JPH045048B2 - - Google Patents

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JPH045048B2
JPH045048B2 JP13882784A JP13882784A JPH045048B2 JP H045048 B2 JPH045048 B2 JP H045048B2 JP 13882784 A JP13882784 A JP 13882784A JP 13882784 A JP13882784 A JP 13882784A JP H045048 B2 JPH045048 B2 JP H045048B2
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hca
ipa
copolyarylate
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polymer
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Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野 本発明は、耐熱性に優れた新規のコポリアリレ
ートに関するものである。さらに詳しくは、リン
原子を含有する芳香族ジオールおよびビスフエノ
ールAと、イソフタル酸とから得られる耐熱性お
よび難燃性に優れた新規のコポリアリレートに関
するものである。 従来の技術 従来より、耐熱性高分子としてポリアリレート
が知られている。たとえば、4−ヒドロキシ安息
香酸ホモポリマーや同コポリマー(住友化学、商
品名 エコノール)、あるいはビスフエノールA
とテレフタル酸およびイソフタル酸からなるポリ
マ−(ユニチカ,商品名 Uポリマー)がかつて
提案され、現在では市販もされている。 かかるポリマーは、本質的に (1) 比較例的高融点であつたり、また分解温度が
融点あるいは軟化点よりも低かつたりするた
め、成形性が悪い。 (2) 色調が悪い。 (3) 透明性が悪い。 (4) 耐熱性が不十分である。 (5) 難燃性に劣る。 といつた欠点を有していた。 発明が解決しようとする問題点 本発明の主たる目的は、プラズマ溶射被覆や、
高温で使用する成形品に特に適する耐熱性コポリ
アリレートを提供することにあり、耐熱性が良
く、しかも高度な難燃性をも有した、新規な耐熱
性コポリアリレートを提供することにある。 本発明者らは前記のごとき問題点のない新しい
耐熱性コポリアリレートについて鋭意研究の結
果、特定の構造の繰り返し単位を有する含リンコ
ポリアリレートが、極めて優れた性質を有するこ
とを見出し、本発明に到達した。 問題点を解決するための手段 本発明は、次の構成を有する。 すなわち、本発明は下記構造式()および
()で示される構造単位から主としてなり、
()と()が99:1〜1:99のモル比で線状
に不規則に配列した、平均重合度10〜300である
耐熱性コポリアリレートである。 (但し、R1,R2は同種または異種の基であつ
て、それぞれハロゲン原子及び炭素数1〜8の低
級アルキル基から選ばれたものである。また、
n1,n2はそれぞれ0〜4の整数を表す。) 作 用 本発明の耐熱性コポリアリレートは、イソフタ
ル酸(以後IPAと略称する)またはそのエステル
形成誘導体と、芳香族ジオール基を有するホスフ
イン酸(以後P−HCAと略称する)またはその
エステル形成誘導体と、ビスフエノールA(以後
BAと略称する)またはそのエステル形成誘導体
とを反応させる種々のエステル形成法を利用する
ことにより製造することができる。 IPAのエステル形成誘導体としては、イソフタ
ル酸ジアルキルエステル、イソフタル酸ジアリー
ルエステル、イソフタル酸ジハライド、一方、P
−HCAあるいはBAのエステル形成誘導体として
は、ジアシルオキシ基、ジアルカリ金属オキシ基
を有する誘導体があげられる。 本発明のコポリアリレートは、上記原料を用い
て原料段階から混合してコポリマーを製造しても
よいし、前記構造単位()(以後HCA〜IPAと
略称する)および構造単位()(以後BA〜IPA
と略称する)よりなるホモポリマーを溶融混合す
ることによつても製造することができる。 本発明にいうP−HCAおよびBAの構造式を
()および()に示す。 本発明のコポリアリレートを得るうえで経済上
好ましい一例として、IPAと下記式()で示さ
れるHCAのカルボン酸エステル誘導体(p−
HCA−2Aと略称する)および下記式()で示
されるBAのカルボン酸エステル誘導体(BA−
2Aと略称する)とを高温高減圧下に縮合させる
方法があげられるが、以後本発明の製造方法をこ
の方法に従つて詳細に説明する。 (但し、Rは同種または異種の基であつて、そ
れぞれ炭素数1〜8の低級アルキル基である。) なお、p−HCA−2AとBA−2Aは、それぞれ
前記した式(),()で示されるHCAおよび
BAを、相当するカルボン酸無水物(たとえば無
水酢酸)中で還流下エステル化させることにより
製造できる。この時IPAを存在させ、引き続いて
ポリアリレートの製造工程へ移行してもよい。 一方、P−HCAは、下記式()で示される
ホスフイン酸とp−ベンゾキノンをエチルセロソ
ルブなどの適当な溶媒中で反応させることにより
製造できる。 三者を原料段階で混合してコポリアリレートを
製造する場合には、IPAとP−HCA−2Aおよび
BA−2Aの和のモル比は通常0.8〜1.2、好ましく
は0.9〜1.1、最適には等モルとするのが好まし
い。 また、通常縮合反応には触媒が用いられるが、
本発明のコポリアリレートを得るためには、たと
えば、各種金属化合物あるいは有機スルホン酸化
合物の中から選ばれた1種以上の化合物が用いら
れる。 かかる金属化合物としては、アンチモン、チタ
ン、ゲルマニウム、スズ、亜鉛、アルミニウム、
マグネシウム、カルシウム、マンガンあるいはコ
バルトなどの化合物が用いられ、一方、有機スル
ホン酸化合物としては、スルホサリチル酸、o−
スルホ無水安息香酸などの化合物が用いられる
が、ジメチルスズマレート(以後CSと略称する)
が特に好適に用いられる。前記触媒の添加量とし
ては、ポリアリレートの構成単位1モルに対し通
常1×10-5〜1×10-2モル、好ましくは5×10-5
〜5×10-3モル、最適には1×10-4〜1×10-3
ル用いられる。 また、縮合反応の温度条件及び反応時間は、ま
ず通常常圧下180〜400℃で4〜12時間、とくに
250〜360℃で6〜10時間、最適には280〜320℃で
8〜10時間とするのが好ましい。 さらに減圧下(通常0.01〜10torr)180〜400℃
で1〜10時間、とくに250〜360℃で2〜8時間、
最適には280〜340℃で4〜6時間とするのが好ま
しい。 ここで、P−HCA:BAのモル比の範囲は、
99:1〜1:99、好ましくは80:20〜40:60、最
適には80:20〜60:40である。 HCA成分が多くなると強度、弾性が低下した
り、BA成分が多くなると透明性が悪くなつた
り、難燃性に劣つたりするため好ましくない。 一方、HCA〜IPAとBA〜IPAの溶融混合によ
つて本発明のコポリアリレートを得ることもでき
る。本発明におけるHCA〜IPAとBA〜IPAの混
合条件は常圧下180〜400℃で0.1〜2時間、好ま
しくは250〜360℃で0.2〜1時間とすればよい。 さらに、必要に応じて減圧下(通常0.01〜
10torr)180〜400℃で反応させ、所定の重合度と
すればよい。 本発明の耐熱性コポリアリレートの平均重合度
(n)は、10〜300、好ましくは30〜200、最適に
は50〜150である必要がある。平均重合度が、10
より小さいと前記した耐熱性を始めとする各種の
物理的、機械的、化学的特性値が劣る。 一方、平均重合度が300より大きいと、溶融粘
度が高くなりすぎて成形性、流動性などが損われ
る。 効 果 本発明によれば、 (1) 高温で使用しても分解が起こらない。 (2) 好ましいガラス転移点温度域(150〜230℃)
および好ましい融点温度域(280〜420℃)内に
入り、耐熱性に優れている。 (3) 色調、透明性に優れている。 (4) 難燃性に著しく優れている。 など、耐熱性高分子として優れた物性を有する新
規なコポリアリレートが得られるのである。ま
た、本発明のコポリアリレートは、特に耐熱性、
難燃性を要求される用途に使用されるフイルム、
繊維、成形用素材として有用である。 実施例 以下、実施例を用いて本発明をさらに詳しく説
明する。 なお、本発明にいうポリマーの平均重合度は、
ゲルパーミエーシヨンクロマトグラフイー(東洋
曹達社製HLC801A型)を用い、ヘキサフルオロ
イソプロパノールを2.5%含有したクロロホルム
溶液を溶媒として39℃の温度で測定した数平均分
子量を繰り返し単位の分子量で割ることにより求
めたものである。 また、ガラス転移点温度(Tg)および融点
(Tm)は、差動熱量計(パーキンエルマー社製
DSC−2型)を用いて測定した。 一方、本発明のコポリアリレートは、赤外線吸
収スペクトル、NMRスペクトル、ガラス転移点
温度および元素分析により同定した。 参考例 1 前記式()で示されるホスフイン酸を、エチ
ルセロソルブ溶媒中で90℃の温度でp−ベンゾキ
ノンと反応させることにより、前記式()で示
されるp−HCAを製造した。 エステル化反応装置にこのp−HCAと無水酢
酸をモル比で1対4の割合で仕込み、無水酢酸中
で還流下エステル化させることによりジ酢酸エス
テル、すなわちp−HCA−2Aを製造した。 縮合反応装置にp−HCA−2AとIPAをモル比
で1対1の割合で仕込み、触媒としてジメチルス
ズマレート(CS)をポリアリレートの構成単位
1モルに対し、1×10-4モル加え窒素雰囲気下常
圧280℃で8時間混合しながら反応させた。 留出した酢酸の重量より、エステル化反応率は
約93%であつた。 この反応物をさらに0.1torrの減圧下280℃で反
応を行い、最終的に340℃まで温度を上げて、合
計10時間縮合してHCA〜IPAのポリアリレート
を得た。 なお、減圧反応中には原料のp−HCA−2A
や、IPAの昇華は観測されなかつた。 このポリアリレートを赤外線吸収スペクトル、
NMRスペクトルおよび元素分析により分析した
ところ、次に示すような結果が得られた。 即ち、赤外線吸収スペクトルにおいては1780k
に芳香族カルボン酸エステルのC=Oに基づく吸
収が、736k,781kにパラ置換芳香族の吸収が、
878kに非対称3置換芳香族の吸収が見られた。 また、NMRスペクトルでは、原料の酢酸エス
テルに基づくメチル基の水素原子の吸収
(1.5ppmと2.3ppm)は見られなかつた。 元素分析の結果では、C=68.6%(理論値68.7
%)、H=3.37%(理論値3.33%)、P=6.79%
(理論値6.82%)という結果が得られた。 参考例 2 エステル化反応装置に前記式()で示される
BAと無水酢酸をモル比で1対4の割合で仕込
み、無水酢酸中で還流下エステル化させることに
よりジ酢酸エステル、すなわちBA−2Aを製造し
た。 縮合反応装置にBA−2AとIPAをモル比で1対
1の割合で仕込み、触媒としてジメチルスズマレ
ート(CS)をポリアリレートの構成単位1モル
に対し、1×10-4モル加え、窒素雰囲気下常圧
280℃で8時間混合しながら反応させた。 留出した酢酸の重量より、エステル化反応率は
約95%であつた。 この固体状の反応物をさらに0.1torrの減圧下
280℃の固相反応を行い、最終的に300℃まで温度
を上げて、合計10時間縮合してBA〜IPAのポリ
アリレートを得た。 なお、減圧反応中には原料のBA−2Aや、IPA
の昇華は観測されなかつた。 実施例 1 参考例1および参考例2で得たHCA〜IPAお
よびBA〜IPAのポリアリレートをモル比で1対
1の割合で縮合反応装置に仕込み、窒素雰囲気下
常圧280℃で1時間混合した。 この反応物をさらに0.1torrの減圧下300℃で反
応を行い、最終的に320℃まで温度を上げて、合
計2時間混合してコポリアリレートを得、第1表
に記載の結果を得た。 なお、このコポリアリレートは、そのNMRス
ペクトルのメチル基プロトンと芳香環プロトンの
面積比より下記構造式単位 が1:1の構成比のものであることを確認した。 また、得られたポリマーを300℃でテグス状に
成形し、テグスに着火してから火源を遠ざけると
直後に消火し、良好な難燃性能を有していること
がわかつた。なお、テグス状態で観察すると、色
調はやや黄色で、透明性は極めて良好であつた。 実施例 2〜7 HCA〜IPAおよびBA〜IPAのモル比を第1表
に示すごとく変えたこと以外は実施例1と同様に
実験し、第1表に記載の結果を得た。 また、実施例2,3および7で得られたポリマ
ーは300℃で、実施例4〜6で得られたポリマー
は350℃でテグス状に成形し、テグスに着火して
から火源を遠ざけると直後に消火し、良好な難燃
性能を有していることがわかつた。 なお、テグス状態で観察すると色調は薄い茶黄
色で、透明性は極めて良好であつた。 テグス状に成形後実施例4〜6のポリマーの平
均重合度を測定すると、それぞれn=79,81,80
であり、熱分解は殆ど起こつていなかつた。
【表】 * 非晶質ポリマーとなつた。
参考例 1〜2 参考例として、ポリエチレンテレフタレートと
Uポリマー(ユニチカ,商品名U−100)の特性
値を第2表に示した。 ポリエチレンテレフタレートは、色調、透明性
は良好であるが、テグスに着火すると火源を遠ざ
けても燃え尽きる迄燃焼が続いた。また、Tgは
本発明のポリマーより低く、耐熱性が劣ることが
わかる。 また、Uポリマーは茶色の着色があり、テグス
に着火して火源を遠ざけると数秒間は燃焼が続
き、本発明のポリマーより難燃性がやや劣ること
がわかる。 なお、エコノール(住友化学,商品名E2000)
は熱変形温度293℃と耐熱性に優れているものの
着火すると数秒間は燃焼が続き、本発明のポリマ
ーより難燃性がやや劣ることがわかる。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構造式()及び()で示される構造
    単位から主としてなり、()と()が99:1
    〜1:99のモル比で線状に不規則に配列した、平
    均重合度10〜300である耐熱性コポリアリレート。 (但し、R1,R2,は同種または異種の基であ
    つて、それぞれハロゲン原子および炭素数1〜8
    の低級アルキル基から選ばれたものである。ま
    た、n1,n2はそれぞれ0〜4の整数を表す。)
JP13882784A 1984-07-04 1984-07-04 耐熱性コポリアリレ−ト Granted JPS6116924A (ja)

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JPS6116924A JPS6116924A (ja) 1986-01-24
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