増加させることによる飽和を示している。このデーターは エンズフィッター(ENZFITTER)(−[−ルセヴイーア(Elsevi ’er))を用いるミカエリス−メンテン式となるように合わせた。 第2図は、IgGによるVIP結合のスキャッチャードプロット(A)およびヒ ルプロット(B)を示し、第3図は逆相HPLCによるモノ(+251. T  yrIQ)−VIPおよびジ(12sI、Tyr”、Tyr22)−VIPの分 離を示し、 第4図は、抗−VIP抗体画分(ム)42.5μgで処理したモノ(”’I、  Ty r Io) −V I Pの沈澱が非免疫抗体画分(・)の等量濃度の場 合と比較して減少することを示しくそれぞれの管における出発放射能は15,0 40 CPMであった)、 第5図は、完全なIgGまたは10分間煮沸したIgGで処理したモノ(12’ 1. Ty r 10) −V I P(7)逆相HPLCを示し、 第6図、第7図および第8図は、抗−VIP抗体画分で処理することによって製 造されたVIPフラグメントの逆相HPLCによる精製を示し、 第7図および第8図は、エドマン減成法によって決定したVIPフラグメントの アミノ酸配列を示し、第9図は、第8図において精製したVIPフラグメント( 2)の部分陽イオン高速原子衝撃マススペクトル(m/z 1200〜1500 )を示し、第10図は、8〜25%グラディエンドポリアクリルアミドゲル(A )上で電気泳動を行ったコーマシーブルーで染色した加水分解性1gG(レーン l)、IgGのFab部分(レーン2)および分子量マーカー(レーン3)およ びFabによりTCA可溶とされた放射能の百分率として表わしたFabの増加 濃度(値は3回の測定値の平均であり、標準偏差値は0.6%〜3.1%であっ た)に対する加水分解された”’I−VIPの%のプロットを示し、 第11図は、プロティンG−セファロース上でのアフィニティークロマトグラフ ィによるVTP−加水分解活性のより一層の精製およびVIP−加水分解活性に ついての検定の結果(差し込み図)を示し、第12図は、(i)限外濾過を受け なかったIgG(・)および限外濾過を受けたIgC;(0)の濃度に対する分 解したVIP%のプロットであり、第13 (A)図は、被験体第80号から抗 体でVIPを処理することによって製造したペプチドの逆相HPLCによる分離 であり、ピーク1〜9か順に配列され、第13(B)図は被験体5980号から の抗体(IgG)(下段)および非免疫1gG(上段)で処理した後のVIPの 逆相HPLC曲線であり、第13(C)図は、完全な(T y r 22− ” S[) V I P(15〜28)(下段)および被験体5960号からの抗体 (I gG) テ(Ty r22−”J) V I P (15〜28) ヲ処 理し、逆相HPLCによって分離した後に回収される開裂生成物(T y r  ” −+2’[) V I P (22〜28)の放射能配列であり、(T y  r 22− ”5r) V I P (15〜28)と(T y r 22− 12J) V I P (22〜28)との保持時間は37.5分および43分 てあり、 第14図は、IgGによるVIP結合のスキャッチャードプロットてあり、 第15図は、VIP−セファロースカラム上てのヒトIgGのアフィニティーク ロマトグラフィであって、矢印は低pH緩衝液への移行を示し、差し込み図は酸 溶出抗体濃度の濃度によって変化する(TyrIo 1251 )VIPの加水 分解を示し、 第16図は、抗し一鎖抗体(レーン1)、抗−H−鎖抗体(レーン2)および銀 (レーン3)で染色した親和性によって分画したVIP自己抗体の還元5DS− ポリアクリルアミドゲル電気泳動を示し、 第17図は、未分画IgG(上段)、親和性によって分画したVIP抗体(中段 )および検定希釈液(下段)で処理した(Ty r ”−”J) V I Pの 逆相HPLCであって、矢印は合成(”’I)(VIP (1−16) )およ び未加水分解(T y r 10− ”’I) V I Pの保持時間を示し、 第18図は、親和性によって分画したVIP抗体(上段)および未分画rgG( 下段)によるVIPの加水分解のラインライ−バー−パークプロットを示す。 発明の詳細な説明 本発明は、広い意味では基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を含んで成る 血清の抽出物に関する。自己抗体は、動物の自己抗原に対する自己抗体を有する 動物を同定し、これらの自己抗体を単離し、これらの自己抗体をスクリーニング して、化学反応の速度を増進する自己抗体を同定することによって調製される。 抽出物は、血漿、精製免疫グロブリン(TgG、IgM、IgA、IgDまたは IgE)または免疫グロブリンの抗体フラグメント、例えばFab、F (ab ’ :L、Fv等であることかてきる。化学反応は、少なくとも1個の反応体か 少なくとも1個の生成物に転換される反応をいう。この様な化学反応には、たと えば、オキソレダクターゼ、トランスフェラーセ、ヒドロラーゼ、リアーゼ、イ ソメラーゼおよびリガーゼのような酵素が触媒することができる化学反応並びに 触媒作用を行う酵素か知られていない化学反応、例えば酸化、還元、付加、縮合 、脱離、置換、開裂および転移が挙げられる。 本明細書で用いられる「動物」という用語は、免疫系を存する任意の生物を表わ し、哺乳類および非哺乳動物が挙げられる。「基質」という用語は化学反応にお ける反応体と同義語であり、多数の分子およびタンパク質、リン脂質、炭水化物 (例えば、グリコーゲン、グルコースなと)薬物(例えば、乱用物質および外来 起源の薬物)を包含するかこれらに限定されない生体分子の如何なるものである こともてきる。 本発明による自己抗体は、動物自身の細胞成分に結合し且つ標的抗原に対する特 異的免疫感作によって引き出されない動物の免疫系によって生産される天然にみ られる抗体である。自己抗体は、自己抗原すなわち身体かそれ自身の遺伝コード を用いて作成する任意の抗原を認識する。したがって、自己抗体は異種抗原(例 えば、細菌性、ウィルス性抗原)とは識別される。本明細書において定義される 「基質」という用語は、自己抗原と同じでもまたは異なるものであることもてき る。 一つの態様では、化学反応はペプチド結合の開裂である。本明細書で用いられる ペプチド結合とは、2つの隣接するアミノ酸残基を結合するアミド結合を指し、 一般的には下記の式 (式中、ペプチド結合は箱内に示される)によって表わされる。アミノ酸は、ア ミノ基、カルボキシル基、水素原子および「側鎖」 (前記の式におけるR、お よびR2)で表わされる特有な基が結合している炭素原子から成っている。本明 細書において用いられるアミノ酸とは、タンパク質の構成ブロックを含んで成る 20種類の天然にみられるアミノ酸を包含する。隣接アミノ酸のいずれかかプロ リンであるときには、それぞれの側鎖RI ゛およびR2は隣接窒素原子に結合 して特徴的な5員ブロリン環を形成することか当業者によって理解されるであろ う。 ペプチド結合または開裂される結合を含む物質は、例えば調節タンパク質または 構造タンパク質のような任意のタンパク質性分子であることができ、ペプチドホ ルモン(例えば、インシュリン、成長ホルモン、セクレチンなと)、ペプチド神 経伝達物質および神経モジュレータ−(例えば、バソアクティブインテステイナ ルペプチド、エンドルフィン、エンケフリン、ブラジキニン、物質Pなど)、腫 瘍ペプチド(例えば腫瘍遺伝子生成物、癌胎児性抗原なと)、細菌性タンパク質 およびウィルス性タンパク質(例えば、ヒト免疫欠損ウィルス(HIV)gp1 20、インフルエンザ糖タンパク質なと)を包含するか、これらに限定されない 。 動物の標的自己抗原に対する自己抗体を有する動物を、血漿試料または動物から 精製したTgGにおいて動物自身の自己抗原に対する、動物の自己抗原と同一ま たは実質的に同一な異なる動物種の自己抗原に対する、または動物の自己抗原に 同一であるかまたは実質的に同一な合成自己抗原に対する自己抗体の飽和可能な 結合を、当該技術分野に周知の方法を用いて測定することによって同定される。 自己抗原に結合する自己抗体は、標準的な方法によって単離される。 触媒活性は、自己抗体を有するものとして同定された動物の血清から誘導される γ−グロブリン画分からγ−グロブリン画分に結合する分子(複数の場合もある )を分離することによって、精製された自己抗体に誘導することができる。これ らの分子(複数の場合もある)の分離は、限外濾過、透析、非特異的タンパク質 支持体上での免疫感作後の洗浄または特異的タンパク質支持体上でのアフィニテ ィークロマトグラフィによって行うことができる。 本明細書において用いられる「限外濾過」という用語は、平均遮断分子量がi、 、 o o o〜10,000ダルトンである細孔を有する膜を用いる濾過法を 言う。したがって、例えば平均遮断分子量が10,000ダルトンの細孔を有す る膜上て分子量が150,000ダルトンの免疫グロブリンを限外濾過すると、 分子量が10,000ダルトンより小さな分子が膜を通過するが免疫グロブリン は膜上に残ることになる。 本明細書に用いられる「透析」という用語は、タンパク質分子を保持し且つ小さ な溶質分子および水を通過させるための半透性膜を用いる低分子量の溶質から溶 液状で球状タンパク質を分離する方法を表わす。分子量遮断か12,000〜1 5.000ダルトンである透析膜が有利に用いられる。 次に、単離した自己抗体を速度増進活性についてスクリーニングする。スクリー ニングは、反応体/基質の標準化溶液を自己抗体を含む媒質の一部で処理し、通 常の機械的方法によって所望な生成物の存在を測定することによって好都合に行 うことかできる。この測定は、例えば分光光度法によってまたは気−液または高 圧液体グロによって、反応の速度を定量することがてきる。 本発明による抗体によって達成される速度の増進は、触媒的または化学量論的で ある。したがって、反応の速度を触媒的に増進する本発明による抗体は「触媒的 抗体」てあり、化学反応の速度を化学量論的に増進する抗体は「化学量論的抗体 」である。 本発明による触媒的抗体は、化学反応の速度を変化させることかでき、他の総て の条件(例えば、温度、反応体/基質濃度など)は同じであり且つ化学反応の中 には入らないので、反応において消費されない基質である。 これはまた触媒的抗体1モル当たり反応体/基質の複数モル数を変化させること ができ、且つメカニズム的観点からは反応体/基質に結合し、反応体/基質の生 成物への転換を増進し、次いで生成物を放出し、且つ平衡の位置を移動させるこ となく化学反応の速度を変化させる物質でもある。前記の定義は、理想的触媒の 特徴である。 しかしなから、実際には最良の触媒てあっても、反応系における混入物によりま たは反応工程中の化学的または物理的破壊の結果として効果が減少しまたは失活 する。 当該技術分野に周知の理由により、触媒の真の作用は反応系の成分によってまた は反応環境の条件によって不明瞭になることかある。 本発明による化学量論的抗体は、化学反応の速度を化学量論的に増進する。換言 すれば、化学量論的抗体は反応の速度を増進するか、触媒的抗体とは異なり、反 応中に化学量論的に消費される。したがって、「化学量論的増進」という用語は 、見掛けの速度増進を引き起こす抗体か反応体として反応に加わり、その工程中 に消費されることを意味する。 当該技術は、触媒活性を表現する上である種の実用的な定義を採用している。こ れらの表現は、[1)k、、、、。 すなわち「ターンオーバー」および(2)kc、、/kofi。1、すなわち「 速度増進因子」である。ターンオーバーとは、触媒的抗体1モル当たり単位時間 当たり生成物へ変換することができる反応体/基質の分子数を指す。 例えば、ある分子が1分光たり基質102の分子数のターンオーバーを示し、そ の分子が室温および最適pHで24時間その触媒活性を保持すれば、それぞれの 触媒分子は総数で1.4XlO’の転換を行うことになり、その触媒的な挙動を 示している。この総転換は、化学量論的反応における総転換とは区別されるべき であり、後者は反応が幾ら長く行われても1.0を超過することはないのである 。速度増進因子は無次元数であり、触媒の不存在下における反応の速度に対する 触媒の存在下における反応の速度であって、他の総ての反応条件(例えば、反応 体濃度、温度など)を等しくした場合のものを表わす。 本発明は、基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を調製する方法にも関する 。この方法は、動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し、これら の自己抗体を単離し、自己抗体をスクリーニングして化学反応の速度を増進する 1種類以上の抗体を同定することを特徴とする。本発明の一つの態様では、自己 抗体は動物から集めた血清からガンマ−グロブリン画分を分離し、このガンマ− グロブリンからこのガンマ−グロブリン画分に結合する両分分子(複数の場合も ある)を分離することによって単離される。上記のように、これらの分子は限外 濾過、透析、非特異的タンパク質支持体上での免疫感作後の洗浄または特異タン パク質支持体上でのアフィニティークロマトグラフィによって分離することがで きる。所望な速度増進活性を有する抗体を検出するためのスクリーニングは、例 えば高性能液体クロマトグラフィ(HPLC) 、免疫検定法(例えば、ラジオ イムノアッセイおよび非同位体イムノアッセイ)または電気泳動によって行うこ とかできる。 本発明による抗体は単クローン性抗体または多クローン性抗体であることができ る。単クローン性抗体が所望ならば、それらは特定の自己抗原に対する自己抗体 を有するものとして同定された動物からのリンパ球を単離し、この単離したリン パ球から複数のハイブリドーマを産生させた後、これらのハイブリドーマによっ て生産される単クローン性抗体をスクリーニングして、化学反応の速度を増進す る単クローン性抗体を同定することによって調製することかできる。抗体を産生 ずるリンパ球は、例えばS P 210またはNSI細胞のようなミエローマ細 胞とハイブリッド形成して、ハイブリドーマ細胞を生産する。次に、これらのハ イブリドーマ細胞をマイクロタイタープレートのウェル中で培養する。ハイブリ ドーマ細胞によって生産される一連の単クローン性抗体を適当な条件下でスクリ ーニングして、適当な条件下で反応の速度を増進する単クローン性抗体を同定す る。この同定は、反応体/基質の標準化溶液をマイクロタイターウェルから抜き 取った一部分で処理し、前記の様に所望な生成物の存在についてスクリーニング することによって行うことができる。所望な生成物または反応体/基質の標準化 試料と比較することによって、反応の速度を定量することができる。この方法で 、速度を増進する単クローン性抗体を生産するハイブリドーマ細胞を含むウェル を同定する。次に、選択したハイブリドーマ細胞を培養して、コロニーを生成さ せる。 これらのコロニーを、試験管内または生体内の系で更に増殖させることができる 。後者の場合には、マウス、例えば先天性のBALB/Cマウスの腹膜内に選択 されたハイブリドーマ細胞を接種して、一般的には2または3週間内に腫瘍を生 産する。これらの腫瘍は、所望な単クローン性抗体を含む腹水の産生を伴う。次 にこれらの単クローン性抗体を、限外濾過、超遠心分離、透析および免疫親和性 クロマトグラフィのような通常の方法によって腹水から別個に回収する。 特定の基質に対する速度を増進する自己抗体を有するものと同定された動物の末 梢血のリンパ球を刺激して培地中で成長させることかてきるので、当該技術分野 に周知の方法を用いて培養し続けることがてきる。例えば、リンパ球を、ウィル ス、化学薬品または核酸(例えば、腫瘍遺伝子)を用いて刺激することかできる 。不死化に特に有利なウィルスは、ニブシュタイン・バールウィルス(EBV) である。したかつて、速度を増進する自己抗体を形質転換細胞によって産生させ ることがてきる。 次いで、このような形質転換細胞を既知の方法を用いてクローニングして、所定 の基質に対する速度増進活性を育する単クローン性抗体を多量に得る確実な供給 源を提供することができる。 当業者は、様々な領域の自己抗体をコードする遺伝子またはそのフラグメントを 当該技術分野に周知の組換えDNA法を用いて原核および真核細胞中で発現させ ることかできることを理解するであろう。したかって、原核および真核細胞を用 いて、各種の領域の自己抗体を増殖させるのである。 本発明の一つの態様によれば、別個に回収された抗体を、抗体と分子(例えば、 基質、自己抗原など)との間て錯体を形成することかできる好適な条件下でこの 分子と接触させ、分子の化学反応の速度を増進させるのである。化学量論的速度 増進の場合には、化学量論的抗体の濃度は標的分子の濃度に等しい。熟練者であ れば、錯体の形成に好適な条件は特定の分子および考慮中の抗体によって変化す ることができることを理解するであろう。 したがって、本発明の方法は、抗体が分子と錯体を形成することを妨げられない かぎりまたは不活性化されないかぎり、生体内および試験管内の各種の反応条件 下で実施することができる。更に具体的には、錯体形成に好適な条件は溶液相お よび乳化反応系であってpH値が約6.0〜約9.0、好ましくは約6.0〜約 8.5に、温度が約り℃〜約50°C1好ましくは約20’C〜約45°Cに保 持された溶媒および溶媒系を含むものを包含する。当業者であれば、溶媒の選択 は反応の種類によって変化することを理解するであろう。例えば、ペプチド結合 の開裂には水性溶媒が望ましいが、ペプチド結合を形成するには非水性溶媒を用 いることができる。イオン強度、ン性溶質の電荷である)は約2.0(イオン強 度単位)を下回る値、好ましくは0.1〜1.5に保持すべきである。 本発明の方法は減圧または高圧で行うことかできるが、周囲圧て実施するのが有 利である。溶液相および乳化反応系の外に好適な条件には抗体を付着させる固形 支持体材料の使用もある。この様な固形支持体材料は、それら
【;抗体を付着さ せる方法と同様に当業者に周知である。 本発明の特定の態様は、バソアクティブインテステイナルペプチド(V I P )に対する自己抗体を含んで成る血清の抽出物に関する。VIPは腸から最初に 単離された28アミノ酸のペプチドであるが、現在では中枢および末梢神経系に 広く分布した神経ペプチドであることが認められている。VIPはそれだけで神 経伝達物質であることの証拠がある。更に、VIPは古典的伝達物質によって神 経伝達を調節することかでき、血圧、気管支の緊張、神経内分泌活性および外分 泌の調節に関与していた。VIPはヒトの主要な神経気管支拡張薬であると考え られ、気道に対するVIPの影響が少なくなると括約筋の影響が主となり喘息に おける気道の過敏を生じることがある。 VIPは構造的に関連したペプチドの一群に属し、他の主要なものはベブチドヒ スアミンイソルシン(PHI)、成長ホルモン放出因子(GRF)およびセクレ チンである。ペプチド自身と同様に、VIP、GRF、PHIおよびセクレチン のレセプターは関連していることの証拠かある。VIPのレセプターは肺、血管 平滑筋、脳、膵臓、皮膚、腸および他の組織に見出される。VIPのアミノ酸配 列は、下記の通りである。 HSDAVFTDNYTRLRKQMAVKYWLNS ILN−NH。 VIPに特異的な抗体は、ヒト被験者において検索された。これらの被験者は、 研究の妨げとなるような病歴がないと見られる98名の健常人であり、喘息を有 するものと診断された群と喘息を持たない群とに分割された。 これらの被験者はコード番号によって識別し、これらの被験者の血液から精製し た関心のある特異抗体は、抗体を精製した被験者のコード番号によって識別する (例えば、被験者39、被験者5960など)。 VIP結合抗体はヒト循環に存在することを見出した(6〜8)。抗ヒトIgG による免疫沈澱並びにDEAE−セルロース上でのクロマトグラフィ、ゲル濾過 カラム及び固定化したプロティン−〇は、血!VIP結合活性は主としてIgG 抗体によるものであることを示している。VIPに対する抗体は、喘息患者の1 8%および筋肉運動の習慣の履歴のある健常人の30%の血中に存在するが、そ のような履歴のない健常人の2%しか血中に存在しない。これらの抗体は、VI Pに関連したペプチド(すなわち、ブタペプチドヒスチジンイソロイシン(PH 1) 、ラット成長ホルモン放出因子(GRF)およびセクレチン)とほとんど 反応しないことから判断して、VIPに対して極めて特異的である。 喘息患者からの抗体のVIP結合親和性(平均K b ls m ”0.13n )と健常人からの親和性(平均Kb、、、=7.7n)には、明瞭な差異が見ら れ、喘息患者からの抗体は60倍大きな結合親和性を示す。喘息患者の抗体のK 。 値の範囲(0,25〜26.2n M−’)は、肺におけるVIPレセプターの に、値の範囲に類似している。喘息患者からの免疫IgGは、肺レセプターによ るVIPの結合並びに肺膜におけるサイクリックAMPのVIP応答性の合成を 減少する。したがって、これらの抗体はレセプターに結合しまたは活性な配座に おけるレセプター結合エピトープを保持するエピトープ(複数の場合もある)に 向けることかできる。 ・ これらの抗体は、ブタ +2’1−VIPに対するその結合性を測定するこ とによって検出される。ヒトおよびブタVIPは構造的には同一である(9)。 したがって、喘息患者に見出されるブタVIP反応性抗体は自己抗体である。血 漿VIP−抗体に陽性な糖尿病患者をVIPを混入したインシュリンで治療した ところ、抗体の形成はVIP混入物に関連している°ことを示すことが見られた (10)。しかしながら、本発明によるVIP抗体は天然にみられるものであり 、すなわち標的抗原に対する特異免疫感作によっては生じない。 これらの自己抗体を形成させる抗原性の刺激は確実には同定することができない 。候補となる刺激には配列がVIPに類似しているウィルス性決定要素〔例えば 、ペプチド−T1ヒト免疫不全ウィルスに見出されるエピトープ(21))への 暴露およびヒトVIPとは構造的に異なることが知られているトリ、サカナおよ びカメVIPの食餌摂取が挙げられる(22)。血漿VIPの免疫反応性を増加 する筋肉運動(7,23)も、VIP自己抗体形成の強力な刺激となる。実際に 、喘息および筋肉運動はVIPに対する自己抗体の発生の増加と関連しているも のと思われる。 VIP−自己抗体の形成へと導く抗原の刺激の種類とは関係なく、これらの抗体 は重大な生物学的変化を生じることがある。喘息患者の自己抗体に対して見られ るに1値の範囲は肺および他の組織に見られるVIPレセプターに対して報告さ れたものと同じてあり(11)、これらの抗体はVIPレセプター結合性を中和 する。喘息患者に見られるVIP−自己抗体は、気道におけるVIPの効果を中 和する。 ヒト被験者(「被験者番号39」)から誘導されるVIP−自己抗体は、アミノ 酸残基16および17、すなわちグルタミンおよびメチオニンの間のVIPの加 水分解を触媒する。未標識VIPの濃度増加の関数としてモノ(”’I−Tyr ”) −VIPの抗体によって媒介される分解を測定することによって得られる 速度論的データー(第1図)は、(i)分解はミカエリス−メンテンの速度論に 一致し、(ii)K、はナノモルの範囲(37,9nM)であることを示してい る。0.26秒−1のターンオーバー(すなわち、VIP約1約1干 分子によって加水分解される)を計算した。この計算は、VIPに結合すること かできる抗体の総数に基づいている。しかしながら、実際には、VIPに結合す ることができる総ての抗体が必ずしもVIPの触媒的加水分解が可能であるとは 限らない。それ故、実際のターンオーバー数は、計算した数よりも大きくなるで あろう。ラジオイムノアッセイ緩衝液中で4℃でIgGによるモノ(”’I − Ty r ”) −V I P結合の研究では、これらの条件下ではペプチドの 加水分解は検出されないことか示された。線形のスキャッチャードプロット(第 2A図)およびlに近いヒル勾配(第2B図)は、単一種類の抗体かに、0.4 nMてあって濃度が73.4fモル/mgIgGであるか、または(抗体か2価 であると仮定した)総IgGが約0.001%であることを示した。 加水分解のkcal及びkc、、 / k、値は0.26秒″1および6.9X 10−’ M−’・秒−1であり、抗−VIPは触媒的に作用して、VIPを加 水分解することを示している。IgG画分におけるVIPの加水分解活性は硫酸 アンモニウムによって沈澱し、ヒトIgGに対する抗血清によって阻害され、D EAE−セルロース、固定化プロティン−〇および高性能ゲル濾過カラム上でク ロマトグラフィを行なうと実際のIgGの特徴を示す。 VIPの加水分解が混入しているプロテアーゼによってではなく、抗−VIP自 己抗体によって生じることは、(i)IgGは非免疫グロブリン材料を含まなか った、(ii) I g GのFabフラグメントは50キロダルトンに近い分 子質量を示し、これはVIPを加水分解した、(iii)完全なIgGの加水分 解活性は固定化されたプロティンG上で保持され、次いで低pH処理によって放 出された、(iv) I g Gは分子質量か150キロダルトン付近の加水分 解活性の単独ピークを示した、(v)DEAE−セルロースクロマトグラフィに よって精製したIgGに含まれる最初のVIP加水分解活性のうち、78%およ び80%はそれぞれ100キロダルトンの遮断フィルター上での限外濾過の後に 保持物質(retentate)中および硫酸アンモニウム沈澱画分中に保存さ れた、(vi) I g G調製物を抗−ヒトIgGで処理し、免疫沈澱を除去 すると、加水分解活性が75%だけ減少した、(vij) 6種類の免疫IgG 調製物の2種類だけが加水分解活性を示し、非免疫1gGは活性がなかった、( viii)実測したに、値はVIPが比較的しっかり結合する薬剤、例えば抗体 によって加水分解されることを示唆しており、(ix)抗体によって加水分解さ れるGln−Met結合は酵素(ペブチターゼ)加水分解の標的として記載され たことはなかった、(X)プロテアーゼとIgGとのきつい結合は記載されたこ とはなかったと考えられ、(xi)文献中のIgG結合因子のみが免疫グロブリ ンの細胞表面レセプター(24)およびIgG分泌の細胞内調整剤(25)であ ること、から明らかである。 抗−VIP触媒的自己抗体39の加水分解活性は、きつく結合した比較的小さな サイズの分子か存在するため潜在性である。この潜在性は、固定化されたプロテ ィンG上で精製した直後にIgGの加水分解活性を試験したところ、抗−VIP 触媒的自己抗体を有する個体から単離される血清のIgG画分にはVIP加水分 解活性はほとんどまたは全くないことを見出したことに基づいている(27)。 しかしなから、IgGに記載の処理のいずれかを施すと、VIP加水分解活性が 観察された。(a)広範囲の透析、(b)限外濾過2サイクル、(C)プロティ ンG−セファロース上に結合したときの中性pHてのIgGの長時間の洗浄、ま たは(d) V I P−セファロースカラム上での親和性クロマトグラフィ。 抗原(または阻害剤)の抗体への結合は、下記のような平衡反応である。 処理(a)〜(d)は未結合阻害剤を除去して平衡を左へ移動させ(k未結合) 、更に阻害材の除去を促進することによって、加水分解活性を有する抗体を残す のである。 第二のヒト被験者(「被験者5960号」)は、7つの異なるVIPペプチド結 合を開裂することかできる触媒的抗−VIP自己抗体を生産することができるも のとして同定された。5960号の触媒的自己抗体を、39番目の触媒的自己抗 体について前記した方法によって精製した。5960号の触媒的自己抗体によっ て開裂される結合は、第13B図に示されるような残基Arg+4−L y s  + 5、G I n ”−Me t ”、Me t +7−A 1 a ”、 Ala”−Va1口、Lys20−Lys2】、L y s 2l−Tyr22 およびThr7−Asp’の間にある。 第三のヒト被験者(「被験者80号」)は、5つの異なる結合を開裂することか できる触媒的自己抗体を生産するものとして同定された。80号の触媒的自己抗 体によって開裂される結合は、第13図に示されるような残基G 1 n ”− Me t ”、Me t 17−A 1 a ”、Ala”−Va Its、  Lys20−1.ys21、およびLys”−TyR22の間にある。 加水分解性の抗−VIP抗体に対して陽性の被験者からの末梢血リンパ球は、ニ ブシュタイン−バールウィルス(EBV)で形質転換することができる。これら のEBVで形質転換したリンパ芽球様細胞の培養上澄液によって、コントロール 細胞ラインから得られる上澄液によるよりも大きなVIPの加水分解が起こる。 したがって、加水分解性VIP抗体は形質転換細胞によって製造することができ るものと考えられる。 ある種の疾患はホルモンおよび細胞表面抗原に対する自己抗体と関連しているこ とは周知である。これらの疾患および関連した自己抗体の例は、下記の通りであ る。 疾患 自己抗体 糖尿病 インシュリン、インシュリンレセプター 重症筋無力症 アセチルコリンレセプター、グレーヴズ病 チロイド刺激ホルモ ンレセプター全身性エリテマトー 小桟RNA5DNA、ヒストンデス 悪性貧血 キャッスル内因子、胃壁細胞抗体触媒的自己抗体は非触媒的抗体より も害を生しやすいのて、核酸、鍵調節ペプチドおよびタンパク質(例えば、イン シュリン、グルカゴン、プロラクチン、VIP、物質P、血液凝固因子)、およ びこれらの化合物に対する細胞表面レセプターに対する触媒的自己抗体によって 自己免疫疾患が引き起こされる可能性がある。したがって、本発明の方法は、自 己免疫疾患が特異タンパク質に対する触媒的自己抗体と関連しているかどうか評 価するのに用いることができる診断試験を提供する。例えば、喘息はVIPの欠 損によって生じることがある。触媒的抗−VIP抗体はこの欠損をもたらすもの である。個々の喘息被験者において本明細書に記載されている方法を用いて触媒 的抗−VIP抗体の存在が検出され且つ確かめられると、これは被験者における 喘息を治療する最良の方法を決定するのに役立つ。 自己免疫疾患は、本発明によれば、罹患している動物に自己抗体に結合すること ができる阻害剤を投与することによって、自己抗体が自己抗原の化学反応、特に ペプチド結合の開裂を触媒するのを防止することによって治療することができる 。阻害剤は、自己抗原、自己抗原の類似体、自己抗原のエピトープであって、こ のエピトープで化学反応か起きるものを含む小ペプチド、エピトープを含む小ペ プチドの類似体、またはエピトープの類似体を含む小ペプチドであることかでき る。この阻害剤は、好適な薬学的キャリヤーと組み合わせて、経口てまたは注射 によって(静脈内または筋肉内)投与される。 また、自己抗体によって触媒されるペプチド結合の開裂は標的タンパク質の基質 を不活性化しやすいので、ペプチド結合の開裂は特異性が高く、且つ定義によれ ば、単一の触媒的自己抗体分子が多数の基質分子を不活性化する。癌、感染症お よびホルモンまたは神経異常に重要なタンパク質の触媒的自己抗体による不活性 化は、本発明による触媒的自己抗体に基づいた療法の基礎を形成する。例えば、 これらの標的タンパク質は、癌細胞(腫瘍遺伝子生成物、成長因子、癌胎児性抗 原)の成長において見出されまたはこれを促進する分子を包含する。多くの腫瘍 はVIPを生成し、このペプチドはある種の腫瘍の成長を刺激する。触媒的抗− VIP自己抗体はこれらの腫瘍の療法を提供することができる。HIVのgp1 20コートタンパク質のセグメントはVIP(7〜11)と構造状の類似性を有 する(ペプチド−T)。ペプチド−Tに対する触媒的抗−VIP抗体はHIV感 染症の治療において有効であることがある。 本発明は、例示のために挙げている下記の実施例に関して更に十分に記載され、 理解されるであろう。 精製したブタVIP (ビーチャム(Bachem))をクロラミン−T法によ って125Iで標識した(21)。得られたモノ(”J−Tyr”)−VIPを セパツク(Set)leak)C18カートリッジ上で精製した後、トリフルオ ロ酢酸中アセトニトリルの勾配を有する逆相HPLCで精製した(12)。ラジ オイムノアッセイにおいてウサギ抗−VIP抗血清と反応した化合物に対応する 放射能の2つの主要なピークを得た(第3図)。配列決定に十分なペプチドを得 るために、VIPを127■て希釈して比活性を減少させた1251でヨウ素化 し、前記と同様に精製した。オンラインのフェニルチオヒダントインアミノ酸検 出を行うアプライドバイオシステム(Applied Biosys−tems )シークエネーターで保持時間が25.3分のピークを分析したところ、主にサ イクル10で放射能を示し、HPLCの特徴はモノヨードチロシン(カルビオケ ム(Calbiochem)から購入)の特徴と類似しており、この物質はモノ C2’ I −Ty r ”) −V I P テアルコトヲ示していた。放射 能の第二のピーク(保持時間27゜8分)は、同様の方法によってジ(”J−T yr”+ Tyr22)−VIPと同定した。ジ(12’I−Tyr”+ Ty r2り)−VIPと−E/ (”’1−Tyr”)−VIPとl;!、ラジオイ ムノアッセイ試験ではほぼ同じ挙動を示した。 本来のVIP、Na ”’I (CT−VIP)なしのクロラミン−Tで酸化し たVIP及びモノ(+2J−Tyr”)−VIPは良好に分離したので、 Il l VIPは未標識ペプチドは含まないものと結論した。 喘息患者および健常人被験者であって高運動(Hx)および低運動(Lx)サブ グループへと再分割したものからの血漿試料中で抗体を測定した(7)。喘息は 、病歴と典型的な臨床指示薬に基づいて診断した。健康なHx被験者は習慣的な 筋肉運動歴を持ち、健康なLx被験者は習慣的な筋肉運動歴を持たなかった。ヒ ト血液試料をペプチドヒドロラーゼ阻害剤(アプロチニン、フェニルメチルスル ホニルフルオリド、ペプスタチン、エチレンジアミン四酢酸)の混合物中に集め た(7.8)。血液からの免疫グロブリンG(IgG)画分を、DEAE−セル ロース(ワットマン、インコーポレーテド(Whatman。 Inc、) 、クリフトン、ニューシャーシー)およびプロティンC−セファロ ース(ファルマシア、ファイン・ケミカルス(Pharmacia、 Fine  Chemicals) 、ビス力タウエイ、ニューシャーシー)で逐次クロマ トグラフィにより調製した。I g G (4mg/ml)を、アミコン・モデ ル(Amicon Model) 8 M C装置を用いて、平均遮断分子量が 10、000ダルトンであるYM−10膜上で限外濾過を行って27mg/ml として、再度0.8mg/mlまで希釈した後、第二サイクルの限外濾過を施し た。この方法で調製したIgGの最終濃度は約20mg/mlであった。電気泳 動分析およびペルオキシダーゼに包合した抗ヒトIgGを用いたニトロセルロー スプロットの染色では、この調製物には非免疫グロブリン物質の存在は見られな かった(例8)。VIP−抗体の存在は、血漿試料または精製IgG中における モノ(12’I−Tyr”)−VIPの飽和可能な結合性(過剰の未標識VIP によって阻害される結合性)を測定することによって確かめた(7.8)。 VIPのモノヨウ素化形は、本来のVIPと抗体との相互作用を再生しやすいの で、この形を用いた。%5(約1500cpm)より大きな%B/T値(但し、 BおよびTはそれぞれCpmでの飽和可能な結合性および総 125I−VIP である)の血漿試料は、VIP−結合抗体に就いて陽性と考えた。結合および遊 離VIPは、ポリエチレングリコール(7)またはヒトIgGに対する特異ヒツ ジ抗体(8)で沈澱させることによって分離した。織入かの喘息患者と健康な被 験者からの血漿試料は、飽和可能な”’I−VIP結合活性(総”I−VIPの 67.5%まで)を示すことが観察された(8)。VIP−抗体は、喘息患者( N=74)の18%、健康なHx被験者(N=51)の30%、および健康なL x被験者(N=44)の2%に見出された。F・一体陽性の喘息およびHx被験 者における平均12’I −V I P結合性の値(%B/Tであり、括弧内は SEMである)は、23,4(5,3)および20.4(3,2)てあった。L x群における唯一の抗体陽性被験者の%B/T値は12.196であった。 例3 VIP−抗体か主としてTgGクラスのものであることの例示 特異的なりギ抗−ヒトTgG血清は、13名の喘息および16名の非喘息被験者 に存在するVIP結合活性の83.7%+5.1%(平均±SEM)および79 .0%±4.5%をそれぞれ沈澱させた(7)。ヤギ抗−ヒトIgM抗体は試験 した血漿試料(N=16)のいずれにおいてもVIP−結合活性を沈澱させなか った。血漿VIP結合活性はDEAE−セルロースおよびゲル濾過カラムから真 正のヒトIgGと同時に溶出し、ペプシン処理を行うと、VIP−結合活性を有 するF(ab)zフラグメントを生成した。結合活性は固定化されたプロティン G、すなわち分子のFC部分を介してIgGに結合する化合物によって結合され 、低pHで処理することによって放出された。 例4 喘息患者の自己抗体は健常者の自己抗体よりも高いVIP結合親和性を有する 7名の喘息患者および8名の非喘息被験者に存在する抗体の結合親和性を決定し た(7.8)。抗体の見掛けのに、(親和性定数)および結合容量を、未標識V IP濃度を増加させることによって(Tyrlo +zs■)VIP結合の移動 をコンピューターを補助として分析することによって得た。スキャッチャードプ ロットは線形であり、または2つの線形成分に分割され、それぞれlまたは2群 の抗体か存在することを示していた。喘息(n=7)および非喘息被験者(n= 8)の高親和性自己抗体の平均に、値は7.8X10”M−’および0.13  Xl 0’ M−’ (P<、005.を−検定)であり、それらのVIP結合 容量の値(ピコモルVIP/ml血漿)は、それぞれ0.58±0.05および 55.7±39.2であった。 喘、@、 (n = 5 )および非喘息(n=3)被験者の低親和性抗体に対 する平均に、の値は同してあった(それぞれ、0.04 X 10’ M−’お よび0.08 X l O” M−’、P〉0.05)。喘息および非喘息被験 者の低親和性抗体に対するVIP−結合容量(平均)は、それぞれ24.7およ び152.6 pmoI/ mlであった。これらのデーターは喘息患者に存在 するVIP−抗体の親和性(平均に、7.8X10’M−’)は、健常被験者に おける抗体の親和性よりも実質的に大きかった(60倍)。 例5 VIPに対する自己抗体特異性の決定 ブタペプチドヒスチジンイソロイシン(PH1)、ラット成長ホルモン放出因子 (GRF)およびセクレチンアミノ酸配列がVIPと部分的に同じペプチドを用 いて、抗体の特異性を検討した(7. 8)。これらのペプチド(1μM)は、 6名の喘息患者および4名の非喘息被験者からの血漿による ”J−VIP結合 を有意には置換しなかった(8)。1名の喘息患者と1名の非喘息被験者におけ る血漿抗体は、PHI、GRFおよびセクレチンと部分的に反応性を示した(  21.9%〜33.4%)。この抗体とPH1,GRFおよびセクレチンとか余 り反応しないことは、VIPに対するそれらの高水準の特異性を示している。 抗−VTP自己抗体によるVIPの加水分解抗体によって媒介される加水分解と ペプチドVIPの自発的な加水分解を比較するために、モノ(1257−Tyr ”)−VIPを(i)免疫および(II)非免疫IgGと長時間インキュベーシ ョンした。非免疫ヒト被験者からのIgGとVIP抗体陽性の被験者を、DEA Eセルロース上でクロマトグラフィを行った後側2に記載した方法で限外濾過す ることによって調製した。 IgGまたは検定希釈液(50mM)リスーMCI、100mMグリシン、0. 025%ツイーン−20および0.1%ウシ血清アルブミン、pH8,0中で最 終容積が200μl)をモノ(+2s1.7 y r”) V I P (約3 0p)と共に38°Cで長時間インキュベーションした。ウシ血清アルブミンと ツイーン−20をこれらのインキュベーションに包含させて、ガラスおよびプラ スチック表面上でのモノ(”Sl、Tyr”)−V、I Pの吸着による損失を 防止した。トリクロロ酢酸(TCA)による沈澱(13)を、モノ(”51.T yr”)−VIP減成の初期基準として用いた。したがって、TCA (最終濃 度lO%v/v)1mlを反応混合物に加えた後、3000Xgで遠心分離した 。上澄液を吸引して、放射能をベレットて測定した(ベックマン(Beckma n) 5500型分光計)。コのTCA濃度では、完全なモノ(+25i、 T yrlG)−VIPの90%を上回る量が沈澱した(すなわち、TCA−不溶性 ベレットで現れることが見出された)。 VIP加水分解の値は、TCA−沈澱可能な両分における1分光たりのカウント 数(CPM)として観察される放射能から計算した。 (CPM −CPM )X 100 /CPM検定緩衝液 抗体 検定緩衝液 非免疫IgGでインキュベーションしたモノ(12J。 TyrIo)−VIPの加水分解が8%であったことと比較して、ペプチドの7 3%が免疫IgGで処理することによって加水分解した。 モノ(+251.Tyr”)−VIPを加水分解するIgGの能力は、50%飽 和硫酸アンモニウムで沈澱してもまたはl 00 kDaの膜フィルター上で限 外濾過することによっても失われながった。IgGをウサギ抗−ヒト1gGで処 理しまたは100″C(10分間)処理した後、モ/ (”’I 、 Ty r  ”) −V I Pティンt−ユヘーションしたところ、RT力qo分のピー クにおける放射能の量か減少することによって示されるようにIgG加水分解活 性を破壊した。 モノ(12’I−Tyr”)−VIPを免疫IgGで長時間処理すると、第4図 に示されるように、10%TCAによって沈澱される放射能の量が減少した。免 疫IgGで6時間インキュベーションしたところ、出発モノ(I251.Tyr ”)−VIPの73%は最早TCAによって沈澱しなかったか、非免疫1gGで インキュベーションしたモノ(”’1.Tyr”)−VIPでは8%でしかなか った。モノ(16■−1−yrIG)−VIPの減少はpHによって変化し、最 適pHは8.0〜9.0であった。 痕跡量としてのモノ(12’I、TyrIo)−VIPの固定濃度と混合した未 標識VIPの濃度を増加させながらIgGを38℃で2時間インキュベーション することによって速度論データーを得た。加水分解はVIP濃度を増加させると 飽和し、I/速度対l/基質濃度のプロットは第1図に示すように線形であり、 反応はミカエリス−メンテンの速度論に一致することを示している。第1図の線 形プロットの勾配から決定した反応に対するに、37.9nMは、比較的安定な 抗体−VIP結合を示している。VIP加水分解には導かない条件下で(実施例 9を参照)抗体によるVIP結合のスキャッチャードプロットは、第2A図に示 されるように、線形であった。 第2B図に示されるヒルプロットの勾配は1に近かった(1.02)。これらの データーは、単一の抗体のクラスがK a O,4nMであり、濃度は73.4  fmol/mg I g G(抗体を2価と仮定した)であった。結合データ ーがら得られた加水分解の速度論と抗体濃度とに基づいて計算した加水分解につ いてのk eatおよびkc、、/に、値は、0.26秒−1および6.9xl O@M−’秒″1てあった。これらの値は、抗−VIPが触媒的に作用してVI Pを加水分解することを示した。ターンオーバーは0.26秒相(すなわち、1 分光たり抗体1分子によってVIP約1約1干 は、VIPに結合することができる抗体の総数に基づくものであった。しかしな から、VIPに結合することができる総ての抗体が必ずしもVIPの触媒的加水 分解が可能であるとは限らない。それ故、実際のターンオーバー数は計算値より 大きくなるものと考えられる。 例7 被験者39号からの抗−VIP自己抗体によって触媒されるVIPの加水分解か ら生成するペプチドフラグメントの同定 被験者39号からの免疫1gGで処理したモノ( 125I Tyrlo) V IPの逆相HPLCでは、完全なモノ( ”51.Tyr”)−VI P (保 持時間(RT)、25分)の量が減少し、完全なモノ(+2J−Ty r 10 ) −V I Pおよび遊離の”’I (RT、65−7.0分)から良好に分 離した放射能の初期に溶出するピーク(RT、10.0分)が出現した(第5図 )。モノ(Tyr”、”り−VIPと共にインキュベーションする前にIgGを 熱処理すると、RTが10分のピークにおける放射能の量が減少した。モノ(1 2B■。 Tyrlo)−VIPをIgGの代わりに緩衝液中でインキュベーションすると 、多量の放射能か完全なペプチドの形態で回収され、RTが10分のピークは1 3.9%しかなかった。VIPのフラグメントを精製するために、未標識VIP (50℃g)を、ウシ血清アルブミンを反応混合物から除いたこと以外は前記と 同様にして525μgの免疫rgGまたは非免疫1gGで処理した。反応混合物 をイクストラクト・クリーン(Extract C1ea口)C18カートリッ ジ(アルチック(Alltech))で抽出した後ノヴアパック(Novapa k) − C I 8カラム(Waters)で逆相HPLCに付し、トリフル オロ酢酸中アセトニトリルの勾配で溶出した。溶出液の吸光度を214nMて観 察した。VIPを免疫IgGで処理した後にみられる2つのA141m吸収ピー ク(第6図において標識したlおよび2)は、非免疫IgGまたは検定緩衝液で 処理したペプチド調製物では見られなかった。これらのピークを、一層少ない溶 出のための勾配を用いて(第7図および第8図)逆相HPLCの第2回によって 精製した。逆相HPLCによって精製したペプチド画分を乾燥して、オンライン のフェニルチオヒダントインアミノ酸検出を行うアブライドバイオシステムス( Applied Biosystems)の脈動液相シークエネーター(4 7  7A型)を用いて配列決定した。この方法では、第7図および第8図において それぞれlおよび2と同定された主要なA2,4吸収ピークは、明らかにVIP .(1−163およびVIP (17−28〕であった。第8図におけるペプチ ド2と完全なVIP (1−28)の高速原子衝撃(f.a.b.) −7スス ベクトル分析法を、5%酢酸およびチオグリセロール/グリセロールまたはm− ニトロベンジルアルコールマトリックス中に溶解したペプチドを用いてヴイジー ・アナリティカル(VG Analytical) Z A B −2S E分 光計(加速ポテンシャル:8kv)(Mスキャン)で陽イオンモードで行った。 質量の較正は、ヨウ化セシウムまたはヨウ化セシウム/グリセロールを用いて行 った。f、a、b、−マススペクトル分析(第9図)は、ペプチド2の分子質量 はVIP (17−28)の分子イオンに対応する1393ダルトンであった。 質量が1415ダルトンで観察される追加のピークはVIP (17−28)の ナトリウム付加物を表すものと考えられる。VIP (1−28〕の分析から、 ペプチドの分子イオンに良好に対応した3325ダルトンにおける信号を得た。 例8 抗−VIP自己抗体(TgG)によって引き起こされ、過負荷1gG(50μg )を12〜20%のポリアクリルアミドゲル中で電気泳動に付した。銀染色を行 ったところ、一つの主要なIgGバンドと小さな軽鎖バンドてそれぞれ分子質量 が150 kDaおよび25kDaのものが現れた。ゲルのニトロセルロースブ ロツI□をペルオキシダーゼ(アキュレート(Accurate)に包合したウ サギ抗−ヒトIgGで処理し、ジアミノベンジジンおよび過酸化水素で染色した 、両バンドは抗−ヒトIgGと反応性を有し、IgGは非免疫グロブリン材料を 含まないことIgG(0,5ml中tomg)をアガロース(ピアス(Pier ce))に包合したパパイン(20mMリン酸ナトリウム、pH7,0,10m M EDTAおよび20mMシスティン中1.5 ml)で38°Cで激しく振 盪しながら5時間処理した。混合物を遠心分離し、上澄液におけるFabをアガ ロース(2,2mlゲル、ピアス(Pierce))に包合したプロティンA上 でクロマトグラフィによって精製した。カラムを10mMのトリス−1(CI  、 pH7,5で洗浄して、保持されないFabを回収した。この画分をアミコ ン(Amicon)YM−10フイルター上で限外濾過を行うことによって濃縮 した。この方法で調製したFabフラグメントは、分子質量が50kDaであっ た。保持物質、親IgG画分およびマーカータンパク質(右レーン)をファスト (Phast)システムを用いて8〜25%勾配のポリアクリルアミドゲル上で 電気泳動を行い、ゲルを第10A図に示すようにコマ−シーブルーで染色した。 Fab調製物の濃度を増加させたものを0.025%ツイーン20(検定希釈液 )を含む0.05Mトリス−HCl、O,1Mグリシン、p)18.0中でモノ  (”’I、Tyr”)−VIPと共に38°Cで3時間インキュベーションし た。トリクロロ酢酸(TCA)を10%(V/V)まで加え、試験管を遠心分離 (5800xg;20分)し、上澄液を吸引し、ペレットの放射能を前記の実施 例5に記載した方法で測定した。第10B図は、Fabフラグメントが投与量に よって変わるVIPの開裂を引き起こすことを示していた。 したがって、触媒活性はFabフラグメントにあった。 DEAE−セルロースカラム上で精製したIgGを、50mM)リス−HCl  、 pH7,3中のセファロース(ファルマシア)に包合したプロティンG上で クロマトグラフィを行った。フロティンGはFc領域で免疫グロブリンと結合す る化合物である。A 21゜の総ではプロティンGによって保持され、次いで低 pH緩衝液(0,1Mグリシン−HCl 、pH2,7’)を適用することによ って放出された。溶出物画分を1Mトリス−HCl 、 pH9でpH8にして 、保管し、第11図におけるのと同様にVIP加水分解活性を(差し込み図)に ついて分析した。 加水分解か抗体の単一部位で起こることを決定するために、プロティンGで精製 したIgGを50mトリス−HCl 、 pH8緩衝液中で0.5 ml/分の 速度でスーパーローズ(Superose) −12カラム(ファルマシア)上 でゲル濾過した。比較のための分子質量の決定に用いたマーカータンパク質はフ ェリチン、カイロース、ウシ血清アルブミンおよびキモトリプシノーゲンであっ た。ゲル濾過クロマトグラフィでは、マーカータンパク質との比較によって決定 された分子質量か150 kDa付近である加水分解活性の単一ピークを示した 。 rgGをO,1mg/mlまで希釈して、アミコンYM−100フィルター上で 限外濾過して2.2mg/mlとした。 50%飽和硫酸アンモニウムで沈澱したIgGを遠心分離して、検定希釈液中に 再溶解し、透析した後、例5に記載の方法で加水分解活性について分析した。D EAE−セルロースクロマトグラフィによって精製したIgGに含まれる最初の VIP加水分解活性のうち、100kDa遮断フイルター上での限外濾過の後に 保持物質中におよび硫酸アンモニウム沈澱画分中にそれぞれ78%および80% が保存された。 ヤギ抗−ヒトjgG(アンティボディーズ・インコーポレーテド(Antibo dies Inc、乃を、前記と同じ方法で固定化したプロティンG上でクロマ トグラフィによって更に精製した。ヒトTgG(450μg;100μI)を抗 −ヒトIgG(13,5倍に希釈したもの)または検定希釈液の700μlと共 に4℃で45分間インキュベーションし、沈澱を遠心分離によって除去し、上澄 液をVIP加水分解活性について試験した。IgG調製物を抗−ヒトIgGで処 理し、免疫沈澱を除去したところ、加水分解活性は75%減少した。上澄液にお ける出発VIPの加水分解活性の小部分(25%)の保持は不完全なIgG沈澱 によるものと思われた。 IgGを、(i)セファロースに包合したプロティンG上または(ii)DEA E−セルロース上でクロマトグラフィによって調製した。I g G (4mg /ml)を、アミコンモデル8MC装置を用いて平均遮断分子量がl O,00 0ダルトンであるYM−10膜上で限外濾過して、27mg/mlとし、再度0 .8 mg/mlまで希釈した後、第二サイクルの限外濾過に付した。この方法 で調製したIgGの最終濃度は20mg/mlであった。限外濾過を行わなかっ たこと以外は前記と同様の方法で精製したIgGおよび前記の様な限外濾過によ って精製したIgGを、それぞれラジオイムノアッセイ緩衝液中でモノ(126 I−Tyr”) −VIPと共に未標識VIP濃度を増加させなから4°Cで2 時間インキュベーションし、TCA可溶性の放射能を例7に記載の方法で計測し た。 第12図はモノ(125T、Tyr”)−VIPを限外濾過に付さなかったIg Gで処理すると、検定緩衝液で得られる値より大きなTCA可溶性の放射能の増 加によって判断される、用量に依存するか低水準のペプチドの減成を生じること を示している。限外濾過を施したIgGは、限外濾過を施さなかったTgGより も良好にVIPを分解した。 B、透析 前記のAに記載のクロマトグラフィによって調製したI g G (2mg/m l)を、緩衝液(50mMトリス−HCl、]000mMグリシンpH8,0, 0,025%ツイーン−20を含有)1000容量に対して、カットオフが12 .000〜15.000ダルトンである透析膜を用いて4日間透析し、毎日緩衝 液を取り替えた(全部で3回)。限外濾過の場合と同様に、透析を施したIgG は、透析を施さなかったIgGよりも良好にVIPを分解した。 C8プロティン−G上に固定化した後の洗浄前記のAに記載のクロマトグラフィ によって調製したIgG (緩衝液(50mMトリス−HCl 、100m1J グリシン、pH8,0,0,025%ツイーン−20を含有)0.5ml中1  mg)をプロティンG−セファロースカラム(沈降容積、3.3 ml)に適用 してプロティンG上でIgGを固定化した。次いで、固定化したIgGを中性の pH緩衝液(50mMトリス−HCl 、 pH7,3) 135mlで洗浄し た後、低pH緩衝液(100mMグリシン−HCl 、pH2,7)で溶出した 。次いで産生溶出液を直ちに中和してIgGを単離した。限外濾過の場合と同様 に、中性の緩衝液で洗浄したIgGはかかる処理を施さなかったIgGよりも良 好にVIPを分解した。 VIP加水分解性自己抗体を含むIgG画分はVIPを比較的きつく結合してい る。この特性を用いてVTP−セファロースカラム上で特異触媒的VIP加水分 解性自己抗体を精製した。TgGはヒト被験者の血漿から硫酸アンモニウム沈澱 およびDEAE−セルロースクロマトグラフィによって精製した(8)。IgG は、検出可能な非免疫グロブリン材料を含まなかった(27)。アフィニティー クロマトグラフィマトリックスを調製するため、約20pgの(Ty r ”  −”5I) −V I Pと混合しtコ合成VIP (1〜28) (10mg )を、0.5 M NaC1中で0、1 M NaHCO3、pH7中の5gの CNBr−セファロース(5g、ファルマシア)に4°Cで2時間共存績合的に カップリングさせ、ゲル上の未反応グループを力・ノブリング緩衝液中で0.2 Mグリシンてクエンチングした(26)。 カップリング効率は、(Tyr”−1251)−VIPの取り込みに基づいて9 0%を上回った。約90mgのIgGを、4°CのVIP−セファ0−スゲル4 .5 mlおよび0.5 M )リス−HC1,pH8,0と共に2時間振盪し た。 混合物をカラム中に投入し、ゲルを緩衝液で洗浄して、流出液のA28゜(感度 0.05AUFS)をヘースラインに戻し、結合したTgGを0.1Mグリシン −HCl、pH2,7で溶出し、直ちに1Mトリス−HCl 、 pH9,0て 中和した。抗体濃度は、標準として真正のIgGを用いて、銀染色した、非還元 性5DS−ゲルの走査(A56□)(こよって計測した(ギルフォードレスポン ス(GilfordResponse) II分光光度計)。真正のIgGの濃 度を増加すると(レーン当たり2〜20ng) 、Asa□値か直線的に増加し た。限外濾過の場合と同様に、アフィニティークロマトグラフィに付したIgG はアフィニティークロマトグラフィに付さなかったIgGよりも良好にVIPを 分解した。 例10 EBVによって形質転換されたリンノく球からの上澄液のVIP加水分解活性 加水分解性VIP抗体に陽性の個体の末消血すンノ々球を、確立された手法によ ってエブシュタインーノく−ルウイルスを用いて形質転換した(14〜19)。 これらの細胞からの培養上澄液は、TCA沈澱法によって判断したところ、モノ (”J−TyrIo)−VIPの53%が加水分解していると思われた。対照流 体(10%胎児性ウシ血清を含むRPMI)では、有為な加水分解はみられず不 適切なEBVで形質転換した細胞ラインの培養と澄液では21%の加水分解が起 こっていると思われた。 飽和VIP結合活性の低水準であること(約CPM/100μm)は、VIP抗 体陽性被験者のEBVで形質転換した細胞からの上澄液に検出されたか、不適切 な細胞ラインからは検出されなかった。 例11 触媒的抗−VIP抗体を生産するヒトハイブリドーマ細胞ラインの調製 リンパ球をフィコール−ハイバク(Ficoll−Hypaque)上で密度勾 配遠心分離によって単離する。VIPに特異的なりリンパ球を、固定化した産生 細胞ラインを含むペトリ皿に2時間付着させることによって濃縮し、洗浄した後 、lO%胎児性ウシつ清L−グルタミンおよび抗生物質を追加したRPMI−1 640中でlXl0@/mlで培養する。形質転換細胞の培養物を毎日検査して 、1週間に2回養分を供給する。約2週間の後、培養上澄液からの免疫グロブリ ンを、前記の方法によってVIP結合および加水分解活性について検査する。生 成するEBV細胞ラインを、フィーダ一層の場所で10%オリゲン(ORT G EN)クローニング因子(IGEN)を存する0、5細胞/ウエルを用いて限定 希釈によって96ウエル細胞培養プレート中でクローニングする。陽性の成長性 クローンを免疫グロブリンの産生について分析し、VIP加水分解活性について スクリーニングする。加水分解性抗体を生産する細胞を再度クローニングして、 その単クローン性の地位を確保する。陽性の細胞培養物を拡張して、免疫グロブ リンの生産およびヒトまたはマウスミエローマ細胞ラインとのハイブリッド形成 を行う。 EBVて形質転換した細胞ラインは免疫グロブリンの生産か少ないことがしばし ばあるので、形質転換細胞をマウスミエローマまたはマウス−ヒトへテロミエロ ーマとハイブリッド形成させて、独特の触媒的抗体を産生ずる安定なハイブリッ ドを得る。抗生物質G−418の存在下で成長させたマウスミエローマ:SP2 10−Ag14、ヒトプラズマサイトーマ: 5KO−007およびマウス×ヒ トへテロミエローマ: SHM−D33の3種類の異なるパートナ−を用いて、 ヒト染色体を安定化させる。融合は、マウス×マウス融合と同じ方法で行う増加 濃度のVIPと混合した(Tyr Io 126 ■)−VIP (約30 p M) ヲ、例8D(7)場合と同様+:VIP−セファロース上でアフィニティ ークロマトグラフィによって、0.025%のツイーン−20およびo、i%B SAを含む0.05Ml−リス−HCl、0.1Mグリシン、pH8の200μ m中で、IgGまたは抗体を用いて38°Cで3時間処理した。加水分解分析を 試験したIgGおよび抗体を予め緩衝液500容量に対して、4日間、毎日緩衝 液を取り替えながら透析を行った。VIPの加水分解は、分析希釈液中でインキ ュベーションした後に観察される放射能について補正したTCAに可溶性の放射 能を測定することによって計算した(27)。抗体による触媒作用(まVIP( 22〜28〕の不存在下および存在下におしλで計測した。データーはエンツフ イ・ツタ−(ENZFITTER)プログラム(エルセヴイーア(Elsevi er))によってミカエリス−メンテンの方程式に適合した。抗体で処理した反 応混合物の逆相HPLCは、C18カラム上で行つfこDEAE−セルロースク ロマトグラフィによって調製したIgGを、飽和性(Tyr”−12’I)−V IP結合(8)について増加濃度の未標識VIPの不存在下および存在下におい て検定した。VIPにつpsでの見掛けのKDは、(i)結合は平衡に達してい る、(ii)(Ty r 10− ”’I ) −V I Pおよび未標識VI PのKDは同一であると仮定して、EBDAおよびLIGANDプログラム(エ ルゼヴイーア(Elsevier))を用いて決定した。 。 C1ドデシル硫酸ナトリウム−ポリアクリルアミドゲル(11已主込針づコGE ) $、μ傷1久(すに(TEF) 20mMの2−メルカプトエタノールと2.5%SDSで処理した(100°C 15分間)抗体調製物の電気泳動をファスト5DS−グラディエンドゲル(8〜 25%)(ファルマソア)上で行った。ゲルを銀で染色しな(28)。免疫染色 については、タンパク質を拡散プロ・ノド(30分)によってニトロセルロース (BA85、シュライヒ+ −(Schleicher)とシュエル(Schu e l l) )に移し、膜をブロック緩衝液(0,02Mトリス−HCl S pH?、 4.0.5M NaC1、3%BSA、0.05%ツイーンー20) で処理した後、ウサギ抗−ヒトH−鎖(IgG)(1:1000)または抗−ヒ トL−鎖(1:2,500)(アキュレット(Accurate))で60分間 処理、緩衝液で洗浄し、ペルオキシダーゼ包合したヤギ抗−ウサギIgG(1: 1000、アキュレット)で処理し、再度洗浄し、最後に0.5mgジアミノベ ンジジン/ml(シグマ(Sigma))および0.03%過酸化水素を用いて 10〜30分間インキュベーションした。IEFは、ファルマライト(Phar −malytes)て構成した3〜10のpH勾配を用いて、ファストIEF上 で行った。 D、抗−VIP触媒的自己抗体の特性決定(Ty r lQ−”’I) −V  I P結合対VIP結合は、検定希釈液または免疫igQ(87,9%および9 1.0%)で、インキュベーション後に10%TCA中に沈澱した放射能の量に よって判断した測定可能なVIP加水分解活性を示さないIgG(すなわち、限 外濾過、透析、プロティン−GクロマトグラフィまたはVIP−セファロース上 でのアフィニティークロマトグラフィを施さなかったIgG)を用いて測定した 。IgGによるVIP結合のスキャッチャードプロットから、単一結合成分(r =0.99)でに、0.3nMであり、VIP抗体濃度は184 fmol/m g I g G (第14図、第14図に示される値はそれぞれ3回の測定値の 平均である)であることかわかった。(Tyr’°−”り−VIP加水分解は、 TCAに可溶性にした放射能の量によって判断したところ、親和性によって精製 された抗体の増加濃度によって漸増した(第15図)。還元条件下での5DS− PAGEは、銀染色、および免疫プロットにおける抗−Hおよび抗−L鎖抗体と の反応性によって判断したところ、61kDのH−鎖と26kDのL−鎖から成 っていた(第16図)。親和性によって分画した調製物のIEFプロフィール( pf(範囲3.0−10.5 )は、未分画IgG(無数のバンドが主としてp H7,1〜9.5に集中した)と比較して、限定された範囲の抗体種(約12個 の近接したバンドがpH6,9〜8.4に集中した)であることがわが本明細書 で用いたIgG調製物は、VIP中の01 n ”−Me t ”結合を加水分 解した(29) 、したかって、(Tyr”−”’I)−VIPを基質として用 いるときには、一つの放射性フラグメントである(Tyr”−”’I)VIP  (1〜16)か生成する。 それらの加水分解特異性を比較するために、未分画IgG100μgと親和性に よって精製した抗体0.3ugを(TyrIO−1251)VIP21.0pg とインキュベーションし、反応生成物を逆相HPLCによって特性決定した(第 17図)。両種類の抗体調製物で処理したところ、保持時間か合成”5l−VI P (1〜16〕の保持時間(8,2分)と同じ保持時間を有する単一の放射性 ペプチドを生じた。この放射性ペプチドは、未加水分解(Tyr”−12’I) VIP (保持時間21.5分)から十分に分割されていた。これらのデーター は、親和性によって分画された抗体およびTgGによって生成されたペプチドは (Tyr”−1251)VIP (1−16)であることを示しているので、親 和性によって精製された抗体は、未分画IgGと同様に01 n ”−Me t  ”結合を開裂することが結論された。抗体が触媒であることの直接の証拠は、 VIPの加水分解の飽和速度論から得られた。親和性によって分画される抗体調 製物を増加VIP濃度および固定(Tyrlo−”’I)VIP濃度(30pM )と共にインキュさ−ションし、TCAに可溶性の放射能を測定した。親和性に よって分画された抗体(66ng)および未分画1gG(300μg)について の往復速度対往復VIP濃度のプロットは本質的に線形であり、ミカエリス−メ ンテンの速度論に一致した(第18図)。親和性によって分画した抗体のに、値 は110±3nMであり、未分画1gGについては112±6nMであった。分 析における総タンパク質の量に基づいて計算した抗体のターンオーバー数(kc 、、)は、0.11±0.01分−1であった。親和性によって分画した抗体調 製物と未分画1gGの特異活性(V□、8/総タンパク質ng)を比較したとこ ろ、生成因子は2076倍で親和性によって生成された調製物によって示された 飽和の速度論の研究では、VIP−抗体か触媒であることの直接の証拠が得られ た。抗体は、従来のペプチダーゼ(30)およびに1値が通常はマイクロモル− ミリモルの範囲である抗−ハブテン触媒的抗体と比較して、VIPを比較的きつ < (K、 l 10nM)結合すると思われた。 ■IP抗体の見掛けの親和性基質結合特性が高いことはこれが厳格な基質特異性 を付与しやすいので、望ましい特徴である。ペプチダーゼ結合の加水分解がエネ ルギーを必要とする化学反応であるとすれば、VIP抗体のターンオーバー数( kc、、0.11分−1)の計算値および速度効率Ckeml /に、 、1.  l X l O’ M−’分−1)が印象的である。親和性によって分画され たVIP抗体のIEFプロフィールは抗体の範囲が限定されているが、この調製 物は均質なものでないこともある。したがって、親和性によって分画された抗体 調製物について測定したke、、(0,11分−1)は最小値である。未分画I gG中に存在するVIP抗体の理論的k cm、の値(V、、、/抗体の量、ス キャッチャードプロットのX輪切片として計算)は 6.5分−1であった。対 照的に、仮定された遷移状態類似物に対するアミダーゼ抗体について記録された k e a lおよびke1/に、値は、それぞれ0.08分−1および1.4  X 10’ M−’分−1である(32)。金属コファクターの助けによって cty Phe結合を開裂することかできる抗体は、k e m lが0.04  m1n−’の真の触媒であることを意味するが、その飽和速度論は記載されて い被験者5960号および被験者80号からの触媒的抗体によるVIPペプチド 結合の開裂 A、 ヨウ素化ペプチド ヒトVIP (1〜28)(ビーチャム) を”’Iで標識し、(Tyr”−” ’T)VIPを逆相HPLCによって精製し、アミノ酸配列決定によって同定し た(27)。 フラグメントVIP (15〜28)を固相合成によって調製しくフロリダコー アファッシリティー大学、ゲインズヴイル)、その同一性をアミノ酸分析によっ て確かめた。CI8カラム上で逆相HPLCを行ったところ、この調製物ではA 2.4吸収ペプチドが単一であることが判った。(I2’I)VIP(15〜2 8) のヨ’y素化お、及び精製は、HPLC工程で0,1%トリフルオロ酢酸 中で16〜40%のアセトニトリルの勾配(60分)を用いたこと以外は、(T y、r ” −1251) V I Pの調製に用いた方法によって行った。( I2’I)VIP (15〜28)は、保持時間が41.4分の主要な放射性ピ ークで回収された。このペプチドを、オンラインPTH−アミノ酸検出を備えた アプライド・ハイ才システムズ477Aシークエネーターを用いて、エドマン減 成15サイクルに付した。サイクル8において、多量の放射能が回収され、この 放射能は真正のモノ ItsI−チロシン(カルビオケム)のPTH誘導体と共 に同時溶出した。したがって、VIP (15〜28)は’l’ y r 22 において1251で標識されていf: (Tyr”−”’I)VIP (15− VIPに対する自己抗体を、飽和性(TyrIO−”’I)VIP結合の測定に よって2名のヒト被験者(5960号および80号)の血漿中で同定した(4) 。 IgGを、血漿から、硫酸アンモニウム沈澱およびプロティンG−セファロース クロマトグラフィによって精製した(27.4)、Fabは、IgGを固定化パ パインおよびプロティンA−アガロースクロマトグラフィで処理することによっ て調製した(27)。ウサギ抗−ヒトIgG(アキュレット)を免疫沈澱の検討 に使用する前に、プロティン−〇セファロースクロマトグラフィによって精製し た。抗体濃度は、スタンダードとして真正のIgG(ギル7+−ド・レスポンス (Gilford Re5ponse)II分光光度計)を用いて、銀で染色し た非還元性SDS−ゲル(下記を参照されたい)の走査(Assz)によって計 算した。IgG濃度か増加しく2〜20ng/レーン) 、Asg2の値が直線 的に増加することを示していた。 親和性クロマトグラフィマトリックスを調製するために、約20pg(7) ( Ty r ” −”’I) V I Pと混合した10mgの合成VIP(1〜 28)を、0.5 M Na1l中で0、1 M NaHCO2、pH7、中C NBr−セフ 7 ロース(5g;ファルマシア)に4℃で2時間共役結合的に カップリングし、ゲル上の未反応基を(前記実施例9、D部に記載の方法で)カ ップリング緩衝液中の0.2Mグリシンでクエンチングした。カップリング効率 は、(TyrIll−It’I)VIPの取り込み、によって判断したところ、 〉90%であった。約90mgのIgGを、0.05Mトリス−HCl 、 p H8中で4℃で4.5 mlのVIP−セファロースと2時間振盪し、ゲルをカ ラムへ投入し、溶出液A t s。(感度0.05AUFS)がベースラインに 戻るまで洗浄し、結合抗体は0.1 Mグリシン−MCI 、 pH2,7で溶 出し、直ちに1Mトリス−HCl 、 pH9で中和した。 D、VIP加水分解 増加VIP濃度と混合した一定濃度の(Tyr’°−”’I)−VIP (約3 0 pM> t−10,025%ツイー:/−20および0.1%BSAを含む 0.05M)−リス−HCl 。 0.1Mグリシン、pH8,200μm中で38℃で3時間IgG、Fabまた は親和性で精製した抗体で処理した。 加水分解活性を試験したIgGおよび親和性によって精製した抗体は、予め50 0容量の緩衝液に対して、4日間、毎日緩衝液を取り替えながら透析した。VI Pの加水分解は、TCAに可溶性の放射能を測定することによって計測し、検定 希釈液中でインキュベーションした後に観察される放射能について補正した(2 7)。データーはエンツフィッター(ENZFITTER)プログラム(エルセ ヴイーア(Elsevier))によってミカエリス−メンテン式に適合した。 HCIまたはNaOHを添加することによってpHを4〜11の範囲で変化させ ることによって決定した最適pHは両ヒト被験者からの加水分解性1gG調製物 については8.0〜8.5であった。 E、VIPのフラグメントの同定 BSAが反応混合物には含まれなかったことを除き、VIP (50μg)t− IgG (588μg ;被験者5960号)またはVIP−セファロース上で アフィニティークロマトグラフィによって精製した抗体(88μg:被験者80 号)で処理した。対照インキュベーションは、IgGなしの検定希釈液中でイン キュベーションしたVIP、非免疫1gGでインキュベーションしたVIPおよ びVIPなしてインキュベーションしたIgGから成っていた。反応混合物をC 18カートリッジ(イクストラクトクリーン、オールチク)で抽出し、前記の様 にTFA中アゼアセトニトリル配を用いてツバパックCI8カラム上で逆相HP LCにより分析した(27)。抗体で処理したVIP調製物には見られ且つ対照 反応混合物には見られないペプチドピークを、オンラインPTH−アミノ検出を 備えたパルス付液相シークエネーター(アプライド・バイオシステムズ、モデル 477A)を用いて配列決定した。(Ty r 10. ”り −V I P( 15〜28)を基質として用いたときには、反応生成物は前記と同様に逆相HP LCによって精製し、15個のアミノ配列決定サイクルのそれぞれにおいて放射 能の存在を決定した。 VIP抗体画分は、ヒト被験者(5960号および80号)の血液から、固定化 したプロティンGおよびVIP−セファロース上でのアフィニティークロマトグ ラフィによって精製した。両被験者からの増加量のIgG(0,5〜IOμg) は、トリクロロ酢酸に可溶性にした放射能の量によって判定したところ、(Ty rIo−ItsD −V r p)加水分解ハ漸増した(3〜40%)(27) 。抗体の最適pHは8.0および8.5であった。(図示せず)。逆相HPLC プロフィールは、完全な(Ty r Io−”J) −V I Pの保持時間( 34,6分)とは異なる保持時間を有するVIPの多数の放射性フラグメントが 反応混合物中に存在することを示していた。放射性ペプチドを単一の残基(Ty r”)においてIts 1で標識したので、これはVIPの多数の開裂部位を示 唆するものであった。開裂しやすい結合を同定するために、未標識VIPをVI P−セファロース(被験者80号)またはプロティンG−セファロース(被験者 5960号)上でクロマトグラフィによって精製した抗体で処理し、ペプチドフ ラグメントを分離して、配列決定した。 対照インキュベーションでは、VIPを非免疫1gGまたは検定希釈液て処理し た。被験者80号からの抗体で処理することによって生産された9種類のペプチ ドフラグメント(第13A図)は、対照インキュベーションには見られなかった 。それぞれの場合に、9種類の画分にみられるペプチドの推定配列は、全長のV IPにみられるサブ配列と一致することを見出した。開裂しやすい結合は、(i )全長のVIPのN−末端His以外のN−末端残基を含み、(ii)V I  Pの内側のサブ配列と同じ長さの少なくとも5個の残基のアミノ酸配列を有し、 (iii)10ピコモル以上の水準で配列決定されるペプチドフラグメントの検 出に基づいて同定した。前記に定義した基準を満足する5種類のVIPフラグメ ントは、被験者80号からの抗体によって生成した。これらのフラグメントのN −末端側に配置されたVIPのペプチド結合を開裂しやすい結合として同定した (第1表)。幾つかの両分は、全長のVIPのN−末端フラグメントを含んてい た。配列決定サイクルを連続して行ううちにPTH−アミノ酸の収量が漸減する ため、これらのペプチドのC−末端残基は一つの例外を除いて確実に同定するこ とは出来なかった。この例外は画分3にみられるペプチドであり、そのC−末端 のArgまでの残基当たり〉100p100pて配列決定されるのでVIP ( 1−14)と同定された。これらのデーターに基づいて、被験者80号からの抗 体はVIPを6か所の結合で開裂させることか決定された。同様な方法を用いて 、第二の被験者(被験者5960号)からの抗体(IgG)によって開裂される 結合を同定した。これらの抗体でVIPを処理した後にみられる多数のペプチド ピークはコントロールインキュベーションでは見られなかった。(第13B図) 。保持時間か1.5分〜10.5分および11.5〜22,5分の画分から成る 2種類のペプチドブールを構成した。これらのプールを、TFA中でアセトニト リルの勾配を用いて(それぞれ12〜40%および16〜48%)再クロマトグ ラフィを行った。10種類のペプチドピークを配列決定した。開裂しやすい結合 の配置について定義された基準と一致する7種類のフラグメントを同定した。( 第2表)。これらのデーターは、残基14〜22にわたる領域における9個のペ プチド結合の7個が抗体によって開裂され、1個は残基7〜8に見出されること を示して被験者80号からの抗体によって開裂されるペプチドLys”−Tyr ” K−Y−L−N−3Lys20−Lys21 3 V−に−に−Y−L Me t +7−A 1 a ” 9 M−A−V−に−K Gl n I @ M e 11 ? ” 第13A図から得られる。画分1.5.6.7および8は本明細書に定義さ れた基準に適合するVIPフラグメントを含まなかった。 8“ データーは最初の5回の配列決定サイクル。 Lys”−Lys” Y−L−M−3−18M−A−V−に−K G 1 n”−Me t 17 9 M−A−V−に−K G I n”−Me t ” K−Q−M−A−Vl 2回の逆相HPLCによ って得られ、その最初のものは第13B図に示され、画分l、2.5、および7 は本明細書に定義された基準に適合するVIPフラグメントを含まなかった。 “0 データーは最初の5回の配列決定サイクル。 文献 1、Pauling、 L、 Nature 161ニア07.1948゜2、 Kohen、F、、Kim、J、B、、Lindner、H,R,、ε5hha r。 Z、、 Green、 B、抗体によって増進されるステロイドエステルの加水 分解、FBBS。 3、S、 J、 Po1lack、 J、 W、 Jacobs、 P、 G、  5chultz。 5cience 234.1570 (1986); A、Tramontan o、 A、A、 Amman。 R,A、Lerner、J、Am、Chem Soc、110.2282(19 88); K、D。 Janda、 D、 5chloeder、 S、 J、 Benkovic、  R,A、 Lerner。 5cience 241.1188 (1988): C,N、 Durfor 、 R,J、 Bolin。 R,J、 Sugasawara、 R,J、 Massey、 J、 W、  Jacobs、P、 G。 5chultz、J、Am、Chem、Soc、110. 8713 (198 8)。 4、D、Y、 Jackson、 J、W、 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Claims (87)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を含んで成る血清の抽出物であっ て、前記の抗体が(a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し 、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の化学反応の速度を増進する 自己抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製されたものであることを 特徴とする抽出物。
  2. 2.前記の化学反応がペプチド結合の開裂である、請求の範囲第1項に記載の抽 出物。
  3. 3.前記のペプチド結合が、ペプチドホルモン、ペプチド神経伝達物質、ペプチ ド神経調節剤、ウイルス性タンパク質、細菌性タンパク質および腫瘍タンパク質 から成る群から選択される基質に含まれる、請求の範囲第2項に記載の抽出物。
  4. 4.前記の基質が前記の動物の自己抗原である、請求の範囲第1項に記載の抽出 物。
  5. 5.前記のペプチドホルモンがインシュリンである、請求の範囲第3項に記載の 抽出物。
  6. 6.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第1項に記載の抽出物。
  7. 7.バソアクティブインテスティナルペプチドにおけるペプチド結合の開裂の速 度を増進する自己抗体を含んで成る血清の抽出物。
  8. 8.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  9. 9.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ酸 残基16および17の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  10. 10.バソアクティブインテスティナルペプチドにおけるペプチド結合の加水分 解の速度を増進する自己抗体。
  11. 11.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  12. 12.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基16および17の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  13. 13.バソアクティブインテスティナルペプチドにおけるペプチド結合に開裂の 速度を増進する自己抗体であって、前記の抗体がヒト血清から単離されたもので ある自己抗体。
  14. 14.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第13項に記載の自己抗体。
  15. 15.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基16および17の間にある、請求の範囲第13項に記載の自己抗体。
  16. 16.基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を調製する方法であって、 (a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の化学反応の速度を増進する 自己抗体を同定する工程を含んで成る方法。
  17. 17.(a)前記の動物の血清からのガンマーグロブリン画分を分離し、 (b)前記のガンマーグロブリン画分から、このガンマーグロブリン画分に結合 する分子(複数の場合もある)を分離する工程を更に含んで成る、請求の範囲第 16項に記載の方法。
  18. 18.前記のガンマーグロブリンに結合する前記の分子(複数の場合もある)を 限外濾過によってこのガンマーグロブリンから分離する、請求の範囲第17項に 記載の方法。
  19. 19.前記のガンマーグロブリンに結合する前記の分子(複数の場合もある)を 透析によってこのガンマーグロブリンから分離する、請求の範囲第17項に記載 の方法。
  20. 20.前記のガンマーグロブリンに結合する前記の分子(複数の場合もある)が プロテインG−セファロース上のクロマトグラフィである、請求の範囲第17項 に記載の方法。
  21. 21.前記のガンマーグロブリンから前記の分子(複数の場合もある)がVIP セファロース上でのアフイニティークロマトグラフィによって分離される、請求 の範囲第17項に記載の方法。
  22. 22.前記自己抗体が単クローン性抗体であり、(a)前記の同定した動物から リンパ球を単離し、(b)このリンパ球から複数のハイブリドーマを産生させ、 (c)前記のハイブリドーマによって産生された単クローン性抗体をスクリーニ ングして、前記の化学反応の速度を増進する単クローン性抗体を同定する工程を 更に含んで成る、請求の範囲第16項に記載の方法。
  23. 23.(a)前記の同定した動物からリンパ球を単離し、(b)前記のリンパ球 をウイルスで形質転換し、(c)前記のリンパ球を刺激して、培地で成長させ、 (d)この形質転換したリンパ球によって産生される抗体をスクリーニングして 、記の化学反応の速度を増進する抗体を同定する工程を更に含んで成る、請求の 範囲第16項に記載の方法。
  24. 24.前記のリンパ球をエプシュタイン−バールウイルスで形質転換することに よって刺激する、請求の範囲第23項に記載の方法。
  25. 25.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第16項に記載の方法。
  26. 26.前記の基質が前記の動物の自己抗原である、請求の範囲第16項に記載の 方法。
  27. 27.前記の化学反応がペプチド結合の開裂である、請求の範囲第16項に記載 の方法。
  28. 28.前記のペプチド結合が、ペプチドホルモン、ペプチド神経伝達物質、ペプ チド神経調節剤、腫瘍タンパク質、細菌性タンパク質およびウイルス性タンパク 質から成る群から選択される基質に含まれる、請求の範囲第27項に記載の方法 。
  29. 29.前記の神経伝達物質がバソアクティブインテスティナルペプチドである、 請求の範囲第28項に記載の方法。
  30. 30.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基16および17の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  31. 31.前記ペプチドホルモンがインシュリンである、請求の範囲第28項に記載 の方法。
  32. 32.基質の化学反応の速度を増進する方法であって、前記の基質を基質の化学 反応の速度を増進する自己抗体を含む血清の抽出物と接触させ、前記の抗体は( a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の化学反応を起こすのに十分 な条件下で、前記の化学反応の速度を増進する自己抗体を同定する工程を含んで 成る方法によって調製されたものであることを特徴とする、方法。
  33. 33.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第32項に記載の方法。
  34. 34.前記の抗体が、更に (a)前記の動物の血清からガンマーグロブリン画分を分離し、 (b)前記のガンマーグロブリン画分から、前記のガンマーグロブリン画分に結 合する分子(複数の場合もある)を分離する工程を含んで成る方法によって調製 されたものである、請求の範囲第32項に記載の方法。
  35. 35.前記の化学反応が、前記の基質に含まれるペプチド結合の開裂である、請 求の範囲第32項に記載の方法。
  36. 36.前記の基質がバソアクティブインテスティナルペプチドである、請求の範 囲第35項に記載の方法。
  37. 37.バソアクティブインテスティナルペプチドのペプチド結合の開裂を増進す る方法であって、(a)前記のバソアクティブインテスティナルペプチドに対す る自己抗体を有する動物を同定し、(b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の開裂の速度を増進する抗体 を同定し、 (d)前記の開裂を起こすのに十分な条件下で、前記の同定した抗体をバソアク ティブインテスティナルペプチドと接触させる工程を含んで成る方法。
  38. 38.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第37項に記載の方法。
  39. 39.(a)化学反応の速度を増進する自己抗体を含む血清の抽出物であって、 前記の自己抗体が(i)前記のバソアクティブインテスティナルペプチドに対す る自己抗体を有する動物を同定し、(ii)前記の自己抗体を単離し、 (iii)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の開裂の速度を増進する 抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製されたものである抽出物と、 (b)不溶性キャリヤーとを、 基質の化学反応の速度を増進するのに有効な量で含んで成る組成物。
  40. 40.(a)自己抗体を含む血清の抽出物であって、前記の抗体が (i)バソアクティブインテステ;ナルペプチドに対する自己抗体を有する動物 を同定し、 (ii)前記の自己抗体を単離し、 (iii)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の開裂の速度を増進する 抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製されたものである抽出物と、 (b)不活性キャリヤーとを、 バソアクティブインテスティナルペプチド中のペプチド結合の開裂の速度を増進 するのに有効な量で含んで成る組成物。
  41. 41.基質の化学反応の速度を増進する自己抗体であって、前記の自己抗体が、 (a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する前記の動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、化学反応の速度を増進する自己抗 体を同定する工程を含んで成る方法によって調製される自己抗体。
  42. 42.前記の基質が前記の自己抗原である、請求の範囲第41項に記載の自己抗 体。
  43. 43.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第41項に記載の自己抗体。
  44. 44.基質のペプチド結合の開裂の速度を増進することができる抗体。
  45. 45.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第44項に記載の抗体。
  46. 46.基質のペプチド結合の開裂の速度を増進することができる自己抗体。
  47. 47.前記の基質が前記の自己抗原である、請求の範囲第46項に記載の自己抗 体。
  48. 48.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第46項に記載の自己抗体。
  49. 49.基質の化学反応の速度を増進する自己抗体を調製する方法であって、 (a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体を限外濾過して、前記の化学反応の速度を増進する自己抗 体を同定する工程を含んで成る方法。
  50. 50.前記の基質が前記の動物の自己抗原である、請求の範囲第49項に記載の 方法。
  51. 51.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第49項に記載の方法。
  52. 52.基質のペプチド結合の開裂の速度を増進することができる自己抗体であっ て、 (a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する前記の動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の開裂の速度を増進する自己 抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製される自己抗体。
  53. 53.前記の基質が前記の動物の自己抗原である、請求の範囲第52項に記載の 抗体。
  54. 54.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第46項に記載の自己抗体。
  55. 55.基質のペプチド結合の開裂の速度を増進する方法であって、前記の開裂を 起こすのに十分な条件下で前記の基質を自己抗体と接触させ、前記の自己抗体は 、(a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する前記の動物を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記の開裂の速度を増進する自己 抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製されることを特徴とする方法 。
  56. 56.前記の基質が前記の動物の自己抗原である、請求の範囲第55項に記載の 方法。
  57. 57.前記の速度増進が触媒的である、請求の範囲第55項に記載の方法。
  58. 58.基質によって引き起こされる動物の疾患状態を治療する方法であって、前 記の動物に、前記の基質のペプチド結合の開裂の速度を増進することができる自 己抗体を、前記の開裂の速度を増進するのに有効な量で投与することからなり、 前記の自己抗体が、(a)動物の自己抗原に対する自己抗体を有する前記の動物 を同定し、 (b)前記の自己抗体を単離し、 (c)前記の自己抗体をスクリーニングして、前記のペプチド結合の開裂の速度 を増進する自己抗体を同定する工程を含んで成る方法によって調製されることを 特徴とする方法。
  59. 59.前記の疾患状態が癌であり、前記の基質が癌細胞の成長を刺激する物質で ある、請求の範囲第58項に記載の方法。
  60. 60.前記の物質が、腫瘍遺伝子生成物、成長因子および癌胎児性抗原から成る 群から選択される、請求の範囲第59項に記載の方法。
  61. 61.前記の疾患状態が細菌感染であり、前記の基質がウイルス性タンパク質、 細菌性タンパク質および原生動物タンパク質から成る群から選択される、請求の 範囲第58項に記載の方法。
  62. 62.動物の自己抗原の、自己抗体によって増進される化学変換によって生じる 前記の動物の自己免疫疾患を診断する方法であって、 (a)前記の自己抗原を前記の動物からの血液の抽出物と接触させ、 (b)前記の化学変換の速度を増進する自己抗体をスクリーニングする工程を含 んで成る方法。
  63. 63.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基7および8の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  64. 64.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基14および15の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  65. 65.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基17および18の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  66. 66.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基18および19の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  67. 67.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基20および21の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  68. 68.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基21および22の間にある、請求の範囲第7項に記載の抽出物。
  69. 69.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基7および8の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  70. 70.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基14および15の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  71. 71.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基17および18の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  72. 72.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基18および19の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  73. 73.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基20および21の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  74. 74.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基21および22の間にある、請求の範囲第10項に記載の自己抗体。
  75. 75.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基7および8の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  76. 76.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基14および15の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  77. 77.前記のペプチド結合がバスアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基17および18の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  78. 78.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基18および19の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  79. 79.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基20および21の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  80. 80.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基21および22の間にある、請求の範囲第29項に記載の方法。
  81. 81.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基7および8の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  82. 82.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基14および15の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  83. 83.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基16および17の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  84. 84.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基17および18の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  85. 85.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基18および19の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  86. 86.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基20および21の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
  87. 87.前記のペプチド結合がバソアクティブインテスティナルペプチドのアミノ 酸残基21および22の間にある、請求の範囲第37項に記載の方法。
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